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円安・・・相変わらず、進行していますね。
このブログでもココ最近、円安のコトを度々話題にしていますが、先日は「24年ぶりに139円を突破した!」ってニュースになっていました。
$1が139円ってオイラがレコード店をはじめてからココまで円安になったのは初ですね・・・。
というか、もしレコードの仕入れを直接海外は出向いて仕入れる買い付けメインでやっていたらと思うと、ちょっとオソロシイです。
エアチケットも高いし、現地での滞在費も高い、レコードも高い、日本への輸送費も高い・・・ちょっとコレ、どうやってコストを吸収できるのか解らないくらいのレベルではあります。
8月のお盆の連休は、日本からの海外旅行は大幅に落ち込みそうな予感がします。

一方、逆の見方で海外の人からすると日本が円安でとメチャお得感アリアリの状態です。
当店も海外からのお客さんからのご注文が5〜7月にかけて過去最大に増えています。
タブン、世界的にみて「レコード人気」っていうのも大きくカンケーしていると思うのですが、更に円安が拍車をかけているようで海外のレコードマニアからすると日本のレコード市場は、絶好の狩場になっているようなカンジですね〜。
しかし、当店で販売しているHipHopのレコードをアメリカの西海岸とか東海岸に在住しているお客さんが買っていくというのは、なかなかちょっとフクザツな心境でもありますね〜。
ま〜やっぱり現地では、それくらいナイんでしょうね、レコードが。
このあたりのコトは、以前にも話題にしました。
レコードの価格問題について想う

先日、ご来店いただいたお客さんとこんなハナシをしました。
以前から欲しいって思っているレコードがあったトコロ、当店でそれが入荷したコトを知ったのでカートに入れて他に一緒に購入するレコードを物色していて、数分後に購入確定しようとしたら「在庫がありません」と表示されたようです。
要するに、そのお客さんが、購入しようと思っていたお目当てのレコードが、他のレコードを見ている間に別のお客さんが先に購入してしまって買うコトが出来なった・・・というコトでした。
オンラインショッピングを運営している側の中の人的には、「ホント、すいません・・・」ってカンジなのですが、コレばかりはもう先着順なのでお店側ではどうにも対応ができません。
購入したかったレコードは、まぁまぁのレア盤でしたし、他のお客さんとニーズがカチ合ったんでしょうね。
結局、当店ではお目当てのレコードを購入できなかったお客さんは、海外の某大手マーケットプレイスでそのレコードを購入したそうです。
で、後日、訊いたおハナシでは、レコードは、無事届いたのですが、その購入金額が思いの外、高かった・・・とちょっとお嘆きでした。
レコード自体の価格は、納得できる価格だったので購入を決めたようですが、送料がハンパなく高額だったようです。
ん〜コレ「海外からの通販の送料が高い問題」ですね。
レコードの価格に関しては、結構気になるんだけど送料ってその発送される国によって大きく価格差がありますからね。
しかも売り手の送料設定や利用する配送業者によってまた差があったりするという・・・結局、欲しいレコードは見つかっても実際に購入する時に総額いくらになるのかってコトを相当、気にしないとイケないというコトですね。

このブログでも以前、言及したコトがあるのですが、日本からレコードを1枚送る送料と海外からレコードを1枚送る送料とのその国の経済事情や物価事情が大きくカンケーしていて、その価格差が2倍とか3倍とかになる場合が結構、あったりするんですよね。
レコード自体の価格は、数$で「結構、安いな・・・」って思ってもその送料が$30とかってコレもよくアリガチなんですよ。
で、そのお客さんが欲しかったレコードは、まぁまぁのレア盤だったコトもあり海外での販売価格は、ホトンド日本の販売価格と変わらなかったとのコトでした。
しかも、届いたレコードのコンディションは、「ちょっとビミョー」だったようです。
だけど、レコードを受け取った後日、配送業者から封書が届いたそうです。
で、封書を開封してみると「関税の立替費用のご請求書」が入っていました。
要するにまぁまぁの価格のレコードを購入したのでその購入金額に応じた関税が課せられたようです。
で、配送業者が税関での通関をする際に、購入者の関税を立て替えて払ったので「その税金と立替手数料を併せてお支払いください」という内容のコンビニでの支払いが出来る請求書が届いたようです。
その金額、2000円・・・

コレ、ちょっとショックですよね〜。
決してお得に購入できたレコードでもナイのにレコードを受け取った後に追加で費用を払うように・・・という追い打ちがかけられるって・・・。
オイラの想像ですがタブン、税金が1000円で配送業者の立て替え手数料が1000円って内訳でしょうね。
でお客さん曰く「今まで何度か、海外からレコードを買ったのに税金はかからなかったのにナンで今回は、課税されたんでしょうかね〜?」ってコトを言っていました。
フダン、海外からの輸入や輸出をしたコトない人は、あまり知られていませんが、レコードを送った配送業者で 課税がされる or 課税されないか ってコトが大きくカンケーしています。
コレは、某大手海外輸送業者さんから訊いたコトなのですが、売り手が「郵便」を利用して配送した場合は、税関でランダムで選ばれた荷物に対して課税されるコトに対して、売り手が「民間の配送業者」を利用して配送した場合は、申告金額に対してホボすべての荷物に課税されるのです。
売り手が郵便を利用した場合も時々、課税されるコトがありますが、コレはもうランダムで選ばれてしまったので仕方がナイとしか言いようがありませんね〜。
だけど、郵便の場合は、課税された関税徴収に関する取扱手数料が200円と比較的安いんですよ。
なので、今回の場合だともし売り手が郵便を利用して荷物を送っていれば関税1000円+取扱手数料200円の1200円だったのです。
もしくは、運が良ければ、0円になっていたかもしれません。
そのお客さんが、今まで海外からレコードを買った時に、売り手が郵便を利用して配送、そして購入価格がそれホド、高額ではなかったので課税対象にはならなかったのかもしれません。
しかし、今回の場合は、まぁまぁの購入金額で売り手が民間の配送業者を利用して出荷したので課税されたんでしょうね。

日本でレコードを購入する時って消費税くらいしか意識するコトないのですが、海外からの買い物をして輸入する場合は、フダン意識するコトなんてない関税がかかるとは・・・しかも先に書いたように円安のコトや配送料高い問題もありますし、・・・なかなか安くレコードを手に入れるのはムズいですね。
前記した某大手海外輸送業者さんのハナシでは、コロナ禍になってから海外通販を利用する人がメチャ増えたって言っていました。
だけど、コレまで海外通販を利用したコトがない人まで利用するようになってそういった関税絡みのトラブルがとても増えたって言ってましたね。
商品を受け取った後になって高額な税金の請求がされて「税金を払いたくない!」とか「こんなに税金がかかるのを知っていたら買わなかった!」とかって荷物を受けった後にゴネル的なコトがよくあるそうです。
ソレを配送業者に訴えてもね・・・(笑)
最近だど、海外の通販サイトも多言語されていて日本からアクセスしたら海外サイトであってもフツーに日本語表示されて日本からでも国内のネット通販と変わらない様なカンジでクレジットカードを使ってあっけなくカンタンに買い物が出来ますしね。
レコードに関しては、関税はまだ、安い方ですが、やはり高額なレア盤を購入する時は、税金のコトまで考えて購入した方がイイですね・・・って、オイラは、思うのですがフツーに一般にレコードを買っている人からしたら、海外でレコード買った場合は、どれくらいの価格でいくらの税金がかかるのかナンて解りませんよね〜。

JAY-Z / DEAD PRESIDENTS
JAY-Z / DEAD PRESIDENTS の試聴
next recordsのサイトでJAY-Zのレコードを探してみる

そのお客さんから、「ネクストさんで売ってるレコードの値段と海外通販で買ったレコードの値段って総額だと海外から買ったほうが割高だったんですが、やはり業者さんって一般の人が買うよりも割安で購入出来るルートってあるのですか?」って訊かれました。
イヤイヤ、そんな特別なルートなんて存在しませんっ!
タイトルによっては、全く利益が出せない仕入れもする場合がありますよ。
だけど、そういった「ナンだコレーーーっ!」って思ってもらえるようなタイトルも入荷しないとお客さんに見てもらえないですからね。
そういったイミでは、宣伝効果的な部分もありますね。
ん〜しかし、今の円安・・・早く、海外からの渡航制限がなくならないものかな〜だけど、コロナの感染者数も過去最大に増えてるみたいだし、また、入国制限が厳しくなる方へ向かいそうな予感がしますね。

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