渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

タグ:渋谷レコード店日記

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とあるオーディオ・メーカーさんから取材を受けました。
内容は、海外から日本へ訪れるレコード好きなお客さんへ向けて日本のイケてるレコード店を紹介するというコトでした。
コレまでにも同様に訪日外国人向けに日本のレコード店を紹介するというレコード店ガイド的なHPは、複数存在していて当店もそれらのHPから取材を受けて紹介していただきました。
Timeoutによるレコード店ガイド
だいたい、海外から日本へ訪れる時に「レコード店巡りをするぜっ!!」って思っている人は、事前にドコへ行こうか調べたりしますからね。
そういったイミでは、それらのレコード好きな訪日外国人向けのレコード店ガイドHPは、かなり活用されていたと思います。

取材の依頼を受けた時にも今回もそんなカンジかな・・・って思っていたのですが、その内容は、動画での紹介でした。
趣旨としては、「日本のレコードショップを海外の人々へ向けて紹介する動画を制作してソレをYouTubeチャンネルにて公開する」というコトでした。
しかもトーゼン、海外の人向けへの発信となるのでそのYouTubeチャンネルでは、全編英語での紹介構成にするというコトでした。
イヤ〜日頃から外国からお越しいただけるお客さん向けへのアピールに精を出しているオイラからするともうホント、願ったり叶ったりでソレこそ「ゼヒゼヒど〜ぞ!コチラこそ、ヨロシクお願いしますっ!」ってカンジで取材を受けるコトとなりました。

撮影にあたってナビゲーター兼ガイド役の外国人ナレーターからお店のスタッフへインタビュー形式で動画を取りたいというコトでした。
「あ〜全然、OKですよっ!」ってカンジで当店で最も英語な堪能なスタッフKに「インタビューあるから受けてねっ!」って伝えました。
撮影当日、オイラはカメラの後方から微笑ましく撮影風景を眺める予定でいたワケですがっ・・・。
撮影クルーである日本人担当者さん・プロデューサー兼カメラマンの外国人男性・インタビュアーさんの外国人女性とホドホドにご挨拶を済ませて撮影の流れの説明がありました。
「インタビュアーさんが英語で質問をするので、日本語でその受け応えをしてください。その部分は英語字幕をいれますのでフダン通りハナシてください。」という内容でした。
となるとヤル気満々だったスタッフKが「日本語でOKなら店長ヤってくださいよ」ってその場で急遽オイラがその対応をするコトになりました。
「あ、あ、あ・・わかった」って急転直下の変更で若干の不安がありながらも訊かれる内容は自分の店のコトなので全然イケると思いオイラがインタビューを受けるコトとなりました。

一応台本的なモノがあって訊かれる内容はというと・・・
●お店は、いつからやっているのですか?
●お店では、どんなレコードを取り扱いっているのですか?
●お店の特徴をアピールしてください。
●フダン、どんなお客さんが来店されますか?
●著名な有名人は、来たコトがありますか?
などなど・・・まったくもってカンタンな質問で全然大丈夫な内容です。
というか、このブログでも同様の内容を幾度となく書いているので寧ろ1時間以上ペラペラと話せるくらいのイージーモードな内容です。
ま〜レコード店主なのでそんなコト当たり前ですケドねっ!余裕でしょっ!

・・・って、インタビュー前には、「全然大丈夫!OK!OK!」って思っていたのですが・・・。
結果、アタマが真っ白になって伝えたいコトがまったく言えませんでしたっ〜〜〜〜!!(笑)いや寧ろ(泣)です。
しかもその動きや喋り方や作り笑顔とか、カメラの後ろで撮影の様子を見ていた当店のスタッフNによると「メチャ、ヘンな動きして挙動不審だったぞっ!(笑)」って・・・。
ん〜もう・・・カンゼンにダメダメ&シドロモドロ状態で撮影を終えた後に超絶落ち込んでしまいました・・・というか、今でもハズカシすぎて思い返しても「うわっーーーーーー!!!!」って気持ちになるくらいです(笑)
では、ナンでアタマが真っ白になって自分で言いたいコトが全く言えずしかも超挙動不審な状態に陥ったのか・・・。
タブン、オイラがダメダメになった状況にはイロイロな要因があったと思います。
まず、ソレまでフツーに挨拶や撮影の流れを説明していた時の女性インタビュアーさんが通常モードからカメラが回って撮影がスタートするやいなやカンゼンにスイッチ・オンな状態になって
「Hi!!!!Everyone! 今日は渋谷のネクストレコード店に来ていますっ!」(すべて英語)ってカンジでテンション激高の陽キャラでスタートしたんですよ。
まず、その時点で「あ・・・このテンションで進行するっ!?」ってカンジでかなりそのモードに引っ張られたんですよね・・・もう一緒になってテンション揚げ揚げでイカなきゃって思ったワケです。
で、英語で質問されるワケです。
「What makes this store deifferent compared to other shop in Japan?」って。
「日本の他のレコードとこのお店は何が違うのでしょうか?」
コレは、オイラのクセなのかもしれませんが、英語で質問されるとそのイミは、解るのですがオイラの拙い英語力を駆使して如何にしてその返事をするかってアタマの中が「英語で返事モード」になるワケです。
すると日本語であれば、スラスラとナニも考えなくても出てくる返事が一旦、英語で言おうとなってしまうワケです。
しかし、オイラの返事は先に書いたように日本語で返事してイイのでそのまま思っているコトを言えばイイのですが、ナゼかアタマの中が「英語で返事モード」になっていてカンタンな英語で言えるコトを日本語に再変換して喋ってしまう・・・という状況になってしましました。
要するにアタマの中がこんがらがってハチャメチャになったワケです。
そしてインタビューアーさんも動画撮影らしく身振り手振りがわかりやすくオーバーアクション気味でソレにオイラもつられて、慣れない動きをしてしまい、かなり可笑しな動きになっていたようです。
撮影中もオイラが日本語で返事をしているにも関わらず、何度もコトバが詰まったり噛んでしまったりNGを連発してしまいました・・・。
そんな明らかにいつもと様子が違うヘンテコなモードにはいっているオイラを見かねて当店スタッフNが、こう言ったらイイんじゃない?こんな風に説明したらイイんじゃない?ってアドバイスしてくれるのですがソレを言われてアタマの中が真っ白状態のオイラは、「そのとおり言わなければ・・・」ってさらにヘンなプレッシャーがかかってしまし余計に混乱してシドロモドロになってしまいました。
10分程度のYouTube動画になる予定なのですが、オイラのNG連発で結果、撮影に2時間近く時間を要してしましました・・・。
あ〜今、この記事を書いている最中もあの動画撮影の状況を思い返してみると・・・穴があったら入りたいくらいハズカシイっ!(。>﹏<。)

プロデューサーさんが使える良いトコロだけを上手く編集してくれると思うのですが・・・タブン、自分では、決して見るコトが出来ないくらいにハズカシイ動画になっているような気が・・・しかもその動画が全世界のレコード好きに見られるという・・・もう・・・イヤだーーーーっ!!!!(泣)

CHANSON / I CAN TELL
CHANSON / I CAN TELL の試聴
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撮影中も作り笑顔しすぎて、頬の筋肉が引きつるくらい、そして焦って緊張しまくった状態で口の中がカラッカラでした。
しかもヘンな汗がでて、自分の店にいるにも関わらず、ナントモ言えないアウェー感に陥ってしまい「もう早く家に帰りたい・・・」って思うホドでした。
カメラの向こう側では、取材スタッフ&当店スタッフ、そして偶然来店していた複数のお客さん全員がその撮影の様子を見ている・・・しかもオイラのせいでNG連発・・・ヤバい・・・もうイヤだ・・・帰りたい・・・って。(笑)
カンゼンにテンパってるオイラでしたが、ナンとか無事撮影を終えて、取材クルーが帰った後に撮影のオイラの状況が相当ヘンテコだったのがかなり可笑しかったようで当店スタッフNからの容赦ないイジリが・・・(笑)
あーーーーーーーーっ!!!!もうイヤだ・・・時間を巻き戻してくれーーーっ!リセットしてくれーーーーっ!って。
渋谷にレコード店を営んで22年・・・こんな気持になったのは、人生に於いて初めてです・・・。
しかもこの後、その動画が全世界に配信されてさらに、その動画を見た人が渋谷の当店へ来る・・・で「キミの動画見たよっ!」って言われるたびにあの時のコトを思い出すという・・・。
あーーーーーーーーっ!ハズカシすぎるっ!
編集を終えて出来上がった動画・・・絶対に日本人の目には触れないよう紹介しませんからねっ!
キッパリ  ( ー`дー´)キリッ
一生封印して墓場まで持っていきますっ!

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mondogrosso_life
最近、ホント、全くレコード世代でないお客さんのご来店が増えてきました。
そうはいっても相変わらずレコード店のオッサン率は激高なのですが、そんなオッサン連中の中に混じってチラホラと10代〜20代の若いお客さんにご来店いただけるっていうのは、「あ〜若いのにレコードの良さに気づいてくれたんだなぁ〜」なんてイチ、レコード店主的立場からするととてもうれしく感じる次第であります。
10月移行は、日本への渡航制限もなくなって海外からのお客さんも明らかに増えてきました。
で、この外国人のお客さんに関しても、やはりオッサン率が高いのですが、同様に若いお客さんが増えているんですよね。
コレ・・・タブン、世界的に同じような状況になっているんでしょうね。
とはいっても、以前にもこのブログでも書いたようにご来店は相変わらず「シティ・ポップ」狙いが多いのですが・・・(笑)

そんな中でも世間の流行りモノとかに左右されないカンゼンに自分の音楽の好みを追求している若い人たちも結構いたりしてそういった若いお客さんが熱心にレコードを掘っているのをオイラは微笑ましく思っちゃったりしています。
でも、何度かこのブログでも書いていますが当店のセレクションである12インチシングルは、とにかく「判りにくい」というコトもあって、レコードを掘っている人若い人達を見ているオイラは、「大丈夫かな・・・解るのかな・・・良いレコード見つけるコトが出来るかな・・・」ってちょっとダケ不安な気持ちもあったりして、ナンダカ、「はじめてのおつかい」を見ているような感覚になってしまいます。
そういったドキドキした心境でレコードを掘っている若いお客さんと時々、レコードについてハナシする機会があります。
大抵はレコードやオーディオについての質問や疑問なのですが、まぁ〜内容的には、別に全然難しいコトではなくって、
ナンでジャケットがついていないのか?(穴あきジャケットのコト)
コンディションのEX+って何ですか?
プロモって何ですか?
同じ曲のレコードを持っているのですが、お店で売っているのと見た目が違うんのですが・・・(プレス国の違い)
自分が持っているこの曲は、他の店で500円で買ったのですがコチラのお店ではどうして3000円もするのですか?(再発盤とオリジナル盤との違い)
もっとイイ音で聴きたいのですがどうすれば良いですか?
などなど・・・ホント、基本的なコトで難しくない質問です。
オイラとしては、そういったお客さん的には「どうなってるの?」っていう質問・疑問に対して解りやすく説明させていただいています。

で、逆に時々オイラの方からお客さんへ質問する時があります。ソレが・・・
「どうしてレコードに興味を持ったの?」ってコトです。
アナログレコードに興味を持ったキッカケというのは、その人それぞれのケースがあると思うのですが、本筋の部分がイマイチ明確な答えみたいなモノがナイんですよね。
まぁ〜確かに、流行っていますよね・・・世間一般的にレコードって。
具体的にアナログレコードの生産枚数の増加やその売上は、数字として明らかに出ていてグラフで見るとカンゼンに右肩上がりなワケです。
しかもそれ迄は、CDショップだった大手だったTOWER RECORDSやHMVまでアナログレコードの販売をはじめたり、新譜のレコードだけでなく中古レコードの販売をはじめたり、日本中にあるブックオフで中古レコードの販売をはじめたりってカンジでソレまでアナログレコードと無関係だった業種からの参入もあったりして明らかにココ数年のアナログレコード界隈の様相に変化が起きています。

ご存知の通りオイラはガッツリとレコード世代なニンゲンなので、レコードの全盛期だった80年代から現在に至るまでもうライフワークのようなカンジでレコードを聴き続けているワケです。
自分ゴトで考えれば、多感だった10〜20代に身近な存在であったレコードがそのまんまず〜っと継続的に聴いているってカンジなんですよね。
その間にもCDがレコードを押しのけて音楽メディアの中心になったり、その後その座を音源データに奪われたり、はたまたサブスクサービスに移り変わったり・・・と結構、音楽の聴かれ方に大きな変化があったのも目の当たりに見て経験しているワケです。
だけど、個人的には新しい音楽メディアには、全然興味が持てないままズッとアナログレコードだけを聴き続けてキタって経緯があるワケです。
で、レコード店のオッサン率が高いっていうのもタブン、オイラと同じ境遇の人が多い理由だと思うのです。
しかし・・・最近の若い人がレコードを聴いて音楽を楽しむっていう状況を見て、「ナニがキッカケでレコードに興味を持ったんだろう・・・」ってホント思うワケです。

今、10〜20代の彼ら彼女らは、生まれた時からレコードが身近な存在ではナイ状況で育っているハズです。
まぁ〜中には、オイラのような「レコード好き」な親御さんの家庭で育った人もいるでしょう。
ちなみにレコード店主で自宅にもトンデモナイ枚数のレコードとDJセットがあってその気になれば数秒で即レコードの再生ができる環境にある中で育ったオイラの子どもたちは、今までに一度もレコードで音楽を聴いたコトもなければ、再生もしたコトもありません。
まぁ〜だから家にレコードがあるナシは、あまり影響がナイのかもしれませんね。
だけど、一部の若い人たちは、レコードで音楽を楽しむというコトをナニかキッカケがあってその趣味の世界にはいったんだと思うんですよね。
そのキッカケというか理由ってナンなんだろう・・・ってコトがとても気になるんですよ。
最近、メディアで取り上げられる「今、レコードが人気ですっ!」って話題の文脈の中には、かなりの確立で「懐かしい」って感覚がはいっています。
その「懐かしい」って感覚ってその当時を知っている人が思う感覚であってそもそも見たコトも触ったコトもない世代の人達にとってレコードの「懐かしい」感覚はナイでしょう。
しかも、レコード好きなオッサン世代が聴く音楽というのは、自分たちが若い頃に聴いた所謂「青春時代の音楽」なワケです。
前回、「リターンDJ」についてのコトをこのブログに書きました。
もしかして、リターンDJが増加中!?
本質的には、リターンDJもやはり「懐かしい」って言う部分が大きく影響しているのかもしれませんよね。

で、オイラが今までに何度も訊いた若い人たちへの質問・・・
「どうしてレコードに興味を持ったの?」へのご返事ですが、友達がレコードを聴いていたとか、大好きなミュージシャンがレコード好きだったとか、部屋にレコードがあるのがなんかオシャレだとか・・・トーゼン様々なキッカケがあったのですが、要約すると
「レコードは、カッコいいっ!」っていう感覚のようですね。
モチロン、レコードがアイテムとしてカッコいいという部分もあるとは思うのですが、たくさんの音楽に囲まれているというトコロを視覚的に見たイメージ的な部分があるような気がします。
無料で聴ける音楽があるにも関わらず、敢えてレコードで聴くとか、イイ音楽をレコード店を回って探すというのがイイとか、大好きな音楽に囲まれているとか・・・レコードを通じて自分のコダワリを表現できている・・・みたいな部分も含めて「ナンだかレコードは、カッコいい」ってカンジているような気がするんですよね。
CD時代だった1990年代から2000年はじめ頃まで実は、結構な枚数のアナログレコードがまだプレスされていてその頃は、DJブームというコトも重なってレコードの人気がありました。
record-gurafu
で、上記のグラフを見ると1990年代から2000年はじめ頃までは、生産数や売上が高かったのが2002年から2011年頃にかけてガクッと落ちています。
そしてソコからの右肩上がり・・・さらに生産枚数からの売上高が凄まじい状況なのが見て判ります。
2000年ころは邦盤の生産量が多かったのが、近年は洋盤の生産数が上がってきているトコロから、前回は日本だけのレコード人気だったのが世界的にこのアナログレコード人気の傾向があるコトがうかがえますね。

MONDO GROSSO / LIFE
MONDO GROSSO / LIFE の試聴
next recordsのサイトでMONDO GROSSOのレコードを探してみる

90年代から2000年代のDJブームの真っ只中を経験している立場からするとあの当時も「DJするのは、カッコいいっ!」っていう要素ってかなりあったんですよね。
その頃は、DJするには、レコードが必須だったので必然的にレコードのニーズが高かったというコトです。
だけど、CDや音源データでのDJプレイが技術的にアナログレコードと同じレベルで可能になってレコードのニーズが低くなったと思われます。
そういったコトからすると「カッコいい」という理由は、本質的には、人々を突き動かす行動としてかなり大きいのかもしれません。
前回のリターンDJの時にも記事を書いていて思ったのですが、どう考えてもDJする時に便利なのはPCDJだと思うのですが、あえてレコードでDJをするというのは、やはり「カッコいい」からなのかもしれませんね。
「カッコいい」・・・その一言だけで今のレコード人気を要約するには、かなり無茶な理由付けなカンジもしますが、結構「カッコいい」っていう部分はブームを形成するにあたって本質的要因であるような気がします。
レコード店主がこういうコトを言っちゃうというのは、ちょっとポジショントーク的な部分もあるようなカンジですが・・・(笑)
でも結構、シンプルに的を得た理由のような気がするんですケドね〜。

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前回のブログでは、当店の扱っている12インチシングルとは、まったく的ハズレなご来店がとても増えている・・・どうしたものか・・・的な零細レコード店主としては、ちょっとフクザツな想いを書かせていただきました。
ホント、ご来店していただけるお客さんが多いというのは、とても嬉しいコトなのですが、折角ご来店いただいにもかかわらず「あ〜ナンもナイな・・・時間のムダだった。」って残念な気持ちになってしまうのもナンダカ忍びないなぁ〜なんてコトをどうしても思っちゃうワケです。
そんな内容のコトを常連のお客さんにハナシすると「イヤイヤ・・・そもそも、ネクストさんのお客さんじゃないからそんなコト思わなくてもイイんじゃないですかね?」って慰めていただきましたが・・・まぁ〜そうも思えますね・・・ちょっと気にしスギなのかも・・・まぁ〜イイや。

で、前回はちょっと嘆きモードの内容のブログ記事ですが今回は、超ポジティヴモードなハナシです。
実は、ココ最近、「もしかして・・・アナログレコードでDJする人、増えてきてるんじゃない?」って思うんです。
というのも、今年に入ってぐらいから店頭のレコードの在庫が、結構なイキオイでなくなってきているのです。
このブログでは、「店頭のレコードが増えまくってレコードのエサ箱が、パツンパツンのキツキツ状態・・・困った。」ってコトを数年前に書いたコトがあるワケですが、ココ数ヶ月くらい前からエサ箱がスカスカ状態になりつつあります。
要するに、店頭のレコードの在庫がスゴい勢いで減っている・・・という状況になってきています。
当店では、上記で書いたように今までレコードの棚の最上段部分いわゆるエサ箱状態の他に、その下段の部分にまで在庫のレコードが大量に店頭に並んでソレこそレコード棚に空きスペースが一切ナイ状態で長い間ず〜っと営業していたのですが、ソレが今では空きスペースが6〜7枠出てきました。
タブン、頻繁にご来店していただいているお客さんにもあまり気が付かれないようですが、今までエサ箱の下に収まっていたレコードが上段のエサ箱部分に上がってそれなりの密度で収納されているように見えるので見た目の在庫レコードの数は、大きく変わっていないように見えるのですが、単純に半年ほど前に比べて店頭に出ているレコードの在庫数が1500〜2000枚くらい少なくなっています。

在庫のレコードが売れて少なくなっていきているって・・・要するに売れている・・・ホント、ありがたいコトですっ!
でも、「世間では、アナログレコードが人気のようだ・・・」ってニュースなんかで取り上げられていますが、ソレは一部の偏った音楽ジャンルのレコードのハナシであって当店のような12インチシングルだけしか取り扱いのナイ、レコード店とは全くカンケーのナイ、無縁なハナシだと思っていました。
しかし・・・ココ最近の急激なレコードの減りようは、ちょっと不思議な現象です。
当店は、渋谷でレコード店をはじめて20年以上になるのですが、創業当時の2000年代前半頃のDJ人気の真っ只中であればそういったコトも理解できましたが、今は2022年です。
一部のDJ達を除いてDJのプロの現場では、ホトンドがデジタル音源でのDJプレイに置き換わっている状況の中で、ちょっと不思議なコトが起きているような予感がします。
店頭でのレコードの売れ行きに関しては、コレまで通りとそんなに大きな変化は、カンジられません。
しかし、ネット通販に関しては、1回のご注文で結構な枚数のレコードを購入されるお客さんがかなり多いのです。
もうフツーに10枚とか20枚とか・・・そして月に数人のお客さんですが、一度に50枚とかの大量のレコードの注文をいただくコトもあります。
で、ご購入いただいたレコードの内容から察するに、コレは明らかにDJプレイでの用途のために、購入されているようなカンジがするんですよね。

さらにココ最近、ソレこそ10年ぶりにご注文をいただいたお客さんもいたり、前回の記事に書いた15年ブリのお客さんにご来店していただいたり・・・ちょっと明らかにコレまでとの状況からナンだか状況が変わって来ているような気がします。
当店では、2年ほど前からレコード針(カートリッジ)の販売をはじめたのですが、最近、カートリッジをご購入いただいたお客さんから「押し入れに入っていたターンテーブルを久しぶりに引っ張りだして聴いてみようと思います!」的なエピソードを何度か聞いたりしました。
タブンですが、昨今の「アナログレコードが人気です!」という話題を頻繁に見聞きして「そういえば、20年前とか趣味でDJやっていたな・・・」ってあの当時のコトを思い出して、「たしか実家にターンテーブルまだ、あったハズ・・・」って引っ張り出して、当時買ったレコードを再び聴き直したりしているのかも・・・って思うんですよね。
で、レコードを聴きながらあの当時の様子を思い返したり、「ちょっと久しぶりにMixしてみようかな・・・」なんて思ったり、そういったニーズがあって当店のネット通販を利用していただいているのかな・・・って想像しちゃいました。
もしかして・・・「リターンDJ」が増えてきているんじゃないかな・・・。
90年代〜2000年前半にDJプレイに目覚めた当時、大学生や30歳前後だったひとも今では、40〜50歳台になっています。
あの当時、レコードを買いまくっていて常に金欠状態だった人も今では社会的にそれなりのユトリもある状態で、昨今のレコードの話題を見聞きして、再びレコードをプレイするコトに目覚めたりとかも結構、ありえるハナシではないでしょうか・・・。
オイラは仕事柄、一応今現在の流行り物の音楽も時々チェックして聴いてはいるのですが、個人的にはイマイチ、興味が湧きません・・・。
ソレよりか、10代とか20代によく聴いたあの当時の音楽をいまだ時々聴いたりするくらいです。
音楽とは、不思議なモノで思春期の頃に聴いた音楽がその後、年齢を重ねてもず〜っとイイと思う傾向があるというコトが研究の結果でも明らかになっているようです。
コレは心理学では「レミニセンス・バンプ」(回想のコブ)といわれる現象のようで、「10代〜20代の想い出は記憶に残りやすい」という、人に共通する現象みたいですね。
で、最近のレコードの話題を見聞きしてこのココロの中の「レミニセンス・バンプ」が刺激をうけて「あの頃のレコードを再びレコードで聴いてみようか・・・」って気持ちになっているのかな〜。
ちなみに「レミニセンス・バンプは40歳以上で強化される傾向があり、年齢を重ねるほど若いころの出来事を懐かしく好ましいものとして感じる」のだそうです。
この研究では・・・
「大人が若いころに聴いた曲を好むのは、単に「その曲が名曲だった」だけではなく、無意識により鮮明でポジティブな記憶と関連付けていたことが原因」
であるコトが解っているようです。

上記のコトを知ってコレ、カンゼンにオイラは一致していましたね〜(笑)
90年代〜2000年代にDJプレイを親しんだ人って、音楽を聴くというコトに関しては、モチロン好きだとは思うのですが、どちらかというと「プレイする」という方に重点があったと思うのです。
DJプレイというのは、フツーに音楽を聴くというのとは、またちょっと違った体験だと思うんですよね。
あの時の体験がナゼかとても強く印象的にカンジている人も多いんではナイでしょうかね。
で、アナログレコードの話題からあの頃のDJプレイをしていた時期を思い出して再び、やってみようかな・・・って思う人が多くなってきたんではないでしょうかね。
もう再び、レコードをプレイするコトはナイって、一旦コレクションしたレコードを手放した人もいると思います。
しかそういったイミでは、今はとてもレコードを購入しやすい状況なのでは、ナイでしょうか。
そして、当店の在庫レコードの急激な減少・・・お客さんの大量購入の流れ・・・もしかしたら・・・リターンDJの兆しがチラホラ起きてきているのかもしれませんね〜。

SOUL II SOUL / KEEP ON MOVIN'
SOUL II SOUL / KEEP ON MOVIN'の試聴
next recordsのサイトでSOUL II SOULのレコードを探してみる

今回のリターンDJのハナシは、かなりオイラの希望も多めに入っているのも事実だし、ポジショントーク的なトコロも結構あるのですが、だけど明らかにコレまでの流れとはちょっと違うような気がするんですよね。
以前に下記のような記事を書きました。
「今更、レコードでやる意味ありますか?って質問」
この時のお客さんも「合理的に考えてDJプレイは、絶対にPCDJだ」って判断して所有するレコードを処分してデジタルでのプレイにスイッチしたのだと思います。
がっ!昨今のレコードに人気の雰囲気をカンジとって「もしかして・・・トレンドは、アナログでのプレイに戻りつつあるのか・・・」って思っているのかもしれませんね。
だけど、一度決心した自分のスタイルを否定するコトってなかなかムズカシイですよね・・・でも、レコードでのDJプレイには気になる部分もアル・・・みたいなフクザツな気持ちがあったのかオイラにそんな質問をしたのかもしれませんね。
アナログレコードでプレイする「リターンDJ」・・・結構、イイと思うんだけどなぁ・・・。
どうです?「リターンDJ」ってニーズないでしょうか?

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winx_howsthemusic
ココ最近、TVのワイドショーや報道番組なんかでやたらと「アナログレコード人気」についてのちょっとした特集を目にします。
こういったメディアでの報道に関しては、時々このブログでも「〇〇ってTV番組で、こんなコトをやっていたよ!」ってカンジでネタとして取り上げていました。
しかし、昨年の同時期と今年とを比べると明らかにその取り上げ方の数が多くなっているような印象があるような気がします。
タブン、「アナログレコード」というワードがトレンド入りしてまぁまぁの数字がとれて人々の興味の対象になっているからやたらと取り上げられるんでしょうね。

で、そんな世間の風潮も後押ししているのか、ココ最近、当店へご来店していただけるお客さんが結構、増えてきました。
ホント、渋谷のハズレの判りにくい場所で、なおかつ階段だらけのメンドーな立地にある零細中古レコード店へわざわざ足を運んでいただけるのは、ホントありがたいですっ!
が・・・ちょっとした悩みも抱えています。
それは、当店の商品構成から大きくハズレたお客さんの来店がメチャ、多いコトなのです。
ようするにターゲットでないお客さんの来店が多いってコトです。
その理由も解っているのです。
当店の扱うレコードの特異性というかニッチ加減がハンパない・・・という理由だからです。
また、レコード店ってCD、アナログレコード、音楽関連書籍等の音楽全般を扱うようなお店から、例えばRockやJazzなんかの一定のジャンルを扱うようなお店、いわゆる専門店がある中で、当店は、12インチシングルというメディアに特化した専門店であるのがその大きな原因になっているんでしょうね。
ま〜レコードのサイズにコダワッたレコード店って世界的に見てもかなりめずらしいレコード店ですからね。
時々、当店のコトをClub Musicの専門店だと思われる部分もあるのですが、ソレもちょっと違うんですよね〜バラードや映画音楽、POPSなんかのレコードもたくさんありますからね。
ホント、12インチシングル専門のレコード店ってワケです。

このブログでも以前、記事にしたコトもありますが、Googleで「渋谷 レコード店」って検索した時にnext recordsって結構、上の方に表示されるのですが、コレはコレでとても嬉しいコトなのですが、「レコード」という大きな枠での括りで当店へご来店いただくと結構な的ハズレ感をカンジさせちゃっているような気がするんですよね。
ま〜例えば、タワーレコードやHMV、ディスクユニオン等大手のレコード店は、幅広いニーズに対応できる品揃えのレコード店なのですが、そんな大手レコード店の間に混ざって12インチシングル専門のレコード店が検索結果の上の方へ表出しちゃっているワケです。
で、ココ最近の的ハズれなお客さんのご来店がメチャ増えてきたコトで、スタッフから
「ちょっと目立ちスギてない?」って諫められました・・・。
ホント、シティ・ポップとか和モノとか・・・メチャ、流行っていますよね・・・。
タブン、ココ最近、レコードを買いはじめた人の結構な割合は、シティ・ポップ&和モノが入口となっている人が多いのではないのかなって思うくらいです。
で、そういったシティ・ポップ&和モノのレコードを探し求めるために渋谷のスクランブル交差点に降り立った時に検索するワケです・・・「渋谷 レコード店」って。
で、有名店に割って入るようなカタチで聞いたコトのないnext recordsが検索結果に表示されて「おっ!知らないレコード店・・・ナンか掘り出し物があるかも?」ってカンジで訪れて頂いているのかな・・・って想像するんです。
しかしながら、当店はそうった人がお探しのレコードは、まったく扱っていない12インチシングル専門店です・・・トーゼン、探しているレコードは1枚もありません。
結果、「ナンだこのレコード店・・・」ってなっちゃうんですよね。

オイラもお店を営んでいるのでお客さんのご来店は、大歓迎なのですがお客さんではナイ人が1日に何十人も訪れるのは、ちょっとフクザツな想いがあります。
ま〜正直、「どうにかならないかな・・・コレ」って思うんですよね。
別の例えをすると、ウチはパスタ屋なのに中華料理を求めるお客さんが訪れるってカンジですね(笑)
当店は、2000年に今の場所である渋谷区の宇田川町でレコード店を始めたのですが、その当時は、ご来店していただけるお客さんの全員が12インチシングルを探し求めている人ばかりでした。
ホント、お店のコトやどんな商品構成なのか・・・そんなコトをイチイチ言わなくてもすべてを解った人が訪れていただけるってカンジでした。
あの当時の渋谷 宇田川町 レコード屋街っていうのは、当店とお客さんのニーズがバッチリとハマっていたってコトなんでしょうね。
ま〜確かに、界隈にはCisco RecordsやDMR、Manhattan Recordsと強力な大型店が在って更に狭いエリアにも関わらず、それらの大型店が多店舗展開で営業していましたからね。
アレから20年を経て渋谷のレコード屋街も既に「レコード屋街」って言えないくらいレコード店の数も激減してそして、扱うジャンルとかも大きく変化したワケである意味、当店があのDJブームから現存している唯一のレコード店・・・みたいな存在になっちゃったってカンジですからね。
常に移り変わりゆく世の中のトレンドや風潮の中で、next recordsだけが、20年前から全く変わらない状態で居続けているってみたいカンジなのかもしれません。

先日、15年ブリくらいに当店へ訪れてくれた顔なじみのお客さんと久しブリにハナシする機会がありました。
「お互いにズイブンと歳いったね〜(笑)」なんて笑っていました。
15年ブリに渋谷へ訪れたお客さんは、渋谷の街の大きな変貌に相当驚いていたのですが「ネクストさんは、昔から変わらずやっていてあの当時のままですね〜」って言っていただけました。
「あの当時のまま」ってなんだか老舗の和菓子屋みたいな印象ですが・・・(笑)
今更ながら当店が12インチシングル専門のレコード店からフツーにドーナツ盤やアルバム等のメディアでイロイロなジャンルのレコードを扱うっていうのは出来ませんが、当店の商品構成のニーズに見合わないお客さんが訪れないようにするにはどうしたらイイのかな・・・って思うワケです。
しかもココ最近では、外国人のカン違い来店も増えてきましたから・・・。
タブン、ますます今後、増えるんでしょうね・・・。

で、そのカン違い来店を出来るだけなくすにはどうすればイイのか・・・っていうその方法ですね。
コレ・・・正直、難しいですね〜なんか、そのままストレートにすると変にガンコなうるさ系のコダワリの店主がヤっているレコード屋みたいにみえちゃうみたいで・・・。
イヤ全然、オイラはニコニコスマイルでエブリディ・ウェルカムなのですが・・・(笑)
お店の入口ドアに「シティポップ・和モノありません」って書いちゃった方がイイのかな・・・。
そういえば、先日ご来店いただいた日本人のお客さんから「ジャパニーズって置いてないですか?」って言われました。
「ジャパニーズって・・・」ってちょっと笑っちゃいました〜(笑)

WINX / HOW'S THE MUSIC
WINX / HOW'S THE MUSICの試聴
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この記事を書くにあたって2000年の頃を思い出したのですが・・・。
当店がテナントとして入っているビルの上の階に90年代から営業している老舗のJazz/Rock専門のCD・レコード店があるのですが、ソコのお店は2000年のDJブーム真っ只中の最中にタブン、今のオイラと同じ状況だったと想います。
あの当時、相当なHipHopのレコードを求めるB-Boy達がそこのお店を訪れていたようで、見かねた店主さんが、入り口にデカいダンボールで出来た立て看板に「ヒップホップありません!」って極太マーカーでなぐり書きで書いてあったコトを思い出しました。
サスガに極太マーカーでなぐり書きは、ちょっとうるさ系店主感がハンパなく出ちゃうので出来ませんが、「すいません・・・お探しのシティ・ポップのレコードは扱っていません」ってカンジでやんわりと表現できる方法ってナイでしょうかね・・・。
イイアイデアがあればゼヒ、ご教示願います・・・m(_ _)m

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店頭でお客さんとの会話でレコードの収納についての相談を時々訊かれたりします。そんなコトを以前に記事にしました。
レコードの収納とオススメのレコード棚

ま〜イロイロなタイプのレコード棚が市販されているのですが、オイラ的にイチオシは、上記の記事でも紹介しましたが、大型家具ショップIKEAの「KALLAX カラックス シェルフユニット」なんですよね。
ナント言ってもレコード収納の枠が8個もあって13,990円という激安なラックです。
kalax
こういった激安ラックって結構、ペラッペラな安物の素材が使われていて重い重量物を大量に収納すると、崩壊しちゃうコトがあるのですが、このIKEAの「KALLAX カラックス シェルフユニット」は、レコードが収納されるコトも想定されているのか安価な割にはシッカリとした素材で出来ていて結構丈夫な作りになっているのでレコードの収納に適しているんですよね。
それに価格が安いっ!っていうのもイイですよね〜。
ちなみにこの8枠のKALLAX 1台だけで800枚ホドのレコードが収納可です。
800枚のレコードコレクションって相当な枚数なので多く人はコレ1台で充分なのではないかな・・・。
ってコトを以前、書いたワケですが・・・今回は、そのレコード収納に関するアップデート情報です。

当店は、12インチシングルの専門のレコード店ということもあって、DJプレイを趣味として楽しむお客さんが結構多いのですが、そんな関係もあってレコードの収納と同様にDJブースに関する相談をされるコトもあります。
コレまでは、先に紹介した「KALLAX カラックス シェルフユニット」にターンテーブル2台とDJミキサーをラックの最上段の棚板に設置出来ますよっ!ってアドバイスをしていたのですが、そういった同様の相談をIKEAも時々、お客さんから訊かれるのかどうかは定かではありませんが今回、IKEAから堂々と「DJブースに最適っ!」と謳い文句になっているレコード収納兼DJブース用のラックが発売されました。
ソレが、コレ!
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OBEGRÄNSAD オーベグレンサッド シェルフユニット

OBEGRÄNSAD(オーベグレンサッド)というシリーズで、商品コンセプトの説明にEUの3人組House ユニット、Swedish House Mafia とのコラボレーションで商品化されたとなっていますね。
どうやら以前紹介した「KALLAX カラックス シェルフユニット」をよりDJユーズな目的のためにリビルドした商品のようなイメージですね。
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立ってDJプレイをする時にちょうどプレイしやすい高さってだいたい、90〜100cmの位置にターンテーブルが載っている状態の高さがイチバン、最適なのですが素のままのKALLAX カラックス シェルフユニット、つまり下部フレームなしのモデルの高さって約76cmくらいなんですよね。
コレでは、ターンテープルの位置が低すぎて前かがみ気味になってちょっとプレイしにくいのです。
なので、KALLAX カラックス シェルフユニットのオプションとして「下部フレーム」という追加の足を追加することによって高さが94cmになってターンテープルを上に載せた時にちょうどプレイしやすい高さになるワケです。
で、今回新しく発売されたOBEGRÄNSAD(オーベグレンサッド)というモデルは、下部フレームナシで高さが96cmというちょうどイイ位置にターンテーブルが収まる高さになっています。
しかもっ!最上段の棚の下部分にちょっとしたモノは収納できるスペースの棚がついています。
この部分にアンプやイコライザー等の機材を収納できるという実によく考えられたデザインになっているワケです。
以前紹介したKALLAX カラックス シェルフユニットをDJブースとして流用するには、別にアンプ等をドコか他に設置するスペースを確保する必要があったのですが、このOBEGRÄNSAD(オーベグレンサッド)は、コレ1台でレコード800枚にターンテーブル2台、DJミキサーの設置に加えてアンプ等のその他の機材の収納も出来るというスグレモノなワケです。
しかも価格は、14,990円という激安価格っ!
ちなみに以前紹介したKALLAX カラックス シェルフユニットの価格は13,990円でその差1000円でアンプ等も収納できるスペースが確保出来るワケです。
コレは、結構イイんじゃないかな・・・って思います。
IKEAのオンラインショッピングの説明によると「限定コレクション」というコトなのでもしかしたら売り切れるかもしれませんね。
気になる人は、早い目にゲットしたほうが良いかもしれませんね。

で、このIKEAの新しいコンセプトのOBEGRÄNSAD(オーベグレンサッド)というシリーズからは、レコードが縦置きで収納できるワイヤーで出来たレコードスタンドもラインナップされています。
ソレがコレ
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OBEGRÄNSAD オーベグレンサッド レコードスタンド
商品だけ見ても「ナンだこれ?」ってカンジですが要するにこんなカンジでレコードを縦置きで収納できてレコード店のエサ箱のようなカンジでパタパタとレコードを選ぶコトが出来るようなデザインになっています。
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普通、安易に考えるとタダの箱の様なカンジを思い浮かべるのですが、ソコはサスガにデザイン性豊かなIKEAだけあってオシャレなスチール製のワイヤーで作っちゃうトコロがセンスイイですね〜。
コチラの価格は、ナント899円っ!安っ!
サイズ的に70〜80枚のレコードが収納出来るカンジですね。
レコードを床に直置きしている人も多いと思うのですが、このレコードスタンドは、少しだけ斜めに傾斜しているので前にレコードがバサッと倒れないような造りになっています。
レコードを床置している人にはアリがちですがレコードが前に倒れるってコトは結構アルアルなんですよね。
ソレが解消できるってワケです。
それに床にレコードを直置きすると掃除する時に結構面倒くさいんですよね、いちいちレコードを移動させなくてはイケないので・・・かと言って掃除をサボるとホコリが溜まっちゃうし。
このレコードスタンドを使うと70〜80枚単位でゴッソリ移動がカンタンに出来るのでイイですね。

他にはこんな商品もラインナップされていました。
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OBEGRÄNSAD オーベグレンサッド バッグ
ポリプロピレン製のレコードバックです。
IKEAのロゴが入ったよく見かけるブルーのバッグあるじゃないですか、あれをレコードがピッタリと入るサイズにしたようなカンジのバッグです。
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サイズ的にレコードが100枚くらい収納出来る大きさです・・・コレ結構ペラッペラな素材で重いモノ入れて大丈夫なのか?ってちょっと心配になるのですが、実は結構思っているより丈夫なんですよ。
当店では中古のTechnics SL-12000を販売しているのですが、ご購入していただいたお客さんにIKEAの青いバックに入れてお持ち帰りしていただいています。
ターンテーブル自体は1台およそ12〜13Kgと結構重いのですが全然問題なく使えていますのでかなり素材としては頑丈なようです。
というか、このバックにレコード100枚入れると、このバックよりも持っている人間のほうがバテそうです。
ちなみにレコード1枚の重さって約200gなので100枚だと20Kgにもなりますからね。
価格は、699円とコチラも激安っ!

トコロでコレだけIKEA製品を紹介しているワケですが、IKEAからは紹介料等、一切頂いていません(笑)

WALLY BADAROU / HI-LIFE
WALLY BADAROU / HI-LIFEの試聴
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しかし、DJブースに最適なラックが14,990円で買えるって結構イイ時代ですよね。
しかもお洒落なラックだし。
当店のスタッフに「はじめてターンテーブルとDJミキサーを買った時ってどうやって置いていた?」って訊くと
「床にそのまま置いてお座敷スタイルでDJしてたよ〜(笑)」って言っていました。
オイラ達がDJプレイに興味を持った1980〜1990年代って今みたいにDJプレイ自体が趣味として確立なんて全然していなくて
「どうやれば最適なDJブースを作ることが出来るのか」ってアイデアを絞ってイロイロと代用品を探していましたからね。
ちなみにオイラは、初のDJブースはホームセンターで買った安物のカラーボックの上にコレまたホームセンターで買ったベニア板を載せてその上にターンテーブルとDJミキサーを置いてウンコ座り状態でDJしていましたからね〜(笑)
30分もプレイしてると足がシビれて大変でした〜(笑)

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