渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

タグ:中古レコード

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遅まきながら、あけましておめでとうございます。

そして、2020年1月で渋谷の12インチシングル専門店レコード店、ネクストレコードは、20年目を迎えることとなりました。
ココまでナンとかレコード店を続けてこれたのも、いつも当店をご利用していただいている皆様のおかげでございます。
本当にありがとうございます。

19年目の昨年と20年目の今年とでナニか変わるのかというコトはまったくナイのですが、やはり店主的には、感慨深いものであります。
5周年というより10周年の方がナンとなく区切りがいいというか節目的なカンジもしますしね。
ちなみに今から10年前、2010年のnext. records10周年目には下記のようなコトを書いています。
2010年のレコード屋の気持ち


自分自身で書いた記事なのにもうサッパリ覚えていません・・・(笑)
10年前の状況なんかを記事を読んで紐解いていくと、結構お店的にはお寒い状況だったようにナンとなく思えます。
今でこそ「アナログレコードの売上が上昇している!」とか「若者がアナログレコードを聴いている!」みたいなニュース系記事を見かけますが、10年前のこの時期は、まだソレホド声高に言われているようなカンジではなさそうですしね。
思い返せば、当店は10年前の2010年の3月に、創業時から営業していた古いオンボロアパートの1室から今のテナントビルに移転しているんですよね。
(あ〜そう考えたら、10年を節目に引越しているんだ・・・。)
で、その当時のコトを思い返してみれば、タブン、先に書いた10年前の記事の時には、次の今の場所への移転を計画中だった時期だったと思います。
当時のアナログレコード販売の状況を思い返すと、自分的にはちょっとした決心というか、勝負に出た部分もあったのかもしれません。
また、今の場所が偶然にも空室になっていたのもタイミングが良かったのかもしれませんね。
2010年頃の記事には、閉店したレコード店のコトについてチラッと少し書いていますが、「ウチはどうなるんだろう・・・」なんて不安な気持ちもあったのかなぁ〜?もう、覚えていないケド・・・(笑)
そんな中でも、新しい場所へ移転して心機一転、「ヤッてやるぜっ!」的な想いに向かってたりしたのかもしれません。
あ〜でも、今の場所が空室でなくって、別のテナントビルの上層階とかに移転していたら・・・もしかして、既に閉店していたかも・・・しれない。
ココの時点の判断とか選択が違っていたら今はナイって・・・そう考えたら、創業10年目の2010年は、next. recordsにとってかなり大きな分岐点というかターニング・ポイントだったのかもしれませんね。
今の場所が空室でなかったら、雑居ビルの上の方しか選択の余地はなかったですからね。
現在、渋谷HMVが入っているビル(ノアビルといいいます)には、当店が20年前の2000年に営業を始めた頃から2010年の期間の間には、開店閉店で延べ10店舗以上のレコード店が営業していましたからね。
このノアビルには、今はHMVを含めて3つしかレコード店はナイようなので、やっぱりイロイロな状況の変化があったんでしょう。

ウチのnext recordsも知っている人はもう、あまりいないと思いますが、センター街の端っこのビルの1室で営業していた時期もありました。
オンボロアパートのレコード店を本店としてセンター街に2号店ってカンジです。
2000年の1月に本店をオープンさせて、半年後にはセンター街に出店していたなんて、今思えば、イケイケだったんだなぁ〜(笑)
でその後、2002年頃には2号店の場所を移転、「自称、世界一狭いレコード屋だったnext. records2号店」をオープンさせたりもしました。
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懐かしの2号店の写真・・・ちなみに坪面積、約2.5坪・・・(笑)
だけど、坪単価の家賃は激高っ!ん〜渋谷の通りに面した路面店の家賃の高さはオソロシイ・・・。
ちなみに今は、この場所、金貨の買取店になってますね〜。
過去の記事では、2002年版の書籍版レコードマップをみて渋谷 宇田川町界隈には大小60店舗のレコード店が紹介されていました。
recordsmap1
recordsmap2
ちょっと画像がちっさいけど、このレコードマップ本に紹介されている中で現存しているアナログレコード店は、ホンの僅か数店舗ダケですね。
売り場面積がメチャ広かったDMRももうナイし、当時はジャンル別に5つのお店を営業していたCISCOは、消滅しちゃったし、さらに5つのショップがあったManhattan Recordsは今は、1つだけになっちゃったし。
next recordsが歩んできた2000年〜2020年までは、まさにレコード店にとって激動の時代だったのかもしれない・・・ナ〜ンてそんな大層なコトでもないか・・・。
厳しい言い方かもしれませんが、単純に市場原理に基づいて、淘汰されたダケなのかもしれませんね。

つい先日も、大学生の課題でレポートを書きたいのでインタビューしたいというコトで取材に応じたのですが、下記のような質問されました。
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世間では起業した後、10年後の生存率は3割以下と言われていますが、そんな中どうして20年もビジネスを続けていられるのでしょうか?その秘訣はなんだと思いますか?
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こんな質問されてもねぇ・・・ってカンジなのですが、オイラも学生さんがマジメに訊いてきたので、正直に答えた回答は・・・
「小さなビジネスながら、どうして20年も続けることが出来たのかっていう理由は、私にはわかりません。もしかしたら単純に運が良かっただけなのかもしれません。」
もうホント、コレなんですよ。
将来のビジョンを見据えてソコへ向かって計画的にビジネスを遂行しているっ!ナンてコトは、まったく出来ていなくって日々、四苦八苦してレコードを仕入れて販売しているってダケなんですよね。
2000年に渋谷でレコード店をはじめて20年間は、ココでは表せないホド、イロイロなコトがありました。
だけど、以前にもこのブログでも書いたコトがありますが、今までに絶望的に「もうダメだ・・・レコード店はムリかも・・・」っていう最悪の状態の気持ちにまで陥ったコトって一度もナイんですよね。
ま〜日々、楽勝なコトはまったくナイのですが、とりあえずナンとか自分なりには必死のパッチでレコード店をヤッてイケている状態が、続けてられているってダケで・・・。
で、20年間も同じ商売を続けているにも関わらず、未だに「こうすれば上手くいくっ!」っていう秘訣なんてモノなんてまったくわからないっていうオイラ自身のアホさ加減も、チョットどうかと思うのですケドね。

ALICIA MYERS / I WANT TO THANK YOU
ALICIA MYERS / I WANT TO THANK YOU の試聴
next recordsのサイトでALICIA MYERSのレコードを探してみる

ホント、多くのお客さんにレコードを買っていただいたおかげで、20年間 渋谷next. recordsをやっていくコトが出来ました。
そして、こんなアホな店主をサポートしてくれたスタッフにも感謝です。
25年目、30年目は、どうなっているのかまったく未知ですが、今後共、愛好のほどヨロシクお願い致します。




渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店next. recordsでは12インチシングルのレコードを買取をやっています!
ゼヒ、お気軽にお問い合わせください!
毎週、金曜日に新入荷のアナログレコードをサイトにUPしています。


このブログは、渋谷で唯一の12インチシングル専門のレコード屋、渋谷の中古レコード屋next recordsが、運営しています。

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今から半年ほどに下記のようなコトをこのブログで書きました。
渋谷のレコード店で徒然なコトを想う。(2019 夏)

ま〜日々、レコードのコトばかり考えているとイロイロと思うコトがあるワケです。
で、半年前に書いたコトですが、あれからまったくナニも進捗していない状況を現実として受け止めると
「うわぁ・・・ナンにもやってないわ・・・」ってホント、自己嫌悪感が、ハンパなく感じていたりしています・・・トホホ(泣)

■渋谷レコード店日記のリライトの件
コチラは、気がついた時に時々ブログを見直しては、チョコチョコと手直しをしてはいるのですが、如何せん記事が多すぎる・・・。
現在、レコードにまつわる記事が700話以上このブログに記載されていてその文章を読んで、記事のリンクとかを再調整するってなかなか手間がかかるんですよ。
それにね〜自分で書いた記事なのですが、チェックのために読み直しをしているというある種の目的へ向かって作業を進行させているワケですが、記事を読んでいるとチェックするというよりフツーにガッツリ読む方がメインになってしまっちゃっているという事態に度々ハマっていますんですよ。
ナンだろね〜コレ・・・自分で書いた文章なので自分的には、まったく新しい読み物ではナイハズなのですが、過去に自分で書いた記事に自分でナルホドなるほど・・・ってマジ読みしてしまっちゃっているんですよ・・・アホですね。
もう、数年以上前とかに書いた記事の内容とかは、スッカリ忘れていて、今読むと自分のコトながら「こんなコト書いてたんだ・・・」って思っちゃったり、あとやっぱり自分で書いたコトなのでその文章の流れとか思考の仕方ナンかが当たり前だけど自分とピッタリリンクするんですよ・・・。
何だかそんなある種の「共感」感覚が結構、不思議にカンジて気持ちよくなるというか、普段感じるコトがない感覚が・・・そりゃ〜当たり前ですよ、自分で書いた文章だからね〜。
また、このブログのリライトは閉店後自宅に帰って着手しているのですが、やっぱりお店と違って自宅というOFFタイムというコトもあって緊張感がナイ影響もあるんでしょうね、遅々として進まない・・・あ〜もう言い訳ばっかりだな。
ハイ、やりますっ!

■インスタグラムの件
コチラも半年たった今、まったく手付かず・・・。
一応、毎週サイトに追加した新着のレコードからセレクトした盤をインスタ画像とアーティスト、曲名、コメント、ハッシュタグを決めたフォーマットの様式にそろえて投稿しようって方向性は決めたのですが、コレを手作業で行うとなると結構、骨が折れる作業になつというコトがわかったんですよね。
ん〜インスタ事体は、始めたほうがイイっていうのは解ってるんですが、その作業量とインスタへレコードをアップするコトへの効果のホドを考えた時に、見合う成果があるのか・・・?ってコトを考えちゃったんですよね。
手作業でコレを行うっていうのは、なかなか大変なので、効率性をもっとあげるために自動化を考えて知人のプログラマーの人に相談したトコロ、「インスタは、予約投稿は出来ても自動投稿は無理っすネ」と言われて撃沈。
以前、ちょっと話題になったインスタグラムに投稿された画像からダイレクトに買い物ができるショッピング機能っていうのは結構気になってはいるんですよね。
しかし、投稿に至るまでのプロセスの部分で行き詰まってる・・・みたいな。
で、最近他にいい方法はないかなぁ〜って気になったのは・・・「Google マイビジネス」ってサービスです。
コレは、Googleにお店の紹介やインフォメーションや商品の案内なんかを投稿できる機能なんですが、コレが結構参入へのハードルが低くてnext recordsとしても既に利用しています。
next recordsのGoogle マイビジネスはコチラ
単純にnext recordsってGoogleで検索すると表示されるお店の情報やマップやお客さまからの口コミ等を見るコトができるページなのですが、ソコに新しい機能として最新情報や商品なんかも表示できるようになったんですよね。
このサービスは、毎週金曜日の新入荷の更新作業が終わった後に10分程度でチョコチョコって記事を書いて新入荷の画像を数枚アップするだけでカンタンにできるので結構利用したりしています。
また「この商品が●人のお客さんに閲覧されました!」とか「●人のお客さんがお店へ実際に電話しました!」などのレポートを時々送ってくれるので、次の投稿をしよう〜ナンてモチベーションの継続にも繋がったりしているのでズボラなオイラでも続けて投稿できています。
ま〜SNSではナイのでお客さんとの繋がりは、それほど太くはナイのですが、お手軽さは断然コッチの方がカンタンですね。
だけども、インスタもなんとか進行させたいと思う・・・今年は出来なかったケド・・・。
ハイ、やりますっ!

■最大規模のレコード買取査定中
今年の夏の終り頃から、5000枚以上の枚数におよぶレコード買い取り査定を進行中です。
一度に処理しきれないボリュームなので数回に分けて査定を進行しているのですが、想像以上に時間がかかっています・・・。
12月の時点でまだ、半分くらいしか出来ていません・・・(汗)
というのも見たコトのナイレコードがメチャ多いんですよ。
その殆どが12インチシングル・・・しかもジャンルは70〜80年代のDISCOサウンド。
で、知らない曲のレコードに関しては、どんな曲なのか実際に聴いて判別しているのですが、このコレクションの売却を依頼していただいたお客さんのセンスがイイのかメチャカッコいい曲が多いんですよ。
査定の最中に「ナンだ・・・このレコードは・・・」って感じるレコード盤を片っぱしから聴いているのですが、イントロから「あ〜コレ・・・ヤバイわ。」って状況に陥っています。
この試聴しながら査定が始まると、とにかく見たコト無いレコードや知らないレコードは、聴いてみないと解らないのでスルーできないんですよ。
で、必然的に時間がかかる・・・。
ま〜レコード屋的には嬉しい状況なのですが、この査定ばかりに時間を割いていられないので通常営業しながらの査定なのでホント、大変です・・・嬉しい状況なのですが(2度目)・・・笑
コレ等、未知のレコードを見ていてカンジたのですが長年12インチシングル専門店を謳っている当店ですが、まだまだ一度も扱ったコトがナイレコードがたくさんあるっていうコトは、おきゃさんへのアピールの仕方によってはナンかもしかしてまだまだ可能性があるんじゃないか・・・って想いが湧いていました。
30年以上前に作られたレコードが、今聴いてもカッコいいって思えるってナンかスゴイコトなのではナイか・・・って当たり前のコトですが、あえて再認識したり、ちょっと基本に還って思ったりしました。
ん〜まぁ〜だけど、「カッコいい曲なんだケド、知名度が全然ナイレコードを如何にしてアピールするか?」っていうコトが、一番難しい部分なのでもあるのですが、コレはホント、レコード屋の腕の見せドコロでもあるなぁ〜みたいなね。
一応、お客さんには年内には、「終わらせたいです・・・」ってお伝えしたのですが、来週は別の3000枚規模のHIPHOPコレクションの買い取りオファーがあったりと・・・タブン、もうキャパオーバーですね・・・。
ナンとか気合で乗り越えるしかナイ・・・。

BARBRA STREISAND / WOMAN IN LOVE
BARBRA STREISAND / WOMAN IN LOVE の試聴
next recordsのサイトでBARBRA STREISANDのレコードを探してみる

渋谷レコード店日記の手直しも、インスタグラムへの投稿もレコードの査定もホント、マンパワーが不足しています。
ナンか、3人でお店を切り盛りするっていうのはもしかして限界なのかな・・・なんて思ったりもするのですが、ブログの件もインスタの件も直接的に利益に繋がるコトではナイので人材を新たに投入するのはコスト的に見合わないんですよね〜やっぱり・・・。
タブン、一部の業務を見切ってやめて時間を創るってコトをしたほうがイイのかもしれない・・・このブログ辞めるとか・・・?


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昨今は、欲しいレコードの購入手段としてはネット利用の通販がかなりメインになってきています。
当店も同様に、お店の売上<ネット通販の売上 なワケですが、レコード店に対する「ナンかイイレコードあるかなぁ・・・」っていう期待度は、リアル店舗を実際に訪れてレコードを掘るほうが個人的には高いんですよね。
他の人はどうなんでしょうか・・・よく解りませんが、レコード店やフリマやヤフオクのWEBサイトを見ていてもイマイチ、気持ちの高揚感はそれほど高くナイんですよね。

個人的には、知った街では自分好みのレコード店は決まったルートで廻るってパターンが多いです。
サスガに渋谷のレコード店を廻るということはあまりありませんが、実家に帰省する際は、ホボ1日「レコード店を廻る日」という時間をとってその日は、午前中から夕方までガッツリレコード店廻りに没頭しています。
最近のレコード人気も影響しているのか、新しい個人営業のレコード店もチラホラと出来ているようなので、帰省する事前に情報収集したりしていますね。
新しく出来たレコード屋もトーゼン、WEBサイトが有ったりするのでどんなテイストのレコード店なのかは、WEBサイトを見ればナンとなくわかるのですが、在庫のレコードのすべてがWEBサイトにアガっているワケではナイので実際に訪れないとナニがあるのか解らない部分も結構ありますからね。

とりあえず、訪れたレコード店は、真っ先にお店の壁にディスプレイしてあるレコードを一通り見回します。
ま〜壁貼りされているレコードは、そのお店の一番の売りでもあるレコードがディスプレイされているので、ソコを見れば、そのお店のイチオシが解りますからね。
本音を言うと壁に12インチシングルが、貼られていると「お〜っ!サイコーっ!」って思うのですが、最近だとレコード屋の壁に12インチシングルがディスプレイされているケースは、ほとんど見かけませんけどね・・・。
別の見方をすれば、壁にアルバムや好みのジャンルのレコードがまったくナイというのは、そのお店は、12インチシングルに関してはぞんざいな扱いされている場合が多いので、気になるモノがあれば、安価な値付けされているコトが多いので、それはそれでラッキーな要素でもあったりします。

壁に貼られたレコードを一通りみたら、店内を廻ってエサ箱の仕切り板をザ〜っと見廻しています。
お店にもよりますが、だいたい仕切り板は音楽ジャンルに別れている場合が、多いですがそんな中でも「12インチシングル」とか「CLUB MUSIC」っていうコーナーがあれば真っ先に見るっ!みたいなカンジです。
この12インチシングルコーナーが存在しているレコード店っていうも最近は、ほとんどナイですけどね、コチラもあればラッキーってカンジかな。
なければ、もうジャンル分けの仕切り板にアルバムと混在で12インチが混ざっているってコトなので、仕切り板を一通り見終わったら12インチシングルがタブン入っている可能性が考えられる「SOUL」や「ROCK」のジャンルから堀り始めるってコトになります。
よくお店に来てくれたお客さんに「どうやって欲しいレコードを探すんですか?」って聴かれるコトがあるのですが、基本的に「ソコにあるレコードを全部見るっ!」っていうコト以外ナイんですよね、結構、地道なコトなのですが・・・。
どんなタイミングでナニが出てくるのかっていうのはとにかく見てみないとナンにもわからないですからね。
他の人はどんなレコードの探し方をしているのかは、解りませんが、この気になるエサ箱のレコードを全部見るっていうのは、オイラの場合、趣味でコレクションしているレコードを探す時と、海外へレコードの買い付けに訪れた時も基本同じ動作ですね。
なので、何時間もレコードを見続けるというコトは集中力と体力が必要となるので、レコード店巡りをする時は、途中でお腹が減ってバテないように事前に食事はシッカリ済ましてから挑むようにしていますね。
あと、トイレも確実に・・・レコード店に入るとナゼか便意を催す傾向がありますからね〜(笑)
よく本屋に入るとトイレに行きたくなるって言われますが、レコード店でも同様に感じる人は多いようですね。
ちなみに本屋に行って便意を催す状況を「青木まりこ現象」って言うようです(笑)


個人的には、様々なジャンルを扱って、大量のレコードの在庫があるような大規模店よりもそのレコード店の個性がわかる、小さなレコード店のほうが、ドッチかというと好きですね。
とにかく、初めて訪れるレコード店は、どんなカラーのお店でナニが出てくるのかわからないので、毎度のコトですが、相変わらずワクワクしますね。
ヘンなハナシですが、初めて訪れるレコード店っていうのは、ナゼかそのお店のレコードのニオイがするんですよね。
何度も訪れているレコード屋っていうのは、ニオイに慣れてしまうのかまったくカンジられなくなるんですが、初めてのお店はレコードのニオイがする・・・不思議です。
この初めて訪れるレコード店のニオイが気持ちの高揚感の発火点になっている部分は結構あるかも・・・(笑)

ちなみにオイラは、それぞれのレコードにつけられているコメントは結構、読む派です。
もう知っているレコードに関しては、「こんな情報があるんだ」っていう自分の知識の補充として読んだりもしますね。
店頭の在庫レコードにお店独自のコメントをつけているお店の有ったり無かったりもありますケド、コメントに関しては「ナイよりも有った方が、確実に興味を惹く」ほうですね〜。
気になるキーワードがコメントに書かれていたりすると「んっ!?コレはっ!!」っているインプレッションを大切にしたりしていますね。
その後、レーベルやジャケット裏のクレジットを見て、ホールド or リリースの判断をするってカンジですね。
エサ箱を見続けている中で少しでも気になるレコードは、確実にピックしておくようにしています。
以前は、気になる度合いでピックしたりしなかったりしていたのですが、見終わった後で「やっぱりピックしておこう」って気持ちになった時に、ドコに有ったのか忘れちゃうんですよね。単純にオイラのメモリー容量が少ないのかもしれませんが・・・。

レコードの在庫に関しても個人的にはまったく興味がナイCDや書籍、Tシャツ等のグッズは置いていないお店のほうが好きですね。
CDやグッズ置くのならもっとレコードを置いて欲しいってカンジです。
おしゃれな店内にエサ箱のレコードも少なめでスッキリ見やすいお店よりもエサ箱はモチロンのコト、エサ箱下にもレコードがギッシリで床にも所狭しとダンボールに入ったレコードが置かれているようなゴチャゴチャ感というか雑多なレコード店の方が好きですね〜。
床にしゃがんでワシャワシャレコードを掘るというのは、見た目はスマートではナイですが、やっぱりゴチャゴチャしていて店内がレコードだらけ店って「ナンかありそう・・・」っていう期待値が高くなるんでしょうね。

ART ATTACK / MANDOLAY
ART ATTACK / MANDOLAY の試聴
next recordsのサイトでART ATTACKのレコードを探してみる

欲しいレコードの価格に関しては、当たり前だけど安価であればあるホド、イイのですが、自分が既に所有しているレコードがそのお店で結構なプライスで販売されていたりすると、嬉しくなるっていうのはホント、レコード好きの性(サガ)ですね〜。
コレは、今でも時々感じるので、結構アルアルかもしれませんね。

好きなレコードを探すっていう部分に関しては、WEBサイトを見て探すよりもレコード店に訪れて探すほうが楽しいって個人的には、思いますね。
だけど地元にレコード店がまったくナイっていう環境もありますし・・・難しいトコロですね。


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ポータブルレコードプレーヤー『GP-N3R』が復刻して新登場!
昭和な時代にお手軽にレコードが聴けるというコトで結構人気のあった日本コロンビアから発売されていたポータブルレコードプレーヤー(GP-3R)がまさかの令和になって復刻されるというニュースです。
このプレーヤー、結構オシャレアイテムなアイコン的な意味合いもあるようで、女の子が読むようなファッション誌なんかでも時々、そのシーンの小物として扱われたりしていました。
ま〜見た目もプラスチック製で超チープなカンジなんだけど、赤とアイボリーが絶妙のカラーリングで可愛く見映えがするんでしょうね。

ちなみに今回新たに復刻発売されるのは、本家日本コロンビア社から企画生産というカタチで販売されるとのコトです。
ま〜レコード言うトコロの「再発盤」ってヤツですね。
で、当時発売されたオリジナルと今回の再発との見分け方は、本体持ち手の横のブランドロゴが、オリジナルは「COLUMBIA」となっているトコロが、再発の方は「ANABAS」となっているのでスグわかります。
ま〜このポータブルレコードプレーヤーにオリジナルか再発かにコダワル人がどれくらいいるのか解りませんが・・・(笑)
復刻する製品を作ったメーカーもオリジナルとまんま同じモノではなく、要所がバージョンアップされているようでオリジナルよりも高音質でレコードの再生がで出来るようになっているとのコト。
といっても、元々音質重視のプレーヤーではないので「高音質」も以前のオリジナルと比べて・・・ってコトですが。

個人的にもこの日本コロンビア製のポータブルレコードプレーヤーは、過去に2台購入したコトがあります。
はじめの1台目は、ネクストレコードを始める前に個人でレコードバイヤーをやっていた時期に海外でのレコード買い付けの際に試聴用として持って行くために購入しました。

もう20年以上前のハナシです。
ホントは、もっとコンパクトなプレーヤーが欲しかったんですよね。
本命は、このオーディオテクニカ社のサウンドバーガーったんですが、1990年代後半では既に生産を終わっていて手に入れるコトが出来ませんでした。
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サウンドバーガーは、今だと結構プレミアがついてレアになっているようですね・・・ヤフオクで状態がイイのだと2万円オーバー、ジャンクでも1万6千円ホドするようです。
サウンドバーガーが入手できなかった当時、唯一手に入れるコトが出来たポータブルレコードプレーヤーが日本コロンビアのGP-3Rでした。
ポータブルとは謳っていますが、実際は外に持ち出してレコードを聴くのには結構デカいんですよね〜。
ま〜しかし、海外買い付けにこのプレーヤーを持っていって実際のレコードを聴いて確認して購入できるっていうメリットのコトを考えると、「コレは絶対に必要だっ!」って思ったんですよね。
機内持ち込みが出来るバックにこの決してポータブルでないレコードプレーヤーを詰め込んで海外へレコード買い付けに出向いたワケです。
で、実際に海外へのレコード買い付け用として持っていったこのプレーヤーですが、想像以上に厄介なモノでした・・・(笑)
本体の大きさに関しては、はじめから分かっていたコトなので、ま〜仕方ないとして、問題は乾電池の重さだったんですよね。
モバイル的な用途なのでトーゼン、使用するためには、電池での駆動となるワケですが、このGP-3Rは単一乾電池×6本が必要なんですよ。
この単一乾電池6本が結構重いワケです。
本体に乾電池をと入れると多分、2Kgオーバーするカンジです。

買い付けでは、クルマを駐車場に駐めてその街のレコード店を徒歩で廻るというスタイルなのですが、1件目、2件目と廻るレコード店が増えると自ずと仕入れたレコード枚数も増えてくるワケです。
それも予め解っているので、大きめのレコードバッグをショルダーで肩にかけて持ち運びするのですが、結構レコードが買えちゃったりするとそのレコードバックも満タンになって更に両手にレコードが入ったビニール袋を持って次の店へ移動・・・ってなると、必要だと持っていったレコードプレーヤーが結構ジャマになるんですよね。
しかもレコードだけでも結構な重さなのに更にプレーヤーまで重い・・・。
確かにレコード店で聴けるというメリットはあるのですが、持ち運びのメンドーと比べるとどうかなぁ〜って結構、微妙だったんですよね。
結局、ジャマな方が勝ってしまい買い付け途中からレコード店へは持っていかなくなったワケです。
でも、折角持ってきたんで・・・というコトで、滞在中のホテルで購入したレコードを聴いて曲のチェックやコンディションの確認なんかで使っていたんですよね。
そんな使い方をして数日後、回転が安定しなくなったので「あ〜電池が切れたのかな・・・」って思い、乾電池を取り出して、本体に内蔵されている電源コードを引っ張り出して、ホテルのコンセントへ差し込むと・・・。
「ブ・・・・プチっ」とノイズという共に、二度と動かなくなってしまいました。
その時は、イギリスへ買い付けに行っていたのですが、フツーに考えると電圧が日本とは全然違うっていうコトは解っていたんですが、深夜でしかも時差ボケも相まってたんでしょうね・・・気が付かずにやっちゃいました。
ホテルに備え付けの変換プラグを使えばフツーに使えるってその時は思っちゃたんでしょうね・・・アホでした(笑)
再起不能になったプレーヤーは、泊まったそのホテルで捨てました。

で、その後ネクストレコードをはじめて2台目を購入しました。
たしか、2002年頃ですね。その時は仕入れたレコードのコメントを書くために買いました。
当時、お店では何千枚ものレコードの試聴ファイルをデータ化中で、コメントを書くためのターンテーブルの空きが無かったんですよね。
ま〜ソレだけ忙しかったってコトですね。
で、その後はその役目を終えてお役御免となりました。
多分、2台目はまだ持っていますよ、だけどもう長い間使っていないのでベルトドライブのゴムとか劣化してタブンまともに使えないでしょうね・・・。

TAVARES / IT ONLY TAKES A MINUTE (REMIX)
TAVARES / IT ONLY TAKES A MINUTE (REMIX) の試聴
next recordsのサイトでTAVARESのレコードを探してみる

このCOLUMBIA ポータブルレコードプレーヤー(GP-3R)には、当時DJブームというコトもあって同じルックスのDJミキサー(COLUMBIA GMX-3)も発売されていました。
gmx-3

もうココまでイクとジョークグッズですが・・・(笑)
しかしながらコノ、DJミキサーGMX-3ですが、それなりの人気があるのか現在は超レア化してしましたっ!
ヤバいっ!4万7千円でも売れてるっ!
確か当時の定価は12800円でした。
復刻発売されるANABAS製GP-N3Rの売れ行き次第ではこのDJミキサーの方も復刻されるかもしれませんね〜。
もし、まだ持っている人がいたら今が売りどきかも・・・?


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ココ最近、レコード買取のオファーがとても多くなってきています。
一応、ホームページで「レコードの買い取りやっています!」というように書いていますが、何処かにレコード買取のコトを宣伝広告したり、積極的に活動しているワケではナイんですケドね。
レコード買い取りのコトでお問い合わせいただくお客様のほとんどが「ホームページを見たんですけど・・・」って始まりなので明らかに当店のHP経由でのレコード買取のご連絡だと思います。
先に書いたように特に積極的に買い取り活動をしているワケでもナイのにお問い合わせいただける件数が多いっていうのはナンらかの事情があるのではと思いGoogleで「レコード買い取り」キーワードを調べてみました。

2019年11月現在のトコロ、2ページ目のアタマに表示されてますね・・・。
順位的には2ページ目の11番目ですが、積極的にレコード買取の宣伝広告しているお店がたくさん入っているので見え方的には15番目くらいですね。
Google検索に「レコード買・・・」っと途中まで入力すると推測変換で
レコード買い取り
レコード買取
って2つのパターンが表示されるのですが、送り仮名のアリナシの候補が出てきます。
送り仮名ナシの方では、3ページ目で順位的には32番目ですね。
タブン、送り仮名ナシの「レコード買取」の方が買取業者間の競争が激しいようですね。

レコード買取で「レコードを処分したいな〜」って思っている人がGoogleの検索窓に「レコード 買取」ってキーワードで検索して検索結果の上の方に表示させるために宣伝広告するには一体どれくらいの費用がかかるのかな・・・って思いちょっと調べてみると、およそ100円くらいの入札価格にしないとイケないっぽいですね。
ワンクリック100円か・・・個人的にはちょっと、高いキーワードなような気がします。
この辺の仕組みのコトはよくわからナイのですがタブン、レコードの処分を考えている人が検索窓で「レコード買取」って検索結果で目立つ場所に広告を出すためには、100円くらいの入札価格にしないとダメってことなんでしょうね。
1日にち10人の人がその広告をクリックすると1000円か・・・でもこういうのって継続的に広告を出しつつけないと効果はナイ思うので結構な年間通してみると広告費用になりそうですね。
広告に関しては上記に表示されるお店ってほとんど決まってるようですね。
だけど、目立つ上の方に広告をだしているお店は広告としてのナチュラルな検索結果でイイ位置に表示されているので別に宣伝広告しないでもイイような気がするのですが・・・ま〜そのヘンは「ウチがナンバーワンだっ!」的な部分もあるのかもしれませんね。
意外だったのがディスク・ユニオンさんとか広告出していないんですね。
もう宣伝広告しなくても充分レコード買い取りの依頼がジャンジャンあるってコトなのかな・・・。

時々、Googleから「検索連動広告をしませんか?」ってダイレクトメールが届くんですよ。
で、封筒の中にはお試しで広告が利用出来る数千円分のクーポンが入っています。
先に書いたようなレコード買取市場は結構すでにレッドオーシャンな状況なので数千円の広告費ではナンの効果もナイような気がするんだけどなぁ。
だけど、こんな状況なのにどうして検索結果でも2軍、3軍レベルの零細中古レコードでもある当店にレコード買取の依頼が多くあるのか・・・?ってコトなんですよ。
当店へのレコード買い取りオファーのほとんどが、昔DJをやっていた、もしくは趣味でDJ Playを楽しんでいたっていう人が多くその所有しているレコードのコレクションの大半は、ダンス系の12インチシングルなんですよね。
まさに当店に取ってはドンピシャなコレクションなワケです。
タブン、本来であればレコード買い取りのコトを考えてドコのお店に依頼しようかとググった時に、
「不要のレコードを高価買取します!」
「レコード買取は高額査定に自信あり!」
ってカンジでレコードの処分を考えている人には、魅力的なキャッチコーピーを謳っている買取業者へ査定の依頼をするとは思うのですが、数人のお客さんに訊いたトコロ、遠回しにお断りされているようなカンジでした。
レコード買取業者の今現在欲しいレコードっていうのは、流行りのシティ・ポップやROCKのアルバムのようで、12インチシングルに関してはドコのお店も低評価な査定もしくは、お断り状態な状況のようです。

MANDY / DON'T YOU WANT ME BABY
MANDY / DON'T YOU WANT ME BABY の試聴
next recordsのサイトでMANDYのレコードを探してみる


「レコード買取」っていう大雑把な検索だと2軍、3軍レベルの当店ですが、「レコード買取 12インチ」だと検索結果は堂々の1位でした!ヤッタぁ〜〜(笑)
だけど、「レコード買取」ってキーワードだとGoogleで月間1万回くらい検索されているようだけど、「レコード買取 12インチ」だと測定不能状態。
もう全然、検索されていないってコトかも・・・(笑)
だけど、積極的にレコード買取の宣伝広告をして今以上にドッカンドッカン依頼があっても当店のような小さなお店では捌ききれないのは明らかですからね。
今ぐらいのペースでちょうどイイのかもしれません。
ん〜レコードの仕入れよりもっと販売のほうが伸びて欲しいっ!



渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店next. recordsでは12インチシングルのレコードを買取をやっています!
ゼヒ、お気軽にお問い合わせください!
毎週、金曜日に新入荷のアナログレコードをサイトにUPしています。


このブログは、渋谷で唯一の12インチシングル専門のレコード屋、渋谷の中古レコード屋next recordsが、運営しています。

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