渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

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新年を10日も過ぎていますがあけましておめでとうございます。
2000年に渋谷の辺境の地でお店をはじめたnext recordsも今年で25年目を迎えるコトが出来ました。
コレもひとえに当店をご利用していただけるお客さまのおかげです。
本当にありがとうございます・・・そして2025年もゼヒともごヨロシクお願い申し上げます。

2024〜2025年の年末年始の営業は、12月30日〜年明け3日まで5日間お休みをいただいていました。
今では、ちょっと考えられないコトなのですが、当店が25年前に渋谷でお店をはじめて時って、12月は31日までフツーに営業して元旦だけお休み・・・で翌2日からは、お店を開けて営業していたんですよね。
でもコレって当店だけではなくって今は亡きciscoやManhattan Records等の大手レコードショップも同じように2日から営業をしていたんですよね。
というか実際は、渋谷のレコード界隈のムーブメントを牽引していたciscoやManhattan Recordsが「初売り」と称してレアなレコードをこの1月2日の大量放出したり有名DJがMixしたCDをノベルティでプレゼントしたりするという催しを開催していたのでソレを目当てに大勢のレコード好きな人が渋谷のレコード屋街に押し寄せていたコトもありその恩恵にあやかろうと当店も同じ日に営業していたんですよね。
しかも影響力の強い大手のレコードは、2日の「初売り」には、「こんなレコードを店頭に出しますよっ!」って人気盤がズラリと揃った内容を事前に告知していたんですよね。
で、ソレをどうにかして手に入れたい数百人の人達が、1月2日の早朝からレコード店の前に並ぶという状態だったんですよね。
ん〜今考えると、ブームってモノ凄い動員力ですよね・・・。
しかしそういった熱狂的だったブームも徐々に下火になり2005年頃からコレまで開催していたレコード店の初売りセールは、行われなくなったんですよね。
トーゼン、人もお正月から並んでレコードを買い漁るコトもなくなったので当店も年末年始は休むようになりました。
今のレコード人気は、相変わらずモノ凄い状態だと思うのですが、お正月からレコードを買い漁るというのは、サスガにナイみたいですね。

ネットショップのマルチチャネル化への野望
以前、この渋谷レコード店日記にこんなコト書きました。
レコード店主が考えたマーケットプレイスに関するアイデア
上記の記事でこんなコト書いたんですよね。
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海外からご来店いただいたお客さんによく訊かれる「Discogsやっていないの?」に対してもし当店がDiscogsのマーケットプレイスに出店していたら、どうなるんだろうってコトを考えていたんですよね
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でオイラとしては、今のnext recordsの店頭で在庫しているレコードのすべてをDiscogsのマーケットプレイスに出品してみたらイイんじゃないか・・・って思ったんですよね。
要するに店頭でもレコードを買えるし、Next Recordsのネットショップでも買える、オマケにDiscogsでも買えるといういわゆるマルチチャネルでレコードの販売をしたらよりお客さんとの接点が増えてたくさんのレコードを購入してもらえるんじゃないのか・・・って。
上記のブログ記事でもサラっと書いていますが、このアイデア・・・オイラのアタマの中では結構、「コレ、ウマく出来れば結構、イケるんじゃない?」って感触があったんですよね。
まぁ〜カンタンではナイとは思いますが2024〜2025年の年末年始の休みの間に実際に出来るのかテストしてみようって思っていたんですよね。
Discogsは、普段も頻繁に利用しているのでその出品の仕方とかは、結構カンタンなんですよね。
でも、オイラが計画しているようなNext Recordsの在庫しているレコード数千枚をイッキに出品するのには、すべてのレコードをリスト化してDiscogsのデータベースにインポートするという作業が必要になるワケです。
で、テスト用のサンプル・リストをDiscogsのガイドを見ながら作ってみました。
まぁ〜やはりイッパツでは、スンナリとはインポート出来ないですね。
何度がリストを修正してはテストするというトライ&エラーを繰り返してようやくレコードをDiscogsのマーケットプレイスに出品できましが、このテストに半日ほど時間がかかりました・・・。
で次に当店の在庫しているすべてのレコードが登録されているデータベースソフトからインポートが成功したテスト用のサンプル・リストのフォーマットに併せて書き出しを行います。
まぁ〜この部分、テストする前からわかっていたコトなのですが、元々当店とDiscgsの表記や表現の仕方が違うので書き換えるのはタイヘンだろうな・・・とは思っていたんですよね。
まぁ〜ココでも何度かの失敗しては修正してという工程を経てとりあえずイッパツで入力できるやり方が出来ました。
もうフダン、使わない脳の部分を全開で使っているのでアタマが沸騰しそうになるくらい面倒でややこしいですですが(笑)
で、ココまで所要した時間、ホボ半日・・・この書き換え作業は、やり方さえちゃんと手順に沿ってガイド化すれば出来るのですが、書換の項目が結構多いんですよね。
当店のネットショップは、毎週金曜日の4時頃に新入荷したレコードを追加して公開しているのですが、その更新作業って1時間くらいなんですよね。

で、本来の目的である当店のネットショップとまったく同じ内容のDiscogsマーケットプレイスへの出品作業は、効率的に見積もっても2〜3時間かかりそうです。イヤ・・作業自体はそんなにかからないとは思うのですが正常に出品できているかとか間違いがナイかとかのチェックまで含めるとなかなかの作業量なんですよね。
当初は、もっとカンタンなんじゃないかなって思っていたのですがオイラが思っていた想定以上に時間がかかります。
とりあえず、テストしてみて成功はしたのですが、想定していたその作業量が結構タイヘンだというコトがわかりました。
ん〜実際にテストしてはじめて解ったのですが、コレ作業に関わる手間に見合う売上増加は見込めるのかな・・・ってコトでした。
タブン、マルチチャネルでの販売は、やらないよりもやった方がイイっていうのは解りますよ・・・だけど、手間のかかる作業量の割には実入りが少ないんじゃないのか・・・ってカンジたんですよね。
あと、当店のネットショップとDiscogsのマーケットプレイスで在庫をリンクさせるっていうコトに関してですが、もし当店のネットショップでAというレコードが売れた場合、DiscogsのマーケットプレイスでそのAという在庫が売り切れたコトにするために手動で在庫数を調整しなければいけないんですよね。
この部分は、今回のテストの結果しだいでいつもお願いしているWEB屋さんに相談しようと思っていたのですが、そもそも前段階のインポート作業がかなり手間がかかるという・・・。
ちょっとどうかな・・・このマルチチャネル化・・・いいアイデアだと思ったんですがちょっと頓挫しちゃった感がありますよね。
タブン、コレ・・・作業量と利便性があまり見合っていないような気がしたんですよね・・・タブン、このアイデア・・・ムリっぽいかもって気がしました。

越境EC化を本格的に目指すっ!
このブログでも店頭での売上比率が外国人のお客さんからの方がメチャ増えてきたコトを度々書いてきました。
しかし、オイラ的にはちょっと不満があります。
ソレは、店頭では外国人のお客さんはレコードを購入してもらえるのにネットショップからは、なかなか購入してもらえないってコトです。
原因は、ナゼかってコレはもう明らかに当店のサイトがカンゼンなマルチリンガル化に対応していないからだと思うんですよね。
ま〜英語表記は、なんちゃって表示になっているのですが海外からアクセスした人が買い物しやすいショッピングサイトではナイです。
コレまで日本のレコード店の独自サイトが海外のお客さんへ向けてレコードを販売するっていうのは、ちょっと敷居が高かったんですよね。
やはり価格のコトとか、日本語の問題とか、カートシステムの送料計算が複雑だとかという問題があったんです。
しかし、昨年はそんな問題があるにも関わらず、メールで「このレコードを購入したいんだけど、どうすれば買えるの?」っていう海外からのお客さんからのお問い合わせが結構増えてきたんですよね。
2023年に当店のネットショップを大規模なリニューアルをしたのですが、コレが意外にも海外からのアクセスに貢献しているようです。
メールでやり取りして購入してもらえるのもイイのですが、結構コレがやり取りに時間がかかるんですよね。
また、海外からの通販のそのお問い合わせの最中に購入希望だったレコードが売り切れてしまったりとかもあったりして、取引が途中で頓挫したりとかもあったりしてもっと海外からの通販もスムースに出来ないものかって思っていたんですよね。
当店のレコードのラインナップですが、外国の人でも好きな人には結構ハマるみたいでソレは店頭に直接ご来店していただいた外国のお客さんのレコードの買いっプリを見ていたら明らかです。

上記の動画のような一度、渋谷のリアル店舗に来ていただいたお客さんから自宅に帰ったあとでもNextのネットショップをみてレコードを購入してもらえたらな〜って思うワケです。
コレ、ゼヒともやりたいんですよね〜。
日本からと同じようにすべてネットショップで配送先から送料計算して決済まで完了出来る仕組みにしたいなぁ〜って。

Amazon Payが利用できなくなりました。
コレまで多くのお客さんにご利用していただいた決済方法であるAmazon Payが、カートシステムを運営会社の都合でご利用ができなくなりました。
Amazon Pay・・・コレ、超便利だったんですよね。
なんてったってAmazonでコレまでに買い物をしたコトがあれば、そのログインのアカウントがそのまま使えて当店でも超カンタンにレコードが買えたんですからね。
ネットショップを運営している中の人的には、お客さんが当店をはじめて利用する時に商品の配送先の名前・住所・電話番号・メールアドレス・パスワードとかを入力して設定するのってメチャ、敷居が高いって認識だったんですよね。
そういったメンドーな入力を一切スッ飛ばして、普段使っているAmazonのアカウントとパスワードを流用できるっていうAmazon Payは、ホント便利だったんですよ。
カートシステムの運営会社からは利用できなくなった正式な理由のアナウンスなされていませんが、技術的な仕様の変更や運営方針の見直しが背景にあるようです。
というワケで、コレまでAmazon Payを決済していたお客様にはご迷惑をおかけしますが、改めてクレジットカード(Shop Pay)やApple Pay/Google Pay等のご利用をお願いいたします。

SPENCE / GET IT ON
SPENCE / GET IT ONの試聴
next recordsのサイトでSPENCEのレコードを探してみる

Next RecordsとDiscogsの在庫の連携・・・このアイデアを思いついた時は「コレは、イケるっ!」って確信したんですケドね・・・現実は、そんなにアマくないですね。
でもこのコトを調べていて解ったのですが、当店のサイトからDiscogsへの商品データの共有は、かなり面倒くさいのですが逆パターンのDiscogsから当店のサイトへデータの共有は結構、カンタンみたいなんですよね。
DiscogsのAPIという機能を使って商品データをリンクするのですが、コレならばカンゼンにデータを一致させるコトが出来るようです。
しかも、ドチラのサイトで商品が売れても瞬時にお互いの在庫数を一致させてくれるというマルチチャネルならではのコトが出来ちゃうようです。
じゃあコレを利用すればイイんじゃないのかって思うのですが、当店のようにすでに出来上がったサイトでこの機能を実装するのは不可能で、イチからサイトを構築して商品データをDiscogsに登録しなければイケないという・・・ん〜サスガにソレは、出来ないっすよね。

でも、ホント越境EC化サイトは、ゼヒともやりたいなぁ〜って思っています。
ナンダカ海外向けばかりのハナシですが、実は国内向けのお客さんに対しても「コレは、イイかもっ!」ってアイデアがあるんですよね。
それは、具体的になったらお伝えしようと思います。
というワケで、25年目となる渋谷Next Recordsを今年もヨロシクお願いいたします。

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渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店next. recordsでは12インチシングルのレコードを買取をやっています!
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毎週、金曜日に新入荷のアナログレコードをサイトにUPしています。

このブログは、渋谷で唯一の12インチシングル専門のレコード屋、next recordsが、運営しています。

prodigy_ybe

渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店、ネクストレコードです。
2024年の最後の「渋谷レコード店日記」への投稿となります。
まぁ〜毎年、最後の記事は、今年1年どんなカンジだったとか、あんなコトしたなぁ〜なんてコトを振り返ったりするという内容です。

とりあえず、今年1年、大きなトラブルもなく無事に終えるコトが出来てホント、何よりです。
コレもひとえに当店をご利用いただいただいているお客さまのおかげです・・・本当にありがとうございます。

しかし、オイラ自身の年齢の影響もあると思うのですが、ホント1年経つのが早いなぁ・・・ってコトをつくづく感じる次第です。
というか思い返してみたのですが、オイラが渋谷の木造築50年以上のオンボロアパートの2階で12インチシングル専門の中古レコード店を始めようと思い立ってお店をはじめたのが、2000年の1月3日なんですよね。
それからすると、25年経ったんですね・・・コレ、いわゆるトコロの四半世紀ってヤツですね。
まさか2000年にレコード店を始める時に25年後も渋谷で同じレコード店を続けて営業しているなんてコト、想像もしていませんでしたね。
まぁ〜レコード店を継続して営んできたコトに対してもやはりソレナリの浮き沈みがあったり、トラブルもあったりしましたが、「もうダメだ・・・終わりだ・・・チ〜〜〜〜ン(沈)」ってコトになるホドの状態に一度も陥っていないというのは、本当に幸いでしたね。
だけど、25年も同じ12インチシングルを販売し続けているにも関わらず、営業年数だけメチャ増えてレコード店の規模的にはあんまり成長していないってコトに対しては「ホントにコレでイイのかな・・・」って思う部分もあったりするんですよね。
ん〜ビジネスは、常に成長し続けなければイケない・・・みたいなヘンにとらわれた感覚になっているのもあるのかもしれませんケドね。
もっとお店の規模を拡大してスタッフを雇ったり他のエリアに支店を出したり、他のジャンルのレコードも幅広く扱ったりなんかした方がイイのかなって時々思うコトもあるのですが、その数分後には、自分が興味のナイようなレコードを販売するコトに対してつまんないよなぁ・・・って思ったりもしたりして結局、そんな同じようなコトを思っては消えて思っては消えてってなっていたりします。
まぁ〜25年も同じ商売をやっていたらソレなりに思うトコロは、そりゃ〜ありますよね。

前置き時なオイラの能書きは、もうイイとして本題にいきます。
2024年は、もうカンゼンにリアル店舗の存在感がコレまで以上ハンパなく大きくなった1年のような気がしましたね。
この感覚は、2023年の時にもナンとなくカンジてはいたのですが、2024年は確実に実感しました。
コレまで長い間、当店の売上は、ネット通販の方が実店舗の売上よりも多いってコトをこのブログでも書いていたんですよね・・・ソレが2024年はカンゼンに逆転して今は、店頭での売上が通販以上にググッと伸びてきました。
で、その店頭売上の大きな原動力となったのは、やはり外国人旅行者の購入ですね。
前回の2023年の年末の記事にも書いたと思うのですが、「日本にレコードを買いに来た」っていう旅行のメインの目的ではナイんだけど、ソレナリに大きな買い物予定として「レコードの購入」を考えている旅行者がはやり多いんでしょうね。
とはいっても、当店は12インチシングル専門というかなりターゲットを絞ったセレクションなので「日本でレコードを買うぞっ!」って目的でご来店いただいた外国人のお客さんの1/10くらいのニーズにしかお応えできていないのですが、ソレでも店頭売上のアゲる大きな原動力になっているんですよね。
まぁ〜RockやJazzのアルバムを探しているお客さんの間違い来店が、9割くらいあるのですが、残りの1割のお客さんの「LOVE!12インチシングル」だけのニーズで店頭売上がアガるんですからね・・・もし、当店でRockやJazz、City Popのアルバムを扱っていたら・・・って思ったらって、あ〜また興味ナイのにそんなコト考えちゃってますね(笑)
だけど、当店のような12インチシングル専門の中古レコード店って世界的にみてもかなり稀有な存在だと思うんですよね。
ホント、外国人のお客さんで12インチシングルが好きな人にしてみたら「ナンだっ!このレコード店はっ!?」って思われているようです。
「ナンで、キミの店にはこんなに12インチシングルがあるんだ?」ってコトは、ホントご来店いただいたお客さんによく言われるんですよね・・・。
YouTubeのDJ Play動画を観ていても結構、アナログレコードでDJ Playしている様子を投稿している人が増えてきたような気がしますし、もしかしたら12インチシングルのニーズが今以上に高くなるかも・・・って淡い期待もしていたりします・・・ん〜そうればウレシイなぁ〜。

一方、もしそうなったら「ヤバいかも・・・」って思う懸念事項もあるんですよね〜ソレは、レコードの仕入れのコトです。
イヤ〜ホント、円安・・・キツイっすね。
海外からレコードを仕入れる側の当店のような業者は、マジでこの円安に恐れおののいています。
時々、ebayとかもチェックして世界に於ける中古12インチシングルのマーケットのコトを調べていたりするのですが、確実に値段がアガっていますね。
しかも基準となるドルでの価格がアガっている上に円安というコトもカンケーして日本人からすると更に割高感が倍増しているようなカンジです。
知人でヤフオクやメルカリ等でレコードを販売している人がいるのでココ最近の状況を訊いてみたのですが、落札代行業者からの落札がハンパなく多いってコトをいっていましたね。
コレね、ヤフオクとかに出品されているレコードを海外の人が見て購入したいアイテムがアレば、そういった落札代行業者を通じて落札するという購入方法なんですよね。
外国の人からすれば、日本のヤフオクとかメルカリとかトーゼン使い方が解らないしね、でも海外のレコードマニアとかからすれば、相当お宝なアイテムがebayやDiscogsの販売価格よりもかなり安価なプライスで出品されているので手数料を払ってでもそういった落札代行業者を通じて購入したほうが安価に入手できるというメリットがあるようです。
ん〜カンゼンにすき間ビジネスですね・・・コレ、しかもニーズもシッカリとあるという。
日本に訪れてレコードをガシガシ購入している外国人客もやはり自国で買うよりも安いとか状態がイイとかっていう理由だと思うので同じだと思うのですが、これホント、長い目で見れば相当なレコードが海外流出しているようなカンジでもありますね。
見方によっては、日本の中古レコードマーケットって海外からすればイイ狩場になっているのかもしれませんね。

あとね・・・レコードの価格ですよ・・・ホント、ココ最近の価格上昇はハンパないな・・・ってカンジています。
レコードの値付けしている当事者でもあるレコード店主のオイラがいうのもちょっとハバカレますが、価格の上昇が気になります。
当店でも店頭に品出しするレコードは、市場の相場観を常に意識して値付けをしているのですが、数年前であれば千円程度のタイトルのレコードが、久しぶりに入荷したので調べてみると市場では3千円くらいになっているっ!ってコトが、頻繁に起こっているワケです。
世間でもインフレのコトがよく言われていますが、レコードに関してはインフレというよりもコレは、カンゼンにニーズの高まりによる価格上昇ですよね。
どうしてレコードの値段があがるのかってホント、単純にそのレコードを欲しいって思う人よりもそのレコードの数が少ないからレコードの価格があがるという需要と供給のバランスが崩れ、需要が供給を上回るからでしょう。
そういうコトを考えるとドチラかという今のアナログレコード・ブームからすると少し取り残された感のある12インチシングルも実は、ブームの真っ只中にあるというコトになるんでしょうね。
お客さんからのニーズが無ければ商品の価格っていうのは、基本的には下がるのがセオリーですからね、今はアガっているというコトは、ニーズの高まりに12インチシングルの供給が追いつかないから価格がアガっているというコトになりますよね。
だけど、コレまでの過去の価格を知っている人や自分の相場観を持っている人からすれば「数年前まで千円くらいでよく見かけたのに・・・」ってカンジちゃうんですよね。
じゃあ「その千円売っていた時に買っておけば良かったのに・・・」って思うんだケド、その時は、ソレホド欲しくなくって値段があがった今は、欲しいっていうのは、やはり全体的な需要の高まりが心理的に影響しているからなんでしょうね・・・ん〜ニンゲンの気持ちって不思議ですね。

店頭には、外国からのお客さんが連日ひっきりなしに訪れるのですが、海外からのネット通販は、イマイチの反応なんですよね。
ご来店いただいた外国からのお客さんに「Webサイトもあるのでチェックしてねっ!」ってショップカードを毎回必ずお渡しするのですが、そのリターンは、ゼロなんですよね。
リアル店舗では、数万円のお買い物が出来るくらいそのお客さんのニーズに応えるコトが出来ているハズの当店の品揃えなんだケド、オンライン通販では、全然買ってもらえないってナンでなんでしょうね。
確かに当店のWebサイトは、マルチリンガル対応は出来ていないし、越境EC対策もカンゼンではナイので買い物しにくいって事情もあるとは、思うのですがリターン・ゼロなのは、ちょっと解せないなぁ〜っと思うワケです。
だけどコレね・・・もしかしたらナニかをキッカケに海外からのネット通販もふやせるんじゃないかな・・・って思っているんですよね。
2024年は、店頭での販売に関してはスマホでスキャンすればカンタンに試聴できるようにしたりなんかして今までよりも少し便利にできたんだ2025年は、カンペキな越境EC対策に本格的に取り組もうかな・・・って思っています。

PRODIGY (OF MOBB DEEP) / Y.B.E. (YOUNG BLACK ENTREPRENEURS)
PRODIGY (OF MOBB DEEP) / Y.B.E. (YOUNG BLACK ENTREPRENEURS)の試聴
next recordsのサイトでMOBB DEEPのレコードを探してみる

とりあえず、2024年も渋谷の街の端っコである宇田川町シスコ坂で中古レコード店を無事に営むコトができました。
オイラの感覚的な総評としては、2024年はココ10年間の間でイチバン、充実した1年だったような気がします。
2025年は、イッタイどんな1年になるのかまったく想像が出来ませんが、コレまで以上に12インチシングルが好きな人たちのニーズにお応えできるようにショップの営業を一生懸命にヤッていきたいなと思っています。
2025年もゼヒ、渋谷ネクストレコードをご贔屓にしていただけますようヨロシクお願い申しあげますっ!

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djpierre_muzikislife
渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店、ネクストレコードです。
ご来店いただいたお客さんから「こんなフリーペーパーがありましたよ」といって教えていただきました。
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内容は、レコードに興味があるビキナーさんへ向けてのカンタンなガイドブックみたいなカンジの冊子です。
オーディオ関係のポータルサイトを運営しているphileweb.comが監修しているフリーペーパーですね。
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“アナログレコードっていいな”
そう思ってレコードを買ってみたけれど、プレーヤーはまだ持っていない
――そんな10代、20代の皆さんに向けて、季刊・アナログ編集部が小冊子『はじめてのアナログプレーヤー』を作成しました。

(philewebの説明文から)
コチラからダウンロード版も読めますよ。
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フルカラーで30ページ以上の冊子で手触り感のあるイイ紙で印刷されているフリーペーパーです。
内容的には、あくまでもレコードに興味があるんだけど、どうやったら聴くコトができるんだろう・・・っていうコトを丁寧に解説した内容となっています。
だけど、既にレコードを再生できる環境がある人が読んでも「へぇ〜そうなんだ・・・」って新たな気付きもあるようなちょっと突っ込んだ内容にも触れていて興味深く良くもコトができました。

オイラは、昭和の時代からレコードを聴きはじめてオッサン世代なのでレコードを再生するために必要なオーディオ機器やソレラの接続方法など一通り知っているのですが、やはりレコードからCD〜音源のダウンロード〜ストリーミングへと音楽コンテンツのカタチの変化や音楽を聴くためのスタイルが大きく変化しているので、10代〜20代の人からするとレコードで音楽を聴くというコトに関して興味が湧いてもその目的を達成するために今まで使ったコトのないオーディオ機器を用意する必要があるというのは、なかなかムズカシイのかもしれませんね。
コレまで店頭で接客していても「レコードで音楽を聴きたいんですけど、ナニを買えばイイんですか?」って聴かれたコトってもう100回以上ありますからね・・・というか、本当なら家電量販店で訊くような内容ですよねコレ、だけどナゼかソレをレコード店でレコードの聴き方を訊くという状況からすると、そういったビキナーさんは、その質問自体をドコへ相談してもイイのかってコト自体解らないってカンジなのか知れませんね。

だけど、ホントに不思議ですよね〜どう考えてもストリーミングサービスの方がコストや利便性、アクセスの容易さという点の経済合理性からすると安価な月額料金で膨大な楽曲にアクセスでき、スマホでドコでも聴けるという利点は明らかです。
だけど人間の選択行動は必ずしも合理性だけで動くものじゃないってコトなんでしょうね。
以前にもこのブログでも言及したコトがありますが、レコードを購入し、ターンテーブルで再生する行為には、音楽を聴くだけではない「体験」が含まれていてその部分にナンらかの価値を見出しているでしょうね。
また、レコードを選ぶ、ジャケットを手に取る、針をレコード盤の上に落とすというプロセス自体も一種の儀式のような感覚を与えていて、こうした体験は、感情的な満足感やノスタルジア、自己表現の一部として価値があるようにカンジるのかもしれませんね。

ストリーミングは「アクセス」を提供するんだけど、レコードは物理的な「所有」を可能にている部分も価値があるようにカンジているんでしょうね。
心理学的に、所有するコトで得られる満足感は、特に希少性が伴う場合に高まったりするコトがわかっているみたいですね、限定盤や特別なプレスが価値を持つのはこのためでしょうね。
「所有感」と「希少性」というこの2つが掛け合わされるのは、コレクションという観方からすると大きなイミがありますからね。
経済行動学では、「所有(保有)効果」や「希少性の原理」という心理現象が知られています。
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保有効果(Endowment effect)とは、自分の所有物を実際の価値よりも高く見積もったり高い評価をしてしまうことで所有する前とあとでモノに対する価値観が変わってしまう心理をさします。いわゆるバイアスのひとつという位置づけです。人は自分がすでに所有しているものを高く見積もる傾向をもっていることを指摘しました。
「自分の所有物は実際の価値よりも高く感じる?保有効果という心理現象」より
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希少性の原理(法則)とは、希少性の高いもの(なかなか手に入らないもの)に人は価値を感じるという習性を表わすものです。実際には希少性がなかったとしても、希少性があると思い込んでしまえば、それが欲しくなるのが人間の心理です。
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古いレコードってこの部分での価値観って結構デカいですよね。
最近は、再発盤が多数リリースされていてコレまでなかなか手に入りにくかったタイトルも再発されたコトでカンタンに入手できるようになったりするケースも多いのですが、ナゼか再発盤を既に所有しているんだけどそのタイトルのレコードが当時されたオリジナル盤を所有したくなるという感覚・・・まさにコレですよね。
さらに「コレクティング/蒐集」という人ならではの心理現象もありますよね。
探しているレコードを手に入れた時の達成感は、ドーパミンがドバドバでるような強烈な快感がありますよね〜この快感は中毒性があり、次の蒐集行動を確実に誘発していますよね。

あとね、「コミュニティ」と「アイデンティティ」っていう部分に対してもナンらかの影響があるんじゃないかなって思うんですよ。
例えば、音楽と聴いて楽しむという本来の最終的な目的は同じなんだけど、レコードで音楽を聴く人とストリーミングで音楽を聴く人との「音楽を聴く価値観」は、同じじゃないような気がするんですよね〜なんだかレコードを楽しむ人々の間にはコミュニティが形成され、文化的なつながりが生まれているみたいな部分ってあると思うんですよね、このつながりが「レコードを持つコト」に社会的価値を付加し、趣味の一環としての満足度を高めているコトって確実にありますよね。

また、レコードで音楽を聴くコトには、あきらかにストリーミングとは異なる「音楽体験」が存在していると思いますしね。
デジタル音源にはない独特の温かみや深みが感じられるアナログ音質の特性とか、アルバムでアーティストが意図した楽曲の順番や流れを楽しむコトで、より深い音楽理解を得られるような感覚とか、デザインされた大きなジャケットを手にとってクレジットなんかを読みながらレコードを聴くという体験にも特別な体験のような感覚がありますよね。

このフリーペーパーを読んでいて改めて気がついたんだけど、はじめはレコードを聴くというシンプルな目的のために用意したオーディオなんだケド、次第に「音を探求する楽しみ」みたいな部分への興味が沸き起こる部分っていうのもありますよね。
しかもコレ、追求するとなるとカンゼンに「沼」にハマるくらいですし(笑)
だけど、元々アナログオーディオは、各機器(ターンテーブル、アンプ、スピーカー等)がそれぞれ独立した役割を果たす「分離型構成」を基本としているからなんですよね。
各オーディオを分離するコトで専門的な機能に特化するコトが出来て柔軟的に音質を細かく調整・改善できるようになるのですが、その反面ビキナーさん的には「何を選べばよいか分からない」という障壁になっているのも事実でしょうね。
オーディオメーカーの視点としては、それぞれ専門分野を持つコトで市場において高い競争力を維持しているからそうなっているんでしょうね。
スピーカーならJBLがイイとかって、ターンテーブルならドコのメーカーが良いとかってありますね。
ソレらの各オーディオメーカーの得意分野とかで初心者向けシステムを作りづらくなっているんでしょうね。
汎用性と個性のトレードオフってやっぱりありますよね、汎用性を高めると個々の機器の特性が薄まり、音質やカスタマイズ性が犠牲になりますからね、このため、ビギナーさんととオーディオマニアのニーズの間にギャップが生じますしね。
はじめは、とりあえずレコードが再生できるという最低限の目的が達成できるオールイン・ワン的なオーディオを買ってもスグに良い音で聴きたくなるのでもっと汎用性のある分離型のシステムの方が良いかもって思うんだけどその構成の選択が複雑過ぎてナニを買えば良いんだろう・・・ってなっちゃうんでしょうね。

このフリーペーパーでは、ビギナーさんは、プレーヤーとスピーカーとをBluetoothで繋げるコトをオススメしていました。
ま〜ペアリングするだけなのでカンタンに接続できるというコトなんでしょうね。
だけど、一般的には有線接続のほうがBluetooth接続よりも良い音質を得られるとされていますよね。
Bluetoothでは、音源が圧縮されているケド、有線接続では音源信号がそのまま伝わるため、圧縮による音質劣化が起きないというのが理由です。
このコトで、有線接続はダイナミックレンジや微細な音の表現がBluetooth接続よりも優れていると言われています。
まぁ〜だけどコレ、ドコまで差があるのかっていうのも自分の自宅で聴き比べないと解らないんですよね〜そのためにわざわざそれぞれのオーディオシステムを構築するというのも出来ませんしね・・イッタイ、ドッチがイイのか?・・・コレも悩みドコロですね。
じゃあビギナーさんにはドチラがおすすめか・・・って言われたらBluetooth接続がオススメなんだけど、結構早い段階でやっぱり有線接続の方がイイかも・・・って気持ちになりそうな気がしますね。
じゃあ、はじめから有線接続の方が良いかも・・・って思うかもしれませんが、そうなるとどのアンプが良いとかスピーカーがイイとか、ケーブルはどうしようとかって悩みはまた堂々巡りになっちゃうんですよね。

レコードプレーヤーも1〜3万円台から10万円以上とかなりの価格差がありますよね。
コレもどれがイイのかって悩みドコロですね。
レコードプレーヤーの価格差の要因って素材と構造の違いに依るコトが多いんですよね。
安価なモデルは、プラスチック製のパーツが多く、全体的に軽量でシンプルな構造で、高額なモデルは、金属や高密度の木材、カーボンファイバー等振動を抑えるための高品質素材が使用されていてターンテーブル(プラッター)が重く安定しており、モーターの精度や駆動システムが高度だったりします。
またベルトドライブ方式かダイレクトドライブ方式かによる特性も異なるし、カートリッジやトーンアーム、モーターの回転制御の精度とか・・・結構、難しい要因も複雑に絡んできます。
だけど、必ずしも「価格=音質ではない」とオイラは思うんですよね。
ソレは「良い音」の定義はかなり主観的であり、個々のリスナーが求める音質や音楽ジャンルによって異なるからなんですよね。
また、高額なプレーヤーでも他のオーディオ機器(アンプ、スピーカー)の性能や相性、設置環境が整っていなければ、ポテンシャルを発揮できませんしね。
ハイエンドな機種って或る意味ソレラをコントロールできる知識とスキル、経験が必要なワケですしね。
じゃあ、どのターンテーブルはイイのか・・・ってコトなんですよね〜でもコレもリスナーが求める音質のレベルや目的によって異なりますからね、「ベストは、コレだっ!」って言えないんですよね。
この部分は、もうオイラは思考停止で「Technics SL-1200、一択」って決めているので楽ですけどね。

以前、様々なオーディオ機器を接続するのですが、もっとも音質の影響を与えるのは、どのオーディオ機器ですか?ってビギナーさんに訊かれたコトがあるんだけど、コレ、ヒトツだけで決めるコトができないんですよね。
結局、アドバイスできたのはカートリッジ・フォノイコライザー(フォノアンプ)・スピーカーこの3つの組み合わせが音質を左右するんじゃないですかね?ってイイました。
とりあえず、カートリッジは、比較的安価に音質を改善できるパーツだと思うので今使っているカートリッジと新たなカートリッジを聴き比べて観るのも良いかも知れませんね。
アンプやスピーカーは結構値段もするので、次のグレードアップでもイイかもしれませんね。
当店では、「樽屋のカートリッジ」を販売しているのですが、ご希望でしたら今使っているカートリッジとよく聴いているレコードを店頭へご持参してくれたら聴き比べさせていただきますよっ!

DJ PIERRE / MUZIK IS LIFE
DJ PIERRE / MUZIK IS LIFEの試聴
next recordsのサイトでDJ PIERREのレコードを探してみる

レコードで音楽を聴く魅力は、音質の豊かさや所有する喜び、再生する体験とかにあるんだけど、機材選びはホントフクザツでビギナーさんには難しいですよね。
あえて云うなら特に音質に影響を与えるのはカートリッジ、フォノイコライザー、スピーカーの3つだと思います、この辺を押さえておくと間違いナイんじゃないかなぁ。
Bluetooth接続は手軽だけど、音質にコダワルならあえて有線接続がもイイかもしれません。
まずは手頃なオーディオから始めて、好きなタイミングで少しずつグレードアップしてみるのがイイかもしれませんね。

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東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード Next Recordsです。
つい先日、NETFLIXを観ていたら「あなたにオススメの作品」というレコメンド動画の欄に「The Playlist」というドラマが表示されました。
「ん?何だろう・・・コレ」って概要を読んでみるとスェーデンの音楽ストリーミングサービスのSpotifyの創業を描いたドラマだというコトでした。
個人的には、Spotifyってアプリをダウンロードしてちょっと触ってコトがある程度で、まったく興味が湧くコトなく「あ〜なるホドね・・・こんなカンジのプレイヤーなんだ・・・」って程度で自分では使うわないなぁってカンジだったのです。
だけど、まがいなりにも一応、零細中古レコード店主という音楽コンテンツを販売する立場っていうイミも含めてNETFLIXがオススメしてきた「The Playlist」って観てみました。
このドラマは、2022年に配信されたドラマでエピソードが全6話という構成になっています。
概要を読んだカンジでは、創業者がSpotifyという音楽ストリーミングサービスと開始するに至るストーリーを描いた内容なんだろうなぁ〜って想像していたのですが、ちょっと違っていました。
ドラマの6話ごとにSpotifyというサービスを取り巻く関係者のそれぞれ視点で描かれているような内容になっていてカンタンに言うと各話でメインとなる主役が若干変わっているんですよね。
アイデアの発案者(Spotifyの創業者)・違法ダウンロードサイトに悩むレコード会社社長・サービスを法律をまとめる弁護士・創業者のアイデアを実現するプログラマー・創業者を支援する出資者・Spotifyに楽曲を提供する悩めるアーティスト という6人の視点でドラマが進行するという内容でした。
正直、音楽配信サービスとか使っていないしタブン、これからも使うコトない、さらにSpotifyにもソレホド興味がないというかなり低いテンションでドラマを見始めたのですが、想像以上にこのドラマ・・・ハマりました。

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NETFLIXによる「ザ・プレイリスト」のあらすじ
「ザ・プレイリスト」は、無料かつ合法の音楽ストリーミングサービスを世界に向けて提供し、業界全体に革命を起こしたスウェーデンの若きIT起業家ダニエル・エクと、彼の協力パートナーたちの物語。小さな企業が、世界中の人が音楽を聞けるようにする方法を考案し、現状を打破しようとするとき、確固たる信念や、不屈の意志、人とのつながり、そして大きな夢を持つことがいかに大切かを描きます。
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第1話目の創業者が、Spotifyという音楽配信サービスのアイデアを発案してソレを実現化するために奔走するエピソードは、オイラ的には相当刺激的なハナシでしたね。
コレ、ナニかイイアイデアを思いついて「こんなコトが出来ればイイなぁ〜」ってコトは、多くの人が経験としてあると思います。
しかし、その思いついたアイデアを実現化する為に実際の行動に移せる人ってホント、一部の人だけなんですよね。
ナンか、この1話目のエピソードを見た時にオイラが中古レコードの販売に携わった時のコトやNext Recordsを渋谷ではじめようと思った時のコト、紙のカタログ通販からネット通販へ移行した時のコト、もっとレコードが購入しやすいオンラインショップをするためにイロイロと試行錯誤したコトなどなどコレまでの自分の経験とナンダカ、共感する部分が多々あってかなり楽しくドラマを見るコトができました。
しかもこのSpotifyというサービスが立ち上がった当時の状況っていうのもオイラは、リアルタイムで知っているので余計、あ〜そういえばあの時、そんなコトがあったなぁ・・・って思える部分もあって余計にハマりましたね。
ちなみにSpotifyは、2008年にサービスが開始されてアメリカには2011年に進出して、日本では2016年9月29日にサービスが開始されたそうです。
Spotifyの創業者、Daniel Ekは、2006年ごろにSpotifyというサービスのアイデアを思いついたそうです。
その当時、音楽業界は深刻な変化の最中で、違法ダウンロードが急増し、NapsterやLimeWireといったファイル共有サービスが音楽業界の収益に大きな影響を与えていたんですよね。
ソコでDaniel Ekは、この状況を見て「違法ダウンロードがカンタンすぎるからこそ、人々が正規の音楽サービスを使わないのではないか」と考えてもっとこうすればイイのに・・・というコトでSpotifyのアイデアを思いついたみたいです。
使いやすさと合法的でちゃんと収益できるビジネスモデルを構築するために2年ホドの歳月がかかったんですね。
アイデアの原点には、Daniel Ek自身が相当な音楽リスナーであり、さらにテクノロジーやインターネットの可能性を深く理解していたコトがバックグラウンドとしてあって、さらに彼は「人々が無料で音楽を楽しみながら、アーティストにも正当な報酬を提供する世界を作りたい」という理想を持っていたコトが創業の理念にありました。

違法ダウンロードによって大ダメージを被っているその時のレコード会社が於かれていた状況が第2話のレコード会社社長の視点で描かれているという流れになっています。
ドラマでは、描かれていませんがSpotifyのサービスがはじまる数年前(タブン2003年頃)にAppleによるダウンロードで楽曲を購入するというサービス(iTunes Music Store)が存在していましたね。
コチラは、1曲99セントでデジタル音源を購入するというサービスで当時は、1曲$1以下で購入できるというコトで話題になったのですが、後発のローンチされたSpotifyが無料で音楽を聴き放題できるというサービスからイッキにシェアを広めたんですね。
音楽の所有からからアクセスへという潮流の背景や変化があったんですが、その一旦をになったのが、Appleが作ったiPhoneっていうのもナンダカ不思議なめぐり合わせですね。

3話目の弁護士のエピソードは、レコード会社とSpotifyの権利の問題がメインに描かれているのですが、タイトルにもなっているプレイリストのアイデアに繋がっているというのもなかなか面白いですね。
広告で収益をあげるビジネスモデルだけでは、サービスを維持するコトが出来ない中で起死回生の革新的なアイデアを思いつく・・・そしてソレが大当たりして収益を押し上げる・・・ん〜なかなかドラマチックですね。
ネット通販を営んでいるオイラも時々、「コレ、イイかも?」ってアイデアを思いつくのですが、行き詰まるのはだいたいそのアイデアをどうやって収益化するのか・・・って部分でお蔵入りになるんですよね。
実は、いまもちょっと良さげなアイデアを思いついてソレが実現できればイイなぁ〜っていうネタがあるんですよね。
でも、トーゼンですがそのアイデアを実現するためには、ある程度の費用がかかるワケです。
その費用をかけて実現したその後にその費用と手間をどれくらいの期間で回収していつから収益化できのかぁ・・・って考えると途端に「イケるのかな・・・」って不安になるんですよね。
ホント、ソレホド費用がかからないアイデアであればカンタンなんですケドね〜、如何せん零細中古レコード店なので費用をかけてアイデアを実現下はイイけど失敗しちゃうと大ダメージになりますからね・・・慎重になっちゃいます。
そういったイミでは、Spotifyに於けるプレイリストは、低コストで収益を見込めるかなり効果的なサービスだと思います。

個人的に全てのエピソードがとても興味がもてる内容で面白かったのですが最終話のアーティスト視点からのストリーミングサービスの問題点を浮き彫りにしたエピソードはなかなか考えさせられるストーリーでした。
日本でもミュージシャンが「いい曲を作って発表して多くの人に聴かれて再生回数も伸びているのに全然、お金にならない」ってコトをSNSに投稿して話題になっていますよね。
まさにそのコトが最終話で描かれています。
創業者であるDaniel Ekは、リスナー視点で「合法でダレでも無料で好きな音楽を楽しめるプラットホームを提供する」という音楽が好きな人にとってはサイコーのサービスを提供出来たのですが、楽曲を提供しているアーティスト達は、Spotifyやレコード会社だけが儲かって自分たちは搾取されている・・・みたいな気持ちになる・・・ん〜コレは、なかなかムズカシイ問題です。
しかもだからといってSpotifyから自分の楽曲を引き上げるってコトをすれば、そのアーティストの音楽を聴きたいって思う人に届けるコトができなくなるというジレンマを含んでいるという問題もあります。
Spotifyのサービスには否定的でイヤなんだけど、辞めれない・・・みたいなカンジですね。
ドラマではTaylor Swiftのようなビッグアーティストが、Spotifyから全ての楽曲を引き上げるエピソードがありましたね。
その理由は、Spotifyの収益分配モデルに対する不満が原因でTaylor Swiftは、アーティストやソングライターへの報酬が不十分だと主張したコトの行動によるものです。
数億人のファンが付いているアーティストは自分の主張をSpotifyから撤退するという行動にするコトは、出来てもマイナーなアーティストは、Spotifyからの撤退は、自分の音楽活動では、リスナーとの接点を失うコトになりますからね。
ドラマではディスカバリーモードのコトが問題にされていましたね。
Spoifyのディスカバリーモードってナニか解らなかったので調べてみると・・・
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「Discovery Mode」は、アーティストやレーベルなど楽曲の権利者がリスナーに聴かせたい曲を設定し、その情報がSpotifyのアルゴリズムによる音楽セレクト機能に追加されることで、その曲が自動再生またはラジオで再生されやすくなる代わりに、通常よりも低いプロモーション用のロイヤリティー・レートに変更するというもの
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音楽を聴く側からするとちょっと解りにくいですね・・・要するにコレ、自分(アーティスト)の曲を知らない人がSpotifyのオススメのトコロに頻繁に表示されるようにするために、通常よりも低い再生料金で契約するというサービスなんですね。
解りやすく例えるとGoogleの検索で検索した結果の上位に出てくる広告のイメージに近いですね。
自分の受け取る再生料金を広告費に充てるみたいなカンジです。
なかなかコレは、エグいカンジがしますね。
多くの人に無料で音楽を聴いてもらいたいという理想からはじまったサービスだったのにアーティストは、搾取されているという印象を持つ・・・ナンかコレ、創業者のDaniel Ekからすれば、やりきれないカンジもします・・・だけど、アーティストの立場も解るんですよ・・・Spotifyからの撤退は、リスナーとの接点を失うコトに繋がるというSpotifyを利用せざるえない状況になっているワケですね。
日本においては「三方良し」というビジネス哲学を象徴するワードがあるのですが、Spotifyのサービスは「三方良し」ではナイんでしょうね。

MANHATTAN TRANSFER / TWILIGHT ZONE
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まったく低いテンションから観始めたドラマだったのですが、実話に基づくストーリー性とその表現の方法、観る者に考えさせる問題提起などなどに引き込まれてイッキ観してしまいました。
先にも書きましたが音楽・ネットサービス・ビジネスというオイラの関わる環境にちょっと近い部分もあったりしたのがハマる要因でもあったんでしょうね。
少し前にファイル共有ソフトWinnyの開発者のコトを描いた映画「Winny」も観たのですが、コチラの映画自体は面白かったのですが、どちらかと言うとピアツーピア(P2P)の事件性や裁判の方にハナシがよっていて「ザ・プレイリスト」のような自分の体験と共感する部分がなかったんですよね。
まぁ〜でもコレ、Winnyが元となったピアツーピア(P2P)の技術が違法ダウンロードサイトに利用されてそのコトがキッカケになってSpotifyの開発へと繋がっていくんですね。
そういったイミではコレは、地続きのハナシでもあるんでしょね。

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東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード Next Recordsです。
とある日の土曜日の夕方に通販の梱包作業やお客さん対応に目処が立って時間があったのでかなり久しブリに渋谷のTOWER VINYLさんへ訪れてみました。
ちなみに1年間の内、自店舗の営業のために300日以上渋谷に通っていますが、TOWER VINYLさんへ訪れるのは、2回目という久しブリの訪問です。
元々新宿で営業していたTOWER RECORDSから渋谷に移転してきたが2021年9月で「一度、どんなお店なのか訪れてみたいなぁ〜」って思っていたのですがはじめて訪れるコトが出来たのは約1年後の2022年でした。
で、2024年の2月に販売面積を大幅に拡張するためにTOWER VINYLをリニューアルしたというニュースを見て同じく「どんなお店になったのか訪れてみたいなぁ〜」と思ってはじめて訪れたのが今回であります。
2021年に渋谷に移転して3年間で2回目の訪問・・・レコード店主的な発想だとホントは、もっと競合他店の動向やお店の運営とかに敏感になった方がイイんでしょうね〜距離的にはもうホント歩いて数分の場所なんだケド、心理的な距離がメチャ離れているみたいなカンジなのかなぁ(笑)

だけど、フダン当店で、接客していて思うのですがホント、TOWER VINYLのロゴマークが入ったショッパー(レコードを入れるビニールバック)を持ったお客さんが多いんですよね。
タブン、お客さんの買い物の流れが、TOWER VINYL〜Face Recordsに寄ってフト廻りを見渡すとNext Recordsのカンバンがあるのでついでに寄ってみようか・・・みたいなカンジなんでしょうね。
ちなみについでに訪れるお客さんのホトンドが外国人です。
渋谷のレコード店界隈の規模感からするとTOWER VINYLとHMV record shopがデカいレコード店なのですが、当店からすると明らかにHMV record shopの方が近いんですが、お客さんの持っているショッパーのロゴマークは、TOWER VINYLの方がよく見かけますね。
で、およそ2年ブリに訪れたTOWER VINYLさんですが、週末の夕方というコトもあって結構なお客さんがレコードを見ていました。
まぁ〜売り場面積も相当広いので結構な人数のお客さんが訪れていても密度は、パラパラというカンジに見えるのですが、ザッと人数を数えてみたトコロ、80人以上のお客さんが滞在していましたね。
訪れているお客さんの比率は、見たトコロ7割くらいが外国人でしたね。
男女比は、8:2くらいで圧倒的に野郎率が高いです。
年齢の比率は、30代位の人が多いカンジですね・・・でも、意外にも20代くらいの若い人も多いです。
そういえば、TOWER RECORDSが2019年に新宿にアナログレコード専門の売り場を作った時に記事にしたコトを思い出しました。
その時の記事はコチラ
タワーレコードのレコード専門フロアに行ってきた。

この記事を読み返してカンジたのですが、コレ今から5年前の画像なのですがこの時は、圧倒的に日本人率が高いですね、さらにツッコめばオッサン率が高い(笑)
今と比べるとお客さんの構成は、カンゼンに変わっていますね。

店内の様子は、あのデカいTOWER RECORDSのビルの1フロアすべてがアナログレコード専門のフロアになっているだけあって相当広いです。
で、その広いフロアにジャンル別で区切られているようなカンジになっています。
販売されているレコードは、新譜・再発盤と中古盤で、ボリューム的には新譜・再発盤の方が多いですね。
新譜・再発盤と中古盤でレコード棚は別けられていたのですがレコードを見ているお客さんは、明らかに新譜・再発盤が入ったレコード棚を見ている人が多いカンジでしたね。
オイラからすると新譜や再発盤なんていつでも買えるのでそんなの後回しにして今、そのレコード店でしか購入できない中古盤の方をメインにディグった方がイイのにっ!って率直に思うのですが、今のレコードを購入している人はそうではナイんでしょうね。

せっかくレコード店に訪れたので初心にかえってエサ箱に入ったレコードを見てみました。
一応、ちゃんと12インチシングルは、別に「12インチシングルコーナー」が設けられていたので助かりましたね〜でも、お店の規模感からすると圧倒的に12インチシングルの在庫数は少ないですね。
まぁ〜このアタリもTOWER VINYLさん的には、メインの販売アイテムではナイって位置づけなのかもしれませんね。
コレは、TOWER VINYLからの流れで当店に訪れるお客さんからも受ける印象と同じで当店の在庫しているレコードのほぼ全てが12インチシングルであるコトを知ると店内を一巡するだけでお帰りなるトコロから解るようにお客さんのお目当てのレコードは、LP(アルバム)がメインなんでしょうね。

で、TOWER VINYLの在庫の12インチシングルを見出したのですがオイラの職業柄というか性分なのかも知れませんが、レコード店に在庫している12インチシングルは、一通り全部チェックしないと気がすまないんですよね。
で、エサ箱スタイルでストックされている部分はモチロン、その下の棚、要するに背表紙がコチラ側に向いて在庫されているレコードもしゃがんで全部チェックしちゃうんですよね。
で、ガシガシとレコードを掘り進めてフト、我に返って廻りを見渡すと・・・ダレも下の棚に入ったレコードをしゃがんでチェックなんてしていないんですよね。
「アレ?もしかしてオイラ、超浮いてるかも?」ってカンジちゃった次第であります。
他のお客さんがどんなカンジでレコードを掘っているのかってコトを客観的に観察してみると、大多数のお客さんがエサ箱の上に入ったレコードをサクサクってカンジでアッサリとチェックしているような印象です。
お好みのジャンルのレコード棚をザクザクと一生懸命に掘り進めていくような掘り方をしている人は、あまりいませんでした・・・というか、オイラの掘り方がかなり異彩を放つようなカンジに見えちゃっていたかもしれませんね・・・。
でも、レコードに興味がなかったらこんなアナログレコードしか在庫していないお店には訪れないので来店しているお客さん全員がそれぞれお好みのレコードを購入したい為にTOWER VINYLに訪れているコトは間違いないのですが、タブンそのレコードにかける意気込みというか熱量の差なのかなぁ。
まぁ〜海外から旅行で日本に訪れているホトンドの人は、観光ついでにレコード店へ訪れているカンジなのでそんなにレコード店への熱量は高くないのは、自然なコトなんでしょうね。
TOWER VINYLさんの在庫している12インチシングルに関しては、オイラ的にはあまり興味をソソるような内容ではなかったです・・・まぁ〜コレは、TOWER VINYLさんの12インチシングルの状況を事前に他のお客さんから訊いた通りでしたね〜入荷とかのタイミングもあると思いますが、コレはっ!っていうタイトルの12インチシングルを見つけには、至りませんでした。
店内には1時間ホド滞在したのですが、結構な頻度でお会計を待つレジの行列が発生していましたね・・・ん〜スゴいっ!レコードを買うのにレジに行列が出来るとは、お店の在庫しているレコードとお客さんのニーズがカンゼンにマッチしている状態なんでしょうね。
にしても、外国人客がホント、多いんですよね〜コレは、タブンなんかしらのプロモーション的なコトがキッチリと行われていているんでは、ナイでしょうかね。

で、TOWER VINYLを訪れて1週間後にこんなニュースが・・・。
「音楽はサブスク」時代になぜ? 最高益を更新したタワレコ大復活の理由
ナンとTOWER RECORDSが2022年には赤字転落から2023年には約10億の黒字、さらに2024年は前期比85.5%増の18億8300万円と増益したというニュース、さらにこの数字はCDがもっとも売れていた時期を上回る過去最高益だそうです。
コレ、TOWER RECORDS全体の利益なのですがすが、上記の記事にも少し取り上げられていますが、リニューアルしたTOWER VINYLの売上も少なからず影響している様子がカンジますね。

まぁ〜ナンにせよTOWER VINYLさん、イケイケみたいですね。

FLIGHTT / LET'S GET JAZZY
FLIGHTT / LET'S GET JAZZYの試聴
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先日、以前動画で当店を紹介してくれたELLA RECORDSのスタッフさんとお話しする機会がありました。
上記の動画制作では、「【RECORD SNAP JAPAN】YOUは日本でどんなレコードを買ってる?」という街でレコードを持っているレコード好きな外国人に声をかけてインタビューをするという企画があるんですよね。
そういった経緯もあってコレまでに多くのレコード好きな外国人とハナシをしたと言っていました。
で、インタビューをした外国人のレコード歴は、どれくらいなの?って尋ねるとホトンドの人がココ2〜3年前にレコードを聴き始めた人なんですよね〜って教えてくれました。
そういったコトとオイラがTOWER VINYLで見かけたお客さん層を照らし合わせると、タブン最近レコードを聴きはじめてコレクションするようになったライト・リスナー層が今のアナログレコードのブームを牽引しているんじゃないかなぁ〜って思ったんですよね。
オイラも店頭でそういった外国からのお客さんを接客していてカンジるのですが、知る人ぞ知るみたいなマニアックな曲のレコードよりも80年代とか90年代とかにヒットチャートの上位にランキングされたメジャーなヒット曲のレコードをよく買っていくんですよね。
もうレコード歴ン十年みたいな人は、そういったメジャーな曲のシングルってリアルタイムで買っている人が多いんですよね。
ソレに、そういったヒット曲のレコードを買ってくれるお客さんの年齢も「キミ、まだ生まれていないでしょう!(笑)」みたいな比較的若い人が買ったりしているですよね。
TOWER VINYLの在庫のレコードってそういったニーズのアイテムを豊富にラインナップしていたのでお客さんのニーズを的確にキャッチアップできているのが最高益に繋がったのかもしれませんね。
他店のコトとはいえ、アナログレコードを聴いてコレクションするというカルチャーが広くなるコトには、率直にウレシく思う次第であります。
ウチもがんばろう〜っと。

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