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ココ最近、TVのワイドショーや報道番組なんかでやたらと「アナログレコード人気」についてのちょっとした特集を目にします。
こういったメディアでの報道に関しては、時々このブログでも「〇〇ってTV番組で、こんなコトをやっていたよ!」ってカンジでネタとして取り上げていました。
しかし、昨年の同時期と今年とを比べると明らかにその取り上げ方の数が多くなっているような印象があるような気がします。
タブン、「アナログレコード」というワードがトレンド入りしてまぁまぁの数字がとれて人々の興味の対象になっているからやたらと取り上げられるんでしょうね。

で、そんな世間の風潮も後押ししているのか、ココ最近、当店へご来店していただけるお客さんが結構、増えてきました。
ホント、渋谷のハズレの判りにくい場所で、なおかつ階段だらけのメンドーな立地にある零細中古レコード店へわざわざ足を運んでいただけるのは、ホントありがたいですっ!
が・・・ちょっとした悩みも抱えています。
それは、当店の商品構成から大きくハズレたお客さんの来店がメチャ、多いコトなのです。
ようするにターゲットでないお客さんの来店が多いってコトです。
その理由も解っているのです。
当店の扱うレコードの特異性というかニッチ加減がハンパない・・・という理由だからです。
また、レコード店ってCD、アナログレコード、音楽関連書籍等の音楽全般を扱うようなお店から、例えばRockやJazzなんかの一定のジャンルを扱うようなお店、いわゆる専門店がある中で、当店は、12インチシングルというメディアに特化した専門店であるのがその大きな原因になっているんでしょうね。
ま〜レコードのサイズにコダワッたレコード店って世界的に見てもかなりめずらしいレコード店ですからね。
時々、当店のコトをClub Musicの専門店だと思われる部分もあるのですが、ソレもちょっと違うんですよね〜バラードや映画音楽、POPSなんかのレコードもたくさんありますからね。
ホント、12インチシングル専門のレコード店ってワケです。

このブログでも以前、記事にしたコトもありますが、Googleで「渋谷 レコード店」って検索した時にnext recordsって結構、上の方に表示されるのですが、コレはコレでとても嬉しいコトなのですが、「レコード」という大きな枠での括りで当店へご来店いただくと結構な的ハズレ感をカンジさせちゃっているような気がするんですよね。
ま〜例えば、タワーレコードやHMV、ディスクユニオン等大手のレコード店は、幅広いニーズに対応できる品揃えのレコード店なのですが、そんな大手レコード店の間に混ざって12インチシングル専門のレコード店が検索結果の上の方へ表出しちゃっているワケです。
で、ココ最近の的ハズれなお客さんのご来店がメチャ増えてきたコトで、スタッフから
「ちょっと目立ちスギてない?」って諫められました・・・。
ホント、シティ・ポップとか和モノとか・・・メチャ、流行っていますよね・・・。
タブン、ココ最近、レコードを買いはじめた人の結構な割合は、シティ・ポップ&和モノが入口となっている人が多いのではないのかなって思うくらいです。
で、そういったシティ・ポップ&和モノのレコードを探し求めるために渋谷のスクランブル交差点に降り立った時に検索するワケです・・・「渋谷 レコード店」って。
で、有名店に割って入るようなカタチで聞いたコトのないnext recordsが検索結果に表示されて「おっ!知らないレコード店・・・ナンか掘り出し物があるかも?」ってカンジで訪れて頂いているのかな・・・って想像するんです。
しかしながら、当店はそうった人がお探しのレコードは、まったく扱っていない12インチシングル専門店です・・・トーゼン、探しているレコードは1枚もありません。
結果、「ナンだこのレコード店・・・」ってなっちゃうんですよね。

オイラもお店を営んでいるのでお客さんのご来店は、大歓迎なのですがお客さんではナイ人が1日に何十人も訪れるのは、ちょっとフクザツな想いがあります。
ま〜正直、「どうにかならないかな・・・コレ」って思うんですよね。
別の例えをすると、ウチはパスタ屋なのに中華料理を求めるお客さんが訪れるってカンジですね(笑)
当店は、2000年に今の場所である渋谷区の宇田川町でレコード店を始めたのですが、その当時は、ご来店していただけるお客さんの全員が12インチシングルを探し求めている人ばかりでした。
ホント、お店のコトやどんな商品構成なのか・・・そんなコトをイチイチ言わなくてもすべてを解った人が訪れていただけるってカンジでした。
あの当時の渋谷 宇田川町 レコード屋街っていうのは、当店とお客さんのニーズがバッチリとハマっていたってコトなんでしょうね。
ま〜確かに、界隈にはCisco RecordsやDMR、Manhattan Recordsと強力な大型店が在って更に狭いエリアにも関わらず、それらの大型店が多店舗展開で営業していましたからね。
アレから20年を経て渋谷のレコード屋街も既に「レコード屋街」って言えないくらいレコード店の数も激減してそして、扱うジャンルとかも大きく変化したワケである意味、当店があのDJブームから現存している唯一のレコード店・・・みたいな存在になっちゃったってカンジですからね。
常に移り変わりゆく世の中のトレンドや風潮の中で、next recordsだけが、20年前から全く変わらない状態で居続けているってみたいカンジなのかもしれません。

先日、15年ブリくらいに当店へ訪れてくれた顔なじみのお客さんと久しブリにハナシする機会がありました。
「お互いにズイブンと歳いったね〜(笑)」なんて笑っていました。
15年ブリに渋谷へ訪れたお客さんは、渋谷の街の大きな変貌に相当驚いていたのですが「ネクストさんは、昔から変わらずやっていてあの当時のままですね〜」って言っていただけました。
「あの当時のまま」ってなんだか老舗の和菓子屋みたいな印象ですが・・・(笑)
今更ながら当店が12インチシングル専門のレコード店からフツーにドーナツ盤やアルバム等のメディアでイロイロなジャンルのレコードを扱うっていうのは出来ませんが、当店の商品構成のニーズに見合わないお客さんが訪れないようにするにはどうしたらイイのかな・・・って思うワケです。
しかもココ最近では、外国人のカン違い来店も増えてきましたから・・・。
タブン、ますます今後、増えるんでしょうね・・・。

で、そのカン違い来店を出来るだけなくすにはどうすればイイのか・・・っていうその方法ですね。
コレ・・・正直、難しいですね〜なんか、そのままストレートにすると変にガンコなうるさ系のコダワリの店主がヤっているレコード屋みたいにみえちゃうみたいで・・・。
イヤ全然、オイラはニコニコスマイルでエブリディ・ウェルカムなのですが・・・(笑)
お店の入口ドアに「シティポップ・和モノありません」って書いちゃった方がイイのかな・・・。
そういえば、先日ご来店いただいた日本人のお客さんから「ジャパニーズって置いてないですか?」って言われました。
「ジャパニーズって・・・」ってちょっと笑っちゃいました〜(笑)

WINX / HOW'S THE MUSIC
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この記事を書くにあたって2000年の頃を思い出したのですが・・・。
当店がテナントとして入っているビルの上の階に90年代から営業している老舗のJazz/Rock専門のCD・レコード店があるのですが、ソコのお店は2000年のDJブーム真っ只中の最中にタブン、今のオイラと同じ状況だったと想います。
あの当時、相当なHipHopのレコードを求めるB-Boy達がそこのお店を訪れていたようで、見かねた店主さんが、入り口にデカいダンボールで出来た立て看板に「ヒップホップありません!」って極太マーカーでなぐり書きで書いてあったコトを思い出しました。
サスガに極太マーカーでなぐり書きは、ちょっとうるさ系店主感がハンパなく出ちゃうので出来ませんが、「すいません・・・お探しのシティ・ポップのレコードは扱っていません」ってカンジでやんわりと表現できる方法ってナイでしょうかね・・・。
イイアイデアがあればゼヒ、ご教示願います・・・m(_ _)m

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