渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

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先週のメルマガで書いたのですが、DJ HARVEYの弟のGUYさんが1人でnext.に来て結構な枚数のレコードを買ってくれました。
で翌週、今度はHARVEY本人を連れて再びご来店してくれました。
ツアー中でそれほど長くない日本滞在期間中に二度もお店に来てくれる&レコードをたくさん買ってくれる・・・ありがたいハナシです。
まぁ~兄弟二人してnextで和気あいあいとレコードを掘っているのですが、レコード好きっていうのはそれこそ万国共通なんだなぁ~なんて思えるフシが幾つも見受けられました。
「この曲、知ってるか?」
「ナニ、コレ?知らないな~イイの?」
「メチャ、グルーヴィな曲だぞ。聴いてみろよ」
ってな感じのやり取りをお互いに何度もやりあって試聴しまくっていました。

兄弟という関係もあるのか、お互いの曲のツボは当然、知ってるし、兄貴のDJ HARVEYがイイぞ~聴いてみろってんだから、当たり前なんだけど、弟さんの趣味にどストライク間違いナシなワケです。
次々と試聴のレコードを持ってくる & アレはあるのか?なんて質問攻めでオイラもちょっとテンパり気味でしたが・・・w
ある曲の試聴では、曲の試聴の最中に「曲のテンポが遅いな・・・」って言うんですよ
「レーベルに33RPMって書いていますよ」ってオイラが言うと
「45RPMにしてピッチを-8にしてくれ」って というリクエストです。
で、その通りにすると、ちょっとモッサリ気味だった曲がパキパキのビート&ファンキーなヴァイブのメロディが超カッコイイ曲に早変わりしました。
「へ~スゴイな!カッコイイね~」なんて感心していると
「コレが、オレのコズミックスタイルだ ;-)」って超ドヤ顔で言われましたw

以前にも同じ様なコトを書きましたが、実力のあるベテランなDJさんたちのレコードの聴き方ってホントになんていうか、曲に対する先入観や偏見とかって全くなくて完全なフラットなんですよね。
アーティスト名だけ見ると一見「チャラい」イメージがする曲も知らない曲であれば。どん欲に聴くという姿勢がお店でレコードを選んでいる最中にもビンビン伝わってきたりすします。
もう、ホントに曲が良ければ、どんなジャンルのナンていうアーティストであるとかっていうことは全然カンケーないっていう感じです。
まぁ~「33RPMな曲を45RPMにして聴いてみよう」っていう発想自体、自由な音楽の聴き方をしていなければ、なかなか気づかないコトですしね~。
それにパッと一瞬、曲を聴いただけで、レーベルに表記されている33RPMの曲を45RPMにしてプレイした方がカッコよく聴こえるっていうコトが解るっていうこと自体、センスのイイ耳を持ってなければ気づかないでしょうね。
曲を作ったアーティストもまさか自分の曲が、想定される曲の聴き方でなく早回しで聴かれているなんて夢にも思わないでしょう~w

オイラもレコードを聴く姿勢としてこういった部分は見習わなきゃな~なんてその時は思うんですが、なかなかそれを24時間365日実践してレコードを聴くっていうのはやっぱり難しいです・・・orz
やっぱり歴然とした、いかんともし難いセンスの差があり過ぎですからね~。
それに、曲に対して先入観とか持たない様にしようって思っていても、やっぱり自然とそのアーティストに対するイメージって固まっちゃってますからね~。
例として、全然いままでお店では見向きもされなかったレコードが、名のあるDJのPLAYによって一躍人気盤になっちゃうってコトがよくありますからね。
所詮、凡人にはPLAYを見聴きしてマネするので精一杯ってカンジでしょうか。
著名なDJのPLAYを聴いてそれを模倣して「DJ●●みたいになりたい~!」っていう発想自体、アーティスティックじゃないですね・・・w
ホント、センスを磨く努力をしなきゃって思うんだけど、難しいですね~。

結局、試聴しまくってナンだカンだと1時間半程のレコード堀りタイムで二人して10枚程のレコードを買って頂きました~!


だけど、キャリアの長いベテランDJさん達がお店に来てレコードをチェックしている様子を見ていると、殆どのDJさんがレコードのジャケやレーベルのクレジットを読む時、目とレコードを持った手の距離を測るようにして見るんですよね。
若い人には、解らないかもしれませんが、コレって老眼なんですよ・・・w
文字を見る時に目と文字の距離を測ってピントを合わせないと文字が読めないんです。
40~50代の現役ベテランDJさんに老眼のコトを聴くと、「DJブースの中とか暗くてヤバいくらい全然見えないよ~。」って嘆いていました。
DJ HARVEYさんもnext.ではゴツいレンズの老眼鏡を愛用されていました。
ん~DJの間にも高齢化の波がきているみたいだな・・・。

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新譜のレコードと違って、中古レコードはあるタイトルの在庫が無くなったからといって
「あ~在庫なくなったなぁ・・・5枚程注文しておこう クリック」
って感じに簡単に注文するコトが出来ません。

それこそ1枚1枚のレコードが決して大げさでなく、偶然のタイミングで見つけて仕入れるコトになるので
安定的にレコードが入荷させるコトが結構タイヘンだったりします。
確かに買い付けに行けばいつでもカンタンに見つけることの出来るレコードもありますけど、
そういったレコードは売れ行きもそれなりだったりするので、在庫がなくなってからでもイイやと
言う気持ちになります。
なのでそういった仕入れが簡単に出来るレコード以外のタイトルのモノは見つける度に
あらかじめ仕入れてストックすることになります。

だけど気がついたら売れていくスピードより仕入れるスピードが上回ったりすると
何十枚も同じタイトルをストックとして抱えることになります。
大体どれくらいのペースでそのタイトルのレコードが売れていくのかというのは、
およそとして把握はしているつもりだけど、思惑より半年くらいは平気にズレたりするような感覚的なものなので
あんまりアテにはならないんですけどね。
売れていくスピードも予測出来ないし、また仕入れることのペースも予測不可能なので
ある一定量のストックを持つことしか対策は出来ないんですよ。
nextの様な決まったジャンルを専門的に扱うような中古レコード屋は、
まぁ大体どこも似たようなカンジだと思います。

ある日、ストックのレコードを眺めていると同じジャケットの背の絵柄がズラ~っと並んでいる時があります。
まぁ、早い話が在庫過剰ってワケです。
ネクストのような小さなレコードショップでは同じタイトルが10枚あっても
「在庫が多い・・・貯まりすぎだな」って感覚になります。
レコードに関わらず趣味のアイテムってフツウ、ひとつ手に入れたら同じモノを何個もお客さんは
買ってくれません。(レコードの場合、ヒトによっては2枚の場合はありますけどね。)
なので、同じアイテムを何枚も売っていくにはそのレコードを手に入れたいと思ってくれるお客さんに
新たに買ってもらわなければいけないってことになります。

まだ、next recordsのことを知らないで、そのレコードを持っていないお客さんを探し当てる方法と
もう既にnextを利用して頂いているお客さんの中からそのレコードを持っていないお客さんに 、
アピールする方法とがあったりするんですが、後者の方がはるかにヒットしやすいワケです。

ウチの店ではどのレコードをいつ店頭に出したかをすべて把握していて、
売れていくペースがイマイチなレコードは、頻繁にプライスを見直しています。
するとですね・・・例えば半年に1枚も売れてなくて在庫が、何枚も複数あったレコードが、
「もしかしてこの曲が流行っているのか?」と思うくらいスゴい勢いで売れたりします。

ウチのような零細で小さなレコード屋の在庫商品の価格なんてお客さんは、そんなに気にも留めてないだろうなぁ
とオイラは思っていたのですが、意外にもショップ側の対応にお客さんが敏感に感じとって
アクションを起こしてくれるのを見て、もしかしたら値段とか覚えいるのかな?スゴいなと思ったりします。
ホント、頻繁にプライスが見直されるのでオイラの方が覚えきれてないってカンジなのですが
まぁ~そのアタリはスタッフのKがちゃんとフォローしてくれているので問題はないんですけどね。

どこのレコード屋もそうだと思うのですが在庫のレコードは出来るだけ、持ちたくない、だけど
在庫のレコードがなければ補充が出来ない、というジレンマがあると思います。
ホントの理想としては在庫を抱えなければ仕方ないとはいえ各2枚づつ位のストックが
常に確保されていて、ストックが無くなったら一週間後位にサクッと入荷出来れば良いのになぁと思います。
しかもレギュラーで扱っている全てのタイトルに対してね。
まぁあり得ないようなハナシですけど・・・
日々、見つけたレコードをシコシコとかき集めるしか方法はないんですけどね。



お店では、ターンテーブル & DJミキサーやレジなどでカンタンなカウンターを作ってて
売り場(そんな大したもんじゃないですが)と境を作っています。
カウンターの内側には数千枚のレコードのストックがLEXBOXに入って在庫されています。

お客さんによっては後ろの在庫ストックがかなり気になるようですね。
なんだかレアなレコードがそこにあるんじゃないかと思われている様です。

実際のトコロ、全然そんなことはなくって既に売り場に出ているレコードのダブりの在庫が
そのLEXBOXにストックとして収まっているだけなんですけどね。

ホントにヤバいレコードはヒミツの場所に隠されていますw





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はじめまして。このブログ家主のnextmanです。

このブログを作ったはいいが一体なにを書こうか悩んでました。
ほんとにこんなブログ見てくれるのかな~って。
でも悩んでる間にもちょこちょことアクセスしてくれる人がいてて
ま~とりあえず日々思ったことでも書いて見ようとかる~い感じで始めてみます。
どうぞ、みなさんよろしくです。

やっぱ、レコードの話がいいですね。
お店は R&B / HIPHOP / DANCE CLASSIC のレコードを扱ってるんですが
個人的には80'sのPOPSとかが好きで、12inch / 7inch問わずへんてこなコレクションを
しております。 

オイラも結構、年くってて80年代の曲とか聴くと当時のこととか「なつかし~っ!」って
感じで思い出したりするんですよ。

80年代って今ほど情報がガンガン入って来る訳じゃなくて、強いて云えば
小林克也の「ベストヒットUSA」ぐらいでした。
プロモーションビデオが当時は出始めの頃でして、も~カッコイイPVとか流れたら
速攻レコード買ってましたね。曲の善し悪しはその時は二の次になってた様な気がします。
で~もうその頃から20年以上、経ってるんですけど以外と今、聴いても良い曲が多いんですよ。

その時は「いまいちだな~」って思ってた曲も今聴くと「お、なかなか良い曲だな」って
感じで。 でも多分、評価の中に「懐かしい度」がプラスされてますね。確実に。。。

近頃はTVのCMとかでも頻繁に80sの曲が使われてちょっとした「ブーム」になってるような
気がするのはオイラだけでしょうか。。。

深夜にやってる通販のCMで「80s HIT SONG」のBOX CDとか実は何げに気になってます(笑)
っていうか、入ってる曲全部12inchで揃えたい~って思ったりしてます。

なんか雰囲気的に「曲紹介しろよ~」的な感じなので最近買ったレコードを紹介します。
POLICE / DON'T STAND SO CLOSE ME (UK12)
HIP HOP好きな人たちではPOLICEっていったらPUFF DADDYのI'LL BE MISSING YOUネタの
EVERY BREATH YOU TAKEが有名ですが、オイラ的にはこっちのほうが好きでした。
いや~マジカッコイイッス!今ブログ書きながら聴いてるんですけど、鳥肌モンですわ~。
この盤は86年にRMXとしてリリースされたのですがオリジナルVer.も収録してて
迷わず買っちゃいました。ちなみにオリジナルは80年に流行ってました。
この曲自体は知ってたのですが記憶から消去されていたモノが、近くのレコ屋で見たとき
「お~!」って感じでメモリーに復活されてきました。 
「しかし、STINGって器用だな~」って「ベストヒットUSA」観て思いましたよ。
だって、ベース弾きながら歌っているんですよ。「メロディ全然違うじゃん!」って
感心しましたね。

お店のHPはコチラです。
http://www.nextrecordsjapan.com/

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