渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

タグ:中古レコード

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前々からこのブログでも書いていますが、インスタグラムで毎日、レコードのレビューを書いています。
まぁ〜その曲に関する、個人的な感想や楽曲にまつわる様々エピソードなんかを記事にしてアップしているのですが、イロイロ書いていると、「そうだったのか・・・」なんて今さなながらですが、結構な割合で新たな気付きがあるコトに気付きました。
ヘンな日本語ですが・・・。
例えば、
ず〜っと聴いていたアノ曲が実は、カバー曲だった! とか、
あのアーティストとこの人が兄弟だった! とか、
実は、アルバムと同じバージョンだと思っていたが、12インチはちょっとMIXが違っていた! とか、
あの曲のプロデュースをこの人がしていた! とか、
存在しないと思っていた、あのバージョンが実は、存在していた! とか
全然、よく見かけるレコードが、実は海外でメチャ高額なレア盤だったっ! とか
というふうに、毎回記事を書く度に、新しい気付きがあるコトにちょっとした新鮮味をカンジちゃっているんですよね。

10代の頃よりレコードを聴きはじめて30年以上・・・レコード店を営んできて20年・・・ソレまで相当な数のレコードを聴いてきましたが、すでに何度も聴いていて、イントロの1小節だけ聴いただけでも、タイトルが解ったりするくらいのレベルにきているという自負があったのですが、実はその曲にはもっと奥が深い知るベキ事柄があったというコトが、スゴく新たな学びを得たみたいで楽しいんですよね。
というか、別の見方をすると長年、レコードに携わってきているんですが、ホントのトコロは、全然ナンにも知らなかったのか・・・!って思う部分もあったりして。
今のようにインターネットが当たり前のようになかった時代のレコードの買い方って、例えば音楽雑誌のレコメンドを読んで、その記事から
「この曲なんか良さそう・・・聴いてみたいなぁ・・・」ってカンジで曲への欲求が高められたりしました。
そういったプロの音楽ライターが書いた記事っていうのは、やはり文章力があるので、トーゼンですがウマいワケですよ・・・読者に、この曲を聴いてみたいと思わせるというか喚起させるパワーがあるというか、・・・。
単純にその曲だけを聴いた時の良し悪しや好みだけでレコードを手に入れるという方法もあるのですが、その曲のバックグラウンドを知るコトで、その楽曲やアーティストに対する思いとか気持ちなんかが、より一層高まったりするっていうカンジです。
例えば、Queenの映画とかイイ例ですよね・・・。
あの映画で描かれた描写を見て、今まであまり知られていなかったコトとかを見て知って、Queenの曲自体の評価や思い入れが高まるみたいね。
もうQueenの曲自体はリリースされてから楽曲の良さや評価はあったのですが、曲やアーティストの背景を知るコトでその曲への思い入れが強くなりっていうパターンですね。

なんか、自分でインスタグラムの記事を書くためにその楽曲のコトを調べていて、その背景をしって自分でハマってその曲を更に好きになるという・・・。
まぁ〜もともと知っている曲や好きな曲を紹介しているのですが、改めてその曲の良さを再認識しちゃっています。
あとね、一応試聴用の動画も付けているのですが、インスタグラムにアップロードできる動画の時間が1分っていう制約があるんですよね。
で、本来なら曲のイントロからお聴かせしたいトコロなのですが、12インチシングルの場合、イントロだけで1分なんてスグに経っちゃうんですよ・・・。
もう全然曲のイチバン美味しいトコロまでたどり着けないっていう・・・(笑)
で、曲にもよるのですが、12インチシングルのExtendedは、だいたい6分とか7分とかの曲の長さがあるのですが、その長さのなかで1分という制限だけで伝えられるイイ部分を探して切り出すっていう作業を動画を撮影する前にしているのですが、意外とこの工程をしている時に、
「あっ!この部分カッコいいな・・・」って思う部分に気がついたりするんですよね。
最近だと、曲の間奏・ブレイクとか、楽器のソロ・パートなんかにセンサーが反応しちゃうみたいな・・・(笑)
当初、動画による試聴ファイルを撮影する時は、解りやすくサビの部分を録っていたのですが、なんか徐々にブレイクやダブっぽいパートを選んで録るようになってきたっていう傾向がありますね。

オイラ個人としては、アーティストへの思い入れっていうのはかなり希薄なんですよね・・・もうソレ以上に12インチシングルへの思い入れが強すぎて・・・。
それで、インスタ用の記事を書いていると、アメリカのアーティストなのにヨーロッパでは12インチシングルが様々な国からリリースされているのにUS盤は未リリースだったりとか、正規盤がリリースされていなくてPromo盤だけのリリースだったりとかする場合なんかを知ると
「ナンでアメ盤をリリースしないんだ?」って毎回思うんですよね。
ヨーロッパ各国ではリリースしているのにあえてUSではリリースしないという、その理由とは・・・?
まぁ〜まだ、その部分に明白な原因は判りませんが、もしかしたら、そういった長年の疑問をこのインスタの記事を書くコトで知ったりできるのかな・・・。

WAR / THE WORLD IS A GHETTO (SPECIAL US DISCO MIX)  
WAR / THE WORLD IS A GHETTO (SPECIAL US DISCO MIX) の試聴
next recordsのサイトでWARのレコードを探してみる

インスタグラムでは、オイラのように毎日おすすめのレコードを1枚紹介するコトを「vinyl of the day」とかっていうようなのですが、オイラのようにガッツリ記事を書いている人ってあんまりいないんですよね。
まぁ〜「イイね」のいただけるのはウレシイのですが、アップして5秒で「イイね」の評価をしてくれるっていうは・・・記事読んでませんよね・・・タブン。
インスタグラム自体が、画像メディアなので文章にそれホド、重きを置かれていないのは解りますが・・・ちゃんと文章も読んでもらえるように・・・って思う次第であります。

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doctorscat_feelthedrive_hol

週イチで記事を掲載しているこのブログ、渋谷レコード店日記も相当な記事数となってまいりました。
このブログを始めたのは、2005年04月からなので、すでに15年前なんですよね。
1年はだいたい52週なので週イチで記事を追加するペースだと15年間でおよそ780本の記事がこのブログ内に収められているコトになります。
やっぱり15年間もレコードやそれに関係するコトだけをかき続けていると、それなりにレコード好きな人に読まれているようで時々、
「いつもブログ、楽しみに読んでいますっ!」
なんて、ありがたいコトにご来店していただいたお客さんにお声がけしてもらえるコトがあります。
「●●について書いてあった記事、メチャ共感しましたよっ!」なんて言ってもらえるコトもあるのですが、「そうですか〜ありがとうございますっ!」って相づちを一緒にうっているのですが、実は「ナンだっけ?ソレ・・・」ってアタマの中をハテナマークが駆け巡っていたりします。
もう、15年も前のコトなのオイラ自身、ナニをどう書いたのかすら覚えてなかったりするんですよね・・・スイマセン・・・アホで(笑)

で、先日、このブログのアクセス解析を眺めていたら、フダンではゼッタイにありえないアクセス数になっている記事がありました。
ま〜15年間という長期間にヒトツのテーマで記事を書き続けていると言っても、渋谷の小さな零細レコード店主のブログなので、フダンからソレ程、多くの人に読まれているワケではナイのですが、その日だけで瞬発的に数千回も特定の記事だけがアクセスが増えていたりしました。
ソレがコレです。
レコードの洗浄についてイロイロ想った。
2年前の記事ですよ、コレ。
いきなり、瞬発的にこの記事が突然読まれるってコトの背景には、ネット界の得体の知れないナニか発動したとしか思えません・・・(笑)
昨今のレコード人気で、レコードのクリーニングについて言及したツイートとかをフォロワーの多い人がオイラの上記のブログ記事を紹介してくれたのかもしれませんね。

で、ちょっと気になったので、その他の記事のアクセスについても考察してみました。
毎月単位でのアクセス解析をみると基本的にその月に書いた新しい記事がよく読まれるのですが、いくつかの記事がコンスタントにアクセス数を集めていたりします。
例えば、8-9月だと
レコードは夏に弱い・・・マジでスグに曲がってしまうので注意!
2019年の8月の記事です。
コレは季節柄、クソ暑いケド、レコードは大丈夫なのか?って心配して読まれているのかもしれません。
もしかして、曲がったレコードはどうやって直すのか調べるためにアクセスしたのかも?

レコードのオリジナル盤について
2019年2月に書いた、この記事もコンスタントによく読まれているようです。
類似した下記の記事のも関連して読まれています。
オリジナル盤とブート盤の見分け方
再発 / ブート盤の見分け方 2
コレは、2005年と2007年に書いた記事です。
再発盤やブート盤関係の真贋見極め術っていうのは、ある程度レコードを買っている人にとっては必ずブチ当たる障壁なのかも・・・?

何枚で床抜け?----レコードが、部屋に何枚あると床が抜けるのか・・・
2013年の記事ですが上記の記事もず〜っと読まれているようです。
やっぱり、大量のレコード・コレクションを持っている人にとっては、心配ゴトですからね。
まさか自室に1トンものレコードが積み上がっているとは・・・ってカンジでしょうか。

レコード屋があった場所の現在・・・。
続 レコード屋があった場所の現在・・・。
2013年に書いた、このレコード店閉店に関する記事は、その当時から話題になりました。
で、さらに7年以上経過しているのですが、
「若い頃、よく渋谷にレコードを買いに行ってたな・・・今、どうなっているんだろう・・・」
ってカンジでアクセスしてくるのかもしれません。
といっても7年前の画像ですからね・・・コレ。
今は、さらに変わっちゃっていますよ。

脱サラしてレコード屋をやりたい人
2017年のレコード店開業に関する記事です。
実際にレコード店を始めるかどうかは別にして、脳内でのシミュレーションとして「レコード屋ってちょっと興味あるかも・・・」って人に読まれているのかもしれませんね。

中古レコード買い付けの回想
2019年の記事です。
この記事も時期を問わずよく読まれています。
コレは、何となく分かるのですが、Googleで
「レコード 買い付け」
で検索すると、この記事が上位に表示されるんですよ。
そういったカンケーで「レコードの買い付けに興味があるかもっ!」って人がアクセスしているようです。

ちなみに2020年9月に書いた記事では、オイラがインスタにレコードを紹介している記事がイチバン読まれていました。
(続)レコード店とインスタグラム
おかげさまで、フォロワー数も上記の記事を書いた時より3倍以上に増えました。
そして毎日紹介しているレコードも300枚を超えました。
ま〜最近だと、毎日のルーティーンになりつつありますね・・・。
インスタグラムのことについては、まだまだ利用価値を見出すトコロまできていませんが、次第にオモシロさが解ってきました。

DOCTOR'S CAT / FEEL THE DRIVE
DOCTOR'S CAT / FEEL THE DRIVE の試聴
next recordsのサイトでDOCTOR'S CATのレコードを探してみる

過去の記事を久しぶりに読み返したのですが、2019年まで利用していたYahooブログのサービス終了で、いまのブログに引っ越ししていた影響で多くの記事でリンク切れが起きているコトに気が付きました。
コレまでもリンク切れは、気がついたら修正していたのですが・・・サスガにちょっと多スギですね・・・コレは。
ガッツリ時間を割いて本格的にヤラなきゃイケないかも・・・。

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chinablack_searching

渋谷のショップにご来店いただいたお客さんから
「このレコード、メチャ探してたんですよ〜!」ってお店のエサ箱から抜き出した1枚のレコードを手にとって言われました。
「そうでしたか、良かったですね〜ありがとうございます」って受け応えしていると
「だけど、この探していたレコードをググった時は、ネクストさんでは売り切れになってたんですけどね・・・」って。

あ〜アレか・・・ってオイラは、心当たりがあるコトをすでに知っていました。
2020年・・・ネットで調べて買い物をするってコトは、無くてはならない存在になってきましたが、いまだに解決できていない大きな問題をかかえているっていうコトを・・・ちょっと大ゲサですが・・・(笑)
下記をみてください。
例えば、探しているレコードがあって
レコード アーティスト名 曲名
ってカンジで頻繁に検索するじゃないですか
Googleでの検索結果

で、ググると上記のような結果が、出てきます。
そして、表示される当店のレコードをクリックすると「SOLD OUT」って売り切れになっちゃってるワケです。
でも実は、売り切れていなくて、ちゃんと在庫があるんですよ。
Next Recordsでの検索結果

実はコレ、Googleの検索での結果の表示が更新される頻度が遅いためずいぶん前に登録したレコードが表示されているのでこういったコトがおきているようなのです。
つまり、Googleが検索結果で表示させる為にに収集したデータが、日々の更新されるデータに追いついていないからこういう結果になっちゃうんみたいなカンジなのかな・・・詳しくは解らんケド。
ちなみに上記のGoogle検索でのBOBBY CALDWELL / WHAT YOU WON'T DO FOR LOVE は、2015年の在庫した時のデータが検索結果に表示されちゃっています・・・5年前ってちょっと古スギますよね。
だけどお客さん的には、探しているレコードをググった時に、検索結果の上から各レコード店のサイトを訪れた時に「SOLD OUT 売り切れ」表示になっていたら
「あ〜売り切れてるのか・・・次のレコード屋をチェックしよっ!」ってなりますよね。
でも、実際は、そのレコード屋のHPの検索で調べるとちゃんと新たに入荷して在庫があったりするんです。
コレ、中古レコード店としては、かなり切実な問題だと思うんですよね・・・ホント、機会損失っていうんでしょうか。

当店のHPのアクセス解析では1日に何千件もGoogle検索された結果からお客さんにアクセスしてもらえているのですが、検索結果で「売り切れ」の商品が表示されちゃうと、もうその時点で諦められてしまうんですよね。
だけど、実際に売り切れているレコードなら仕方がないのですが、Googleの検索結果が古いデータの影響で本当は在庫があるのに、購買につながらないっていうのは、ナンダカ、ヤリキレナイと言うか・・・。
Googleクローラーっていうのが毎日、当店のHPをグルグル廻って商品データを収集しているのすが、もう完全に売り切れているデータをそのままGoogleサーバー内に保存したまま、表示させちゃうのはどうかなって思うんですよね。
かと言って、「じゃあ、もうGoogleの検索結果に表示しなくていいよ」ってサスガにソレは、出来ないですし。
新譜のレコードのように在庫が何枚もあるレコードなら、こういったコトは、起きにくいのかもしれませんが、中古レコードは同じ曲でもコンディションやプレス国によって全く同じ盤っていうのは存在しないので、こうなっちゃうのかな・・・。
もう単純にGoogleさんが在庫0の商品に関しては、「検索結果に表示させない」ってしてくれれば、「在庫アリ」のレコードだけが検索結果に表示させるんじゃないのかな。
イヤ、閲覧している人は商品を買うだけじゃなくて何らかの情報を得ようとしている人もいるのでそう単純には出来ないのかも?

Googleの検索結果って今の時代だと、もう相当な信頼度だと思うんですよ。
つまり、Googleの検索結果で表示されるものが「すべてっ!」というか「最適解っ!」みたいなくらいの信頼度になっていると思うんですよね。
言い換えれば、「Googleが検索結果でそのレコードが売り切れになっていると、もうドコにも売っていないっ!」みたいな認識になっちゃうんじゃないかな・・・って思うワケです。
当店のHPのデータが収められているサーバー内には、何十万枚のレコードの情報が格納されているのですが、実際に今現在、在庫があるレコードっていうのは、1万枚以下なワケです。
だけど、在庫があるにも関わらず、在庫がナイタイトルのほうがググったっ時に検索結果に出ちゃうと調べた人は「在庫がナイ」って認識しちゃいますよね。
それで「このレコード店は、探しているレコードが売り切れている」って思われちゃうっていうのは、店主としては、相当残念なワケです。
もしかして、コチラ側でそういった問題の対応って出来るのかな・・・。

検索結果で1番上に表示できるっていうのは、サイト運営しているショップにおいて最重要な課題なのですが、在庫がナイ商品が1番上に表示されてもどうしようもナイような気がするんですよね。
ソレよりか、在庫が必ずあるすべてのレコードが、ググった時の検索結果で1番上に表示されたらメチャ、購買につながるんじゃないかな・・・って思うんですよ。
ホント、コレ・・・出来ないかなぁ。

CHINA BLACK / SEARCHING
CHINA BLACK / SEARCHING の試聴
next recordsのサイトでCHINA BLACKのレコードを探してみる

お客さんとも、このレコードをググった時の検索結果の在庫アリナシ問題に表示についてハナシをしたコトがあるんです。
「毎回、かなり高い頻度で検索結果で1番上に出てくるレコード店があるんだけど、ソコの店は調べたレコードの在庫が全部、売り切れなんですよね・・・いい加減、どうせナイだろう・・・って思って1番上に出てきても見るコトすらしなくなりましたよ」
っていうのを訊いて、当店もソレだけはナンとかしたいっマジで思いました。
ググった時の検索結果でそのお店の評価をさがられるって辛すぎるっ!
ちょっとこの検索問題はゼヒとも解決したいって思います。

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bobbyo_amanlikeme
昨年の2019年06月21日のこの渋谷レコード店日記にて
「レコード店とインスタグラム」
という記事を書きました。

要約すると、TVニュースでインスタグラムを有効活用するコトによって販売を大幅に伸ばしたショップが紹介されているのを見て「コレはっ!ぜひ、ヤラねばっ!」と思いたったのですが、「一体に何をどう活用するのか?」というトコロで頓挫してしまいそのまま放置していました。
まぁ〜このブログには、オイラはイロイロ思いついたアイデア的なコトを今までに書いているのですが、結構備忘録的なカンジで書いている部分もあったりするんですよね。
ナンていうか、ココに書くコトで、チョット先の展開とかやることリスト的なカンジっていう部分もあったりします。
で、このインスタの件ですが「どうしようかなぁ・・・」っていうのが、先の記事を去年書いた時からず〜っとアタマの片隅にあったワケですよ。

上記の記事を書いた後、自分なりにインスタグラムのビジネス活用的なコトに関する勉強などをしてみたのですが、あくまで趣味で画像を投稿しているユーザーが大多数のインスタ界隈に「商売っ気」を持ち込むのはチョット、野暮ったいよな・・・っていう印象があって、なかなか手がつけられないでしました。
と、言って全くナンにもヤラないのもどうか・・・っていう気持ちもあったり、先のTVニュースでの「インスタ買い」の潮流っていうのもやっぱり無視するのもなぁ〜っていうのコトもあったりと悩みに悩んでいたワケです。
当店と同業のレコード店は、いったいインスタをどういう風に活用しているんだろう・・・って自分なりにリサーチもしてみました。
ウマく出来ているトコロがあれば、イイ部分は採り入れていこうって思ったりもしたんですが、国内海外のレコード店のインスタをチェックしても、ドコのショップも「コレだっ!」って思うようなインスタ活用が出来ていませんでした。
やっぱり画像から発信されるパッと見ただけで解るインパクトのカンジられるコトってレコードとは、あんまり相性がイイとは思えないような気もしたり、イヤ違うっ!もっとナニか出来るんじゃないかなとか思ったりと・・・。
ま〜アレやコレやと考えても仕方ないので、とりあえずやってみなければナンにも始まらないので完全に方向性が見えない中ですがインスタグラムをはじめてみました。
Next Recordsのインスタグラム @next_kj


「中古レコード屋が、インスタグラムをはじめて一体ナニをするのか?」ってコトをず〜っと悩んでいたワケですが、もうシンプルというか王道というか正統派というか基本というかレコードの紹介をしてみようかな・・・って。
フダンからNext Recordsのサイトでも商品紹介は、やっていますがドッチかというと、インスタグラムの方では、「へ〜こんなレコードあるんだ・・・」的な紹介のしかたでいこうかなぁ〜みたいなユル〜いやり方ではじめてみようかなぁってカンジです。
で、インスタをはじめてみて気づいたコトもあったりして、やっぱりナンでも想像だけでは解らないコトがあるんだなぁ〜って思ったりしました。
実践に勝る経験ナシってカンジでしょうね。
全く手探りの中でのインスタ開始ですが、とりあえず1日1枚のレコード紹介みたいなテーマでやってみようかなぁ・・・ってカンジです。
TVニュースで紹介しているようなインスタから直接の購入できる機能とかまったくやってません・・・(笑)
かなり、オイラの趣味的レコード紹介なカンジです。
さらに、写真がメインの使い方では、まったく違ってインスタとは思えないようなガッツリなくらいテキスト中心という・・・(笑)
コレもはじめた当初は、ジャケット写真とアーティスト / 曲名 だけ書いていたのだけど、あまりにも自分でやっていてつまらなくて、ちょっとだけそのレコードに関するコラム的な文章を書き始めたんですよ。
すると、このブログと同じように調子がノッてくると次々と文章が思い浮かんでメチャ長くなってきたんですよね・・・。
というか、かなりの長文・・・で、娘にオイラのインスタを見せたら「文章、ナガっ!こんなのダレも読まナイよっ!」ってダメ出しだされてもっとコンパクトな文章にしたり・・・。
だけど、ちょっと調子がアガってくるとまた長くなったり・・・(笑)

それと、ジャケットやレーベル & 文章だけ紹介してもやっぱりレコードは、曲がナイとね〜って思い、レコードから録音した動画もつけるようにしました。
インスタには、写真と一緒に1分の動画をつけることが出来るんですね。
はじめは、スマホを手に持って店でプレイした動画をスマホのマイクからスピーカーから鳴る音を拾って撮影していたのですが、手ブレもあるし、録音した音も良くナイしで、実際のレコードをプレイしている状況を三脚を立てて撮影して、さらにDJミキサーからLINE出力した曲をスマホに取り込めるようなD/Aコンバーターを購入して撮影したりとちょっと凝ってみました。
だけどね〜やっぱり、立ちふさがるんですよ・・・著作権の壁が・・・。
ジャケット&レーベル、試聴動画を撮影して、テキストを書いてインスタアップして、1分後に「著作権の侵害により動画を削除しました〜」ってメッセージが、届くんですよ。
コレね、曲によっては全然、削除されない場合もあったり、ソッコー削除される場合もあったりと基準がよく解りません。
ホントは、曲に関しては全部アウトなんだと思うのですが、楽曲の紹介に関しては出来るだけお目こぼしして欲しいなぁ〜って思うんですケドね。

今現在で、200枚以上のレコード紹介です。
実は、はじめたのは今年の1月からなんですよね・・・もしかして飽きてすぐに辞めるかもしれないからコッソリ&細々とやっていました・・・(笑)
だけど、コロナ問題が起きた頃から、自分でも覚悟を決めて本格的にインスタグラムを続けていこうっ!っ決心したってワケです。
意外と「やるぞ〜っ!」って決めちゃうと今まで「どうしよう・・・」って悩んでいたコト事態、大した悩みではなかったんだなぁ〜って思いました。
曲を紹介していて、レコードにそのアーティストやDJにタグ付けするのですが、結構な確率でアーティスト本人やDJから「イイね♥」や「紹介してくれてありがとう〜!」ってメッセージが届くんですよね。
コレは、やっていてかなりウレシイですよ〜ホント。

さらに、インスタで紹介したレコードを購入していただいたりっていうイチバンのレコード屋が想定するベストなケースも時々あったり・・・。
実際に、オイラがインスタに紹介したから売れたのか、どうかは判りませんけどね。
だけど、1年間も全く動きがなかったタイトルのレコードが、インスタに紹介した翌日に売り切れになるなんて・・・キセキでしょ・・・コレは。
しかも、こういったキセキのケースは、200枚以上の紹介の中で決して頻繁ではありませんが、ちょくちょく起きてるんですよね〜。
もしかして・・・コレは・・・(笑)

BOBBY "O" / A MAN LIKE ME
BOBBY "O" / A MAN LIKE MEの試聴
next recordsのサイトでBOBBY "O"のレコードを探してみる

実は、もっとダイレクトに販売促進出来る方法ないかな〜って思い毎週金曜日に新着のレコードをWEBショップにアップした後で、「今週入荷レコードのライヴ・ミックス」を演ったらどうかってアイデアをスタッフに伝えたのですが、1秒で「ゼッタイに無理っ!」って却下されました・・・(泣)
まだフォロワー数がそんなに多くないのですが、数千人くらいにフォロワー数が増えたらウチのスタッフも「やりましょうっ!」ってナルかも?
というワケで、インスタもヤッてますのでゼヒ、フォローよろしくお願いいたしますっ!
Next Recordsのインスタグラム @next_kj



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rkelly_summerbunnies

12インチシングルとは・・・っていう解説を店頭でするコトが時々あります。
来店してくれたお客さんに「●●のレコードを探しているんですけど・・・」って訊かれて、その希望するアーティストのレコードをエサ箱から数枚ピックアップして「今あるのはコレくらいですね〜」って手渡すと、お客さんから漂う、なんかチョット違う感・・・。
ソコで、「すいません、この店、12インチシングルしか置いてないんですよ」ってどんなレコード店なのかっていう話になるのですが、ホントに自分の店のコトですが、この「どんなレコード屋か?」っていう説明は、伝わりにくいんですよね。
30代後半以上の年齢の人であれば、2000年頃のDJブームのコトを結構知っていて、12インチシングルがどんなレコードなのかっていうコトを理解しているのですが、やっぱり20代〜30代の年齢で、最近のアナログレコードの再評価でレコードに興味を持った人には、12インチシングルっていうのはナニなのかっていうコトは、ちょっと理解しにくいようです。
なのでっ!12インチシングルとはナンゾや?っていうコトを、渋谷で20年間12インチシングルの専門のレコード店を営む店主がお伝えしたいと思います。

そもそものネーミングでもある12インチですが、コレはレコードのサイズを表しています。
日本では長さを測るにはメートル法なので、インチって云われてもイマイチだと思いますが、テレビのモニター・サイズとか車のタイヤのサイズで云われる「ウチのテレビは40インチです」と同じなので、つまり12インチサイズのレコードってコトになります。
参考までに、1インチは、25.4mmなのでセンチで置き換えると直径で約30cmのレコードってコトになります。
次に、「シングル」っていうのは、本来は1曲という意味なのですが、レコード業界では曲を1曲〜2曲程度収録した媒体(メディア)のコトを指します。
シングルについては、ウィキペディアで詳しく解説しています。

すなわち、12インチのサイズのレコードで1〜2曲の楽曲が収録されたシングル盤っていうのが12インチシングルということになります。
レコードには、12インチサイズの他に7インチサイズや10インチサイズのレコードも存在します。
7インチのシングルは、センターの穴が大きいので見た目がドーナツに似ているから「ドーナツ盤」って呼んだりもします。
また、前記した1曲〜2曲が収録しているシングルのほか、たくさんの曲が収録されたLP(エルピー)やEP(イーピー)っていうレコードも存在します。
ちなみにLPは、Long Play、EPは、Extended Playの略となります。
また、LPは「アルバム」なんて呼び方をします。

12インチシングルは、A面、B面あわせても1〜2曲しか収録していないレコードで、LPは、12インチシングルと同じサイズで、A面B面併せて8〜10曲が収録されています。
レコードを聴きはじめた人が初期に思うコトなのですが、1枚のレコードだったらたくさんの曲が収録されていている方が得なんじゃないのか・・・って。
どうして、12インチサイズのレコードには、片面に4〜5曲を収録出来る容量があるにも関わらず、12インチシングルには、1曲しか収録しないのか・・・。
ハイっ!キマシタっ!核心の部分です。
アナログレコードは、音が刻まれた溝をレコード針がトレースするコトによって発生した振動を信号として受け取ってソレを電気的に増幅させて音を鳴らすという構造で再生されます。
レコードの盤面にたくさんの曲を収録するためには、音が刻まれた溝を細くする必要があります。
LPだと、レコードの片面に最長で約30分の長さの楽曲が収録できるのですが、音溝を細くしてたくさんの楽曲を収録すると音質に影響が出てくるのです。
つまり、音溝を細くして多くの曲を収録するとなると再生時に音質が低下するのです。
表現としては再生される音の周波数が制限されるっていう方があっているかもしれません。
また人によっては、アルバムの音量は小さいってカンジたりします。
「音量が小さいんだったらオーディオのボリュームを上げればイイんじゃないの?」って思うかもしれませんが、先に書いたように音の成分である各周波数帯が制限されると、本来あったはずの周波数が音溝を細くするコトで失われてしまうのでその部分は、いくらボリュームを上げても出てこないというワケです。
じゃあ、収録時間は、少なくなるケド音溝を広くすればどうなるかというと、上記したLPよりも各周波数帯の音の成分をよりワイドに録音できたり高音量で記録ができたりするワケです。
特にわかり易いのが、低域にあたる音の成分です。
レコードの特性上、低音域の音をアナログレコードに刻む場合は、音溝の間隔を広くとる必要があるワケです。
コレが実際に曲として聴いた時に、ビートやベース等の再生にメチャ、影響するワケです。
解りやすく例えると、迫力のある音を鳴らすコトが出来るワケです。

LP(アルバム)は、収録されている曲の音質を犠牲にして収録時間を長くするコトが出来たレコードとなります。
12インチシングルは、音質面を優先した結果、収録時間が短くなってしまい、多くの曲数を収録できないレコードなのです。
音質を優先するのか、収録時間を優先するのか・・・ソレは聴く人それぞれの価値観ですよね・・・やっぱり。
アルバムは、12インチシングルには、ない多くの曲が収録できるアルバムならではの良さってやっぱりあるんですよね。
例えば、アーティストが込めたストーリー性であるとか、曲が連続するコトによる世界観を創造できるとかって。

コレは、オイラの個人的な感想なのですが、そのアーティストに心底惚れ込んでいて全ての楽曲が大好きっ!って言うのであれば、アルバムもイイんだと思うのですが、オイラはそう思わなくて、気にいったアーティストのアルバムでもどうしても好きになれない曲や興味を持てない曲っていうのがあるんですよ。
10曲収録されているアルバム中の曲で実際に、「この曲メチャ好きっ!」ってホント1〜2曲なんですよね。
で、もしそのお気に入りの曲が、アルバムよりも高音質なレコードであるならば、アルバムよりもその高音質なシングルで聴きたいっ!っていう気持ちが強かったんですよね。
また、アーティストのシングル曲っていうのは、往々にして「一曲入魂」したような気合が入った曲が多いワケです。
カンタンに言うと、「イイ曲」が多いんですよ、そういったイイ曲をイイ音質で聴くには・・・って考えると12インチシングルの選択に至ったというワケです。
でもって、この12インチシングルの良さを追求して追い求めた結果・・・12インチシングル専門のレコード店を営むってトコロまで来ちゃったというコトになります。

R. KELLY / SUMMER BUNNIES  
R. KELLY / SUMMER BUNNIES の試聴
next recordsのサイトでR. KELLYのレコードを探してみる

「12インチシングルってDJが使うレコードでしょ?」ってコレもよく言われるコトなのですが、決してそういうワケでは、ナイんですよ。
もう、コレばかりは、文章で理屈や理論を伝えきれないんですが、実際に自分の自宅で好きな曲が収録されたアルバムと12インチシングルを聴き比べてみるとオイラがナニを説明しようと書いているのかイッパツで解るコトなんですよ。
また、12インチシングルには、Extended Versionといって、通常アルバムに収録されている曲よりも再生時間が長くなったバージョンが収録されています。
このExtended Versionの存在が、高音質な12インチシングルの良さを数段階引き上げるくらいのポテンシャルがあるんですよ。
フダン、聴いている大好きなあの曲の再生時間が3分とか4分とかだとすると、Extended Versionになると6分とか長いバージョンだと10分とかっていう超Longなバージョンになったりします。
「好きな曲が長いっ!しかもアルバムバージョンと違う展開になっているっ!」ってコレ、もう最高なんですよっ!

というワケで、結論です。
好きな曲をよりイイ音質で聴きたいっ!ていうならば、ゼッタイに12インチシングルで聴いてみるベシっ!


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