cleavage_barah

週末の営業中、他店のレコードが入ったお買い物袋を手にした若いお客さんがフラリとご来店していただけました。
ハナシは、ちょっと変わりますが、先日、こんなTweetをしました。
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おしえてください。ナゼか今日は、いつもより多くのお客さんが来店してくれるのですが、それが当店のお客さんのテイストとは全く違うカンジなのです・・・もしかしてナニかあったのかも・・?って思っています。知っている人がいればおしえてください〜
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ホントにこの通りなのですが、どう見ても「レコードを聴く人」には、全然見えないカンジのお客さんのご来店がある日を境に増えたのですよ・・・。
ナンかドコかで、レコード店のコトが絶大なインフルエンサーに書かれてその影響で、全然対象でない人がレコード店を訪れるようになったのか・・・?って思ったワケです。
そういった「レコードを聴く人」と「レコードを聴かない人」っていうのは、レコ屋店員ならひと目で判断できるので、来店されるとスグに解るんですよね。
「レコードを聴かない人」に「ナニかお探しですか?」ってお声がけしてもたいていの場合、「あっ、大丈夫です」ってカンジでその後、すぅ〜っとお店を出られるのです、
いったい、ナニのためにわざわざ階段をのぼって段ボールだらけの狭いレコード店を訪れて、店内をグルっと一周して、さらにナニが「大丈夫」なのか・・・オイラ的には、全然、大丈夫ではなくって超疑問なんですケド・・・(笑)
結局、Tweetした理由は、解らずですが・・・。

で、先に書いた「お買い物袋を手にした若いお客さん」は、すでに他店で買ったレコードを持っていたので、「レコードを聴く人」だなぁって。
だけど、店内では右往左往したカンジで定まらないご様子だったので、「あ〜ウチの店に初来店で、ナンだこのレコード屋は・・・ってカンジなんだなぁ」って察したので、「ナニか探しているんですか?」お声がけしてみました。
すると展示している中古のTechnics SL-1200を指して「アレ、売ってるんですか?」と訊かれました。
「販売していますよ〜」ってカンジで、お客さんからくわしく事情を訊いてみると実は、アナログレコードに興味があったので、今日はじめてレコードを購入したんだケド、実はプレーヤーは持っていない・・・って状況だそうです。
ちなみに年齢は、22歳(若っ!)、レコードのプレイの仕方は、YouTubeで学んだそうです。
とにかく、レコードプレーヤーだけは、「Technocs Sl-1200を選ぶベシっ!」というコトは、知っていたようです。
しかし、レコードの再生のためにプレーヤーが必要なのは解るのですが、実際に音を出すにはどうしたらイイのか全く解らないご様子でした。

いや〜確かに、そうですよね・・・22歳という年齢だと友人に訊いてもわからないと思うし、親世代(50代)に訊いてもちょっと微妙だし・・・。
ということで、店頭でレコード再生レクチャーをはじめました。
だけど、この実際にレコードが再生できるまでに至る道のりっていうのは、初心者にはかなり難しいんですよね。
カートリッジの選び方やセッティング、フォノアンプが必要だとか、どんなスピーカーを買えばイイだとか・・・。
レコードを再生可能までに絶対に揃えなきゃイケないアイテムだけでも、結構な出費になりますしね。
そういった意味では、スピーカーが内蔵された一体型のレコードプレーヤーがお手軽でイイとは思いますが、今回のお客さんの場合、まずSl-1200ありきでの再生環境を整えるので、解っている人からするとカンタンなコトでもはじめての人からすると、かなりハードルが高いワケです。
オイラもレコードのコトで困っている人を見ると放っておけないので解りやすく説明しました。
お客さんの方も当初は、1台のSL-1200でレコードを聴くつもりだったのですが、ハナシをしていくうちにDJプレイにも興味がある様子・・・。
ただ、シンプルにレコードを聴ける環境を整えるのと、DJプレイが出来る環境を整えるのとでは、ハナシは全然変わってきますよ。

結局、ナンダカンダ、アレヤコレヤとハナシをしているて、2台のSl-1200とDJミキサーをご購入していただけました。
最後には、レコードのテンポのとり方やMIXの仕方までレクチャーするコトに・・・(笑)
初心者には判りにくい針圧調整も当方で完璧にセッティングしました。
だけど、スピーカーを持っていないので自宅では音を出せない状態だったのですが、この日は予算オーバーで打ち止めとなりました。
一応、中古のパワードスピーカーも在庫があったので必要であれば、用意出来ますとお伝えしてご帰宅となりました。

で二日後、「やはりスピーカーも欲しいっ!」というコトでさらにご来店いただきました。
まぁ〜そうなりますよね・・・ターンテーブル2台とDJミキサーが自宅にあったら、そりゃー音出したくなりますよっ!
「この2日間どうやって聴いていたの?」と尋ねると、「ヘッドホンで聴いていましたっ!」って。
ソレ、MIXした音は、聴けナイですよね〜(笑)

CLEAVAGE / BARAH
CLEAVAGE / BARAH の試聴
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そして先日、ターンテーブル2台、DJミキサー、さらに両脇にパワードスピーカーを設置したシステムからドーンっ!とレコードのサウンドが鳴っている動画をインスタ経由でダイレクトメッセージを送っていただきましたっ!
コメントに「サイコーですっ!」っと書かれていました。
いや〜コレは、レコードの購入が加速するコト、間違いナイでしょうね〜。
やっぱり、レコードが廻ってソコから好きな曲が流れるっていうリアルな体験をしちゃうと絶対にハマるでしょ・・・。
ナンダカ、はじめてレコードを聴くというフレッシュな体験をしてる人の様子を見ると自分がレコードを聴き始めた当初のコトを追体験するように思い出しちゃいます・・・。
ん〜だけど、インスタへ投稿された動画を見ると、DJシステム一体が床置きになってる「お座敷DJ」状態なのを見て、次はDJブースの作り方のレクチャーが必要かも・・・?

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