今回は、レコードショップにおける試聴について思うコトを
書いてみました。
next recordsの店頭では、基本的に在庫のレコードが
すべて試聴できます。
シールドのレコードは、さすがに開けての試聴はムリだけど
そういう時はパソコンの中に入っているサイトの試聴用の
音源データで聴いてもらっています。
来店していただいたお客さんからよく
「何枚まで試聴出来るのですか?」
って訊かれるコトがあるんですよ。
「全然何枚でもOKですよ~」
って応えますが、お客さんが、試聴の枚数制限のコトを
確認する裏側には枚数制限をしているレコードショップが
多いからなんだろうなぁと思うのです。
レコードショップが試聴をさせない、枚数に制限をつける理由
として例えば、
試聴に対するお客さんの対応が大変。
買うか買わないかわからないのに対応してられない。
試聴されることによって買ってくれなくなるかもしれない。
なんてコトがあるんでしょうね。
人員不足ってのもあるかもしれません。
なんか、背景に
「試聴させてあげている・・・」
みたいな高ピシャというか傲慢な気持ちが
見え隠れするんような気がするんですけど・・・
オイラが渋谷にnext recordsをオープンさせたのは、
2000年なんだけどオープン準備に渋谷に来て、
他のレコード屋に回ったとき驚いたコトがあるんですよ。
まず、お店に入っても
「いらっしゃいませ」
って店員さんが言わない。
お金を払ってレコードを買ってるのに
「ありがとうごさいました」
って店員さんが言わない。
「試聴したいんですけど・・・」
って訊くと
「あ?あ~・・・」
っカンジに明らかに「めんどくさいなぁ」
って具合に対応される。
中古レコード屋なのに一切試聴させてくれない
レコード屋もありました。
その当時は、ちょっとしたDJ人気やレコードブームな
コトもあってレコード店で働いているスタッフも
「自分はイケてるレコードショップスタッフ」
って勘違いしている人が多かったような気がします。
さすがに今は、こういった気分がワルくなるようことは
なくなりましたけどね。
渋谷では、試聴に関しては、ここ3-4年程前から
当たり前のように広がったんですよね。
だけど「枚数制限とかホント必要なのかな?」
って思うんですよ。
枚数制限が必要な時ってお客さんがモリモリと
来店している時だけだと思います。
お客さんが1人だったり試聴が混んでなければ
好きなだけレコードを聴いてもらえばイイのにって思います。
インターネットのサイトでさえ試聴出来るのに
リアルのレコード店での試聴に枚数制限をつけるなんて
ある意味ナンセンスだと思うんですよ。
レコード店側の立場から見れば300 ~ 800円の
比較的安価なレコードを試聴されれば、
売れなくなるってということも判りますが、
それじゃ、「内容がバレたら困るってことなのか?」
って感じますね。
内容がイマイチなレコードをお客さんに知らせずに
買ってもらおうってコトなんでしょうか。
じゃ、内容がイマイチなレコードを仕入れたのは誰なのか。
販売するコトが厳しいレコードをナゼ仕入れたのか。
そういう観点がなんか抜けていると思うんだけど・・・
試聴されることによって内容がイマイチなのが、
バレて困るとか販売するのが難しいと思えるレコードは、
仕入れなきゃいいのにって同業として思います。
レコードを長年買い続けている人は判っていると思うけど
レコード屋のコメントって絶対に販売にマイナスになる事は
書かないのです。
(確かにレコード屋のコメントで「アタル」事も確実にあるのです・・・)
そのレコードの曲の良し悪しは、人それぞれ評価が違うので、
知っているレコードは試聴しなくてもイイと思いますが、
うろ覚えのタイトルのレコードやレコード屋のコメントを見て
興味があるレコードはそのままレジに持っていかずに
新譜のレコードでも中古のレコードでも必ず試聴して
自分の耳で確認して買った方がイイと思います。
自分のレコード箱を見るとレコード屋のコメント買いした
レコードや試聴をせずに買ったレコードとかは、
そのレコードを見てどんな曲だったか覚えてもいないような
いわゆる無くても困らないレコ率が高いと思うんですけど。
今回紹介するのは、
JONI MITCHELL / BIG YELLOW TAXI
JANET JACKSONが、GOT 'TIL IT'S GONE って曲で
サンプリングネタに使ってHIP` HOP/ R&B好きに
一躍広く知れ渡った曲です。
元々は、シンプルなアコースティックギターの音色が
美しいフォークな曲なのですが、12インチシングルでは
ハッキリとしたビートが加わったR&B調なアレンジのMIXが
収録されています。
スゴく良い曲なんだけど、タイトルのBIG YELLOW TAXI って
直訳すれば「デカいタクシー」って事ですよね。
「デカいタクシー」の事を歌っているのかって素朴な疑問が
フト湧いてきまして、いつものようにリリックを調べてみました。
http://www.jonimitchell.com/lyrics/song.cfm?id=BigYellowTaxi
あ~良いこと書いてますね。
簡単に説明すれば、
彼等はパラダイスを掘り起こして駐車場とピンクのホテルとブティック、
歓楽街を建てた って言う例えから
失うまで自分が持っていたモノが、どれだけ大切なモノだったか
気付かないなんて・・・
という風に歌っています。
で、タイトルのBIG YELLOW TAXIは歌詞の最後に出てくるんだけど
BIG YELLOW TAXIが、私のOLD MAN(彼氏のこと)を乗せて去った
ってことですね。
別れ話みたいなカンジですが、
居なくなってその彼氏の大切さが気付いたっていうことかな。
なんか、コトワザみたいなくだりですね。
レコードに例えれば、
自分が持っているレコードで
「もう聴かないな~」なんて処分したんだけど
なくなった後で、「やはり処分しなきゃよかった・・・」って
思うことでしょうか。
こういう風に例えると「そんなコトあったな~ワカルワカル」
ってオイラは思える程、心当たりが数多くあるんだけどね。
JONI MITCHELLは、ハワイのホテルの窓から見える
大平洋の山々と駐車場を見てこの歌詞を思い付いたようですね。
曲の良さと同じくらい、リリックの内容も良かった
BIG YELLOW TAXIでした。
http://www.nextrecordsjapan.net/soundfile/rb/j/joni_bigyellowtaxi.ram
このブログは渋谷 next recordsが運営しています。
http://www.nextrecordsjapan.com/
書いてみました。
next recordsの店頭では、基本的に在庫のレコードが
すべて試聴できます。
シールドのレコードは、さすがに開けての試聴はムリだけど
そういう時はパソコンの中に入っているサイトの試聴用の
音源データで聴いてもらっています。
来店していただいたお客さんからよく
「何枚まで試聴出来るのですか?」
って訊かれるコトがあるんですよ。
「全然何枚でもOKですよ~」
って応えますが、お客さんが、試聴の枚数制限のコトを
確認する裏側には枚数制限をしているレコードショップが
多いからなんだろうなぁと思うのです。
レコードショップが試聴をさせない、枚数に制限をつける理由
として例えば、
試聴に対するお客さんの対応が大変。
買うか買わないかわからないのに対応してられない。
試聴されることによって買ってくれなくなるかもしれない。
なんてコトがあるんでしょうね。
人員不足ってのもあるかもしれません。
なんか、背景に
「試聴させてあげている・・・」
みたいな高ピシャというか傲慢な気持ちが
見え隠れするんような気がするんですけど・・・
オイラが渋谷にnext recordsをオープンさせたのは、
2000年なんだけどオープン準備に渋谷に来て、
他のレコード屋に回ったとき驚いたコトがあるんですよ。
まず、お店に入っても
「いらっしゃいませ」
って店員さんが言わない。
お金を払ってレコードを買ってるのに
「ありがとうごさいました」
って店員さんが言わない。
「試聴したいんですけど・・・」
って訊くと
「あ?あ~・・・」
っカンジに明らかに「めんどくさいなぁ」
って具合に対応される。
中古レコード屋なのに一切試聴させてくれない
レコード屋もありました。
その当時は、ちょっとしたDJ人気やレコードブームな
コトもあってレコード店で働いているスタッフも
「自分はイケてるレコードショップスタッフ」
って勘違いしている人が多かったような気がします。
さすがに今は、こういった気分がワルくなるようことは
なくなりましたけどね。
渋谷では、試聴に関しては、ここ3-4年程前から
当たり前のように広がったんですよね。
だけど「枚数制限とかホント必要なのかな?」
って思うんですよ。
枚数制限が必要な時ってお客さんがモリモリと
来店している時だけだと思います。
お客さんが1人だったり試聴が混んでなければ
好きなだけレコードを聴いてもらえばイイのにって思います。
インターネットのサイトでさえ試聴出来るのに
リアルのレコード店での試聴に枚数制限をつけるなんて
ある意味ナンセンスだと思うんですよ。
レコード店側の立場から見れば300 ~ 800円の
比較的安価なレコードを試聴されれば、
売れなくなるってということも判りますが、
それじゃ、「内容がバレたら困るってことなのか?」
って感じますね。
内容がイマイチなレコードをお客さんに知らせずに
買ってもらおうってコトなんでしょうか。
じゃ、内容がイマイチなレコードを仕入れたのは誰なのか。
販売するコトが厳しいレコードをナゼ仕入れたのか。
そういう観点がなんか抜けていると思うんだけど・・・
試聴されることによって内容がイマイチなのが、
バレて困るとか販売するのが難しいと思えるレコードは、
仕入れなきゃいいのにって同業として思います。
レコードを長年買い続けている人は判っていると思うけど
レコード屋のコメントって絶対に販売にマイナスになる事は
書かないのです。
(確かにレコード屋のコメントで「アタル」事も確実にあるのです・・・)
そのレコードの曲の良し悪しは、人それぞれ評価が違うので、
知っているレコードは試聴しなくてもイイと思いますが、
うろ覚えのタイトルのレコードやレコード屋のコメントを見て
興味があるレコードはそのままレジに持っていかずに
新譜のレコードでも中古のレコードでも必ず試聴して
自分の耳で確認して買った方がイイと思います。
自分のレコード箱を見るとレコード屋のコメント買いした
レコードや試聴をせずに買ったレコードとかは、
そのレコードを見てどんな曲だったか覚えてもいないような
いわゆる無くても困らないレコ率が高いと思うんですけど。
今回紹介するのは、
JONI MITCHELL / BIG YELLOW TAXI
JANET JACKSONが、GOT 'TIL IT'S GONE って曲で
サンプリングネタに使ってHIP` HOP/ R&B好きに
一躍広く知れ渡った曲です。
元々は、シンプルなアコースティックギターの音色が
美しいフォークな曲なのですが、12インチシングルでは
ハッキリとしたビートが加わったR&B調なアレンジのMIXが
収録されています。
スゴく良い曲なんだけど、タイトルのBIG YELLOW TAXI って
直訳すれば「デカいタクシー」って事ですよね。
「デカいタクシー」の事を歌っているのかって素朴な疑問が
フト湧いてきまして、いつものようにリリックを調べてみました。
http://www.jonimitchell.com/lyrics/song.cfm?id=BigYellowTaxi
あ~良いこと書いてますね。
簡単に説明すれば、
彼等はパラダイスを掘り起こして駐車場とピンクのホテルとブティック、
歓楽街を建てた って言う例えから
失うまで自分が持っていたモノが、どれだけ大切なモノだったか
気付かないなんて・・・
という風に歌っています。
で、タイトルのBIG YELLOW TAXIは歌詞の最後に出てくるんだけど
BIG YELLOW TAXIが、私のOLD MAN(彼氏のこと)を乗せて去った
ってことですね。
別れ話みたいなカンジですが、
居なくなってその彼氏の大切さが気付いたっていうことかな。
なんか、コトワザみたいなくだりですね。
レコードに例えれば、
自分が持っているレコードで
「もう聴かないな~」なんて処分したんだけど
なくなった後で、「やはり処分しなきゃよかった・・・」って
思うことでしょうか。
こういう風に例えると「そんなコトあったな~ワカルワカル」
ってオイラは思える程、心当たりが数多くあるんだけどね。
JONI MITCHELLは、ハワイのホテルの窓から見える
大平洋の山々と駐車場を見てこの歌詞を思い付いたようですね。
曲の良さと同じくらい、リリックの内容も良かった
BIG YELLOW TAXIでした。
http://www.nextrecordsjapan.net/soundfile/rb/j/joni_bigyellowtaxi.ram
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