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先週の5/31にDMRが閉店したんですが、あっさりしたカンジのようでした。
というかオイラ自身、帰宅のためにその日の夜8時過ぎにDMRの前をいつも同じように通って渋谷駅へ向かったのですが、うっかり「今日、DMRが最後の日だった」というのを忘れていたんですよね。
ま~なんか、イベント的なコトをお店でやっていて人がたくさん集まっていたりすると気がついていたのかもしれませんが、あまりにもいつもと同じ過ぎて全く気がつきませんでした・・・。
next.の他のスタッフにも「DMR、昨日閉店だったね~」って話すと「あ~そうだった、スッカリ忘れていたわ・・・。」ってオイラと同じ調子だったりしたので、やっぱり営業最終日のDMRはいつもと変わらない様子だったのかも知れません。
CISCOが、お店の営業を辞める最終日は、夕方くらいからモノスゴい多くの人がお店に集まって閉店を惜しむパーティをやっていたのですが、やっぱりあの頃と時期も違うし、DMR自体もアナログレコード自体の販売を止めて営業形態自体も全く違うカンジに変わっていましたからね。
あの当時と同じような雰囲気とは全然違うのかもしれませんね。

ま~だけど、20年以上お店を営んできても「もう、お店を辞めよう」ってなっちゃうのは、同じ様にショップを営んでいるオイラ自身に置き換えてみても、我ながら他人事とは思えない節もあるんですよね・・・ホントに。
お店を構えて、開店当初は売り上げを上げていくのに苦心して、月日を経てお客さんに認知してもらって、ある程度の年月がたてば「安泰」みたいなイメージが、自分がショップを営む前には漠然とあったのですが、実際は全然そんな「安泰」みたいなコトは絶対にナイんだな~なんて思うんですよね。
next.も今年で14年目なんだけど、ま~今年や来年くらい先だとまだ、やっていけそうな気がするんですケド、3年先とかはどうなっているのかなんて全く想像がつきませんからね。
「今年や来年くらい先だとまだ、やっていけそうな気がする」とかって書いてますケド、やっていける根拠とか保証なんてモノは全然なくって、オイラ自身が「そんな気がしている」だけという実に不安極まりない状況なんですけどね・・・w
レコード屋に限らず、「もうお店を辞めよう・・・」と閉店を決意したオーナーさんは、閉店の前の年に「いついつには、閉店しよう」なんてコトは思っていなかったんじゃないかなって、思うんですよ。
タブン、「もうお店を閉店しよう」って決めるのって辞める数ヶ月前なんじゃないのかな。
そう考えると、オイラの「来年くらいだとやっていけそうな気がする」っていうのもどうなるか解りませんよね~本当に。

個人的には、レコードのコトは好きだし、レコードを販売していくコトも好きなんで、ジジイになってもう渋谷に来るコトが体力的に出来なくなるまで、レコード屋はやってきたいと思っているんですけどね。
レコード屋をやっていく上で、ショップオーナーのビジネス的な力量もさるコトながら、アナログレコードが今後どういった風になるのかっていうのもかなり気になるトコロではあります。
CDが、出始めた80年代には、アナログレコードは、もう終わったみたいなカンジになったのですが、90年代に入ってDJブームの流れを受けてアナログレコード人気が起きて、で2000年代中頃には、DJのデジタル化の波でアナログレコードは、もうダメだ的な風に再びなるのですが、2010年代中頃の今になって、急激な音楽のデジタル化の波の揺り戻し的な雰囲気でアナログレコードの良さが再認識されているのが今、ってカンジになっています。
アナログレコードって、下がって上がって、また下がって再びちょっと上がっているって風な超浮き沈みの激しいアイテムなんですよね~。
「ちょっと上がっている」って書いてますけど、個人的には日本においてのアナログレコード人気に関しては「ホントか?」って疑心暗鬼なキモチなんですけど、海外の方では、ニュースなんか読む限りでは確実に上げ調子な雰囲気なんですよね~。
ま~その海外でのちょっとしたアナログレコード人気の余波が日本にも波及すれば、イイな~くらいの気持ちではいるんですケドね~、今後実際は、どうなるのかやっぱり見当もつかないんですけどね。


テネシーのナッシュビルにあるアメリカ最大のレコードプレス工場がプレスマシンをアナログレコード増産の新規大量導入したってニュースが以前にあったんだけど、US盤のアナログレコードって日本に居てるとあんまり見かけないんですよね。

最近、オイラ自身もアメリカに全然買い付けに行ってないので、実際にアメリカ国内で新譜のUS盤のレコードがどれくらいレコード屋で売られているのかっていうのも解らないんですよ。
アナログレコードって日本においては、US盤よりもEU盤が結構、売られているは見かけるんですけどね。
そうは言ってもオイラが見ているのって、基本的に12"シングルだけなんで、もしかしてUS盤のアルバムがたくさんつくられているのかな・・・?

だけど、新譜のレコードが買えるレコード屋って渋谷のような比較的レコードが買いやすい繁華街でもいまでは、2店舗くらいしかないんですよね~。
ん~やっぱりそれって、ちょっと寂しいかもね~。