渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

タグ:レコードニュース

barbaraacklin_amithesame

堅苦しいタイトルですが、内容は全然フニャフニャなブログ記事です(笑)

こんな座談会記事を読みました。
■音楽カルチャーを紡ぐ
-
ブーム再燃!「アナログレコード」プロフェッショナル座談会
-
レコードプレス工場の東洋化成、HMVを運営しているローソン、ソニー・ミュージック等のアナログレコード担当者さん5人が今のアナログレコードのブームとかを語るという記事です。
レコード製造とレコード店、レーベルと現場担当者たちが現状の様子などを話し合っていて、今のレコードブームを紐解くという内容の記事でした。
前編、後編と2部構成でなかなかのボリュームの記事なのですが、どちらかというとマニアックなアナログレコードの話題というより、ビジネス視点なセールスやプロモーション的な話題が中心かも・・・・ってカンジる内容ですね。

参加している人たちは、その分野でプロフェッショナルな仕事に携わっている人たちだと思うので、スゴく真っ当な今のアナログレコードシーンを捉えてハナシをしているんだと思うのですが、レコード好きなオイラが読んでいても、ナンていうか、大会社特有のシーンの捉え方をしているカンジがしているような・・・。
それぞれの担当者レベルだとタブン、皆さんオイラと同様に「レコード、メチャ好きっ!」ってカンジだと思うんですよ。
だけど、せっかくレコード好き5人が集まっているんだったら、もっとマニアックでディープなハナシになればイイんじゃないかなぁって思ったのですが、ん〜ナンていうんですかね・・・マクロの視点から俯瞰で見た今のレコードブームを紐解くみたいな、当たり障りのないザックリとしたハナシだけで終わっちゃっているような気がしてナンダカ残念な気がするんですよ・・・。
結局、人気のあるシティ・ポップの古いレコードを再発してよく売れていますってハナシとか、今売り出し中のアーティストの楽曲をアナログレコードで作るとかっていうハナシだけで留まっているようなカンジがして、大会社だけが知っているようなもっと深いハナシとかウラ話的なコトが語られれば面白かったのにーーーって思いました。
やっぱり、利害関係があるんでしょうかね・・・公にできないコトとか・・・(笑)

2015年ともう5年前になりますが、今回上記で紹介したような似たような話題で東京のレコード店スタッフが同様にレコード・ブームのコトを語る座談会があったのですが、まぁ〜個人的にはコチラのほうが、オイラは興味深かったですね・・・。
東京を代表する4店のレコードショップのスタッフが卓を囲み、日本のレコード・ビジネスについて談論。
上記の記事を読んだ時にオイラが書いた所感は下記の記事です。
興味深く読んだ・・・東京のレコード屋がレコード・ビジネスについて談論。

ま〜タブン、レコード会社や製造工場、大手レコード店と視点が違うのかもしれませんね・・・コレは。
でも、やっぱり5年前の記事にも書いていますが、結局「レコードが売れてナンボ」というのは、共通する話題となっています・・・(笑)
2つの記事を読んでいて思ったのですが、新譜をメインに扱っているレコード店と中古メインで扱っているレコード店、とその新譜と中古の比率の差が視点の差になっているのかもしれません。
うちのnext. recordsでは100%中古レコードだけの取扱いです。
さらに12インチシングルだけというフォーマットの縛りアリです。
オイラの視点から見ると、再発盤の話題なんか、まったく興味が涌かないのです。
しかも、アルバムとか7インチシングル(ドーナツ盤)の話題となると、さらにインタレストは遠のいていきます・・・というかそもそも無関心になってしまっています。
メチャイイ曲の再発盤がリリースされたよって聞いても、「はぁ・・・そうですか・・・」ってカンジです。
カンジ方はまぁ〜人それぞれですからね〜(笑)
Leon Ware / Why I Came To California の妄想ジャケット付日本盤7インチシングルの再発とか・・・企画としては面白いかもしれませんが、オリジナル盤LOVERとしては眼中ナイですしね・・・。
スイマセン、決してDISっているワケではナイんですよ・・・あくまで個人的には興味が全然ナイってだけで・・・ソレよりElektraから1982リリースされたUS Promo 12の方がビンビン興味があるってダケで。
コレが妄想ジャケット付日本盤7インチシングル
LeonWare7
再発リエディット盤の7インチよりコッチのオリジナル7インチのほうが欲しい・・・かも。
LeonEWare7-orig
だけど、やっぱり本命は、確実にコイツっ!
LeonEWare12

ナンか、オイラも同じアナログレコードを扱っている立場なのですが、レコードに携わるソレゾレの立場で見方とか評価がコレほどまでに差があるのか・・・っていうコトを今回の座談会記事を読んでカンジましたね・・・。
オイラもレコードをビジネス的な見方で見るっていうコトに関しては、結構強いほうなのかもしれませんが、じゃあニーズがあるから売れるレコードを扱えばイイのか・・・って極端に「儲けてナンボ」なレコードを扱えばイイのかっていうコトに関して言えば、ちょっと違うんじゃないか・・・って思うんですよね。
このアタリの線引は、難しいですね〜ウチのお店だと、利益 or コンセプト どっちでいくのか・・・みたいなカンジですね。

BARBARA ACKLIN / AM I THE SAME GIRL?
BARBARA ACKLIN / AM I THE SAME GIRL? の試聴
next recordsのサイトでBARBARA ACKLINのレコードを探してみる

結局、当店の場合だと、いくら人気があって売れるからといっても再発盤を扱わないっていうスタンスになっています。
しかし、その中でもキッチリ利益も出して運営していくっていうやり方でいこうってカンジですね。
実際、両立させるのは相当、タイヘンなのですが・・・(笑)
だけど、人気があるシティ・ポップの再発盤をお店で扱ったトコロで、ドコでも手に入るレコードなので他店との差別化が出来ないのでそっちのヤリ方っていうのもなかなか難しいんじゃないかなぁって思う次第であります。

Next Recordsではインスタグラムもやっています!
入魂のレコメンドで毎日、ナイスでグッドなレコードを紹介していますのでゼヒ、フォローしてくださいっ!

渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店next. recordsでは12インチシングルのレコードを買取をやっています!
ゼヒ、お気軽にお問い合わせください!

毎週、金曜日に新入荷のアナログレコードをサイトにUPしています。


このブログは、渋谷で唯一の12インチシングル専門のレコード屋、next recordsが、運営しています。


2face_nyc

「臨時休業期間 32日目」の東京 渋谷 中古レコード店 next recordsです。
すでに1月以上も店を閉めていたんだ・・・。
前回の記事で予想通り緊急事態宣言が5月イッパイまでと延長となりましたが、ナンか中間報告的な結果によっては限定的に解除するみたいなハナシを安倍首相が言ってましたね。
タブン、状況的に感染者が多い東京は、ムリっぽいですね・・・はぁ〜orz
GW明けの5月7日は、渋谷もちょっと雰囲気が違っていました。
センター街を歩いてみて思ったのですが、こころなしか少し人が多いような気がしました。
それと営業しているお店も増えたカンジです。
一応、当初の5月6日の緊急事態宣言の期間を過ぎたので「大義名分を果たしたからもうイイでしょっ!」みたいになったのかもしれません。
業種的には「もうコレ以上は限界っ!ムリっ!」ってコトもあるだろうしね。

最近のニュースを拾い読みしてみました。

全世界の音楽産業、売上200億ドル突破の攻勢、IFPI報告。音楽ストリーミングが市場シェア1位を越えた、海外の音楽事情
端的にまとめると「音楽業界は伸びてるよ」ってコトのようです。
ただし、コレは、昨年2019年のデータをまとめた結果なので、コロナの影響が全く無い状況下でのデータです。
もしかして次の報告では、大きく変化しているかもしれません。
売上ベースだとサブスクリプション型ストリーミングが伸びまくりですね。課金タイプのサービスが定着したってコトなんでしょうか。
個人的には、サブスクリプションの音楽サービスを利用したことないのでまったく実感はナイですが・・・。
変わってダウンロードの方は、減少していますね〜タブン、もうダウンロードでの販売は縮小傾向に向かうかもしれません。
一方、フィジカルメディアは、アナログレコードの売上は伸びたケド、CDがダウンしたので全体的にダウンです。
アナログレコードの売上っていってもコレ、全部新譜なので中古レコードは含まれませんからね。
ダケど、最近は古い音源のアナログレコードでの再発化が増えてきていますね〜いわゆる名盤とかの復刻みたいなレコードが。
そういった復刻盤もタダ同じレコードを出すんじゃなくって、今風にマスタリングし直したり、ボーナストラックを追加したりして既存のモノより付加価値を高めていますね。
多数の復刻盤がリリースされるコトって、レコード好きな人にとって、選択の幅が広くなるのはイイと思うのですが、コレは結構気持ち的に悩ましい部分もあると思います。
例えば・・・
現代の技術によってリマスタリングされて音質の向上したピカピカの新譜の復刻盤がイイのか。
リリースされた数十年前の当時の空気感が込められたオリジナルの中古レコードがイイのか。
聴く人の価値観の選択を迫られるようなカンジがしますね〜アナタならドッチを選びます?

オンラインに移行など…関西のレコード店の新たな試み
関西方面のローカルニュースです。
コロナ・ウィルスの影響で休業を余儀なくされる小さな中古レコード店が緊急セールの開催やこれまでになかった通販用サイトを立ち上げるなどで新たな動きをみせているっていうちょっとポジティブなニュースです。
レコードの販売ってオンラインとの親和性がかなり高いって思うんですよ。
モチロン、実店舗の良さっていうのもありますケド、お店に行かないとどんなレコードがあるのか解らないっていうのは、お宝探し的なお楽しみな部分もあるとは思うケド、正直メンドーな部分もありますからね。
ソレに住んでいる場所にレコード屋がアルとかナイとかもありますし。
紹介されていたレコード店のWEBサイトを見てみました。
ちゃんとしっかり作り込まれたWEBサイトもあったり、急場しのぎで作ったのもあったり、結構それぞれですね。
記事では、レコード店は休業を余儀なくされているからオンライン販売に活路を見出そうとしているって印象をカンジたのですがHPを作ったから売れるってワケではナイですからね・・・。
ネット販売ならではの難しさや手間や配慮など結構、実店舗以上にタイヘンなコトもありますし。
当店は、実店舗の売上比率がそれほど高くナイので今のコロナ・ウィルスの影響はそんなに大きくありませんが、実店舗販売をメインに営業していたレコード店はやっぱり今後の方針を考えざるえないかもしれませんね。

あれだけ賑やかだった渋谷の広告が消えて、真っ白になりかけてる……「経済への打撃エグい」
コレは渋谷カンケーのローカルな話題。
もともとオイラは、レコード店を始める前に広告関係のシゴトに就いていたのでこういった状況がスゴく気になります。
今はStay Homeで渋谷に人が来ないなか、高い費用を払ってディスプレイ広告を出稿するのもムダだとは思いますが・・・やっぱりちょっとさみしいかも?
ホント、GW中の人のイナい様子はちょっとシュールでしたよ。
記事の後半のコラで自前広告だすのってちょっとユニークでイイですね〜next recordsもバーチャルで渋谷駅の上のデカい広告作って見ようかな・・・。
広告料が2週間で1300万円のトコロにっ! 怒られないかな?

2 FACE / NYC
2 FACE / NYCの試聴
next recordsのサイトで2 FACEのレコードを探してみる

相変わらず今現在、店頭販売の再開の目処はたっていませんが、コレいつまで続くのかな・・・。
最近のニュースを見ていると、コロナのヤバさよりも経済のヤバさの方が声がデカくなって来たようなカンジがしますしね。
どうなることやら・・・。

渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店next. recordsでは12インチシングルのレコードを買取をやっています!
ゼヒ、お気軽にお問い合わせください!
毎週、金曜日に新入荷のアナログレコードをサイトにUPしています。


このブログは、渋谷で唯一の12インチシングル専門のレコード屋、next recordsが、運営しています。

↑このページのトップヘ