渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

タグ:洋楽

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いつもこの「渋谷レコード店日記」チェックしていただきありがとうございます。
もう既に知っている人もいるとは思いますが、この「渋谷レコード店日記」が使っているブログサービス「Yahoo!ブログ」が今年の12月でサービス終了となるコトが決まっています。
正式にYahoo!ブログからは、「もうサービス終了するので他のブログサービスへ引っ越ししてくれ」って案内がきています。
まさか、オイラ個人が「もうブログを書くの辞めよう・・・」って諦める前に天下のYahoo!様が「ブログサービス辞めますっ!」って先に終了すると思わなかったですよ・・・ホント。
ナンで、Yahoo!ブログを終了するのかって思うのですが、ま〜早いハナシが採算が取れなかったのかな・・・みたいなカンジですね。
一応、「渋谷レコード店日記」に書き込まれた記事は他のブログサービスに引っ越しするコトは可能なようにキチンとサポートはしてもらえるような体制になっているようで助かりました。
12月には、確実にYahoo!ブログはなくなっちゃうのでドコか他のブログに引越しなきゃいけないのですが・・・イマイチ、モチベーションがあがりません・・・。
他のブログへの移行ツールというのをYahoo!ブログから提供されているのですが、「ホントにイッパツでデータを丸ごと移行できるのか・・・?」って不安があるからなんですよ。

この渋谷レコード店日記以外にも以前、利用していた無料ブログがあってソコもサービス終了の憂き目にあったコトがあります。
その時も今回と同様、他のブログサービスに移行できるような状態になっていたのですが、あまりのデータの多さで上手く移行できなかったというトラブルに遭遇したんですよね。
一応自分で解決できる方法や対策を試しては見たのですが、それでも移行できず、結局そのブログサービス終了ともに作ったすべての記事が消滅となってしまいました・・・。
ま〜相当なページ数だったのでかなり重かったのは事実ですが、そういったトラブルを経験済なので今回の移転も「ホントにチャンと移行できるのか・・・」ってかな〜り心配しているんですよね。
6月からYahoo!ブログでは他のブログサービスへ引っ越し可能な移行ツールの提供が始まっているのですが、上で書いたような不安感も悶々とした気持ちもあってなかなか他のブログへ引っ越し出来ないでいる状態です。

このブログは、2005年から週イチのペースで記事を書くスタイルで始めました。
渋谷レコード店日記は、もう今年で14年目になるワケです。
14年・・・スゲ〜長い間、ブログ書き続けていたんだ・・・ってちょっとビビりました(笑)
1年は、だいたい52週なので14年間で、約700本の記事がココに納められているワケですが、ヤッパリ14年間もブログの記事を書き続けているとそれなりの思い入れもあったりするのも事実です。
また、レコード好きにな人にもそれなりに役に立っている記事もあったりするようで、時々「ブログを読んでレコードで解らなかったコトが解りましたっ!」ナンてコメントを頂いたりもしました。
また、10年以上前のブログの記事を現在読んでみるとアナログレコードの当時の状況とか結構解ったりとそれなりの価値が見いだされたりもする部分もあるような・・・手前ミソですが。

この渋谷レコード店日記を書き始めた当時の2005年っていう時期は、空前のブログブームでした。
今でこそ、TwitterやFacebook、インスタなどSNSといわれる様々な他者とのコミュニケーションツールがたくさんありますが、個人がインターネット使ってナンかしら情報を発信できるブログは、当時としては画期的なツールでもありました。
next. recordsとしては2003年頃からWEBサイトを立ち上げて通販を行っていたのですが、当時は、店頭で接客していてお客さんとハナシをするたびに「お客さんってレコードのコト、結構知らないんだな・・・」って思ってたんですよね。
じゃあ、レコードについて語るブログを作ろう・・・っていう動機でこの「渋谷レコード店日記」を始めたんですよね。
ぶっちゃければSEO的にも「渋谷 レコード店」ってYahoo!検索やGoogle検索した時に「あわよくばnext. recordsが検索結果の上の方に表示されればラッキー!」っていうちょっと邪な思いもあったのは事実ですが・・・(笑)
今だと「渋谷 レコード店」ってググったらnext. recordsより先にこの「渋谷レコード店日記」の方が全然、上位表示しちゃってますケドね。
ブログを始めた2005年頃は、今でもあるアメーバブログやライブドアブログなど多くのブログサービスが存在している中、Yahoo!でブログを始めたっていうのも「Yahoo!で検索した時に自社サービスのブログの方が他社のブログより検索結果で優位になるんじゃないか・・・」っというコレまた邪で勝手な想像からYahoo!ブログで「渋谷レコード店日記」を始めたワケです。
しか〜し、Yahoo!ブログは2019年12月にブログサービスを辞めちゃうって・・・ま〜無料でブログを利用させてもらっているので、運営側が「辞めるっ!」っていうとソレを拒むコトができないっていうのも無料サービス故なのですが・・・。

もう、いつまでもこのYahoo!ブログに居座るコト自体が出来ないので、早々に他のブログ・サービスに引っ越しは必須なワケですが、ホントにちゃんと引っ越しできるのかぁ・・・?
最悪の場合、データがグチャグチャになっちゃったら700本の多くの記事を修正できないぞ・・・。
そうなったとしても無料サービスでの利用なので文句も言えないし・・・あ〜モチベーションがあがらない・・・。


このブログを読んでいただいた人からも「このブログも貴重な資料ですからバックアップしておかないといけませんよ」というコメントを頂いてたりしたので、引っ越ししてもナンとか今まで通り引き続き「渋谷レコード店日記」に記事を書き続けていたいって思ってはいるのですケドね。
ま〜でも、もしかしてコレを機会に「渋谷レコード店日記終了っ!」っていうのもアリかなぁ。


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当店のような零細中古レコードショップにも時々、営業的なセールスの電話がかかってくる時があります。
ホトンドが、どうでもイイようなセールスのハナシなので、テキトーに聞き流して「興味がナイので結構です」って断るコトになるのですケドね。
しかし、最近気になる営業の電話が短期間の間に集中してお店にかかってくるようになりました。
それも、同じ様なテーマと言うか内容で、全然別々の業者からです。

内容はというと、「WEBを使った集客」のセールスの電話なんですよ。
ウチの様な小規模なショップでネット通販なんかを営んでいるとSEOといってGoogle検索で「レコード店」って検索したら上の方に表示させますよ〜っていうセールスの電話が、数年前ならメインの内容だったのですが、ソレがいまだと「ネットを使ってリアル店舗にお客さんがたくさん来るように出来ますよ〜」ってワケです。
セールスの電話なんて相手しても仕方ないって思うのですが、「WEBを使った実店舗への集客について興味はありませんか?」って訊かれると、小さなショップの経営者としては「興味ないワケないだろっ!メチャアリですっ!」って思うワケです。
で、ちょっとそのサービス手法に興味があったのでどういった内容なのか訊いてみました、
●インターネットを使ったサービスである
●その会社とサービスの契約をすると来店客が増える
●サービス契約の料金も業種や規模に応じていろんなバリエーションがある
●有名なショップも当社のサービスを利用している
っていうコトでした。

で、具体的には、どういったコトをするのですか?って訊くと「弊社独自の技術によって、ウンチャラカンチャラ・・・」って肝心のコトは言ってくれません。
へ〜もしソレがホントならばスゴい集客の技術だし、ゼヒお願いしたいですよ。
だけど、その営業トークにもヤッパリ引っかかる部分というかツッコミドコロも多々アリです。
「本当に来店のお客さんが増えるんですか?」って訊くと
「確実に増えますよっ!」というセールス電話主。
「でも、来店してお客さんが増えたっていうのは貴社のサービスを利用したかどうか解らないじゃないですか?」って訊くと
「統計的には確実に来店客が増えるという結果が数字として確実に現れてるので大丈夫です」という返事。
「ええっ?お客さんが貴社のサービスを利用したかどうか、私が解るようにお店に入った時に目印が付いてるんですか?」って突っ込むと
「そうじゃなくてレコードに興味のあるお客様が来店の意向があるかどうかの数字がちゃんとカウントされてるんですよ」という返事。
そういった内容を訊くと、え〜ソレってどうやるんだ・・・もしかしてそのサービスを行う会社のサクラみたいな人間が定期的に店に来るとかするのか・・・?みたいなバカな想像が・・・(笑)
ぶっちゃけ、そんなお金を払うだけで来店のお客さんがドバドバ増えるなんてオイシイハナシはありえないんですケドね。
だけど、「レコードに興味がある人の来店が増える」っていう返事には、ナニかSEO的な要素があるのかな〜って推測しました。
で、更に「ウチの店にお客さんが増えるのは解りましたが、実際に商品を買ってもらえてはじめて貴社のサービスの効果があったと思うのですがソコはどうなんですか?」って訊いてみると、
「その部分は、御社の商品力による部分になります。あくまでも来店増を目的としたサービスとなります。」とういうコトでした。
腑に落ちない部分もあったので最終的には、お断りするコトになりました。

で数日後、また別の業者から上記と同じ内容でセールスの電話がかかってきました。
この時のセールスの電話は、「Googleさんの協力のもと弊社と連携して・・・」ってコトを言ってます。
「Googleと協力?」ちょっとウソくさいんですが・・・(笑)
「ウチのお店は、ちょっと特殊な商材の販売をしているのですが、ウチのWEBサイトを見ましか?」って訊くと
「見てません。御社のGoogle マイビジネスを見てお電話させていただきました」という返事でした。
ネクストレコードのGoogle マイビジネスを見る
ソコで、なんとなくビ〜ンと来ました。
オイラは、時々このGoogleマイビジネスというページに「今週、こんなレコードが入荷しました」みたいなカンジでめぼしいレコードを紹介しているのですが、ソレをヤッていることで「このお店は、集客に興味があるショップだ」ってそういったサービスを提供している業者に思われていたようです。
このGoogle純正のサービスは、全く無料で、ショップなどを紹介してもらえるサービスなのですが、自分のアカウントから見るとnext recordsのコトをどうやって検索して知ったとか、電話の問い合わせをしたとか、お店の場所を調べたとかっていうのがGoogleから具体的にナン人の人がお店への興味を示したかっていうレポートがされるようになっています。
タブン、セールスの電話をしてきた業者は、この部分を意図的に操作して集客につなげようってコトなんでしょうね。
その業者が言う「具体的な数字も出せる」っていうのは、操作して以前よりこの興味をしめした人の人数が増えたコトで「ほら、ウチのサービスを利用したからお客さん増えたでしょ」ってワケです。
でも、「どうやってレコードに興味を持ったお客さんを増やすのか?」言う部分はわかりません。

そんな時、たまたま偶然こんな記事を見かけました。
【注意喚起】Google Maps最適化(MEO)業者への依頼は登録削除のリスクがあります
要約すると、Google Mapsを利用した時に、上位に表示させるというサービスのようです。
例えば、「渋谷 レコード店」って利用者がスマホ等で検索している時点で、「渋谷にあるレコード店を探している」っていう目的が解りますよね。
通販であれば、別にお店の場所はカンケーないので地名を入れる必要はないですから。
最近、スマホでこういった「地名+キーワード」で検索すると一番上に、Google Mapsで所在地が出るようになっています。
この部分で、上に表示されたらお客さんに来店してもらいやすいっていうのがナンとなくわかります。
じゃあ、どうやったらGoogle Mapsでの検索結果で上に表示させるのかというと、その部分にイロイロなテクニックを駆使して上位表示させるっていうサービスのようです。
だけど、上記の読んだ記事によると結構、ヤバいコトになりそうなテクニックもあるようです。
例えば、口コミを意図的に増やしたりとか、店舗名にセールストークを盛ったりとか・・・。
いや〜しかし・・・イロイロなトコロに気がつくんですね・・・
「地図で上位表示させたい人がいるはずだ」それならばソレがビジネスになるっ!みたいな。
だけど、「作為的にそういった部分をやるとGggoleからペナルティがあるかもしれないからやっちゃダメ」っていうのもあったり。


オイラ自身のスマホで「渋谷 レコード店」で検索してみると
https://www.nextrecordsjapan.net/images/companies/1/googlemaps.jpg
ナントっ!HMV record shop渋谷、レコファン渋谷BEAM店についで3番目にnext recordsがっ・・・!!!
ちなみの全然、意図的な操作とかヤッてないし、盛ったりとかしてませんからっ!(笑)
コレだとセールスの電話の業者さんに頼む必要もナイっすね。
イヤ〜HMVさんやレコファンさんという大規模レコード店さんの次とは・・・畏れ多いっす。
だけど、我ながら3番目に表示されてスゲ〜っ!!って感じるのですが、現実はそれ程、来店のお客さんが多いワケではないんですよね・・・。
ま〜それ程、Google Mapsでの表示の順番は、来客数にはカンケーないのかもしれません・・・。



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先日、TVのビジネス系ニュース番組で、「インスタ買い」についての特集を見かけました。
https://www.tv-tokyo.co.jp/mv/images/thumbnail/wbs/20190607_wb_nl04_aa965fb469b991a8_9.jpg
投稿画像を見て衝動買い!? 広がる“インスタ買い”

「インスタ映え」については、もうフツーのコトバとして使われていますが最近は「インスタ買い」というのがトレンドなキーワードになっている様子です。
ニュースの内容を要約すると、ショップが運営しているインスタグラムアカウントの商品画像をタップすることで直接商品を購入出来るというショッピング機能が追加されたらしい。
で、そのショッピング機能をうまく使った文房具を販売している小売店が、メチャ売上がUPした!みたいな内容のニュースでした。

個人的には、インスタグラムのアカウントを持っていますが、全然利用していない状況です。
そんなだからトーゼン、next. recordsのインスタ・アカウントは持っていないワケです。
以前、お店の常連でもあるDJさんにSNSを利用したプロモーションのコトを訊いたトコロによると、「Facebookはもう全然、プロモーションには使えない、今はインスタですよっ!」的なハナシをしていたのを思い出しました。
確かに毎日利用している満員の通勤電車で目に入る乗客のスマホ画面には、インスタグラムらしきタイル状に配置された画像を見ている人がとにかく多いというコトは気づいていました。
next. recordsとしては、SNSを利用した営業活動は、ほとんど行っていない状況なので、そんなにインスタグラムが流行っているんならちょっとやってみるのもイイかな・・・なんて思ったワケです。
しかし、ココで思ったのですが、「一体ナニをインスタにアップする?」というシンプルな疑問が・・・。
レコードを扱うお店なので画像として象徴的なアイテムといえば、レコードジャケットだと思うのですが、わざわざインスタでジャケット写真を見るのか・・・?
レコードジャケットをおもしろく使ったアイデアとしては「Vinyl Sleeve Heads」が知られています。
こういう画像ですね。
https://designworks.up.seesaa.net/image/sleeve_05.jpg

ん〜絵ヅラとしては、オモシロイって言えばオモシロイんだけど、インスタにアップする画像としては単発としてはアリだとは思うのですが、このVinyl Sleeve Headsネタを毎回やるとなると、そうそうにネタ切れになるのは、確実です。

で、インスタグラムを積極的に活用している国内外のレコード店は、どんな写真をインスタにアップしているのだろうってイロイロ調べてみたら、フツーに新入荷したレコードとか、お店のお客さんとの写真とかをアップしている・・・ってカンジなんですよね。
レコードのジャケット写真をアップしている画像を見て思ったのですが、「イイねっ!」の❤が100オーバーとか結構アルんですよ。
ソコでカンジたのは、「レコードジャケットにイイね❤ってどういうイミなんだろう・・・」って。
そのレコードジャケットが、スゴくレアなレコードでイイね❤ならナンとなく解るのですが、中古レコードとして数百円で売られているような安価なレコードでもイイね❤が数百以上となるとどういうイミのイイね❤なんだろうな・・・って思うワケです。
そんなにフカイ意味でのイイね❤ではなく極めてライトでカジュアルな共感っていうのは、解りますケド・・・。
更に気になったコトと言えば、規模的には小さなレコードショップだと思わるレコード店のアカウントでも結構な数のフォロワーが付いているってコト。
海外の地方都市の小さなレコード店のフォロワーが数千人っていうのもちょっと驚きました。
タブン、画像重視なので文字でのコミュニケーションが必要な他のSNSとは違って、フォローする側の敷居的なモノがかなり低いのかもしれませんね。

ん〜そんなコトを考えてたらもしかして、next. recordsとして始めてもイイかも・・・インスタグラム・・・って気持ちになってきました。
レコードジャケットのニーズがドコまであるのか解らないけどインスタで#vinylのハッシュタグで検索すると19万枚の画像がヒットされているのを見ると、相当数の使われ方がされているのかもしれません。
じゃあ、#12inchsingleのハッシュタグだと、どれ位あるのかな〜って調べてみると、34000件・・・少なっ!
ま〜とりあえず、インスタを始めたからってスグにレコードを買ってもらえるってそんな美味しいハナシはナイと思いますが、始めてみるコトで解るコトもあると思うかも?
具体的にレコード店が始めるインスタグラムの効果的な活用方みたいなのがあれば、教えて欲しいっ!


でも、実際どうなんだろう・・・レコードジャケットを見て「あ〜コレっ!超欲しい〜〜〜っ!」って「インスタ買い」が発動されるのか・・・ってコトは未だ疑問ですが(笑)
ジャケ写を見た時にそのレコードの曲が流れたりしたら結構、効果ありそうなカンジがするんだけどね・・・ヤッパリジャケ写もイイけど、結局はサウンドだと思うし・・・。
あと、12インチシングルが、ピクチャージャケットがそれほど多くないので、「インスタ映え」に関しては全然映えナイんですよね。
だけど、12インチシングル好きには、US盤のPROMOのホワイトレーベルとかの画像を見るとゾクゾクする部分もあったりするので、ソコは見る人のフェチ具合にカンケーしているかなぁ〜。
とりあえず、インスタ疲れしない程度で、ジャケット写真&レーベル写真をインスタにしてみようかな・・・。


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相変わらず、外国からのお客さんが多いです。
おかげさまでウチのnext. recordsもナニやら海外のアチラコチラの「日本のレコードショップ・ガイド」で紹介されているようでホント、様々なお国のお客さんが来店していただきています。
日本を訪れる外国人がメチャ増えているというのは、レコード屋に限らず全体的に言えることですが、特に訪日外国人が目立って多いっていうのは渋谷という場所柄っていうのもアルんでしょうね。

で、そのnext.に来店していただけるお客さんっていうの、様々な組み合わせパターンがアルわけです。
独りでご来店、男2人組、カップル、複数の男連れ、ファミリーっていうのが比較的よく見かけるカンジかな・・・。
独りで来店しているっていうのも完全に独り旅ではナイと思います。
多分、カップルとか友人と日本に訪れて「あ〜オレ、今日はレコード店を廻ってくるよ。」ってカンジで東京のレコード店巡りをしていると思います。
しかし、渋谷だけでも相当数のレコード店が存在しているので、「今日は、ガッツリレコード店巡りをしてやるぞっ!」って気合を入れても、渋谷のレコード店は巡りきれないようです。

next.に来てくれるお客さんは、やっぱダンス系のレコードを探している人が多いので、大手のディスクユニオンとかHMV、レコファンのダンス系レコードを掘るだけで、ホボ1日がかりみたいなカンジです。
で、小規模のnext.のようなレコード屋は必然的に後回しになり、夕方以降に訪れるっていうケースになる様なカンジです。
まぁ〜だいたい多くの人が夕方6時とか7時とかに訪れて時間にあまり余裕のナイ様子になってるみたいです。
その上、見たことない12インチシングルがエサ箱から次々出てくるものだかとにかく気になるようで試聴の枚数も多いんですよね。
で、1時間や2時間滞在に・・・。そりゃあ20枚とか試聴していたら1時間以上かかりますよ(笑)
だけど、夜には友人とかと「晩飯を一緒に喰おうぜっ」って約束をしているようで「時間がナイんだよ」って言っておきながら、試聴しまくって時間がかかりまくりって。
まぁ〜見るからに焦ってるのも伝わってくるみたいな・・・。
とにかく旅行者っているのは、スケジュールがタイトで時間があまりないっていうのが常ですからね。

独りでレコード店を訪れている人はまだしも、カップルはナイかとヤバいですね・・・。
コレは、日本でもよく見かけるアルアルですが、とにかく奥さん(彼女)が、レコード愛好家にとって強力なストッパーになってる。(笑)
タブン、レコード好きな海外から来た男性客は、「渋谷に訪れたら絶対にレコード店に行くぞ」って思ってるハズですヨ。
オイラも初めてカミさんとNEW YORKに旅行で訪れた時は、同じコト思ってましたし。
だけど、想定以上のレコードが渋谷にアルものだから、「見たい・・・もっと見たいっ!見させてくれっ!」って欲求が出てくるんですよね。
レコードが好きなんだからそりゃぁそういう気持ちになりますよ。
で、問題は奥さんですよ。折角、日本に訪れて旦那はレコードを見るのに必死で、自分は放ったらかされている状況になるワケですから。
先日、next.に来てくれたお客さんも、はじめは独りで訪れていたんだけど、途中から奥さんらしい女性が「まだ、レコード屋にいるの?」ってカンジでお店に来ました。
おそらく近くのお店で待たしたり、時間を潰させていた様子です。
レコードのセレクトから試聴の時間を合わせて来店から既に1時間以上も経過しています。
奥さんも待ちきれずに堪らず、来たってカンジです。
お客さんも「あ〜ゴメンごめん、もうすぐ終わりだから・・・」みたいなカンジで申し訳なさそうに取り繕って奥さんは一旦は外へ、だけど別のエサ箱を見かけたら更に気になるレコードが出てきて試聴・・・。
10分後くらいに「ねぇ、まだなの?おなか空いたんだけど・・・」って再び、奥様がお店に来て、明らかに不機嫌な様子・・・。
「あ〜このパターン、日本と全く同じだ・・・(笑)」
イヤ〜もうねぇ、ホントレコード店に奥さん連れは、ダメですよ・・・「レコード屋には、嫁を連れてくるベカラズ」ってコレはもう、万国共通の格言とも言えるんじゃないかなぁ・・って思います。

で、そのお客さん、他でも買い物をしまくったのか、クレジットカードの限度額がオーバーしたのか自分のクレジットカードで支払いが出来ず、奥さんをクレジットカードを借りて支払いをする始末。
奥さんも「ナンで私がクレジットカードで支払いをしなきゃいけないのよっ!」って超不機嫌・・・。
ダンナさん「オナカ痛くなってきた・・・」ってボソッと言ってました(笑)


日本でも、「レコード店のレシートは奥さんに買ったのがバレるので要りません」って人や、「買ったレコードは、レコード屋のビニール袋で持って帰るとバレるのでカバンに入れて帰ります」って涙ぐましい隠蔽工作に苦心している人が結構たくさんいたりします。



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2019/06/05にDOMMUNEにて「Technics 7th in Tokyo」というイベントをストリーミング配信が行われました。
19時から24時までと結構長い放送で、最初の1時間はSL-1200にまつわるトークでその後は、DJ PLAYという構成でした。
で、個人的には、前半のトークがとても興味深かったんですよね。
2019年にラスベガスで行われたお披露目パーティの当日の様子なんかのリポートやSL-1200の開発者を交えた裏話なんかをトークする内容でした。
一度、生産完了というコトで終止符をうったはずのSL-1200が再び作られるようになった事情や、SL-1200MK7がすぐに販売されなかった事情など、なかなか外部には伝わらないPanasonic内部のコトなどがトークされていました。
ラスベガスのパーティでは600人くらいの会場に入りきれないくらいの長蛇の列が出来ていたとか、多くのレジェンド級のDJ達が訪れていたとか・・・。
パーティの様子は1月のストリーミング配信の時にリアルタイムで見ていたのですが、画面に映らないトコロのハナシはヤッパリ解りませんので「へ〜そんなコトが起きてたんだ・・・」って思いました。
また、このパーティでPLAYしたDJ達も相当気合が入っていたようでした。
やっぱりレコード屋的には「どんなレコードがプレイされているのか?」っていうのが結構気になっていたのですが、その中でもKENNY DOPEがHOUSEの7"のレコードをずっとPLAYしていたんですよね。
その当時のプレイを見ていてオイラは「ナンだ?この曲の7"なんてあるのか?」ってスゴく気になっていたのですが、トークで明かされたのは、KENNY DOPEはこのプレイのためにわざわざ7"のレコードを自主制作して持ってきたという事実でした・・・。
確かに、画面に映るレコードのレーベルの全てが手書きでマーカーでクレジットされている盤ばかりだったんですよね。

その他トークでは、こんなコトを話ししていました。
Panasonicのハイファイオーディオ部門として復活したTechnicsブランドだったけど、その時点で世界中から再びSL-1200を作って欲しいっていうオファーがあったコト。
2010年の開発終了時の生産工程が失くなってしまい、金型等すべての部分において新たに作り直したコト。
その結果、はじめのSL-1200Gは、高額になってしまった。
SL-1200Gが、販売された時点の技術力ではDJプレイ用のMKの冠をつける製品を作れなかった。
その後、技術力が上がりようやくMK7の生産の目処まで至ったそうです。
SL-1200MK7では、トルクとブレーキをユーザーが調整できる。
また、逆転再生、78回転再生、±16%のピッチ調整が出来るコト。
電源ケーブルとPHONEケーブルは着脱式になったコト。()

放送当日には、実際に新品のSL-1200MK7のダンボールを開封してセッティングする様子を紹介していたのですが、今までのSL-1200は、プラッターの裏側にデカい磁石が付いていて、本体側にはコイルが巻いてあって明らかに「モーター」って見ていてもすぐ解る構造だったのですが、SL-1200MK7は全然違っていてパッと見では、平らなグリーンの板の上にプラッターが載っているだけのような構造になっています。
実は、そのグリーンの板の下にモーターの構造が仕組まれてあって強力なトルクでプラッターを回転させているようです。トークでは「リニアモーターカーみたい」って言ってましたが・・・。
Technicsの開発者のハナシでは、「買ってもらえないんじゃないか?」って心配しているとのコト。ナゼなら、30円以上前に作られたSl-1200MK3がいまだ現役で使われているかたってハナシしていました。


最近は、多くのDJたちのプレイの動画を見ていてもほとんどがCDJでのプレイが中心で、ヴァイナルマニア的な視点で見ていると、イマイチつまらないんですよね。
個人的には、DJ PLAY中にPCを操作している様子がナンダカ味気ないというか趣がないというか・・・ま〜明らかにオッサンの視点ですケドね。
今回のDOMMUNEのイベントでは、全員がデジタル音源一切ナシのアナログ・レコードオンリーのセットで、DJがプレイの最中に次にかけるレコードをケースから漁っている素振りや、セレクトしたレコードのジャケットを斜めにケースに刺している絵面をみて「うゎ〜ナンか、この様子久しぶりに見たなぁ・・・」ってちょっと新鮮にカンジちゃいました。



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