イメージ 1

ココ最近、連続であった大量のレコード買取りの影響で店のエントランス部分がダンボールに入ったレコードで埋め尽くされていました。
身長より高く積み上がったダンボールとダンボールの間、幅約45cmの隙間をくぐり抜けて店内に入るという状況が続いて、「ちょっとマズいな・・・」とは思ってはいたんですよ。
来店していただいたお客さんからは、店内入り口のあまりのダンボールの多さを見て「アレ?ココって・・・倉庫?」みたいに見える様でチラッと入口の様子だけ窺って店内に入るのを躊躇する人もいたりと・・・ちょっとマズい状況でした。
で、査定も整理もひと段落ついたので、33箱のダンボール(レコード約3000枚)を倉庫に移動させました。
まぁ~相変わらず、倉庫への移動も結構、チカラ仕事的な部分があるのでソレはソレでシンドいのですが・・・(笑)

倉庫の方は、扉を開けると即ダンボールの壁が出来上がっている状態です。
正確な枚数はワカラナイけど、タブン数万枚のレコードがココに収められていると思われます。
その大量のレコードを見て思ったんですよ
「一体いつコレ等のレコードは商品化されるんだろう・・・」って。

一応、レコードは一軍、二軍と分別はしているのですが、この倉庫に収納されているのは、二軍、三軍のタイトル達です。
お店の営業的に即戦力になる一軍のレコード達は、出来るだけ渋谷の店内に置いておくように心がけてはいるのですが、一軍タイトルでも複数枚ある在庫に関してはこの倉庫にはいっちゃったタイトルもあります。
二軍、三軍のレコードもジャケ写を撮影して試聴ファイルを作ってコメントをつければ、ちゃんと商品として成立出来るタイトルなのですが、全然追いつかないんですよね・・・作業が。
レコード屋店主的な立場でみると、ココにあるレコードが商品化か出来れば、結構な売り上げになると思うんですけど、時間的問題とスペース的問題を抱えているのでソレが叶わない状況にあるワケです。
時間的な問題に関しては、現在は毎週の更新作業のためにスタッフ総出でその作業にかかっているいます。
一応、毎週数十枚は新規タイトルを追加しているのですが、ソコに費やせる時間ってそれ程多くないんですよね・・・ヤッパリ。
で、商品化作業の間に梱包作業や、発送作業、買取査定や仕分けの作業なんかあって気がついたら閉店時間・・・あ~今日も終わりってカンジです。
スペース的な問題は、今以上のレコードを入力するコトは調整すれば出来なくもナイけど、今度は商品化したレコードを置く場所がナイっていう・・・。
更に、一軍レコードの在庫ストックも一箇所に解りやすくまとめて管理出来ればイイのですが、ソレも出来ない状況です。
例えば、現在1枚のレコードが売れてソレを在庫ストックから追加で出そうと思ったら多い時は3箇所を場所を捜索してようやく出てくるっていうカンジなんですよ。
スペースの問題に関しては、2016年の10月に店内の販売スペースを少し狭くして新たにLEX BOXを40台ホド追加して約3500枚程度のストックが出来るようにはしたのですが、その場所も1年経たずして既に飽和状態になってしまいました。
もしかしたら、今のレコードの枚数で販売を続けていくのは、この店内スペースと人員では、限界なのかな・・・?なんて思ったりもします。

前回のエントリー「中古レコード店、同業他店の営業形態は、全然ワカラナイ。」で紹介した数万枚のタイトルの販売をしているレコード店オーナーさんのようにデカい倉庫で商品管理して通販に特化するやり方っていうのが、やっぱりベターな方法なのかな・・・。
オイラが思うに、店頭販売も通販も商品管理を一元化して全てを同じ場所で管理しようとするから問題があるような気もします。
ま~人の手も結構、限界もある気もしますが・・・。
実店舗以外の販売方法としては、楽天やヤフオクだとかDiscogs、ebayなどイロイロ販売チャンネルはあるんだけど、全て自分たちで商品の管理と発送を行わなきゃいけないんですよね。
上記のサイトへ出品したらしたで、ちゃんと解るように在庫をキッチリ管理しなきゃイケない・・・ソレがコッチはスペース的な問題があって出来ないんですよね・・・。
在庫の管理、しかも販売も出来て発送までヤってもらえる、・・・そんなサービスがあればイイな・・・なんて漠然と考えていたらamazonがそういったサービスをやっているのを思いつきました。

ちょっと調べてみると、amazonへ商品を送ればソコで販売、在庫管理、発送まで行ってくれる・・・様です。
しかし、料金体系を見てみると、商品の大きさに対して在庫保管手数料がかかるみたい。
まぁ~レコードは、全てサイズが決まっているので試しに算出してみるとレコード1枚に付1ヶ月約12円くらいの在庫管理費用がかかる計算になります。
1000枚送ると1月に12000円ですか・・・。
ソコに発送手数料約170円、販売手数料15%と成約料1枚につき100円かかるようです。
例えば、1000円のレコードをamazonで在庫管理してもらって販売そして発送までしてもらうと、420円+在庫管理費用がかかるようです。
ん~コレは、使って見る価値あるのか・・・そうでないか・・・ちょっと今のオイラでは判断出来ませんが、レコードを送るだけでamazonが全部ヤってれるのであれば、アリなような気もします・・・でもnext.で扱っているような12インチシングルの中古レコードがamazonで売れるのか・・・?
だけど、費用の問題は別にして、在庫管理、発送、販売まで委託できればオイラの現在抱えている問題は解決出来そうな気がします。
しかし、ソレも「売れれば・・・」のハナシです。1000枚送って売れなければ、毎月12000円の在庫保管手数料が必要となります。
じゃあ、売れるレコードを送ればイイんじゃないかって発想になるのですが、ソレ等のレコードはnext.でも売れるしね・・・。
たま~にamazonのマーケットプレイスでトンデモナイ値段で中古レコードが出品されていたりするんだけど、アレってもしかしてこのサービスを利用しているのかな・・・?
料金体系をみていると数100円位の安いレコードを販売するは、費用割れ確実なのでココではムリなのも解ります。
つまり、「安い商品は送ってくるなよ」ってコトでしょう。
そう考えると、二軍、三軍のレコードは、ちょっとムリっぽい?


結局、現状を打破できるような美味しいサービスは、なさそう・・・。
地道にコツコツ商品化作業に勤しむ方法しかやっぱりなさそうな気がしてきました。
ホント、もっと効率的にそしてスピーディに商品化から販売、在庫管理、発送までしたいんですケドね~。
なかなか難しいッス。