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サイトのアクセス解析を見ていると、next.のサイトを見ていただいているお客さんの閲覧のパターンがナンとなくわかります。
Googleのアクセス解析で、今現在、どれだけの人が、どのページを見ているのかって言うコトがリアルタイムに解るのですが、ソレを見ているとダントツにアクセスの多いページなのがnext.のサイトでいうところの「NEW ARRIVAL」のページなのです。
ま~ナンでこのページが他のページを差し置いて一番人気なのかっていう理由も解るんですけどね。
やっぱり今週入荷したレコードは、なんだろうっていうのが一番、気になるトコロなんでしょう。
でも、ウチのお店は新譜のレコード屋ではなくって中古レコード屋なので、「NEW ARRIVAL (新着)」と謳っていますケド、実際は全然新しいアイテムでもないのです。
CHERYL LYNNのGOT TO BE REALも、CHICのGOOD TIMESも時期によっては、NEW ARRIVALになっちゃうワケです。
新譜のレコード屋で「NEW ARRIVAL」って全く今まで聴いたコトのないレコードが、新たに入荷しました!っていうイメージなんですけど、中古レコード屋の「NEW ARRIVAL」は、新たに入荷したっていうより完全にRE-ARRIVALなんですよね。
新譜のレコード屋のNEW ARRIVALのイメージがそのまま中古レコード屋のNEW ARRIVALにスライドしているってカンジは確かにしますけどね~。

で、アクセス解析のハナシに戻りますが、本当にダントツでよく見られているNEW ARRIVALのページなのですが、売れ行きもコレと同じで本当にNEW ARRIVALのページに記載されているレコードがよく売れるんです。
販売を行っているショップのサイトではセオリー通りにアクセス数が多いページの商品は売れるっていうことなんでしょうね。
人の目に多く触れる商品 = 販売の機会が増える みたいな。
2013年の5月にnext.のサイトはリニューアルしたのですが、以前のサイトはNEW ARRIVALに表示されるレコードの期間っていうのが細かく設定出来ていたのですが、新たにリニューアルしたサイトはその辺の細かな設定が出来なくって現在は、便宜上NEW ARRIVALのページは、入荷順というか商品を登録した日順の並びになっています。
カンタンに書くと、登録日が新しいレコードから始まり~最後は登録日が古い日っていう順番ですね。
で、上記の並びでいううと、表示の期間の限定というのがないので在庫商品全てがNEW ARRIVALにはいっちゃってます・・・というちょっとトホホなカンジです。
でも、リニューアル前のサイトで、「NEW ARRIVAL」に掲載されているレコードは、よく売れる(というかNEW ARRIVALに入ったタイトルから売れて行く)というのは体感的に解っていたので、リニューアルされたサイトは、とりあえず全商品がNEW ARRIVALに入ってしまうので「もしかして、今までより多くのレコードが売れるかも・・・?」な~んて甘い幻想を持っていたのですが、実際は全然そんなことなかったです。
結局、やっぱりよく売れるっていうのは、NEW ARRIVALカテゴリーの1ページ~10ページ目くらいなのです。
で、ソレ以降の奥のページになると売れて行くペースっていうのはガクッと下がるんですよね。
その理由もナンとなく想像出来るのですが・・・。

新譜のレコード屋のように全く未知のレコードがNEW ARRIVALに入るコトが殆どない中古レコード屋のNEW ARRIVALなのですがお客さんは新譜店と同じ購入の動きになるっていうのも興味深いんですけどね~。
象徴的なのが、何年間も1枚も売れていなかった、あるタイトルのレコードがたまたまお客さんに購入されました。
数週間後にそのタイトルのレコードが再び入荷したので、新たにサイトに登録するとシステム上は、そのタイトルはNEW ARRIVALになります。
売れ行きの期間というかその辺から想像すると、次にこのタイトルのレコードがお客さんに購入されるのは、来年っていうコトになります。
だけど、サイトでは当然、新たに登録したのでNEW ARRVALページの上の方に表示されるので、お客さんの目に触れる機会が以前より多くなります。
すると、結構早いペースで売れてしまう・・・って言うことがよくあるんですよ。
1年間全く売れなかった曲が、たまたま売れて、次の入荷の同じ曲が新着に入ると間髪入れずに売れてしまうって言うコトです。
そりゃあ~当然、曲のクォリティというか善し悪しはあると思うのですが、元々悪くない曲の場合、結構このパターンで何枚もつづけて売れる場合が多いんですよ。
でも、コレってレコードの紹介の仕方というか、見せ方がちょっと変わっただけで売れ行きがよくなったっていう風に思えませんかね?

で結局、どうしたいかっていうと、NEW ARRIVALに限らず、奥の方のページに入ってしまってなかなかお客さんに見てもらう機会が少なくなったレコードもレコードの並びというか露出度が上がれば、もっと購入してもらえるんじゃないのかな~?なんて思うんですよ。
そんな単純なコトではないと思うんだけど、実際は、お客さんの懐具合とか欲しいレコードの優先度とかイロイロと複雑な要因は絡んでくるとは思いますが・・・。
今現在、DANCE CLASSIC とかHIPHOPとかカテゴリーの中ってABC順に並んでいますが、コレももしかしてもっとイイ並び方っていうのがあるんじゃないのかな~なんて思ってみたりしています。
参考までに、Tower RecordsとかAmazonとか大手のサイトを見てみたのですが、音楽ジャンルのカテゴリー分けのトコロまではされているけど、その先は、ABC順って並びにはなっていないですね。
そもそも、商品数が莫大なのでABC順なんていう並びにして「どうぞ、Aから順番に見てくださいね!」っていう風になっていないんでしょうね。
濃い人的には、もうコレでもかってばかりの新着押しなのが気になりますが・・・。
膨大な商品数があるサイトってそもそもナニナニ順という閲覧の仕方っていうのがナイんでしょうね~。
というか、10万枚とか見れませんしね、やっぱ検索ありきになるのが自然な成り行きなのでしょう。
しかし、検索だけで商品を紹介するってなるとピンポイントでの購入に極端によってしまいそうな気がするんですよね。
アナログレコードというCDよりはるかに趣味性の高いアイテムを欲しいって思う人には、Aというタイトルがイイなって思える場合、必ずというか結構な確率で、Aに似たタイプのBというタイトルも気に入ってもらえるっていうのも経験上知っているのでその辺は、カバーしたいんですよね~。
ま~それがレコード屋の使命みたいなトコロもありますし・・・。

next.のサイトがカテゴリー別にABC順になっているっていうのも安易にお店の商品の並びがそうなっているからという理由だけなのですが、当初在庫のレコード数が2000枚くらいから始まった中古レコード屋サイトのですが、現在5000枚オーバーまで膨れ上がったのでそれ相応のレコードのイイ見せ方ってあるんじゃないのかな~なんて思っています。
実際、5000枚以上のレコードを見るっていうのは、疲れますしね~。
じゃあ、具体的にどうすればそのヘンを上手くカバー出来るのか?ですよ。


2000枚くらいの在庫レコード数から始まったnext.のオンラインサイトですが、倍以上にレコード数が増えて売上げも倍以上になったかというと全然、そんなコトないんですよね。
コレも、在庫の枚数だけで売上げウンヌンという計算が出来ないっていうのが難しいんですよね~。
もしかして、2000枚の在庫で今と売上げが変わらないんだったら2000枚の在庫だけでやればイイんじゃないの?っていう思いも多少あるんだけど、実際はソレもちょっとコワくて出来ません・・・w
でも、レコードの並びだけで、本来持っているその曲を良さというかポテンシャルを引き上げるコトが出来るんであれば、工夫次第で上手く出来るんじゃないのかな?なんて思ちゃっています。甘いか・・・?