渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

タグ:渋谷レコード店日記

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こんな記事を読みました。
サブスク全盛の今、「レコード人気」が再燃する理由とは

現在のアナログレコード人気のウラにある背景を解説している記事ですね。
ま〜このブログでも度々こういった内容の記事を紹介していますが、いつもありきたりの落としドコロでまとまっている記事が多いのですが、今回は記事の取材のためにハナシをうかがった人が、かなりコレクター気質の人だったようで、よくある懐古的な内容とかアナログvsデジタル的な対立の解説ではなくコレクション寄りのハナシだったのでかなり興味を持って読むコトができました。

レコード人気の背景には、サブスクの台頭が影響
本来は、「音楽を聴くためのメディア」であるハズのレコードなのですが、昨今のブームでは、レコードの役目って聴くために購入するっていうよりも「所有する」という方に向かっているっていうカンジであるとオイラもそう思います。
ウチの店にもレコードプレイヤーを持っていないケド、レコードを買いに来る人って結構、多いんですよね。
レコードの目的のコトを思えば、プレイヤーを持ってなければ聴けないじゃん・・・ってなるのですが、じゃあナンで買うのかっていうと、「所有したいから・・・」もうこの所有欲っていう部分だけだと思うんです。
やっぱり、「好きなアイテムに囲まれていたいっ!」って思う気持ちってありますよね〜。
すでに何千枚もレコードを所有している根っからのコレクター気質のオイラもホント、いまだ満たされていません・・・(笑)
ビックリマンチョコのシールとか、キン消しに近いアイテムのような気がしなくもないですが・・・。
だけど、シールや消しゴムは、使っちゃうと元には戻りませんが、レコードは聴いてもOKですからね。
ジャケットやレーベルを見て読んで楽しめる上、聴くコトも出来るっ!って当たり前ですが、アナログレコードって結構コレクターアイテムとしてはスグレモノだと思います。

「“レア盤”が生まれるワケ」
記事では、こんなコトが書かれています。
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現在高値で取引されている中古盤の多くは「発売当時はまったく売れず、後年になって再評価された楽曲が収められている」という特徴があるという。
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取材のためにハナシを聴いた識者の人は、歌謡曲DJをしているようでかなり、ソッチ寄りのハナシになっていますが、レア盤が生まれる理由って要は現存するレコードの数とソレを手に入れたいと思う人とのニーズが関係しているって至極当然のコトです。
記事では、歌謡曲で例えられていますが、洋楽邦楽ともに80年代の後半って、それまで長く音楽メディアの主流だったレコードがCDに置き換わってく時期だったんですよね。
CDが急激に普及してきたのですが、レコード会社もCDを作ってレコードの生産は、ピタッとやめるってコトはしなくって、数年間は、同じタイトルをCDとレコードで併売していた時期がありました。
はじめは、CD<レコード だったのがCDの普及とともにCD>レコードになっていくワケですが、その時期に生産されたレコードが極めて少ないんですよ。
で、最近のアナログレコード人気の高まりでしょ・・・枚数が少ないタイトルのアナログレコードは、コレクタブルなアイテムになってレア盤化する・・・といった構図です。
12インチシングルをメインで扱う当店は、ちょっと専門外ですが、HipHopとかR&Bのアルバムなんかでは、コレと同じ状況になっているなぁ〜って思います。
10年ホド前なんてゴミレコ扱いだったHipHopのアルバムが、今じゃン万円のレア盤化・・・ってケースを多く見てきましたからね。
当時、HipHopのアルバムを買っていた人的には、「欲しい12インチシングルが手に入れられないから、仕方なくアルバムを買ってガマンするか・・・」ってカンジで購入していた人が多かったと思いますが、状況は一変しちゃった・・・ってコトですね。
だけど、前記したハナシと通じるトコロがあると思うのですが、アナログレコードはレア盤化してン万円になったとしても、そのタイトルと同じCDは、安価で手に入る・・・っていうコトは、楽曲が収録されているアルバム自体に価値があるワケではなくって、コレクタブルなアイテムとしての価値でアナログレコードがレア盤化しているという状況だというコトです。
時々、ウチの店でも壁にディスプレイしている比較的高額なレコードを見て「コレだけ高いレコードなんだからメチャ、良い曲なんでしょうね〜」って訊かれるコトがありますが、単純に需要とニーズのカンケーでそうなっちゃっているというダケで、曲の善し悪しとプライスは、まったくカンケーありませんからネ。

3万円あれば、誰でもコレクター
記事では、3万円を持って、2万円をプレイヤー関係に1万円で100円レコードを100枚買おうって書いていますね。
確かに安価なレコードプレイヤーが多くのオーディオ・メーカーから発売されましたね。
このブログでも何度か、安価なレコードプレイヤーのコトについて言及したコトがありますが、オイラ的には、オールインワンのお手軽レコードプレイヤーは、ちょっとオススメ出来ないなぁ〜。
もう絶対的に音が、チープすぎるっていうコトが、その理由なのですケドね。
ホント、コレだとただレコードが再生できているって状況だけなの少なくとも外部のスピーカーをつないで欲しいって思います。
1万円で100円レコードを100枚買おうって提案ですが、企画的には面白いと思います。
確かに100円レコードにもイイ曲ありますよね・・・。
だけど、100円レコードから自分が好きそうなイイ曲をディぐるっていうのは、それ相応の知識が伴うのも事実です。
昨日今日、2万円でレコードプレイヤーを買い揃えた人が、100円レコード箱から、100枚のレコードを選び出すことは・・・かなり困難でしょうね。
曲の好みって言うのも千差万別ですからね〜、アル人はこの曲をイイ!って評価しても、別の人は。全然カスでしょ!ってコトもよくありますし。
つまり自分の耳での評価が全てってワケです。
試聴がほとんど出来ない100円レコードから良さそうなレコードを選ぶのは、至難の業のような気がします。
ましては、100円レコード・コーナーが設置されているというのも地方だとなかなかナイ状況だと思いますしね。
100円レコード100枚計画ってアイデア自体は、面白いケド、なかなかスキルが必要ではナイでしょうかね。
ま〜そう宣っているオイラも今の知識を得るために相当な金額を投入しましたケドね・・・ま〜コレも自己啓発なイミを含んだ自己投資というカンジですが・・・(笑)
「レコードを買って自己投資・・・」ん〜イイ響きだ(笑)

DINOSAUR L / GO BANG! #5
DINOSAUR L / GO BANG! #5 の試聴
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さらに、こんな記事を読みました。
ドリカム中村正人、売り上げワースト記録更新明かし異例の呼びかけ
日本に於いては、確固たる存在感を確立している大御所ミュージシャンでもあるドリカムのリリースしたばかりのシングルCDが全然売れていないので、アーティスト自らがファンへ「買ってくださいっ!」って呼びかけしたってニュースです。
ん〜なかなかコレは・・・切実ですね・・・。
「CDを聴くためのプレイヤーも環境も激減しているのは重々承知」と書いていますね。
そのそも最近だとCDプレイヤー自体が、自宅にないってケースも多いようです。
電車とかでもCDウォークマンとか操作している人、皆無ですからね〜。
ってそんなコトを考えてたら、そもそもCDって必要なのか・・・ってハナシになりますね。
ま〜レコードがCDに置き換わっていた時期も大きくて扱いがメンドーなレコードって要る?ってよく言われていましたが・・・。
もしかして、レコード人気と同じ様に数年後CDが見直される様になったとしたら・・・この、ドリカムのCDは、もしかしたらレアCDになるのかも・・・(笑)

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こんな記事を読みました。
オタクには「モノを棄てる整理法」ではなく「モノを棄てない整理法」こそ必要

内容的には、書籍のコレクションしている人が整理のために大事なコレクションをまとめておいたトコロ、家族に処分された・・・というTwitterのまとめ記事をから「二度とこんな悲劇が起きないように・・・」というコトで、コレクションの整理術をレクチャーしてくれています。
オイラもこの「渋谷レコード店日記」で度々言及していますが、レコードコレクションをする上での最大の障壁は、間違いなく「家族 or 同居人」であると断言できます。
タブン、ひとり暮らしなら部屋にドレだけレコードがうず高く積み上げられていてもダレにも文句は言われないし、むしろ大量のレコード・コレクションに囲まれてウレシイって思っちゃうホド、ではないかと思います。
しかしながら上記の記事にも書いてありますが、世間的には断捨離やシンプル・ライフがやたら謳われているワケです。

断捨離には、「今捨てたものが仮に将来必要になったとしても、簡単に手に入る」という事を暗に前提としています。・・・と記事には書いています。
コレね〜音楽という大枠でくくれば、今だとナン万曲ものすべての曲がスマホやPCに収めるコトが出来るワケで、ソレこそ目に見えるトコロには、音楽メディアがひとつもナイっていう究極のスタイルも実現可能なワケです。
まぁ〜状況的にはカンタンにレコードの代替えになるモノが、手に入る、容易に実現出来る、という状況なのであります。
がっ!我らレコード・コレクション道を極めようとしているまさにミッションを進行中である求道者からすると「ゼッタイに受け入れられない」状況であります。
上記の記事では、大雑把に「コレクション」というユルいカンジでくくっていますが、やはりアナログレコードのコレクションというジャンルのコトでいうと「レコードがあってナンボ」という価値観なのでレコードがナイ状況では、全くもって満たされナイというワケです。
流行りの音楽サブスクリプション・サービスを利用してお気に入りの楽曲を自分のソングリストに加えて、ソレがナン万曲もある・・・コレって、自分がこの曲を持っている、自分の大切なコレクションだ・・・って声高にして言えますか?
もう全然、満足できません。

しかしながら大好きな曲のレコードを買い漁っていて時々、ハッと立ち止まって思うのですが、「自分は、音楽が好きなのか、レコードが好きなのか」と・・・。
部屋にうず高く積み上げられたレコードたちを見て、越に浸る時もあるけど、増殖し続けるレコード達をこのまま生涯を通じて維持し続けるコトが出来るのかと・・・。
オイラは、この悩みを解消するためにレコード店をはじめたってカンジかもしれません(笑)

上記の紹介記事には、「コレクターのための整理法」となる具体的な方法を解説してくれています。
「モノを棄てない整理法」・・・イイですね〜捨てるというか処分するだけが、決して解決策ではナイっていう方法、ゼヒとも知りたいです。
具体的な方法として「コレクションポリシー(収集方針)を決定する」というやり方あげています。
コレは、オイラもレコードコレクションをはじめた比較的早い時期から実践していますよ。
結果そうなったという・・・かなりあと付けなカンジですが。
オイラのレコードコレクションが、始まったのは中学生くらいからなのですが、当初はアルバム、7インチシングル、12インチシングルと雑食性で「コレ、欲しいっ!」って思ったら欲望の赴くままに買い漁っていたのですが、ある時期から12インチシングル1本に絞って購入するコトになりました。
その時は、「コレクションポリシー(収集方針)」を決定したってワケではナイんですけどね。
限りある購入資金から如何にして、自分の欲求を最大限に満足させるには、ナニを買えば満たされるのか・・・って選択で残ったのが12インチシングルだったんです。
まぁ〜ぶっちゃけ、カネがなかった・・・ってコトなんですケドね。
だけど、この選択肢はあながち間違っていなかったかもしれません。
オイラがレコードコレクションをはじめたナン十年も前は、アルバムはソレこそ「今買わなくてもいつでも買える」って状態だったんですよね。
しかしながら、12インチシングルは、もうその時から、1回目の入荷で売り切れたら、もう2度と入荷しない・・・手に入れるコトが困難になる・・・っていう局面に何度も遭遇する経験があって、限られた購入資金を有効活用するために優先順位として12インチシングルが最優先になったというコトです。
まぁ〜いずれ、アルバムも買おう・・・って思っていたのですが、次々と出てくる12インチシングルの前にオイラのアマい考えは、あえなく撃沈するワケですが・・・(笑)
次に決めたのが「無闇ヤタラと新譜を買わない」ってコトですね。
新譜は、やはり流行りものなんですよね・・・イイ曲もあるケド、意外とその時はイイなぁ〜って判断しても1年後には、ナントモ思わなくなる・・・という場合が往々にしてあるコトに気がついたんですよよね。
で、ソコで出てくるのがやはりレコード購入のための資金繰りです・・・結局、あまりお金に余裕がナイので、数年後には聴かなくなる新譜のレコードを買うよりも、長く聴き続けるコトが出来る曲を絞って買おう・・・っていう判断に至るようになりました。
結果、自分の判断基準での名曲を一期一会的な古いレコードでコレクションする・・・というコレクションポリシーになったというワケです。
そういった意味では、上記で紹介している記事は、なかなか的をえた回答をしてくれていると思います。

コレクション目録を作成する・・・コレは、なかなか難しいですね。
大好きなアイテムをコレクションするのは、好きでも整理整頓が好きっていうワケではナイですからね。
大量のレコードを所有している側として最大の悩みは、聴きたいレコードがドコにあるか解らない・・・ってコトだと思います。
イヤホント、目録をちゃんと作って整理した方が、イイに決まっています・・・しかしながら実際は、ナカナカ出来ないんですよね。
アナログレコードっていうフォーマットも整理を怠ってします要因のヒトツではナイかとオイラは思っています。
つまり、レコードってモノ自体の体積的には、かなり小さいんですよね。
購入したレコード1枚は、サイズ的には、30cm四方とデカいような気がしますが、厚みが数mmという極めて薄いアイテムなんです。
そりゃ〜床にペタッと置けば、面積は取りますケド、立てればナンてコトは、ありませんホボ、無視できるくらいの大きさです・・・が、その薄っぺらいレコードが、数十枚束ねられると、モノスゴイボリュームになるという・・・。
そんな数千枚のコレクションから聴きたいレコード1枚だけ探し出すとなると、ゼッタイに目録をつけた方がイイに決まってるんですが・・・出来ないっ!
もうコレは、ハッキリ言って自分の気持ちとの戦いでしょう〜(笑)
よくアーティストのアルファベット順やレーベル順に並べてコレクションしている人って多いですよね。
でも、コノやり方だと、MとかSとかTとかで始まるアーティスト名が他よりヤタラと多いコトに気が付きます。
で、日々増殖するコレクションもどうしても、Mだけが増えてくるとレコード棚に収まりきらずにズラして移動せざるを得ない状態になるという・・・。
ソレを解消するためにオイラが編み出した方法は、Discogsの「コレクション」機能を使う方法です。
そのコレクション機能に自分だけのメモを書く項目があるのですが、自分のレコード棚にナンバリングをして、コレクションしたレコードのメモ欄にレコード棚の1番に入れたってメモるんですよ。
つまりDiscogsの「コレクション」機能に自分のレコード棚の住所を登録するって方法です。
探したいレコードは、Discogsの自分のコレクション欄から見てそのページのメモ欄を見ればドコのレコード棚にあるのか解るっていうやり方ですね。
ま〜コレも、結局ポチポチと地味な作業が伴うのですケドね・・・。

いや〜しかし・・・大好きなレコードなのですが、ソレを所有して維持していくのってタイヘンな苦労と努力、労力が必要となるってコトですね〜。
しかもエンディングは、全く見えない・・・う〜ん、ナンだかフクザツな心境であります。

INTELLIGENT HOODLUM / STREET LIFE
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時々思うのですが、数千枚のレコードを所有して「コレ、はたして全部聴こうと思ったらイッタイ、どれくらいの時間がかかるのか・・・」って。
また、偶然手にとったこのレコード、前に聴いたのは、いつだったかなぁ・・・とか。
同居している家族に「こんなに沢山レコードあるけど、コレ、最後に聴いたのいつよっ!?」ってツッコまれたコトある人も多いと思うのですが、いや解っていますよ、そんなコト、言われなくても十分っ!
だけど、最後に聴いたのがもう5年前でもこのレコードを見ると、「あそこのレコード屋で買ったんだよぁ」とか「あのCLUBでDJが、この曲をめちゃカッコよくプレイしてやられたんだよな〜」とかイロイロ思い出すコトがあるんですよ。
つまり、今持っているすべてのレコードは、オレの人生そのものっ!
「The Vinyl is LIFE!」なワケですよっ!
あっ・・・イイですね、このキャッチコピー・・・タワーレコードの「No Muisc No Life」みたいで・・・(笑)

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週イチでアナログレコードに関する話題をネタに取り上げているこの「渋谷レコード店日記」です。
前回の記事では、「渋谷に大型アナログレコード店がオープンっ!」というタイトルで、渋谷にあるTOWER RECORDSの旗艦店でアナログレコード専門の売り場「TOWER VINYL」がオープンするYO!というコトを伝えました。
オープンというか、新宿からの移転・・・ってカンジですね。
オイラのお店も同じ渋谷で営んでいるので、新しく出来た「TOWER VINYL」がどんなカンジなのか、オープン初日にはゼヒ、訪れてみてみたいなっ!って思っていたのですがっ!
ザンネンながら、行くコトが出来ませんでした・・・orz

ホントーなら、今回は、「新しく出来た渋谷 TOWER VINYLへ行ってきたよ!」ってレポート記事を投稿する予定だったのですケドね〜。
お店の様子はこんなカンジのようです
どんなカンジのお店になっているのか、品揃えはどうなのか、多くのお客さんは、訪れているのか・・・などなどメチャ気になっていたんですよね。
まぁ〜予想通りの売れ線狙いの品揃え・・・ってカンジですね。
上記のインスタ画像の2枚目のDisco International のカンパニースリーヴは、LTG. EXCHANGEかな?ちょっと気になる・・・あとその下のWARNER BROHERSのジャケット・・・。
TOWER VINYLオープン当日の2021年9月23日には、オイラのnext recordsにお越しいただいた何人かのお客さんに「渋谷のタワーレコードにアナログレコード専門の売り場が出来て今日オープンですよ〜」ってハナシの話題にしたのですが、全員が、「へ〜そんなんですか〜」って意外にも全く興味を持ってもらえませんでした・・・。
ん〜アナログレコード界隈では、結構大きな出来ゴトだとオイラは、思っていたんですケドね〜、当店を利用してくれるお客さん的には、全然刺さらなかったようです。
タブン、お客さんのターゲット層が全然違うんでしょうね。
レコード店という大きな括りで捉えると、注目される話題のように思えるのですが、実際は、お客さんの好み毎により細かな細分化されたジャンル分けがあるってコトだと思います。
当店の近くには、HMV のアナログレコード専門店もあるのですが、当店を利用していただいているお客さんは、結構、素通り状態なんですよね。
ナン人かの常連のお客さんに、「HMVとか行かないんですか?」って訊いてみると「何回か行ったコトありますケド、あんまりイイのないんですよね〜」って。
中古レコード店なので商品は買取とか仕入れの時期によって流動的にイイ時もあったり、そうでない時もあったりするので常にイイものはナイっていうコトは、ないって思うんですケドね。
タブン、訪れるお店に対する期待値がカンケーしているんじゃないかな・・・って思ったりします。
イエイエ、決してオイラの店と他のレコード店とドッチが上とか下とか、イイとかワルイとかのハナシではありませんよ。
レコード店を訪れるお客さんのニーズにそのレコード店が応えられているか、マッチングが出来ているか・・・ってコトだと思うんです。

ウチのお向かいにはFace Recordsさんがあるのですが、週末の土日とか営業時間開始前の13時前には数人のお客さんが店頭に並んでいたりするのをよく見かけるんですよね。
「レコード店の開店前にお客さんが並ぶなんてスゴイな・・・」ってオイラは、思うのですがFace Recordsさんから歩いて10秒くらいの超近くに位置するウチのお店には、まったくお客さんは並びません・・・。
さらに、Face Recordsさんでお買い物を終えたお客さんが当店へついでに寄ってもらうってコトもホトンドありません。
歩いて10秒の距離にレコード店があっても訪れてもらえないってコトです。
コレは、もうターゲットとなるお客さんが全然違うってコトなのでしょうね。
逆に当店には、必ず訪れるケド、Face Recordsさんには、全然訪れないってお客さんもいるのでホント、お客さんのニーズやターゲットの絞り込み、マッチングがなされているのかってコトが重要なんでしょうね。
ま〜当店は、オリジナル盤12インチシングル専門というレコードという大枠の括りの中でも極めて特異なカテゴリーに絞り込んだレコード店なので、当店のお客さんになりえる人が少ないっていうコトもカンケーしていると思います。
今、巷で人気のシティ・ポップを探しているお客さん、アルバムがメインのJAZZやROCKの名盤を探しているお客さん、レア物の7インチシングルを探しているお客さんが当店を訪れたらご来店、1秒で「ハイ、さようなら」状態ですしね。
しかし、大好きな曲の12インチシングルが欲しいっ!って思っている客さんにしてみたら当店は、ダイソン並のモノ凄い吸引力を発揮できるかもしれません。
だけど逆に12インチシングルにガッツリ魅せられたお客さんが他のレコード店を訪れてみたら・・・「モノ足らない・・・」ってカンジるかもしれませんしね。

Googleのニュース検索で「アナログレコード」というキーワードで気になるニュースを良く読むのですが、2021年9月23日は、トップの5つの中、4つが新しく出来たTOWER VINYL 渋谷の話題でした。
google_news

トップ記事が、日本で一番アクセスが多い、Yahoo!ニュースに取り上げられていますね〜ん〜スゴいな・・・。
記事を読んでみると、渋谷にあるレコード店、TOWER VINYL、disk union、HMV record shop、Face Records 4店舗が「レコードはシブヤでディグる」というイベントを企画していたようです。
当日は、他のお店はどうだったんでしょうね・・・。
ネットでのアナログレコードな話題はどんなカンジだったのかちょっと調べてみると・・・どうやら、テレビ東京のニュース番組、ワールドビジネスサテライト(WBS)でアナログレコードのコトが取りげられたようですね。
ザンネンながら見逃していましました・・・(泣)
しかし、番組の内容がテキストで書き起こされていました。
[WBS]アナログレコード人気再燃!なぜ?若者が夢中に

内容的には、TOWER VINYL 渋谷のオープンに合わせて、ココ数年にあったアナログレコードの話題をギュッと詰め込んだ内容だったようです。

まぁ〜全部、すでに知ってる内容ですね。
ブックオフが中古レコードの販売をはじめたってコトは、この「渋谷レコード店日記」でも話題にしました。
2021年8月現在だとブックオフは、「アナログレコードへの追い風を受けて今後も販売を拡大していく計画」だそうです。
「2年後に今の倍の300店舗を目指している。」とのコトなのであなたの自宅近くのブックオフでもレコード売ってるかも・・・?(笑)
ちなみにオイラの自宅近くのブックオフでは、中古レコードの販売していました・・・12インチシングルは、ホトンドないですけどね。

ARLANA / YOU CAN'T KEEP BREAKING MY HEART
ARLANA / YOU CAN'T KEEP BREAKING MY HEART の試聴
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ワールドビジネスサテライト(WBS)でのレコードの話題になった後半のアメリカ在住のebayバイヤーのくだり・・・スゴイね〜15万枚の在庫レコードに年間5,000万円の売上って・・・。
番組見ていないので、どんな様子なのか判りませんが、年間に5,000万円の売上を叩き出すのって、1人で出来る仕事量ではナイですよ・・・。
というか、もともと趣味でレコードを集めていた15万枚のレコード・・・購入資金は、イッタイいくらなんだ?

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aaliyah_tryagain

いまだ緊急事態宣言中の東京ですが、2021年9月23日の秋分の日に渋谷に大型アナログレコード店がオープンするそうです。
ソレが、コレ。
アナログ専門店 TOWER VINYL SHIBUYAがタワーレコード渋谷店6Fにオープン

ニュースを読んでみると、タワーレコード新宿店のアナログレコード専門のフロアがそのままゴッソリ、渋谷店に移転するみたいなカンジのようです。
というか・・・タワーレコード新宿店のアナログレコード専門のフロアって、少し前にアナログレコード界隈で話題になったTOWER VINYLですよね。
オイラもオープン当初、実際に店舗へ訪れてその時の様子をこのブログで記事にしました。
タワーレコードのレコード専門フロアに行ってきた。

新宿駅の直ぐそばのメチャ、アクセスの良いビルの10階に170坪もの広いスペースでゆったりとレコードを置いた店舗は、なかなか壮観で得てしてゴチャゴチャしがちな中古レコード店ですが、新譜のレコード店のようなスッキリとしたディスプレイでイイ雰囲気のお店でした。
上記の記事にも書いていますが、80年代のアナログレコード全盛期の昔のタワーレコードを思わせるようなカンジでした。
だけど、上記のオイラが書いた記事を読むと新宿のTOWER VINYLのオープンしたのが2019年03月21日ですね。
当時のメディアで報道された様子では、鳴り物入りオープンしたっていう印象だったのですが、2年半で移転・・・。
2019年の時も新宿店のリニューアルに伴い、タワーレコードで中古&新譜のアナログレコードを扱うってコトだったと思うのですが、まさかこの時から2021年に移転するなんてすでに計画がされていたってコトはナイと思うので、どうやら会社的にイロイロな見直しが入ったのかもしれませんね。

既存の新宿のTOWER VINYLは、渋谷のタワーレコードのビルへ移転ということは、タワーレコードは新宿でのアナログレコード展開をヤメて以前のようなCDやグッズの販売になるっていうコトなのかな。
いずれにせよ、新宿のタワーレコードは、10月前に他のフロアも順次リニューアルされるようです。
そして、TOWER VINYLは、渋谷タワーレコードの6階フロアの約半分のスペースにて新譜&中古レコードを約7万枚の在庫で展開する・・・ってカンジですね。
新宿でのTOWER VINYLは、ワンフロア全部がアナログレコードで埋め尽くされるという店舗展開でしたが、渋谷ではフロアの半分でアナログレコード販売になるようです。
まぁ〜確かに、渋谷店は新宿店よりフロア面積広いですからね・・・。
どんなカンジのレコード店になるんだろう・・・オープンしたらとりあえず近いし見てきます。

渋谷では、昨年からレコード店周辺ではちょっとした動きがありますね。
超大型店だったレコファン渋谷店が2020年10月に閉店したり、ディスクユニオンがロック専門店をオープンしたり・・・。
ちなみにレコファン渋谷店があったビルの4階は、いまだナニもお店が入っていない様です。
で、井の頭通りの交番横のディスクユニオンが入っていたビルもいまだにナニもテナントが入ってませんね。
まぁ〜なかなか今の御時世、新規でショップをオープンさせてやるぜっ!っていかないですよね〜サスガに。
一方、もう1つの大型アナログレコード店のHMV record shop 渋谷は、今年7月で7周年を迎えたそうです。
HMVは、この7年間の間に都内でアナログレコード専門店を新宿と吉祥寺で展開していますね。

タワーレコードとかHMVとか果敢にアナログレコードの販売攻勢に打って出てきていますが、実際にイケてるんでしょうかね・・・。
オイラもお店の規模こそ違いますが、中古レコード店の店主なのでショップの運営のコトについてはある程度、解るのですが、都内の繁華街でアナログレコードの大規模店舗を展開するっていうのは、フツーに考えるとかなりキツいんじゃないかなぁ〜って思うんですよ。
中古だけを販売していると利益率は高いと思いますが、そもそもそんなに人気のあるタイトルの在庫の確保が出来ないのですべてのお客さんのニーズに応えるコトが出来ませんしね。
なので、中古レコードを並べつつ新譜のレコードを併売するというやり方になると思うのですが、新譜のアナログレコードの利益率は、高くないですからね。
だからといってワンタイトルで、イチ店舗で数千枚も売れるかっていうとタブン、そんなに売れないと思うし・・・。
最近のシティ・ポップ人気の高まりで過去の名作の再発盤がバンバン作られてリリースされていますが、ソレもいずれ「もう再発盤、出せるタイトルないよ・・・」っていう状態になると思うんですよね。
再発盤のリリースは、「このタイトルを出したらコレぐらいは売れるでしょ」ってある程度の販売数が読めるタイトルしか作れないですしね。
どうなんだろ・・・今だとアナログレコードの生産って数百枚規模の小ロットでもプレスしてくれるのかなぁ。
ソレに再発盤の価格も4000〜5000円ですからね・・・中古レコードで1000円位でカンタンに手に入るタイトルも多い中で、再発盤で4000〜5000円という価格帯でも欲しいって思うタイトルは、そんなに多くないと思うんですよね。
アナログレコードが人気だっ!って言ってもそのそもマーケット自体がそんなに大きくないですからね。
更に、実店舗販売とネット販売とで競合するとなると、ますます実店舗販売の分が悪いんじゃないかな・・・って思うんですよね。
海外への販売のコトまで考えたら、もしかして活路はあるのかもしれませんケドね。
にしても・・・大規模な実店舗でのレコード販売は、想像するだけでもなかなかカンタンではナイことが解ります。
だけど・・・ヤっちゃう・・・という心意気は、もしかしてオイラが読み切れないスゴい裏事情があるのかなぁ〜(笑)
毎日、HMV record shop 渋谷の前を行き来していますが、週末でもあの広いスペースでお客さんがワチャワチャしているカンジはあまりしないんですケドね。
まぁ〜だけど、今年で7年間も営業できているトコロから鑑みると、調子イイってコトなんでしょうね。

オイラは、97年頃らか中古のアナログレコードの販売に携わってきて2000年に渋谷に12インチシングル専門の中古レコード店をオープンしたワケですが、その間にもそれこそジェットコースター級の山あり谷あり紆余曲折を経験しました。
サスガに「もうダメかもしれない・・・」っていう絶体絶命の窮地に陥るコトは、幸いにもありませんでしたが周辺のレコード店は、ソレこそバンバン潰れちゃいましたからね〜。
渋谷では御三家とも言われたCISCO・DMR・マンハッタンレコードも今でも現存しているのは、マンハッタンレコードだけですからね。
マンハッタンレコードも多い時には、渋谷だけでもかなりの6〜7店の支店があったのですが、それも今では、1つだけですしね。
ま〜今は、ブームの中心がクラブミュージックではナイってコトなのだけかもしれませんケドね。

AALIYAH / TRY AGAIN
AALIYAH / TRY AGAIN の試聴
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渋谷にTOWER VINYLがオープンするに伴い、HMVとディスクユニオンとで新たなアナログレコード御三家が出来る・・・ってコトになるのかもしれませんね〜。
TOWER VINYL 渋谷は、オープンに伴いバイヤーが買い付けた1万枚の新入荷を大量放出するみたいですよっ!
もしかしたら「ナンだっ!コレーーーーっ!」なタイトルがあるかもしれませんね。
オイラもゼヒ、行ってみたいと思います。
というか・・・買い付け行けたのか・・・。
というか、あのタワーレコードのビルに入るの21年間の渋谷生活で人生2回目です・・・(笑)

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当店には、日々海外のディラーから仕入れたレコードが届くのですが先日イギリスより届いたレコードの1枚のジャケットの中にこんなのが入っていました。
それがコレ・・・。
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まぁ〜パッと見では、ナニか解りませんが、実はコレ、インナースリーブつまりレコードの内袋ですね。
最近は、幅広い層にこのブログが読まれているようなので出来るだけわかり易いコトバで書こうと思います・・・ハイ。

本来であれば、新品購入時には無地の紙製インナースリーブがついていたり、ポリエチレン製のモノがついていたり・・・UK盤ならアウタージャケットにそのままハダカのレコードが、入っていたりするワケですが、このインナースリーブは、販売された中古レコード店のロゴマークがプリントされたオリジナルのモノになります。
オイラは、このインナースリーブを見た瞬間
「うわぁ〜懐かしい・・・」って思わず声を出しちゃいました。
ご存知な人もいるとは思いますが、コレ、イギリス ロンドンで多店舗展開していた大手中古レコード店「MUSIC & VIDEO EXCHANGE」のインナースリーブなのです。
イメージとしては、ロンドンのディスク・ユニオンみたいな存在の中古レコード店です。
オイラもnext recordsを創業当時(2000〜2005年頃)のロンドンへの買い付け時は、相当このMUSIC & VIDEO EXCHANGEへ通い、レコードを仕入れしまくっていました。
日本からUKを訪れる買い付け人は、ゼッタイに通う中古レコード店であります。
もう15年くらい前を最後にロンドンヘは、買い付けに訪れなくなりましたが、その当時はロンドン市内だけでも7〜8店舗の支店があって精力的に営業していました。

オイラのいつものパターンでは、成田からロンドン・ヒースロー空港に到着したら電車に乗ってそのままロンドン市内のMUSIC & VIDEO EXCHANGEへ直行ってカンジでした。
特に、お気に入りはNOTTING HILL GATEのMUSIC & VIDEO EXCHANGEで、駅から少し歩いたストリートに3〜4件の支店が集まっていて効率よくレコード店を回りたいオイラには、かなりお気に入りのエリアでした。
だけど、1店舗に相当な枚数の在庫があるのでレコードを見るだけでメチャ時間がかかるんですよね。
どの支店も同じ様な構成で1階にはレギュラー品や新入荷したタイトルが揃っていて、地階には、バーゲン品が在庫しているっていうスタイルです。
1階の新着コーナーのレコードは、万引き防止のためかレコード・ジャケットだけがエサ箱に入って中身のレコードは、カウンターの中に別保管されていて購入希望のジャケットをカウンターへ持っていくと店員さんが中身のレコードを出してくれる・・・というちょっと面倒くさい手続きが必要となります。
だって、コッチは仕入れに来ているんだから、メチャ買うワケです、なので、それこそ50枚以上のジャケットをカウンターに持っていくとその同じレコードの枚数を揃えるというコトになります。
このインナースリーブの右上に番号がスタンプされていいるでしょ?この番号と同じ数字がジャケットに貼られているプライスシールにも書かれているワケです。
IMG-8776

で、ジャケットと中身のレコードが揃ったら購入希望のレコードすべてのコンディションチェックをオイラがする・・・当然、時間がかかるんですよ。
ジャケットと中身がはじめから揃っていたらこんな工程すっ飛ばして、仕入れ希望のレコードをエサ箱から抜くと同時にコンディションチェックしてOK or NO の判断が出来るんですけどね〜。
で、購入希望のレコードを選別して、バーゲン品を見たい旨を伝えて、地下へ潜入です。
ココが、マジでヤバイんです・・・MUSIC & VIDEO EXCHANGの真髄は、このベースメントのバーゲン品にあると言ってもイイくらいなのです。
とにかく何千枚という大量のレコードが、エサ箱に収まっていて全部見ようとするとマジで、半日かかるレベルなのです。
だけど、買い付けに出向いているオイラにはとにかく時間がありません・・・しかし、出来るだけ見たいっ!
この地下のバーゲン品は、イギリスの中古レコード基準でいうトコロのゴミレコードが寄せ集められたモノなのですがイギリスと日本との人気のタイトルの違いもあって、日本では、数千円〜ン万円でソッコー売れちゃうような人気のタイトルが、イギリスではゴミレコ扱いになっているワケです。
しかもっ!バーゲン品っ!だいたい価格は、50ペンス、日本円だと70円とか80円です。
今までにもこの地下のバーゲン品コーナーから多数のレア・タイトルをピックアップしたイイ経験があるのでココは、買い付け人として気合いの見せドコロ・・・となるワケです。
この、MUSIC & VIDEO EXCHANGEのプライスの付け方っていうのが、ちょっと特徴があってプライス・シールに何個も価格を手書きで記入する枠が書いてあって、入荷してから日にちが経つに連れて価格がドンドン安くなるという値付けになっています。
EXCHANG-PRICE
ん〜Depche ModeのStrange Loveが14ポンドですか・・・結構、しますね。
で、それでも売れなかったら、「見切り品」扱いとなって地下のバーゲン品コーナーに放り込まれるというカンジですね。
ま〜在庫管理も大雑把なようで、1階の新入荷コーナーで5ポンドで売られているタイトルと同じモノが、地下だと50ペンスという場合もよくあります。
結局、両方共仕入れるんですケドね〜(笑)

複数のレコード店が存在していたNOTTING HILL GATEエリアのレコード店を廻るだけでも2日間くらい予定を取っていました。
で、他の日は、CAMDENエリアを回ったり、SOHOエリアを回ったり・・・もう〜とにかくロンドン中のMUSIC & VIDEO EXCHANGEへ訪れていましたね。
そして一通りのロンドン市内のレコード店を巡り終えると、レンタカーに乗って地方のレコード屋へ移動して買い付けを行います。
だいたい10日間くらい各地方のレコード店を廻って帰国日も迫っているので再び、ロンドンへ戻ってきます。
そして、2周目のMUSIC & VIDEO EXCHANGE巡りをするワケです。
10日前に訪れたのに再び巡るのにもワケがあってオイラが地方でレコードを漁っている間にも結構、入荷の動きがアルんですよね。
2度目にも変わらず結構、買えちゃったり出来るワケです。

まぁ〜このたまたま今回仕入れた時に入っていたMUSIC & VIDEO EXCHANGEのインナースリーブだけで、これだけのコトが思い出されるとは・・・相当思い入れがあったのかもしれませんね〜。
画像のインナースリーブには、ロンドンの支店がズラ〜っと記載されているのですが、「2021年現在どうなっているのかな?」て思い調べてみました。
とりあえず、MUSIC & VIDEO EXCHANGE は、まだ営業中のようですが・・・オイラのお気に入りのNOTTING HILL GATEエリアのお店は、1店舗だけの営業になっています。
他には、GREENWICHに1店舗とロンドン市内では2店舗のみの営業となっているようですね。
ロンドン市内だけでも最大勢力を誇ってアレだけ多くの支店を構えていたMUSIC & VIDEO EXCHANGEだったのですが、今じゃ2店舗だけってちょっと時代をカンジますね〜。
現在のMUSIC & VIDEO EXCHANGE はこんなカンジ・・・。
カンバンが相当、ボロくなっていますね。
mthumb.php
NOTTING HILL GATE店
musicandvideoexchange-61-(600px)
GREENWICH店

CLASH / LONDON CALLING
CLASH / LONDON CALLING の試聴
next recordsのサイトでCLASHのレコードを探してみる

「世界中でアナログレコードの人気が復活しているっ!」というニュースをよく見聞きしますが、ヨーロッパでは最大規模の音楽市場であるロンドンの中古レコード店、MUSIC & VIDEO EXCHANGEの店舗数が激減している・・・というのは、ちょっと話題のニュースとナンか辻褄があいませんね。
ロンドンでは、Reckless Records にもよく訪れていました。
RECKLESS

オイラが頻繁にUKへ買い付けに訪れていた時には、Reckless Recordsも2〜3店舗支店があったのですが、とりあえずSOHOのお店だけで現在も営業中ですね。
ん〜コチラも規模縮小ですね〜。
まぁ〜オイラのお膝元である渋谷も2000年代初期に比べると営業しているレコード店は数えるホドですからね。
海外の人から見ると「あんなにたくさんのレコード店があって賑わっていたSHIBUYAだったのにサビれたなぁ・・・」って思われるかもしれませんね〜(笑)

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