そうはいっても相変わらずレコード店のオッサン率は激高なのですが、そんなオッサン連中の中に混じってチラホラと10代〜20代の若いお客さんにご来店いただけるっていうのは、「あ〜若いのにレコードの良さに気づいてくれたんだなぁ〜」なんてイチ、レコード店主的立場からするととてもうれしく感じる次第であります。
10月移行は、日本への渡航制限もなくなって海外からのお客さんも明らかに増えてきました。
で、この外国人のお客さんに関しても、やはりオッサン率が高いのですが、同様に若いお客さんが増えているんですよね。
コレ・・・タブン、世界的に同じような状況になっているんでしょうね。
とはいっても、以前にもこのブログでも書いたようにご来店は相変わらず「シティ・ポップ」狙いが多いのですが・・・(笑)
そんな中でも世間の流行りモノとかに左右されないカンゼンに自分の音楽の好みを追求している若い人たちも結構いたりしてそういった若いお客さんが熱心にレコードを掘っているのをオイラは微笑ましく思っちゃったりしています。
でも、何度かこのブログでも書いていますが当店のセレクションである12インチシングルは、とにかく「判りにくい」というコトもあって、レコードを掘っている人若い人達を見ているオイラは、「大丈夫かな・・・解るのかな・・・良いレコード見つけるコトが出来るかな・・・」ってちょっとダケ不安な気持ちもあったりして、ナンダカ、「はじめてのおつかい」を見ているような感覚になってしまいます。
そういったドキドキした心境でレコードを掘っている若いお客さんと時々、レコードについてハナシする機会があります。
大抵はレコードやオーディオについての質問や疑問なのですが、まぁ〜内容的には、別に全然難しいコトではなくって、
ナンでジャケットがついていないのか?(穴あきジャケットのコト)
コンディションのEX+って何ですか?
プロモって何ですか?
同じ曲のレコードを持っているのですが、お店で売っているのと見た目が違うんのですが・・・(プレス国の違い)
自分が持っているこの曲は、他の店で500円で買ったのですがコチラのお店ではどうして3000円もするのですか?(再発盤とオリジナル盤との違い)
もっとイイ音で聴きたいのですがどうすれば良いですか?
などなど・・・ホント、基本的なコトで難しくない質問です。
オイラとしては、そういったお客さん的には「どうなってるの?」っていう質問・疑問に対して解りやすく説明させていただいています。
で、逆に時々オイラの方からお客さんへ質問する時があります。ソレが・・・
「どうしてレコードに興味を持ったの?」ってコトです。
アナログレコードに興味を持ったキッカケというのは、その人それぞれのケースがあると思うのですが、本筋の部分がイマイチ明確な答えみたいなモノがナイんですよね。
まぁ〜確かに、流行っていますよね・・・世間一般的にレコードって。
具体的にアナログレコードの生産枚数の増加やその売上は、数字として明らかに出ていてグラフで見るとカンゼンに右肩上がりなワケです。
しかもそれ迄は、CDショップだった大手だったTOWER RECORDSやHMVまでアナログレコードの販売をはじめたり、新譜のレコードだけでなく中古レコードの販売をはじめたり、日本中にあるブックオフで中古レコードの販売をはじめたりってカンジでソレまでアナログレコードと無関係だった業種からの参入もあったりして明らかにココ数年のアナログレコード界隈の様相に変化が起きています。
ご存知の通りオイラはガッツリとレコード世代なニンゲンなので、レコードの全盛期だった80年代から現在に至るまでもうライフワークのようなカンジでレコードを聴き続けているワケです。
自分ゴトで考えれば、多感だった10〜20代に身近な存在であったレコードがそのまんまず〜っと継続的に聴いているってカンジなんですよね。
その間にもCDがレコードを押しのけて音楽メディアの中心になったり、その後その座を音源データに奪われたり、はたまたサブスクサービスに移り変わったり・・・と結構、音楽の聴かれ方に大きな変化があったのも目の当たりに見て経験しているワケです。
だけど、個人的には新しい音楽メディアには、全然興味が持てないままズッとアナログレコードだけを聴き続けてキタって経緯があるワケです。
で、レコード店のオッサン率が高いっていうのもタブン、オイラと同じ境遇の人が多い理由だと思うのです。
しかし・・・最近の若い人がレコードを聴いて音楽を楽しむっていう状況を見て、「ナニがキッカケでレコードに興味を持ったんだろう・・・」ってホント思うワケです。
今、10〜20代の彼ら彼女らは、生まれた時からレコードが身近な存在ではナイ状況で育っているハズです。
まぁ〜中には、オイラのような「レコード好き」な親御さんの家庭で育った人もいるでしょう。
ちなみにレコード店主で自宅にもトンデモナイ枚数のレコードとDJセットがあってその気になれば数秒で即レコードの再生ができる環境にある中で育ったオイラの子どもたちは、今までに一度もレコードで音楽を聴いたコトもなければ、再生もしたコトもありません。
まぁ〜だから家にレコードがあるナシは、あまり影響がナイのかもしれませんね。
だけど、一部の若い人たちは、レコードで音楽を楽しむというコトをナニかキッカケがあってその趣味の世界にはいったんだと思うんですよね。
そのキッカケというか理由ってナンなんだろう・・・ってコトがとても気になるんですよ。
最近、メディアで取り上げられる「今、レコードが人気ですっ!」って話題の文脈の中には、かなりの確立で「懐かしい」って感覚がはいっています。
その「懐かしい」って感覚ってその当時を知っている人が思う感覚であってそもそも見たコトも触ったコトもない世代の人達にとってレコードの「懐かしい」感覚はナイでしょう。
しかも、レコード好きなオッサン世代が聴く音楽というのは、自分たちが若い頃に聴いた所謂「青春時代の音楽」なワケです。
前回、「リターンDJ」についてのコトをこのブログに書きました。
もしかして、リターンDJが増加中!?
本質的には、リターンDJもやはり「懐かしい」って言う部分が大きく影響しているのかもしれませんよね。
で、オイラが今までに何度も訊いた若い人たちへの質問・・・
「どうしてレコードに興味を持ったの?」へのご返事ですが、友達がレコードを聴いていたとか、大好きなミュージシャンがレコード好きだったとか、部屋にレコードがあるのがなんかオシャレだとか・・・トーゼン様々なキッカケがあったのですが、要約すると
「レコードは、カッコいいっ!」っていう感覚のようですね。
モチロン、レコードがアイテムとしてカッコいいという部分もあるとは思うのですが、たくさんの音楽に囲まれているというトコロを視覚的に見たイメージ的な部分があるような気がします。
無料で聴ける音楽があるにも関わらず、敢えてレコードで聴くとか、イイ音楽をレコード店を回って探すというのがイイとか、大好きな音楽に囲まれているとか・・・レコードを通じて自分のコダワリを表現できている・・・みたいな部分も含めて「ナンだかレコードは、カッコいい」ってカンジているような気がするんですよね。
CD時代だった1990年代から2000年はじめ頃まで実は、結構な枚数のアナログレコードがまだプレスされていてその頃は、DJブームというコトも重なってレコードの人気がありました。

で、上記のグラフを見ると1990年代から2000年はじめ頃までは、生産数や売上が高かったのが2002年から2011年頃にかけてガクッと落ちています。
そしてソコからの右肩上がり・・・さらに生産枚数からの売上高が凄まじい状況なのが見て判ります。
2000年ころは邦盤の生産量が多かったのが、近年は洋盤の生産数が上がってきているトコロから、前回は日本だけのレコード人気だったのが世界的にこのアナログレコード人気の傾向があるコトがうかがえますね。
MONDO GROSSO / LIFE
MONDO GROSSO / LIFE の試聴
next recordsのサイトでMONDO GROSSOのレコードを探してみる
90年代から2000年代のDJブームの真っ只中を経験している立場からするとあの当時も「DJするのは、カッコいいっ!」っていう要素ってかなりあったんですよね。
その頃は、DJするには、レコードが必須だったので必然的にレコードのニーズが高かったというコトです。
だけど、CDや音源データでのDJプレイが技術的にアナログレコードと同じレベルで可能になってレコードのニーズが低くなったと思われます。
そういったコトからすると「カッコいい」という理由は、本質的には、人々を突き動かす行動としてかなり大きいのかもしれません。
前回のリターンDJの時にも記事を書いていて思ったのですが、どう考えてもDJする時に便利なのはPCDJだと思うのですが、あえてレコードでDJをするというのは、やはり「カッコいい」からなのかもしれませんね。
「カッコいい」・・・その一言だけで今のレコード人気を要約するには、かなり無茶な理由付けなカンジもしますが、結構「カッコいい」っていう部分はブームを形成するにあたって本質的要因であるような気がします。
レコード店主がこういうコトを言っちゃうというのは、ちょっとポジショントーク的な部分もあるようなカンジですが・・・(笑)
でも結構、シンプルに的を得た理由のような気がするんですケドね〜。
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渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店next. recordsでは12インチシングルのレコードを買取をやっています!
毎週、金曜日に新入荷のアナログレコードをサイトにUPしています。
このブログは、渋谷で唯一の12インチシングル専門のレコード屋、next recordsが、運営しています。
10月移行は、日本への渡航制限もなくなって海外からのお客さんも明らかに増えてきました。
で、この外国人のお客さんに関しても、やはりオッサン率が高いのですが、同様に若いお客さんが増えているんですよね。
コレ・・・タブン、世界的に同じような状況になっているんでしょうね。
とはいっても、以前にもこのブログでも書いたようにご来店は相変わらず「シティ・ポップ」狙いが多いのですが・・・(笑)
そんな中でも世間の流行りモノとかに左右されないカンゼンに自分の音楽の好みを追求している若い人たちも結構いたりしてそういった若いお客さんが熱心にレコードを掘っているのをオイラは微笑ましく思っちゃったりしています。
でも、何度かこのブログでも書いていますが当店のセレクションである12インチシングルは、とにかく「判りにくい」というコトもあって、レコードを掘っている人若い人達を見ているオイラは、「大丈夫かな・・・解るのかな・・・良いレコード見つけるコトが出来るかな・・・」ってちょっとダケ不安な気持ちもあったりして、ナンダカ、「はじめてのおつかい」を見ているような感覚になってしまいます。
そういったドキドキした心境でレコードを掘っている若いお客さんと時々、レコードについてハナシする機会があります。
大抵はレコードやオーディオについての質問や疑問なのですが、まぁ〜内容的には、別に全然難しいコトではなくって、
ナンでジャケットがついていないのか?(穴あきジャケットのコト)
コンディションのEX+って何ですか?
プロモって何ですか?
同じ曲のレコードを持っているのですが、お店で売っているのと見た目が違うんのですが・・・(プレス国の違い)
自分が持っているこの曲は、他の店で500円で買ったのですがコチラのお店ではどうして3000円もするのですか?(再発盤とオリジナル盤との違い)
もっとイイ音で聴きたいのですがどうすれば良いですか?
などなど・・・ホント、基本的なコトで難しくない質問です。
オイラとしては、そういったお客さん的には「どうなってるの?」っていう質問・疑問に対して解りやすく説明させていただいています。
で、逆に時々オイラの方からお客さんへ質問する時があります。ソレが・・・
「どうしてレコードに興味を持ったの?」ってコトです。
アナログレコードに興味を持ったキッカケというのは、その人それぞれのケースがあると思うのですが、本筋の部分がイマイチ明確な答えみたいなモノがナイんですよね。
まぁ〜確かに、流行っていますよね・・・世間一般的にレコードって。
具体的にアナログレコードの生産枚数の増加やその売上は、数字として明らかに出ていてグラフで見るとカンゼンに右肩上がりなワケです。
しかもそれ迄は、CDショップだった大手だったTOWER RECORDSやHMVまでアナログレコードの販売をはじめたり、新譜のレコードだけでなく中古レコードの販売をはじめたり、日本中にあるブックオフで中古レコードの販売をはじめたりってカンジでソレまでアナログレコードと無関係だった業種からの参入もあったりして明らかにココ数年のアナログレコード界隈の様相に変化が起きています。
ご存知の通りオイラはガッツリとレコード世代なニンゲンなので、レコードの全盛期だった80年代から現在に至るまでもうライフワークのようなカンジでレコードを聴き続けているワケです。
自分ゴトで考えれば、多感だった10〜20代に身近な存在であったレコードがそのまんまず〜っと継続的に聴いているってカンジなんですよね。
その間にもCDがレコードを押しのけて音楽メディアの中心になったり、その後その座を音源データに奪われたり、はたまたサブスクサービスに移り変わったり・・・と結構、音楽の聴かれ方に大きな変化があったのも目の当たりに見て経験しているワケです。
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で、レコード店のオッサン率が高いっていうのもタブン、オイラと同じ境遇の人が多い理由だと思うのです。
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今、10〜20代の彼ら彼女らは、生まれた時からレコードが身近な存在ではナイ状況で育っているハズです。
まぁ〜中には、オイラのような「レコード好き」な親御さんの家庭で育った人もいるでしょう。
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まぁ〜だから家にレコードがあるナシは、あまり影響がナイのかもしれませんね。
だけど、一部の若い人たちは、レコードで音楽を楽しむというコトをナニかキッカケがあってその趣味の世界にはいったんだと思うんですよね。
そのキッカケというか理由ってナンなんだろう・・・ってコトがとても気になるんですよ。
最近、メディアで取り上げられる「今、レコードが人気ですっ!」って話題の文脈の中には、かなりの確立で「懐かしい」って感覚がはいっています。
その「懐かしい」って感覚ってその当時を知っている人が思う感覚であってそもそも見たコトも触ったコトもない世代の人達にとってレコードの「懐かしい」感覚はナイでしょう。
しかも、レコード好きなオッサン世代が聴く音楽というのは、自分たちが若い頃に聴いた所謂「青春時代の音楽」なワケです。
前回、「リターンDJ」についてのコトをこのブログに書きました。
もしかして、リターンDJが増加中!?
本質的には、リターンDJもやはり「懐かしい」って言う部分が大きく影響しているのかもしれませんよね。
で、オイラが今までに何度も訊いた若い人たちへの質問・・・
「どうしてレコードに興味を持ったの?」へのご返事ですが、友達がレコードを聴いていたとか、大好きなミュージシャンがレコード好きだったとか、部屋にレコードがあるのがなんかオシャレだとか・・・トーゼン様々なキッカケがあったのですが、要約すると
「レコードは、カッコいいっ!」っていう感覚のようですね。
モチロン、レコードがアイテムとしてカッコいいという部分もあるとは思うのですが、たくさんの音楽に囲まれているというトコロを視覚的に見たイメージ的な部分があるような気がします。
無料で聴ける音楽があるにも関わらず、敢えてレコードで聴くとか、イイ音楽をレコード店を回って探すというのがイイとか、大好きな音楽に囲まれているとか・・・レコードを通じて自分のコダワリを表現できている・・・みたいな部分も含めて「ナンだかレコードは、カッコいい」ってカンジているような気がするんですよね。
CD時代だった1990年代から2000年はじめ頃まで実は、結構な枚数のアナログレコードがまだプレスされていてその頃は、DJブームというコトも重なってレコードの人気がありました。

で、上記のグラフを見ると1990年代から2000年はじめ頃までは、生産数や売上が高かったのが2002年から2011年頃にかけてガクッと落ちています。
そしてソコからの右肩上がり・・・さらに生産枚数からの売上高が凄まじい状況なのが見て判ります。
2000年ころは邦盤の生産量が多かったのが、近年は洋盤の生産数が上がってきているトコロから、前回は日本だけのレコード人気だったのが世界的にこのアナログレコード人気の傾向があるコトがうかがえますね。
MONDO GROSSO / LIFE
MONDO GROSSO / LIFE の試聴
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90年代から2000年代のDJブームの真っ只中を経験している立場からするとあの当時も「DJするのは、カッコいいっ!」っていう要素ってかなりあったんですよね。
その頃は、DJするには、レコードが必須だったので必然的にレコードのニーズが高かったというコトです。
だけど、CDや音源データでのDJプレイが技術的にアナログレコードと同じレベルで可能になってレコードのニーズが低くなったと思われます。
そういったコトからすると「カッコいい」という理由は、本質的には、人々を突き動かす行動としてかなり大きいのかもしれません。
前回のリターンDJの時にも記事を書いていて思ったのですが、どう考えてもDJする時に便利なのはPCDJだと思うのですが、あえてレコードでDJをするというのは、やはり「カッコいい」からなのかもしれませんね。
「カッコいい」・・・その一言だけで今のレコード人気を要約するには、かなり無茶な理由付けなカンジもしますが、結構「カッコいい」っていう部分はブームを形成するにあたって本質的要因であるような気がします。
レコード店主がこういうコトを言っちゃうというのは、ちょっとポジショントーク的な部分もあるようなカンジですが・・・(笑)
でも結構、シンプルに的を得た理由のような気がするんですケドね〜。
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