渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

タグ:レコード店

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最近、YouTubeを見ていると広告がメチャ増えたような気がします。
ま〜どうでもイイような内容のモノが多いんで、速攻でスキップしちゃいますけどね。
画面の下の方にちょこっとバナーが出るのはまだイイのですが、音楽系なんかの動画を見ていると時々流れを無視してCMになっちゃうのが「あ〜またか・・・」ってカンジで残念ですが。

で、先日も毎度おなじみのCMが流れたのですが、ちょっと「ハッ!!コレはっ!!」って完全に釘付けになったCMがありました。
ソレが、コレです。

東京2020オリンピックの準備を始めよう ー ロンドン・カフェ経営者 篇

コレは、今から2回前のロンドン・オリンピックが開催された時にロンドンの街にお店をかまえていたカフェのオーナーが、
「オリンピックが開催された時、こうしておけばよかった・・・」ってオリンピックが終わった後に後悔したって内容のCMなんだけど、このCM見た瞬間に同じ小さなショップを営んでいる立場としてビビビッと共感するモノをカンジたんですよね。

このCMを見る前にちょっと前段階とし気になるコトも少し兆候として自分の中にあったんですよね。
next recordsの商品やお店のコトをGoogle上で調べて多くの人に見てもらうためにアクセス解析なんかを見て、HPに訪れてくれた人がどういう検索で見に来てくれたのかって時々確認しているんですよね。
この渋谷レコード店日記でも度々書いていますが、お店の売上はネット通販の売上のほうが店頭購入の売上よりも何倍もあるのですが、Googleでの検索ではナゼかGoogleマップ経由でWEBサイトに入って見に来てくれるお客さんの割合が多いんですよね。
コレは、個人的には「ナンで、GoogleマップでWEBサイトにアクセスしてくるんだろう・・・」ってちょっと疑問に思っていたんですよ。
で、CMを見て「あ〜もしかして・・・スマホ?」って思ったので、検索してみました
「レコード店 渋谷」って・・・。
でその結果がコレ。
google1

もう一番上に地図が出てきています。
ありがたいコトにHMVさん、レコファンさんの次に当店が出てきてくれています。
ま〜タブン、この検索結果の順番は、かならずみんな同じではナイと思うのですが、店主としてはメチャ嬉しいワケです。
このブログを見ている人も自分のスマホで結果がどうなっているのか見てみてください。
「レコード店 渋谷」 で検索

「オレのスマホでは検索結果は、こうだったよ〜」って教えてくれると嬉しいです!
ま〜弱小零細レコード店としては、まずまずの健闘だと思うので「ヨシヨシ・・・」ってカンジなのですが(笑)
で、CMの内容です。
東京でオリンピックは、7月24日から8月9日に開催されるのですがタブン、この期間内に世界中から訪日外国人が訪れると思うのです。
ま〜想像するに今でも渋谷は外国人観光客だらけなのですが、ソレ以上に多くの外国人が訪れると思います。しかも短期間の間に。
実際、どういう状況になるのかまったく想像がつかないのですが、先に紹介したロンドンのカファのオーナーが後悔しているくらいなので、「マジかっ!?コレっ!!」って思うくらいドエライ人数が訪れるのかもしれません。
日本語での「レコード店 渋谷」は、まずまずの結果だったので、英語での「record shop shibuya」もドーンっ!と上の方に表示されてラッキーかも!?って考えていたのですが・・・結果は・・・。
日本語の検索結果と違うーーーーーっ!!!
google2


「record shop shibuya」を米国のGoogleで検索

画像では下の青い矢印↓があるので、3番目には表示されないケド、4番目とか5番目に表示されてるのかな〜ってタップしてみると・・・・
全然、出てこねーーーーーーっ!!! next recordsーーーーーーっ!!!
4番目どころか検索結果にまったく表示されないという最悪の状況です・・・orz
コレは、マズい・・・マジでヤバイかも・・・コレじゃオイラもロンドンのカフェ・オーナーの二の舞になちゃうかも・・・。
イヤ、待て・・・外国人は、お店を探す時はホントにどうやって検索しているのかってコト自体、オイラが知らないので間違えているのかも・・・って思い、偶然お店に来てくれたアメリカ人のお客さんに「旅行先に訪れた街で、どうやってお店探すの?」って訊いてみた見たトコロ・・・
「record shop 地名 って検索するよ」って、もう超ドンピシャなご返事。
あとは、位置情報で「record shop near me」って検索もするとのコト。

あ〜ヤバい・・・マジで・・・。
ナンで、検索結果が日本語と英語で違うのか、とか外国人が日本に訪れてGoogle検索をした時に日本のGoogleの英語表記での検索になるのか、それとも自国のGoogleでの検索になるのか、などいくつか疑問があるのですが、そのアメリカ人のお客さんのスマホで「record shop shibuya」のGoogleでの検索結果は、next recordsはまったく表示されなかったのは、事実だったのでかなり凹みました・・・。
ん〜しかし、凹んでいても仕方ないので、オリンピック開催までまだ少し時間があるので、その原因と対策を調べて対処しなければっ!って思うトコロであります。

AIR POWER / BE YOURSELF
AIR POWER / BE YOURSELF の試聴
next recordsのサイトでAIR POWERのレコードを探してみる

いや〜しかし、この結果はマジでヤバいですよ。
だけど、原因がまったくわからないんですよね。
だって、「record shop shibuya」って検索しているにも関わらず、新宿とか渋谷以外のレコード店が検索結果に表示されているのにリアルに渋谷に店を構えているnext recordsが検索結果に出てこないなんて・・・そりゃないっスよ・・・Googleさん。
しかも、ウチと同じビルに入っている他のレコード店は、バッチリ検索結果に反映されているにも関わらず、next recordsだけのけ者だなんて・・・悲しすぎるっ!
このコトをスタッフに伝えると
「Googleに電話して訊いてみたらどう?」って、Googleに電話ってそんなお問合せ番号あるのかよっ!
ホント、嘆いていても仕方ないので、マジで対策しなきゃっマズいって。



渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店next. recordsでは12インチシングルのレコードを買取をやっています!
ゼヒ、お気軽にお問い合わせください!
毎週、金曜日に新入荷のアナログレコードをサイトにUPしています。


このブログは、渋谷で唯一の12インチシングル専門のレコード屋、next recordsが、運営しています。

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遅まきながら、あけましておめでとうございます。

そして、2020年1月で渋谷の12インチシングル専門店レコード店、ネクストレコードは、20年目を迎えることとなりました。
ココまでナンとかレコード店を続けてこれたのも、いつも当店をご利用していただいている皆様のおかげでございます。
本当にありがとうございます。

19年目の昨年と20年目の今年とでナニか変わるのかというコトはまったくナイのですが、やはり店主的には、感慨深いものであります。
5周年というより10周年の方がナンとなく区切りがいいというか節目的なカンジもしますしね。
ちなみに今から10年前、2010年のnext. records10周年目には下記のようなコトを書いています。
2010年のレコード屋の気持ち


自分自身で書いた記事なのにもうサッパリ覚えていません・・・(笑)
10年前の状況なんかを記事を読んで紐解いていくと、結構お店的にはお寒い状況だったようにナンとなく思えます。
今でこそ「アナログレコードの売上が上昇している!」とか「若者がアナログレコードを聴いている!」みたいなニュース系記事を見かけますが、10年前のこの時期は、まだソレホド声高に言われているようなカンジではなさそうですしね。
思い返せば、当店は10年前の2010年の3月に、創業時から営業していた古いオンボロアパートの1室から今のテナントビルに移転しているんですよね。
(あ〜そう考えたら、10年を節目に引越しているんだ・・・。)
で、その当時のコトを思い返してみれば、タブン、先に書いた10年前の記事の時には、次の今の場所への移転を計画中だった時期だったと思います。
当時のアナログレコード販売の状況を思い返すと、自分的にはちょっとした決心というか、勝負に出た部分もあったのかもしれません。
また、今の場所が偶然にも空室になっていたのもタイミングが良かったのかもしれませんね。
2010年頃の記事には、閉店したレコード店のコトについてチラッと少し書いていますが、「ウチはどうなるんだろう・・・」なんて不安な気持ちもあったのかなぁ〜?もう、覚えていないケド・・・(笑)
そんな中でも、新しい場所へ移転して心機一転、「ヤッてやるぜっ!」的な想いに向かってたりしたのかもしれません。
あ〜でも、今の場所が空室でなくって、別のテナントビルの上層階とかに移転していたら・・・もしかして、既に閉店していたかも・・・しれない。
ココの時点の判断とか選択が違っていたら今はナイって・・・そう考えたら、創業10年目の2010年は、next. recordsにとってかなり大きな分岐点というかターニング・ポイントだったのかもしれませんね。
今の場所が空室でなかったら、雑居ビルの上の方しか選択の余地はなかったですからね。
現在、渋谷HMVが入っているビル(ノアビルといいいます)には、当店が20年前の2000年に営業を始めた頃から2010年の期間の間には、開店閉店で延べ10店舗以上のレコード店が営業していましたからね。
このノアビルには、今はHMVを含めて3つしかレコード店はナイようなので、やっぱりイロイロな状況の変化があったんでしょう。

ウチのnext recordsも知っている人はもう、あまりいないと思いますが、センター街の端っこのビルの1室で営業していた時期もありました。
オンボロアパートのレコード店を本店としてセンター街に2号店ってカンジです。
2000年の1月に本店をオープンさせて、半年後にはセンター街に出店していたなんて、今思えば、イケイケだったんだなぁ〜(笑)
でその後、2002年頃には2号店の場所を移転、「自称、世界一狭いレコード屋だったnext. records2号店」をオープンさせたりもしました。
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懐かしの2号店の写真・・・ちなみに坪面積、約2.5坪・・・(笑)
だけど、坪単価の家賃は激高っ!ん〜渋谷の通りに面した路面店の家賃の高さはオソロシイ・・・。
ちなみに今は、この場所、金貨の買取店になってますね〜。
過去の記事では、2002年版の書籍版レコードマップをみて渋谷 宇田川町界隈には大小60店舗のレコード店が紹介されていました。
recordsmap1
recordsmap2
ちょっと画像がちっさいけど、このレコードマップ本に紹介されている中で現存しているアナログレコード店は、ホンの僅か数店舗ダケですね。
売り場面積がメチャ広かったDMRももうナイし、当時はジャンル別に5つのお店を営業していたCISCOは、消滅しちゃったし、さらに5つのショップがあったManhattan Recordsは今は、1つだけになっちゃったし。
next recordsが歩んできた2000年〜2020年までは、まさにレコード店にとって激動の時代だったのかもしれない・・・ナ〜ンてそんな大層なコトでもないか・・・。
厳しい言い方かもしれませんが、単純に市場原理に基づいて、淘汰されたダケなのかもしれませんね。

つい先日も、大学生の課題でレポートを書きたいのでインタビューしたいというコトで取材に応じたのですが、下記のような質問されました。
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世間では起業した後、10年後の生存率は3割以下と言われていますが、そんな中どうして20年もビジネスを続けていられるのでしょうか?その秘訣はなんだと思いますか?
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こんな質問されてもねぇ・・・ってカンジなのですが、オイラも学生さんがマジメに訊いてきたので、正直に答えた回答は・・・
「小さなビジネスながら、どうして20年も続けることが出来たのかっていう理由は、私にはわかりません。もしかしたら単純に運が良かっただけなのかもしれません。」
もうホント、コレなんですよ。
将来のビジョンを見据えてソコへ向かって計画的にビジネスを遂行しているっ!ナンてコトは、まったく出来ていなくって日々、四苦八苦してレコードを仕入れて販売しているってダケなんですよね。
2000年に渋谷でレコード店をはじめて20年間は、ココでは表せないホド、イロイロなコトがありました。
だけど、以前にもこのブログでも書いたコトがありますが、今までに絶望的に「もうダメだ・・・レコード店はムリかも・・・」っていう最悪の状態の気持ちにまで陥ったコトって一度もナイんですよね。
ま〜日々、楽勝なコトはまったくナイのですが、とりあえずナンとか自分なりには必死のパッチでレコード店をヤッてイケている状態が、続けてられているってダケで・・・。
で、20年間も同じ商売を続けているにも関わらず、未だに「こうすれば上手くいくっ!」っていう秘訣なんてモノなんてまったくわからないっていうオイラ自身のアホさ加減も、チョットどうかと思うのですケドね。

ALICIA MYERS / I WANT TO THANK YOU
ALICIA MYERS / I WANT TO THANK YOU の試聴
next recordsのサイトでALICIA MYERSのレコードを探してみる

ホント、多くのお客さんにレコードを買っていただいたおかげで、20年間 渋谷next. recordsをやっていくコトが出来ました。
そして、こんなアホな店主をサポートしてくれたスタッフにも感謝です。
25年目、30年目は、どうなっているのかまったく未知ですが、今後共、愛好のほどヨロシクお願い致します。




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今から半年ほどに下記のようなコトをこのブログで書きました。
渋谷のレコード店で徒然なコトを想う。(2019 夏)

ま〜日々、レコードのコトばかり考えているとイロイロと思うコトがあるワケです。
で、半年前に書いたコトですが、あれからまったくナニも進捗していない状況を現実として受け止めると
「うわぁ・・・ナンにもやってないわ・・・」ってホント、自己嫌悪感が、ハンパなく感じていたりしています・・・トホホ(泣)

■渋谷レコード店日記のリライトの件
コチラは、気がついた時に時々ブログを見直しては、チョコチョコと手直しをしてはいるのですが、如何せん記事が多すぎる・・・。
現在、レコードにまつわる記事が700話以上このブログに記載されていてその文章を読んで、記事のリンクとかを再調整するってなかなか手間がかかるんですよ。
それにね〜自分で書いた記事なのですが、チェックのために読み直しをしているというある種の目的へ向かって作業を進行させているワケですが、記事を読んでいるとチェックするというよりフツーにガッツリ読む方がメインになってしまっちゃっているという事態に度々ハマっていますんですよ。
ナンだろね〜コレ・・・自分で書いた文章なので自分的には、まったく新しい読み物ではナイハズなのですが、過去に自分で書いた記事に自分でナルホドなるほど・・・ってマジ読みしてしまっちゃっているんですよ・・・アホですね。
もう、数年以上前とかに書いた記事の内容とかは、スッカリ忘れていて、今読むと自分のコトながら「こんなコト書いてたんだ・・・」って思っちゃったり、あとやっぱり自分で書いたコトなのでその文章の流れとか思考の仕方ナンかが当たり前だけど自分とピッタリリンクするんですよ・・・。
何だかそんなある種の「共感」感覚が結構、不思議にカンジて気持ちよくなるというか、普段感じるコトがない感覚が・・・そりゃ〜当たり前ですよ、自分で書いた文章だからね〜。
また、このブログのリライトは閉店後自宅に帰って着手しているのですが、やっぱりお店と違って自宅というOFFタイムというコトもあって緊張感がナイ影響もあるんでしょうね、遅々として進まない・・・あ〜もう言い訳ばっかりだな。
ハイ、やりますっ!

■インスタグラムの件
コチラも半年たった今、まったく手付かず・・・。
一応、毎週サイトに追加した新着のレコードからセレクトした盤をインスタ画像とアーティスト、曲名、コメント、ハッシュタグを決めたフォーマットの様式にそろえて投稿しようって方向性は決めたのですが、コレを手作業で行うとなると結構、骨が折れる作業になつというコトがわかったんですよね。
ん〜インスタ事体は、始めたほうがイイっていうのは解ってるんですが、その作業量とインスタへレコードをアップするコトへの効果のホドを考えた時に、見合う成果があるのか・・・?ってコトを考えちゃったんですよね。
手作業でコレを行うっていうのは、なかなか大変なので、効率性をもっとあげるために自動化を考えて知人のプログラマーの人に相談したトコロ、「インスタは、予約投稿は出来ても自動投稿は無理っすネ」と言われて撃沈。
以前、ちょっと話題になったインスタグラムに投稿された画像からダイレクトに買い物ができるショッピング機能っていうのは結構気になってはいるんですよね。
しかし、投稿に至るまでのプロセスの部分で行き詰まってる・・・みたいな。
で、最近他にいい方法はないかなぁ〜って気になったのは・・・「Google マイビジネス」ってサービスです。
コレは、Googleにお店の紹介やインフォメーションや商品の案内なんかを投稿できる機能なんですが、コレが結構参入へのハードルが低くてnext recordsとしても既に利用しています。
next recordsのGoogle マイビジネスはコチラ
単純にnext recordsってGoogleで検索すると表示されるお店の情報やマップやお客さまからの口コミ等を見るコトができるページなのですが、ソコに新しい機能として最新情報や商品なんかも表示できるようになったんですよね。
このサービスは、毎週金曜日の新入荷の更新作業が終わった後に10分程度でチョコチョコって記事を書いて新入荷の画像を数枚アップするだけでカンタンにできるので結構利用したりしています。
また「この商品が●人のお客さんに閲覧されました!」とか「●人のお客さんがお店へ実際に電話しました!」などのレポートを時々送ってくれるので、次の投稿をしよう〜ナンてモチベーションの継続にも繋がったりしているのでズボラなオイラでも続けて投稿できています。
ま〜SNSではナイのでお客さんとの繋がりは、それほど太くはナイのですが、お手軽さは断然コッチの方がカンタンですね。
だけども、インスタもなんとか進行させたいと思う・・・今年は出来なかったケド・・・。
ハイ、やりますっ!

■最大規模のレコード買取査定中
今年の夏の終り頃から、5000枚以上の枚数におよぶレコード買い取り査定を進行中です。
一度に処理しきれないボリュームなので数回に分けて査定を進行しているのですが、想像以上に時間がかかっています・・・。
12月の時点でまだ、半分くらいしか出来ていません・・・(汗)
というのも見たコトのナイレコードがメチャ多いんですよ。
その殆どが12インチシングル・・・しかもジャンルは70〜80年代のDISCOサウンド。
で、知らない曲のレコードに関しては、どんな曲なのか実際に聴いて判別しているのですが、このコレクションの売却を依頼していただいたお客さんのセンスがイイのかメチャカッコいい曲が多いんですよ。
査定の最中に「ナンだ・・・このレコードは・・・」って感じるレコード盤を片っぱしから聴いているのですが、イントロから「あ〜コレ・・・ヤバイわ。」って状況に陥っています。
この試聴しながら査定が始まると、とにかく見たコト無いレコードや知らないレコードは、聴いてみないと解らないのでスルーできないんですよ。
で、必然的に時間がかかる・・・。
ま〜レコード屋的には嬉しい状況なのですが、この査定ばかりに時間を割いていられないので通常営業しながらの査定なのでホント、大変です・・・嬉しい状況なのですが(2度目)・・・笑
コレ等、未知のレコードを見ていてカンジたのですが長年12インチシングル専門店を謳っている当店ですが、まだまだ一度も扱ったコトがナイレコードがたくさんあるっていうコトは、おきゃさんへのアピールの仕方によってはナンかもしかしてまだまだ可能性があるんじゃないか・・・って想いが湧いていました。
30年以上前に作られたレコードが、今聴いてもカッコいいって思えるってナンかスゴイコトなのではナイか・・・って当たり前のコトですが、あえて再認識したり、ちょっと基本に還って思ったりしました。
ん〜まぁ〜だけど、「カッコいい曲なんだケド、知名度が全然ナイレコードを如何にしてアピールするか?」っていうコトが、一番難しい部分なのでもあるのですが、コレはホント、レコード屋の腕の見せドコロでもあるなぁ〜みたいなね。
一応、お客さんには年内には、「終わらせたいです・・・」ってお伝えしたのですが、来週は別の3000枚規模のHIPHOPコレクションの買い取りオファーがあったりと・・・タブン、もうキャパオーバーですね・・・。
ナンとか気合で乗り越えるしかナイ・・・。

BARBRA STREISAND / WOMAN IN LOVE
BARBRA STREISAND / WOMAN IN LOVE の試聴
next recordsのサイトでBARBRA STREISANDのレコードを探してみる

渋谷レコード店日記の手直しも、インスタグラムへの投稿もレコードの査定もホント、マンパワーが不足しています。
ナンか、3人でお店を切り盛りするっていうのはもしかして限界なのかな・・・なんて思ったりもするのですが、ブログの件もインスタの件も直接的に利益に繋がるコトではナイので人材を新たに投入するのはコスト的に見合わないんですよね〜やっぱり・・・。
タブン、一部の業務を見切ってやめて時間を創るってコトをしたほうがイイのかもしれない・・・このブログ辞めるとか・・・?


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メジャーなタレントが出演しているTV番組でこんな内容が放送されたようです。
「関ジャム 完全燃SHOW」
-------------
「アナログレコードって本当に音がいいの?」という質問では、寺岡が自宅のオーディオルームを紹介。マニアックすぎるこだわりでスタジオの面々を驚かせつつ、レコードの魅力をプレゼンする。
-------------
残念ながらオイラは見ていません・・・というか見逃しました。
で、ドコかのダレかが動画サイトにアップしていないかな〜って淡い期待を抱いて探してみたのですが、ドコにもナイ・・・。
せめてどういった内容の放送だったのかってコトぐらい解らないかな〜って文字ベースで探してみると幸いにもtoggeterに記事が・・・。
#関ジャム アナログレコードは本当に音がいい?寺岡呼人が自宅のオーディオルームで解説!〇十万円のLP洗浄機も紹介 2019.11.10

どうやら出演していたアナログレコードが大好きなミュージシャンがレコード愛を爆発させていた様子みたいです。
上記のサイトに実際に放送されたスクショが多数UPされていますが、ド変態ぶりが炸裂していますね〜。
レコード好きもさるコトならが、コレはドッチかというとオーディオ・マニアの分野にもかなりハマっている様子ですね。
上記のサイトではレコードのコトはあまり紹介していないので
レコード・マニア分野<オーディオ・マニア分野
なのかもしれません。

で、本題の「アナログレコードって本当に音がいいの?」って部分ですが、オトシドコロは結局、CDとレコードの可聴域の数字的なハナシでレコードのほうが音はイイよね・・・ってカンジになったようです。
ん〜実際に番組を見ていないのでナンとも言えないのですが、メジャーなタレントが進行して多くの人が見るだろうTV番組での放送だとやっぱりそうなっちゃうんでしょうね。
番組自体がどう進行していたのかっていう概要はココで読むコトができます。
「関ジャム 完全燃SHOW」で紹介された情報

上記の内容からでもミュージシャン寺岡呼人氏のオーディオ沼へのハマり具合が伝わってきます。
デジタル針圧計や超音波レコード洗浄機まで持ってるんですね。
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デジタル針圧計自体は、1万円程度で手に入るあればちょっと便利なアイテムなのですが、注目すべきは相当なハマり度が解る超音波レコード洗浄機の方です。
70万円するKLAUDiO(クラウディオ)の超音波振動式レコードクリーナーは、nextにも来てくれるお客さんの中にも持っている人がいます。
実際使った感想を聴いてみると「一皮剥いたように音の輪郭が鮮明になるっ!」って大絶賛していました。
超音波レコード洗浄器は、水を使って洗浄するのですが、コダワリある人は、水道水では不純物が入っているので精製水を使うそうですよ。
番組で紹介されていたのは、水を内蔵タンクに入れて使いうヤツですね。
KLAUDiO(クラウディオ)のクリーナーには外付けタンクのゴツいヤツとか、オプションでオートチェンジャーとかも存在します。
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kraudia-2

こんなのが家にあるとかって相当ヤバすぎる・・・(笑)

番組の内容に物申す的なYouTuberさんの動画があったので貼っておきます。
【関ジャム補足動画】「アナログレコードは音が良い」は半分ホントで半分ウソ

なるほどね〜まぁ、動画で言っているコトは概ね解ります。
CDとアナログレコードの聴き比べ自体は、ホント2つを鳴らして単純に聴き比べしてドッチがイイのかってコトでは絶対的な判断は不可能ですよ。
もっとツッコめば、ドコの国でプレスされた盤であるとか、いつプレスされてモノなのか・・・など、アナログレコードは、条件自体を揃えること自体がとてもこんなシロモノですからね。
同じ曲でもUS盤とUK盤、ドイツ盤、日本盤とで実際に同じオーディオ環境で比べてみても全然音の鳴り方が違うってコトは事実ですからね。
また、レコード屋CDという楽曲が収録されたメディアだけでなく、使用しているオーディオの条件にも音の鳴り方は影響してくるハズですしね。
全く同じオーディオを使用してもEQなどのセッティング次第で、サウンドは変化してきますし。
やはり単純な聴き比べだけでドッチがイイ音なのかってコトは、判断出来ないんじゃないかな〜って個人的には思います。

JAKKI / YOU ARE THE STAR
JAKKI / YOU ARE THE STAR の試聴
next recordsのサイトでJAKKIのレコードを探してみる

実際に放送された番組がどうだったのかっていうコトは、気になるのですが、ナンかアナログレコードの良さを伝えるためにあまりにもそのマニアックな知見をぶりを紹介すればするほど、一般の人からすると引かれるような気がしないでもないような気がするような・・・。
どっぷりとレコード沼やオーディオ沼にハマりまくった人を紹介するのはTV番組的には絵的に見栄えがイイのはわかりますが、もう一方で、レコード世代でない若い人がもっとカジュアルにレコードを楽しんでいるのを紹介したほうがイイような気がしますね。
TV番組を見たフツーの人だと
「レコードで音楽をちゃんと楽しもうと思ったらあんなに手間と時間がかかるのか・・・」って思われナイかな・・・。


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steelydan_josie

こんなニュースを見かけました。
120年越しの夢が実現! 自宅で気軽に「アナログレコードに録音できるマシン」がついに誕生
20191024_kubo08
要約すると、自宅でもダレでもカンタンに自作のアナログレコードが作るコトが出来るという小型のアナログレコード製造機が開発されたというハナシです。
で、すでに試作機も出来ていて2020年12月には出荷が始まるというコトのようです。
ちなみに販売価格は約18万円。
しかもこのプロジェクトは、アメリカの大手クラウドファンディングサイトで出資を募ったところ4200万円以上が集まったとも書いています。

先日も、米国では33年ぶりにアナログレコードの売上がCDを上回ったってニュースが伝えられたので、まだまだアナログレコードって人々の注目を集めているんでしょうかね。
「全米レコード協会 アナログレコードが33年ぶりにCDを上回る売り上げを記録するだろうと報告」

で、今回のダレでもカンタンにレコードを作れる「アナログレコード製造マシン」を見て・・・率直な感想として
「ホントにそのレコードって聴けるレベルのモノなのか・・・?」って思ったんですよね。
上記のニュースを伝える記事には製造者がアップしたであろう動画が、埋め込まれているのですが、シンプルに人間の声をリアルタイムにヴァイナルに刻んでレコーディングして再生したシンプルなモノだったので、ナンとも評価がつけがたいのですが、やっぱりこのアナログレコード製造マシンの利用目的って、ナンらかの楽曲をレコードにしてプレイするっていうコトだと思うのです。
だけど、記事の動画を見た限りじゃ、ちょっとマジで使えるレベルなのかな・・・って思いました。
このアナログレコード製造マシンのメーカーは、別のプロモーション用動画をYouTubeにアップしていました。
ソレがコレです。

ま〜フツーにプロモーション用の解説動画なのでスペックなど詳しい内容は語られていませんね。
今回のアナログレコード製造マシンのコトを知って真っ先に思い浮かんだのは、Vestax VRX-2000というカッティングマシンのコトです。
VRX_2000
今はなきDJミキサーのメーカー、Vestax社が20年前の1999年にDJブームの真っ只中にレコードを作れるマシンを販売していました。

Vestax VRX-2000の販売価格は、20年前で120万円です。
上記の動画を見る限りでは、ダイレクトに再生した音源をレコード盤にリアルタイムので音溝を刻んでいくというコトは相当ハイレベルの技術が必要なのが伝わってきます。
このVestax VRX-2000が、発売されたときも相当話題になりました。
やっぱりその当時は今以上のDJ人気発のアナログレコード人気の真っ只中でしたしね。
で、2000年頃に渋谷にあったPACOというDJショップに実機が置いてあるというコトでオイラも見に行ったりしました。
実際にVRX-2000を見て「へ〜コレでレコードが作れるのか・・・」って関心ものです。
ま〜だけど120万円という価格は、やっぱり一般ユーザー向けのプロダクトではなく、スタジオ向けのPRO機材という位置付の商品でした。
当然なんですが、素人がこのVRX-2000の入力ジャックにプスッとプラグを挿して音源を流せばサクッとレコードを作れるなんて代物ではなく、基本的なコトをオペレーション出来るエンジニアが必要な機材でもありました。
ソレくらいフツーに音楽が聴けるレベルのアナログレコードを作るというコトは高い技術力が必要だというのが解ります。

で一方、今回の「カンタンアナログレコード製造マシン」は、どうなんでしょう・・・。
動画を見ただけでは、音楽を録音して再生して実際に試聴に耐えれるレベルなのかな〜って思うんですよね。
20年前のVestax VRX-2000で作られたレコードでも音質面では、フツーのレコードよりかなり劣ると言われていましたし。
音をレコード盤に刻むとうコト自体は、エジソンの時代からの技術で、その発展形として、今でもレコードの製造に使われている1970年代に製造されたドイツのノイマン社製のカッティングマシンが現役で稼働しているトコロからすれば、アナログレコードのカッティングに関しては技術革新は当時から変わっていないハズです。
カンタンアナログレコード製造マシンの録音テストの動画では声を録音していましたが、コレやっぱり音楽再生までは出来ないのかもしれませんね、それにタブン、モノラルでしょうね。

STEELY DAN / JOSIE
STEELY DAN / JOSIEの試聴
next recordsのサイトでSTEELY DANのレコードを探してみる

プロモーション動画を見る限り、イメージとしては夢をカンジさせる動画になっていて、レコードのカッティング技術のコトを知らない人からすれば
「スゲ〜っ!コレは夢があるっ!出資しよっ!」って思っちゃうのかもしれませんね。
Vestax VRX-2000と違ってコチラの製品は、価格やお手軽さからすると完全に一般リスナー向けの製品ですよね。
今現在、実際に録音された「音楽」は、どういった風に再生されるのか・・・っていうコトは解りませんが、果たして本当にレコードが好きな一般リスナーが満足出来る音質のレコードが作れるコトが出来るのか・・・。
個人的には、ちょっと難しいんじゃないかなぁ〜って現時点では思います。


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