渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

タグ:レコード店

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ウチのレコード店では、店頭に出ているすべてのレコードにソレゾレ固有のレコメンドカードをつけています。
ま〜簡潔にいうと「商品フダ」ですよ。
ま〜大体の中古レコード店では、ついていますね・・・コレ。
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レコード店によっては、アーティストとタイトル、コンディション、価格という最低限伝えるべき内容だけが記載されているというシンプルな内容の商品フダが多いですが、Next Recordsでは、この商品フダに関しては並々ならぬチカラを注ぎ込んでいたりします。

この商品フダの本来の目的というのは、お客さんがエサ箱に入ったレコードを見ている時に、商品フダが貼ってあるその部分ダケを見ていれば、アーティスト、タイトル、価格を判断できるというお知らせカードというのが目的なワケです。
あ〜ちなみに「エサ箱」っていうのは、レコード店で上からレコードが取り出せるタイプのレコードが入った箱・棚のコトを言います。
最近、「エサ箱」っていうワードをフツーに使ってお客さんとハナシをしていると「エサ箱ってナンですか?」って訊かれたので、一応解説しておきました。
この商品フダがないと、ジャケットをエサ箱からカンゼンに抜き出してジャケットに書かれているアーティスト名、タイトルを読み取らなければ、誰のナンてタイトルのレコードなのかわからないので、レコード店でお目当てのレコードを探す時にかなり効率が悪くなるワケです。
Next Recordsでは、この商品フダをジャケットの左上に添付しているので、お客さんがレコードをエサ箱から見る時に、10cmくらい上へジャケットを持ち上げるダケで、誰のナンてタイトルのレコードで価格はナン円、コンディションの程度、生産国が瞬時に判断できるというワケです。
ジャケットの全体をエサ箱から抜き出して様々なデザインで表現されたジャケットからアーティスト名を判断して・・・っていうのから比べるとこの商品フダが添付されていると格段に効率がイイんです。
海外のレコード店ってこの商品フダってホントついていないケースが多いんですよ。
単純に、「$9.99」ってシールをジャケットやレーベルにペタッと貼っているだけの場合が多いです。
買い付けに言った時とか、時間との勝負の部分もあって、如何にして短時間で多くのレコードを見て仕入れるかっていうのがとても重要なのですが、この商品フダがついていないというコトで、大量のレコードをエサ箱から探し出す時に、12インチシングルの場合だと、穴あきジャケットの場合が多いのでレーベル面まで持ち上げないと誰のナンて曲なのかまったくわからないという状態になるんですよね。
そういった意味では、この商品フダがついているというのは、購入する側からすると、メチャ助かると思うんですよね。

一方、お店側は最低限のお知らせしたい内容だけの記載だと、「そのアーティスト・曲に興味がある人」にだけ、その内容を伝えるという結構、限定的な人向けの情報の提示になってしまう・・・というコトになります。
で、先に書いた「Next Recordsでは、この商品フダに関しては並々ならぬチカラを注ぎ込んでいたりします。」の理由ですが、ソレが商品フダに記載されているオススメのコメントの部分なのです。
アーティストとタイトルだけでは、伝わりにくい部分をこのコメント欄に書くコトで、「そのレコードに少しでも興味を持ってもらえたらなぁ・・・」という意味でこのコメントを相当気合を入れて書いているワケです。
例えば、プロデューサーがダレだとか、ダレがREMIXしているとか、サンプリングの元ネタだったり、オススメのMixだったり、US盤とはMixが違うよっ!とか、曲の雰囲気だとか、DJ●●がヘビープレイだったり、CMや映画に使われたコトとか・・・もうその曲にまつわるありとあらゆるコトを書いてレコードを見ている人に少しでも興味を持ってもらえる様に・・・って思いコメントを書いていワケです

レコード店に訪れるお客さんには、目的別に2種類のタイプがあると思うんですよ。
●お目当てのレコードを探している人
●ナニか良いレコードを探している人
コレは、カンゼンにタイプが分かれているというワケではなくって、お目当てのレコードを探しつつ、他にも良いレコードがあれば欲しいっていうカンジで、レコード店を訪れているんだと思います。
そういった、お客さんにコメントを読んでもらって「この曲ナンか良さそうかも・・・」って思って貰えれば・・・みたいなカンジですね。
大量に在庫してあるレコードから、ナンの情報もナシで「お好きなものをどうぞ買ってください」っていうのは、やっぱりちょっとムリだと思うんですよね。
人の興味のツボは様々で、ナニかひとつでも気になるワードが見ている人の手がかりとなって、興味の対象となって、「このレコード、ちょっと聴いてみたいな・・・」ってカンジてもらえればと思ったりしています。

ナンていうか、個性的な中古レコード店ってやっぱり、お店とお客さんのちょっとしたコミュニケーションの場的な部分ってあると思うんですよ。
コメントがキッカケで、試聴してもらって「この曲好きだったらこの曲もイイですよ〜」的なやり取りが出来れば、イイかも・・・なんて思ったりしています。

GRANT GREEN / DOWN HERE ON THE GROUND
BAGRANT GREEN / DOWN HERE ON THE GROUND の試聴
next recordsのサイトでGRANT GREENのレコードを探してみる

時々、レコードをご購入していただいたお客さんから
「この商品フダってもらえますか?」
って訊かれるコトがあります。
「えっ!ナンでこんなの欲しがるの?」ってお店的には思う部分があるんですケドね。
コメントにはチカラを注いでいるのは事実ですが、お客さんがそのレコードを購入していただければ目的が達成されてタダの情報の羅列が書かれた紙切れでしかナイと思うのですが、意外とこの「商品フダください」っていうケースが多かったりするんですよね。
商品フダを欲しい理由ってお客さんから具体的に聴いたワケでは、ナイのですが想像するに、まぁ〜ナンか、商品フダとレコード購入が紐付くキッカケがあったのかなぁ・・・って思うくらいですが・・・(笑)
「このコメントを読んで渋谷のレコード屋で買ったんだなぁ」って後になって記念になる的なアイテムになったりするのかな。

というワケで、店頭でのお買い物で、Next Recordsオリジナルの商品フダが欲しい時は、言っていただければ差し上げますよっ!

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堅苦しいタイトルですが、内容は全然フニャフニャなブログ記事です(笑)

こんな座談会記事を読みました。
■音楽カルチャーを紡ぐ
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ブーム再燃!「アナログレコード」プロフェッショナル座談会
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レコードプレス工場の東洋化成、HMVを運営しているローソン、ソニー・ミュージック等のアナログレコード担当者さん5人が今のアナログレコードのブームとかを語るという記事です。
レコード製造とレコード店、レーベルと現場担当者たちが現状の様子などを話し合っていて、今のレコードブームを紐解くという内容の記事でした。
前編、後編と2部構成でなかなかのボリュームの記事なのですが、どちらかというとマニアックなアナログレコードの話題というより、ビジネス視点なセールスやプロモーション的な話題が中心かも・・・・ってカンジる内容ですね。

参加している人たちは、その分野でプロフェッショナルな仕事に携わっている人たちだと思うので、スゴく真っ当な今のアナログレコードシーンを捉えてハナシをしているんだと思うのですが、レコード好きなオイラが読んでいても、ナンていうか、大会社特有のシーンの捉え方をしているカンジがしているような・・・。
それぞれの担当者レベルだとタブン、皆さんオイラと同様に「レコード、メチャ好きっ!」ってカンジだと思うんですよ。
だけど、せっかくレコード好き5人が集まっているんだったら、もっとマニアックでディープなハナシになればイイんじゃないかなぁって思ったのですが、ん〜ナンていうんですかね・・・マクロの視点から俯瞰で見た今のレコードブームを紐解くみたいな、当たり障りのないザックリとしたハナシだけで終わっちゃっているような気がしてナンダカ残念な気がするんですよ・・・。
結局、人気のあるシティ・ポップの古いレコードを再発してよく売れていますってハナシとか、今売り出し中のアーティストの楽曲をアナログレコードで作るとかっていうハナシだけで留まっているようなカンジがして、大会社だけが知っているようなもっと深いハナシとかウラ話的なコトが語られれば面白かったのにーーーって思いました。
やっぱり、利害関係があるんでしょうかね・・・公にできないコトとか・・・(笑)

2015年ともう5年前になりますが、今回上記で紹介したような似たような話題で東京のレコード店スタッフが同様にレコード・ブームのコトを語る座談会があったのですが、まぁ〜個人的にはコチラのほうが、オイラは興味深かったですね・・・。
東京を代表する4店のレコードショップのスタッフが卓を囲み、日本のレコード・ビジネスについて談論。
上記の記事を読んだ時にオイラが書いた所感は下記の記事です。
興味深く読んだ・・・東京のレコード屋がレコード・ビジネスについて談論。

ま〜タブン、レコード会社や製造工場、大手レコード店と視点が違うのかもしれませんね・・・コレは。
でも、やっぱり5年前の記事にも書いていますが、結局「レコードが売れてナンボ」というのは、共通する話題となっています・・・(笑)
2つの記事を読んでいて思ったのですが、新譜をメインに扱っているレコード店と中古メインで扱っているレコード店、とその新譜と中古の比率の差が視点の差になっているのかもしれません。
うちのnext. recordsでは100%中古レコードだけの取扱いです。
さらに12インチシングルだけというフォーマットの縛りアリです。
オイラの視点から見ると、再発盤の話題なんか、まったく興味が涌かないのです。
しかも、アルバムとか7インチシングル(ドーナツ盤)の話題となると、さらにインタレストは遠のいていきます・・・というかそもそも無関心になってしまっています。
メチャイイ曲の再発盤がリリースされたよって聞いても、「はぁ・・・そうですか・・・」ってカンジです。
カンジ方はまぁ〜人それぞれですからね〜(笑)
Leon Ware / Why I Came To California の妄想ジャケット付日本盤7インチシングルの再発とか・・・企画としては面白いかもしれませんが、オリジナル盤LOVERとしては眼中ナイですしね・・・。
スイマセン、決してDISっているワケではナイんですよ・・・あくまで個人的には興味が全然ナイってだけで・・・ソレよりElektraから1982リリースされたUS Promo 12の方がビンビン興味があるってダケで。
コレが妄想ジャケット付日本盤7インチシングル
LeonWare7
再発リエディット盤の7インチよりコッチのオリジナル7インチのほうが欲しい・・・かも。
LeonEWare7-orig
だけど、やっぱり本命は、確実にコイツっ!
LeonEWare12

ナンか、オイラも同じアナログレコードを扱っている立場なのですが、レコードに携わるソレゾレの立場で見方とか評価がコレほどまでに差があるのか・・・っていうコトを今回の座談会記事を読んでカンジましたね・・・。
オイラもレコードをビジネス的な見方で見るっていうコトに関しては、結構強いほうなのかもしれませんが、じゃあニーズがあるから売れるレコードを扱えばイイのか・・・って極端に「儲けてナンボ」なレコードを扱えばイイのかっていうコトに関して言えば、ちょっと違うんじゃないか・・・って思うんですよね。
このアタリの線引は、難しいですね〜ウチのお店だと、利益 or コンセプト どっちでいくのか・・・みたいなカンジですね。

BARBARA ACKLIN / AM I THE SAME GIRL?
BARBARA ACKLIN / AM I THE SAME GIRL? の試聴
next recordsのサイトでBARBARA ACKLINのレコードを探してみる

結局、当店の場合だと、いくら人気があって売れるからといっても再発盤を扱わないっていうスタンスになっています。
しかし、その中でもキッチリ利益も出して運営していくっていうやり方でいこうってカンジですね。
実際、両立させるのは相当、タイヘンなのですが・・・(笑)
だけど、人気があるシティ・ポップの再発盤をお店で扱ったトコロで、ドコでも手に入るレコードなので他店との差別化が出来ないのでそっちのヤリ方っていうのもなかなか難しいんじゃないかなぁって思う次第であります。

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いや〜また、コロナの感染者数が増えてきましたね・・・。
・・・って前回と同じ書き出しですが、前回よりも増えてるのでやはり、リアル店舗を営んでいる立場からすると、まったく無関心ではいられないのは、事実です。
とは言ってみてもどうしようもないのですが・・・。

先日、ムスコとクルマに乗って最寄りの某有名ファーストフード店へ朝メシを買いに行きました。
週末の朝なのでドライブスルーは結構、混雑している状況・・・一方、店内は、ガラガラ・・・っていう状態。
ドライブスルーは混んでいるので、クルマを駐車場に停めるとムスコが「PayPayでキャンペーンやってるよ!」というので詳しく内容を見てみました。
ファーストフード店のアプリ経由でオーダーする。
支払いをPayPayで決済する。
すると利用金額に応じたポイントが還元される。
ドライブスルーは利用不可 というカンジです。

どうやら「モバイルオーダー」という仕組みで、アプリ経由でオーダーから支払いまで、すべて終えた後で、店内で注文した商品だけを受け取る・・・という、ある意味、店内での「密」回避のためのオーダーの方法のようです。
一通り、オーダーの仕方の説明を読んだのですが、オイラもネット通販を自力で運営している立場からこういったオーダー方法をザックリと想像してみると、一見すると注文して支払いをスマホ決済で行うという・・・カンタンな仕組みのようにみえますが、実はなかなか複雑な設計で出来ているような気がしました。
例えば、位置情報で最寄りのお店を選ぶトコロやイートイン(カウンターで受け取り or テーブルまでスタッフがお届け)なのか、テイクアウト(カウンターで受け取り or 駐車場で受け取り)なのかという部分とかバリューセットごとに配布されているクーポンの適用やドリンクの選択、決済時の残高の不足時の対応などなど・・・注文時の分岐する仕様や想定される不具合やオペレートのコトなど考えるとかなり、複雑で高度な技術の上で設計されているのがナンとなく解ります。
で、一通り、ムスコのリクエスト通りにお店の駐車スペースでスマホからオーダーして支払いの手続きまで終えると、注文番号がスマホのアプリに表示されるワケです。
そして、店内に入るとカウンター上のモニターにオイラのモバイルオーダーの番号が表示されて商品を受け取る・・・っていうもうまさにお店に行けば、受け取るダケっ!
オーダーしたモノを受け取るだけという極めてシンプルな行動だったんだけどメチャ、「スゴイっ!」ってカンドーしたワケです。
しかもっ!PayPayのキャンペーンで30%のポイント還元付っ!

個人的には、アプリの操作だけでココまでスマートに注文が出来るというコト自体にあまりにもカンドーしたので、思わず店員さんに
「はじめてモバイルオーダーを利用したのですが、メチャ便利ですね〜」ってハナシかけちゃいました。
で、「メチャ、便利なのですがモバイルオーダーって利用する人って多いですか?」って訊いてみると
「まだ、サービス自体がはじまって間もないのでソレホド多くはありませんね。」って。
ん〜イイサービスだと想うんだケドどね〜って、オーダー品を受け取って駐車場へ戻ると、ドライブスルーの長蛇の列・・・。

このスマートな体験をnextのWEB注文に応用できないかな・・・って思ったワケです。
next recordsでもネットで注文した商品を店頭で受け取るというサービスを行っていますが、まだまだメンドーなんですよ。
例えば、上記のファーストフード店のアプリでは、基本的に名前とか住所とかまったく記入しなくてOKなんですよね。
そもそも来店受け取りするのに、名前も住所も電話番号も必要ないワケです。
しかし、ウチのホームページでは、元々ネット通販用のショッピングサイトを利用しているので「通販アリき」で設計されているために、どうしても配送先を入力してもらう必要があるワケです。
だけど、スマホでポチポチ名前とか住所とか入力すうるのってメンドーなんですよ・・・。
リアル店舗に出向いて受け取りするってコトに対してお支払いまで完了しているのであれば、名前も住所も必要ありませんからね。

もうホントに思っているのですが、スマホでナニかの注文をしたり申込みをしたりするようなフォームにナニかを入力するっていう行為ってマジでメンドクサイって個人的にも思っているワケです。
なので、オイラは基本的に入力を伴うこういった行為をする時は、PCで行うのですが、時流もあって当店の注文もスマホ経由からがホトンドなんですよね。
つまり、自分でもメンドーだと思っている入力作業をお客さんに強いてしまっている・・・みたいなカンジです。
うむ〜ナンカもっとスマートに出来ないモノでしょうかね。
当店だとAmazonPayを利用してする買い物がソレに近いカンジですが・・・全員がAmazonのアカウントを持っているワケではありませんしね。


ちなみに店頭受取りでAmazonPayを利用すれば、商品受け取りに来店した際に、注文の品を渡すだけってコトが出来ます。
ま〜比較的、上で書いたファーストフード店の仕組みに近いかもしれません。

DIGITAL EMOTION / GET UP, DO YOU WANNA FUNK
DIGITAL EMOTION / GET UP, DO YOU WANNA FUNK の試聴
next recordsのサイトでDIGITAL EMOTIONのレコードを探してみる

理想を言えば、来店受け取りだけでなくってフツーの通販で欲しいレコードを買う時に、名前も住所も入力ナシでスマホ内のApple PayとかGoogle Payとかのクレジットカード情報で買い物出来るっていうコトが出来れば・・・って思うんですよね。
スマホでは文字入力を一切しない、リストから選んでタップするダケっ!
ま〜サスガに、ナンにも入力しなくても商品が自宅に届くっていうのは、今だとちょっとコワいカンジもしますケド、ソレくらいカンタンになれば、イイのに・・・って思うワケです。
ファーストフード店のアプリを使って思ったのですが、ナンかココにヒントがあるような気がしました。

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kajagoogoo_tooshy
2020年6月のはじめに緊急事態宣言明けから早くも半年になろうとしています。
おかげさまで、緊急事態宣言下でのすごもり需要でなんとか生きながらえている零細中古レード店 渋谷ネクストレコードです。
以前にもこのブログで言及しましたが、コロナ禍で新たにレコードを聴きはじめた人が、増えてきたようで当店でもはじめてご来店いただくお客さまがチラホラとお見かけするシーンが多くなりつつあります。

まぁ、わかりますよ・・・初来店のお客さまって・・・みれば、スグに。
やはり、明らかに店内での様子を見ていると視点というか焦点というか、定まっていないのでエサ箱をチラホラと見ながら店内をグルっと一周りするカンジなので
「あっ、はじめて来ていただいたお客さまだ・・・」って気がつくのです。
明らかにウチのレコードの趣向とマッチしないお客さまだと、店内グルリで即、さようなら・・・ってモノの数十秒でお帰りになる人もいますが、店内グルリ中で、エサ箱のレコードを手にとって見ていただけるお客さまでご自身の趣向にマッチして頂けたりすると、ちゃんと足を止めてレコードを見て頂けたりします。
もともとレコード店へ来るコト自体に慣れている人なら、レコ屋内での立ちふるまいとかを解っていると思うのですが、昨今だとつい先日からレコードを聴きはじめたって人も結構割合としても多いようにカンジるんですよね。
で、先日こんな動画を見かけました・・・。

レコード屋店主的には、「はじめてレコード店に訪れる人の心境ってこんなカンジなのか・・・」って・・・。
まぁ〜このYouTuberさんの朴訥なキャラがちょっと面白いですね。
試聴する時にレコード屋スタッフに「試聴したいんですが・・・」って訊くのがコワいってカンジるのか・・・って。
幅広いジャンルのレコードを扱っているようなディスクユニオンやHMVレコードショップのような一般店だと、個人的には入りやすそうに感じるのですが、動画をみているカンジではソレすらもド緊張のさなかで決死の思いで行動しているのがソレとなく伝わってきます。

とするとですよ・・・比較的入りやすい敷居の低いと思われるディスクユニオンやHMVレコードショップで、このカンジだと当店のような小さな個人店でさらに専門性がMAXのレコード店だとどう思われるんだろう・・・って、カンジたんですよね。
2000年に渋谷で開業した当初は、レコード店主としてズブの素人だったオイラですが、DJブーム真っ只中という状況だったので、お客さんの全員がオイラと同等もしくは、ソレ以上にレコード店に慣れている人ばかりでした。
はじめてご来店したお客さんも来店と同時に数十秒で「この店がどんなレコード店なのか」ってコトをスグに察知して、お目当てのコーナーを探して掘るっていうコトがみんな自然と出来ていたのです。
だけど、最近のアナログレコード人気でレコードを聴きはじめた人は、当店のような極めて専門性に特化したようなレコード店に入ったらどう思うんだろうなぁ・・・。
まず、当店は扱っているレコードっていうのが、12インチシングルだけっていうコトが判りにくいんですよね・・・なので、ちゃんと説明したほうがイイんじゃないかなってオイラは思うワケですが、そもそもレコード店に訪れてソコの店員から声をかけられるっていうコト自体、プレッシャーにカンジられるんじゃないか・・・って危惧するんですよね。
タブン、ディスクユニオンやHMVに訪れても絶対にレコ屋スタッフが、レコードを見ているお客さんに声掛けするコトなんかナイと思うんですよね。
なので、声をかけられる事自体、「エッ!?ナニっ?コワっ!」って思われちゃうかもしれない・・・って、思うのでシラ〜っとしていた方がイイのかもしれない・・・だけど、ナニも説明しなかったらこの店がどんなレコード屋なのか解らないまま、「あ〜ナンかワケのわからないレコード屋だったな・・・」って二度と来てくれなくなるかもしれない。
まぁ〜もともと当店と趣向が合わないお客さんならソレは全然構わないのですが、意外と12インチシングルの良さをちゃんと理解してもらえたらかなり、ハマると経験上カンジているんですよね。
お客さんに声がけするか、しないか、◯か✕って単純に判断するんじゃなくて、様子をうかがって判断しているのですが、コレが結構難しいんですよね。
まぁ〜お店的には、この声掛け判断が、オイラにとってもお客さんにとっても今後のレコードライフの命運につながるっ!ってカンジですから・・・(笑)

一応、こんな気持を抱えてオイラも覚悟を決めて「ナニかお探しですか?」って緊張しながらお声がけするのですが・・・・
「あ、大丈夫です・・・」ってこのワードを聞くと、「しくじったぁ〜っ!」って落ち込むワケなのです。
冷静に考えると「ナニが大丈夫なのか」っていう部分はあるのですが、コレは別の意味だと「ほっといてくれ」っていう意味だと思うんですよね・
で、コレがキッカケで「あのレコード屋、めんどくさい・・・」ってなるんじゃないかな・・・って、「もう二度と行かないっ!」ってなるんじゃないかな・・・って。
こんなコトを考えているとレコード屋をはじめて20年経ちますが、改めて接客ってホント難しいなぁ・・・って思うんですよね。

KAJAGOOGOO / TOO SHY
KAJAGOOGOO / TOO SHY の試聴
next recordsのサイトでKAJAGOOGOOのレコードを探してみる

でもね、レコードが好きな人ってレコードのハナシをするコトも好きだと思うんですよ。
タブン、レコードが好きな人が、周りにの友人知人にレコードの話題を持ちかけても「ふ〜ん、そうなんだぁ〜」ってソレだけでハナシ終わっちゃうと思うんですよね。
だけど、レコード屋の店員とハナシをするようなナニかのキッカケがあれば、100%レコードの話題だけで思っきり会話ができたりするのでソレはソレでめちゃ楽しい時間が過ごせると思うんですよね。
ソレに自分が知らない曲で、イイ曲とかも紹介してもらえたりとか、知らなかった情報を得たりするとか・・・って結構、有意義なんじゃないかなって。
ま〜だけど、確かに慣れないと緊張しますよね〜はじめてのレコード店って・・・。

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funkygreen_reachforme_1
2020年6月に下記の記事を書きました。
コロナの影響で渋谷のレコード店が閉店
渋谷の大型中古レコード店、レコファンが閉店するというニュースを読んでカンジたコトを綴った記事です。
上記のエントリーを投稿した6月時点では・・・。
「今後1〜2ヶ月以内に営業を終了することを発表した。具体的な閉店日は未定」
というコトでしたが、その後に10月11日(日)が最終営業日になるという発表があって、その通りに渋谷での営業に幕を閉じました。
営業最終日は、どんな様子なんだろうと気になったので実際に訪れてきました。

SNSでもかなり話題になっていたようで、多くの人がその最終営業の様子をアップしていました。
オイラが訪れたのは、午後4時頃で店内は、かなり多くの人で賑わっていましたよ。
もうホント、モリモリ状態で、狭い通路では人とすれ違うのも困難なカンジでした。タブン、100人以上お客さんがいたと思います。
そして、たくさんのレコードやCDを抱えたお客さんがお会計の為にレジ前で列を作って並んでいました。
店内では、10枚買うと1枚につき300円引きという閉店セールをやっていました。
さらにこの時、スマホ決済のPayPayがお会計から20%還元というキャンペーンも開催中だったので合わせ技で、購入金額よっては半額くらいになるという状態でした。

最初の閉店ニュースを聞いたのが、6月だったので約4ヶ月後の10月閉店になったんですね。
だいたい、不動産の契約で退去する場合は半年前には告知するパターンなので、残りの2ヶ月は退去の作業に入るんでしょうね。
しかし、6月の閉店予告から4ヶ月経っているにも関わらず、店内のCDやレコードは、まったく減っていない状態だったのは驚きました。
ホントに、今日で閉店するのか?って思うくらいいつも通りの在庫数でした。
閉店セールを始めてからは、相当な在庫数が売れたと思うのですが、まだまだ全然在庫があるってコトなんでしょうね。
もうホント、エサ箱やCDラックにパンパンにレコード&CDが詰まっていましたからね。
おそろしいくらいのドエライ在庫を持っていたんでしょうね・・・タブン。

レコファン閉店のニュースは、朝の超メジャー番組フジテレビ「とくダネ!」でも取り上げられるホドでした。
下記のニュースサイトでは、閉店の状況を詳しく紹介しています。
大型レコード店「レコファン渋谷BEAM店」が閉店、多くのdiggerが駆けつける
店長さんが、「最終セールのコロナ対策シールドにハサミを入れる」という象徴的なシーンが・・・。
だけど、レコファン自体が完全になくなるワケではナイですよね。
レコファン秋葉原SEEKBASE店は、今まで通り営業を続けるし、上記のニュースでは新しい話題としては、武蔵小金井に新店舗をオープンさせるというコトも書いてますね。
中古レコード&CD店として営業をするのは、渋谷の店舗は、やっぱり巨大スギルような気がしますしね。

最終日にレコファンを訪れて前々から思っていたので、エサ箱の配置やジャンルの別け方が独創的すぎて、個人的には見づらいんですよね・・・。
大量の在庫を抱えているので致し方ないのも解るのですが、欲しいレコードを探すのも骨が折れると言うか、一苦労するカンジが、正直メンドくせーってカンジてしまうんですよ。
今だと、ナンでも検索するコトでピンポイントで欲しい情報にアクセスできるのになれてしまっているので、物理的にナニかを探すっていう従来ながらの行為が煩わしくなってしまっているのかもしれません。
大型書店の店内にある端末から探している本のタイトルを入力すると、その本が置いてある本棚の在り処を教えてくれるシステムみたいのがアレば便利だと思うんですケドね。
時々訪れる東急百貨店の丸善&ジュンク堂書店の検索システムとかホント、よく出来ています。
その本がナン番の書架にあって、そのナン段目の棚に探している本が在庫している・・・っていうトコロまで、教えてくれるのでホント、便利です。
大量の在庫を抱えてもスタッフがその在庫の有り無しを即答出来るくらいであれば、イイんでしょうが、なかなか難しいですよ・・・ソレは。
レコファンで店員さんに探しているアーティスト・曲名を伝えると
「コチラになりますっ!」っておいてあるエサ箱まで案内してくれるのかな・・・わからないケド・・・。

レコードやCDの大規模店の在り方っていうのは、もしかしたら変わってきているのかもしれないのかなぁ・・・ナンて思う部分もあります。
やっぱり趣味性の高いアイテムなので、イロイロなジャンルを扱っているっていうコトよりも、より専門性が高いマニアックなセレクションのお店のほうがイイのかも・・・って思うんですよね。
ディスクユニオンとかそういったジャンル別の商品の内容によせたショップ展開はウマくいっているような気がするんですよね。
HIPHOPのレコードを探している人は、ヘビメタのレコードを見る確率は、かなり低いと思うんですよ。
極端な例えだと、見ない or 興味のない ジャンルのレコードは、その店になくてもイイってなるんじゃないかな。
ソレよりも自分が好きな音楽がより深い内容で掘り下げられたセレクションになっていて、ソコのショップ店員がメチャそのジャンルに精通していて、好きそうなレコードをオススメしてくれるみたいな・・・。

まぁ〜一概にソレがイイっ!このやり方がベストだっ!っていうコトはナイとは思いますが、実店舗ならではの体験というか対応というか、そういうのがあったほうがイイんじゃないかなぁ・・・なんて思う次第であります。

FUNKY GREEN DOGS FROM OUTER SPACE  
FUNKY GREEN DOGS FROM OUTER SPACE の試聴
next recordsのサイトでFUNKY GREEN DOGSのレコードを探してみる

レコファンは、渋谷で26年間の営業の幕をとじたワケですが、突然襲った新型コロナウィルスという驚異にさらされたというナントモ複雑な状況だったという事情もありました。
しかし、また別ではこの困難な状況下でもシッカリと事業を継続出来ているというビジネス・ケースもニュースで紹介されています。
自分で言うのもナンですが、ウチの店はコロナ禍でもダメージは比較的小さかったと思います。
そして今回のコロナ騒動で解ったウィークポイントを出来るだけ小さくするための施策をしました。
今後、季節柄また再び、コロナ問題が顕在化してきても対応できるように準備をしなきゃ・・・って思います。

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