渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

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渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店、Next Recordsです。
1年ほど前にこんな記事をこのブログに書きました。
今のレコード人気の先を想像してみた

最近のレコードの人気についてイロイロと思うトコロがあり、レコード店を営んでいる身からするとそういったレコードの人気が高まっているコトはありがたいのですが、ず〜っとこのままこの状況が続くのか、いやそうじゃなくいずれ何かしらの変化がドコかのタイミングで起きるのか・・・ってコトをカンゼンに主観で綴った記事であります。
1年前の記事なのでそんなに状況が大きく変化したってワケではナイのですが上記の記事を投稿した1年後の現在の状況っていうのを主観マシマシで綴ってみます。

お店の状況は、1年前と比べてどうかというと、相変わらずご来店のお客さんは多いと思います。
1年前に比べても確実に増えたんじゃないかな・・・さらに前々からこのブログでも書いていますがご来店いただけるお客さんの外国人比率が更にあがっています。
日によって変化はありますが、外国人客:日本人客=8:2っていうくらいその比率は高いんですよね。
データによると日本へ観光に訪れる訪日外国人の7割くらいの人が渋谷に訪れるそうです。
東京都庁の資料では、都内では訪問先の1位が渋谷、2位以下は、新宿・大久保、銀座というカンジですね。
で、さらに昨年2024年は、コロナ前の2019年に過去最高だった訪日外国人の数、3190万人を上回る3687万人が日本に訪れたそうです。
2025年にはさらなる増加が見込まれていて大阪万博やクルーズ船の増加等の影響で4000万人以上に達する可能性が高いと考えられます。
上記のデータから単純に今のレコードの人気がこのまま維持されるのであれば、レコードを購入する外国人がさらに渋谷に訪れる見込みになりそうですね。
少し前に渋谷 TOWER RECORDSのアナログ専門フロアを訪れてみたのですが、売り場にいる外国人客があまりにも多いので海外のレコード店のようかカンジになっていましたね、さらにレジに行列が出来ていたりしてその活況ブリがビンビン伝わって来るくらいです。

TOWER RECORDSだけでなくHMVも積極的に販売攻勢を仕掛けていて2025年3月14日 新宿マルイ本館に出店しました。
大手のレコード店は、まだまだガンガン出店&リニューアルしているようなカンジですね。
こういった大手レコード店が出店しまくっているというコトは、近い将来を見越してアクションを起こしているんだろうってコトを以前にもこのブログで言及したコトがあります。
最近だと都内だけでなく地方都市にも出店する流れもありますね。
そういった傾向から想像するとまだこのレコード人気は、しばらくは続くと大手レコード店の経営陣は見込んでいるんでしょうね。

レコード店を訪れるお客さんを日本人と外国人とに別けるイミって正直あまりないのですが、お店を営んでいるとイロイロと複雑な想いがあったりするんですよね。
それは、レコードの価格高騰についてです。
前記した「今のレコード人気の先を想像してみた」の記事にも書いていますが、2024年にもレコードの価格があがってきたコトを書いていますが、この1年でさらに価格が上昇してきた印象があります・・・イヤ、印象でなく確実にUPしていますね。
新譜のレコードは、輸入コストや原材料費のコストアップなんかの影響で全タイトルの価格がググっと押上ってくるのですが、中古レコードの場合は、ピンポイントのタイトルがイッキにあがっていくんですよね。
安価なレコードは、相変わらずそのままなのですが、この1年で特定のタイトルが価格上昇していくという現象が多くみられるようになりました。
要するに個々のタイトルのレア度が上ってきているというイメージで需要と供給のバランスによる価格上昇ですね。
最近は、ドコの中古レコード店も値付けする時って、アチラコチラのレコード店やフリマサイトの価格を調べて「だいたいコレくらいの値段だな・・・」ってカンジでプライスを付けていると思うんです。
その値付けをする時に参考するサイトの1つで絶大な影響力があるのがDiscogsのマーケットプレイスなのですが、ココでの価格高騰化がレコード店の値付けの影響をモロに受けている印象があるんですよね。
コレね・・・確かに絶大な影響力を持つ世界最大級のマーケットですからね・・・しかもITを駆使してそのレコードの人気度と相場観を視覚的にそして具体的に金額として提示しているんですからね・・・そりゃあレコードを購入するお客さんもレコードを販売するお店も参考にしちゃいますよね。

でも、このDiscogsの価格って世界のニーズでの相場感なんですよね・・・日本のレコード・マーケットとは、若干異なるというかね。
だけど、このDiscogsでの価格が明らかにレコード店の価格に影響しているなぁ〜ってココ最近スゴく感じるんですよね・・・しかも、レコード店だけでなく個人の人が販売するフリマサイトの価格にも影響していますね。
世界の価格がそうなっているんだから仕方がナイって言われてみるとそうなのですが、果たしてホントにそれで良いのかって思うとナンダカちょっと複雑な気持ちになるんですよね。
この日本人と外国人の価格の感覚差が生じる気持ちをわかりやすく言語化するのが難しいのですが、例えば観光地の宿泊費なんかを例に出すとそれに近いような気がします。
大勢の外国人が観光地に訪れるコトでホテルの宿泊代が値上がりしているのでその高騰化に日本人がついていけなくなってしまう・・・みたいなカンジでしょうか、ちょっと違うかな(笑)
日本でレコードを外国人がドッカンドッカン買っていくのは、彼らの感覚では割安だからだと思うんですよね。
レコードを販売する側のショップや個人の売り手は、出来るだけ売上をあげたいから人気の高いタイトルはそのニーズに併せて価格をあげていきますよね、するとドコかのタイミングで日本人の感覚と差が出てくると思うんですよね、イヤもしかしてもう結構、ズレてきているかもしれないかも・・・。

少し前にこのブログでも書きましたが、当店でも店頭での売上が日本人客<外国人客になりました。
当たり前ですが、先にも書いたように来店していただけるお客さんの比率が外国人客:日本人客=8:2ですからね〜当然そうなっちゃいますよね。
当店でもストックしているレコードの枚数がたくさんあるタイトルの価格に関しては、現状価格を維持していますがココ最近、仕入れの価格も高騰した影響もあり明らかに入手が困難になっているタイトルも多くなってきました。
海外のレコードディーラー達も当然、Discogsの販売価格を参考にして値付けしていますからね、ニーズがあるタイトルは容赦なく値上げしていきますからね。
仕入れ価格が上がるってコトは、トーゼン販売価格に転嫁されますからね。
ソレが世界の標準的な価格だと言われれば確かにそうなのですが・・・ホントにこのままの状態が続いたら、今後どうなるんだろうってナンダカ気持ち的にモヤるんですよね。

まぁ〜零細中古レコード店のオヤジがそんなコトを危惧したトコロでどうしようもナイのですケドね。
もう大きなこの流れに任せるしかナイってカンジですかね。

KENNY LATTIMORE & CHANTE MOORE / NO ORDINARY LOVE
KENNY LATTIMORE & CHANTE MOORE / NO ORDINARY LOVEの試聴
next recordsのサイトでKENNY LATTIMORE & CHANTE MOOREのレコードを探してみる

タブン、資本を大量投下している大手レコード店の出店攻勢から鑑みるとコレから先のレコードの売れ行きは増加すと見込んでいるんでしょうね・・・だけど、ソレってインバウンドに向けている部分がかなり大きいと思うんですよ。
調べたトコロ、日本政府は、2030年までに訪日外国人旅行者数を6,000万人に増加させる目標を掲げているようです。
渋谷では今でも街を歩いている外国人旅行者が相当多いのですが2025年の見込み4000万人をあと5年で今よりも1500万人増やすって目論んでいるというコトは、今後このレコードに人気が続くと仮定すれば、コレからまだレコードの値上げは続きそうな気がしますね・・・というか、そもそもコレだけ買われているんだから今後は枯渇気味にもなりそうな予感がしますね。
このままレコード人気が続くとすればもしかしたらレコードの価格って今がイチバン、安いのかもしれませんね。
ん〜正直、どうなるのか解りませんが・・・コレからもこういったレコードに関する人気度やその状況をレポートしていこうと思います。

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ojays_ilovemusic

渋谷12インチシングル専門の中古レコード店、Next Recordsです。
つい先日、日本のレコード店を世界から訪れるレコード好きな人達へ紹介しているYouTuberさんからの取材があり店内で撮影が行われました。
当初は、そのYouTuberさんが当店を訪れて事前の取材から得た情報をもとにご自身によるナレーションで当店を紹介するというスタイルだったのですが、そのヤリ取りの経緯で急遽オイラが出演してNext Recordsのアピールをするコトになったんですよね。
まぁ〜急な依頼だったのですが、もうお店紹介の動画もコレまで何回か出演しているコトもあるので「解りましたぁ!」ってカンジで気易く受けたワケです。
で、当店がどんなレコード店であるとかその場では一応自分的にはちゃんと説明が出来たと思っていたのですが、編集後の確認の動画サンプルを見ると・・・「全然、喋れていない・・・」ってちょっと自分で見るのもはばかれるくらいガクゼンとするホドのダメダメなアピールとなっていました。
いや・・・性格にはお店のアピールポイントを伝えるコトは、出来ているのですがナンていうかその説明の間(ま)だとかあいだに入る「え〜っと」とか「あのぉ〜」とかっていう「つなぎ言葉」を無意識でやたらと言っていて動画で再生された時にオイラの低能ブリが思いっきり出ちゃっているんですよ。

「動画は、まだ公開前なので、修正は出来るので言ってくだいね〜」って優しいコトバを頂いていたのですが、そもそも原因はオイラのシャベリが問題なので編集以前の問題です。
ん〜ちょっと悩みましたが、コレも自分がやったコトなので、サスガに今更「もう一回、やり直させてください」とも言えず、ちょっと後悔もありつつそのままOKでいきました。
この「え〜と」とか「あの〜」っていう「つなぎ言葉」のコトを専門用語で「フィラー」って呼ぶのですが、この「フィラー」って相手がいる会話の中で使われると相手との会話の沈黙を埋める効果があったり、このフィラーを間に入れるコトでアタマの中で次にどんなコトを言おうか情報処理するための時間を稼ぐコトが出来たり、またコミュニケーションを円滑にするコトに役立ったりというちょっとメリット的な効果があるのですが、逆に結構な頻度で使われるとハナシの要点がボケてしまったり、自信がないように見えたりするというデメリットがあるんですよね。
「Next Recordsは、こんなレコード店ですよっ!ゼヒ、来てね!」っていう当店のコトを未だ知らない全世界の未来のお客さんへ向けてアピール出来る絶好のチャンスなのにそのレコード店主の説明が「シドロモドロ」になっているっていうのは、ちょっとダメだと思うんですよね。

タブン、ハナシをする会話の対象者が明確にいる場合にこのフィラーってそんなに気にならないと思うのですが、今回の場合のようにひとりシャベリのようなプレゼンテーションのような機会においてこのフィラーが解説の中で度々はいると、急にその内容のが薄っぺらくなったり、準備不足が露呈してしまうような印象があります。
コレ、たぶんね・・・サンプルの動画を何度か見直してカンジたのですが、当日の現場で急に動画への出演が決まったコトでオイラはこの状態に陥っていますね・・・。
実は、2023年に出演したYouTubeの動画でもコレと同じ状況になったコトがあるんですよね〜その時の記事は、コチラです。
YouTubeでお店のアピールが出来ず撃沈したレコード店主
この時も実は、オイラが出演が急遽決まったコトによって起きた現象だと思います。
この時の動画を再び観てカンジたのが明らかに「テンパっている」って言うのが伝わってきます。
しかし、2024年に出演したYouTube動画では、そういった焦りは、あまりカンジません。
その時の記事はコチラ
YouTubeでお店を紹介していただきました!【Whole Earth Record Store Map】
上記では、比較的そのフィラーも気にならず、結構シッカリとお店のアピールが出来ていると思います。
オイラ的には、イマイチお店のアピールが上手く出来なかった2023年と今回(2025年)と、比較的上手くアピール出来た2024年の動画との違いは、急遽出演が決まったコトによるために準備が出来ていなかったコトが原因ではないかな・・・って思ったんですよね。
元々オイラの場合、会話だけでなく文章でもこのフィラーがよく使われているので、フィラー多めなのかもしれませんが・・・。

今回のYouTube動画の出演も3回目なので急に出演が決まった時も「まぁ〜大丈夫だろう」って余裕をブッこいていたのですが・・・ダメでした(笑)
で、思ったんですよ・・・この際だから、もう「お店のコトをアピールしてください」って訊かれたらペラペラとヨドミなく話せるようになった方がイイんじゃないか・・・って。
事前に、こういったコトを言うって決まった「お店アピールのための台本」みたいなモノを用意しておこうかなって思ったんですよね。
カメラで撮影している前で台本ナシでペラペラとハナシが出来るのってコレはもうホント、確実に訓練が必要だと思うんですよ。
サスガにオイラが台本ナシでカメラの前で今からサクってと出来るようになるのは、相当ハードルが高いですし・・・。
しかし、事前に決まったコトを言うための台本を用意してシッカリと練習しておけばそんなに難しいコトでなないと思ったんですよね。
実は、オイラには今、就活中の大学生のムスコがいるんですが、このムスコ・・・会社での面接が結構得意なようなのです。
で、ナンで面接が得意なのかってコトを訊いてみると会社面接でよく訊かれそうな内容っていうのを予めいくつものパターンを想定して台本を用意してそのストックから「こう訊かれたらこう応える」というのを何度も友人と練習しているとのコトでした。
ま〜そうでしょうね・・・やはり会話のプロではナイので事前に話す内容は、ちゃんと整理して用意した方がイイですよね。
一応、オイラのアタマの中ではNext Recordsのアピールポイントは、トーゼンながらあるのですがアドリブでペラペラとプレゼン出来るレベルには、至っていません。
ん〜コレは、今後のコトを考えてシッカリと準備しておいた方がイイでしょうね。

このブログを何十年も書き続けているコトもあり文章であれば、比較的書きなれているというコトもあり2分程度でサクっと話しコトバで出来るプレゼン用の台本を作ってみようと思います。
一応、当店のオンラインサイトには、「Next recordsがどんなレコード店なのか」ってコトは書いてあるんですが、コレをベースにアレンジしてみようと思います。

だけど、話しコトバで2分・・・結構な文章量になるような気がしますね。
調べたトコロ、フツーのトークのスピードで2分くらいであれば500〜600文字くらいのボリュームになりそうです。
で、考えてみたのがこんな台本です。
-------
こんにちは。東京・渋谷にある中古レコード店『ネクストレコード』です。
私たちの店は、音楽愛好者やコレクターの方々に、本当に価値あるレコードを届けるコトをモットーにしています。

当店の最大のコダワリは、取り扱うすべてのレコードが発売された当時のオリジナル盤のみという点です。再発盤やブートレッグ盤は一切扱っていません。さらに、レコードの中でも12インチシングルに特化した専門店として、多くのDJやコレクターの方々からご支持をいただいています。

また、すべてのレコードは入荷後に丁寧にクリーニングし、品質チェックを行ったうえで販売していますので、コンディションにこだわる方にも安心してお買い求めいただけます。

さらに、在庫しているすべてのレコードには、その曲のレコメンドを記載しています。その曲の魅力やシーンに応じた活用方法などが一目でわかるので、音楽初心者の方でも安心して選んでいただけると思います。

店内では、すべてのレコードにQRコードが貼付されており、お手持ちのスマートフォンでスキャンするだけで、在庫しているレコードすべてをカンタンに試聴できるようになっています。音質にこだわったオリジナル盤の魅力を、その場で気軽に体感していただけます。

また、オンラインショップを通じて、全国ドコからでもご購入いただけます。店舗に足を運んでいただくと、私たちの豊富な知識を活かして、音楽に関するアドバイスやおすすめの1枚もお伝えできますので、ぜひ気軽にお尋ねください。

レコードの魅力をもっと深く知りたい、または特別な1枚を探している方にとって、当店は理想的な場所ですので、ゼヒ一度、渋谷の『ネクストレコード』にお立ち寄りいただき、あなただけのとっておきの宝物を見つけてください。

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どうでしょう・・・結構なボリュームですね・・・この台本を通常のスピードで声を出して読むとだいたい2分くらいになります。
ホントは、Disco HipHop House R&Bのような扱っている音楽ジャンルのコトも言いたいのですが、さらに長くなりそうなので泣く泣くカットしました。
とりあえず内容的には伝えたいコトは盛り込んでいるのですが、長くないかなぁ・・・コレ。
というか、何度か声を出してこの台本を読んだのですが、もうカミカミです(笑)
ん〜台本が書けてもハナシの方がドヘタなのでソッチの方を練習が必要ですね・・・コレは。

O'JAYS / I LOVE MUSIC
O'JAYS / I LOVE MUSICの試聴
next recordsのサイトでO'JAYSのレコードを探してみる

時代性もあると思うのですが、タブン今後こういったお店のアピールを動画で紹介する機会って増えてくると思うんですよね。そういったイミでは、こういったお店のアピールポイントを台本にまとめておいて訊かれたらいつでもドコでもサクッと言えるようになっておいた方がイイんでしょうね。
このお店アピールのための台本・・・出来としては、どうだろう、もっと言いたいコトはあるんだけどダラダラと言うと伝えたい内容のポイントがボケてくるしなぁ・・・こういうのって意外と難しいですね。

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渋谷の端っコで12インチシングル専門の中古レコード店を営んでいるNext Recordsです。
当店で扱っているのは中古レコードがメインなのですが、2021年より「樽屋」というブランドのアナログレコード用レコード針・カートリッジの販売もやっています。
ココ最近のレコード人気の後押しもあってかこの樽屋のレコード針・カートリッジがホントよく売れるんですよ。
このレコード針・カートリッジの店頭販売を始めた時からお客さんからオーディオ関係のご相談をよく受けるようになったんですよね。
で、思い返してみたんだケド、レコード針・カートリッジの店頭販売をはじめる前ってご来店いただいたお客さんからそんなオーディオ絡みの相談ってあんまりされたコトがなかったんですよね。
というのもやはり、店頭ではアナログレコードだらけの純度100%のレコード店なので、ご来店にされるお客さんっていうのは、既に自宅にレコードが再生出来るオーディオを所有しているというコトが前提という状況なんですよね。
モチロン、レコードを購入して自宅に持って帰ると即、レコードが再生出来るようにオーディオはすべてセッティング済というコトは当たり前です。
しかし、店頭でレコード針・カートリッジの販売を始めるようになってからこのオーディオの選び方とかセッティングの仕方とかの相談をホントによくされるんですよね〜多い時には、1日に何度も相談されたりもします。
その多くは、最近レコードを聴き始めた、もしくはレコードで音楽を聴いてみたいというレコードビギナーさんからの相談が多いんですよね。
で、その相談される内容っていうのがやはり基本的なコトばかりで接続の仕方からやレコードの再生にナニが必要なのかという相談なんですよね。
コレも今のレコードを聴いてみたいというニーズの影響もあるんでしょうね。
「オーディオのコトはよく解らないケド、とにかくレコードで好きな音楽を聴いてみたい!」っていう気持ちが高まってくるんでしょうね。
ソコで立ちはだかってくるのがオーディオというちょっとよく解らない不可解な部分なようです。

当店は、2000年に渋谷で中古レコード店を創業したのですが当時、DJ人気という状況でアナログレコードの再生環境でもちょっと難易度の高いDJプレイ再生環境が絶対に必要というコトもありDJプレイをしたいという強い欲求を叶えるためには、必然的にナニを購入しなければイケないのかやどうセッティングしなければイケないのかっていう知識的なコトは絶対に必須だったんですよね・・・。
でもこのDJプレイっていうのは、まずレコードを再生できる基本的なオーディオ環境のさらに上の用途での使い方というコトもあり、オーディオの基本的なトコロは、すべて整えた状態でもう一段階グレードをあげてはじめてDJプレイ出来る環境をつくるというコトになります。
そう言ったイミでは、はじめに立ち上はだかるオーディオの不可解な部分をカンゼンにクリアにしなければDJプレイは出来ないワケです。
でも2000年頃ってもうアナログレコードって過去の音楽メディアで一般的にはCDで音楽を楽しむっていうのが当たり前の状態だったんですよね。
歴史を振り返ってみると1980年代中頃からCDが一般的に普及してきて90年代になると音楽を聴くのはCDというのが前提になりました。
そういった背景を鑑みるとレコード世代っていうのは、音楽産業のメインターゲットである10代半ばから20代半ばくらいの人が当時80年代の始めくらいだった世代だとすると現在、50歳代後半〜がリアルタイムでレコードを聴いていた世代というコトになりますね。

そりゃあ1980年代から現在に至るまで40年間も経っていたらレコード・オーディオ文化なんて忘れ去られてしまいますよね。
で、ココに来てアナログレコードの人気復活に至るワケです。
こういったブーム的コトを牽引する世代ってやはり20〜30代の人が多いと思うんですよね。
だけど、その世代はもうCDすら聴いていない世代で自宅にオーディオがナイ人も多いようです。
そういう環境なので「レコードで好きな音楽を聴きたい」というシンプルな要望に対してまず、オーディオのコトを知らないと再生が出来ないというのは、なかなかハードルが高いようです。
で先日、ご来店頂いたお客さんからこんなご質問がありました。
そのお客さんは、レコードで音楽を聴いてみたいと思っているんだケド、レコードの再生にはレコードプレーヤーが必要なのでどのレコードプレイヤーがイイのかネットでイロイロと調べていると、プレイヤーといえどもピンからキリまであるので悩んでいるとのコト。
「どのプレイヤーがイイのでしょうか?」というご相談でした。
まぁ〜悩みますよね〜同じレコードを再生するためのプレイヤーといえども1万円代から10万円以上するのもあるし、一体ナニがどう違うんだ・・・って思いますよね。
「高額なプレイヤーの方がやっぱり音がイイような気がするんだケド、どれくらい差があるんですか?」とも訊かれました。
このブログでもそういった内容のコトはコレまでも度々書いてきましたが、やはり個人的にはレコードプレイヤーをどの機種にするのかって訊かれればTechnics SL-1200シリーズの一択なんですよね。
だけど、レコードプレイヤーでTechnics SL-1200を選ぶとカートリッジは?アンプは?スピーカーは?パワードスピーカーにする?ならフォノアンプいるよね?等そのオーディオ的な求められる知識がイッキに高まってしまうというちょっと小難しい問題もあるんですよね。
しかもソレ等のオーディオ機器を接続してみないとどんな音質なのかっていうのは解らないという・・・。
そういった多くのレコードビギナーさんの相談を訊いていてカンジたんだけどレコードプレイヤーの良し悪しがレコードの再生音を決めていると思っているようです。
確かに大切ですよ・・・レコードプレイヤーも、だけどレコードの音質に左右する部分ってそんなに大きくはないとオイラは思っているんですよね。
レコードプレイヤー・カートリッジ・アンプ・スピーカーそのすべてが音質に影響を与えるのですが、コレ等のオーディオ機器は互いに影響し合うため、どれかひとつが優れていても全体の音質が向上するとは限らないんですよね。
ようするにバランスが大切だと思うんですよ。
じゃあナンでNextさんは、Technics SL-1200をオススメするの?って訊かれると、その理由って個人的にはTechnics SL-1200を手に入れておけばとりあえず、後でプレイヤーはSL-1200にすればよかった・・・って思わなくなるからという理由なんですよね。
各オーディオメーカーは、多種多様な機器を毎年新製品として発表するんだケド、Technics SL-1200に関しては、初期モデルのTechnics SL-1200 MK2が発売されたのって1979年なんですよね、それが少しずつバージョンを上げて現在もMK7として45年以上も販売されているロングセラーなレコードプレイヤーなんですよね。
入れ替わりの激しいオーディオ界に於いてコレは、異常なホドのロングセラーなオーディオ機器だと思います・・・しかし、そのSL-1200の原型って初期のモデルからそんなに大きな変化はナイっていうのがあるイミでSL-1200というレコードプレイヤーの完成度の高さにもなっていると思うんですよね、まぁ実際には、最新モデルのMK7は、その構造が大幅に変わっていますケドね。
とりあえず、レコードプレイヤーをSL-1200にしておけば、後になって後悔はナイ的な部分を含めて最善の選択だと思うんですよ。
だけど・・・そのレコードプレイヤーの銘器でもあるSL-1200・・・どうやって手に入れるかですよね。
最新モデルのSL-1200 MK7は、12万円とかなり高額です。
ちょっとレコードで音楽を聴いてみたいな〜って思うにはなかなか手が出ない価格ですよね。
なら中古のSL-1200ならどうかというと、MK2〜MK6まで中古市場に出回っているのですがコレも最近、ニーズが高まってきているコトもあり高騰しています。
中古のSL-1200は、そのコンディションの程度にもよりますがショップだと6万円〜からってカンジです。

つい先日、当店でカートリッジを購入していただいたお客さんから「自宅に持って帰ってSL-1200に接続したトコロ、片方のスピーカーからしか音が出ないんですケド・・・」って相談がありました。
動作の確認のためにお店にその問題のカートリッジを持ってきてもらいチェックしてみるとまったく問題なく両方のスピーカーからレコードの音が再生されます。
で、そのお客さんのオーディオ環境をきいてみると、メルカリで中古のSL-1200を購入したんだケド、レコード針がついていなかったので当店で購入したそうです。
お客さんのハナシを訊いた限りでは、はじめてのレコードプレイヤーで手持ちのミニコンポに繋げてコレまたはじめてレコードの再生を試みたとのコト。
店頭では、カートリッジはまったく問題がナイコトが確認出来ましたが、レコードプレイヤーが問題なのか手持ちのミニコンポが問題なのかってなると店頭ではその原因ってもう解らないんですよ。
訊くとその持っていたミニコンポは、家族が以前使っていたものでもう10年くらい使っていなかったそうです。
レコードプレイヤーは、ドレにしようかイロイロとネットで調べているとTechnics SL-1200をオススメしているコトが多かったので中古のMK3を55000円で購入したとのコトです。
「どうして片方のスピーカーからしか音がでないんでしょうか?」って訊かれました。
「レコード針からピックされた信号の流れがドコかで途切れているために片方のスピーカーから音がでないのでその信号を各機器でひとつひとつチェックする必要がありますね。」って説明したのですが、イマイチ理解していただけていないようでした。
レコードプレイヤーの赤と白のケーブルが断線しているのか、それともミニコンポのピンジャックが接触不良を起こしているのか、はたまたミニコンポのスピーカー・ケーブルが断線しているのか、もしかしてミニコンポ自体が壊れているのか・・・オーディオのコトをある程度知っている人であればそのチェックの方法も思いつくと思うのですがはじめてレコードを聴く人からするとかなり難易度の高いコトでしょうね。
一応、お客さんには信号の流れとそのチェックの方法を説明しましたが「試してみます」とは言っていましたがその後、どうなったのかは解りません。

BEASTIE BOYS / GET IT TOGETHER
BEASTIE BOYS / GET IT TOGETHERの試聴
next recordsのサイトでBEASTIE BOYSのレコードを探してみる

若い世代の間では、フリマアプリの普及によって中古製品の購入が容易になってのはわかりますが今回のように発売から30年とか経過しているビンテージ級のSL-1200の購入って正直レコードをはじめて聴く人にはハードルが激高な気がするんですよね。
しかも出品している人もタブン、フツーの一般の人が中古品として出品しているんでしょう・・・当然、ちゃんとメンテナンスとかしていないでしょう。
フリマアプリでの購入って動作保証とかしてくれるんでしょうかね・・・というか、そもそも届いた中古のオーディオがちゃんと動作するものなのかって確認を自分で出来るのかっていう問題もありますし。
コレね・・・シッカリと自分で動作チェック出来るのアレば掘り出し物をゲット出来ると思うのですが何十年も前のオーディオを5万円とかで買った時のダメだった時のリスクって結構大きいような気がするんだケドね。
ホント、はじめてレコードを聴くために古いオーディオを手に入れようとしている人は、ちゃんとそのリスクをよく考えて購入したほうがイイと思いますね。

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渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店 Next Recordsです。
今回は、つい先日、TVで放送されていた「ザ・ノンフィクション」というドキュメンタリー番組がなかなかおもしろかったのでレヴューしたいと思います。
タイトルは・・・
ザ・ノンフィクション「ボクと古着と下北沢~夢と現実のヴィンテージ~」


タイトルからしてかなり興味をソソりますね。
内容的には、300店以上の古着店がひしめく東京 下北沢で若い古着店オーナーが奮闘するというドキュメントです。
それぞれ異なるスタンスの4人の古着店オーナーが出演していて同じ古着を販売するというビジネスなのですが、そのオーナーの個性とかお店への思いやビジネスへの向かい方とかが違っていてとても興味深く見るコトができましたね。
●父親から借りた1千万円でお店をはじめた現役女子大生オーナー
●すでに多店舗展開をして古着ビジネスで大成功を収めているヤリ手オーナー
●野心タップリな新進気鋭の23歳の若手イケイケオーナー
●お気に入りのアイテムを揃える古着愛に溢れる中年オーナー
4人の個性的な古着店オーナーの2024年の夏頃から2025年1月くらいまでのお店の売上の浮き沈みや販売戦略・オーナーの悩みやスタッフのコトなどがリアルな描写で描かれている番組でした。

番組は、前編・後編で構成されていてトータル90分という長尺なドキュメンタリーで結構、丁寧な造りでそれぞれのショップオーナーにスポットがあてられていてメチャおもしろかったですね。
オイラは、古着とかまったく興味がナイのでこの分野に関してカンゼンに門外漢なのですが、このドキュメンタリーを観てナゼか多くの部分で共感しちゃいましたね。
やはり古着と中古レコードってアイテムこそ違いますが、レア・アイテムの目利きとかソレをディグするために奮闘する様子とか、リアル店舗を運営するコトの難しさとか重なる部分があるんですよね。
この番組に登場したオーナーそれぞれがタブン、「古着が好き」という共通する部分があってお店をはじめたと思うのですが、自分が思い描く理想と現実のハザマで葛藤したり割り切ったりというたくさんの悩みを抱きながらお店を営んでいるんだなぁってコトがごく短時間の取材にも関わらずカメラを通じてヒシヒシと伝わってきましたね。
すでに大成功を収めているヤリ手オーナーがこの古着ビジネスの「光の部分」に対して3人の若いオーナー達のスタンスがその対比構造になっている部分がまたイイ感じになっていますね。

いや〜でも思ったのですが、いくら古着が流行っているっていってもナンか、新規のお店を矢継ぎ早にはじめたり、辞めたりと短期間の間なんだけど展開がメチャ早いなぁ〜。
そういうオイラも2000年に渋谷でレコード店をはじめた時って、半年後にはセンター街の端っこの雑居ビルの5階にNext Records2号店を出店したりしたなぁ〜(笑)
さらにその1年半後には、その2号店を辞めて1号店から歩いて30秒という近い場所に路面店を新しく出店したりもしました・・・って、ホトンドやっているコト同じですね〜(笑)

すでに大成功を収めて実績のあるヤリ手オーナーは、別にして他の3人のオーナーを観ていてオイラ的にイロイロ思うトコロがありました。
現役女子大生オーナーのお店は、ちょっとコレからは、難しそうですね・・・会社経営者でもある父親に憧れてお金持ちになるための手段として古着ビジネスをはじめたっていうカンジで出演してましたけど、コダワリのアイテムでもある古着を売っていくのは、かなりハードルが高いような気がします。
ビジネス的な観点から会社経営者でもある父親ともっとよく相談した方がイイような気もしますが・・・。
新進気鋭の23歳の若手オーナーは、自分の野心を実現するためにナンダカとても生き急いでいるようなカンジがしましたね・・・まぁ〜解るんですよ、そういう気持ちになるのも、オイラも先に書いたように実績もソコソコで短期間の間に新たにショップをはじめたり移転したりしていましたから。
ま〜感覚とかがちょっとマヒしちゃうんでしょうね。
古着愛に溢れる中年オーナー・・・この人は、或るイミ典型的なマニア気質なオーナーさんですね。
好きなアイテムとそのビジネスを両立させるのってこの手のタイプの人はあまり得意でないような気がするんですよね。
オイラもレコードがメチャ好きでレコード店をはじめた人を知っていますが、レコードが好きというのと商売を上手く出来るというのは、別ですからね・・・この好きとビジネスの部分をどうやっていくのかってトコロは、そのオーナーの気質に関わってきますからね。
すでに年商ン十億という繁盛店のオーナーさんは「古着屋の愛と商売を切り分けるコトが大切だ」って言ってましたね。
まぁ〜ぶっちゃけ古着よりもお金の方が好きってストレートに言っていましたし、そういう割り切り方もビジネスとしては必要なんでしょうね。

古着愛に溢れる中年オーナーのお店の若いスタッフが、「もう限界です・・・」ってお店を辞めるシーンは、この大好きな古着と自分の置かれている現実を両立させるコトの難しさを切実に表しているような気がします。
コレは、レコード店ではたらくスタッフにも当てはまるコトだと思うんですよね。
同じ様にレコードが大好きで「すきなレコード店に囲まれて働きたいっ!」っていう気持ちでレコード店スタッフになる人も多いのですが、同じ様に夢と現実に苛まれて辞めちゃう人も多いですからね。
コレまでにも「レコード店で働きたいっ!」っていう人と何度もハナシをするコトがあったのですが、オイラはいつも「ヤメたほうが良いと思うよ」って言ってきたんですよね。
レコードに携わるシゴトがしたいんだったらお店のスタッフではなく自分でレコード店を始めた方が良いよって言ってるんですよね。
結局、中年オーナーのお店の若いスタッフが辞めた理由っていうのも、金銭的なコトやオーナーに対しての葛藤が溜まった結果だと思うんですよ。
特に小さなお店は、オーナーとダイレクトに関わるコトが多いのでその気苦労とかプレッシャーとかもそのまま伝わってきてシンドくなりやすいですからね。

古着・・・どうなんだろう・・・この番組は、約半年くらいの取材で放送されたようなのですが短期間の間にもかかわらず、お客さんの購買意欲の浮き沈みがあからさまに出ているようなカンジがしましたね。
ま〜だけど、なんでもそうなんだけどTVで放送されている時点でもう或るイミ、ブームは終わりかけているような気がするんだケド・・・。
あ・・・そういえば、レコードも同じかも・・・?(笑)

もう放送は、終了しているので今ならTVerでなら見るコトが出来ますね・・・タブン、期間が過ぎると見れなくなるとおもいますが。
興味がある人は、早めにチェックしたほうがイイですよ。
ザ・ノンフィクション
ボクと古着と下北沢 ~夢と現実のヴィンテージ~

INXS / NEED YOU TONIGHT
INXS / NEED YOU TONIGHTの試聴
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この番組のタイトル
「ザ・ノンフィクション ボクと古着と下北沢 ~夢と現実のヴィンテージ~」
ってコレ・・・
「ザ・ノンフィクション ボクとレコードと渋谷 ~夢と現実のレア・レコード~」
なんて風にしてレコード店バージョンも出来そうですね。
で、レコード人気が高まっている中で若いレコード店オーナーが買い付け先で孤軍奮闘する姿やお店の運営についてのリアルな姿を映し出すみたいな企画で出来そうな気がしますね。
ん〜もうレコード=渋谷ではナイかもしれませんが・・・。

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このブログは、渋谷で唯一の12インチシングル専門のレコード屋、next recordsが、運営しています。

frankhooker_iwannaknow_pr
創業25年、渋谷の12インチシングルのレコード店、Next Recordsです。
店頭でお客さんと接客しているとホント、イロイロなご質問をいただきます。
その内容ってちょっと調べれば解るコトから「そんなコト、気になるのか?」的な内容まで結構、その質問の内容のグラデーションは様々です。
ココ最近でご来店いただいたお客さんから訊かれたエピソード的なハナシをまとめてみました。

「レコードってどうやって仕入れているの?」
近年のアナログレコードの人気の高まりもあって比較的最近レコードに興味をもった人は、「中古レコード店の仕入れってどうやっているんだろう」って思うんでしょうね。
当店は、基本的に中古レコード100%の商品構成なのですが、仕入れに関しては一般の人からの買い取りと海外ディーラーからの仕入れがメインとなっています。
しかしながら、昨今の円安傾向や航空運賃の高騰、レコード自体の値上がりから海外からの仕入れは、かなりキビシイ状況となっています。
当店は、2000年から渋谷でレコード店を営んでいるのですが、お店をはじめた当初は、仕入れのホトンドを直接海外の国へ出向いての買い付けだったんですよね。
海外買い付けが多い年には年に10回も出向いていたぐらいです。
しかし、2007〜2008年頃からその買い付けのペースは少なくなって、国内での一般のお客様からの買い取りへ徐々にシフトしていったカンジですね。
海外買い付けが減ったその理由は、単純にレコードの販売価格が下がったために買付けに係る費用の負担が重くなってきて利益を出しにくくなったからです。
国内でのレコードの買い取りは、お店をはじめた当初、まったくやっていなかったんですが、利益を出しにくくなった時に買い取りの方へ移行できたっていうのは、今となってはタイミング的によかったかもしれませんね。
あとね・・・海外からご来店のお客さんからは「ナンで日本には良いレコードがたくさんあるのか?」ってコトもよく訊かれます。
当店は、ホボ100% 洋楽の商品構成となっているのですが、日本での「洋楽」は、欧米諸国の人からすると「邦楽」になるんでしょうね。
世間一般的にブームになっている日本人アーティストのアナログレコードを探しに日本に訪れるレコードマニアは、別にして欧米諸国から自国で言うトコロの「邦楽」のレコードを探しに日本へ訪れる外国人レコードマニアは、「ナンで日本にこんなにレコードがあるんだろう?」って単純に思うんでしょうね。
例えば、HipHopを例にあげるとNotorious B.I.G.とか2Pacのレコード等、アメリカ人とか地元のレコード店とかではなかなか見かけないレコードが日本のレコード店ではフツーにレコード棚に入って売られているってコトを不思議にカンジるようですね。
当店のようなClub系の音楽をメインで扱っているレコード店は80年代から2000年代にあったDJニーズによるレコードの販売が今になって大きく関わっているというコトは、昔からレコードを購入している人からすると理解できるのですが、そういったちょっとした歴史的背景を知らない人からすると解らないんでしょうね。
まぁ〜外国の人が、40年ホド前に日本で起きたDJブームのコトなんて知る由もナイのですが・・・。
実際にあの時のブームがあったから当店は、国内での買い取りが出来るんですからね。
音楽産業のメッカでもあるアメリカは、90年代からイッキにアナログレコードからCDへと移行が進んだコトもあってアナログレコードのプレス数が極端に減ったコトも理由としてあるでしょうね。
また、そもそも日本の様にDJブームもその当時は、起きていないのでアナログレコード自体があまり売れていない状態でしたからね。
あとね・・・日本人のレコードを大切にするという感覚的なモノも大きく影響しているともいます。
2000年代のはじめ頃、海外に買い付けに行った時にレコード店主に「長い間売れないレコードってどうするの?」って訊いたら「溜まる一方なので廃棄するよ」って言っていたので処分されたレコードって相当あるんじゃないかな。
そういったイミでは日本ってレコードをゴミとして捨てるっていう感覚は、あまりないんじゃないでしょうかね。
もし、レコードを処分する時は、ゼヒ当店へお声掛けをっ!

「ナゼ?未開封のレコードの存在」
コレもお客さんに訊かれた質問です。
US盤のレコードって新品で販売されていた時にジャケットをシュリンク(透明なフィルム)で密閉されて販売されているんですよね。
このシュリンクが空いていない状態のレコードのコトを「シールド(Sealed)」って言うのですが、イミとしては「未開封」っていうコトになります。
で、そのレコードがいつ発売されたかっていうのは、ピクチャージャケットの場合なら裏面や12インチシングルの場合だと真ん中がくり抜かれている穴部分から見えているレーベルを見ればそのリリース年が解るワケですが、例えば1990とかって書いてあると今から35年前にリリースされたレコードっていうコトになります。
で、その35年前に発売されたレコードが「シールド(Sealed)」未開封状態のママ、存在しているその理由ってナンですか?っていうご質問です。
EU盤とかでは、シュリンクはありませんね、タブンUS盤 & CANADA盤だけだと思います。
通常であればレコードって買ったら聴くでしょう・・・聴くためには、シュリンクを破かないと中のレコード盤を取り出すコトが出来ないのですが、ナゼかナン十年も前に販売されたレコードにも関わらず、一度も聴かれないまま存在しているレコードがあるワケです。
どうして一度も聴かれたコトがないレコードが存在するのかっていう個別の理由は、解りませんが長年中古レコードを販売してきたオイラからするとシールドのレコードってそんなに珍しい存在ではナイんですよね。
そんなに頻繁では、ナイですが結構な割合でシールドのレコードって存在しています。
このシールドのレコードって海外から仕入れたレコードにもあるし国内での買い取りの場合もあります。
で、コレはカンゼンにオイラの推測なのですが国内・海外共にそのレコードの共通する部分っていうのが、DJニーズなんですよね。
シールドのレコードってそのレコードがリリースされた年に新譜で販売されているレコードを「この曲、イイかも!」って購入した人が、その一度も聴かずに処分したってから未開封なワケなのですが、はやりDJさんって日々多くのレコードを購入するんですよね。
もう決して大げさではなく毎週10枚とかのペースで新譜のレコードを買うワケです。
要するに聴くペースよりも購入するペースの方が上回った結果、未開封のママで忘れ去られてしまう・・・みたいな状態になるんでしょうね。
でも、毎週何タイトルもリリースされるので未開封のママで放置されて、数年という長い年月がスギてもうレコードは、聴かなくなっちゃったから処分しよう・・・ってコトになってそのタイミングで中古レコード店に買い取られてマーケットに出てくるみたいな状況だと思います。
あとね、海外に買い付けに出向いた時によくあったのが、時々新譜のレコード店の倉庫なんかに入るコトがあるのですが、ソコに売れ残ったレコードがそのままダンボールに入って放置されている状態もありますね〜所謂、デッドストックってヤツですね。
また、新譜のレコード店が閉店してソコの在庫を処分品として丸ごと仕入れた中古レコード店にそういったデッドストックのレコードが渡る場合もありますね。
シールド(未開封)のレコードってやはりイイですよね〜中古レコードの難しいトコロってコンディションがそれぞれ異なるコトだと思うんですよ。
多少のスレやキズがあったりとか・・・ってその盤質も様々なのですが、シールドって一度も聴かれたコトがないワケだから或るイミ、古いレコードなのにも関わらず最上級の状態でレコードがキープされているワケですから。
で、時々お客さんとの会話で話題になるのが「シールドのレコードを聴くのか問題」です。
レコードによっては、30〜40年間もの長い期間、最上級のコンディションをキープされたレコードを明けちゃってイイのかってコトです。
実際には、そのシュリンクを破いてジャケットからレコード盤を取り出さないと聴けないのですが、果たして開けちゃってイイのか・・・。
シールドのレコードを開ける開けないは、自由なのですが、「未開封」である価値っていうのも中古レコードに関しては確実にあると思うんですよね。
で、シュリンクを破くコトっていうのは或るイミ、未開封状態の価値を毀損する行為になるようカンジもします。
ん〜コレは・・・かなり微妙な問題ですよね・・・本来であればレコードってその中に記録されている音楽を聴くための目的で存在しているのですケド、今となっては「聴く」コトよりも「所有」するコトに価値が見出されている部分もありますからね。
何十年間もシールドされている奇跡の存在でもあるレコードのシュリンクを自らの手で破いて聴きますか?(笑)

FRANK HOOKER & POSITIVE PEOPLE / I WANNA KNOW YOUR NAME
FRANK HOOKER & POSITIVE PEOPLE / I WANNA KNOW YOUR NAMEの試聴
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他にも、レコードってジャケットに保護ビニールをした方がイイんでしょうか?とか破れているジャケットは、どうやって直せばイイでしょうか?、ジャケットに貼られているプライスシールは、どうすればキレイに剥がせますか?やレコードをキレイにするには、どうすればイイでしょうか?なんてコトもよく訊かれますね。
ホトンド、このブログで既に紹介した内容なのですが、そういったちょっと込み入った内容のコトを文章にして調べるというは、難しいのかもしれませんね。
この「渋谷レコード店日記」もレコードにまつわる様々なのコトを書き留めていますが、その記事にたどり着きにくいのが難点かもしれませんね・・・すいません、ホントわかりにくくて。
記事のジャンル別けをなんとかした方がイイかもしれませんね。

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