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ウチのレコード店では、店頭に出ているすべてのレコードにソレゾレ固有のレコメンドカードをつけています。
ま〜簡潔にいうと「商品フダ」ですよ。
ま〜大体の中古レコード店では、ついていますね・・・コレ。
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レコード店によっては、アーティストとタイトル、コンディション、価格という最低限伝えるべき内容だけが記載されているというシンプルな内容の商品フダが多いですが、Next Recordsでは、この商品フダに関しては並々ならぬチカラを注ぎ込んでいたりします。

この商品フダの本来の目的というのは、お客さんがエサ箱に入ったレコードを見ている時に、商品フダが貼ってあるその部分ダケを見ていれば、アーティスト、タイトル、価格を判断できるというお知らせカードというのが目的なワケです。
あ〜ちなみに「エサ箱」っていうのは、レコード店で上からレコードが取り出せるタイプのレコードが入った箱・棚のコトを言います。
最近、「エサ箱」っていうワードをフツーに使ってお客さんとハナシをしていると「エサ箱ってナンですか?」って訊かれたので、一応解説しておきました。
この商品フダがないと、ジャケットをエサ箱からカンゼンに抜き出してジャケットに書かれているアーティスト名、タイトルを読み取らなければ、誰のナンてタイトルのレコードなのかわからないので、レコード店でお目当てのレコードを探す時にかなり効率が悪くなるワケです。
Next Recordsでは、この商品フダをジャケットの左上に添付しているので、お客さんがレコードをエサ箱から見る時に、10cmくらい上へジャケットを持ち上げるダケで、誰のナンてタイトルのレコードで価格はナン円、コンディションの程度、生産国が瞬時に判断できるというワケです。
ジャケットの全体をエサ箱から抜き出して様々なデザインで表現されたジャケットからアーティスト名を判断して・・・っていうのから比べるとこの商品フダが添付されていると格段に効率がイイんです。
海外のレコード店ってこの商品フダってホントついていないケースが多いんですよ。
単純に、「$9.99」ってシールをジャケットやレーベルにペタッと貼っているだけの場合が多いです。
買い付けに言った時とか、時間との勝負の部分もあって、如何にして短時間で多くのレコードを見て仕入れるかっていうのがとても重要なのですが、この商品フダがついていないというコトで、大量のレコードをエサ箱から探し出す時に、12インチシングルの場合だと、穴あきジャケットの場合が多いのでレーベル面まで持ち上げないと誰のナンて曲なのかまったくわからないという状態になるんですよね。
そういった意味では、この商品フダがついているというのは、購入する側からすると、メチャ助かると思うんですよね。

一方、お店側は最低限のお知らせしたい内容だけの記載だと、「そのアーティスト・曲に興味がある人」にだけ、その内容を伝えるという結構、限定的な人向けの情報の提示になってしまう・・・というコトになります。
で、先に書いた「Next Recordsでは、この商品フダに関しては並々ならぬチカラを注ぎ込んでいたりします。」の理由ですが、ソレが商品フダに記載されているオススメのコメントの部分なのです。
アーティストとタイトルだけでは、伝わりにくい部分をこのコメント欄に書くコトで、「そのレコードに少しでも興味を持ってもらえたらなぁ・・・」という意味でこのコメントを相当気合を入れて書いているワケです。
例えば、プロデューサーがダレだとか、ダレがREMIXしているとか、サンプリングの元ネタだったり、オススメのMixだったり、US盤とはMixが違うよっ!とか、曲の雰囲気だとか、DJ●●がヘビープレイだったり、CMや映画に使われたコトとか・・・もうその曲にまつわるありとあらゆるコトを書いてレコードを見ている人に少しでも興味を持ってもらえる様に・・・って思いコメントを書いていワケです

レコード店に訪れるお客さんには、目的別に2種類のタイプがあると思うんですよ。
●お目当てのレコードを探している人
●ナニか良いレコードを探している人
コレは、カンゼンにタイプが分かれているというワケではなくって、お目当てのレコードを探しつつ、他にも良いレコードがあれば欲しいっていうカンジで、レコード店を訪れているんだと思います。
そういった、お客さんにコメントを読んでもらって「この曲ナンか良さそうかも・・・」って思って貰えれば・・・みたいなカンジですね。
大量に在庫してあるレコードから、ナンの情報もナシで「お好きなものをどうぞ買ってください」っていうのは、やっぱりちょっとムリだと思うんですよね。
人の興味のツボは様々で、ナニかひとつでも気になるワードが見ている人の手がかりとなって、興味の対象となって、「このレコード、ちょっと聴いてみたいな・・・」ってカンジてもらえればと思ったりしています。

ナンていうか、個性的な中古レコード店ってやっぱり、お店とお客さんのちょっとしたコミュニケーションの場的な部分ってあると思うんですよ。
コメントがキッカケで、試聴してもらって「この曲好きだったらこの曲もイイですよ〜」的なやり取りが出来れば、イイかも・・・なんて思ったりしています。

GRANT GREEN / DOWN HERE ON THE GROUND
BAGRANT GREEN / DOWN HERE ON THE GROUND の試聴
next recordsのサイトでGRANT GREENのレコードを探してみる

時々、レコードをご購入していただいたお客さんから
「この商品フダってもらえますか?」
って訊かれるコトがあります。
「えっ!ナンでこんなの欲しがるの?」ってお店的には思う部分があるんですケドね。
コメントにはチカラを注いでいるのは事実ですが、お客さんがそのレコードを購入していただければ目的が達成されてタダの情報の羅列が書かれた紙切れでしかナイと思うのですが、意外とこの「商品フダください」っていうケースが多かったりするんですよね。
商品フダを欲しい理由ってお客さんから具体的に聴いたワケでは、ナイのですが想像するに、まぁ〜ナンか、商品フダとレコード購入が紐付くキッカケがあったのかなぁ・・・って思うくらいですが・・・(笑)
「このコメントを読んで渋谷のレコード屋で買ったんだなぁ」って後になって記念になる的なアイテムになったりするのかな。

というワケで、店頭でのお買い物で、Next Recordsオリジナルの商品フダが欲しい時は、言っていただければ差し上げますよっ!

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