渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

タグ:アナログレコードな話題

mondogrosso_life
最近、ホント、全くレコード世代でないお客さんのご来店が増えてきました。
そうはいっても相変わらずレコード店のオッサン率は激高なのですが、そんなオッサン連中の中に混じってチラホラと10代〜20代の若いお客さんにご来店いただけるっていうのは、「あ〜若いのにレコードの良さに気づいてくれたんだなぁ〜」なんてイチ、レコード店主的立場からするととてもうれしく感じる次第であります。
10月移行は、日本への渡航制限もなくなって海外からのお客さんも明らかに増えてきました。
で、この外国人のお客さんに関しても、やはりオッサン率が高いのですが、同様に若いお客さんが増えているんですよね。
コレ・・・タブン、世界的に同じような状況になっているんでしょうね。
とはいっても、以前にもこのブログでも書いたようにご来店は相変わらず「シティ・ポップ」狙いが多いのですが・・・(笑)

そんな中でも世間の流行りモノとかに左右されないカンゼンに自分の音楽の好みを追求している若い人たちも結構いたりしてそういった若いお客さんが熱心にレコードを掘っているのをオイラは微笑ましく思っちゃったりしています。
でも、何度かこのブログでも書いていますが当店のセレクションである12インチシングルは、とにかく「判りにくい」というコトもあって、レコードを掘っている人若い人達を見ているオイラは、「大丈夫かな・・・解るのかな・・・良いレコード見つけるコトが出来るかな・・・」ってちょっとダケ不安な気持ちもあったりして、ナンダカ、「はじめてのおつかい」を見ているような感覚になってしまいます。
そういったドキドキした心境でレコードを掘っている若いお客さんと時々、レコードについてハナシする機会があります。
大抵はレコードやオーディオについての質問や疑問なのですが、まぁ〜内容的には、別に全然難しいコトではなくって、
ナンでジャケットがついていないのか?(穴あきジャケットのコト)
コンディションのEX+って何ですか?
プロモって何ですか?
同じ曲のレコードを持っているのですが、お店で売っているのと見た目が違うんのですが・・・(プレス国の違い)
自分が持っているこの曲は、他の店で500円で買ったのですがコチラのお店ではどうして3000円もするのですか?(再発盤とオリジナル盤との違い)
もっとイイ音で聴きたいのですがどうすれば良いですか?
などなど・・・ホント、基本的なコトで難しくない質問です。
オイラとしては、そういったお客さん的には「どうなってるの?」っていう質問・疑問に対して解りやすく説明させていただいています。

で、逆に時々オイラの方からお客さんへ質問する時があります。ソレが・・・
「どうしてレコードに興味を持ったの?」ってコトです。
アナログレコードに興味を持ったキッカケというのは、その人それぞれのケースがあると思うのですが、本筋の部分がイマイチ明確な答えみたいなモノがナイんですよね。
まぁ〜確かに、流行っていますよね・・・世間一般的にレコードって。
具体的にアナログレコードの生産枚数の増加やその売上は、数字として明らかに出ていてグラフで見るとカンゼンに右肩上がりなワケです。
しかもそれ迄は、CDショップだった大手だったTOWER RECORDSやHMVまでアナログレコードの販売をはじめたり、新譜のレコードだけでなく中古レコードの販売をはじめたり、日本中にあるブックオフで中古レコードの販売をはじめたりってカンジでソレまでアナログレコードと無関係だった業種からの参入もあったりして明らかにココ数年のアナログレコード界隈の様相に変化が起きています。

ご存知の通りオイラはガッツリとレコード世代なニンゲンなので、レコードの全盛期だった80年代から現在に至るまでもうライフワークのようなカンジでレコードを聴き続けているワケです。
自分ゴトで考えれば、多感だった10〜20代に身近な存在であったレコードがそのまんまず〜っと継続的に聴いているってカンジなんですよね。
その間にもCDがレコードを押しのけて音楽メディアの中心になったり、その後その座を音源データに奪われたり、はたまたサブスクサービスに移り変わったり・・・と結構、音楽の聴かれ方に大きな変化があったのも目の当たりに見て経験しているワケです。
だけど、個人的には新しい音楽メディアには、全然興味が持てないままズッとアナログレコードだけを聴き続けてキタって経緯があるワケです。
で、レコード店のオッサン率が高いっていうのもタブン、オイラと同じ境遇の人が多い理由だと思うのです。
しかし・・・最近の若い人がレコードを聴いて音楽を楽しむっていう状況を見て、「ナニがキッカケでレコードに興味を持ったんだろう・・・」ってホント思うワケです。

今、10〜20代の彼ら彼女らは、生まれた時からレコードが身近な存在ではナイ状況で育っているハズです。
まぁ〜中には、オイラのような「レコード好き」な親御さんの家庭で育った人もいるでしょう。
ちなみにレコード店主で自宅にもトンデモナイ枚数のレコードとDJセットがあってその気になれば数秒で即レコードの再生ができる環境にある中で育ったオイラの子どもたちは、今までに一度もレコードで音楽を聴いたコトもなければ、再生もしたコトもありません。
まぁ〜だから家にレコードがあるナシは、あまり影響がナイのかもしれませんね。
だけど、一部の若い人たちは、レコードで音楽を楽しむというコトをナニかキッカケがあってその趣味の世界にはいったんだと思うんですよね。
そのキッカケというか理由ってナンなんだろう・・・ってコトがとても気になるんですよ。
最近、メディアで取り上げられる「今、レコードが人気ですっ!」って話題の文脈の中には、かなりの確立で「懐かしい」って感覚がはいっています。
その「懐かしい」って感覚ってその当時を知っている人が思う感覚であってそもそも見たコトも触ったコトもない世代の人達にとってレコードの「懐かしい」感覚はナイでしょう。
しかも、レコード好きなオッサン世代が聴く音楽というのは、自分たちが若い頃に聴いた所謂「青春時代の音楽」なワケです。
前回、「リターンDJ」についてのコトをこのブログに書きました。
もしかして、リターンDJが増加中!?
本質的には、リターンDJもやはり「懐かしい」って言う部分が大きく影響しているのかもしれませんよね。

で、オイラが今までに何度も訊いた若い人たちへの質問・・・
「どうしてレコードに興味を持ったの?」へのご返事ですが、友達がレコードを聴いていたとか、大好きなミュージシャンがレコード好きだったとか、部屋にレコードがあるのがなんかオシャレだとか・・・トーゼン様々なキッカケがあったのですが、要約すると
「レコードは、カッコいいっ!」っていう感覚のようですね。
モチロン、レコードがアイテムとしてカッコいいという部分もあるとは思うのですが、たくさんの音楽に囲まれているというトコロを視覚的に見たイメージ的な部分があるような気がします。
無料で聴ける音楽があるにも関わらず、敢えてレコードで聴くとか、イイ音楽をレコード店を回って探すというのがイイとか、大好きな音楽に囲まれているとか・・・レコードを通じて自分のコダワリを表現できている・・・みたいな部分も含めて「ナンだかレコードは、カッコいい」ってカンジているような気がするんですよね。
CD時代だった1990年代から2000年はじめ頃まで実は、結構な枚数のアナログレコードがまだプレスされていてその頃は、DJブームというコトも重なってレコードの人気がありました。
record-gurafu
で、上記のグラフを見ると1990年代から2000年はじめ頃までは、生産数や売上が高かったのが2002年から2011年頃にかけてガクッと落ちています。
そしてソコからの右肩上がり・・・さらに生産枚数からの売上高が凄まじい状況なのが見て判ります。
2000年ころは邦盤の生産量が多かったのが、近年は洋盤の生産数が上がってきているトコロから、前回は日本だけのレコード人気だったのが世界的にこのアナログレコード人気の傾向があるコトがうかがえますね。

MONDO GROSSO / LIFE
MONDO GROSSO / LIFE の試聴
next recordsのサイトでMONDO GROSSOのレコードを探してみる

90年代から2000年代のDJブームの真っ只中を経験している立場からするとあの当時も「DJするのは、カッコいいっ!」っていう要素ってかなりあったんですよね。
その頃は、DJするには、レコードが必須だったので必然的にレコードのニーズが高かったというコトです。
だけど、CDや音源データでのDJプレイが技術的にアナログレコードと同じレベルで可能になってレコードのニーズが低くなったと思われます。
そういったコトからすると「カッコいい」という理由は、本質的には、人々を突き動かす行動としてかなり大きいのかもしれません。
前回のリターンDJの時にも記事を書いていて思ったのですが、どう考えてもDJする時に便利なのはPCDJだと思うのですが、あえてレコードでDJをするというのは、やはり「カッコいい」からなのかもしれませんね。
「カッコいい」・・・その一言だけで今のレコード人気を要約するには、かなり無茶な理由付けなカンジもしますが、結構「カッコいい」っていう部分はブームを形成するにあたって本質的要因であるような気がします。
レコード店主がこういうコトを言っちゃうというのは、ちょっとポジショントーク的な部分もあるようなカンジですが・・・(笑)
でも結構、シンプルに的を得た理由のような気がするんですケドね〜。

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soulfusion_wecanmakeit
このブログを書くにアタリ、「アナログレコード」に関するネタになるようなニュースや話題がないかなぁ〜って日々、探し回っているのですが、相変わらず新しいニュースがドバドバ流れていますね。
というか・・・アナログレコード関連の話題って増えてきているような気がします。
レコードって技術的には、もうヨホドのコトがない限り、新しい技術革新はおきない、超枯れた技術なのですが、こんなに毎週新しい話題が大手のメディアから投下されている状況に
「ナニやらバブルっぽい雰囲気が漂ってナイか?」って違和感をカンジなくナイ・・・ってカンジがします(笑)

そんな多くのアナログレコードな話題が投下される中で先日、ご来店いただいたお客さんとなかなか興味深いハナシが出来たました。
ご来店いただいたのは、40代後半くらいのお客さんで、趣味でDJプレイを楽しんで時々、ご友人たちとイベントを催してソコでもDJをしているそうです。
ちなみにプレイするのはアナログレコードではなくってPCです。
コレまでの経緯を訊いてみると、90年代のDJブームでアナログレコードを蒐集してプレイしていたトコロに2000年代前半にやって来たコントロールヴァイナルによるDVSへのプレイへ移行したそうです。
ソレまで数千枚にも及ぶレコードコレクションは、数年間は所有していたそうですが、PCでのプレイに切り替えてから全くアナログレコードを使うコトがなくなったコトで、「もうレコードを使うコトは、一生ナイな・・・」と判断して本当にお気に入りのレアなタイトルを数十枚だけ残してすべて処分したそうです。
で、そう判断して10年余りたった現在、ナニやら世間ではアナログレコードが人気だというココ最近のニュースや話題に触れてちょっとモヤモヤしたフクザツな気持ちになったようです。
そして「実際、アナログレコードって今、どんなカンジなんだろう」って気になったそうで、買い物ついでに訪れた渋谷で、10数年ブリに「宇田川町のレコ屋街」に立ち寄ってみたそうです。

おハナシを訊いてみると90年代から2000年代はじめの頃は、週に何回も渋谷へ訪れてレコードを買いまくっていたコトなんかのハナシを交えてこのエリアの激変ブリに時代の流れを甚くカンジたそうです。
オイラは、毎日ココに通っているので、このエリアの変わりようをなかなか体感しにくいのですが、「アノ当時は・・・」ってお客さんがハナシするコトを聞いて「あ〜そういえばそうでしたね〜(笑)」ってカンゼンに忘れていたコトとか思い出す始末でした・・・(笑)
そして10数年ブリに訪れた週末の渋谷のレコード屋街で、HMVやディスクユニオンへ訪れて結構なお客さんが熱心にレコードを掘っている様子を観て、「まさか、再びこんな状況になるとは思いませんでしたよ〜」って言っていました。
当店は、HMVやディスクユニオンの規模から比べると1/100くらいのショボショボ零細中古レコード店ですが、たまたまそのお客さんがご来店時には、他のお客さん数人ご来店中で狭い店内の人口密度が一時的にメチャ、高い時だったのを見て「小さなレコード店でも結構お客さんが入っているな・・・」って思ったそうです。
ん〜たまたま偶然ですケドね〜(笑)

このブログでも書いたコトがありますが、若いお客さんが古いHipHopやR&B、House、Discoのレコードを買っていかれるコトや、レコードを聴くだけでなく「アナログレコードでDJプレイがしたいっ!」って訪れるお客さんが少ししづつではありますが増えているコト、はたまた以前、DJプレイを趣味として楽しんでいたがブームの終焉と共にリタイアした人が、再びレコードでDJプレイをやってみようかな・・・ってリターンする人も結構いたりするコトをオイラは、おハナシさせていただきました。
おハナシをしたそのお客さん的には、DJプレイするコトに関して合理的に考えれば、どう考えてもPCでプレイする方が、絶対に利便性が高い・・・なのにナゼ、今更アナログレコードなのか・・・ってコトに関して不思議に思っているようでした。
オイラは、レコード店主という立場なので「レコード、イイですよっ!絶対にレコードでしょっ!」ってカンジでカンゼンにポジショントークになってしまうのですが、お客さんのいわれる通りDJプレイに関しては、合理的に考えればPCDJだと思いますよ。合理的に考えればね・・・。
レコードは、持ち運びも大変だし、イベントを催す場所へそんなに枚数も持っていくコトは出来ないし・・・そうなると、事前にどんな曲をプレイしようかって予めプランを練ってレコードをソレに合わせてセレクトしなければイケないし・・・。
合理的に考えれば、どうやっても制約の多いレコードでのプレイは、一見すると「ナイな・・・」って思います。
だけど、限られた制約の中で如何に自分のスタイルを表現するのか・・・ってコトは、またソレはソレでスキルの見せドコロな部分もありますよね〜ナンて、ハナシをしていました。
もうカンゼンにポジショントークですが・・・(笑)

そのお客さんのハナシを訊いていると、ソレまでDJプレイをするためにアナログレコードをたくさん所有していたが、時代と技術の変化とともにPCDJへとプレイのスタイルを変更しました。
もうアナログレコードの時代は、終わった・・・2度とプレイするコトはナイだろうな・・・というコトでレコードを見限ったワケですが、それから10数年経過した今、再びアナログレコードに注目が集まっている・・・自分では、もう終わったと見切ったハズのレコードが・・・。
「最近は、レコードでのプレイに戻ってこられる人も多いですよ〜どうですか?」っていうオイラのポジショントークに対して「実際、今からレコードでやる意味ってありますか?」って疑問を投げられました。
「まぁ〜ソレは、その人それぞれのスタイルなので、『レコードでやるのもイイな・・・』って思えば、ソレでイイんじゃないでしょうかね〜」って差し障りのナイ返事をして、お客さんは、お帰りになられました。
レコード店に訪れてレコード店主に「今更、レコードでやる意味ってありますか?」って訊くのもちょっと、どうかと思いますが・・・(笑)
お客さんはお帰りになった後、ちょっとイロイロ考えてみたんですよ。
タブン、気持ちを察するにご自身が「コレからは、PCDJだ!」って決断してコレクションしていたレコードを処分してスタイルを大きく変更したのですが、それから10数年後に再びのレコード人気は、訪れるとは・・・「自分が決断したコトは、正解だったのか」ってちょっと戸惑いをカンジたのかもしれませんね。
ま〜オイラ的には、DJプレイするのはアナログレコードでもPCでも自分がやり易いスタイルでイイと思うのですが、流行りとかブームってソレをグラつかせるくらいパワーがあつんでしょうね・・・。
ソレを言えば、ソレまでサブスクで音楽を聴くのを楽しんでした人が、レコードで聴く方へイッちゃうのもそうですからね。
トレンドってそういうモンですかね・・・やっぱり。
しかし、今回のお客さんに関しては、一度やっていたコトを見限ってPCへ移行したケースですから、またソレをアナログレコードへ戻すとなるとなかなかソレは、大変なのかもしれません。
オイラは、「絶対にコッチだっ!」って白黒区別をつけるんでなくって、この曲は、レコードで持っておきたいな、時々アナログレコードでDJするのも趣があって良いかもなぁ・・・ってフンワリした気持ちでイイと思うのですケドね・・・人によっては、気持ち的に柔軟な対応がし難いのかもしれませんね。

SOLE FUSION / WE CAN MAKE IT
SOLE FUSION / WE CAN MAKE ITの試聴
next recordsのサイトでSOLE FUSIONのレコードを探してみる

最近、アナログレコードでDJを始めてた20代の若いお客さんに「レコードでDJプレイするトコロってドコがイイの?」って訊いてみました。
そしたら、「レコードでDJする方が、カッコよくないですか?」ってもう直球ストレートな返事が返ってきました(笑)
「へぇ〜特にドコがカッコいいの?」って訊いてみると、「次にかけるレコードを選んでいるトコロとか、候補になったレコードが斜めになって出ているトコロとかメチャ、カッコいいっすよっ!」って・・・(笑)
90164
こんなカンジですね (レコードを選び中のDJ Shadowさん)

そうなんだ・・・レコードを選んだりしている様子とか、ジャケットが斜めに刺さっているというそんな部分にソソれれるのか・・・って。
そういえばそんなコトあったな〜なんて、ナンダカ30年以上前に思った気持ちを思い起こさせられました〜(笑)
いや〜若いって感性が豊かでイイな・・・ってオッサンは、思ったのでした。

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shinehead_jamaicaninnewyork
「レコードってどうやって収納するのがイイんですか?」という質問をご来店いただいたお客さんから受けました。
昨今のアナログレコード人気の影響もあって最近、レコードを聴きはじめたって人が増えてきたってコトは、このブログでも度々取り上げたコトがあります。
・・・と言うかですねビギナーさんアルアルなのかもしれませんが質問の内容がオイラからすると「えっ!?ソコですか・・・」って思う超基本なコトが多いんですよね。
イヤ、全然イイんですよ〜解らないコトや疑問に思うコトは、訊いてもらっても、だけどその内容というのが、レコードを長年聞いている側のニンゲンからすると当たり前スギて「えっ!?ソコ?」ってカンジちゃうコトが意外と多いんです。
やっぱりレコードが全盛期の70〜80年代にレコードで音楽を聴いた世代っていうのは、今40代とか50代の年齢になっているので、レコードを聴くという文化って90年代に入って一旦途切れてしまっているのでそうなっちゃうのも仕方ナイですよね。
先日もレコードの針・カートリッジを購入したいってお客さんがご来店いただいたのですが、どのカートリッジにするか複数ある種類で実際の聴き比べを店頭で実演していたんですよね。
で、聴き比べのたびにカートリッジの針圧調整をしていると「ソレって。ナニやっているんですか?」って訊かれて「あ〜適正な針圧に調整しているんですよ」って説明すると、「えっ?レコードって聴くたびに毎回、そうやって調整しなければイケないんですか?」って。
一瞬、ナニを言っているのか「はっ?」ってなったんですが、要するにカートリッジの針圧調整って概念自体がなくって、オイラが聴き比べのためにカートリッジを交換する度に調整しているのを見て、毎回こういった調整をするんだと、カン違いしたようです。
そもそもカートリッジの購入を検討しているお客さんがレコードに対してどれくらいの知見があるのかってコトは、コチラ側からは判断出来ないので当方としてはフツーにヤッているコトが、ビギナーのお客さんからすると「ナニをヤっているんだろう・・・?」ってなるようです。
ま〜だけど、ご質問頂いて幸いでした・・・カートリッジを変えたら針圧調整が必ず必要であるコトが解ってもらえて・・・(笑)

で、本題に戻ります。
最近、レコードを聴きはじめた人は、はじめは数枚だったレコードコレクションが、半年もすると数十枚に増加しているって状態になって
「あ〜レコード増えてキタ・・・」って思うワケです。
この自分の好きな音楽だけが収録されたレコードコレクションが目に見えて増えていくコトってナントモ言えない所有感・満足感をカンジる時であります。
大好きなレコードコレクションが増えていくコトがメチャ、ウレシイのですが困るのはその収納・保管です。
はじめはレコード・プレーヤーの横にちょっと置いていたダケでよかった程度の枚数だったのが、気がつけば結構なボリュームに・・・。
コレ、レコードにハマった側の経験から言うと・・・かなりの高確率で今後、時間の経過ともにますます増加するコト、間違いナシっ!なのです。
はじめにご質問いただいたお客さんも当初は、数十枚だったレコードコレクションが、今ではダンボールに2つ以上になって長い目で見て「コレ、レコードが増える度にダンボールに入れるのはちょっと・・・」って思うようになったみたいです。
そもそもレコードってどうやって保管・収納するのがイイのか・・・ってコト自体、レコード屋さんに訊いてみようって思ったそうです。
ま〜レコードの保管は、基本的にレコード棚に立てて保管がフツーですよね。
ソコでその立てて保管するには、ドコに収納するのかですケド、フツーにホームセンターとか行ってレコードの収納にピッタリのサイズの収納棚って売ってないんですよね。
ホームセンターでよく見かける組み立て式の棚ってレコードを入れると奥行きがたらないので5cmくらいジャケットがハミだすんですよ。
あと、強度です・・・レコードって1枚だとそんなに重さは気にならないんだけど、枚数が増えてくるとメチャ重いんですよ。
ちなみにレコード100枚くらいで約20kgにもなります。
ダンボールでもイイんですケド、自分の部屋にダンボールが転がっているのも見栄えとしては、全然映えませんしね・・・。
大好きなレコードだし、出来れば見栄えもよくキレイに収納したいって思うのが心情ですよね。

レコードの収納に関しては、もうハッキリと言えるのが素直にレコード専用の収納棚を買うのがオススメです。
LEXBOX
コレ、ヒトツの枠の中におよそ90枚〜100枚くらいのレコードを入れるコトが出来るので1台買えば200枚くらいのレコードを収納するコトができます。
標準的なレコードが入るダンボールだと2箱分くらいです。
はじめは、このLEX BOXを1台買えば充分だと思うのですが、このLEX BOXが満タンになる日が来るのは、実は結構早かったりします。
レコードが増える度に1台ずつ買い足せるのはイイのですが、LEX BOX 1台が4000円ホド・・・結構コレが、お財布にイタイんですよ・・・個人的な感想ですが、LEX BOXはお手軽で買い足しも出来るし使い勝手がイイんですが、コスパは正直あまりよくないんですよね。

ダンボールでは、なくお洒落にレコードを収納するならこういうのも使えます。
無印良品 硬質パルプボックス・フタ式・ストッカー
musi000
キャスター付きで移動出来るし枚数があまり多くなければ、コレもイイですね。
ま〜でもタブン・・・すぐに2台、3台と増えるコトになると思いますが、コレは強度的にあ積み重ねが出来ないので増えると部屋の面積が狭くなるという難点がありますね。

レコードのジャケットを飾れるこんなタイプのレコード収納棚もあります。
レコード・ディスプレイ・ラック
flap-record-box
ジャケットも飾れるしレコードもたくさん収納出来るし、価格も4枠で8800円とお手頃なカンジがします。
一見、「コレ、良さげ・・・」に見えるのですが、このディスプレイができるフラップ(蓋)が付いたタイプの収納棚って結構な確率でフラップ部分が破損するんですよ。
商品ページには、重ねるコトが出来ると書いていますが、強度的にはちょっと不安がありますね。

IKEAのオープンラックKALLAXもオススメです。
最近、お客さんにオススメした中では、かなり高評価でしたよ。
ikea-kakkax000
IKEAの製品では、コレまでEXPEDITというのがレコード収納に適していましたがモデルチェンジしてKALLAXに変わりました。
少しバージョンアップしたんですよね。
で、オススメなのがこのKALLAXの下部フレーム付きです。
レコード棚を使ってみれば解るのですが、棚を床に設置した時に、下の段のレコードって意外と取り出しにくいんですよ。
このKALLAXもフレームなしのモデルは、底辺が床に接しているのですが下部フレーム付きのモデルだと下段の棚が床から少し上がることによってレコードが取り出しやすくなるんですよね。
特にオススメなのが2段X4枠のモデルで、合計8つの枠で13,990円でひと枠あたりの価格ではコスパがメチャイイんです。
このKALLAX 1台だけで800枚ホドのレコードが収納可能です。
特に使って見て好評だったのが、天板部分にTechnics SL-1200のターンテーブル2台とDJミキサーがちゃんと横置きに設置出来て、なおかつ立ってプレイする時にちょうどイイ高さになるってコトです。
小さなスピーカーなら横に置くコトもできます。
とても使い勝手がイイIKEAのKALLAXなのですが、難点をあえて上げるとすれば基本オープンシェルフなので背板がナイってコトですね。
部屋の壁にピッタリと設置するか、ホームセンターでベニヤ板を買って背板に利用するかってカンジですね。

SHINEHEAD / JAMAICAN IN NEW YORK
SHINEHEAD / JAMAICAN IN NEW YORK の試聴
next recordsのサイトでSHINEHEADのレコードを探してみる

レコードを収納棚にいれて保管する時の注意事項としては、棚に入れた時に出来るだけレコードが斜めにならないようにしてください。
レコード棚の枠に対して収納する枚数が少ないとレコードが斜めになってレコードが寄りかかっているレコードの重みで反ってしまうんですよね。
コレ、ホントよくあるので気をつけてください。
最近レコードを聴きはじめた人にこのコトを指摘すると「レコードって反るんですか?」って知らない人も多いようです。
なのでレコードの収納棚にスペースに余裕があれば空いた部分に本なのを詰めて出来るだけレコードが縦に直立するようして保管してください。
あと、お気に入りのレコードジャケットは、飾りたいって欲望があると思います。
短期間ならレコードジャケットをディスプレイして飾るのは、問題ないのですが、長期間ジャケット面を飾っていると窓から差し込む太陽光や部屋の蛍光灯の光によってジャケットの印刷が色あせて褪色するコトがあります。
コレ、光に含まれている紫外線が原因でジャケットのインクが褪せてしまうので、ジャケットを飾りたのであれば、定期的に飾るレコードの入れ替えを行うようにしてくださいね〜。

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ahmad_backintheday_org

先日、当店のスタッフが店先でネット販売用のレコードジャケットの写真撮影に勤しんでいたトコロ、目の前の階段付近に15〜6人の集団がドヤドヤと流れ込んで来ました。
「ナンだ・・・?ナニかあったのか?」って見ていると・・・
「ココは、シスコ坂と言いまして、今から10年以上前にシスコ・レコードという有名なレコード店がこの場所にありまして・・・ウンヌンカンヌン・・・」って、ガイドらしき人が、当店の前の坂道の説明をしていました。
ひとしきりシスコ坂の解説が終わるとまた「では、次に行きましょう!」ってカンジでよそへ移動していきました。
説明を聞いている人達は、複数の20代の若い男女カップルでタブン、地方から東京へ観光に訪れて渋谷の名所的な場所をガイドさんと一緒に巡っているってカンジでした。
オイラもその状況を眺めていたのですが、「シスコ坂って渋谷の観光名所になっていたのか・・・」ってちょっと驚きました(笑)

オイラが営んでいるネクストレコードは、シスコ坂のど真ん中に店を構えているのですが、まさか目の前の坂道が渋谷の観光スポットになっているとは、ちょっと思いもよりませんでした。
シスコ坂ってホント、あの90年代から2000年代の前半にレコードを渋谷で買いまくっていた人だけが共有できるワードだと思っていたのですが、ガイドさんが引き連れて訪れたカップル達は見た目からしてもう全くアナログレコードとは、縁もゆかりもない人たちに見えました。
一応、ガイドさんは、カンタンではありますが、シスコというレコード店があったコトやこの場所がアナログレコードの聖地的な存在であったコトなどを説明していました。
ちなみにシスコ坂の由来となったこの場所にあったレコード店「シスコ / cisco」は、2007年末に複数あった実店舗をすべて閉店しています。
もうそんなコトを知る由もない世代の人も多いのは、事実なので一応、書いておきます(笑)
って、もう15年も前のコトなんですね・・・シスコの閉店って。
この渋谷レコード店日記でもシスコの閉店に関するコトは、記事に書きました。
レコードショップの閉店について

というか、「シスコ 閉店」ってググってみるとオイラの書いた記事が結構上の方に表示されていますね・・・。
シスコは、2007年末に実店舗を閉店してオンラインでの販売に特化するというコトで再建を目指したのですが、叶わずに翌年の2008年に事業を停止そして自己破産となりました。
その時の記事は、コチラ「シスコ倒産」

ま〜確かにシスコは、この渋谷 宇田川町界隈では知る人ぞ知る、伝説のレコード店だったというコトは、間違いのナイ事実なのですが、でもやはりコレって、そのコミュニティに所属している人だけの認識だよね・・・ってオイラは、思うのですが、実際はガイドさんが観光客を引き連れて訪れる渋谷のちょっとした名所になっているとは、思いもよりませんでした。
以前にも書いたのですが、この渋谷レコード店日記では、以前渋谷にあったレコード店が今どうなっているのか・・・ってコトをレポートした記事が結構読まれているんですよね。
「レコード屋があった場所の現在・・・。」

この記事が読まれているのって、やはり先に書いたようなアノ時代のアノ、コミュニティに属していて、今はもうレコードは聴いていないケド、あの思い出の場所はどうなったのかな〜ナンて、ちょっと青春時代の1ページをノスタルジックな感傷に浸る気持ちで「シスコ 閉店」ってググって見られているようなカンジだと思うのですよね。
まぁ〜年齢的に今、30代半ばくらいから50代くらいの人たちでしょうね。
その人達独特の思い出の場所的な存在である「シスコ坂」が今や渋谷のちょっとした観光スポット・・・
しかもレコードにまったくカンケーの無い世代や趣向の人たちが訪れる・・・ん〜隔世の感が・・・。

上記で紹介したオイラが書いたブログ記事って2013年なんですよね・・・ってもう既に9年前の記事ですよ、ソートー昔のコトですよね〜それって(笑)
で、ちょっと今の「シスコ坂」がどんなカンジなのか写真を撮ってきたので紹介したいと思います。
IMG_1627

IMG_1616
コレがシスコ坂の入り口ですね。
っていうか具体的な入り口なんてナイですケドね。
IMG_1617
で、坂を少し上がった途中です。
左手に見えるのカフェFLAMINGOが入っているビルは、2000年の中頃まで1本向こう側のビルの裏側でこの場所は、放置自転車だらけだったんですよね。
IMG_1626

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名所にもなっている(笑)階段が見えてきました。
上記の画像に右手に下記のモニュメント的なモノがあります。
IMG_1631
コレですね。
IMG_1630

アップしたモノがコレで、コレがナニかと説明すると、「柳光ビル&シスコ坂のモニュメント」というモノでシスコがテナントとして入っていたビルオーナーとシスコの母体であるシスコ・インターナショナルのコトが書かれたモニュメントなんですよね。
もう亡くなってしまいましたが、コチラのビルオーナーさんは、「私が、この場所を創ったんだよ」とお会いするたびに自慢げにハナシしていました。
ナンでそんなコトを知っているかというと、ネクストレコードがテナントとして入っているビルと当時シスコが入っていたビルオーナーが一緒だったんですよね。
下記は,現在のビルオーナー(前ビルオーナーの奥さん)のインタビュー記事

IMG_1619

坂の途中です。この階段、今でも結構な頻度でモデルの撮影やPVなんかの動画撮影が行われています。
IMG_1620

階段の右側にはオイラの営んでいるネクストレコードがあります。
おとなりは、伝説のDJ機材店「ディスクジャム」が入っていた場所で現在は、バーとなっています。
IMG_1623

階段の左側は、Face Recordsさんとカフェですね。
IMG_1621

階段を見下ろしたトコロ
IMG_1624

階段を上がりきったトコロです。コレでシスコ坂を上った・・・ってカンジですね。
ん〜坂って言うホドのモノではないのですが・・・。
左のテナントは、元cisco ハウス店で今は、カフェバーです。
で、2階が、元cisco HIPHOP店でコチラも今は、カフェバーです。
IMG_1629

シスコ坂の入り口の左側には、コチラも伝説のレコード店 Manhattan Recordが今でも健在っ!
しかし、当時とは経営者も変わってしまいました。
Manhattan Record の隣は、現在はピザレストランですが、以前は吉野家でした。
タブン、この吉野家で牛丼を喰った人も多いハズ(笑)

まぁ〜坂に入り口も出口もホントは、ナイと思いますが、ナゼか坂は上りが入り口ってぽいイメージがありますよね。

AHMAD / BACK IN THE DAY
AHMAD / BACK IN THE DAY の試聴
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・・・とまぁ、2022年現在のシスコ坂は、こんなカンジなのですが、この場所をホボ毎日通っているオイラにとっては、ナンにもカンジない場所なのですが、あの時代にこの場所へ通い詰めていた人からすると「うわぁ〜メチャ懐かしいっ!」って思うのかもしれませんね。
ん〜だけど思うのですが、このシスコ坂・・・あの時代のレコード文化に触れた人だけの「懐かしい思い入れのある場所」だと思うのですが、ホントに今でもレコードに全く関係のない人たちからイロイロなシーンとして現在でも頻繁に撮影が行われているんですよね。
コレ、一体どういった理由なんだろう・・・って思うんです。
もうホント、フツーに坂があって途中に階段があって・・・しかも道幅も狭いし決してキレイでもナイ、むしろ小汚い・・・。
この坂から時代をカンジさせるとか特殊な雰囲気とかそういったモノって特にカンジないんですよね・・・だけど、ナゼか頻繁に撮影されている状況はホント、不思議に思います。
先日、漫画「闇金ウシジマくん」を読んでいたらこの場所をトレースされた絵柄が背景に書かれていて瞬間的に「うわっ!コレ、店の前じゃんっ!」って思いましたよ。
有名なPVとかでも度々ココがロケ地になっていますね。
乃木坂46「世界で一番 孤独なLover」

上記のPVの撮影が2013年なのでコレもいまから9年前・・・歌っている生駒里奈って今、26歳なので当時17歳か・・・。
まぁ〜ナンか雰囲気的なモノあるんでしょうね・・・このシスコ坂には・・・。
もうホント、オイラにとっては、カンゼンに日常生活の一部でしかナイのでまったくソレがナニなのか解りませんが(笑)

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peveneverett_icantbelieve

お店の営業中に電話がかかってきました。
「ネクストレコードさんのホームページを見させてもらっています!」というカンジだったので、
コチラも「ありがとうございます」と受け応えしたのです。
「今、私、渋谷にいるのですが、『渋谷 レコード』と検索した時にイチバン上にネクストレコードさんの案内が出るようにしませんか?」
って営業の電話でした・・・。
テキトーに対応してスグ電話を切ればイイのですが、コチラも「渋谷 レコード」と検索してイチバン注目される場所に当店が表示されるコトに興味がナイかと訊かれれば、ハッキリと「興味がアリますっ!」ってなりますよ。
というか、お店を営んでいる側の者にとって興味ナイワケないんです・・・。
電話の営業マンは、ちょっと回りクドい言い方をしていますが、要するに今、渋谷にいるのであなたのHPを渋谷でレコード店を探している人の検索結果でイチバン上に表示させるコトが出来る当社独自で開発したサービスがあるのでその説明をするためにゼヒ、お伺いしたいと・・・という内容なのです。
それは、コレコレこういうサービスで・・・って具体的な内容を言わないで、回りクドい説明をするのはタブン、その営業の人がなんとか実際に面会して営業をするようにって会社から言われているようなカンジですね。

で、オイラが「要するにソレってSEOですか?」って訊くと
「SEOではありません。今、レコードを探しているお客さんは、渋谷にいてドコのお店に行こうか調べているんですよ、ソコで渋谷エリアに特化した検索結果でイチバン上に表示させるコトが大切なんです」などソレっぽい営業トークで概要を説明されました。
ま〜タブン、SEOではなくってMEO対策のサービスなんでしょうね。
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MEO(Map Engine Optimization)とは、Googleマップでの検索結果において上位表示させることを指します。
「ローカル検索」「ローカルSEO」とも呼ばれ、店舗ビジネスや地域ビジネスにおいては、Webマーケティング上の重要施策となります。

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具体的には渋谷でレコードを探している人が「渋谷 レコード」とか「渋谷 中古レコード」とか「渋谷 レコード店」などで検索したらそのエリアのお店の場所(地図)やHPが検索結果に表示されるというヤツです。
コレは、レコード店に限らず、飲食店でもブティックでも美容院でも雑貨店でもすべてのお店を営んでいる側の人からすると絶対に、「ウチの店に来てほしい!」って思っているワケです。
特に競合他店がひしめき合ってシノギを削っているような渋谷などの繁華街では、その気持はメチャ、あると思います。
だけど、大きな会社組織で営業しているショップならWEB担当者がいて自店鋪のプロモーションをイロイロやっていると思うのですが、当店のような小規模なオーナー・ショップは丸っきりそういうコトが出来ないので、専門の業者に広告料を払って依頼するようです。
でもね〜この広告料を払って上位表示させるコトに関しては、オイラはちょっと疑問を持っているのですよね〜。
結局、広告料を払って検索結果の上位に表示させてお客さんに来てもらってドレだけ売上がアガるのか・・・その部分なんですよね。
つまり費用対効果が見合うのか・・・ってコトです。
今回の電話の営業マンから「渋谷 レコード」で検索上位に表示させて集客出来れば売上アップに繋がりますっ!的なコトを説明されたのですが、「ホントかよっ!?」って思っちゃうんですよね〜。

昨今のアナログレコードブームとかレコード回帰等の人気によって当店のような渋谷の最深部&辺境の小さなレコード店にも週末には、まぁまぁのお客さんがご来店していただけます。
しかしっ!ホトンドのご来店いただいた人は、店内をグルっとひと周りして、エサ箱のレコードを2〜3枚ちょいちょいと見て、サ〜とお帰りになるケースが多いのです。
ソレは、ナゼかというと、お客さんが探し求めているレコードが当店には、全然ナイからなのです。
確かに渋谷は、今でも世界でもトップクラスのレコード店が密集しているエリアではあると思います。
そして「レコードを買いに行こうかな〜」って思っている人が、向かうエリアとしては渋谷という選択はアリだと思います。
しかし、当店のような「中古レコード・オリジナル盤・12インチシングル」という3重シバリのガチガチの専門店のセレクションにスッポリとハマるお客さんはソレホド多くは、いないってコトなんだと思うんですよね。
その営業マンと10分程度ハナシを訊いて、結局「興味がナイから結構です」とお断りましたが・・・電話を切った後にナンダカ気持ち的にモヤモヤしたモノが残りました。

すべてのお店を営んでいる側の人からすると集客に興味がナイ人なんかいませんよ・・・ホント。
だけど、今回の様に「渋谷 レコード店」で検索してイチバン上の目立つトコロにお店が表示されてワザワザお客さんが訪れても「欲しいレコードが1枚もナイ」ってなったらどうでしょう。
ソレってイイことなのか・・・って思うんですよね。
知名度のあるキーワードで検索した結果って集客には絶大な効果があるとは思うのですが、当店のような専門性に特化したショップにとっては「渋谷 レコード店」ってワードは必ずしもマッチングが出来ていないような気がします。
別の例えをすると、ウチの店がセンター街の入り口の目立つ1階の路面店に有ったとしたら、今より多くのお客さんが訪れてくれるとは思いますが、果たして購入まで至るのか・・・ってコトですよね。
目立つ場所で営業できれば、来店客も増えるので多少の売上は上がるとは思いますが、お店の家賃がン百万円するってなれば、やらないほうがマシです。
前記しましたが、結局、数十万円の広告費をかけて集客したのはイイが果たしてその広告を見てドレホドのお客さんが訪れて、レコードを購入していただけるのか・・・って思うのです。
タブン、様々なジャンルのレコードを中古・新譜問わずセレクションするようなレコード店であれば、MEOの効果があると思うのですが、当店のようなナニカに分野に特化した専門性の高いショップには合わないような気が・・・。

だけど「渋谷 レコード」って検索してイチバン上に表示されたら、どれくらいのお客さんが訪れるようになるのか・・・やはりその部分はメチャ気になります。
なので、実際にスマホで検索してみました・・・
その結果がコレ・・・。
88061

ウォーーーーーーいっ!イチバン上に表示されとるやんけっ!
今までの検索履歴が反映されないようにChromeのシークレットモードで検索したのでコレは結構、正当な検索結果だと思います。
メチャ、ウレシーーーーーっ!
しかし・・・ちょっと冷静になって考えてみると、「渋谷 レコード」という渋谷エリアでレコードを購入しようとお店を探している人が真っ先に検索しようと思うわかり易いキーワードの検索結果でイチバン上に表示されている、next recordsですが・・・「実際の来店数は、・・・」って。
さらにツッコんで、一ヶ月に何回「渋谷 レコード」って検索されているのかその検索回数を調べてみました。
スクリーンショット 2022-03-18 9.56.02

Googleで576回 Yahooで144回・・・つまり1ヶ月で約720回検索されている・・・というコトは、1日24回くらい検索しているというコトです。
ん〜コレ・・・多いのか?オイラのぶっちゃけた感想では、週末にお買い物目的で渋谷を訪れる数十万人の来訪者数からすると「渋谷 レコード」って月に700回しか検索されていないってかなり少ないのかもしれません。
ま〜渋谷で「渋谷 レコード」って検索するくらいだから、はじめて渋谷でレコードを探す目的で訪れている人が月に700人くらいってコトなのかもしれません。
コレは、広告費用をかけて集客してもあまりメリットがあるような気がしないかなぁ〜どうだろう。

PEVEN EVERETT / I CAN'T BELIEVE I LOVED HER
PEVEN EVERETT / I CAN'T BELIEVE I LOVED HER の試聴
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このブログでもレコード人気のコトは度々取り上げて話題にしていますが、レコードの購入パターンは、「実店舗」と「ネットショッピング」とで分かれますよね。
でも実際にレコード店がある場所って首都圏エリアなどの繁華街になります。
地方都市に住んでいる人からすると地元にレコード店自体がナイというケースがホトンドでしょう。
そう考えると、
首都圏エリアに住んでいる

アナログレコードを購入したい

実店舗で買いたい

はじめて渋谷に訪れる
・・・といったカンジでコチラもレコードを購入したいという大きなトコロからかなり絞られた人だけが「渋谷 レコード」って検索するというイミでは月に700回くらいの検索数というのは実際にソレくらいなんだろうな〜って気もしますね。

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