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店主が骨折した渋谷のレコード店、next recordsです。
骨折から26日が経過しました。
パンパンだった腫れもようやくひいて、まぁ〜ボチボチですが、確実に回復に向かっているようすです。
次回の診察で、ギプス取れるかも?

このブログでも時々書いていますが、当店では、国内だけでなく海外へ向けてのレコードの通販もヤっていたりします。
価値観の違いというか、日本ではまったく売れない不人気なタイトルとかが、海外では意外と人気だったり、高額で売れたりとかして、当店では海外通販も大切な事業の柱のヒトツとして行っています。
主に海外との代金のやり取りは、PayPal(ペイパル)という米国の決済サービスを利用しているんですよね。
日本では販売の通貨はトーゼン、円(Yen)なのですが、海外のお客さんからしたら日本円が一体、自国通貨では、ナンボなのか判りにくいので、海外のお客さんへの代金のお支払いに関しては、US$で決済して頂いているんですよ。
で、お客さんが商品代金をお支払いいただくと、ネットのPayPalの口座にちゃんと入金されているのを確認して商品の発送となります。
こんなカンジでこのPayPalの口座へは、海外のお客さんからの売上のUS$が積み上がって貯まっていくワケですが、今度は、海外のディーラーの仕入れの支払いにそのままUS$で支払うというコトに利用しています。
つまり、売上のUS$をそのまま仕入れの支払いのUS$へ利用しているというコトになります。

で、11月23日の勤労感謝の日の祝日の午前中に、海外からのお客さんからの代金の入金確認のために、先に書いた決済サービスのPayPal口座へログインすると・・・
「残高 0」・・・という表示が目に入りました。
「えっ?・・・ちょっ・・・ちょっ・・・ちょっ・・・ナニ・・・ナンで?」
もう、「残高 0」の数字がインパクトありスギて、脳内が一瞬でパニックになりました・・・。
本来であれば、残高には、相当な金額のUS$がアルハズなのですが・・・ソレが「ゼロ・・・」

で、取引履歴を見てみると前日の11月22日の午後3時頃に、資金が全額引き出されていました・・・。
「えっーーーーーーーーーーーーっ!!!!!」
モチロン、オイラが口座のお金を引き出した覚えはありませんっ!
もう、心臓がバックン、バックンでアタマから血の気がサーーーーっと退くのをカンジました。
引き出した先は、一応オイラが登録している銀行口座の番号になっています。
で、今度は、利用しているネットバンキングの銀行口座をチェックしてみると・・・引き出したお金は、入金されていません。
そりゃ〜そうです・・・この日は、祝日です・・・金融機関のサービスは、営業していません・・・。
もう最悪のケースと言うか、よからぬ想いが脳裏を駆け巡りました・・・。
ココまで読んだ人もカンジたと思ったでしょ・・・。
「あ〜ネクスト、PayPalのIDとパスワードが、ハッキングされて全部のお金、盗られちゃったんだ〜」
そのとおり、オイラもそう思いました・・・何者かに「お店のお金、全部盗られたっ!!」って。
「ヤバイ・・・ヤバイ・・・ヤバイ・・・リアルにヤバイ・・・」メチャ焦りました・・・。
マサカこんなコトが起きるなんて・・・アリ得ないでしょ・・・。
だけど、昨今は金融機関がアリ得ないトラブルを起こしてニュースになっているのを頻繁に見かけます。
特にPayPalは、海外のサービスです。
アリ得ないコトが、アリ得る場合もアリます。
この祝日で銀行が営業を行っていない日を狙って、何者かがオイラの口座のお金をドコかへ送金したってコトも考えられます。
イヤ・・・というか、もうソレしか考えられません・・・ヤラれたってカンジです。

「ちょっと待て・・・ちょっと待て・・・落ち着け・・・落ち着け・・・」って自分に言い聞かせているのですが、落ち着けるワケありませんよ。
とりあえず、PayPalへ連絡して「不正な操作が行われて、口座の資金が全額引き出されたっ!」って伝えなきゃ・・・って思い、サポートセンターへ電話しました。
だけど、電話はつながるのですが、よくある「〇〇のお問い合わせは、1をプッシュ、□□のお問い合わせは、2をプッシュ・・・」ってカンジの操作をするのですが、ナゼか核心のスタッフの直接サポートを要する番号をプッシュすると、またサポートセンターの始めへ戻るというループになります。
ソコでオイラは、「もしかして・・・オイラが使っているPC自体がハッキングされてブックマークが書き換わって不正な輩のPayPalによく似た偽サイトへ飛ばされているんじゃないか?って。
イヤイヤ・・・そもそもソレなら、残高0も偽サイトの表示でしょ・・・って・・・だけどその時は、そんなコトすら、気が付かず・・・カンゼンなパニック状態でした・・・。
今度は、スマホからPayPalの口座にアクセスしてみるとサポートセンターの電話番号等は、間違いないのが確認できたので、何度か電話をかけ直すと、スタッフとナンとか繋がりました。
「不正アクセスに遭って、ワタシが操作していないにも関わらず、残高がすべてが出金されているのですが・・・」と事情を説明すると、どうやらPayPal側で、出金処理を行ったとのコトを説明されました。
「えっ?ナンで勝手にそんなコトをしたんですか?」と訊くと「資金決済法の改正によりそういった処理をさせていただきました。」というナニかやよく解らない説明をされました。
「では、コレはゼッタイに不正アクセスによる出金ではナイんですね?」って念を押して訊くと「ご安心ください。不正アクセスではありません。」って・・・。
とりあえず・・・安心しました・・・しかし、ナンで急にこんなコトになったんだ・・・。
PayPalからは、「当面の支払いに使わない残高が100万円以上ある場合は、引き出してください」という依頼が度々、メールが来ていたのは、知っていたのですがPayPalのUS$から円への両替手数料がバカ高くて、どうせUS$で支払うので、わざわざ無駄に両替手数料を払うコトないよね〜って出金を渋っていたんですよね。

「どうして事前の連絡もナシで勝手に出金処理したんですか?」ってサポートスタッフに問い詰めると「申し訳ございません・・・ワタシでは判りかねます。」というカンジでスタッフも事情がまったく解らない様子でした。
まぁ〜ナンとか、資金の全額を不正アクセスによって盗られてしまうという・・・最悪のケースは、無かったというコトで、とりあえず胸を撫でおろしました。

で、後日こんな記事が・・・。大々的に報じられとるがな・・・。
PayPal残高がなくなった? システム不具合で口座に誤出金 「不正アクセスではない」
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電子決済ペイパル 日本国内の一部利用者残高 誤って「0円」に
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さらにTwitterでも話題に。
PayPalにログインした残高が0になっていたので問い合わせたら指定の銀行口座に無断で引き落とすバグが起きていた

ちょっとコレ、オイラだけでなくって大量の日本ユーザーのPayPal口座で起きたってコトか・・・ちょっとコワイんですケド。
今、PayPalの口座残高を確認したら、全額元あった通りに戻ってきていました・・・はぁ〜良かった・・・。

BBG / SNAPPINESS
BBG / SNAPPINESS の試聴
next recordsのサイトでBBGのレコードを探してみる

イヤ〜しかし・・・今回のトラブルは、マジでキモを冷やしましたよ・・・。
ホント、レコードビジネスをはじめて過去最大級のピンチに陥るくらいの衝撃でした・・・。
最近だと、みずほ銀行のシステムトラブルとか、ドコモ口座や7pay(セブンペイ)で不正アクセス被害とか・・・大手の会社が運営しているにも関わらず、ゼッタイに起きてはイケない金融トラブルがフツーにしかも頻繁に起きていますからね。
今回の件で、資金をヒトツの口座ですべて管理するコトのリスクとかをちょっと考え直さなきゃイケないかも・・・って思いました。
だけどね〜ナイんですよ・・・世界中の人と通貨をまたがってカンタンにやり取り出来るサービスっていうのが・・・ホント、PayPalが今のトコロ、イチバンの選択というか唯一のサービスなんですよね。
まぁ〜でもよく考えたら、このPayPalのサービスというのもよく出来たモノスゴいコトなんですケドね〜。
そんか企業でも、こんなポカをやらかす・・・って・・・コワいなぁ〜頼むよ・・・PayPalさん・・・。

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