渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

タグ:アナログレコードな話題

gabrielle_iwish_uk

2020年は、コロナの影響もあってレコードの買取査定の依頼がイッキにガクンと少なくなって来たのですが、ココ最近また少しずつですが、査定の依頼も増えてきました。
ホント、ありがたいです・・・。
まぁ〜サスガにね、レコードの買取査定とはいえ、渋谷から来たレコード屋のオヤジを無防備に家に招き入れるってコトにはならず、ホトンド配送により買取査定ですケドね。
当店のレコード買取査定の流れは、とりあえずたくさんの査定がある場合は、電話やメールで「レコードの査定をお願いしたいんですケド・・・」ってご連絡いただくケースが多いんです。
その時に、所有しているレコードコレクションのおおまかな内容をおお訊きして、当店の商品構成に沿うようなレコードコレクションであれば、「ゼヒ、査定させていただきますっ!」ってなります。

で先日、買取査定依頼のお客様よりこんなお電話をいただきました。
どうやら、当店より先に他店へ買取査定依頼を出したトコロ、その査定内容に納得できない・・・ので、ハナシをきいて欲しい・・・とのコト。

詳しい内容を訊くと・・・
●1000枚以上のHIPHOPの12インチシングル中心のレコードの査定。
●内容的には、90年代初期のタイトルが多くって、A TRIBE CALLED QUEST / GANG STARR / NAS / PETE ROCK & C.L.SMOOTH / 2PAC なんかのタイトルがUS盤オリジナルで多数含まれる。
●査定依頼したレコード店のHPには、12インチも「高価買取します」と書いてあったので配送による査定依頼をだした。
●しかし・・・1000枚以上のレコードコレクションのすべての査定額が、希望する額に全然至らなかった・・・。
といったご相談でした。
で、「コレって正しい査定なのですか・・・?」って訊かれました・・・。

タブン、おハナシを訊いたカンジだと90年代後半のHIPHOP系のDJ人気の真っ只中に大枚をはたいて中古レコードで購入されたんだろうな・・・っていうカンジのコレクションのようです。
レコードを処分される人にありがちなのですが、ご自身のレコードコレクションを過大評価しがち・・・っていうケースがよくあります。
やはり単純にレコードだけの評価ってよりも、ソコに至った思い入れや熱量なんかも多大に加味されちゃいますからね・・・そういう気持ちになるのもよ〜く解ります。
しかし、1000枚以上のHIPHOPのレコード・コレクションでその内容からお客さんから聴いた査定額は、ちょっと・・・メチャ低いんじゃないかな・・・って思ったのでそのままオイラがカンジたコト伝えました。
まぁ〜電話でおハナシしただけで実際のレコードを見ていないので、ホントのトコロは解りませんケドね。
結局、お電話いただいたお客さんは、査定依頼を出したレコード店の査定内容がまったく全然納得できないというコトで、最初に査定依頼出したレコード店から全レコードを引き上げて当店へ改めて査定依頼をしていただけました。
他店の査定内容に納得できなくて当店へ依頼していただけるのは、ウレシイんですが、ん〜ナンダカ、フクザツな気持ちです・・・。

査定を希望しているお客さんが、どのレコード店へ買い取り依頼を出すのかは自由ですし、査定依頼をしたレコード店から提示された査定額を見て処分するのも、しないのも自由です。
しかし、オイラの心境は・・・ってカンジです(笑)
で、数日後に引き上げられたダンボールに入った大量のレコードが当店へ送られていました。
ん〜他店で査定されたレコードがそのまま当店へ来ちゃうって、あまりこういったケースってナイのでちょっと生々しいです・・・。
中身を確認してみると・・・コレがなかなかホントに良いコレクションなんですよ。
事前におハナシで聴いた通り、US盤オリジナルの12インチがドッチャリ入っていました。
だけど、内容を見て解ったのですが先に査定をしたレコード店は、オイラからすれば、かなりトンチンカンな査定をしているのが解りました。
あまりにも生々しいハナシなので査定額部分は伏せますが一瞬見ただけでも「イヤ〜サスガにこの内容で●円は、ナイだろう・・・。」って思ったホドです。
依頼を出したお客さんが納得しなかったのもナンとなく解るような気がします。
確かに最近は、CLUB MUSIC系の12インチシングルの買取査定は、ドコのレコード店でも積極的に買い取りしていない実情がアルのは事実のようです。
以前にもこのブログでも書きましたが、大手の中古レコード店でCLUB MUSICの12インチシングルの買い取りのコトを電話したら、内容も訊かずに「安いですよ・・・」ってあからさまに言われるケースも多いようです。
にしてもですよ・・・やはり、内容を見てちゃんと判断すればそれ相応の査定になると思うんですケドね。

買取査定を実施している中古レコード店で「高価買取」や「高額査定します」って文言がよく書いているじゃないですか。
あのワードって「なんかナゾだな〜」ってオイラは以前より思っているんですよね。
ナニを持って「高価買取」なんでしょうね・・・基準は、ドコにあってソレよりもどれくらい高額に査定しているのかっていうコトもわからないナンダカ、フワッとしたキーワードのような気がします。
いっそのコト、「他店の買取明細を提示してくれたらソレよりも●%増しで買い取りしますっ!」ってくらい宣言したほうがわかりやすんじゃないかな・・・って思ったりもします。

GABRIELLE / I WISH
GABRIELLE / I WISH の試聴
next recordsのサイトでGABRIELLEのレコードを探してみる

結局、送られてきたレコードの全数を査定を終えてその詳細をリストにしてお客さんへ送るとソッコーで
「それでお願いしますっ!」って快くOKしてもらえましたっ!
ん〜タブン、先に依頼したレコード店から提示された金額の何倍もの査定になったので、タブンそれが判断の基準になったんじゃないでしょうかね。
先に査定を依頼したレコード店は、HIPHOPの12インチはそれホド、積極的にチカラをいれていなかったんでしょうね。
もはや「高価買取」の本来の意味は、あんまりなくって「買い取りしています」ってコトと同じ意味でしかナイようなカンジなんでしょう。
というワケで、他店での買取査定に満足できない時には、ゼヒ渋谷 next recordsにもお問い合わせしてみてくださいっ!
相談だけでも全然OKですよっ!

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shannon_givemetonight

時々、書いてる「徒然シリーズ」です。
ヒトツのテーマでは、なかなかまとめにくいコトを書き綴るという、人気のコーナー(ウソ)

●当ブログの人気記事
梅雨明けして一気に真夏モードに突入してきましたね。
コレ、毎年そうなのですが、この時期になると過去に書いたとある記事がメチャ読まれるようになります。
ソレが、コレっ!
レコードは夏に弱い・・・マジでスグに曲がってしまうので注意!
別に書いている内容は大したコトないのですが、タブン、ナン人かの人が「夏の暑さでレコードが変形してしまった」もしくは「これだけ暑いんだからレコードに良くないのかも・・・」ナンてカンジでナンらかのキーワードでGoogle検索してこの記事にたどり着いたんだと思います。
もう熱で曲がってしまったレコードは、ゼッタイに元には戻らないし、レコードは、夏の暑さにメチャ弱いので気をつけましょうね・・・っていう、熱中症と同じレベルの注意喚起でしかナイんですけどね。
だけど、タブンですけど・・・レコードが熱に弱いってコトは、古くからのレコード愛好家ではトーゼンの事実なのですが、もしかしてココ最近レコードを買いはじめた人からすると「えっ!そうなの?」っていうコトなのかもしれませんね。
記事でも書いていますが、ちょっとぐらいなら大丈夫だろうって思うかも知れませんが、夏の炎天下だとホントに5分くらいで変形しちゃいますよ。
変形っていうより、どちらかというと「溶けてしまう」って言ったほうが正しいかもしれません。
マジで気をつけてくださいね。

●知人の中古レコード店主がYouTubersに
いつもお世話になっている同業者でもある中古レコード店主の知人が、まさかのYouTubersになっていました。
ソレがコレ・・・。

ココに動画貼ってもイイのかちょっと悩みましたが・・・まぁ〜オイラに「チャンネル登録ヨロシクっ!」ってLINEでメッセージを送って来るくらいなので、全然公開OKってコトなんでしょう・・タブン。
とういうか、YouTubeに動画をアップするって見て欲しいっていう絶対的な欲求あるからタブン大丈夫でしょう・・・タブン。
ご登場のレコード店主は、池袋にある「だるまや」のビリーさんです。
池袋では言わずとしれた老舗の中古レコード店なのですが、ナゼかクラフトビール屋さんになっていました・・・(笑)
もうかなり、謎だらけの転身で、ちょっと心配になるレベルです。
しかも、驚きなのが中古レコード店で、クラフトビールを併売するという驚愕のハナレ業っ!
おまけに本格的なビールサーバーを導入してその場で飲めるという・・・。
レコードとビールの併売というのはアル意味、ヤバいような気がします・・・が、もしかしてビールをガンガン飲んでもらってレコードを聴かせて購入に結びつけるという営業方針なのかな・・・?
ん〜確かにお酒に酔うと、イイ曲なのが更に何倍にもイイ曲になって聴こえますからね〜しかも、そこで聴いたレコードを購入もできちゃうという。
オイラも、お正月にとあるレコード店の新年明けましての振る舞い酒を頂いた時に酔ってン万円もレコードを買っちゃったコトがありますからね。
ん〜しかし、知っている人が、YouTubeに素人しゃべりで出演している様子を観るのって、ナゼかちょっとコッチまで気ハズかしい・・・(笑)

●レコード店と東京オリンピック開催
今日から緊急事態宣言の真っ只中で東京オリンピックが開催されますね〜。
トコロで、1ヶ月前にこんなコトを書きました。
ひと月後のイベントの影響を妄想してみた。
いや〜しかし、2021年7月23日の開催に至るまでホント、イロイロなコトがありましたね〜。
上記の記事でも書きましたが、コロナ問題が存在しない状況で本来の日程通り2020年に開催されていれば、日本中がイイ意味での経済的な大爆裂があったと思うのですが、現実は・・・ってカンジです。
オイラが大・大・大期待していた訪日客は、まったくナイ状態での開催なのでオリンピック期間中はタブン・・・いつもの状況と変わらない様な気がします・・・。
だけど、もしかして・・・もアルかもって淡い期待も持っていたりします。
というのも、意外と人が外出するようなイベントにレコード店の販売は影響されやすいんですよね。
例えば、ゴールデンウィークとか、お盆時期の連休とか、年末年始って結構、人が旅行したり里帰りしたりで移動するでしょ・・・そういった人の移動が絡むとレコードって買って聴いてもらえなくなるんですよね。
逆をいうと、台風とか大雪とかのようにナンらかの事情があって人が家にいる時間は多くなるとレコードがよく売れるんですよね。
このコロナ禍での巣篭もり需要っていうのもまさにコレです。
で、オイラの思う淡い期待というのは、オリンピックもTV観戦だけになったし、コロナもまた再び感染者が爆増しているので自宅にいる機会が増えて、レコード聴こうかな〜ってなるかも・・・知れない・・・という。
まぁ〜どうなるかは、解りませんケドね。
イロイロ揉めに揉めたオリンピック開催ですが、日本人選手が活躍してメダルを取りまくったら、もしかして流れが一気に変わるかもしれませんしね。
一体どうなるコトやら・・・ってカンジです。

SHANNON / GIVE ME TONIGHT
SHANNON / GIVE ME TONIGHT の試聴
next recordsのサイトでSHANNONのレコードを探してみる

いや〜しかし、池袋の中古レコード店のだるまやさん・・・ナンで、ビールをレコード店内で販売するコトになったんでしょうね。
店主のビリーさんが大のビール好きなのは、知っていましたが、レコード店とは別にコダワリのクラフトビール専門店をオープンさせるっていうのならまだ解るのですが、レコードとビールの併売は、かなり異端な発想のような気がします。
で、YouTubeの動画もレコードのハナシはホトンドなしで、クラフトビールのネタが大多数という・・・。
しかし、イチバン再生回数をタタキ出しているのは、ビリーさんの思惑とは真逆のレコードのコトをネタにした動画という・・・。
もうフツーにレコードの紹介をしたほうが、イイような気がするのですが・・・。
まぁ〜でも天下のYouTubeで顔出しで、バーンと新規事業のクラフトビールの販売のプロモーションをヤっちゃうという行動力は、スゴイなぁ〜って素直に思います。
オイラもヤって見ようかな・・・YouTube・・・
「ハイっ!渋谷の12インチシングル専門のレコード屋、ネクストレコードですっ!今日紹介するのは、コレっ!ジャーーーーーーンっ!」ってカンジで。
「この動画を見てイイなと思ったらゼヒ、チャンネル登録とイイねボタンをポチって押してくださいっ!」
って見てもらえます・・・?(笑)

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bananarama_ihearda

こんな記事を読みました。
「なぜ人は若い頃に聞いた音楽を好むのか?-GIGAZINE」
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学生時代に流行していた曲を聞くと当時のことを思い出すという人は多く、音楽が記憶と密接に関係していることは多くの人々が実感しています。「有名人が思い出の曲を過去のエピソードと共に披露する」といったTV・ラジオ番組が多くの国で放送されているほか、認知症の患者に懐かしい音楽を聞かせる音楽療法なども広く行われています。
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コレね・・・ホント、多くの人が実感していると思います。
音楽と記憶ってかなり強く結びついているってコトですね。
じゃあナンで、音楽と記憶の結びつきが強くなるのかというと、記事によれば・・・
「自己定義につながる自伝的記憶を若い頃に聴いた音楽を聴くコトで呼び起こす」からだそうです。

ん〜文章で書くとナンだか小難しいコトを書いているような気がしますが、要するにはじめての新しい体験を経験した時のコトをその当時聴いていた音楽を聴くコトによって、再び思い出すってコトなんでしょうね。
で、しかもこの思い出すってコトを何度も繰り返すコトによってより音楽と記憶の結びつきが強くなる的なカンジになる・・・みたいなコトなのかなぁ〜。

研究では、「14歳頃にヒットした音楽が最も多くの自伝的記憶を呼び起こしたとのこと。」と記載されています。
日本だと、中学2〜3年の頃ですね・・・。
オイラだと当時、テクノ・ポップとNew Waveにガッツリとハマっていた時期です・・・。
そういえば、中学2年の時はクラスメートの●●くんと音楽についてよくハナシしていたなんぁ〜ナンて、一瞬で思い出しちゃうんじゃないでしょうか

ん〜確かに14歳だけでなく10代中頃から30歳くらいまでの記憶ってその当時の音楽を聴くコトによって、トリガーのように思い出すケースってメチャ多いような気がします。
コレ、思い出の記憶だけ単体で思い出そうとするとちょっと考えなきゃイケないんだけど、音楽から関連付けて記憶を辿ると結構、カンタンに思い出せるというカンジですね。

以前にもこのブログで取り上げた「Roots of 電気グルーヴ ~俺っちの音故郷~」に新しい動画がアップされていました。
今回のハナシは、Depeche Modeですね。

もうコレなんてカンゼンに電気グルーヴのお二人が、当時聴きまくったレコードとその時の関連するエピソード・トークがそのまま動画になっているというスタイルですね。
この動画シリーズ、すでに4本目なのですが、二人が嬉々として語ってますね〜。

当店もレコード販売という商いをしている都合上、ご来店いただいたお客さんと音楽 & レコードの話題を頻繁にするのですが、40歳を越えた年代のお客さんは、手にとったレコードを眺めながらの「あの時、ワタシは・・・」的なハナシになるケースがメチャ多いですね。
だけど、20代のお客さんとハナシをしていても「あの時・・・」トークには、あんまりならないんですよね。
上記の記事の元論文によると・・・Reminiscence bump(回想バンプ)という状況が起こることが解っているそうです。
Reminiscence bump(回想バンプ) を要約すると・・・
10〜30代に経験したコトは、経験した直後やその短期間には、それほど強い思い出にはならないが、40代になると10〜30代のその当時の思い出が、強く盛り上がってくる(バンプする)というコトだそうです。
タブン、20代とかだと現在進行形で音楽と記憶を積み上げ真っ最中という時期なので、記憶の熟成度がまたなのかもしれません・・・あと、20年くらい熟成が必要なのかもってコトなのかな。

ある程度の年齢を重ねた音楽好きな人が言いがちな物言いとして・・・
「最近の音楽はつまらない・・・」
「昔の音楽の方がイイ曲があった・・・」
っていうのがあるのですが、コレは昔の方が名曲が多かったってコトでは決してなくって、無意識的に自分の記憶とその当時の音楽を関連付けて自分が昔きいた音楽をポジティブな印象にカンジている・・・っていうコトで説明付けることができるそうです。

確かに・・・コレは、あると思います。
ソレに更に加えるなら、年齢を重ねていくコトによって「新しい音楽を聴いた時の感受性が、鈍くなっている」っていうのもあると思います。
言い換えると、感受性の老化現象なのかも・・・(笑)
オイラも音楽を扱うシゴトに従事しているので、どんな曲でもフラットな耳で聴くように・・・って努力していますが、常に新しい音楽に対する感受性を維持するっていうのはなかなかタイヘンであります・・・(笑)
いつリリースした曲に関係なく「イイ曲は、イイっ!」ってピュアな気持ちで音楽を聴ければいいな〜って思う次第であります。

では、BANANARAMAの曲でも聴いてその当時のコトを思い出してみてください〜。

BANANARAMA / I HEARD A RUMOUR
BANANARAMA / I HEARD A RUMOUR の試聴
next recordsのサイトでBANANARAMAのレコードを探してみる

つい先日も、はじめて入荷した2004年にリリースされたR&Bの12インチを店内でプレイしたトコロ、当店のスタッフ2人が当時、一緒にアメリカに買い付けに行った時のコトをレコードをかけた瞬間に同時に思い出すという・・・コトがありました。
スタッフ2人が同じ体験をその場で共有してさらにその後、17年間一度も聴いていなかったにも関わらず、17年ぶり聴いただけで「あの時、一緒に買い付け行きましたよね〜」ナンて会話が始まって更にその時にあんなコトや、こんなコトがあったとかなど当時のエピソード・トークが始まったりしました。
オイラは、その時、店番していたのでその思い出は共有出来なかったのでちょっと疎外感をカンジましたが・・・(笑)

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sosband_noonesgonnaloveyou
ナニやら難しいワードをタイトルにしてカッコつけちゃっていますが・・・(笑)
こんな記事を読みました。
「店頭でワクワクしながらCDを選ぶ」という人が絶滅危惧種になった本当の理由
〜ユーザーに愛されるサービスは何か〜

レコード店を営んでいるオイラからすると、かなり興味深い内容のコラムです。
カンタンに解説すると、こんなカンジのコトが書かれています。
------------
●音楽を聴いて楽しむ人は、もっと自由に聴きたい音楽を選びたいと思っていた。

●いままでは、そういった自由に音楽を選んで聴くというコトに手間がかかっていた。

●しかしテクノロジーの発達で、安価なサブスクで大量の楽曲の中から自由に音楽を選んで楽しめる環境が整った。

●だけど、その「選択の自由」が得られると、自分の意志ではなくシステムのレコメンドに頼るようになった。

●実際、ユーザーは、システムがセレクトしたレコメンドを利用している。

●ユーザーは「選んでもらわなければ」、選べない・・・という状況になりつつある。

●サービス提供側は、よりユーザーの好みの選好を解析ことになる。

●しかし、最適化されたレコメンドだけでなく適度にユーザーを裏切るレコメンドも必要かも。
------------
実際、リアルのレコード店での販売と並行してオンライン販売を行っている当店ですが、上記で書かれているコトに関しては、「ナルホド・・・」と思うフシがイロイロあったりします。
コレ、「選択のパラドックス」とか「ジャムの法則」とかって言われるモノとかなり関係しているのかもしれません。

「選択のパラドックス」っていうのは、選択肢が多いほど自由に選べてイイよねって思われがちなのですが、実際は、たくさんの中から選ぶのがタイヘンだとか、目移りしちゃって選べないっていう苦痛を伴うっていう現象のコトです。

で、「ジャムの法則」っていうのは、スーパーマーケットで、6種類のジャムを用意した場合と24種類のジャムを用意した場合とでどちらが売れるかという検証実験をしたら6種類のジャムを用意した場合のほうが10倍売上が高かったというコトからきた法則です。

2つのケースから言えるのは、「ヒトは、選択肢が多すぎると考えることにストレスを感じちゃって、選択をやめやすくなる・・・」というコトが解ったそうです。

実際に、お客さんがレコード店に訪れても、WEBサイトに訪れていても、レコードを見ている =(イコール) 選択を迫られている という状況がず〜っと連続して続いているワケです。
コレ、あまり意識されていませんケドね。
当店には、販売している12インチシングルだけで約8000枚以上の商品が出ているのですが、自分が好みのレコードを選ぶというコト自体は本来、楽しくてワクワクする行為であると思うのですが、あまりにもたくさんありスギると・・・
「どれを選べばイイんだ〜!?」って選択に困るという事態に陥りやすいんですよね・・・。
コレ、ホント・・・よくあるんですよ。

お店を営んでいる側もそのアタリはよく解っていて、お客さんの判断のキッカケになるような材料や要素を盛り込んでいるのですが、なかなか難しいんですよね。
で、先の記事には、ユーザーの好みの選好にそった内容のレコメンドを積極的に行う、しかしソレだけではなくって、ユーザーの期待を裏切る射程外からのレコメンドも時々やっちゃう・・・みたいなコトが書かれています。
コレね〜NetflixとかSpotifyとかってゴリゴリのIT企業がビッグデータを集めて独自開発した最先端のAIを駆使して出来るサービスでしょ・・・ってやっかみ気味に思うのですが・・・(笑)

店頭での販売においては、nextではAI(Artificial Intelligence)即ち人工知能ではなく、HI(Human Intelligence)でシンプルにマンパワーでお客さんにレコメンドしているのですが・・・(笑)
コレが、もう冗談でなくかなりヒット率が高いのです。
ひとえに優秀なスタップのタマモノなのですが・・・。
例えば、よくご来店していただけるお客さんであれば、「タブン、こんな曲好きかも・・・」って思うレコードを、お客さんがエサ箱をチェックしている最中にオススメ曲をプレイするコトで、その反応を見たりしています。
ソコはあえて、「コレどうですか?」って訊かずにそれとなく自然にプレイするという・・・カンジですね。
手前ミソですがそんなオススメのエキスパート・スタッフのタマモノです(2回目)
ご来店のお客さん曰く、「ココの店に来ると、ナンかいつも自分が好きそうな曲が、かかっているんですよね〜」って言ってももらえたりします。
まぁ〜そういった雰囲気を作っている・・・っていうのが、ホントなんですケドね。
だけど、コレ、マンパワーでヤっているからどんなパターンでも縦横無尽に対応可能なのですが、やっぱり限界がありますからね。
なかなか難しい・・・です。

やっぱりいくら大好きなレコードでも自分だけの知識や経験だけで膨大な枚数のレコードから、イイレコードを選ぶというは、ホント骨の折れるコトなのかもしれません。
ご来店のお客さんの数がそれホド、多くないのでこういったお客さん対応ができるのですが、オンライン販売の方はというと・・・なかなかハードル高いですね〜。
当店でもコメントに工夫したり、関連するワードをタグにしたりしてやっていますが・・・。
でも実際、サブスクサービスを提供している企業では、サービスに組み込まれつつあるトコロからすると、もしかしたら、ナン年か後には、当店の様なスモールビジネスのWEBサービスにも実装されるかもしれませんね〜。

S.O.S. BAND / NO ONE'S GONNA LOVE YOU
S.O.S. BAND / NO ONE'S GONNA LOVE YOU の試聴
https://www.nextrecordsjapan.net/soundfile/classic/s/sosband_noonesgonna.mp3
next recordsのサイトでS.O.S. BANDのレコードを探してみる
https://www.nextrecordsjapan.net/index.php?dispatch=tags.view&tag=S.O.S.+BAND

最近だとオイラがインスタで紹介したレコードが、かなりの確率で購入してもらえていたりするっていうコトもよくあります。
ナン人かのお客さんに「ネクストさんのインスタで見て良かったので買いました〜」って言ってもらえたりしている(ホント、ありがとうございますっ!)ので、やっぱりコレ、先に書いた「ジャムの法則」が発動しているんじゃないかな〜って思ったりします。

また、別パターンではありますが、nextでは、オススメのレコードをジャンル別のタグから選べるページを作っていたりします。
DISCO / DANCE CLASSICのタグから選べるオススメ

HOUSEのタグから選べるオススメ

HIPHOPのタグから選べるオススメ

R&Bのタグから選べるオススメ

ご自身でレコードのリストから好きな曲を選ぶのもアリですが、別の角度か見たセレクションで選ぶっていうのも新たな発見があるかも・・・?

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moderntalking_atlantis_ger
時々このブログでも書いているコトなのですが、最近ホントに
「レコードを聴きたいのですが・・・」っていうアナログレコード・ビキナーさんがメチャ増えてきた様な気がします。
いや・・・コレは確実に増えてますね・・・。
というのも、店頭に立っているとそういったアナログレコード・ビギナーさんから様々なバリエーションの質問されるシーンが増えてきました。

そんなアナログレコード・ビギナーさんは、イロイロな悩みをいだきながら
「コレ、どうしよう・・・」
「ナニがダメなんだ・・・」
「ドレを選べばイイのか・・・」ナンてカンジでオイラににしてみれば
「そんなコトで悩んでいるの?」っていうホント、些細なコトでアタマを悩ましている様なカンジがするんですよね。
主にレコード関係のコト、オーディオ関係のコト、音質のコト・・・といった悩みなのですが、ピンポイントで「この部分がわからんっ!」っていうのであれば、解決方法もシンプルでイイのですが結構な割合でわからないコトが多すぎてアタマの中でゴチャゴチャになっているような様子もあったします。

そうったレコードビキナーさんから時々、「えっ〜〜〜〜!?」って思う時もあったりします。
例えば・・・
「大きさの違うレコードは、ソレ用のプレーヤーが必要なのですか?」とか
「レコードって何回も聴くと音が出なくなるのですか?」など、ちょっとソレ・・・って思っちゃう相談もあったりします。
先日、お向かいのFace Recordsさんから「渋谷エリアのレコードマップを作りましたので店頭においてください」ってカンジでフリーペーパーを受け取りました。
内容はこんなカンジなのです。

で、エリアのレコード店の紹介に添えて「How to Play レコードの聴きかた」ってコトがイラストで紹介されていました。
ま〜フツーにカンタンに書いているだけなのですが、もしかしたらココ・・・レコードプレーヤーを手に入れよう、次にオーディオに接続してみよう・・・って初期の初期のトコロから解説したほうがイイのかもしれませんね〜(笑)

オイラも店頭で「レコードで音楽を聴きたいのですが・・・」ってはじめてレコードを聴くお客さんには今までに何度もレクチャーしたコトがありますが、コトバで解説してもタブン、ホトンド理解出来ていないようなカンジがします。
初期段階で特に多くのビギナーさんを悩ませるのは「PHONO端子」の存在のような気がします。
最近は、自宅にオーディオ機器がまったくナイっていうケースが多いようなんですよ、なので「レコードで音楽を聴きたいっ!」って思い立っても実際にレコードを聴けるような環境を揃えるまでのそのハードルがメチャ高い・・・その第一の難関が「PHONE端子」ですね。
すでの解っている人からすると全然難しいコトなんてナイんですケドね。
質問されるお客さんにしてもレコードを聴くには、ゼッタイにレコードプレーヤーが必要だというコトは、解るのですが実際に音を鳴らすためには、アンプ・スピーカー・カートリッジなども無ければ音が鳴らせませんからね。
そういったヤヤコシイコトを全部まとめてオールインワンにした一体型レコードプレーヤーっていうのもありますしね。
もう周辺機器とか接続と解らなかったらその一体型レコードプレーヤーを買えばイッパツですべての問題は解決できてイイのですが、音質面ではホント必要最低限のモノが内蔵されているという状態なのではたして、コレで満足できるのか・・・っていう部分もあります。
この一体型レコードプレーヤーなのですが、店頭でもビギナーさんから「アレはどうですか?」って質問を受けるのですが、「お手軽でイイとは思いますケド、音質面はホント、とりあえず音が鳴っているという状態ですよ」って正直に思っているコトをお伝えしています。
とにかくお手軽にレコードで音楽を鳴らせる状態を得たいのでアレばオススメなのですが、当店で質問されるホトンドの人が「イイ音でレコードを聴きたいっ!」っていうのが欲求としての本質だったりするので、タブン満足しないんじゃないかな〜って思うんですよね。
実際にとりあえず聴ければイイというコトで一体型レコードプレーヤーを買った人は、それでは満足できずにその後、買い替えたってコトを何度か聞きましたしね。

ある程度イイ音でレコードを聴きたいとなるとアンプにレコードプレーヤーを接続する必要があるのですが、そのアンプに「PHONO端子」がついているのか・・・ってコトなんですよね。
今は大手の電器店に訪れても店頭にアンプなんて並んでませんしね・・・よくあるケースが、すでにコンパクトなミニコンポを持っているってパターンです。
ま〜でもね〜昭和時代のミニコンポならPHONO入力ついていますが、サスガに平成時代のミニコンポには、PHONE入力ついていませんしね・・・となると別に、PHONOアンプ(PHONOイコライザー)を用意しなきゃイケない・・・というコトになります。
だけど、そもそも持っているミニコンポにPHONOアンプ(PHONOイコライザー)を接続できるAUX入力(オグジュアリー入力)ついているのかというハナシになります。
もうPHONOだとかAUXだとか、はじめて聞く知らないワードを連発されても理解できないですよね。
しかも「持っているミニコンポにPHONO端子かAUX端子は、ついていますか?」って突然訊かれても解りませんよね。
コレね〜タブンですが、レコードから実際に音を鳴らすための方法は、何通りもあるコトが事態を解りにくく難解にしているような気がします。

さらに当店では、DJプレイ向きな12インチシングルを扱っているコトも影響しているのか、「はじめてレコードではじめてDJプレイしたいっ!」っていう「ダブル・はじめて」状態となるとそのハードルが更にググ〜っと高くなる・・・という。
はじめての人からすると未知の領域であるレコードを聴くトコロからDJプレイしたい・・・というもう数段上の領域までたどり着きたい・・・出来れば、スクラッチとかカッコよくプレイしたいっ!という・・・。
レコードやオーディオは、お金だけの問題で解決出来るコトなのですが、DJプレイとの領域となると、別次元ですからね〜。
「どうすれば上手くDJプレイが出来ますか?」なんて質問もあったりします。
もう上手い人のプレイを見まくって、レコードを何度も聴いて、センスを磨いて練習あるのみ!ってカンジでしょうね。

MODERN TALKING / ATLANTIS IS CALLING (S.O.S. FOR LOVE)
MODERN TALKING / ATLANTIS IS CALLING (S.O.S. FOR LOVE) の試聴
next recordsのサイトでMODERN TALKINGのレコードを探してみる

レコード・ビギナーさんとイロイロなハナシや相談を受けてきてカンジたのですが、「選択に失敗したくない」感っていうのを結構、カンジちゃうんですよね。
レコードプレーヤーは、SL-1200がマストっ!みたいなカンジです。
ま〜実際にココ最近、Technics SL-1200のニーズが以前より更に高まってきているような気がしますしね。
たしかに、ターンテーブルに関してはオイラもそう思いますケドね。
だけど、オーディオ全般に関しては、その組み合わせやセッティングの仕方で音質はかなり変わっちゃうので、コレがマストっ!コレを買えば間違いナイっ!・・・みたいなコトってナイと思うんですよね。
「スピーカーは、BOSEとJBL、ドッチがイイんですか?」ナンて質問されても応えられませんよ・・・ホント。

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