渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

タグ:アナログレコードの話題

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このブログでも度々、書いたコトがありますが、最近レコードを聴きはじめた人が増えてきたと同時に、以前レコードをコレクションしていたのだけど、生活環境の変化や興味の移り変わりでレコードを聴くのを辞めたんだけど再び、昨今のレコードの話題に触れて再びレコード熱が再燃したいわゆるリターン組も増えてきました。
ん〜レコード店主的には、とてもウレシイコトであります・・・。

最近レコードを聴きはじめた人もリターン聴きの人も、ずっとレコードを聴いていた人も多くのレコード好きがブチ当たる悩ましい問題があったりします。
ソレが今回のテーマ「レコードの価値と気持ち」であります・・・ちょっと韻を踏んでみましたが(笑)

店頭で、お客さんと接していてよく訊かれるコトのひとつに
「〇〇のレコードは、ありますか?」という質問があります。
ま〜タブン、この質問が間違いなくNo.1で訊かれる質問じゃないかな〜。
で、そのお探しのレコードがあれば、「ありますよ〜コレですっ!」ってお出ししますし、なければ「すいません、今は、在庫ないですね」ってお伝えします。
そしてお探しのレコードの在庫がなかった時にさらに訊かれるのは「あったらイクラくらいですか?」っていうのが、あります。
「アッタラ・イクラ」ナニゲに韻を踏んでますね(笑)

中古レコードの価格というのは、当たり前ですがやはり需要と供給のバランスによって決まってきます。
そのレコードを欲しいと思う人が多ければ、価格は揚がるし、人気がなければ激安で売られるという極々当たり前のコトです。
まぁ〜最近、レコードを聴きはじめた人からすると、100円で売られているレコードもあれば、数万円もの高額なレコードもあったりとその価格の落差に驚かれる人もいるかと思います。
だけど面白いですよね・・・レコードの存在って音楽の収録というのが本来の目的であるのに対して、今だとストリーミング・サービスやYouTubeというホトンド、タダ同然で聴ける状況であるにも関わらず、収録されているメディア自体に価値を見出すというカンジになっているワケですね。
イイ曲や好きな曲という理由も当然アルのですが、必ずしも良い曲のレコードだから高額って言うワケでもナイという・・・。

先日、お客さんから聞いたハナシですが、とあるレコード店でレア盤が販売されていたそうです。
そのお客さんもそのレコードは、いずれ手に入れたいレコードだったそうなのですがその価格が、二桁万円に届く値付けがされていたそうです。
お客さん自身もコレまで30年以上のレコードコレクション歴で店頭でそのレコードが販売されていたのを見たのは人生ではじめてだったようです。
オイラもその曲、トーゼン知っていますし、超がつくほどのレア盤であることも知っています。当店でも創業から20年以上のレコード店の営業歴においてそのレコードが入荷できたのは過去に1枚だけでした。
まぁ〜オイラ的には、コレまでの入手困難な状況から妥当だと思う価格なのですが、お客さん的には「いくらナンでも高スギる」という感覚であったようです。
コレね・・・難しいですよね〜タブン、レア盤といえども年に数回販売されているコトを見かけるようなレコードだったらアル程度の相場観みたいなモノがあって高額・適正価格・安価って判断が出来ると思うのですが、人生で初めて売っているのを見たレコードなのでその価格の妥当性が判断できないってケースですね。
お客さん的にはいくらナンでも1枚のレコードの価格としては高いっ!って一般的な感覚で趣味へ投じるコトのレコードの1枚の価格ではナイって思ったようで、オイラに「コレ、高いですよね・・・」ってご自身の感覚に対して共感を求められたようなカンジだったんですが、オイラはそのレコードが世界中のレコードコレクターが欲しているのを知っていたし、とても入手困難なレコードであるのも知っていました。
そのレコードの相場感にしてもまぁ〜滅多に販売されているコトがナイのでホトンド、あってナイようなカンジです。
しかし、なかなかそうそうお目にかかるコトが出来ないコトは、事実です。
ホントにそのレコードを自分のコレクションに加えたいのであれば絶好の買いの機会だとオイラは思うのですが、おハナシを聞いたお客さんは、買わなかったそうです。

ん〜なかなかムズいですよね・・・ずっと欲しい、ゼッタイに手に入れたいっ!って思って探していたご所望のレコードが、イザ出てきたら自分の想像を上回る価格だったっていう・・・。
じゃあイッタイいくらなら買ってもイイって思うのかですよね〜。
先にも書いたようにレア盤ってなかなか出てこないからレア盤なワケでちょいレア〜普通レア〜鬼レアってカンジでレアにも段階があるのですが、今回のレコードは、超絶ウルトラ・スーパー・レアなワケです。
だけど、価格は二桁万円いかないくらいです、普通にシゴトをして収入を得ている人からするとそのレコードを買ったからといっても生活が困窮するワケではありません。
まぁ〜別の味方をすれば、5000円のレコードを20枚くらい買ったと同じです。
おハナシを聞いたお客さんのレコード履歴は30年以上で相当な枚数のレコードを所有しているコトは想像に難くないワケでタブン、コレまでレコード購入に投じた金額はかるく1千万円は超えていると思います。
そんな経験があっても初めて売っているのを見たレコードの購入に躊躇しちゃう・・・人の気持ちって難しいですよね〜。

オイラの経験からこういった時って、だいたい後になって「あ〜、あの時のレコード買っておけば良かった・・・」って後悔するんですよね。
で、そのコトがトラウマとなってココロに深く刻まれてその後、何十年にも渡って「あの時、買わなかったレコード」って気持ちを持ち続けるというカンジになる・・・みたいな。
オイラも若い時は、とにかくお金がなかったので「カネがナイっ!」というコトをそのレコードを買わない理由の言い訳にして、半ば諦めるという強制的に自分の気持的に妥協していたのですが、今となっては「カネがナイ」というコトに関しては、言い訳にならないんですよね。
まぁ〜結局、そのレコードの価値と自分の気持ちを天秤にかけてそのレコードにちゃんと妥当性を見いだせるか否か・・・って言う部分ですよね。
タブン、今回のケースだと購入を見送った理由って「1枚のレコードの価格としては高額だ」って思ったんでしょうね・・・じゃあ、「イクラなら買いなのか?」ですよ。
今回のレコード、半額の値段なら買い?タブン、そんな価格では出てこないでしょう・・・もし出てきてもコンディションは、どうでしょうか、キレイなレコードで二桁万円に近い価格がイイのか、傷があってプチノイズが出てレーベルにも書き込みがあるレコードが半額だとどうしますか?ドッチがいいでしょうか?
また、もしかして半年後に今回見逃したレコードよりも高い値付けになっていたら・・・。
この悶々とした「あの時、見て買わなかったあのレコード」って気持ちをずっと持ち続けるというストレスは、その価格と見合わないでしょうか?
コレね・・・意外と購入時にちょっと気持ち的にムリしても買ってそのレコードを手に入れちゃうとスッキリするんですよね〜。
もうそのレコードを買わなくてイイ、もうそのレコードを探さなくてもイイって安堵感は、なかなかのモノです。
というか、そんな自分の気持を落ち着かせるためにレコードを買っているのか・・・ってハナシですが(笑)
そもそもタダでも聴ける環境があるにも関わらず、アイテムとして所有したいって気持ちがデカいのでレコードを持ちたいという気持ち自体は合理的ではナイのですが・・・アタマでは解っているんだケド、欲しいんですよね〜困ったものですね(笑)

EARTH, WIND & FIRE / SEPTEMBER (FANTASTIC PLASTIC MACHINE REMIX)
EARTH, WIND & FIRE / SEPTEMBER (FANTASTIC PLASTIC MACHINE REMIX) の試聴
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結局つまるトコロ、これは個人的な嗜好と価値観に関する問題であり、絶対的な正解はナイですよね。
まず、購入者にとってレコード・音楽はナニをイミするのか、そしてこの特定の曲が購入者にとってどのようなイミを持っているのかを考えてみるのはどうでしょうか。
自分にとってレコードとは、音楽とは、趣味とは・・・って、ん〜なかなか哲学的ですね。
最後に、長年探しているそのレコードを購入するコトで、それによって生じる費用と利益を比較してみるのもアリですよね。
この場合、コストと利益は単純な数字だけではなく、購入するコトで得られる喜びや満足感も含まれます。
価値が高いアイテムを所有するコトで得られる満足感や喜びは、費用を上回る場合がありますからね。

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コレまでにも度々、このブログでも言及しましたが最近、レコードを聴きはじめた人のご来店がとても増えてきました。
「レコードを聴いてみたいんですが、ナニを用意すればイイのでしょうか?」ってコレからっ!って人もいれば、もうレコードプレーヤーは、用意できていて「はじめての1枚を買いたいのですが・・・」って人もいたりしてナンだかレコードで音楽を楽しむっていうコトが普通の趣味として認知されつつある状況になってきているなぁ〜ってレコード店主的にはメチャ嬉しく感じる次第であります。
しかし、はじめて購入するレコードが当店のようなアナログレコードのなかでもかなりニッチな存在である12インチシングルだけしか扱っていない小さなレコード店での購入っていうのも当店的には嬉しいのですがイイのかな・・・って思ったりもします。

もっと様々な幅広いジャンルの音楽のレコードを手広く扱っている大手のレコード店の方がそういったニーズに応えてくれそうなカンジもしそうな気がしますが、コレも出会いですしオイラとしても一期一会を大切にしたいっ!って想いもあるのではじめてのレコード購入で「渋谷のnext recordsを選んで頂きありがとうございますっ!」って気持ちでイッパイであります。
で、人生ではじめてのレコード・・・一体ナニを選ぶのか・・・っていうとても重要な選択です。
結構、訊かれるんですよ・・・「どうやってレコードを選べばイイんでしょうかね?」って。
やっぱり自分が好きな曲、フダン聴いている曲やお気に入りのアーティストのレコードを選べはイイんですが・・・ナイんですよ、ソレがっ!
というのもレコードで音楽聴きたいって思われている人の年齢にもよるのですがだいたい20〜30歳代の人たちが普段聴いている曲っていうのがそもそも当店で扱っていない・・・という。
一応尋ねるんですよ、お客さんに「フダン、どんな曲を聴いているのですか?」って。
で、スマホのSpotifyやApple Musicなんかのプレイリストを見せてもらうのですが、全くオイラ&当店スタッフが聴いたコトがない曲&アーティストがズラリと並んでいて、トーゼン、オイラが知らない曲&アーティストなのでソレ等は、在庫していないというコトになります。

最近、世界的にもレコードの良さが見直されてレコード・ニーズが高まっているってよくニュースになっていますよね・・・ソレに、今どきのアーティストも自分たちの新曲をアナログレコードでリリースしたりってコトも聞きます。
で、実際にココ最近流行っている曲ってホントにアナログレコードがリリースされているのかな・・・って気になったんですよね。
2022chart
コレは、Billboardの2022年にもっとも流行った曲のシングルチャートです。
ハズカシながら・・・一切、聴いコトのない曲ばかり・・・というか、人生で一度も聴いたコトがナイのですが、ホントにコレ等の曲が2022年に流行っていたのか?って疑心暗鬼になるくらいです(笑)
アーティスト名だとチラホラと知っている名前を見かけますね・・・AdeleとかJustin BieberとかElton Johnとか・・・。
しかし曲は、まったく知らないっすね。
どうですか?このブログを読んでいただいている人は、オイラと同様の認識だったりして(笑)
でっ、特筆すべきは2022年の年間チャートの23位にランキングしている
Kate Bush / Running Up That Hill (A Deal With God)
コレだけは、知っているという・・・ちなみにこの曲、1985年つまり今から38年前にリリースされた曲でNetflixの「ストレンジャー・シングス 未知の世界」という人気のSFホラードラマシリーズで使用されたコトで脚光を浴びたようです。
この曲は、12インチシングル、リリースされていますよっ!だけど、この再人気の影響もあってレア盤化していますが・・・。

実際のトコロ、年間チャートのTOPにランキングしているような超流行った曲のアナログレコードは、リリースされているのかってコトをちょっと調べてみました。
で、ついでに聴いてみました。
1位のGlass Animals / Heat Waves は、アルバムでアナログレコードがリリースされていますね。シングルは、未リリース。

2位のHarry Styles / As It Was もアルバムでアナログレコードがリリース済でシングルは、未リリース。

3位のThe Kid Laroi & Justin Bieber / Stay は、データのみでフィジカルメディアのリリースはなし。

4位のAdele / Easy On Me もアナログレコードでは、アルバムでのリリース。シングルは、CDでリリースされていますね。

5位のEd Sheeran / Shivers もアルバムがアナログでリリース、シングルはCDのみ。


ココまで調べて思ったのですが傾向としては、流行っている曲に関して言えば、結構な割合でアルバムはアナログレコードでリリースされていますね。
シングルに関しては、アナログレコードでのリリースは一切ナシです。
タブン、入り口は、シングル曲をストリーミング等で聴いてそのアーティストを気に入ってアルバム購入って流れなんでしょうね。
で、アナログレコードに関しては、シングル盤をリリースするよりも利益率の高いアルバムを販売したほうがイイっていう判断なのかもしれませんね〜。
やはり時代は、アナログレコードに関しては、アルバム主流っていうコトなのでしょうか。
そして昨年のヒット曲、初めて聴いたのですが、まぁ〜どの曲も結構イイ曲ですね〜。

ちなみにソレこそシングル曲が人気だった時代の今から30年前、1993年の年間チャートはこんなカンジです。
chart-1993

ウォーーーーーっ!そうそうたる名曲揃いじゃないですかっ!コレこそヒットチャートってカンジですね!
ホトンドすべての曲を知っているし、しかもすぐにメロディを鼻歌で歌えるレベルっ!
1位のWhitney Houston / I Will Always Love You は、映画ボディガードのテーマ曲ってカンジで「アンダレェア〜♪」のフレーズは、年代問わず知名度抜群の名曲ですよね〜。

しかし、まさかのTag Team / Whoomp! (There It Is) が2位になるとは・・・こんな超ヨゴレ曲が・・・2位って1位との曲の格差がアリまくりなような気が・・・(笑)

リリースされて30年経過しているにも曲にも関わらず、1993年の曲の存在感と言ったらハンパないような気がしますね。
しかもほぼ全ての曲がアナログレコードのシングル盤でリリースされていますっ!
というか、2022年の年間ランキングしている曲が30年後の2052年に1993年の曲のような印象で聴けるのかってコトも気になります。

NE-YO feat. PEEDI PEEDI / STAY
NE-YO feat. PEEDI PEEDI / STAY の試聴
next recordsのサイトでNE-YOのレコードを探してみる

で、はじめてのレコードですが、「好きな曲を買えばイイんじゃないでしょうか?」って言っておきながら20〜30歳代の人が好きな曲で知っている曲っていうのが、当店にはホトンド、ナイんですよ・・・。
ナイというか、アナログ盤自体が存在しない場合がホトンドという状況です。
しかし、ナゼか「コレなんかどうですか?」ってオススメすると20〜30歳代のお客さんにかなりの確率で購入していただけるレコードがあります。
ソレがコレっ!

Ne-Yo / Because Of You
Because Of YouだけでなくSexy LoveやSo Sick などNe-Yoのヒット曲の12インチシングルは、20〜30歳代の人に知名度が高く結構、ハマるようですね〜。
ちなみにBecause Of Youのリリースは2007年です・・・少し前の曲という認識だったのですが、既に16年前の曲という、じゅうぶん古い昔の曲ですね・・・(笑)
タブン、2007〜8年くらいまでがメジャーな曲で12インチシングルがリリースされたのが最後辺りのようなカンジですね・・・コレ以降は、デジタル化が急激に進んでアナログレコードのシングル盤は、生産されなくなったような気がします。
そう考えたら12インチシングルって実質、1970年代後半から2010年くらいまでリリースされた曲だけの扱いになるってコトなんですね。
まぁ〜期間は決まっていても全然、未知の曲はまだまだ無数にあるような気がしますケドね。

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Instagramは、毎日投稿していますっ!
最近よくご来店いただいたお客さんから
「インスタ、見ていますっ!」ってお声をいただきます。
ホント、ありがとうございますっ!拙く稚拙でショボショボなレコード紹介ですが、お客さんからダイレクトにそんなコトを言っていただけると、メチャ励みになります。
元々、インスタをはじめたのもコロナ騒動が顕在化しつつあった2020年の1月からです。
ま〜当時は、「コロナがヒドくなって外出自粛ムードが高まると、もしかしてヤバいコトになるかも・・・」ナンて思い、レコード店の存在感を認知してもらうためにはじめたワケです。
現在、投稿数1400件以上、フォロワーさん1500超え・・・ん〜なかなか増えてきました。
インスタ界隈に詳しい人に訊いたトコロ、もっと上手にやればフォロワーさんをドカンと増やすコトも出来るらしいのですが、まぁ〜あえてコチラから積極的にアピールするのもナンダカ気がひけるんですよね〜。
なので、地道にコツコツと記事を書いて12インチシングルのコトがホントに気になる・興味があるっていう人だけに知ってもらえればイイかな〜なんて思っています。
最近だとインスタで紹介したレコードを購入していただけるケースも結構、増えてきたんですよね〜ホント、ありがたいコトです。
で、お店にご来店していただいたお客さんからも「インスタで紹介されていたレコード、イイなって思ってHPで見たら、売る切れていました・・・」ってご指摘いただきました。
ホント、ごめんなさい・・・中古レコードという特性上、在庫が1枚の場合が多いので最初のお客さんが購入しちゃうと2人目に人はもう買えないという状態になっちゃうんですよ・・・。
インスタで紹介したレコードに商品購入ページのリンクが貼れるインスタ・ショッピング機能って便利ですが、そもそもの在庫数ホトンド1枚しかない中古レコードだとあまり相性が良くないとカンジですね・・・。
インスタでのレコードの買い方を解説した記事はコチラを参照してください。
バージョンアップ! Instagram&レコード
インスタのリンクでは、売り切れになっていてもその後に再入荷している場合もあるので、SOLD OUTの表示なっている場合でも商品ページのタグのアーティスト名をタップしていただけるともしかしたら再入荷して表示される場合もあるので、ゼヒ活用してみてください。
nextのインスタでは、毎週入荷した新着動画も紹介しているのですが、その動画のBGMは、オイラがオリジナルで毎月創っているのですが、この前「後ろで流れている曲がイイです〜」ってコメントをいただきましたっ!
ギャーーーーっ!!ちゃんと聴かれちゃっているんですね・・・ナンダカ嬉しくもアリ、恥ずかしくもアルという・・・(笑)
その時の動画は、コレでした・・・。

ん〜とりあえず、マイペースでインスタへの投稿は、続けて行こうと思います。

マジっ!?ハチペイご利用で30%のポイント還元っ!
渋谷のnext Recordsでは、店頭でのお買い物の際に様々なキャッシュレス決済が出来るようにしています。
ま〜メジャーなクレジットカード・交通系カード・スマホによるIDやQuickPay決済・PayPay等の各種QR決済と、多くの人が使えるであろう一通りの決済には、対応しています。
でっ!その中でも超どマイナーなQRコード決済が、「ハチペイ」です。
「ハチペイ?ナンじゃソレ?」ってカンジですが・・・(笑)
概要を説明すると渋谷区役所がやっているローカルなQRコード決済なのですが、渋谷区に存在しているお店で使えるという超限定 & 超ニッチなQRコード決済であります。
でも、ハチペイは、購入者さんは、ダレでも使うコトが出来ます。
「ハチペイ」の詳しい案内
当店は、そんなローカルなQRコード決済を2022年11月のサービス開始と同時に導入しました。
コレまでは、購入金額の8%のポイント還元というキャンペーンを開催していたワケです。
要するに1万円分のお買い物をハチペイで支払うと800円分のポイントが還元されるワケです。
数年前にQRコード決済が始まった頃は、メジャーなQRコード決済運営会社は、自社のサービスの知名度を上げるために大盤振る舞いのポイント還元キャンペーンを頻繁に開催していましたが、最近はもう全然、そのキャンペーン内容がショボくなっていますよね〜。
で、そんな中で、渋谷区のハチペイは、ナントっ!30%のポイント還元キャンペーンを開催しちゃいました。
例をあげて説明すると、1万円分のレコード購入で3000円分のポイント還元がされるというこの世知辛いご時世にありえないホドの大盤振る舞いキャンペーンです。
しかもポイント付与の上限はナンと1万円っ!
カンタンに書くと、およそ33300円分のレコードを買うと約1万円分がポイント還元されるという、つまりトータルで43330円分のレコードが買えちゃうというコトです。
こんなキャンペーン・・・なかなかナイんじゃないでしょうかね〜。
しかし・・・ハチペイ自体の知名度がイマイチなコトもあって全然、ハチペイを利用する人がいないんですよ・・・。
ちなみに2022年11月に導入してから3ヶ月の間で当店で今までにハチペイを使った人は、ナンと2人だけという・・・(笑)
コレまでの8%ポイント還元も結構、メリットあると思ったんですケドね〜やはり、ローカルなQRコード決済なので知名度がネックになっているのかもしれませんね。
しかし、30%ポイント還元は超デカいと思うのでゼヒ、ご利用くださいっ!
ちなみに当店のWEBサイト経由で、ご来店受取時でのお支払いにもご利用いただけますっ!
樽屋のレコードカートリッジや交換針・SHUREのM44G/447の互換交換針の購入でもご利用OKですよ!

JOE CLAUSSELL & KERRI CHANDLER / ESCRAVOS DE JO 
JOE CLAUSSELL & KERRI CHANDLER / ESCRAVOS DE JO の試聴
next recordsのサイトでJOE CLAUSSELLのレコードを探してみる

レコード店主が最新のAIにレコード界隈のコトを訊いてみたっ!
ネット界隈で今、一番ホットな話題でもあるChatGPT を使ってみました。
Open AI ChatGPTのWEBサイト
「ChatGPT?ナニそれ?」ってカンジですが、ザックリと解説すると、ブラウザ経由でチャットスタイルで質問を投げかけるとAIが分析して回答してくれるというナンか・・・未来をカンジさせるサービスであります。
【使ってみた!】ChatGPTとは?始め方と使い方を徹底解説
AIとか人工知能ってテレビやニュースではよくトレンド的なキーワードで語られるコトが多いのですが、実生活に於いて一般ピーポーがAIに触れるコトってまぁ〜ナイじゃないですか・・・しかもソレを使うために専門の言語とか習得しなければいけなかったりという、まだまだ普通に一般人が当たり前のように気軽にAIを利用できる環境にないっていうカンジで。
しかしっ!時代は、ついにココまで来ました!
このChatGPTは、訊きたいコトを質問窓に日本語で入力するとAIが考える最適解を文章で答えてくれるという・・・夢のようなサービスです。
オイラもこの未来感たっぷりのサービス、ChatGPTが気になったので早速、試しに使ってみました。
で、まず質問したのがコレ!
Q「過去のメディアであるアナログレコードが、なぜ今人気があるのか。」
するとAiの回答は・・・
-------------------------
アナログレコードは、音質、音楽の楽しみ方、コレクションの要素など、デジタルメディアにはない魅力があるため、現在も人気があります。また、アナログレコードには独特の雰囲気や臨場感があり、音楽を体験することができます。さらに、アナログレコードは手作り感があり、一点一点が特別なものになるという特別な魅力もあります。
-------------------------
うおぉ〜〜〜っ!メチャ優等生な回答です。

では、次の質問
Q「アナログレコードの良さを説明してください」
するとAiの回答は・・・
-------------------------
アナログレコードの良さは、次のような要素が関係しています。

1 サウンドクオリティ: アナログレコードは、音楽を直接投影することによって、比類のない自然で生々しいサウンドを生み出すことができます。

2 エクスペリエンス: アナログレコードは、音楽を手作業で再生することによって、音楽と一緒に過ごす時間を贅沢なものにすることができます。

3 アートワークとパッケージング: アナログレコードは、音楽に関連するアートワークやパッケージングを備えていることが多いため、音楽のコレクションとしての価値を引き立てます。

4 音楽の本質: アナログレコードは、音楽の本質を再現することができるため、音楽を愛する人々には魅力的です。

5 集中すること: アナログレコードを再生するために必要な手作業は、音楽を聴くことに集中する助けとなります。

-------------------------
ほぅ〜なかなかのご回答ですっ!
結構、優秀じゃないですかね・・・コレ。まぁ〜答えられている内容はすべて知っているコトですが・・・。
では、オイラが知らない・・・というか、中古レコード店をはじめて23年間、常に思い考え続けているにも未だに明確な回答を得られていないオイラも知らない最大の疑問をAIに訊いてみます。

Q「中古レコード店の経営を成功させる方法をおしえて。」
-------------------------
中古レコード店の経営を成功させるためには、以下のようなことが重要です:

1 品揃え: 中古レコード店には、様々なジャンルや年代のレコードがあります。顧客が求めるものを揃えることで、顧客にとって魅力的な店舗にすることができます。

2 品質の管理: 中古レコードは、状態によって値段が大きく異なります。商品の状態を正確に評価し、商品の品質を管理することが重要です。

3 マーケティング: 中古レコード店を運営するためには、顧客にとって魅力的な店舗にすることが重要です。広告やイベントなどを行うことで、顧客にとって魅力的な店舗にすることができます。

4 経営効率: 中古レコード店は、店舗の運営費用が高いため、経営効率を高めることが重要です。在庫管理や人件費などを抑えることで、経営効率を高めることができます。

5 顧客とのコミュニケーション: 中古レコード店の顧客は、音楽に熱心な人が多いため、顧客とのコミュニケーションを大切にすることが重要です。顧客のニーズや要望を把握し、顧客にとって魅力的なサービスを提供することで、顧客との関係を深めることができます。

-------------------------
コ、コ、コ、恐いんですケド・・・(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
ちょっと恐ろしくなってきました・・・しかし、AIには、まだまだ訊きたいコトがあります!

Q「中古アナログレコード店主には、どのような人物がふさわしいと思いますか?」

-------------------------
中古アナログレコード店主には以下のような特徴を持った人物がふさわしいと思われます。

1 音楽に熱心である: アナログレコードに対する知識や好みがあり、音楽に対する情熱を持っていることが重要です。

2 販売スキルがある: 商品の説明や顧客とのコミュニケーション能力が必要です。

3 経営知識がある: 店舗の運営や販売の戦略立て、マーケティングなどができることが求められます。

4 品質にこだわりを持っている: 中古レコードの調査や修復など、商品の品質にこだわっていることが必要です。

5 営業経験がある: 店舗の運営や顧客とのコミュニケーションなどに関する経験があることが望ましいです。

-------------------------
ん〜解っているケド、あからさまにこう書かれると、「はたしてオイラは、ココに書いてあるコトが出来ているのか・・・」ってちょっと身につまされる想いがあります。
AIに忖度抜きでズバリと指摘されたコトと改めて肝に銘じて目指していきたいと襟を正す想いでありますっ!
というか・・・もうソコまで解っているんだったら、いっそのコト、AIにお店を任せたいくらい・・・(泣)

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自分のお店へ通う為に毎日、渋谷を歩いているのですが、ホントにココ最近、訪日外国人が旅行者が増えたなぁ〜ってヒシヒシとカンジています。
渋谷でも海外からの旅行者がよく訪れる人気のスポットは、平日・週末限らず旅行者だらけですね〜。
ついこの前もお店の備品を買うためにドン・キホーテへ買い物へ行ったのですが、店内が外国人旅行者だらけでちょっと驚きました(笑)
ナンでも2022年10月に観光目的の旅行者の大幅緩和に伴って10月は50万人、11月は90万人、12月は130万人超えとものスゴい数の旅行者が日本を訪れているとニュースを見ました。
まぁ〜ダイブ、落ち着いたとは言えまだ$1が、130円と円安ではあるので日本へ訪れやすいようですね。
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おかげさまで当店へご来店いただける海外からのお客さんもメチャ、増えてきました。
で、海外からの旅行者で国・地域別でみると、ニュースではダントツで韓国からが多くて、ついで台湾、香港・アメリカ・タイとなっているようです。
まぁ〜でもアジア圏から訪れる外国人は、見た目では、日本人なのか外国人なのか全然わからないので先に書いたような「渋谷で見かける外国人が増えたぁ〜」っていう見た目で判断している以上に訪日外国人が多いのかもしれません。
当店へ来店していただける韓国からのお客さんもホント、増えてきましたね。
コロナが始まる前、韓国からのお客さんは、まぁまぁいましたが割合からすると1割未満だったのが、最近だとソレが3割以上くらいにまで増えたような印象があります。

で先日、韓国からご来店いただいたレコード店オーナーさんとハナシをする機会がありました。
ナンでもnext recordsが韓国のDJたちの間で知られているらしく、どんなお店なのか訪れてみたとのコトでした。
ん〜海外のお客さんの間で当店がどんなお店だと思われているのかまったく解らなかったのですが、ナンかそんな風にnext recordsが海外で知られているってちょっとうれしいですね〜。
韓国でも世界的なアナログレコード人気と同じく結構、若い人たちがレコードを購入するようになってきているようですね。
オイラは、韓国へは90年代の後半に数回旅行に行ったきりなので今の状況がまったく解らないのですが、その当時の印象では、オイラは既にレコードビジネスに携わっていて観光目的で訪れた韓国ですが、一応レコード店をチェックして繁華街を回ったのですが、オイラが探し求めるアナログレコード店は、ひとつも見つけるコトが出来ませんでした。
当時は、CDが大量生産されている時代でしたからね・・・。
今のようなネット環境が整った時代でもナイですし、ソレこそ繁華街にある大手のCDショップへ行って音楽に詳しいお店の店員さんに「古いアナログレコードを探しているんだケド、ドコで買うコトが出来ますか?」っていう超アナログな口コミ頼みな探し方でしたからね。
でその当時、言われたのは、「地下街の古道具屋へ行け」とナン度も言われたんですよね。
で、案内された地下街の古道具屋を訪れると、家具や電化製品なんかと一緒に店の一角でレコードが無造作に積み上げられていて販売されているような状態でした。
イメージ的には、リサイクルショップでレコードが売っているってカンジですね。
しかも、扱っているレコードは、地元韓国の70〜80年代の歌謡曲がメインで中には、ナゼか日本盤のレコードがかなりの割合で混ざっているというカンジでした。
洋楽は、あまりなかったですね・・・。
トーゼン、オイラのお目当てである12インチシングルは、一切ナッシングっ!
せっかく、訪れているコトだしナニか探して1枚でも購入しようと思うのですが・・・まったく触手が動かず、結局1時間ホド掘ったのですが収穫は、ゼロでした。
その後、数店舗の古道具屋を訪れたのですが、内容的には同じで、結局オイラはソウルにはオイラが探している12インチシングルは売っていない・・・という結論に至りました。

しかしっ!ご来店いただいた韓国のレコード店オーナーさんのハナシによると今は、レコード店がとても増えている・・・というコトです。
オイラの浦島太郎状態の認識は、サスガにどうかと思うケド(笑)
ちょっとどんなカンジなのかGoogleでソウルのレコード店を調べてみたら結構たくさんのお店がありますね。
店内の画像を見たカンジでは、CD多めですが、新譜・中古のアナログレコードもたくさん在庫しているようです。
しかも・・・DJユースなClub Music専門のレコード店とかもあったりして・・・。

で、ご来店いただいたレコード店オーナーさんに「ビジネスは上手くいっていますか?」と訊くと
「まぁまぁ調子イイですよ」という景気のイイご様子です。
そして彼からは「どうやってレコードを仕入れているのですか?」って質問されました。
まぁ〜やはりお国は違えど、同じレコード店経営者です・・・考えているコトは同じですね〜(笑)
「最近だと、国内でのレコード買取や海外のディーラーからの仕入れがメインですね〜」ってハナシをしました。
「あなたの店では、どうやってレコードを仕入れているのですか?」って訊くと今回の訪日も仕入れメインで日本へ訪れたとのコト。
彼のお店は、SoulやJazz、シティ・ポップなんかをメインに扱っているとのコトなのですが、地元では、欲しいレコードの買取は、まったく出来ないとのコトでした。
「日本は、ローカルでレコードの買取が出来てイイですね・・・」って。
タブン、それぞれの国の音楽文化とかが大きく関わっていて、古いレコードとなるとその当時、ソレ等のレコードを聴いて楽しむ文化がその国にあったのか・・・っていうコトが、大きく関係しているんですよね。
日本に関して言えば、70年代後半から80年代にかけて音楽文化が大きくなったコトによって洋楽を楽しむという文化が育ったコトで当時、洋楽のレコードが大量に消費されたコトがかなり関係しているんだと思います。

next recordsが扱っている12インチシングルについては、やはり80年代のディスコ・ブームで輸入盤・国内盤が大量に販売されたし、その後、一般的にはレコードからCDへと音楽の聴かれ方は移り変わってきますが、90年代にはクラブ・ブームに加えてDJブームとなったのが幸いに今の国内での買取につながっているワケです。
そういったイミでは、ちょっと日本はアジア圏の中でもかなり特殊な事情が絡んでいるようなカンジですね。
で、韓国のレコードオーナーさんへ「海外へは、買い付けに行かないのですか?」って訊くと、「USやUKへ何度か行ったケド、費用の割にイイものが手に入らなかった・・・」って。
まぁね〜USやUKでは、2015年くらいからアナログレコードの人気は、盛り上がってきていましたからね・・・ソレは、next recordsも同じで買い付け費用とレコードの内容が伴わなくなって買い付けに行かなくなりましたからね・・・。
でも、飛行機で1時間ホドで訪れるコトが出来る日本で買い付けが出来るんだったら・・・って思うと、ちょっとイイのでは・・・って思うのですが。
逆にオイラが韓国へ行って買い付けが出来るんだったら訪れたいですケドね。

TWO FOR LOVE / HOLD ME  
TWO FOR LOVE / HOLD ME の試聴
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しかし、日本に来たからと言っても仕入れは、カンタンではナイと思うんですよね。
中古レコードの価格は、かなり世界的に均一化されつつあるし、人気のタイトルに関しては、高騰気味ですからね・・・日本に来ても安価にレア盤を手に入れるコトってホトンド皆無ですからね。
相変わらずシティ・ポップ目当てで当店へ訪れる外国からのお客さんは多いのですが、「ドコで買うコトが出来ますか?」って訊かれても「タブン、ドコにも売っていないと思います。」って応えるしか出来ないんですよね。
今回、当店へ訪れた頂いた韓国のレコード店オーナーさんの他にもオーストラリアのレコード店オーナーや香港のレコード店オーナーさん、台湾のレコード店オーナーさんとも同じ様なハナシをするのですが、どのオーナーさんも仕入れに関しては相当アタマを悩ましていますね・・・。
モチロン、渋谷のレコード店オーナーさんも同様ですが(笑)

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kylie_putyourself_uk
以前に書いた記事でも少し触れていますが、ホントに「最近、レコードを聴きはじめましたっ!」って人のご来店がメチャ増えていたな・・・って実感している渋谷の12インチシングル専門のレコード店主です。
2023年は、1月4日からお店の営業をはじめたのですが、まぁ〜年始めというコトもあったり成人の日の兼ね合いで連休が続いたコトあってか、ご来店のお客さんがメチャ多かったんですよ・・・。
そんな多くのお客さんがご来店いただいた中でも特に多かったのが前記したレコードビギナーさんのご来店でした。
フツーにご来店いただいているだけでナンでその人が、レコードビキナーさんだと解るのか・・・って思われそうですが、そりゃ〜年齢とか明らかにレコード世代の人ではナイですからね・・・。
見た目で20代とか30代とかだったらココ1〜2年でアナログレコードに興味を持ったんだろうなぁ〜ってカンジですね。
でオイラは、そういった若いレコードビギナーさんとおハナシするコトに結構、興味があって積極的にソレっぽいお客さんにお声がけしているんですよね〜。
ナンかそういった最近レコードを聴きはじめた人から感じるレコードへのスゴくピュアな想いが、オイラにとってメチャ新鮮で・・・というか、長年レコード業界に身を於いているオイラ自身が、ホコリまみれになっている影響もあるのかもしれませんが・・・(笑)
そんな多くのレコードビキナーさんがご来店していただける中で思ったんですケド、当たり前ですが彼らはカンゼンにスマホ世代なワケですが、ナゼか実店舗へのご来店が多いような気がしたんですよね。
そういったスマホ・ネイティブな若い人達ってネット通販でカンタンにポチるっていうのがフツーだと思うのですが、ナゼかリアル店舗へ足を運ぶ・・・というのが、ちょっと不思議に思うんですよ。
まぁ〜物理的に地元にレコード店が1軒もナイっていうケースは、通販一択になると思うのですが、首都圏にお住まいであれば、ネット通販 or 実際にレコード店を訪れる の2つの選択が出来るワケですが、結構な人がリアル店舗へ足を運んでいただけるという・・・。
当店は、2000年から渋谷でレコード店を営んでいるのですが、2000年から2003年頃までは、カンゼンにリアル店舗での販売だったのが、その後、紙によるカタログ通販〜パソコンからのネット通販〜ケータイからのネット通販〜スマホからのネット通販っていうカンジでお客さんのレコードを購入する方法が移り変わっていったのを時代と共にまざまざとカンジていたんですよね。
一時期は、実店舗の売上よりも通販の売上が何倍も増えて「リアル店舗をやるイミあるのか?」って思った時期もあったぐらいです。
しかしっ!2022年くらいからですが、まさかの実店舗へご来店するお客さんの増加です。
まぁ〜その前に数年にも渡るコロナ問題もあったのですが、ココに来て一気にお客さんの購入パターンが大きく変化したのは、ナンでか・・・って思うんですよね。

以前にもこのブログで何度か言及したコトがあるのですが、欲しいレコード・探しているレコードが訪れるレコード店にアルのか?ナイのか?ソレが解らない状態でわざわざ時間を使ってレコード店を訪れるのは時間のムダだって多くの人が合理的に思うようになって実店舗へ訪れる人が少なくなって来たんだろうな・・・ってコトをヒシヒシとカンジていたんですよね。
なのでソレじゃ、実際にお店に訪れなくてもどんなレコードが在庫しているのかチャンと解るようにリアル店舗の在庫レコードをネットですべて公開すればイイのではっ!って言うコトで当店のオンライストアは出来たワケです。
この実店舗で在庫しているレコードが、ほぼリアルタイムでネットで解るというのは、レコードを購入するお客さんのニーズにアル程度応えられたようで、DJブームが下火になった中でもこのネット通販が当店の屋台骨を支えてくれたといっても過言ではありません。
タブン、コレをヤっていなかったら・・・ネクストレコードは、終わっていたかもしれませんね〜コワっ!
で、リアル店舗に訪れなくてもお目当てのレコード、欲しいレコードが購入できるという部分にフォーカスを当てまくって、在庫しているすべてのレコードの試聴が出来るようにしたりとか、このレコードが好きな人には、コッチもオススメですっ!ってレコメンド機能をつけたりとか、女性ボーカルモノだけを選抜したり出来るタグ機能とか次々と追加しネット通販を強化してきたわワケです。
そうしたトコロ、目に見えてご来店していただけるお客さんが減ってきて・・・先に書いたような「実店舗って存在するイミあるのか?」ってオイラは、思うようになっちゃったんですよね。
ま〜要するにリアル店舗とネット通販とでマーケティング用語的にいうトコロの「カニバリゼーション」が起こってしまい、渋谷のリアル店舗が敗北しちゃったんですよね。
店主的には、リアル店舗へのご来店いただけるお客さんは、現状維持もしくは少し増えて、ネット通販利用のお客さんは、全国規模で多くなればイイな〜って思っていたのですが、明らかに「お店に行かなくてもよくネ?」ってなっちゃったようです。
ナンていうか、当店スタッフの接客がネット通販に敗北した的なナンとも複雑な気持ちが・・・(笑)
そうはいっても「お店でネクストのスタッフのオススメを聴きながらレコードを選びたいです!」って言っていただけるお客さんもいてくださったりしたのもあって「イヤイヤ、ゼッタイにリアル店舗必要でしょっ!」って気持ちを切り替えたりしていきながらココ数年、やってきたワケです。
その後、2018〜2019年ころから海外からのお客さんが爆増するインバウンドがあって乗り越えるコトが出来ましたけどね。
まぁ〜コロナが始まった時は、ソレこそズドーーーンっ!とおもっきり落とされましたケド(笑)

で、ココに来てご来店のお客さんが再び増えてきた・・・って言うコトにレコード店主的には、とてもありがたいし嬉しいコトではアルますが・・・ちょっと思うんですよ、ナンでまたレコード店へ訪れる人が増えたのか?ってコトに。
外国から来た人が日本へ訪れてレコード店を訪問するのは解りますよ・・・だけど、日本人がナゼ、再びリアル店舗へ訪れるのか・・・しかも、スマホ世代でポチって買い物するコトにナンの違和感がナイ若い世代の人がリアルのレコード店へ訪れる・・・って。
その理由とは、はたしてナンなのか?っていうコトです。
オイラ的には、先に書いたように合理的に考えたら欲しいレコードがアルのかナイのかわかんないのに店に行くイミないって多くの人が思うようになったからネット通販に注力したのですが、ココに来て再びリアル店舗でのレコード掘りが増えてきているという現象は、ナゼ?ってカンジなのです。
あくまで推測でしかナイのですが、もしかしたら「レコードを購入する体験」にナンかイミがあるような気がします。
さんざん「合理的に考えれば・・・」ってコトを書いてきましたが、合理的に考えれば今の御時世で、レコードプレーヤーやオーディオ機器を買い揃えてアナログレコードで音楽を聴くという行為自体がかなり非合理な状況です。
うん、一般のフツーに音楽を聴いている人からすれば、「音楽をわざわざレコードで聴くイミってナニ?」ってちょっと変人扱いされる部分もあるかもしれません(笑)
しかし、安価でソレこそ一生かけても聴くコトが出来ないくらいの数の音楽がお手軽に聴ける状況にありながら、敢えてアナログレコードで楽しむという非合理な方法を既に選択した人からするとカンタンにレコードが買えるってコト自体が当たり前スギてつまんないのかもしれないのあかなぁ〜ナンて思うんです。
アナログレコードで聴くという体験こそにイミをカンジた世代は、もしかしたらアナログレコードをレコード店へ訪れて購入するっていう体験まで楽しんでいるのかもしれませんね。

KYLIE MINOGUE / PUT YOURSELF IN MY PLACE
KYLIE MINOGUE / PUT YOURSELF IN MY PLACE の試聴
next recordsのサイトでKYLIE MINOGUEのレコードを探してみる

先日、レコードビキナーさんとハナシしていて「レコード店の店員さんとこんな風にハナシしながらレコードを選ぶんですね」って言われて、「はっ!?そうなのか・・・若い人ってレコード店で音楽を店員に相談しながら買うって言うコトが今までなかったのか・・・」って思ったんですよね。
訪れたお店で店員に声をかけられるコト自体が「ウゼーーーっ!」って思う人もいるかと思うのですが、ことレコードに関しては、レコード店のスタッフと顔見知りになっているだけでその情報量や話題で相当なメリットがあると思うんですケドね。
そういったちょっと濃密な接客対応をしてくれるレコード店って多くは、ナイかもしれませんが、自分の想定外からの「ナンだコレ?メチャ、カッコいいっ!」って曲をレコメンドしてくれるっていうコト自体は、かなりイイコトなんじゃないかな〜って思います。

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