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思わず「ウソっ?マジでっ?」ってリアルで言ってしまうほど、インパクトのあるニュースが飛び込んできました。
いや~ちょっと中古レコードとかのコトを知っている人なら、思うでしょ~フツーは。
一応、リンクを貼っておきますが、ニュースサイトはちょっと古い記事でもスグに削除しちゃうのでとりあえず、下記に引用しておきます。


CDなど音楽関連商品販売大手のローソンHMVエンタテイメント(東京都品川区)が8月に、大型の中古レコード専門店を東京・渋谷に開業することが18日、わかった。アナログレコードを中心に、レコード針などの関連品、中古CDも販売する。大阪など主要都市に出店することも検討している。

 既存の中古レコード専門店は、中小事業者が多く、東京都心などでは店舗面積100平方メートル以下がほとんど。これに対し、新店舗「HMVレコードショップ渋谷」は500平方メートルで、取り扱いアイテムも8万点程度と、中古専門としては大規模だ。イベントスペースも設置する。

 40~60代をメーンターゲットとするが、アナログレコードを知らない若い世代の取り込みも狙う。同社のバイヤーが英国や米国で直接買い付けし、1960~90年代のロックやジャズなどの洋楽中心の品ぞろえで差別化を図る。これらのレコードは希少性があり、平均価格は1枚3000円程度を想定している。

アナログレコードは世界的に販売が増えている。大手調査会社によると、2008年に190万枚程度だった米国での販売は11年に380万枚に倍増。英国でも13年の販売が08年の2.5倍に達するとみられている。日本国内の統計はないものの、ローソンHMVは「今後も需要は拡大する」と判断した。




つい先週に、「レコードってホントに人気なのか? 2014年版」なんてエントリーを書いたばっかりなんですが、遂に超大手販売ショップがアナログレコードの販売をはじめるんですからね。しかも中古レコードですよ!
そりゃ~ニュースになりますよ・・・こんなネタ。
オイラは、このニュースをネットで知ったんですが、産経新聞の全国紙にも掲載されているみたいですね。

しかし、上記のニュースが発表された時、色々とアタマの中で「????」がありました。

●センター街のド真ん中にあった渋谷のショップを数年前に閉店したHMVが再び渋谷にショップを新たにオープンさせる。
●しかも、そのショップで販売するのは「中古アナログレコード」
●そのショップの規模は、500平米と結構広い。
●開店時期は、2014年8月

ま~HMVが渋谷にある程度、販売スペースの広いお店を再びオープンさせるっていうのは、割と「へぇ~そうなんだ・・・。」って理解出来ます。
ま~多分コレだけなら「CDショップがひとつ増えるのね」って位なのでそれほどニュースにもならなかったと思います。
しかし、それが「中古レコードの専門店」になるって、もうソコで「ええっ???」ってなっちゃいますよ。
そりゃ、メディアも飛びつきますよ。
オマケに開店が2ヶ月後の8月ってもう決まってるんですよ。
「一体そんな場所、ドコにあるんだ?」ってやっぱりなりますよ。
ナンかね、アタマの中にひとつ「もしかして・・・。」って結びついたのが、5月末に閉店したDMRのコトでした。
「まさか、DMR跡地にHMVが入るのか?」って。
するとその後にポロポロと上記に書かれていなかった新たな情報が発表されてきました。


同店はアナログレコードとCDの中古専門店。老舗レコード・オーディオショップ「DMR」が入居していた東京・渋谷宇田川町のノア渋谷1階と2階にオープンする。洋楽を中心に、1960年代から90年代の作品やバイヤーが海外で直接買い付けたレア盤、独占盤など約8万点を販売するという。さらに邦楽アーティストの作品を集めたコーナーの設置や、レコード針やプレイヤーなどの販売を行うほか、洋楽をテーマにしたイベントなども開催する。開店時間は11:00から22:00を予定。

また、同店で取り扱う中古CDは今後、既存のHMV店舗やオンラインショップなどでも販売するという。
http://www.cinra.net/uploads/img/news/2014/20140619-hmvrecordshopshibuya_v.jpg



やっぱ、DMR跡でした。しかもオープンの日も8月2日って決まっているみたい。
ついでに、DMRの跡地で看板がHMVに差し変わっているイメージ写真もUPされています。
はじめのSankei Bizのニュースでは中古レコード専門店って書いてましたが、コッチのニュースでは「アナログレコードとCDの中古専門店」になってますね。

冷静になって考えてみたのですが、このHMVが「大規模中古レコード専門店」をオープンさせるって突然降って湧いたようなハナシには思えないんですよ。
だって、アナログレコード8万枚の在庫ですよ。
しかも、「平均価格は1枚3000円程度を想定している」って書いてますよ。
平均価格3000円の中古レコードって相当のクォリティですからね。
そんなの2ヶ月とか3ヶ月とかの短い期間で大量に集められないでしょ。
上のニュースをリツィートしている人のつぶやきを読んでみるとdisk unionから結構な数のスタッフが引き抜きにあってると書いてますね。
とは言っても、やっぱり内容の濃いタイトルを中心に2,3ヶ月で8万枚はやっぱりムリっすよ。
となると、結構数年前くらいからこの「大規模中古レコード専門店」オープンの案は練られていた様に思うんですよね。
ま~そこに手頃な広さのDMRの物件が空いたので開店に至ったってカンジでしょうか。
それとも、DMRもHMVの「中古アナログレコード専門店」の運営に関わっているのかな・・・。
ま~あくまでオイラの勝手な想像なんですけどね。

いや~だけど、やっちゃうんですね~大型中古レコード専門店。
Sankei Bizのニュースでも書いているんだけど、中古レコード店って殆どが中小規模のショップばかりです。
いくら資本力がある大手でもなかなか参入するには、大きな障壁がソコにはあると思うんですよ。
その障壁ってのは、やっぱり仕入れだと思うんですよ。
しかも、クォリティの伴った安定した仕入れが大手であればあるほど難しいと思うんですよね。
例えば、在庫のレコードが3000枚の小さなショップだと500枚くらいのちょっとイイ内容のレコードがあれば、それなりのクォリティのショップをやっていけると思うんですよね。
でも、数万枚を超える在庫となるとそれに見合った枚数のイイ内容のレコードを集めないと「あの店は枚数ばっかり多くてイイレコードがあんまりないな」ってなっちゃうと思うんですよね。
そりゃーアメリカに買付に行って目を瞑って、デカイ中古レコード屋の倉庫の在庫全部買ってくれば10万枚とか20万枚とかスグに集めるコトは出来ますが、それって99.9%が所謂ゴミレコになると思うんですよ。
なので、中古レコードの専門店がある程度の在庫枚数しかない中小規模になっている理由だと思うんですよね。

ま~だけど、このハナシも中小中古レコード店の内でもさらに、極小中古レコード店に入るnext. recordsの運営しかしたことないオイラの経験上でのハナシでしかないので資本力のある大手が本気を出したらどうなるのかって全く想像もつかないですけどね。

今見たら、もうサイトも出来て着々とオープンに向けて進んでいるようですね!
HMV record shop 渋谷
しかも刺激的な文章も載っています。


8/2(土)のオープン時には、
全世界からかき集めた中古レコード、CDをドドっと大量放出!
CLUB/DANCE系、アナログの聖地でレコードをディグる。
まさにあの時代にフラッシュバック!
レコードと音楽文化の再燃の1歩は渋谷から!

ROCK / JAZZ / REGGAE / WORLD / 日本人アーティスト / サントラ...
各ジャンルの中古レコード / レア盤 / 珍盤 / お買得盤も取り揃えております!
もちろん、中古CDも手に取りやすい価格でご提供!
さ・ら・に!店頭での中古買取もスタート!高価買取にご期待下さい!

中古放出セールや、買取アップの情報は
随時更新されるオフィシャルサイトをご確認下さい!



はじめは、JAZZとかROCKとかのどこでも見つかるようなありきたりのタイトルではなくって、どっちかというとプレミアムが高いレコードを中心に販売していくコンセプトのお店になるのかなって思ったんですが、なんかイロイロなジャンル&品揃えでいくような雰囲気ですね。
もしかして、disk unionやレコファン路線のお店になるのかな?
ま~しかし、あんまり明るいハナシがなかった渋谷 宇田川町界隈に於いて、ちょっとポジティヴなニュースなので良い兆しなのかもしれないですね。


うわ~ホント、8月のオープンの時にはどうなるんだろう?
ものスゴイ数のお客さんが並んで、テレビや雑誌、新聞等のメディアが取材に来るんだろうか?
また、お店の品揃えのクォリティはどうなるんだろう?
Twitterとかを見てみると全体的にかなり期待値が上がっているように感じるんだけどね。
個人的に気になるのは、やっぱ、CLUB MUSICは在庫するのかな?12"シングルはどうなんだろう?
HMVインパクトでついでにnext.にも来店のお客さんが増えたら超ウレシイかも・・・w
な~んて思惑が、イロイロと巡ってきました。
8/2のオープンがちょっと楽しみです・・・w




つづきのエントリー書きました。
よく訊かれたHMVによる大型中古レコード店のコト