以前こんな記事をブログに書きました。
お客さんとのミスマッチ問題について
かなり長い記事なので要約するとこんなカンジです。
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2025年1月、Googleのパフォーマンスレポートによれば、ウェブサイトのアクセス数や店舗へのルート検索、プロフィール閲覧数が大幅に増加した。
しかし、来店者の中にはアルバムを求めて訪れる人も多く、12インチシングル専門という店の特性とニーズが合致しないケースが増えている。
店主は、ジャンル別の仕切り板に「12inch Single」と明記するなどの工夫をしていますが、完全な解決には至っていません。
この問題の根本には、一般的なレコード店のイメージと同店の専門性とのギャップがあると考えられる。
店主は、ビジネス的には品揃えを広げることが有効かもしれないと認識しつつも、店の独自性を維持したいという思いから、12インチシングルの良さを地道に伝えていくことが最善の策だと考えています。
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まぁ〜本文ではダラダラとア〜だコ〜だと長文で書いていますが、要するに悩んでいるワケですよ。
オイラが「12インチシングルの良さを地道に伝えていくことが最善の策だと考えています。」というコトは間違いないのですが、その効果が出るのって一体いつ?ってカンジです。
というか、この当店の品揃えとお店を訪れるお客さんのニーズとのミスマッチ問題ってタブン、もう何年も前からカンジていたコトなんですが、去年辺りからお客さんの来店数が爆増したコトがキッカケになってより顕在化してきた・・・っていうカンジです。
同じようにお店を営業している人からすると「多くのお客さんがお店に訪れてくれるのってメチャ、良いコトじゃないですか!」って思われる部分もあると思うのですが、当事者であるオイラからするとそうカンタンに喜んでもいられないっていう現実問題もあったりするんですよね。
というのもお店を営んでいるオイラの気持ちとしては、多くのお客さんがご来店していただけるのはとてもウレシイのですが、ソレはあくまでも「購入意思のあるお客さんのご来店」であって当店では扱っていないアイテムを求めて来店される人に関しては、ご来店していただいてもなぁ・・・って思うんですよね。
このご来店されるミスマッチに関して常連のお客さんとハナシをしていると「タダ訪れてくるだけなのでそのまま放っておけばイイんじゃないですか?」っていう意見もあったのですが、たしかに接客とかしないでそのまま放置しておけば「あ〜この店には、オレが探しているレコードはナイな・・・」って勝手に帰っていかれると思うのですが、退店されるまでに実はイロイロな問題も出てきてオイラ的にもホント、なんとかしなきゃって思っているんですよ。
具体的な問題っていうのは、当店の扱う12インチシングルを本当に求めているお客さんがゆっくりとレコードが見れない問題っていうのがあります。
渋谷のNext Recordsにご来店いただいたコトがある人ならご存知だと思うのですが当店は、メチャ狭い店なんです。
レコードが収まっている棚と棚との間ってひとりのお客さんがレコード棚をチェックしているともうスレ違うコトすら出来ないホドの狭さです。
当店へ12インチシングルを買い求めているお客さんがレコード棚をチェックしているトコロへ、ミスマッチ来店客が来るとメインのお客さんがゆっくりレコードが見れなくなるというコトが起きちゃうんですよね。
ご来店していただいたお客さんが12インチシングルを求めているのか、ミスマッチ来店なのかっていうのは、実はレコード店スタッフは一瞬で判断出来るんですよ。
12インチシングルをお目当てにご来店いただいたお客さんっていうのは、はじめてのご来店でもレコード棚のチェックしている様子からもその気合の入り方がビンビン伝わってくるんですよね。
一方、ミスマッチ来店の人は、レコード棚にある仕切り板に書いてある「12inch Single」の文字をチラッと見ただけでササァ〜っと店内を移動するみたいな行動パターンなんですよね。
コレ、仕切り板を一瞥(いちべつ)して「あ、この店にオレが求めているレコードおいてないな。」ってサッと退店してくれればイイのですが、とりあえず狭い店内をグルリと一巡するんですよね。
で、そんな時に真剣に12インチシングルをチェックしているお客さんとスレ違いが起きてしまうというコトになるワケです。
真剣にレコードをチェックしているお客さんからすると「レコード見ているのに狭いトコロを通ってメンドくさいな・・・」って思うでしょう、オイラもレコード棚とレコード棚の間の通路を譲ってもらうお客さんにはいつも「Sorry...store is so small.」ってお詫びしている次第です。
この状況は、ホントお店的には結構な問題ですよね。
出来るコトならミスマッチ来店をなくしたいっ!ってホント、思っているんですよね。
コレ、見方によっては当店にとってもミスマッチ来店で来る人双方にとって良いコトが何ひとつナイって状況が起きていますよね。
もうホント、マイナス面 & マイナス面というバッド・ケースでしかないワケです。
そうは思いつつも店主であるオイラは、ホントは探し求めていたレコードじゃないけど「もしかして12インチシングルもイイかも?」ってちょっとした心変わりとかがミスマッチで来店したコトがキッカケ起きたりすればイイかも・・・って淡い期待を抱いていたりしたワケでなんとか今までやり過ごして来たワケですがココ最近は、本気でレコードをチェックしているお客さんに申し訳ないという気持ちが大きくなりました。
当店のスタッフからも「本来のお客さんにも支障があるのでなんとかした方がイイですよ」って意見もでましたしね。
で、こんな対策をしてみました。
ソレがコレ

でもね〜この注意書きを店頭に貼り出す前に至るオイラの心境は、かなりフクザツでした。
渋谷駅からまぁまぁの距離を歩いて店の前の坂道を登って更に数段の階段を登り詰めて、ようやく店に訪れたら[No Japanese Music]って「せっかく来たのにフザケンなよ!」ってならないかなぁ・・・とか思わないかな。
あとは、ナンかちょっと来店する人を拒む的な雰囲気もこの告知から伝わってくるカンジがするんですよね・・・メンドくさい店主が営んでいるレコード屋みたいな印象もあるし・・・なんかちょっとなぁ・・・って恐る恐るビビリながらお店の扉に貼り付けた次第であります。
この問題の根本の原因は、当店のニーズに沿わないお客さんが来ちゃうコトなんですよね。
お寿司が食べたいのにラーメン屋に入っちゃうみたいなコトなのです・・・ん〜この例え前にも書きましたが。
間違って来ちゃう人が悪いのか、見た目はお寿司屋さんみたいなのにメニューがラーメンしかない当店が悪いのか・・・。
お店的には、12インチシングルが好きな人だけにご来店いただきたいんですよね・・・ホント。
そんな「12インチシングルってイイよね〜!」って共通した認識のお客さんだけが訪れて和気あいあいとした雰囲気でレコードをチェックするみたいなお店にしたいなぁ・・・って思っているんですケドね。
こんな雰囲気のレコード店ってイイですよね〜!
SMITH & MIGHTY / MOVE YOU RUN
SMITH & MIGHTY / MOVE YOU RUNの試聴
next recordsのサイトでSMITH & MIGHTYのレコードを探してみる
で、恐る恐るビビリながら貼った[No Japanese Music]の貼り紙ですが、その効果は如何ホドかというと・・・
まったく効果ナシっ!
もうミスマッチ来店の人がガンガン訪れてきます。
つい先日も狭い店内に8人もの人が訪れました・・・もうマジで息が詰まりそうなホドの圧迫感・・・そのうち12インチシングルを本気モードでディグっているお客さんは、おひとりだけという状況・・・。
レコードを見ている最中もミスマッチ来店の人が入れ代わり立ち代わりで狭い通路を通るものだからジックリと落ち着いてレコードを見れないようになっちゃうのは、サスガにナンとかしなきゃなぁ・・・ってホントにマジで思います。
ナニか良いアイデアがないでしょうかね・・・。
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渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店next. recordsでは12インチシングルのレコードを買取をやっています!
毎週、金曜日に新入荷のアナログレコードをサイトにUPしています。
このブログは、渋谷で唯一の12インチシングル専門のレコード屋、next recordsが、運営しています。
お客さんとのミスマッチ問題について
かなり長い記事なので要約するとこんなカンジです。
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2025年1月、Googleのパフォーマンスレポートによれば、ウェブサイトのアクセス数や店舗へのルート検索、プロフィール閲覧数が大幅に増加した。
しかし、来店者の中にはアルバムを求めて訪れる人も多く、12インチシングル専門という店の特性とニーズが合致しないケースが増えている。
店主は、ジャンル別の仕切り板に「12inch Single」と明記するなどの工夫をしていますが、完全な解決には至っていません。
この問題の根本には、一般的なレコード店のイメージと同店の専門性とのギャップがあると考えられる。
店主は、ビジネス的には品揃えを広げることが有効かもしれないと認識しつつも、店の独自性を維持したいという思いから、12インチシングルの良さを地道に伝えていくことが最善の策だと考えています。
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まぁ〜本文ではダラダラとア〜だコ〜だと長文で書いていますが、要するに悩んでいるワケですよ。
オイラが「12インチシングルの良さを地道に伝えていくことが最善の策だと考えています。」というコトは間違いないのですが、その効果が出るのって一体いつ?ってカンジです。
というか、この当店の品揃えとお店を訪れるお客さんのニーズとのミスマッチ問題ってタブン、もう何年も前からカンジていたコトなんですが、去年辺りからお客さんの来店数が爆増したコトがキッカケになってより顕在化してきた・・・っていうカンジです。
同じようにお店を営業している人からすると「多くのお客さんがお店に訪れてくれるのってメチャ、良いコトじゃないですか!」って思われる部分もあると思うのですが、当事者であるオイラからするとそうカンタンに喜んでもいられないっていう現実問題もあったりするんですよね。
というのもお店を営んでいるオイラの気持ちとしては、多くのお客さんがご来店していただけるのはとてもウレシイのですが、ソレはあくまでも「購入意思のあるお客さんのご来店」であって当店では扱っていないアイテムを求めて来店される人に関しては、ご来店していただいてもなぁ・・・って思うんですよね。
このご来店されるミスマッチに関して常連のお客さんとハナシをしていると「タダ訪れてくるだけなのでそのまま放っておけばイイんじゃないですか?」っていう意見もあったのですが、たしかに接客とかしないでそのまま放置しておけば「あ〜この店には、オレが探しているレコードはナイな・・・」って勝手に帰っていかれると思うのですが、退店されるまでに実はイロイロな問題も出てきてオイラ的にもホント、なんとかしなきゃって思っているんですよ。
具体的な問題っていうのは、当店の扱う12インチシングルを本当に求めているお客さんがゆっくりとレコードが見れない問題っていうのがあります。
渋谷のNext Recordsにご来店いただいたコトがある人ならご存知だと思うのですが当店は、メチャ狭い店なんです。
レコードが収まっている棚と棚との間ってひとりのお客さんがレコード棚をチェックしているともうスレ違うコトすら出来ないホドの狭さです。
当店へ12インチシングルを買い求めているお客さんがレコード棚をチェックしているトコロへ、ミスマッチ来店客が来るとメインのお客さんがゆっくりレコードが見れなくなるというコトが起きちゃうんですよね。
ご来店していただいたお客さんが12インチシングルを求めているのか、ミスマッチ来店なのかっていうのは、実はレコード店スタッフは一瞬で判断出来るんですよ。
12インチシングルをお目当てにご来店いただいたお客さんっていうのは、はじめてのご来店でもレコード棚のチェックしている様子からもその気合の入り方がビンビン伝わってくるんですよね。
一方、ミスマッチ来店の人は、レコード棚にある仕切り板に書いてある「12inch Single」の文字をチラッと見ただけでササァ〜っと店内を移動するみたいな行動パターンなんですよね。
コレ、仕切り板を一瞥(いちべつ)して「あ、この店にオレが求めているレコードおいてないな。」ってサッと退店してくれればイイのですが、とりあえず狭い店内をグルリと一巡するんですよね。
で、そんな時に真剣に12インチシングルをチェックしているお客さんとスレ違いが起きてしまうというコトになるワケです。
真剣にレコードをチェックしているお客さんからすると「レコード見ているのに狭いトコロを通ってメンドくさいな・・・」って思うでしょう、オイラもレコード棚とレコード棚の間の通路を譲ってもらうお客さんにはいつも「Sorry...store is so small.」ってお詫びしている次第です。
この状況は、ホントお店的には結構な問題ですよね。
出来るコトならミスマッチ来店をなくしたいっ!ってホント、思っているんですよね。
コレ、見方によっては当店にとってもミスマッチ来店で来る人双方にとって良いコトが何ひとつナイって状況が起きていますよね。
もうホント、マイナス面 & マイナス面というバッド・ケースでしかないワケです。
そうは思いつつも店主であるオイラは、ホントは探し求めていたレコードじゃないけど「もしかして12インチシングルもイイかも?」ってちょっとした心変わりとかがミスマッチで来店したコトがキッカケ起きたりすればイイかも・・・って淡い期待を抱いていたりしたワケでなんとか今までやり過ごして来たワケですがココ最近は、本気でレコードをチェックしているお客さんに申し訳ないという気持ちが大きくなりました。
当店のスタッフからも「本来のお客さんにも支障があるのでなんとかした方がイイですよ」って意見もでましたしね。
で、こんな対策をしてみました。
ソレがコレ

ミスマッチ来店の人の結構多くが「日本の音楽(レコード)を求めている」というコトは、知っていたので[No Japanese Music]という文言にしました。
要するにあのジャンルのレコードのコトです。
お店に入る前にこの[No Japanese Music]が目に入れば、日本人アーティストのレコードを買い求めて来店する人は「あ〜そう・・・」って思ってお店に入らずにお帰りしてもらえるんじゃないかなぁって思ってワケです。でもね〜この注意書きを店頭に貼り出す前に至るオイラの心境は、かなりフクザツでした。
渋谷駅からまぁまぁの距離を歩いて店の前の坂道を登って更に数段の階段を登り詰めて、ようやく店に訪れたら[No Japanese Music]って「せっかく来たのにフザケンなよ!」ってならないかなぁ・・・とか思わないかな。
あとは、ナンかちょっと来店する人を拒む的な雰囲気もこの告知から伝わってくるカンジがするんですよね・・・メンドくさい店主が営んでいるレコード屋みたいな印象もあるし・・・なんかちょっとなぁ・・・って恐る恐るビビリながらお店の扉に貼り付けた次第であります。
この問題の根本の原因は、当店のニーズに沿わないお客さんが来ちゃうコトなんですよね。
お寿司が食べたいのにラーメン屋に入っちゃうみたいなコトなのです・・・ん〜この例え前にも書きましたが。
間違って来ちゃう人が悪いのか、見た目はお寿司屋さんみたいなのにメニューがラーメンしかない当店が悪いのか・・・。
お店的には、12インチシングルが好きな人だけにご来店いただきたいんですよね・・・ホント。
そんな「12インチシングルってイイよね〜!」って共通した認識のお客さんだけが訪れて和気あいあいとした雰囲気でレコードをチェックするみたいなお店にしたいなぁ・・・って思っているんですケドね。
こんな雰囲気のレコード店ってイイですよね〜!
SMITH & MIGHTY / MOVE YOU RUN
SMITH & MIGHTY / MOVE YOU RUNの試聴
next recordsのサイトでSMITH & MIGHTYのレコードを探してみる
で、恐る恐るビビリながら貼った[No Japanese Music]の貼り紙ですが、その効果は如何ホドかというと・・・
まったく効果ナシっ!
もうミスマッチ来店の人がガンガン訪れてきます。
つい先日も狭い店内に8人もの人が訪れました・・・もうマジで息が詰まりそうなホドの圧迫感・・・そのうち12インチシングルを本気モードでディグっているお客さんは、おひとりだけという状況・・・。
レコードを見ている最中もミスマッチ来店の人が入れ代わり立ち代わりで狭い通路を通るものだからジックリと落ち着いてレコードを見れないようになっちゃうのは、サスガにナンとかしなきゃなぁ・・・ってホントにマジで思います。
ナニか良いアイデアがないでしょうかね・・・。
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