渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

タグ:12インチシングル

tommi_thatswhatitis_uk

2019年9月6日にこんなコトを当ブログで書きました。
零細中古レコード店のささやかな消費増税対策
で、もう来週には消費税が10%になっちゃうワケで、ショボい中古レコード店としてもイロイロやらなきゃイケないコトがあったりします。

前日テレビのニュースを見ていると、どうやらレジスターが売れまくって品切れ状態のようですね。
そのお店が、販売している商品によって軽減税率によって消費税が8%の商品があったり10%の商品があったりという場合に古いレジスターだと対応が出来ないようで新制度対応のレジスターの生産が追いつかないみたい・・・ってようです。
ま〜中古レコード店の場合は、オール10%の税率なので今のレジスターの設定を変更するだけで大丈夫なので買い換えなくてもイイのですが・・・問題は、レジスターの説明書が・・・ドコにあるのか?ってそっちの捜索の方がタイヘンかもしれません。

店頭での販売に関しては、前回の消費税が5%から8%になった時に、各レコードにつけている値段が書いてある商品札に税率5%の時にはその税金分を具体的に●円って書いていたので8%に税率が変わった時に税金分の記載をヤメて、
1800YEN+TAXというカンジに、商品代金+税という表示に変更したので、今回は店頭での作業は全くしなくてもイイような体制になっています。
5%から8%に変更の時は店頭に出ている何千枚にもおよぶ商品札をすべて付け替えるというマジでメンドー&ムダな作業は、もう二度としたくないので、この部分は助かりました・・・。
店頭では、レジスターの税率変更だけで済みそうですね。

で、一方WEBサイトの方も税率変更しなくては・・・ってコレ、どのタイミングでしたらイイんでしょうか?
ちょっと調べてみると・・・どうやら商品を発送する時点の税率が適用されるみたいですね。
具体的には・・・
「消費税増税前である2019年9月30日にクレジットカード決済を完了しても、商品の発送が翌日にずれ込めば適用される税率は10%となる」
ようです。next recordsでは、いつも16時ごろに商品を宅急便業者へ出荷しているので、9月30日の16時までの注文分は、消費税8%でそれ以降は翌日の発送になるので消費税率は10%になるってコトですね。
じゃぁ、WEBサイトの方は、16時ごろに税率の設定を変更というコトで。
あ〜そうそう、ショッピングカート機能の宅急便の送料部分も変更しなくては・・・。
それに伴いWEBサイトのバナー部分の送料表示も変更しなくては・・・。
さらにネット通販でご注文分に添付している明細書に使っているデータベースもちゃんと変更するコト。
ま〜消費税が10%に変わるコトでやらなきゃイケないコトってこんなカンジかな・・・。

あと、アレですね・・・キャッシュレス・消費者還元事業カンケーですね。
上記のエントリー「零細中古レコード店のささやかな消費増税対策」を書いた時は・・・
----------------
「赤いロゴマークのお店が対象です!」みたいなコトを書いているのですが、そんなステッカーとかポスターとか全く届いてませんケド・・・。
----------------
って書いていましたが、つい先日、届きましたよっ!ポスターやらシールやらが・・・。ホント、ギリギリのタイミングでっ!
cashless-poster

そして、経済産業省の公式マップにもnext recordsが紹介されるようになりました!
cash-map


しかし、このマップ・・・微妙にお店の位置がおかしいんだケド・・・。
店頭には、ポスターとかお店のガラス扉にステッカーを貼ったりしなくては・・・っと。
ネット通販も、キャッシュレス・消費者還元事業登録加盟店であるコトを謳うバナーはコレを使えっていうのが届きました。
コレらのバナーもWEBサイトに掲載しなければ・・・っと。
税率が変わる直前の月曜日は、ちょっとバタバタとこの手の作業をしなくては・・・あ〜ちょっとメンドーだなぁ。

TOMMI / THAT'S WHAT IT IS
TOMMI / THAT'S WHAT IT ISの試聴
next recordsのサイトでTOMMIのレコードを探してみる

だけど、この「キャッシュレス・消費者還元事業」なんだか結構、難しいですね・・・。
ルールと言うか、その適用される条件っていうのが・・・。
ナンかちょっとケータイ電話の料金プランのような複雑さに似ているような・・・。
それに、next recordsのある渋谷宇田川町界隈の登録参加店をマップで見てみると意外と登録しているお店が多くナイんですよね。
当店が入っているビルにも多数の飲食店やショップがテナントとして入っているのですが、この事業に参加しているのはウチの店ともう1店ダケですからね。
しかも、このマップ・・・超使い勝手がワルイし・・・・。

以前のエントリーにも書きましたが、ナンとかPayとかの決済会社がこの機会にイロイロなキャンペーンを仕掛けるようですが、意外とそれほど盛り上がらないのかもしれませんね・・・。
今もQR決済のd払いで店頭で買い物した場合は、20%のポイント還元ってキャンペーンをやっているのですが、ウチの店では実際に利用されたのは、数人ですからね。
ま〜フツーに考えて手に入れたいレコードを実質20% OFFで買えるとなると個人的には、「マジすかっ!じゃぁd払いでお願いしますっ!」ってなるのですが、実際は、全然そんなコトにはなってませんし。
そう考えると、当店のような中古レコードというマニアックな商品を販売しているショップでは、ナン%還元っていうのはそれほど訴求力のあるセールストークではナイのかもしれませんね。
ま〜解っている人だけ、利用するってカンジなのかな・・・どうだろう。


渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店next. recordsでは12インチシングルのレコードを買い取りをやっています!
ゼヒ、お気軽にお問い合わせください!
毎週、金曜日に新入荷のアナログレコードをサイトにUPしています。


このブログは、渋谷で唯一の12インチシングル専門のレコード屋、渋谷の中古レコード屋next recordsが、運営しています。

dianabrown_yesitsyou_tuf

店頭に出ているレコードがもうホント、増殖しまくりです。
数ヶ月前から「絶対にこの場所見難いだろうな・・・」って思われるエサ箱の最下段まで販売用のレコードが占めるようになってきました。
ネクストレコードのエサ箱は3段になっていて最上部はフツーにエサ箱スタイルで中段と下段は今までもうすでに店頭に並んでいて売れた際に追加で出せるストックのレコードを保管していたワケですが店頭に並べるレコードが増えに増えまくって最上段のエサ箱に収まりきれず、2年ほど前から中段にまで侵食してきて数ヶ月前にはついに最下段の棚まで販売用のレコードが並ぶようになってきました。
この調子でレコードが増殖していくと、タブン・・・もうレコードを並べるスペースが無くなる・・・ような気がする・・・。
それも結構近い将来・・・タブン、来年くらいにはそうなりそうな気がします・・・ヤバいな。

レコード屋でレコードの枚数が増えるっているのは、イイことなのか?ってコトは、もうずいぶんと前から考えているコトなんです。
つまりコレ、「選択肢が多いコトっていうのは、お客さんにとってイイのか?」ってコトです。
以前にこんな内容のブログ記事を書いたコトがあります。
レコードの在庫数とオススメのレコード
記事は2009年8月に書いていますね。
奇しくも今から10年前の記事です。
ちょっと自分で読んで驚いたのですが・・・
以下引用
------------------------------
今のところnextの商品としての在庫数は、時期によって増えたり減ったりはあるのですが、約3500枚位のレコードがお店にでています。
------------------------------
冒頭から約3500枚のレコードがお店に出ています・・・ってそんなに少ないのか・・・。
って記事を書いた当時は、タブン、コレはニュアンス的に3500枚もの在庫がほんとに必要なのか・・・的なある種の問題提起していますね。
つまり「レコードの在庫が3500枚は多すぎるんじゃないか?」みたいな。
更にその数行先に
------------------------------
数年前までは、今の在庫数のおよそ半分位のレコードの数でお店を営業していました。
------------------------------
ってタブン、それより以前は2000枚に満たない枚数の在庫レコードで営業していたってコトですね。
で更に、2000枚に満たないレコードの枚数で営業したいた時期から3500枚に在庫のレコードが倍に増えても「売上は、そんなに大きく変わっていない」ってコトが書いてあります。
ん〜コレは・・・自分で書いていて驚きました・・・。
ま〜10年前の更に数年前っていうと2005年から2007年前くらいの渋谷のレコード界隈の状況を思い返すともの凄くレコードニーズが高かった時期でもあったので頷ける部分ではあるのですが・・・実は驚いたっていうのはその部分ではなくって、2019年9月現在の店頭での販売レコードの在庫数からみてその売上の比率に驚いたんです。
実は、現在店頭で販売しているレコードの枚数・・・8000枚オーバー!!!
つまりコレ、10年前の2009年に書いた上記の記事(在庫数約3500枚)から倍以上のレコードの枚数を2019年現在は店頭に並べて営業している状態です。
しかしながら・・・売上は・・・全然倍にはなっていない・・・むしろそんなに変わっていない・・・かも?
さらに言及すると、2009年の3500枚の在庫数で営業していた時期から数年前を回想した時は2000枚に満たない在庫数から「売上は大きく変わっていない」ってコトから現在の2019年の状況だと在庫のレコードの枚数が4倍になっているにも関わらず、売上は・・・ちょっとコレ、ショックを通り過ぎて衝撃です・・・(笑)
イヤ、全然笑ってられない・・・ガビーン!

DIANA BROWN & THE BROTHERS / YES IT'S YOU
DIANA BROWN & THE BROTHERS / YES IT'S YOUの試聴
next recordsのサイトでDIANA BROWNのレコードを探してみる

もしかしたらコレは、根本的にレコードの枚数だけが全てではナイってコトを象徴するコトなんではないでしょうか・・・。
中古レコード店ではよく「店頭在庫は●●万枚っ!」ってより多くのレコードの枚数があるコトがアピールされることが往々にしてありますが、実は枚数なんて全然カンケーなくってどんなレコードが在庫されているのか・・・っていうその内容の方が、在庫レコードの枚数よりもアピールポイントになるんじゃないのか・・・って思うような気がするような・・・。
自分のお店を自賛する気は全くありませんが、8000枚ものレコードの在庫はすべて、next. recordsのスタッフが実際にそのレコードを聴いてその曲のクォリティが店頭に並べるに値すると判断したレコードだけを商品化しています。
つまりテキトーに買い取りして入ってきたレコードをロクに聴きもせずテキトーに値付けをして店頭に並べたワケではナイのです。
店頭在庫のレコードはすべてインターネット販売している在庫とリンクさせているので、店頭に並んでいるレコードはすべてジャケット写真を撮影してレコードを録音して試聴ファイルを作って、レコメンドを書いているワケです。
言い方を変えれば、たくさんのレコードを店頭に並べてはいますが、すべてのレコードは、next. recordsスタッフのフィルターを通して厳選されたセレクトショップ的な品揃えになっているってオイラは思っているのです。
しかしながら、セレクションされたある一定のクォリティがあると判断したレコードの枚数が増えてもそれほど売上は大きく変わらないっていうのは、ちょっと考え直さなければイケないのかも・・・?


渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店next. recordsでは12インチシングルのレコードを買い取りをやっています!
ゼヒ、お気軽にお問い合わせください!
毎週、金曜日に新入荷のアナログレコードをサイトにUPしています。


このブログは、渋谷で唯一の12インチシングル専門のレコード屋、渋谷の中古レコード屋next recordsが、運営しています。

kimcarnes_bettedavis_ger

最近のテレビのニュース番組を見ていると10月からの消費増税についての話題が結構報道されるようになってきました。
ナンかもう雰囲気的には消費税があがるっていうのは、既定路線のようで日本国民的には、全然抵抗がナイようなカンジですね・・・。
8%から10%へ2%の増税・・・ま〜金額的にもよると思いますが、やっぱり今までより多めに払わなきゃイケないっていうのはちょっとナンかね〜。

で、ニュース番組を見ていると今回の消費増税に対しての緩和措置的な対策で「キャッシュレス・消費者還元事業」というのが行われるのですがその解説を様々なニュース番組で見かけました。
この「キャッシュレス・消費者還元事業」制度の説明を見てみると、ナンかスゲ〜ややこしいカンジが・・・。
キャッシュレス・消費者還元事業

で、上記の経済産業省が開設しているサイトを自分なりに調べてみると、以下の条件で買い物をすると2%もしくは5%がポイント還元されるというコトです。
■クレジットカード等の支払いが可能なお店で買い物をする
■買い物の支払いを「キャッシュレス・消費者還元事業」に登録されている、クレジットカード・電子マネー・プリペイドカード・スマホ決済・QR決済でする
■事業の期間は、2019年10月から2020年6月まで
とりあえず、支払い時は消費税10%を払うようになりますが、後日支払いを行った決済会社から2%もしくは5%のポイントが還元される・・・と言うコトのようです。

還元率の2%と5%の違いは、買い物をしたお店の規模で変わります。
チェーン店や大規模店は2%のポイント還元
中小の小売店は5%のポイント還元
消費税は確実に10%になるのですが、中小の小売店で買い物を現金以外で支払いした場合は5%のポイントが還元されるので実質5%の消費税負担となる・・・ってカンジですね。
ということは・・・今の消費税8%より減税になる?ってコトか・・・期間限定だけど・・・。

で、渋谷の零細中古レコード店でもあるウチのnext recordsでも実はこの為にバッチリ対策を講じていましたっ!
2018年末にあったPayPayのキャッシュバック大フィーバーあたりから、2019年の10月からの消費税増税対策の緩和措置としてナンらかの対策がされる的なニュースを見聞きしていたので「もしかして先に準備をしておいたほうがイイかも・・・」ってカンジていたの事前に実店舗での決済方法を大幅見直しを行いました。
ちなみにネクストレコードでは店頭の支払い方法では下記の支払いが可能です。
■各種クレジットカード (JCB / VISA / MASTER / AMEX / DINERS)
■交通系カード (SUICA / PASIMO 等)
■スマホ決済 (Apple Pay / iD / QUICK PAY)
■QRコード決済 (PayPay / d払い / LINE Pay / Origami Pay)
そして「キャッシュレス・消費者還元事業」に登録済店舗っ!
トーゼン、中小の小売店舗なので5%のポイント還元っ!
というコトは、店頭で1万円分のレコードを購入すると、支払いは10%の消費税がかかって11000円になりますが、500円分のポイントが還元されるので実質10500円でお買い物が出来た的なハナシになるワケです。
そして、この「キャッシュレス・消費者還元事業」は通信販売も対象ですっ!
なので、今まで通販は現金代引きで注文していたお客さんは、クレジットカードでオンライン決済していただけると店頭でのお買い物と同様に5%ポイント還元されますっ!

logo_consumer_firstview
この「キャッシュレス・消費者還元事業」を行っている経済産業省では、「赤いロゴマークのお店が対象です!」みたいなコトを書いているのですが、そんなステッカーとかポスターとか全く届いてませんケド・・・。
というかドコでもらえるんだ・・・?もう10月まで日がナイよ・・・。
大々的に「キャッシュレス・消費者還元事業」を謳っている割には、ナンかイロイロと間に合ってないような気がするんだけどね。

KIM CARNES / BETTE DAVIS EYES
KIM CARNES / BETTE DAVIS EYESの試聴
next recordsのサイトでKIM CARNESのレコードを探してみる

10月からはこの政府主催の「キャッシュレス・消費者還元事業」に加えて、さらに各種の決済会社が開催するキャンペーンも確実に行われると思われます。
特にPayPayやLINE PayなどのQR決済系は、ほぼ毎月ナンらかのキャンペーンを行っているので、政府の5%還元以上の美味しいキャンペーンが更に上乗せ状態で行われちゃうとトータル10%とか20%とかみたいな大幅還元になるかもしれません。
実際、10月にならないとわからないのですが、ナンかイロイロなコトが起きそうな予感がします。
ちなみに今だと2019年12月15日までJCBカードをApple Pay / Google Payに登録して支払いを行えば驚異の「20%キャッシュバック!」というキャンペーンを開催中ですね。
JCBでスマホ決済!全員に20%キャッシュバックキャンペーン!
コレ、「キャッシュレス・消費者還元事業」とダブルで還元されるようなので、メチャメチャ美味しいハナシだと思います・・・というかこのキャンペーンのためにJCBカードの申込みをやってもイイかも・・・って思っちゃいます。

渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店next. recordsでは12インチシングルのレコードを買い取りをやっています!
ゼヒ、お気軽にお問い合わせください!
毎週、金曜日に新入荷のアナログレコードをサイトにUPしています。


このブログは、渋谷で唯一の12インチシングル専門のレコード屋、渋谷の中古レコード屋next recordsが、運営しています。

hardrive_justbelieve

お客さんからのお問い合わせで
「そちらで売っている●●って曲ですが、コレはLP(アルバム)と同じバージョンですか?」
って質問が時々あります。
このお問い合わせあると、「あぁぁ・・・キタ・・・この質問・・・。」ってオイラはいつもちょっとフクザツな気持ちになるんですよね。

コレは、購入を検討しているお客さんが、既にその曲を収録されているアルバムを所有しているんだけど、12インチシングルだと「ソングタイムが長くなっているEXTENDED VERSIONかもしれない」とか「INSTやDUB、REMIXナンかが収録されているかもしれない」って思われているようなんです。
で、もしLPとは違うバージョンだったら購入したいんだけど、同じバージョンだったらもう既にその曲が収録されているアルバムを持っているのでいらないな・・・って判断になるのが、大体いつものパターンなんですよネ。
ま〜レコードに対して「ナニを求めるのか?」って言うのは人それぞれなので、ソレをどうこう言うつもりはありませんケド、LPに収録されているバージョンと全く同じ12インチシングルは、曲自体はその通り同じバージョンなのですが、実際に聴いてみると音の鳴り方とかは、全く別物ですよ!というコトを声を大にしてイイたいのですっ!
つまり、「この曲の12インチシングルは、アルバムに収録されているバージョンと同じですか?」って訊かれたら「ハイ、バージョン自体は同じです。」となるのですが、「だけど、レコードとして聴き比べると全然聴こえ方が違いますよ」ってソコまでキチンとお伝えしたいんですよね。
確かに、12インチシングルならではの良さって、LPに収録されているバージョンより曲が長かったり、REMIXが収録されていたりというメリットがありますが、LPに収録されている曲とバージョンは同じでもソレが12インチシングルにカットされているコトで得られるメリットがあるというのを解って欲しいんですよね。

ん〜コレ、文字で伝えると同じ曲なのにナンでLPに入っている時と、12インチシングルの時で音が変わるのか・・・っていうのはちょっと解りにくいですが、アナログレコードの構造上、同じ曲でも12インチシングルはLPでは、実現が困難な表現の音作りが出来るのです。
コレを説明しだすと、少々理屈っぽくなるでちょっとメンドーのですが、基本的にレコードの片面に収録されている曲が多くなるほど、音質が低下するんです。
また、レコード盤に収録されている曲の位置、つまりレコード盤の1曲目に収録されているか、センターレーベルの近くに収録されているかでも音質に影響します。
シンプルに説明すると、レコード盤はその構造上、センターレーベルに近づくほど音が歪みやすいというコトなんです。
また、レコード盤の回転数も音質に影響します。
コレもカンタンに書くと33RPMよりも45RPMの方が、音質的に優位になります。
ナンでそうなるのか・・・っていう理由は、レコードが丸い円周上に刻まれた音溝をレコード針がトレースすることで音を再生しているという当たり前のコトですが、そうなってしまうのです。
レコードが1回転する時間はレコード盤の外側も内側も同じ時間ですが、移動する距離というのは、レコードは丸いので外側の方が当然、移動距離が長いのが解ります。
移動距離が長いと音として記録する音溝が広くなりゆとりが出来るので音質を最良な状態で記録することが出来るというワケです。
逆にレコードの内側になればなるほど、レコード盤1回転の移動距離が短くなるのでその短い音溝に多くの音の情報を詰め込まなくてはイケなくなので音質が低下するというコトなんです。
再生の回転数も回転が早くなればなるほど、移動の距離が長くなので音質面を考慮した音溝を刻むコトが出来るというコトです。

以前、こういった記事を書いたコトを思い出しました。
「12インチシングルとアルバムとで聴く曲は、別モノだと思う。」


タブン、お問い合わせを頂いたお客さんは、好きな曲があってソレが12インチシングルでバージョンが違うのなら所有したいっていう気持ちがあったんだと思うんですよ。
でも、同じバージョンなら既にアルバムを持ってるから同じモノは2つもいらないなぁ・・・って思っているのだと思います。
だけど、曲自体は同じだけど、音質が全然違うっていうのがキチンと伝わって解ってもらえたら、タブン判断は変わってくるんじゃないかな・・・って思うんですよね。
まぁ〜でも先に書いたように「レコードにナニを求めるのか・・・」って言うのは、人それぞれナンでナンとも言えないのですが、12インチシングル屋としては、ゼヒ一度、聴き比べをして欲しいって思います。
好きな曲とかその曲に対する想い入れがアレばアルほど、良い音質で聴きたいっていう欲求もあると思うので個人的には、「同じ曲でもゼヒ、12インチシングルで聴いてみてくださいっ!」って思うんですケドね・・・。

HARDRIVE / JUST BELIEVE
HARDRIVE / JUST BELIEVEの試聴
next recordsのサイトでHARDRIVEのレコードを探してみる

上で書いたようなLPと12インチシングルの比較のハナシは、店頭に来ていただいたお客さんとは時々するコトがあるのですが「じゃあ、レコードで一番音質の良いのは、ナンですか?」って訊かれると・・・。
「レコードのサイズは、12インチサイズで、回転数は45回転で、出来るだけ片面に曲数が少ない盤が音質面で『理論上は』一番優位な状態で作るコトが出来るんですよね〜」って説明しているのですが、コレはあくまで『理論上は』ってカギ括弧付きなんですよね。
実際は、カッティングエンジニアの力量が大きく影響しているので、実際に聴いてみないと解らないっていうのが実情なんですけどね。
ま〜でも概ね、大抵の曲はアルバムに収録されている曲よりも12インチシングルに収録されている方が音質面では優れているとオイラの経験上は言えますケドね。


渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店next. recordsでは12インチシングルのレコードを買い取りをやっています!
ゼヒ、お気軽にお問い合わせください!
毎週、金曜日に新入荷のアナログレコードをサイトにUPしています。


このブログは、渋谷で唯一の12インチシングル専門のレコード屋、渋谷の中古レコード屋next recordsが、運営しています。

イメージ 1

いつもこの「渋谷レコード店日記」チェックしていただきありがとうございます。
もう既に知っている人もいるとは思いますが、この「渋谷レコード店日記」が使っているブログサービス「Yahoo!ブログ」が今年の12月でサービス終了となるコトが決まっています。
正式にYahoo!ブログからは、「もうサービス終了するので他のブログサービスへ引っ越ししてくれ」って案内がきています。
まさか、オイラ個人が「もうブログを書くの辞めよう・・・」って諦める前に天下のYahoo!様が「ブログサービス辞めますっ!」って先に終了すると思わなかったですよ・・・ホント。
ナンで、Yahoo!ブログを終了するのかって思うのですが、ま〜早いハナシが採算が取れなかったのかな・・・みたいなカンジですね。
一応、「渋谷レコード店日記」に書き込まれた記事は他のブログサービスに引っ越しするコトは可能なようにキチンとサポートはしてもらえるような体制になっているようで助かりました。
12月には、確実にYahoo!ブログはなくなっちゃうのでドコか他のブログに引越しなきゃいけないのですが・・・イマイチ、モチベーションがあがりません・・・。
他のブログへの移行ツールというのをYahoo!ブログから提供されているのですが、「ホントにイッパツでデータを丸ごと移行できるのか・・・?」って不安があるからなんですよ。

この渋谷レコード店日記以外にも以前、利用していた無料ブログがあってソコもサービス終了の憂き目にあったコトがあります。
その時も今回と同様、他のブログサービスに移行できるような状態になっていたのですが、あまりのデータの多さで上手く移行できなかったというトラブルに遭遇したんですよね。
一応自分で解決できる方法や対策を試しては見たのですが、それでも移行できず、結局そのブログサービス終了ともに作ったすべての記事が消滅となってしまいました・・・。
ま〜相当なページ数だったのでかなり重かったのは事実ですが、そういったトラブルを経験済なので今回の移転も「ホントにチャンと移行できるのか・・・」ってかな〜り心配しているんですよね。
6月からYahoo!ブログでは他のブログサービスへ引っ越し可能な移行ツールの提供が始まっているのですが、上で書いたような不安感も悶々とした気持ちもあってなかなか他のブログへ引っ越し出来ないでいる状態です。

このブログは、2005年から週イチのペースで記事を書くスタイルで始めました。
渋谷レコード店日記は、もう今年で14年目になるワケです。
14年・・・スゲ〜長い間、ブログ書き続けていたんだ・・・ってちょっとビビりました(笑)
1年は、だいたい52週なので14年間で、約700本の記事がココに納められているワケですが、ヤッパリ14年間もブログの記事を書き続けているとそれなりの思い入れもあったりするのも事実です。
また、レコード好きにな人にもそれなりに役に立っている記事もあったりするようで、時々「ブログを読んでレコードで解らなかったコトが解りましたっ!」ナンてコメントを頂いたりもしました。
また、10年以上前のブログの記事を現在読んでみるとアナログレコードの当時の状況とか結構解ったりとそれなりの価値が見いだされたりもする部分もあるような・・・手前ミソですが。

この渋谷レコード店日記を書き始めた当時の2005年っていう時期は、空前のブログブームでした。
今でこそ、TwitterやFacebook、インスタなどSNSといわれる様々な他者とのコミュニケーションツールがたくさんありますが、個人がインターネット使ってナンかしら情報を発信できるブログは、当時としては画期的なツールでもありました。
next. recordsとしては2003年頃からWEBサイトを立ち上げて通販を行っていたのですが、当時は、店頭で接客していてお客さんとハナシをするたびに「お客さんってレコードのコト、結構知らないんだな・・・」って思ってたんですよね。
じゃあ、レコードについて語るブログを作ろう・・・っていう動機でこの「渋谷レコード店日記」を始めたんですよね。
ぶっちゃければSEO的にも「渋谷 レコード店」ってYahoo!検索やGoogle検索した時に「あわよくばnext. recordsが検索結果の上の方に表示されればラッキー!」っていうちょっと邪な思いもあったのは事実ですが・・・(笑)
今だと「渋谷 レコード店」ってググったらnext. recordsより先にこの「渋谷レコード店日記」の方が全然、上位表示しちゃってますケドね。
ブログを始めた2005年頃は、今でもあるアメーバブログやライブドアブログなど多くのブログサービスが存在している中、Yahoo!でブログを始めたっていうのも「Yahoo!で検索した時に自社サービスのブログの方が他社のブログより検索結果で優位になるんじゃないか・・・」っというコレまた邪で勝手な想像からYahoo!ブログで「渋谷レコード店日記」を始めたワケです。
しか〜し、Yahoo!ブログは2019年12月にブログサービスを辞めちゃうって・・・ま〜無料でブログを利用させてもらっているので、運営側が「辞めるっ!」っていうとソレを拒むコトができないっていうのも無料サービス故なのですが・・・。

もう、いつまでもこのYahoo!ブログに居座るコト自体が出来ないので、早々に他のブログ・サービスに引っ越しは必須なワケですが、ホントにちゃんと引っ越しできるのかぁ・・・?
最悪の場合、データがグチャグチャになっちゃったら700本の多くの記事を修正できないぞ・・・。
そうなったとしても無料サービスでの利用なので文句も言えないし・・・あ〜モチベーションがあがらない・・・。


このブログを読んでいただいた人からも「このブログも貴重な資料ですからバックアップしておかないといけませんよ」というコメントを頂いてたりしたので、引っ越ししてもナンとか今まで通り引き続き「渋谷レコード店日記」に記事を書き続けていたいって思ってはいるのですケドね。
ま〜でも、もしかしてコレを機会に「渋谷レコード店日記終了っ!」っていうのもアリかなぁ。


↑このページのトップヘ