peveneverett_icantbelieve

お店の営業中に電話がかかってきました。
「ネクストレコードさんのホームページを見させてもらっています!」というカンジだったので、
コチラも「ありがとうございます」と受け応えしたのです。
「今、私、渋谷にいるのですが、『渋谷 レコード』と検索した時にイチバン上にネクストレコードさんの案内が出るようにしませんか?」
って営業の電話でした・・・。
テキトーに対応してスグ電話を切ればイイのですが、コチラも「渋谷 レコード」と検索してイチバン注目される場所に当店が表示されるコトに興味がナイかと訊かれれば、ハッキリと「興味がアリますっ!」ってなりますよ。
というか、お店を営んでいる側の者にとって興味ナイワケないんです・・・。
電話の営業マンは、ちょっと回りクドい言い方をしていますが、要するに今、渋谷にいるのであなたのHPを渋谷でレコード店を探している人の検索結果でイチバン上に表示させるコトが出来る当社独自で開発したサービスがあるのでその説明をするためにゼヒ、お伺いしたいと・・・という内容なのです。
それは、コレコレこういうサービスで・・・って具体的な内容を言わないで、回りクドい説明をするのはタブン、その営業の人がなんとか実際に面会して営業をするようにって会社から言われているようなカンジですね。

で、オイラが「要するにソレってSEOですか?」って訊くと
「SEOではありません。今、レコードを探しているお客さんは、渋谷にいてドコのお店に行こうか調べているんですよ、ソコで渋谷エリアに特化した検索結果でイチバン上に表示させるコトが大切なんです」などソレっぽい営業トークで概要を説明されました。
ま〜タブン、SEOではなくってMEO対策のサービスなんでしょうね。
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MEO(Map Engine Optimization)とは、Googleマップでの検索結果において上位表示させることを指します。
「ローカル検索」「ローカルSEO」とも呼ばれ、店舗ビジネスや地域ビジネスにおいては、Webマーケティング上の重要施策となります。

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具体的には渋谷でレコードを探している人が「渋谷 レコード」とか「渋谷 中古レコード」とか「渋谷 レコード店」などで検索したらそのエリアのお店の場所(地図)やHPが検索結果に表示されるというヤツです。
コレは、レコード店に限らず、飲食店でもブティックでも美容院でも雑貨店でもすべてのお店を営んでいる側の人からすると絶対に、「ウチの店に来てほしい!」って思っているワケです。
特に競合他店がひしめき合ってシノギを削っているような渋谷などの繁華街では、その気持はメチャ、あると思います。
だけど、大きな会社組織で営業しているショップならWEB担当者がいて自店鋪のプロモーションをイロイロやっていると思うのですが、当店のような小規模なオーナー・ショップは丸っきりそういうコトが出来ないので、専門の業者に広告料を払って依頼するようです。
でもね〜この広告料を払って上位表示させるコトに関しては、オイラはちょっと疑問を持っているのですよね〜。
結局、広告料を払って検索結果の上位に表示させてお客さんに来てもらってドレだけ売上がアガるのか・・・その部分なんですよね。
つまり費用対効果が見合うのか・・・ってコトです。
今回の電話の営業マンから「渋谷 レコード」で検索上位に表示させて集客出来れば売上アップに繋がりますっ!的なコトを説明されたのですが、「ホントかよっ!?」って思っちゃうんですよね〜。

昨今のアナログレコードブームとかレコード回帰等の人気によって当店のような渋谷の最深部&辺境の小さなレコード店にも週末には、まぁまぁのお客さんがご来店していただけます。
しかしっ!ホトンドのご来店いただいた人は、店内をグルっとひと周りして、エサ箱のレコードを2〜3枚ちょいちょいと見て、サ〜とお帰りになるケースが多いのです。
ソレは、ナゼかというと、お客さんが探し求めているレコードが当店には、全然ナイからなのです。
確かに渋谷は、今でも世界でもトップクラスのレコード店が密集しているエリアではあると思います。
そして「レコードを買いに行こうかな〜」って思っている人が、向かうエリアとしては渋谷という選択はアリだと思います。
しかし、当店のような「中古レコード・オリジナル盤・12インチシングル」という3重シバリのガチガチの専門店のセレクションにスッポリとハマるお客さんはソレホド多くは、いないってコトなんだと思うんですよね。
その営業マンと10分程度ハナシを訊いて、結局「興味がナイから結構です」とお断りましたが・・・電話を切った後にナンダカ気持ち的にモヤモヤしたモノが残りました。

すべてのお店を営んでいる側の人からすると集客に興味がナイ人なんかいませんよ・・・ホント。
だけど、今回の様に「渋谷 レコード店」で検索してイチバン上の目立つトコロにお店が表示されてワザワザお客さんが訪れても「欲しいレコードが1枚もナイ」ってなったらどうでしょう。
ソレってイイことなのか・・・って思うんですよね。
知名度のあるキーワードで検索した結果って集客には絶大な効果があるとは思うのですが、当店のような専門性に特化したショップにとっては「渋谷 レコード店」ってワードは必ずしもマッチングが出来ていないような気がします。
別の例えをすると、ウチの店がセンター街の入り口の目立つ1階の路面店に有ったとしたら、今より多くのお客さんが訪れてくれるとは思いますが、果たして購入まで至るのか・・・ってコトですよね。
目立つ場所で営業できれば、来店客も増えるので多少の売上は上がるとは思いますが、お店の家賃がン百万円するってなれば、やらないほうがマシです。
前記しましたが、結局、数十万円の広告費をかけて集客したのはイイが果たしてその広告を見てドレホドのお客さんが訪れて、レコードを購入していただけるのか・・・って思うのです。
タブン、様々なジャンルのレコードを中古・新譜問わずセレクションするようなレコード店であれば、MEOの効果があると思うのですが、当店のようなナニカに分野に特化した専門性の高いショップには合わないような気が・・・。

だけど「渋谷 レコード」って検索してイチバン上に表示されたら、どれくらいのお客さんが訪れるようになるのか・・・やはりその部分はメチャ気になります。
なので、実際にスマホで検索してみました・・・
その結果がコレ・・・。
88061

ウォーーーーーーいっ!イチバン上に表示されとるやんけっ!
今までの検索履歴が反映されないようにChromeのシークレットモードで検索したのでコレは結構、正当な検索結果だと思います。
メチャ、ウレシーーーーーっ!
しかし・・・ちょっと冷静になって考えてみると、「渋谷 レコード」という渋谷エリアでレコードを購入しようとお店を探している人が真っ先に検索しようと思うわかり易いキーワードの検索結果でイチバン上に表示されている、next recordsですが・・・「実際の来店数は、・・・」って。
さらにツッコんで、一ヶ月に何回「渋谷 レコード」って検索されているのかその検索回数を調べてみました。
スクリーンショット 2022-03-18 9.56.02

Googleで576回 Yahooで144回・・・つまり1ヶ月で約720回検索されている・・・というコトは、1日24回くらい検索しているというコトです。
ん〜コレ・・・多いのか?オイラのぶっちゃけた感想では、週末にお買い物目的で渋谷を訪れる数十万人の来訪者数からすると「渋谷 レコード」って月に700回しか検索されていないってかなり少ないのかもしれません。
ま〜渋谷で「渋谷 レコード」って検索するくらいだから、はじめて渋谷でレコードを探す目的で訪れている人が月に700人くらいってコトなのかもしれません。
コレは、広告費用をかけて集客してもあまりメリットがあるような気がしないかなぁ〜どうだろう。

PEVEN EVERETT / I CAN'T BELIEVE I LOVED HER
PEVEN EVERETT / I CAN'T BELIEVE I LOVED HER の試聴
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このブログでもレコード人気のコトは度々取り上げて話題にしていますが、レコードの購入パターンは、「実店舗」と「ネットショッピング」とで分かれますよね。
でも実際にレコード店がある場所って首都圏エリアなどの繁華街になります。
地方都市に住んでいる人からすると地元にレコード店自体がナイというケースがホトンドでしょう。
そう考えると、
首都圏エリアに住んでいる

アナログレコードを購入したい

実店舗で買いたい

はじめて渋谷に訪れる
・・・といったカンジでコチラもレコードを購入したいという大きなトコロからかなり絞られた人だけが「渋谷 レコード」って検索するというイミでは月に700回くらいの検索数というのは実際にソレくらいなんだろうな〜って気もしますね。

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