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ニュースで知ったのですが、ココ数年間大きな問題になっていたコロナの感染症法上の位置付が変わったそうでこれまでの様々な制限が緩和されて扱い的には季節性のインフルエンザと同等になるそうです。
ナニやらややっこしいカンジがしますがようやくコロナ前の2019年頃の状況に戻りつつあるようなカンジなのかもしれません。
で、そういった状況もあってココ最近、渋谷は連日多くの人出でメチャ賑わっています。
これまで結構、制限がうるさかったライブイベントやナイトクラブ等のイベントもようやくフツーに開催出来るようになってきた印象です。
当店を頻繁にご利用していただいているお客さんからもDJ〇〇のパーティへ行ってきました〜とか、CLUB〇〇に行ってきました〜ナンてハナシを店頭へお越しいただいた際によく聞くようになりました。
お客さんにもよりますが、もうナン年ブリにクラブへ訪れたっていう人も多いですね。
ま〜2020年頃から始まったコロナ騒動でなかなかクラブへは足が遠のいていたようなカンジなので仕方がないでしょうね。

「久しぶりにナイトクラブへ訪れてどうでした?」ってお客さんに聴いてみると
「メチャ、良かったですよっ!」っていう率直な感想の後に「でも・・・パソコンでDJプレイしていたんですよね・・・」ってコトを述べられるお客さんがまぁまぁいらっしゃいました。
当店は、アナログレコードの中でも12インチシングル専門の中古レコード店という極めてマニアックなレコード店というコトもあり、当店をご利用していだける客さんもレコードにコダワリを持った人が多いのかなりバイアスのかかった感想であるコトを先に述べておきます。
この訪れたナイトクラブでDJがPCやCDJでプレイしていたのを見た時のお客さんの感想って読み解くとタブン、こんなカンジだと思います・・・
「プレイは、良かったんだけどアナログレコードでは、なくってちょっとガッカリした」って印象だったのでしょうね。
ん〜プレイは、良かったんだからソレでオイラはイイと思うのですが、こういった感想のお客さんは、アナログレコードでプレイしていると更に良かったってコトだったんでしょうね。
以前にもこのブログでも言及したコトがあるのですが、オイラ個人としては、DJが自分のプレイスタイルにあったソース(アナログレコード or デジタル音源)でプレイすればイイという考えではあります。
クラブでDJプレイをするという目的というか成果ってやはり如何にしてダンスフロアを盛り上げて多くのオーディエンスを踊らせるかっていうコトだと思うのです。
目的があくまで「フロアを盛り上げるコト」であるのであれば、アナログレコードであろうが、デジタル音源であろうがあまりカンケーがないと思うのです。
合理的に考えれば、そうなのですがっ!コト、アナログレコードにコダワリを持っている人からするとこの部分はなかなか「合理的」に割り切れないというか感情論になりガチになってしまうようです。

「コレ、逆にDJがアナログレコードでプレイをしていたらどうだったんでしょうか?」って聴いてみると「そりゃアガりますよね〜」って言っていました。
では、どうしてアナログレコードでプレイされたら気持ちが高揚するケド、デジタル音源であればちょっとガッカリしちゃうのか・・・ですよね。
明確な理由は、オイラはこの分野ではド素人なので解りませんがコレはタブン、心理的にそのDJとの繋がりというか共感的な部分がカンケーしているんじゃないのかな・・・って思います。
「音楽を聴いて楽しむ」という趣味の大きな枠のなかでも「あえてレコードで音楽を楽しむ」というフツーに音楽を聴いて楽しんでいる人よりかなりコダワリを持って楽しんでいる人からすると自分の趣向性と共感出来る部分があるとより一層気分が盛り上がる部分がとても多いというコトがあります。
このコトは、オイラにも思い当たるフシがあって他人と音楽のハナシをしていて会話が盛り上がっていてもその曲が、デジタル音源しかない曲だったりアルバムだけに収録されている曲やブート盤しかない曲だったりするとイッキに興味が削がれるトコロがあるんですよね。
「あのブート盤のREMIXメチャ、カッコいいんですよっ!」っていくら力説されても「ふ〜ん・・・」ってカンジでまったく興味がわかないみたいなカンジになるみたいな。
一方、オリジナルの12インチシングルでレアな盤や〇〇国盤のB面にカッコいいMIXが収録されている・・・みたいなハナシだとメチャ盛り上がるみたいなカンジで対話をしている人と共感できる部分があると、とても高揚するんですよね。
コレと同じ作用がDJがクラブでプレイしている様子を見てカンジているんじゃないでしょうか。
タブン、聴いている側の人とプレイしている側の人との間で共感できる部分があるとより一層、気持ちが高まるみたいな心理になるのでしょうね。

DJプレイした時のレコードとデジタル音源の音質の違いとかスペック的なコトを語られる場合も多いですが、今だと余程でない限り拾い物の劣悪な音源でプレイする人はいないと思うのであまり音質面での差はナイと思います。
ソレよりもそのDJの音楽に対する姿勢的な部分がアナログレコードをプレイするコトで見た目からより顕著に現れているようなトコロが見る人へ解りやすく伝わっているのかなぁ・・・。
決してデジタル音源でDJプレイをしている人達が音楽を粗末に扱っているというワケではないのですが、デジタル音源のお手軽さや扱いのカンタンな部分がナンだか薄っぺらいような印象がするのかもしれません。
正直、アナログレコードは、取扱いや維持するのはタイヘンです、ましてやそのレコードを何百枚もクラブへ持ち込んでプレイするっていうのは、かなりハードモードでもあります。
レコードで音楽を聴いている人は、そのアタリも充分解っていてそれなのにアナログレコードでDJプレイをしているのを見るとそのDJの強いコダワリが伝わるのかもしれませんね。
まぁ〜先に書いたような自分との共感できる部分が重なった気持ちが揚がるんではナイのかなぁ・・・。

オイラは、自宅でナニか作業をしながらよくYouTubeでDJプレイ動画を垂れ流しているのですが、ココ最近アナログレコードでDJプレイしている動画が増えてきたような気がしています。
2000年前半までレコードでのプレイしていた著名なDJさんが、その後PCやCDJでのプレイに変わっていたのですが、再びアナログレコードでのプレイに戻ってきたりしていますね。
一度、PC/CDJでもDJプレイをした人がアナログレコードでのDJプレイに戻るってコレ、結構タイヘンですよ・・・特にプロフェッショナルなDJだと。
だけどあえてそのスタイルを変化させるというのは、やはり今アナログレコードでDJプレイするコトにナニかしら新たな価値を見出しているのかもしれませんね。
DJからすれば、レコードも音源ファイルも自分のプレイを表現するためのひとつのツールでしかナイと思うのですけどね・・・ナンかちょっと不思議なカンジがします。

そうはいってもDJプレイの主流は今でもPC/CDJです。
で時々、アナログレコードでプレイするDJがいるってカンジなのですが、逆にアナログレコードでプレイするスタイルがレアなシーンのように見られている部分もあるかもしれませんね。
店頭で接客をしていると「アナログレコードでDJをしたいっ!」っていう20〜30代の若い人がお店に訪れるようになりました。
彼は、音楽においてもカンゼンにデジタルネイティブ世代なのでそういったイミでは、生まれてコレまでレコードでDJプレイを見るコトっていうのは、ナイと思うのですがYouTube等でレコードでDJプレイをする様子を見てそのカッコよさにナニか惹かれるものがあったのかもしれませんね。

HOPE COLLECTIVE / GIVE AND LET LIVE
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先に書いたようにDJはフロアを盛り上げてナンボなので、アナログレコードであろうとデジタル音源であろうとプレイするソースは、そのDJのスタイルに合っていれば特に問題はナイと思うのですよ。
だけど、アナログレコードが好きな人は、プレイをするDJにも共感をちょっと期待しちゃうという・・・ん〜見方によればかなりメンドくさい人のような気がします(笑)
こう書いているオイラも生粋のレコード好きなので、ちょっとその部分は理解できるのでソレを期待しちゃうのは解らなくもないのですケドね。

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