渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

タグ:アナログレコードの話題

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まずはお知らせっ!
前回、このブログで「東京都が大盤振る舞いキャンペーンを開催中っt!」ってコトで紹介した『暮らしを応援!TOKYO元気キャンペーン』ですが、つい先日キャンペーンの事務局から・・・
「※ポイント還元額が予算額に達する見込みのため、本キャンペーンは3月23日(土)23時59分に早期終了いたします。」
キャンペーン
早っ!3月11日から開催していたのが2週間経たずに予算91億円に達するそうです。
前回のブログでオイラも早期終了するかもねぇ〜って少し触れたのですが、予想以上に早かったですね。
まぁ〜今回のキャンペーンってかなり多くのお店で利用可能だったし、しかもスーパーとかでも使えたりしたのでそりゃぁ〜利用されまくりになるでしょって思いますよね。
というワケで「エッ!欲しいレコードがあったので使いたかったのにっ!」っていう人は、お急ぎを!

では、本題です。
以前にもレコードの価格が日に日に上がっているというコトについて書きましたが、いや〜ホント、マジですよね・・・コレは。
で、「このレコードは、結構レアだよねっ!」って多くの人の共通認識として共有出来ていればさほど問題がナイのですが、ホンの1〜2年前であれば1千円程度で比較的手に入れやすかったタイトルが、昨今の世界的なアナログレコード人気の煽りを受けて価格が高騰しまくりなんですよね。
レコードというレコードが全部、価格高騰しているというワケでは決してないのですが、レコード店側の知識、ニーズ等など長年に渡って得た経験値で「このタイトルは、コレくらいの価格だろう」っていうある程度の相場観みたいなモノがあるんですよね。
しかし、そういった長年に渡って培ってきた相場観みたいなモノを凌駕する価格高騰っプリをみせるタイトルがあるんですよね。

当店は、2000年から渋谷にお店を構えて営業しているのですが、ホンの数年前まで1千円程度だったタイトルがイッキに5000円とかになっちゃうタイトルが結構あったりするんですよ。
で、先に言及したようにレコードを購入いただける多くのお客さんが「このタイトルは、レアだよね〜」って思ってくれればイイのですが、そういう価格の共通認識に至るまでには、やはりそれなりの時間が必要なんですよね。
それが、去年までは1千円だったレコードでドコのレコード店でもゴロゴロと出てきてカンタンに見つけるコトがレコードが、1年後には5千円とかになってしまうという事態にいきなり遭遇すると「ウソっ!高っ!」ってなっちゃうんですよね。

まぁ〜ナニがキッカケでそのタイトルが価格高騰しちゃったのか、様々な理由があると思うのですケドね。
このレコードの価格がイキナリ高騰化する状況っていうのが、日本のレコード・マーケットという限定的な状況ではなくって世界マーケットでそうなっちゃっているんですよね。
だけど、ちょっと認識として日本のレコード・マーケットと世界のレコード・マーケットのスピード感の違いがあまりにも大きいんですよ。
コレね・・・最近、レコードに限らず、ちょくちょく日本の消費市場全体の問題として取り上げられるアレですよ・・・「なかなか値上げ出来ない問題」まさにコレのような気がします。
長らく続いた日本のデフレ状況が、世界中で起きているインフレに対して認識として追いついていけないみたいなカンジですね。
よく喩えられるのにラーメン1杯1000円の壁問題とかありますよね。
人件費とか光熱費、原材料費とか上がっているのにラーメン1杯って感覚的に800円くらいが相場でしょう・・・っていうヤツですね。
ラーメン店側は、1千円くらいに価格を見直ししたいんだケド、1千円にすると「高いっ!」って思われてお客さんに食べてもらえなくなるんじゃないか、という懸念があってなかなか値上げに踏み切れないみたいな・・・。
いや〜タブン、コレね、お店側もお客さん側も長い間続いたデフレ・マインドが身に染み付いちゃっているからこうなっちゃっうんでしょうね。

そういった感覚が、やはりレコード店にもあるんですよね。
今まで店頭で1千円で販売していたタイトルがDiscogsをチェックしたら$50とかになっていたら・・・。
どうしよう・・・コレ、価格見直ししようと思うんだケド、いくらにすればイイんだろう。
今だと為替レートが$1が150円くらいなので1千円だったレコードを7500円にしても大丈夫かな・・・って思うんですよ。
でもね・・・タブン、7500円にしちゃうと日本人は、買わない・・・イヤ、買えないんじゃないかな・・・って。
レコード店側としては、ニーズがあって価値の高いレコードに関しては、やはり出来るだけ売上を立てたいのでそれ相応の価格にしたいワケです。
かと言って、それまで1千円だったタイトルを7500円にしてもイイものか・・・という気持ちもあるんですよね。
でも、コレって日本以外の国では、商品の価格を上げるってコトに関しては、結構サクッと値上げしちゃうんですよね。
タブン、商習慣の感覚の違いとかもあるとは思うですが、この商品価格の値上げ・見直しに関しては日本は、とにかく慎重になるんですよね。

しかし今のレコードのニーズの高まりって日本だけでなく世界的な規模で起きているコトからすると、こういったオイラがカンジている日本独特の値上げに関するネガティブな感覚ってそんなにナーバスになるコトないのかな・・・って思う部分もあるんですよね。
例えば解りやすい例だと少し前からSNSとかで話題になっているダンスの動画のBGM曲としてこのCRYSTAL WATERS / GYPSY WOMAN がサンプリングされている曲があるですが、そういった状況でGYPSY WOMANの価格が高騰していたりします。
crystalwaters_gypsy_nj

こんなショート動画観たコトあるんじゃないでしょうか?

GYPSY WOMANをサンプリングしたこの曲は、LAKIM / A PIMP NAMED SLICKBACK という曲なのですがコチラは、ファイル音源だけでアナログ盤は未リリースですね。

まぁ〜でも、この解りやすいメロディラインは、相当多くの脳裏にメモリーされているようでネタ元のGYPSY WOMANのニーズが高まっているカンジですね。
DiscogsだとVG+コンディションで$25(約3750円)くらい、NMコンディションで$35(5250円)くらいが世界マーケットの相場観ですね。
相当、価格がアガっていますね。
だけど、ヤフオクとかだと大体2〜3000円くらいの相場観でDiscogsホド高騰していないんですよね・・・。
要するに日本のレコードニーズよりも海外のレコードニーズの方が高いってコトなのかもしれませんね。

ヤフオクでレコードを販売しておこづかい稼ぎしている知人から訊いたハナシでは、最近では出品したレコードを代行落札業者が落札していくケースがメチャ増えたって言っていました。
どうやら海外から見ると比較的安価な日本のレコード・マーケットに目をつけたマニアが代行落札業者を通じてレコードを購入しているようですね。
落札代行業者を通じてレコードを購入するってそれなりの手数料がかかると思うですが、海外に住んでいるレコードマニアからするとその手数料を払ってでも日本のヤフオクから購入した方が安いというコトなんでしょうね。

つい先日、倉庫にある2軍~3軍のレコードが入ったダンボールからお店に出せそうなレコードをチェックしていたんですよね。
倉庫にある2軍~3軍のレコードってココ2〜3年で買い取りとか入荷してその時の判断では「あんまりニーズないよね・・・」ってカンジで商品化を保留して放置していたタイトルなんですよね。
ようするに販売価格が数百円程度の小ネタなタイトルをまとめている放置したレコードなんです。
しかし、昨今のアナログレコード高騰状況下なのでメンドーですがすべてのレコードの市場価格調査してみると・・・「エっ!マジでっ!?」って人気が急騰しているレコードを発見したんですよね。
で、そのコトをスタッフに伝えると、「イヤ〜コレ、いくらの値段付けます? タブン、Dsicogsの値段だと日本人買えないですよ・・・」ってカンジでどうしようか・・・ってお店でそのレコードを聴きながら相談していたんですよね。
すると・・・「Can I buy this record? 」って店頭でエサ箱を掘っていた外国人客に訊かれました。
で、Discogsでの販売価格に近い価格を伝えると秒速で「Okay, I'll take it!」ってお買い上げいただきました。
ん〜・・・ハンパないですね・・・このレコードに対する貪欲な気持ちと決断力・・・。

SADE / IS IT A CRIME
SADE / IS IT A CRIME の試聴
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いや〜でもホント、レコードの価格高騰は、マジでヤバいくらいですね。
オイラも時々、ebayとかチェックして良さげなレコードを見つけて落札してやろう!って入札終了時間の朝の4時とかに起きて終了直前の5秒前とかに入札しようとガンバるのですが、ことごとく撃沈しています。
時にはせっかく、朝の4〜5時に起きてPCの前にスタンバってモニタを見ると終了3分前に関わらずすでにオイラが入札しようとしていた価格の2倍増の価格になっていたりする有り様・・・もう、ヤル気も起きなくなるくらい意気消沈ですよ・・・ホント・・・トホホ (T_T)
でも、もうタブン、レコードの価格が世界的に均一化していくってコトは、今後避けられないでしょうね。
当店では、先月の店頭売上の比率が 外国人客 > 日本人客 になっていましたからね・・・。
以前にも書いたコトがありますが、コレまでにアナログレコード文化がなかったアジア諸国のお客さんがレコードを購入していくケースが増えたんですよね。
そういった国々の人からすると元々自国にレコードがない状況から今のレコード人気になっちゃったものだから、過去の安価だった時代自体をしらないんですよね。
なので、レコード=それなりの価格がするアイテム みたいな認識なんですよね。
しかも自国の経済成長も日本以上にイキオイがあるので消費意欲もメチャ高いんですよね。
こんな調子で日本のレコードが海外へ流出していくんでしょうね・・・・コレもサダメなのかもしれませんね。

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こんちわっ!渋谷区 宇田川町 の片隅で12インチシングル専門のレコード店を営んでいるnext recordsです。
先週、突如ナンの前触れもなく東京都から封筒が届いたので中を見てみると、こんなチラシが入っていました。
IMG_0261
都内に在住ならご存知の人もいると思うのですが、東京都が消費を喚起して経済の活性化にもつなげていくというミッションでこのご時世にあり得ないくらいの大盤振る舞いなキャンペーンを敢行しています。
そのキャンペーンの内容はというと・・・。
お買い物の際に対象のQRコード決済を利用していお支払いすると購入代金の10%がポイント還元されちゃうという「マジかっ!?」という超デカいポイントバックキャンペーンとなっています。
詳しいキャンペーンの内容はコチラでチェックしてください。
暮らしを応援!TOKYO元気キャンペーン


ありがちなのですが、ポイント還元には、上限が設定されていいるのですが、ソレは3000円分となっています。
要するに3万円分のお買い物をするとその10%の3000円が利用したQRコード決済のポイントで還元されますよ〜といった内容ですね。
3万円分のお買い物って結構、デカいですよね〜3万円分をレコードで例えると2〜3千円くらいのレコードが8〜10枚くらい買えますよね。

どうやら当店は、そのキャンペーンの対象店らしく、このポスターが届いたようです。
コレね・・・オイラは「キャンペーンに参加したいですっ!」って手を挙げたワケではなく、ナンか自動でキャンペーンに参加しちゃってたんですよね〜。
タブン、店頭で利用しているキャッシュレス決済会社自体がこのキャンペーンに参加していてその絡みで当店が、キャンペーン参加店となったのかな・・・ん〜この部分は、正直どういった理由でキャンペーン参加店に選ばれたのか、まったく判りませんが・・・。

上記の「TOKYO元気キャンペーン」の詳細な内容では、対象のQRコード決済というのが決まっていてソレは、au PAY・d払い・PayPay・楽天ペイの4種類となっています。
当店は、コレ等の4種類のQRコード決済すべてが利用出来るので、ゼヒゼヒ奮ってご活用くださいね〜。
で、このキャンペーンの概要を読んでいて気が付いちゃったんですが・・・この一文です。
「対象のQRコード決済ごとに、キャンペーン期間中累計3,000円相当」
「対象のQRコード決済ごと」って書いていますよね・・・コレ。
というコトは、4種類のQRコード決済のすべてを利用すれば、12万円分の購入に対して12000円のポイント還元が受けられるというコトですね。
まぁ〜実際に4つのQRコード決済を駆使して満額のポイント還元をゲットしようというツワモノがいるのか判りませんが(笑)
この東京都が開催しているキャンペーンには、期間が決まっていて一応、2024年3月末までとなっています。
しかしっ!送られてきたポスターには、ナゼか「あと○日で間もなく終了」というキャンペーンが終了しますよ〜という終了告知のポスターも一緒に入っていたんですよね。
で、キャンペーンの概要を読み込むとこんなコトが書いています。
—————————————————————————
ポイント還元額が予算額に達する見込みとなった場合は、キャンペーン期間の途中でも早期終了する予定です。また、その他の事情により、キャンペーンを休止または終了する場合があります。
―――――――――――――――――――――――――
当店スタッフKのハナシでは、
「近所のスーパーマーケットでもこのキャンペーンやっていましたよ。もう食材買うのに結構使いましたよ!」
って言っていたコトから察すると・・・。
結構、都をあげて大々的なキャンペーンを展開している模様です。
しかも、当店のような趣味性の高い店舗だけでなく、スーパーマーケットの様な食材や生活雑貨なんかを販売している大規模店でもキャンペーン対象店になっているトコロから、予定では3月イッパイまで開催中となっていますが、早々にキャンペーンの予算が付きて早期終了するかもしれませんね。
タブン、そのアタリも東京都は解っていて終了告知のポスターまでつけているのかもしれませんね。
上記の動画では対象店は35万店にも及ぶトコロから前記したようにこのキャンペーンって各お店が「参加申し込み」したワケではなくってQRコード決済が利用できるショップが契約している決済会社自体がこのキャンペーンに参加しているのような方法となっているために35万店ものショップがキャンペーン対照店になっていると思われます。
上記の解説の動画では、このキャンペーンに充てられた予算は、91億円だそうです。
ん〜タブン、結構早いペースで予算が尽きちゃいそうですね。

というワケで当店で、ご来店でのレコードご購入のお客さんが、対象のQRコード決済でお支払いをした場合は、10%(上限3000円分)のポイント還元がされますよ〜というコトです。
ん〜コレは、実にオイシイ、キャンペーンですね。
当店では、WEBサイトで「来店受け取り」ですでに購入したいレコードを先に選んで店頭でお支払いにQRコード決済をお選び頂いた場合もこのキャンペーン対象となるので、実際に渋谷の店舗へご来店いただけるお客さんは、ぜひご利用ください。
あ〜レコードの交換針やカートリッジの買い替えにも利用できますよ。

もうお忘れの方もいらっしゃると思うのでオマケで追加情報なのですが「ハチペイ」っていう渋谷区が主催しているQRコード決済があるのですが、当店は、この「ハチペイ」の加盟店でもあります。
まぁ〜マイナーな渋谷区限定のペイなのですが・・・(笑)
ハチペイの解説はコチラ

この「ハチペイ」でも8%のポイント還元キャンペーンを開催しているのですが、このキャンペーンも2024年3月イッパイで終了となります。
当店のヘビーユーザーさんには、結構ご利用いただいているのですが如何せん、マイナーなペイなので知名度がね・・・。
コチラも合わせてご利用ください。

当店では、数年前にちょっとした話題になった国が推すキャッシュレス化の時にお店で利用できる決済方法を充実させたんですよね。
確か、2018年の頃ですね。
ちょうど、PayPayが超大盤振る舞いのキャンペーンを開催したり、国が手動してキャッシュレス化を推進してポイント還元していた時期でもありました。
その時の記事は、コチラ
中古レコード店のキャッシュレス化
そんな国が激推ししていたキャッシュレス化なのですが、アレから数年経った現在はどんなカンジかというと・・・
当店では、ココ直近の5日間で現金でのお買い物は、ナンとゼロ円っ!という状態です(笑)
確かに当店でも推していましたよ・・・キャッシュレス化。
しかし、現金売上がゼロ円になるとは・・・ん〜ちょっとフクザツな気持ちも無きにしもあらず的な(笑)
当店のような小規模店でもこんな状態ですからね、結構、国が推していたキャッシュレス化ってダイブ進んだんじゃないでしょうかね。
で、キャッシュレス化に関してはソレはソレでイイのですが、ちょっとした困ったコトもあります。
ソレは、お釣りの小銭が用意できない問題なのです。
当店でのお買い物は、結構な割合でキャッシュレスでお支払いされるのですが、たまぁ〜に現金でのお支払いがあるんですよ。
で、そんなお客さんが数人続くとお釣りの小銭がイッキに足らなくなるという状態になるんですよね。
特に海外のお客さんが現金でお支払いする時ってかなりの確率でお札だけでの支払いになるんですよね。
日本人が現金でお支払いする時って千円以下の端数を小銭で支払う場合が多いじゃないですか・・・タブン、財布の中を小銭でパンパンにしたくないって気持ちが働くのか、例えば4320円のお支払いだと5千円札と320円の小銭を出してお釣りで1千円札1枚受け取るみたいな支払い方をする人が多いんですケド、外国人の人って日本のコインがササッと出せないのか、とにかく1万円札でのお支払いが多いんですよね。
もしかして小銭を別に出すっていう支払い方法って海外ではあまりやられていないのかもしれませんね。
そんなパターンのお支払いが数人続くとお釣りとして予め用意していた100円玉とか10円玉、1円玉がイッキになくなってしまうんです。
今ね〜銀行で小銭を両替しようとすると手数料取られちゃうんですよね。
なので、オイラ自身はフダンの買い物って基本、キャッシュレスなのですが、お店のお釣りを用意する為に、あえて現金で支払いをしてその小銭をお店用のお釣りに流用しているという始末です。
はぁ〜コレは、コレでどうなんだろう・・・って思うんですケドね。

CHOCOLETTE / IT'S THAT EAST STREET BEAT
CHOCOLETTE / IT'S THAT EAST STREET BEAT の試聴
next recordsのサイトでCHOCOLETTEのレコードを探してみる

東京都が開催している今回の「暮らしを応援!TOKYO元気キャンペーン」、予想以上に早く予算が付きてしまって早々に終了するんじゃないかな・・・。
オイラは、神奈川に在住していて少し前まで神奈川県が主催していた「かながわPay」っていうアプリを使って支払いをすれば10%のポイント還元が受けられるというキャンペーンをやっていたんですよね。
個人的には、結構お得な「かながわPay」だったのよく利用していたのですが、アプリの設定が結構、メンドーだったようでお支払い時にレジ前でトラブっている人が続出しているシーンを何度も見かけたんですよね。
まぁ〜この手の操作が解る人には、ササッと出来るコトなのですが、フダンそういったアプリを使い慣れていない人はレジ前でエラーが出たりすると結構、詰むコトが多かったようです。
でも、今回の東京都のキャンペーンは、フダン使い慣れているQRコード決済アプリをいつも通り使うだけでポイント還元を受けられるのは、かなり敷居が低いと思うんですよね。
というコトは、このキャンペーン参加店が利用できるお店では使う人も相当多くなるんじゃないかな。
一応、3月末までに開催する予定ですが、来週くらいに「ハイ、終了ぉーーーーーっ!」ってなるかもしれませんね。

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店頭で接客しているとお客さんから「〇〇の時ってどうしたらイイんでしょうか?」という質問を訊かれるコトが結構な割合であります。
ホント、大したコトではなくってちょっとした疑問とかってカンジなんでしょうね。
当店は、渋谷という多くの人が訪れる繁華街に立地しているというコトもあって、最近レコードを聴きはじめたって人からレコード歴半世紀というベテランさんまで様々なお客さんがご来店されます。
そんなお客さんとの会話の中で「へぇ〜そんな疑問があるんだ・・・」ってオイラ自身も気が付かなかった様なコトもあったりして、この手のハナシは結構面白いんですよね。
時々、このブログでもそういったちょっとしたエピソード的なハナシはネタとして時々紹介させていただきました。

ココ最近あったオイラ的な面白いハナシだと、「レコードを買ったんだケド音が小さいんです」って質問ですね。
若い女性のお客さんだったんですが、中古のレコードプレーヤーをメルカリで手に入れたそうですが、メチャ音が小さいとのコトでご本人的にはレコードの針が壊れているんじゃないかな・・・という憶測で当店へ元々付いていたカートリッジを持参の上ご来店いただきました。
持参したカートリッジは、もうかなり年季が入っているカンジでタブン、30年クラスの物でした。
で、お店のタンテへ装着してみたトコロとりあえず音は鳴るので、問題なさそうでした。
で、はじめに訊いた「音が小さい」っていうワードから察するにレコードプレーヤーから出ている赤白のケーブルがアンプのPHONOではなくLINEに刺さっているんだろうなぁ〜って思いそのコトを伝えると「ハイ、ハイ・・・」ってご返事はあるんだケド、あんまり伝わっていなさそうだったので更にツッコんで
「音が小さいというコトですが、それってドコから音がなっているんですか?」って訊いてみると
「ココからです」という指をさしたトコロは、カートリッジでした。
「へ?あの、レコードプレーヤーからこんなカンジでケーブルが出ていると思うのですがソレは、どこに刺さっています?」って訊くと
「そのままですケド・・・」って。
要するにレコードプレーヤーは、手に入れたケドその先にはナニも接続されていなかった・・・というコトでした。
ん〜コレは、ちょっとマジか?(笑)ってカンジでしたケドね〜。
ソコからレコードを再生するためには、他にナニが必要なのかって解説をしたのですが・・・タブン、説明の半分も解ってもらえなかったかも。

また、当店ではレコードのカートリッジの販売も行っているのですが、当店でカートリッジを購入頂いたお客さまから後日、電話がありました。
ナンでも購入したカートリッジに付け替えたトコロ、針飛びが頻発してまともに再生出来ないとのコト。
いつも店頭でカートリッジを購入していただいたお客さんに関しては、「針圧調整の仕方って解りますか?」ってお訊きして「解る」というお客さんに関しては、「必ず針圧調整し直してくださいね」とお伝えして、「解らない」というお客さんへは、店頭のターンテーブルで針圧調整の仕方をレクチャーしているのですが、そのお客さんに関しては、「解らない」というコトだったので、レクチャーをしたのですが、ご自宅では、ソレがウマく出来ないとのコトでした。
ん〜詳しい状況が解らないので、今どんなカンジなのか針飛びしている状況をスマホで動画を撮影してもらい送ってもらいました。
見るともうあり得ないくらい針飛びしています・・・で、ターンテープのトーンアーム部分の根元部分がチラっと写ったのでその部分を見るとサブウェイとが付いていました。
000-sub
この赤マル部分のパーツ、サブウェイトという部品なのですが、結構重たいカートリッジを使用する時に使うパーツなのですが、フツーに販売されているカートリッジを使い場合ってホトンド、使うコトがないパーツなんですよね。
で、コレ取り外しができるんですが、取り外した状態は、こんなパーツです。
0-sub----
コレが付いていると針圧調整が出来ないんですよ・・・なので、このパーツを取り外してもらって再セッティングをしてもらい問題が解決しました。

「中古で買ったレコードのジャケットが少し破れているのですがどうやって直せばイイですか?」って訊かれました。
コレね・・・ホント、よくありますよね〜。
ジャケットの傷み具合ってメチャ気にする人とあまり気にしない人と結構、別れますよね。
そりゃ〜フツーの感覚だとジャケットはボロボロよりもキレイに越したコトないんですケドね。
しかし如何せん発売から何十年も経った中古レコードですからキレイな状態のジャケットもあれば、ボロいジャケットもありますよ・・・。
で、ジャケットの破れですが、一番よく見かけるのは、下記のようなジャケットの内側の接着面が剥がれている状態のヤツです。
IMG_0180
コレは、もう内側から剥がれた部分にノリをつけて再接着するのがベストです。
オイラがよく使っているのはコレですね。
000-semedainn
しかし、時々見かけるのですがセロテープを外側からピーっと貼って直す方法です。
コレは、絶対やらない方が良いですよっ!レコードジャケットとセロテープは、もう最悪の組み合わせだと思ってください。
カンタンなんですケドね〜セロテープで貼っつけちゃうって・・・だけど、レコードってもうあり得ないくらい長寿命なメディアなんですよね。
ソレは、セロテープがセロテープとして寿命を全うするよりはるかにレコードジャケットの方が長寿なワケです。
安易にセロテープで修正したレコードジャケットが10数年後にどうなっているかというと、もう接着力ゼロでカピカピに干からびてしまうんですよ。
そういったカピカピになったセロテープでなんちゃって補修されたレコードジャケットをコレまでにナン千枚も見てきましたからね〜。
しかもカピカピになったセロテープって剥がしてもその分部分が黄色く変色しちゃうのでホント、タチが悪いんですよね。
あとね・・・UK盤のジャケットなんかによくある底部分が裂けたジャケット・・・コレも決してセロテープで貼っつけちゃダメですよ。
もう裂けた部分をカンゼン修復は出来ないのでオイラが行った方法でベターな方法は2つです。
1つ目は、裂けた部分はもうソレ以上破れないように紙製のインナースリーブにレコードを入れてジャケットに収める方法です。
UK盤なんかでジャケットが避ける原因ってUK盤ではレコードとジャケットがそのまま直接入っていて、特に底部分や背表紙部分のジャケットとレコードの丸くなったイチ部分だけが直接当たるからジャケットが裂けちゃうんですよね。
なので、イチ部分だけ当たらないように四角い紙製のインナースリーブにレコードを入れて保管しましょうってコトです。
で、すでに裂けたジャケットの底部分は、「あて紙」をして補修するのが良いですよ。
オイラがよくやるのは、使わない紙製のインナージャケットのこの部分を裂けたジャケットのサイズに合わせて切って内側からノリで貼って補修する方法です。
IMG_0181
この時もセロテープは、ご法度ですよ。

ジェケットに貼ってあるプライスシールは、どうやって剥がせばイイですか?ってコトも訊かれました。
こういうヤツですね。
IMG_0182
シュリンクに貼ってあるプライスシールは、比較的剥がしやすいのですが、ジャケットにダイレクトに貼ってあるプライスシールは、爪とかでムリに剥がすとジャケットに剥がしたダメージが残るので、やはりそれ専用の「シールはがし」を使って剥がしたほうがイイですよ。
Manhattanとかciscoのプライスシールの粘着力はかなり強固ですからね〜なかなか手ゴワいです(笑)
で、当店では、さまざまな「シールはがし」を使って来ましたがもうココ10年くらいは、この3Mのクリーナー30を使っています。
3m
剥がしたいシールにスプレーして剥がすタイプのシールはがし剤なのですが、スプレーした後に5〜10分放置して粘着成分が充分に溶けた後に剥がすのがコツですね。
あとあると便利なのがコレ・・・プラスチックヘラです。
プラスチックヘラ
ホームセンターとかで数百円で売っているヤツです。
あ〜ちなみに「シールはがし」スプレーですが、シュリンクについたプライスシールを剥がす時は使っちゃダメですよ。
シールはがしの溶剤が、シュリンクに反応してしまってシュリンがベロンベロンになっちゃいますから決して、シュリンクにシールはがしは、厳禁です。

CHANGE / PARADISE
CHANGE / PARADISE の試聴
next recordsのサイトでCHANGEのレコードを探してみる

はじめは、お客さんからの面白エピソードとかを交えてブログ記事にしようと思って書き始めたのですが、ナンだか後半はTipsネタっぽい内容になっちゃいましたね〜。
というか、このブログのよく読まれている記事ってちょっとした問題解決的な内容をネタにした記事がよく読まれているんですよね。
要望があればですが、ジャケットの補修とか方法とか実演を交えて解説してもイイかもしれませんね・・・。

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kongas_whycantwe
以前、ブログにこんな記事を投稿しました。
今のレコード人気の先を想像してみた

レコードの人気が高まった理由や、今後のトレンドの可能性について2024年のいま時点でオイラが思うコトをツラツラと書いた内容なのですが、現象としてレコード価格の上昇だとか、需要と供給のバランスのコト、このレコード人気の規模感・・・更には、このレコード人気は、いつまで続くんだろう・・・ってちょっと憂慮している部分なんか等を書いたワケです。
まぁ〜20数年のレコード店を営んできたコレまでの経験みたいなコトを踏まえてタイトル通りの少し先のコトを想像してみたワケです。

で、その後にこんなニュースが立て続けにありました。
タワーレコード渋谷店がリニューアル TOWER VINYLが2倍の大きさへ!さらに洋楽、クラシックフロアも充実

レコード専門店「HMV record shop」が関西初出店! 2024年3月8日(金)、心斎橋にオープン!

そんなオイラが懸念しているコトとは、まったく真逆に大手の販売店は、「アナログレコードはまだまだイケるぜっ!」ってカンジでアナログレコード専門の販売フロアを拡張したり、新規で販売網を増やしたりと拡大・拡張路線へとまだまだイケイケドンドン状態のようです。
TOWER VINYL 渋谷ではリニューアル後は、コレまでの在庫7万枚から新品レコード6万枚、中古レコード4万枚以上増えて総数10万枚以上のアナログレコードの取扱になるそうです。大阪のHMVは、5万枚の在庫とのコト。
10万枚とか5万枚とか・・・モノスゴイ枚数のレコードですね・・・。
大手のレコード店なのでトーゼン、リニューアルや店舗を増やすコトに関してその費用対効果やかけた経費をどのくらいの期間で回収しようとか、もちろんどのくらいの売上を上げるとかキチンと計算した上で、「コレは、やるメリットがある」って判断した結果で実施するんだろうと思います。
モチロン、今のレコードのトレンドや今後の移り変わりなどもリサーチしてこの判断を下したってコトなんでしょうね。

HMVのアナログレコード専門店が渋谷にオープンしたのって2014年だったんですよね。
そのコトについてはオイラもこのブログで記事にしました。
「マジで?」HMV、渋谷に「中古レコード専門店」アナログ中心に8万点
もう10年も前のコトなんですね・・・。
正直にこの時のニュースは、オイラの中でもタイトル通りに「マジで?」って思ったワケです。
確かに2014年に既に下記の記事を書いていたので、その数年前からそのブームの兆し的な予兆はあったのですが・・・。
レコードってホントに人気なのか? 2014年版

まさかあのHMVがアナログレコードの専門店を渋谷に出店するとは、オイラの想像の遥か斜め上をイッていたワケです。
しかも1990年から2000年代前半の渋谷のレコード人気を牽引してきた渋谷レコード店御三家のひとつであるDMR跡地にオープンするというダブルで驚きの出店でしたしね。
オイラ的には、確かにレコードの人気がジワジワと高まって来ているというのは、雰囲気としては理解していましたが、その10年後の今、まさかこんな状況になるとは、思っても見ませんでした。
一応、2012年にオイラが書いた記事も貼っておきます。
レコードってホントに人気なのか?(2012年版)

コレ、今のレコードの人気を既に10年前に見据えての出店だったのか・・・って想像すると恐ろしいホドに的中していますよね。
その後に2019年にタワーレコードのアナログ専門店TOWER VINYLが新宿でオープン、2021年にTOWER VINYL 新宿が渋谷へ移転となります。
HMVもタワーレコードも今のレコード人気を見据えて2014年にHMV、2019年にTOWER VINYLをオープンさせたと思ったら恐ろしいホドのリサーチ能力だと思うんですよね。

で、そんなリサーチに長けた大型店舗が、奇しくも今年の同じ時期にアナログレコードの販売網を増やすというのは、更に今後のアナログレコードのブームの先読みをした結論としての展開だと思うんですよ。
まぁ〜実際、どうなるかナンてコトは、ホントわからないのですが、アタマのキレるマーケターさんとかは、こういった数年後のブームの先読みをして事業展開していくんでしょうね・・・ヤッパリ。

だけど以前にこのブログでも触れましたが、こういったブーム的な現象っていつかは必ず、収まるというか終焉を迎えるというのは世の常だと思うんです。
一般的には、このようなブームの起こりはじめから終焉に向かうまでにいくつかの段階があるようです。
起こり始め(エマージェンス)
ブームの起こり始めは、最初にごく一部の流行に敏感な人々の間で注目され始めたりします。この段階では、新しいアイデアや発見が少数の先駆者達によって広められていくんですよね。今回の場合だと、「80年代の日本のニューミュージックがメチャ、イイっ!」みたいな発見であったり再評価であったりがコレに当たるんでしょう。

成長と普及(ピーク)
その後、ブームが広がり、多くの人々に影響を与える段階となります。一般的にはエマージェンスから数年後に到達するみたいです。
この時期になると、メディアでの注目度が高まり、多くの人々が参加し始めて、商品の売上が急増し、そのトレンドが一般的に認知されます。
まぁ〜今でも、メディアでは相変わらず「アナログレコード人気」は、頻繁に取り上げられていますね。

成熟と定着(プラトー)
ブームは、一時的なものでなく、一定期間続く段階を迎えます。この成熟期には、多くの人々がそのトレンドに慣れてそれが日常的なモノになります。要するにレコードを買ったりレコードをコレクションしたりするというコト自体が、特に珍しいコトではなくフツーの趣味になるみたいなカンジでしょう。

終焉(デクライン)
こういったブームは、必ずしも永続的ではありません。飽和状態に達したり、ソレに変わる新たなトレンドが登場したりするコトで、ブームは終焉に向かいます。一部の人々は、興味を失い需要が減少します。メディアでの注目度も低下して、別のトピックが話題になります。
このデクライン期は、2000年代はじめ頃のDJブームを知っている人であれば、思い当たるのではナイでしょうかね・・・。

このブームの起こりはじめから終焉してゆく流れってコレまでの数々あったトレンドの変化にアテはめるとその時期の期間はそれぞれ違えど結構、この段階に沿っているようなカンジがしますよね・・・。
こういったブームの段階をレコード人気にアテはめると、今は「成長と普及(ピーク)」の段階にあたるのかな・・・。
というコトは、まだこの先にレコードの人気が拡大する余地があるというコトなのかもしれません。

前回の記事でも書いたのですが、アナログレコードで音楽を聴くコトとかレコードをコレクションするという・・・こういった趣味ってそのアイテムが普及している文化圏のみで認識されるコトだと思うのです。
要するにレコードを嗜むコトが文化として歴史的に定着していない国や文化圏では、レコードで音楽を聴くコトの良さ自体が、理解されにくいんと思うのです。
だけど今は、そういった世界のトレンドとかも国や地域・文化圏など関係なく情報として入ってきますからね。
オイラの認識ではコレまでレコードなんて全く意識されていなかった発展途上国の人々までがレコードを買いにお店を訪れたりしているのを見るとレコードの人気はモノスゴい広さにまで拡がっているのかもしれない・・・って思わざるをえないんですよね。

今の時期って中国で言う正月にあたる「春節」だそうで、今年は訪日中国人はとても少ないってニュースで伝えていました。
とはいっても渋谷では結構な人数の中国からの観光客は、メチャ多いですけどね。
でも、前回の中国人の爆買いがニュースになっていた時って、レコード店を訪れる中国人は皆無だったんですよね・・・たまぁ〜に香港から訪れるお客さんがいるくらいでした。
だけど今年は、明らかに中国本土から訪れた中国人客が増えてきようなカンジがします。
しかもチャンとレコードを買っているんですよ・・・。
タブン、中国でも今の世界的なアナログレコード人気のコトは伝わっていて、トレンドに敏感な中国人がレコードを買い始めたのかな?ナンてちょっと思ったんですよね。

いや〜ホント、今後どうなるかは、オイラには全くわからないですよ・・・だけど、HMVやTOWER RECORDの偉い人達は、この後に起こるだろうという予測を先読みして今、事業展開しているんでしょうね。

KONGAS / WHY CAN'T WE LIVE TOGETHER
KONGAS / WHY CAN'T WE LIVE TOGETHERの試聴
next recordsのサイトでKONGASのレコードを探してみる

こんなコトを書いていて「じゃあ、nextはどうすんの?」ってカンジですが、イロイロと思うトコロはあるのですが、どうしても以前のDJブームのコトがあって慎重なんですよね・・・。
ホント、ちょっとナンか起きるとスグに飛んでいっちゃうくらいの小さなレコード店だし大手の会社と違ってマンパワーも資金力も乏しいですからね。
それに中古レコードでオリジナル盤 12インチシングル専門っていうコトになると、どうしてもあまり手広く展開出来ないという現実もありますしね。
かといって、店主やスタッフが全く興味のない音楽やアイテムの販売するのは、つまらないですしね・・・。
まぁ〜地道にコツコツと、そして確実に積み上げていこうかな・・・って思う次第であります。

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このブログは、渋谷で唯一の12インチシングル専門のレコード屋、next recordsが、運営しています。

bushbabees_thelovesong_p
当店は、渋谷でレコード店を20年以上に渡って営業しているのですが、ホントに「最近、レコードを聴き始めましたぁ〜」っていう新規のレコード・リスナーさんが増えてきました。
お店、始まって以来ですよ・・・こんなにレコードを聴く人が増えてきたコトなんて・・・。
先日もはじめてのレコードプレーヤーを手に入れたというお客さんがご来店されました。
ナンでもレコードを聴き始めるのにアタリ、このブログ「渋谷レコード店日記」がとても参考になったとのコトというありがたいおコトバをいただきました。
で、探しているレコードがあるというコトなので「ナンですか?」って訊いてみると「2 PACのレコードってありますか?」というコトだったので今在庫している数枚のレコードをエサ箱からピックアップしてお出ししました。
すると「CALIFORNIA LOVEって曲は、入っていますか?」って訊かれました。
残念ながらCALIFORNIA LOVEの在庫は、なかったので正直、「すいません・・・CALIFORNIA LOVEは、在庫ないですね」とお伝えすると
「コチラのお店にお伺いする前に他のお店でも探したのですが、全然お店に売っていないんですよ・・・こういう時ってどうやって探せばイイのでしょうか?」と訊かれました。

「欲しいレコード・手に入れたいレコードがある」

「複数のレコード店を巡って探すのですが全然見つからない」
まぁ〜コレは、レコードを趣味としている人には超アルアルなよくあるケースです。
ある程度長い期間、古いレコードをコレクションしている経験の人であれば、その欲しいレコードを手に入れるためには、それぞれのタイトルに応じての難易度があったりするコトをなぁ〜んとなく、理解しているのですが、最近レコードを購入し始めた人は、そんなタイトルごとの入手難易度があるなんてわかりませんよね。
でコレ、ホント厄介なのがレコードのタイトルごとにその入手困難度が異なるという・・・要するに手に入れやすいタイトルもあれば、全く全然見つからないっていうタイトルもあるコトです。
そして今回、ご質問いただいた「2PAC / CALIFORNIA LOVE」のレコードですが、まぁまぁ見つからないレコードだったりします。
こういったなかなか出てこないレコードについては大体そのナンで見つからないのかっていう背景とか理由があったりするのですが、最近レコードを買い始めた人からするとフツーそんなの解らないですよね。
2pac_californialove
コレが2 PAC / CALIFORNIA LOVE のUS盤12インチシングルです。
この曲、2 PACとしては、イチバン知名度のある曲なんじゃないでしょうかね。
リリースは1995年なので今から29年前(!)の曲です。あ〜もうかなり古いレコードですね。
リリース当時は、Billboard Hot 100でもNo.1にもなったくらいなので相当ヒットした曲となります。
で、メチャ流行った曲なのですがCALIFORNIA LOVEってUS盤は、Promo盤だけしかリリースされていないんですよ。
この90年代ってメチャ流行った曲でもシングル盤として正規盤がリリースされないケースって結構あって、ナンでメチャ流行っているのにリリースされていないのかっていう正確な理由は、判りませんがタブン、レコード会社のプロモーション戦略だと思われます。
でもUS盤のCALIFORNIA LOVEは、Promo盤だけプレスされたのですが、ヨーロッパ盤は、フツーに正規盤がリリースされました。
ソレがコレです。
2pac_california_uk
1995年にレコード店の店先にフツーに並んで販売されていたのでコッチのヨーロッパ盤は、2000年以降も中古レコードでも比較的安価で手に入れやすかったんですよね。
で、1995年に爆発ヒットを記録したCALIFORNIA LOVEなのですが、その翌年の1996年に新曲としてリリースされた HOW DO U WANT ITのカップリング曲としてUS盤で正規盤がリリースされました。
ソレがコレです。
2pac_howdouwantit
この盤も結構、売れたので比較的手に入りやすかったですね。

だけどCALIFORNIA LOVE という同じ曲なのですが、Promo盤・正規盤・カップリング収録と盤によってそれぞれビミョーに内容が異なっているんですよ。
US盤Promo 12インチの内容は、コレ・・・ちなみに33rpmです。
A1   CALIFORNIA LOVE (LP VERSION)   6:29
A2   CALIFORNIA LOVE (LP INSTRUMENTAL)   5:40
B1   CALIFORNIA LOVE (REMIX)   6:26
B2   CALIFORNIA LOVE (REMIX INSTRUMENTAL)   5:36

EUプレスの正規盤 12インチシングルの内容は、こんなカンジ・・・45rpm
A1   CALIFORNIA LOVE (LONG RADIO EDIT)   4:45
A2   CALIFORNIA LOVE (LP INSTRUMENTAL)   4:17
B1   CALIFORNIA LOVE (LONG REMIX EDIT)   4:46
B2   CALIFORNIA LOVE (REMIX INSTRUMENTAL)   4:11

翌年にリリースされたHOW DO U WANT ITのカップリングのCALIFORNIA LOVEは、EU盤と同じCALIFORNIA LOVE (LONG RADIO EDIT)   4:45が1バージョンのみでの収録です。

イヤラシイコトにソングタイムが異なるんですよね・・・US盤PromoだとLP VERSION で6:29という超絶長いバージョンなのですが、EU盤だと4:45のショートバージョンにエディットされちゃっています。
コレね〜同じ曲なのでちょっとソングタイムが短いだけでそんなに変わらないでしょ?って思われるのですがUS Promo盤のブレイクのパートや後半のパートがメチャ、カッコイイんですよね・・・。
特に後半のROGERのあとを引くようなトーク・ボックスが最高にイイっ!


ちなみにEU盤のLONG RADIO EDITは、こんなカンジです。

確かに同じ曲なのです・・・しかしっ!ドッチが欲しいかって言われたら・・・。

当店では、渋谷にお店をオープンさせた2000年の時から既にCALIFORNIA LOVEのUS Promo盤は、多くの人が探している人気のレア盤だったのでそれなりにイイ値段で販売してきました。
だけど、大量にプレスされたEU盤に関しては、結構中古では、入手しやすかったので安価で販売していたんですよね。
しかし・・・昨今の世界的なアナログレコード人気の煽りを受けてこの入手しやすかったEU盤もレア盤化してきたという事情が・・・。

で今回、「2 PAC / CALIFORNIA LOVE」のレコードが欲しいってお客さんに上記の説明をしたんですよね。
オイラ的には、この曲の12インチシングルの特性をフツーに解説しただけなのですが、お客さん的にはかなり入り込んだ事情だったようでタブン、半分も理解出来ていないようなカンジでしたが・・・(笑)
で、「あ・・・別にシングルでなくてもよくってアルバムでもイイんですが・・・」と訊かれました。
2 PACのアルバムは、今だと激レア盤化しちゃっているのでもっと出てこないんですよね。
CALIFORNIA LOVEは、2 PACのアルバムだとALL EYEZ ON MEという4枚組のアルバムに収録されているのですが、コチラは12インチシングルよりも更に入手困難になっています。
ALL EYEZ ON ME
Discogsだと比較的に良いコンディションだと日本円で25000円くらいが相場のようです・・・そこに海外の送料がのっかってくるので3万円くらいってカンジでしょうか。

というワケで、2 PAC / CALIFORNIA LOVEという1曲のレコードを手に入れるだけでこういったバックグラウンドがあったりするですよ。
難しいですよね・・・こんなの余程のコトを知っている人じゃないと解りませんよ。
「タブン今日1日、渋谷のレコード店を巡っても1枚も出てこない可能性が高いかもしれませんね」ってお話しました。
で、「こういう場合ってどうやって探せばイイですかね?」って訊かれました。
コレね〜タブン、決まったタイトルのレコードを地道に足を使ってレコード店を訪れて探すのって限界があると思うんですよ。
イヤ、解るんですよ、そのタイトルのレコードが欲しいっ!手に入れたいっ!って気持ちは、充分理解できます。
だけど、ピンポイントで1枚のレコードを探すというのはあまりにも困難だと思うんですよ。
そのタイトルによって入手の難易度って異なりますからね。
ホント、熱烈に欲しいレコードは、常に気に留めておいて見つかれば「うぉっ!ラッキーっ!」ってくらいの気持ちでいたほうがイイとおもうんですよね。

で、オススメのレコードの探し方なのですが、訪れたレコード店の今すぐ買えるレコードの中から良さそうな曲を見つけるやり方のほうがイイんじゃないかな・・・ってオイラは思うんですよね。
今では、大体どこのレコード店でも気になるレコードの試聴をさせてくれるのでレコードの入ったエサ箱を見て、「コレ、良さそう・・・」って思うレコードの試聴をして購入するっていう方が、レコードを購入する楽しみがあるんじゃないかな。
そのためには、自分自身も音楽に対する感度をあげたりしてそれなりに努力も必要だと思うのですが、ピンポイントで欲しいって思うレコードは、気持ちとして留めておいて、コレまで知らなかった曲で良さそうって思うレコードとの出会いみたいなモノで購入するっていう購入方法も結構、良いと思うんですよね。

BUSH BABEES feat. MOS DEF / THE LOVE SONG
BUSH BABEES feat. MOS DEF / THE LOVE SONGの試聴
next recordsのサイトでBUSH BABEESのレコードを探してみる

渋谷や新宿にわざわざ訪れて足を使ってピンポイントで1枚のレコードを探し歩くというのは、ちょっと合理性にかけるかなぁ〜って思うんです。
そういったピンポイントの欲しいレコードを探すのはネット経由の方が、見つかりやすいと思うんですよね。
でも折角、レコード店を訪れているのであれば、ピンポイントで探しているレコード以外にも聴けば「コレは、イイっ!」って感じるレコードって必ずあると思うんですよね。
ドッチかというと、レコード店を訪れてレコードを買うっていう行為は、コッチの方が醍醐味があるんじゃないでしょうかね。
まぁ〜エサ箱を掘っている時に、「ンっ!コレはっ!」っていうビビビっ!っていうレコードから発せられる信号をカンジ取れる感覚が必要ではありますが、コレもそういった経験を積み重ねなければ習得出来ないですし・・・やはり、お店で掘るっていう経験は、大切なような気がするんですケドね。

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