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ども。どうやったら良いレコードを手に入れる事ができるのか
日々考えてるnextmanです。

オイラは、レコードの情報を得るためよく本屋さんに行くんだけど、
みなさん音楽系の雑誌とか読みますか?

今日も渋谷でも最大の在庫の本屋に行って来たのですが、
いや~いっぱい種類がありますね。
月刊誌に別冊などのムック本など、ありとあらゆるジャンルの
音楽についての特化した書籍が。
オイラが一通り目を通して感じたこと。

「つまらない・・・」

音楽系の書籍でよく「ディスクレビュー」って記事あるじゃないですか。
当たり前なんだけど全部CDなんですよね。
しかもアルバム。
クラブ系の音楽を扱っている本は、一応レコードを紹介しているのですが
全部といってイイほど新譜なんですよ。
「そんなのわざわざ紹介しなくてもいいのに・・・」
って思っちゃうんですけどね。
新譜のシングルなんて月イチでしか出版されない雑誌なんかで
紹介される頃には良い曲はフツーに音楽に敏感な人なら知ってますょ。
今では、新譜屋さんのサイトでリリースと同時に試聴も出来て、
すぐ買えるんだから、もう雑誌に紹介してる時点で古い情報なんだよね。
もう完全にその本を編集している人より読者の方が、先に行ってるような
気がするんすケド・・・

以前は、そんな音楽系書籍の後ろの方に載っていたレコード屋の広告に
使われてたジャケット写真を見て
「うぉー!!! なんじゃこのレコードっ!? 見たこと無いよ!」って
チョーアツくなってたのですが、最近はそんな広告も全然載ってませんね。

今じゃ、オイラも広告を出す立場のお店なのでなんでレコード屋が
音楽雑誌に広告を載せなくなったのかちょっと考えたのですが。
まず、高いんですよ。広告代が。
高さ5センチ、横幅15センチ くらいでオイラが、nextをオープンさせた時に
掲載した広告費なんて7万円くらいしましたからね。
まーその時は効果ありましたけどね。と言っても6年前のことですが。
インターネットの普及と共に紙による広告のメリットが効率悪いって
多くのレコード屋が思ったんじゃないですか。
一斉にレコード屋の広告が載らなくなって、
営業の人は、「正規料金の5割引でもいいので広告入れてください」
なんていってましたけどね。

まぁ、多分レコード好きはこういった雑誌とかはもしかしたら
あんまり読まないのかな。

・・・と言いながら是非とも出版して欲しいと思う書籍もあるんですよ。

まず、「REMIX」という月刊誌の別冊で出版されていた
「HOUSE LEGEND」の改定版。
この本は、1993-4年頃にはじめて出版された本で2002年にも一度、改訂版が
出てたんですが、2年に一度くらいのペースで出し続けて欲しいですね。

この本のいいところは後半のレコードレビューがすべてと言って良いほど
レコードの紹介が充実してるんですょ。
ホントはもっといっぱいのせて欲しいケド。

この本の初版がでた当時は、インターネットとかも普及してなくて
ガラージの情報とかこれでしかわからなかったですからね。
新しく改訂版を作るなら「Deep House Page.com」 に紹介してるLarryの何番のMixと
言う具合にゼヒ、実際のMIXやサウンドと絡めてレコードレビューを
ドンドン追加して欲しいですね。

ちなみに「HOUSE LEGEND」は古本にかかわらず、ヤフオクでは5000円以上の
プレミアプライスで取り引きされているんですよ。
出版社はこれだけ人気あるの知ってるんだろうか?

Hip Hop系の書籍では 「Fredy Fresh present First Decade 1979-1989」の
日本語版をぜひ出版して欲しいですね。
この本は、洋書で出版されてるんだけど、まぁレコードレーベル/ジャケットの写真が
わんさか載っていて英語が解らなくてもHIPHOPのレコード好きは見ていて
すごくアツくなる本です。本文も意味がわかれば、なお面白いとおもうので、
日本語版希望です。
内容はと言うとですねOLD SCHOOL HIP HOPのバイブル的な本です。
海外のレコード屋のコメントではよく
「このレコードはFredy Freshの本でも紹介されてるヤバイ盤ダゼ!★は5つだ!」
って感じで書かれたりしてます。

出版社にリクエストしたいのは、せっかく良い音楽を紹介するための書籍なんだから
「実際の音を聴かすことは出来ないのかな~」ってオイラは思うのですけどね。

CDもイマイチ売れてないって聞くし。
書籍もイマイチ売れてないって聞きます。
でも書籍にカッコイいMIXをするDJがPLAYしたMIXCDなんてつけたら良いと思うのに。
モチロン権利の問題が絡んでくるけど、そこはレコード会社も「宣伝」ということで
割り切ってくれれば良いんじゃないかなと思うのですが。

今回紹介するのは

FORCE M.D.'S / LOVE IS A HOUSE

結構地味な曲なんですけど、何回か聴いているうちのその曲の「味(アジ)」が
出てきてくるレコードってありますよね。
この曲もそういったタイプの曲なんですよ。
でも、こういったタイプのレコードは、お店ではやはりその良さを解ってもらうのに
時間がかかって結構、労力が必要なレコードでもあります。

歌モノってビートがハネてたり、サビがキャッチーだったり聴いたときに一瞬で
解るわかりやすいレコードがやはりウケがいいんですよね。
レコード聴き出して日の浅い人とかはそういった感じの人が多いです。

でも、「ジャンルとか関係なく良い曲が好き」って人は
それなりに聴ける曲の幅が広いので、ぱっと音が鳴った時に
「この曲はどういったシュチュエーションで聴くといいか」ってすぐに解るんですよね。

オイラの中では、こういったちょっとおセンチな感じの曲調はイメージ的に
「TOMMY BOYっぽくない」って思うのですが、そんなことは別に
案外好きな曲なんですよね。

もうちょっと一般的にも評価されても良さそうなんですけど・・・って
思うのはオイラだけでしょうかね。

http://www.nextrecordsjapan.net/soundfile/rb/f/forcemds__loveisahouse.ram


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