dianabrown_yesitsyou_tuf

店頭に出ているレコードがもうホント、増殖しまくりです。
数ヶ月前から「絶対にこの場所見難いだろうな・・・」って思われるエサ箱の最下段まで販売用のレコードが占めるようになってきました。
ネクストレコードのエサ箱は3段になっていて最上部はフツーにエサ箱スタイルで中段と下段は今までもうすでに店頭に並んでいて売れた際に追加で出せるストックのレコードを保管していたワケですが店頭に並べるレコードが増えに増えまくって最上段のエサ箱に収まりきれず、2年ほど前から中段にまで侵食してきて数ヶ月前にはついに最下段の棚まで販売用のレコードが並ぶようになってきました。
この調子でレコードが増殖していくと、タブン・・・もうレコードを並べるスペースが無くなる・・・ような気がする・・・。
それも結構近い将来・・・タブン、来年くらいにはそうなりそうな気がします・・・ヤバいな。

レコード屋でレコードの枚数が増えるっているのは、イイことなのか?ってコトは、もうずいぶんと前から考えているコトなんです。
つまりコレ、「選択肢が多いコトっていうのは、お客さんにとってイイのか?」ってコトです。
以前にこんな内容のブログ記事を書いたコトがあります。
レコードの在庫数とオススメのレコード
記事は2009年8月に書いていますね。
奇しくも今から10年前の記事です。
ちょっと自分で読んで驚いたのですが・・・
以下引用
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今のところnextの商品としての在庫数は、時期によって増えたり減ったりはあるのですが、約3500枚位のレコードがお店にでています。
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冒頭から約3500枚のレコードがお店に出ています・・・ってそんなに少ないのか・・・。
って記事を書いた当時は、タブン、コレはニュアンス的に3500枚もの在庫がほんとに必要なのか・・・的なある種の問題提起していますね。
つまり「レコードの在庫が3500枚は多すぎるんじゃないか?」みたいな。
更にその数行先に
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数年前までは、今の在庫数のおよそ半分位のレコードの数でお店を営業していました。
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ってタブン、それより以前は2000枚に満たない枚数の在庫レコードで営業していたってコトですね。
で更に、2000枚に満たないレコードの枚数で営業したいた時期から3500枚に在庫のレコードが倍に増えても「売上は、そんなに大きく変わっていない」ってコトが書いてあります。
ん〜コレは・・・自分で書いていて驚きました・・・。
ま〜10年前の更に数年前っていうと2005年から2007年前くらいの渋谷のレコード界隈の状況を思い返すともの凄くレコードニーズが高かった時期でもあったので頷ける部分ではあるのですが・・・実は驚いたっていうのはその部分ではなくって、2019年9月現在の店頭での販売レコードの在庫数からみてその売上の比率に驚いたんです。
実は、現在店頭で販売しているレコードの枚数・・・8000枚オーバー!!!
つまりコレ、10年前の2009年に書いた上記の記事(在庫数約3500枚)から倍以上のレコードの枚数を2019年現在は店頭に並べて営業している状態です。
しかしながら・・・売上は・・・全然倍にはなっていない・・・むしろそんなに変わっていない・・・かも?
さらに言及すると、2009年の3500枚の在庫数で営業していた時期から数年前を回想した時は2000枚に満たない在庫数から「売上は大きく変わっていない」ってコトから現在の2019年の状況だと在庫のレコードの枚数が4倍になっているにも関わらず、売上は・・・ちょっとコレ、ショックを通り過ぎて衝撃です・・・(笑)
イヤ、全然笑ってられない・・・ガビーン!

DIANA BROWN & THE BROTHERS / YES IT'S YOU
DIANA BROWN & THE BROTHERS / YES IT'S YOUの試聴
next recordsのサイトでDIANA BROWNのレコードを探してみる

もしかしたらコレは、根本的にレコードの枚数だけが全てではナイってコトを象徴するコトなんではないでしょうか・・・。
中古レコード店ではよく「店頭在庫は●●万枚っ!」ってより多くのレコードの枚数があるコトがアピールされることが往々にしてありますが、実は枚数なんて全然カンケーなくってどんなレコードが在庫されているのか・・・っていうその内容の方が、在庫レコードの枚数よりもアピールポイントになるんじゃないのか・・・って思うような気がするような・・・。
自分のお店を自賛する気は全くありませんが、8000枚ものレコードの在庫はすべて、next. recordsのスタッフが実際にそのレコードを聴いてその曲のクォリティが店頭に並べるに値すると判断したレコードだけを商品化しています。
つまりテキトーに買い取りして入ってきたレコードをロクに聴きもせずテキトーに値付けをして店頭に並べたワケではナイのです。
店頭在庫のレコードはすべてインターネット販売している在庫とリンクさせているので、店頭に並んでいるレコードはすべてジャケット写真を撮影してレコードを録音して試聴ファイルを作って、レコメンドを書いているワケです。
言い方を変えれば、たくさんのレコードを店頭に並べてはいますが、すべてのレコードは、next. recordsスタッフのフィルターを通して厳選されたセレクトショップ的な品揃えになっているってオイラは思っているのです。
しかしながら、セレクションされたある一定のクォリティがあると判断したレコードの枚数が増えてもそれほど売上は大きく変わらないっていうのは、ちょっと考え直さなければイケないのかも・・・?


渋谷の12インチシングル専門の中古レコード店next. recordsでは12インチシングルのレコードを買い取りをやっています!
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毎週、金曜日に新入荷のアナログレコードをサイトにUPしています。


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