渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

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前回、中古のターンテーブルを購入するコトについての記事を書いたのですが、意外にも多くの人に読んでもらえたようです。
ヤバイっ!中古ターンテーブルの買い方

まぁ〜タブン、「ターンテーブルを買おうと思ってるんだけど、ちょっと不安があるよなぁ〜」って思う人が結構多かったのかもしれません。
中古のターンテーブルの状態ってそれこそ千差万別で、ラッキーだったら完璧なコンディションの状態のモノが手に入るかもしれないケド、ココはイイけどココがダメってカンジのモノがホトンドですからね。
ましてや、その目利きが、昨日今日レコードに興味を持った人に出来るのか・・・っていうとかなりムツカシイかも・・・って思います。
まぁ〜しかし、ナンにせよ、手に入れましたっ!ターンテーブルをっ!次に必要なのは・・・そう、今回のタイトルでもあるレコード針&カートリッジですよ。

で、こんな記事を読みました。
知識ゼロからのカートリッジ選び。“カートリッジ交換”でレコード再生をさらにグレードアップ
-少しの工夫で音が変わるのもレコードの面白さ-
オーディオ関係の紹介記事が多数掲載されている、ファイルウェブの記事です。
出版社が運営しているWEBサイトなのでかなりタイアップ要素強めですが、記事では初心者にもわかりやすくレコード針・カートリッジの解説がされています。

レコード歴、40年以上のオイラですが、そんなオイラもレコード針・カートリッジにおいてはホント、「難しい・・・」ってカンジています。
上記の記事でも解説していますが、ビニール盤に音溝が刻まれているレコードから録音された状態の音が再生される原理って知ってはいますが、音溝という物理的なものから電気信号に変換するっていうレコード針・カートリッジの原理ってコレ、改めて読むとあの小さな針とカートリッジの中でもの凄いコトが起きているだな・・・ってコトがわかりますね。

オイラが、はじめて自分でレコード針を買ったのは、中学生の頃でした。
当時、お年玉を貯めて手に入れたプレーヤーでレコードを聴いていたのですが、聴いている最中に突然、レコード針が盤面をありえないコトに真横にざ〜っと横切ったんですよ。
初めて見る現象に一体、ナニが起こっているのか解りませんでしたね。
「アレ?どうなったんだコレ・・・」ってシェルを持ち上げて再び、レコード盤の端に置くと、再びざ〜っと横切る・・・。
今ならレコード針が消耗してダメになったって解りますが、レコード針がダメになったらどうなるかってコトなんて、はじめて見た時は、解りませんでした。
「プレーヤーが壊れた〜!」って思いましたからね〜(笑)
で、レコードプレーヤーに付属の取扱説明書を見て製造メーカーに電話しましたよ、たしかビクターのレコードプレーヤーでした。
すると、「それは、レコードプレーヤーが壊れているんではなく、レコードの針が消耗してしまったんで、レコード針を交換してください」ってアドバイスをもらいました。
オイラの認識では、「レコード針は交換するものだ」というコトは、知ってはいましたが、それは今より良い音・好きな音にグレードアップする目的でレコード針を交換するモノだって思っていたんですよね。
レコード針が消耗すると、まさかレコードが聴けなくなるとは、思ってもみませんでした・・・(笑)

せっかくレコード針を買い換えるんなら今よりも良い音がするレコード針に変えようって思い当時、愛読していたオーディオ雑誌やFM雑誌を引っ張り出してレコード針・カートリッジのレビュー記事を読み返して「コレだっ!」っていうのを選んで購入しました。
それが、上記の記事でも紹介しているMC型カートリッジでした。奇しくも偶然、オーディオテクニカ製・・・。
たしか、MC型カートリッジが一般に出始めだった頃だと思うんですよね、そりゃ〜最新技術を採用したカートリッジというコトで、どの記事でも「MC型カートリッジの音は、イイっ!」って絶賛されていましたから。
中学生からするとかなり高額な買い物でしたが、「イイ音で聴きたいっ!」って欲求が勝りました。
でお目当てのMC型カートリッジ(ヘッドシェル付)を購入して早速、付け替えて、一番のお気に入りのレコードを盤の上に載せて初試聴っ!
「アレ・・・音が出ない・・・?」
しかし、スピーカーからホンの微かですが、シャカシャカ音がなっています。
で、アンプのボリュームを最大にするレコードの音は、鳴ってはいるのは解りますが、とても聴ける状態ではありません。
新品で買ったカートリッジですが、「不良品を掴まされたっ!」って思い、自転車に乗って再び電気屋に・・・。
「このカートリッジ、昨日、買ったんだけど、音鳴らならないんですケド・・・」って事情を話すと、電気屋の店頭では、フツーにナンの問題もなく再生出来て不良品ではナイって言われました。
で、その時に電気屋の店員さんに、「アンプは、MC型カートリッジに対応していますか?」って訊かれました。
詳しく説明を訊くと、MC型カートリッジは、アンプがMC型カートリッジに対応していないと再生が出来ない・・・とのコト・・・。
ガーーーーーンっ!!全く知りませんでした(泣)
モチロン、オイラのアンプは古いモデルなのでMC型カートリッジには、非対応・・・。
せっかく、大枚をはたいて手に入れたカートリッジでは、レコードを聴くコトが出来ないというコトが判明しました〜。
トーゼン、一回開封して使っているカートリッジなので返品も出来ず、このMC型カートリッジで、レコードを聴くにはアンプを買い替えなきゃ再生不可というコトに。
上記のファイルウェブの記事を読んで40年前の苦い出来事を思い出しちゃいましたよ。

結局、レコードを聴くには、MC型カートリッジに対応したアンプを買い換えるか、別のMM型カートリッジを新たに買い直すか・・・って選択を迫られ、トーゼンそんなお金のない中学生は、MM型カートリッジを買うコトになりました。
MM型のカートリッジを買ったのはイイのですが、今度はその接続に苦労しました・・・。
もう手持ちのお金がなかったので、お手頃価格でソコソコ良い音だと電気屋の店員さんに説明されたShure製のカートリッジを買ったのですが、カートリッジをヘッドシェルに取り付けるのにかなり難航しました。

ヘッドシェルとカートリッジを取るつけたコトがある人には解ると思いますが、カートリッジとヘッドシェルの接続に使われるシェルリード線の接続・・・コレがなかなか難しいんです。
構造は至って単純で4本のリード線を指定の色のトコロに接続するだけなのですが・・・コレ、とにかくスペースがナイんですよ・・・指で差し込みが出来るレベルではないくらいに・・・。
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(ファイルウェブより引用)
カートリッジがヘッドシェルと接続されている状態で販売されている理由がよく解ります。
とにかくこの時の「シェルリード線をつなぐのはとにかく面倒っ!」っていうコトがトラウマになるくらいのレベルで「2度とやりたくないっ!」って思うホドでした。
都合、40年以上のレコード人生の中で、このヘッドシェルとカートリッジをつなぐ作業は今まで3回しかやったコトがありません。

タブン、アナログレコードビキナーな人がこのヘッドシェルとカートリッジをつなぐ作業がスムーズに出来るコトはムリなんじゃないかな・・・って思います。
で、そんなオイラがオススメなのは、やはりヘッドシェルとカートリッジが一体型になったモデルがオススメですね。
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カートリッジ本体をトーンアームに指して手でネジを締めるだけというこのカンタンさ・・・。
一度使えば、もう余程のコトがない限り、ヘッドシェルとカートリッジ分離型には戻れませんっ!
あと、それ以上の利点は、レコードをプレイする時にターンテーブルを真上に見た時に、ヘッドシェル一体型モデルはレコード針の先端が見えるので、プレイしたい曲の音溝の箇所へピンポイントでレコードの針を置くコトが出来るんですよね。
画像を見てください。
IMG-8708
IMG-8709

ヘッドシェルとカートリッジ分離型モデルは、針先が見えにくいんですよね。
カートリッジ本体のカタチには、好みもあると思いますが、この針先が見えるという利便性はレコードをプレイする上でかなりイイと思います。
なので、もしカートリッジの買い替えを考えているんでしたら、ムズイ接続もいらなくって、レコード盤の狙ったトコロにカンタンにレコード針を落とすコトが出来るヘッドシェルとカートリッジがイイですよ。

STEELY DAN / DO IT AGAIN
STEELY DAN / DO IT AGAIN の試聴
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ファイルウェブの記事に書いてあるとおり、音の入口であるレコード針・カートリッジは、交換するだけで音質がガラッと変わってグレートアップ出来ると思います。
だけど、入り口だけでなくプレーヤーやアンプ、スピーカーなどトータルのバランスでその音質は、かなり変わります。
そんなコトを考え出すと、信号の通り道であるケーブルはドレがイイとか、イヤ待てよ・・・そもそもイイ音質のレコードは、ドレだ・・・ってズブズブとオーディオ&レコード沼にハマり込んじゃいますからね。
自分なりのある程度の妥協と折り合いを見つけてレコードを愉しめれば、イイんじゃないかなぁ〜って思う次第であります。

ところで、今回紹介している上記のファイルウェブの記事を読んでいて気がついたのですが、この記事を書いた飯田有抄さんってライター、以前オイラがレコードのクリーニングに関して書いた記事に紹介したYouTuberさんですね。
「極めろっ!レコード磨き道!」
フツーにレコード好きな素人の女性だと思っていたのですが、ウィキペディアに紹介記事があるくらい著名なプロフェッショナルな人だったんですね。
失礼しましたぁ〜 m(_ _)m

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先日、常連のお客さんより
「愛用しているターンテーブルが壊れたぁ〜!」って連絡がありました。
ナンでもプレイしようと思ってSL-1200のスイッチをONにしたら、ポロッとスイッチのダイヤルが取れちゃったそうです。
このトラブル、よくあるんですよ・・・特に古いSL-1200 MK2とかMK3で。
MK3Dでは、このスイッチ部分が弱いってコトをPanasonicも解ったらしくモデルチェンジの時に改良されています。
SL-1200 MK2とかMK3とかって製造から30年とか40年経っていますのでそりゃ〜壊れるトコロも出てきますよ。
特にこのスイッチ部分は、使用する度にON/OFFを切り替えるトコロだから、使っているとスイッチ部分がユルくなってちょっとした、拍子に「ポロッ」と取れちゃうんですよね。
ちなみに、このスイッチ部分が取れちゃうと自力ではゼッタイに修復不可能で、修理行きとなります。
実は、オイラも今から20年以上前に同じコトをやっちゃってます・・・しかも2台同時に・・・(泣)
で、常連のお客さんのハナシに戻りますが、「どうしたらイイでしょうか?」って・・・。
スイッチ部分の修理には、タブン15000〜20000円ホド費用がかかるというコトをお伝えしました。
30年近く使い込んだターンテーブルの修理に結構な費用がかかるっていうのも、ちょっと判断に困るカンジですよね〜。
イッソのコト、別のターンテーブルを手に入れたほうが今後のコトを考えるとイイかもしれないっている選択肢もあります。
当店でも中古のターンテーブルを販売していますが現在、良好なコンディションのターンテーブルの在庫がありません・・・。
かと言って現行モデルのSL-1200 MK7を新品で買うと10万円ですからね〜かなり度胸のいる買い物です。
新品以外での購入となると中古になるのですが、今だと中古品を手に入れる時には、ヤフオク!やメルカリが真っ先に思いつくと思うのですが、今まで多くの古いターンテーブルを見てきたオイラからするとあまりオススメ出来ないんですよ。

ヤフオク!とかメルカリでの購入を完全否定しているワケではなくって、場合によってはとても良好なコンディションのSL-1200を購入できる場合もあると思います。
だけど、ソレはその良好なコンディションのターンテーブルを入手できる目利きがあれば・・・ってトコロなんですよね。
ヤフオク!・メルカリで出品している人にもイロイロな人がいます、個人の所有物を出品したりとか専門の業者だったりとか・・・。
はたして出品されているターンテーブル、ナンの問題のないモノであれば、イイのですが・・・残念ながら画像や商品説明だけではなかなか判断が難しい解りづらいトコロがあります。
購入する人側からすると見た目のキレイさばかりに注目されガチですが、そりゃ〜見た目はキレイに越したコトありませんが実際は見た目よりキチンと機能しているのか・・・って方が重要ですからね。
例えば、ちゃんとプラッターの回転が安定しているか、ピッチコントローラーのスライドはなめらかに動作するか、start・stopボタンを押した時、勢いよくスタートして止めた時スグに止まるか、トーンアーム・リフト・アジャスターはちゃんと回るのか、アンチスケーティングは正しく動作するのか・・・などなどかなり細かなチェック項目があったりするのですが、コレ・・・出品されている画像や説明だけで判断できます?
特にTechnics SL-1200シリーズは、DJプレイでの使用が多いので、かなりぞんざいな扱いがされている場合が多いんですよね。
頻繁にピッチコントローラーを動かしたりするのでスライド部分がヘタって引っかかったり、ニードルランプの電球が切れていたり・・・もう書き出したらキリがないくらい。

アナログレコード人気の勢いもあって最近、ターンテーブルを購入したというアナログビギナーなお客さんが時々ご来店します。
で、「ドコでターンテーブル買ったんですか?」って訊くと結構な確率でヤフオク!・メルカリの名前があげられますが、ソレを訊いて「今までターンテーブルを使ったコトがナイ人が、状態の不明な中古のターンテーブルをよくわからないまま買っているのか・・・」って思うとちょっとフクザツな気持ちになります。
当店でも中古のSL-1200を販売しているのですが、一応一通りのメンテナンスをして各部のチェックを行ってカクジツに問題のないターンテーブルだけを店頭販売しています。
実際に来店して購入検討していただけるお客さんには、実機に電源を入れてレコードをプレイして問題なく動作するコトを見ていただいて購入していただいています。
やはりお店というカンバンを掲げていますから、もし購入後にナニかトラブルがあった場合には、相応の対応しますしね。
先日もオーディオ機材の修理やメンテナンスを専門に行なっている業者さんのブログを読んでいたら「最近、ヤフオク等で買ったジャンク状態のタンテがよく持ち込まれる・・・」って嘆いていました。
結局、状態を確認して修理メンテナンス費用に数万円がかかるという見積り金額を提示すると、「修理キャンセル」になるコトも多く、そのままお返しというコトになります。
で、その問題を抱えたターンテーブルが再び、出品される・・・。
商品説明に「現状品」って書いているモノって、ナンにチェックしていません & 電源が入ることだけ確認しました・・・って、言う状態ですからね。
ソレって、ジャンク品とホボ、一緒ってコトだと思うんですが、そういった状態のターンテーブルが、現状では2〜3万円で購入されています。
コレ、ホント解って買っているのかな・・・って思います。
「通電確認済み」「音出し確認済み」って書いてあって実際届いたプレーヤーですがレコードを数時間かけていたた回転が不安定になった・・・とかってよくありますからね。
トラブルを抱えたターンテーブルの修理って修理箇所の確認チェックだけでも最低1万円ホドかかりますからね。
そこでパーツ交換などが加わるとパーツ費用に技術料も加わって2万円オーバーは確実でしょう。
知識のある人なら届いたターンテーブルを事細かに動作チェックするコトが出来ますが、今日はじめてターンテーブルを触った人には、ストロボライトでの回転ムラのチェックですら難しいんじゃないでしょうか。

なので、そのアタリの事情をすべて解っている人でトラブルがあっても自分で問題解決出来る人であれば、ヤフオク!・メルカリは全然利用する価値があるとは思いますケドね。
結論
はじめてターンテーブルを買う時は、できるだけ実機を触れる実店舗での購入をオススメします。
買う時は、できれば詳しい人と一緒に行ってもらうとイイと思いますよ。

MATEO & MATOS / THE NO PROPS (EP)
MATEO & MATOS / THE NO PROPS (EP) の試聴
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結局、愛機SL-1200のスイッチが壊れちゃった常連のお客さんには、実店舗に出向いて中古品をキレイという見た目だけで買わないように、ゼッタイにチェックするべき箇所をお伝えして実際に確認して問題のないターンテーブルを買ったほうがイイですよ!ってアドバイスさせていただきました。
ハードオフとか行ったら数台のターンテーブルが並んでいるじゃないですか、もしオイラなら全てのターンテーブルの電源をつなげて各部の項目をチェックしてイチバン状態のイイモノを選ばせてもらいますね。
ターンテーブルって一度買うと一生使うモノでもあると思うんですよ。
なので、ちょっと値段が安いから・・・っていう理由で、妥協しない方がイイと思うんですよね〜。

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notoriousbig_skysthelimit
今から2019年にこんな記事を書きました。
中古レコード買い付けの回想

2000年から渋谷の片隅で開店した小さな中古レコード店の「海外への買い付けへの想い」を回想した内容の記事です。
上記を書いた時から、レコード仕入れに関して、相変わらず海外への買い付けは行っていません・・・。
海外への買い付けに最後に出向いたのは、2010年の6月なので、もう11年以上行ってない・・・ってコトですね。
もうホトンドのレコードが「国内での買取 & 海外ディーラーからの仕入れ」で調達しているってカンジです。

上記の中古レコードの買い付け回想記事を読んで、オイラとスタッフとで「海外へ買い付けとか今後行くことあるのかな・・・」なんてハナシていました。
渡航費や滞在費、輸送コスト、物価の上昇、コロナ問題等の諸事情に加えてホントに納得できるの買い付けが出来るのか・・・ってコトまで考えると、現実問題としてなかなか難しいのでは・・・って結論になりましたケド。
個人的には、海外買い付けのナニが起こるか予測不明なエキサイティングな体験が味わえないっていうのはちょっとザンネンですケドね〜。
って、得意げに書いていますが実際は「ホントにちゃんと仕入れできるのか・・・ドキドキ」って不安だらけなんですが(笑)

で、そんなハナシの流れで「今までイチバン記憶に残っている国内での買取ってドレだった?」ってスタッフに訊いてみました。
「◯◯さんの買取の時は、ホントにヤバかったなぁ〜」ってソッコーで返答されました。
ソレの返答を聞いてオイラも「あ〜あの時か・・・アレは、なかなかの買取だったんぁ〜」ってその時のエピソードには共感しちゃいました。
上記で書いたようにnext recordsは、2000年に渋谷で12インチシングル専門の中古レコード店をオープンさせたのですが、当時は折からのDJブームの真っ最中で仕入れても、仕入れても常にレコードがぜんぜん足らないという万年枯渇状態でした。
しかも実店舗がある渋谷の宇田川町界隈は、狭いエリアに競合他店が何十店舗も存在してシノギを削っている状態でしたし、この激戦エリア内で競合他店よりも如何に人気のレコードを店頭に並べるコトができるか・・・ってコトが大命題でした。
そのために、多い時は年に10回くらいアメリカやヨーロッパに買い付けに行ってましたからね。
買い付けのペース的には、2週間ホド海外に出向いて帰国後、また2〜3週間後に再び出向くという今考えたらカラダを壊すくらいになるくらいのハイペースで買い付けしている状態でした。
店頭でもレコードの買取は行っていましたが、レコードを処分する人よりも買う人のがはるかに多い状態で買取なんかでは全然賄われませんでした。
しかも人気の売れ筋タイトルなんて、ダレも売ってくれません・・・(笑)
今のようにインターネットも未発達だったので「レコードの仕入れ = 海外買い付け」という選択しかなかったんですよね。

お店もある程度軌道に乗りつつあった開業から2年後の2002年にのある日に
「レコードを買取して欲しいので、家に来てほしいんですケド・・・」って突然電話がかかってきました。
買取希望のレコードの内容を訊くと、人気どころのHipHop / R&B のオリジナル盤12インチシングルがたくさんあるとのコト。
電話を受けたオイラは内心「キターーーーっ!」ってカンジでした。
「いつ、お伺いすればイイですか?」と自宅へ伺うスケジュールを訊くと「今スグ、来てほしいんですケド・・・」って時計を見るともう午後7時過ぎです。
とにかくナニやら事情がありそうなカンジで、急いで来て欲しい・・・っていうコトでした。
場所はクルマで2時間くらいの近郊の都市でしたが、レコードの内容があまりにも良さそうだったので2つ返事で「ソッコーで伺いますっ!」ってオイラとスタッフとでクルマに乗り込んで高速道路をブッ飛ばして出向きました。
ご自宅に訪れると8畳くらいの部屋の壁一面に天井までレコードがビッシリっ!しかもDJ機材にサンプラーやレコーディング用の卓が設置されていたりと「スタジオか?」って思うような部屋でした。
しかもレコードは・・・というと、HipHop / R&Bの主要なタイトルが、AからZまでホトンド完璧に揃っている状態っ!
さらにタイトルによっては、同タイトルが2枚あったりという・・・。
しかし・・・査定作業は、難関を極めました・・・。

ナゼか買取に伺った〇〇さん、本当はレコードを売りたくない・・・っていうお気持ちのようで、しかしナニやらワケありでスグにまとまったお金が必要・・・という相反する心情の葛藤があるようなカンジで、オイラがタイトルごとに提示した査定を1枚ずつご本人の了承の確認を取らなくてはイケないという・・・とても交渉が大変な査定でした。
例えば、Aというタイトルのレコードを「コレは、査定が1000円になります」とお伝えすると「1500円になりませんか?」って具合です。
「ちょっとソレばムリですね〜では、1200円では、どうですか?」と訊くと「じゃあ1300円でお願いします・・・お願いします・・・お願いします・・・」ってカンジでとにかく1枚ごとにこういった査定交渉になっていました。
その必死さがちょっと尋常ではナイ雰囲気で、「急にナニかまとまったお金が必要な事情があったんですか?」って査定に合間に訊いてみると「ちょっとイロイロありまして・・・」ってカンジでその部分は、濁されました・・・。
いや〜まぁ〜全然交渉はイイんですよ・・できるだけ高額査定を希望するというのも解りますし・・・しかし、このペースで1000枚以上の査定交渉となると・・・時間がドレだけかかるのか・・・って。
オイラもある程度見切りをつけるっていうコトも出来なくはナイのですが、とにかく内容がヤバスギで、アメリカに1回買い付けに行ってもコレだけの内容のタイトルを揃えるコトは、かなり難しい・・・っていうゼッタイにハズせないっていうコチラ側の気持ちもあって、かなり難航を極めました。
イヤ〜もう、この時はタイヘンでした・・・お互いのゼッタイに譲れないラインの攻防をレコード1枚毎に確認し合うという・・・(笑)
結局、すべての査定が終わったのは、早朝6時頃でした・・・(笑)
最後はもうお互いに眠くなって意識が朦朧とした状態で査定の判断をするとカンジでしたケドね。

内容も一級品ばかりで枚数も大量になった結果、かなり高額な査定金額になりました。
オイラもまさか、買い付け1回分以上の内容の買取になるとは、思わなかったのである程度の買取資金は持っていきましたが、まさかそんなになるとも思っていなかったので持ち合わせていなかったので、「持ち合わせが足りないので振り込みます」とお伝えすると、「じゃあ、お店に取りに伺います」って・・・。
まぁ〜とにかく今スグ、まとまったお金が必要っていうのが、もう切実に伝わっています・・・。
結局、ナンでそんなに切羽詰った状況になったのかってコトは、解らずじまいでしたケドね。
長丁場になった査定の帰り道に相棒のスタッフと「ナンであんなに切羽詰まってたんだろうね〜」って、ハナシしていると「多分、ヤ◯ザのクルマにでもオカマでも掘って追い込みかけられてたんじゃないの?」って・・・(笑)

NOTORIOUS B.I.G. / SKY'S THE LIMIT
NOTORIOUS B.I.G. / SKY'S THE LIMIT の試聴
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上記のエピソードは、今から20年くらい前の出来事なのですが、1回の買取で現在に至るまで最高額の査定額になりました。
2021年現在の今、あの時に買取の内容のレコードだと、タブン、1/3〜1/5くらいの査定になっているでしょうね〜。
もう、DJブームも収まって、ソレに伴い高騰していた人気のタイトルの販売価格も下降してモノよっては当時、1万円でもソッコーで売れるホド、人気のタイトルが今だと1980円でも全然売れない・・・っていうのが、山程ありますからね。
やっぱり、HipHop系のアナログレコードの人気が絶好調だった時期ならではのエピソードでしょうね〜。


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revelation_holdinon
2000年から渋谷の片隅でレコード店をはじめて、今年で21年目になるワケです。
一応、アナログレコード・・・特に12インチシングルに関しては、酸いも甘いもとりあえず一応人並み以上は熟知しているんじゃないかな・・・と自負しているのですが。
しかしながら、「どうして人は、レコードを欲するのか・・・」という肝心カナメの部分については、自分なりの明確な答えを持ち合わせていない・・・と卑下していたりします。
おかしいですよね〜コレ。
レコードのコトは、結構知っていても、「じゃあどうして人はレコードを欲しい、レコードを聴きたいって思うんだろう・・・」っていう核心の部分については、よく解っていないという・・・しかもそんなオイラのような者が20年以上もそのレコードを販売し続けているという・・・。

もうこのコトについては、長い間ず〜っと考えて入るのですが、イマイチ「コレだっ!」っていうスパーンとわかり易い答えが見つからないんですよね。
タブン、このブログを読んでくれているホトンドの人は、レコードに興味があって、レコードが好きな人だと思います。
じゃあ、ナンで俺ってレコード好きなんだろう・・・って考えたコトありますか?
ん〜まぁ〜そんな面倒クサイとコトなんて考えなくて、好きなものはスキっ!ってコトでイイんじゃねえの・・・ってコトでも全然イイと思うのですが、やっぱりね、毎日レコードを扱っていて、しかも人生のホトンドすべてをレコードに捧げているオイラとしては、どうしてもその部分が気になるんですよね。

レコードの成り立ちと言うかルーツを辿れば、ナニか判るのかもしれないと思い自分なりに調べたりしたんですケドね。
元々、音声を記録するために生まれたレコードですが、ソレが音楽を記録する様になったっていうのがそのはじまりです。
レコードが誕生した初期の頃のレコードって今のような円盤状のものではなくって筒状のモノだったようですね。
ソレが、今の円盤のカタチの方が利便性に富むという理由で変化していったそうです。
で、さらにはじめは録音技術もたいしたコトなくてソレが時代ともに高音質化して更に録音時間が長くなって・・・という風にレコードは、進化していくワケです。

でも、やはりその進化ってその時代のニーズに沿った必然だったと思うんですよ。
だけど、あくまでもベースにあるのは、自分の好きな時に好きな音楽を聴きたいっ!っていう本来のニーズに沿ったカタチでレコードが存在していたと思います。
60年代とか70年代のはじめの頃ってライブや生演奏以外で好きな音楽を聴くにはテレビとかラジオでいつ流れるかわからないのをず〜っと待たなければイケないっていう状態の中、レコードとプレーヤーがあれば、あなたの好きな時に聴けますよっていう欲求に応えるためにレコードが生み出されワケですからね。
人々の好きな時に好きな音楽を聴きたいっていう欲求がレコードの普及に大きく影響してその後の音楽産業の拡大、音楽の大量生産時代になるワケですが、やはりココでも「音楽を聴きたいっ!」というコトがベースになっているので、あくまでも興味の対象は、音楽というコンテンツです。
レコードは、そのコンテンツが録音されている単なる入れ物でしかナイのです。

まぁ〜その後の進化は、皆さんご存知の通り、アナログレコードのデメリットである部分、つまり、デカい、場所をとる、取扱いがシビア、すぐにプチプチノイズがでる・・・というコトを補う為にCDが誕生するワケです。
そういったイミでは、CDってアナログレコードが進化したカタチなんでしょうね。
だけど、ココでも主役は、あくまでも収録されている楽曲で、CDは入れ物でしかナイんですよ。

オイラは、レコードに激しく固執するようになったのは、世の中にCDが普及しはじめた80年代の中頃からなのですが、もうその頃から、12インチシングルにコダワッていたので、あくまでアルバムが主体となっていたCDに関しては、それほど興味がなかったんですよね。
12インチシングルに収録されているExtended VersionやRemixは、ホント12インチシングルでしか聴くコトが出来なかったので、そもそもそういった特別なバージョンが存在しないCDには、まったく触手が反応しなかったというワケです。
だけど、今思い返して見れば、はやりその特別なバージョンというコンテンツが欲しいためにそのコンテンツが唯一収録されているのが12インチシングルだったので12インチシングルを欲していた・・・っていうコトなのかもしれません。
アルバムも時々買っていましたが、CDで買うのではなくアナログレコードで買っていましたね・・・。
ナンデだろう・・・自分の原体験として、好きな音楽が収録されたアナログレコードに囲まれる生活っていうのがやっぱりあってソレがCDでは、代替えできなかったのかもしれません。
CDもプレゼントされたりとかで何度か手に入れたコトが、ありましたが、ナンダカ、ちっさなディスクを手にとってみて「値打ちがナイな・・・」って思いました。
80年代の頃は、ソレまでアナログレコードだったものがCD化されたりとか、アナログレコードとCDが同時に販売されたりとかしていた時期なのですが、CDのジャケットにスゴく不満がありました。
もともとデザインとかアートに関して興味があったのですが、30cm四方で表現されていたオリジナリティ溢れる世界がCD化するコトで、ずいぶんとショボくなったな〜って思ったモノです。

あ〜ちょっと脱線しましたね〜すいません。
アナログレコードとCDとを比べるハナシではありませんでした。
まぁ〜だけど世間一般では、便利なCDは,受け入れられていくワケです。
でその後、人間の本来のニーズは、CDの中に録音されている楽曲が目的なワケでから、インターネットの進化とともにその入れ物自体の必然性がなくなっていく・・・つまり楽曲が丸ハダカの状態のデータでの配信というスタイルに進化していくワケですよね。

最近のアナログレコードのブームとも言われる人気の背景について語られるときって、アナログレコードのノスタルジックな良さとかが述べられるコトがよくありますよね。
アナログレコードが持つノスタルジック感ってやはり、その時代を生きてきた人が古いアイテムをみて「あ〜ナンか懐かしいな・・・」ってカンジるコトが出来るものだと思うんですが、そういったアナログレコードの存在が当たり前の時代ではない90年代や2000年代に生まれ育った人からするとそもそもノスタルジックな感覚なんて持ち合わせいていないと思うんですよ。
なので、「ノスタルジック感」は、今だとだいたい40歳後半以上くらいの人でしか持ち合わせいないんじゃないかな・・・。
ニュースとかでは、若い人にもアナログレコードが支持されている・・・とか、人気です・・・ってコトが書かれていたりするじゃないですか。
イッタイ、アナログレコードのドコに魅せられているんでしょうかね。

レコードを扱う最前線に立っている立場のオイラが、「お客さんは、どうしてコードが欲しいんだろう・・・」っていう超大切な部分をよく理解できていないママでいるっていうコトに「ナンダカそれどうなの・・・?」って気持ちでいるんですよね。
最近、レコードを聴きはじめたっていう若い世代のお客さんに「どうしてレコードなんかに興味を持ったんですか?」って時々、訊ねるコトがあるんですが、返ってくるご返事は、「カッコいいですよね〜」とか「音、イイですよねっ!」っていうオイラからするとナンダカ、フワッとしたニュアンスのワードだったりするんですよね。
ま〜深く考える必要はナイことなのかもしれませんケドね。
すいません・・・毎度のコトながら、結論がでなくて・・・。

REVELATION / HOLDIN' ON
REVELATION / HOLDIN' ON の試聴
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レコードで音楽を聴くというコトに関しては、決して合理的な行動ではナイと思うんですよ。
だけど、人は決して理屈で考えたら決して合理的ではナイと思われるアナログレコードで音楽を聴くという行為に対してあえて特別な価値を見出してしまうという・・・ホント、不思議です。
オイラ自身もそのレコードのナンダカよく解からないケド、「ナンかイイっ!スゴくイイっ!」って思っちゃているんですケドね。
コレを読んでいただいた人は、どうしてレコードで音楽を聴きたいのですか?
人がナゼ、レコードで音楽を聞きたくなる理由って一体ナンなのか・・・スゴく興味があります。

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こんな記事を読みました。
アナログレコードがCD真っ盛りの「90年代」に消滅しなかったワケ

最近のレコード人気を語るニュース記事やコラムって、海外で開催されたレコード・ストア・デイを発端としたブームの余波が・・・的なハナシで今のレコード人気に繋がっているって文脈で書かれているコトが多いんですが、上記のコラムは、それらとちょっと違った切り口のコラムです。
上記のコラムでは、今のレコード人気のコトは、全然述べられていなくってタイトル通りの、「どうして世の中的には、CDの全盛期だった90年代にレコードが淘汰されずに作られ続けていたのか・・・ってコトが書かれています。
記事に書かれている90年代の時期は、ちょうどオイラもそのレコード人気の真っ只中にいたので、かなり共感できる部分もあり興味を持って読みました。

確かに昭和の時代、レコードを再生するためのオーディオセットはとにかくデカかった・・・。
当時は、「オーディオ」というより、「ステレオ」って呼び方だったと思います。
オイラが小学生だった時も決して裕福ではなかったのですが、オヤジが頑張って月賦(懐かしい言い方)でステレオを買って満足気にクロード・チアリのアルバムをよく聴いていました。
たしかラジオとアンプとレコードプレーヤーが木製の本体にヒトツにまとまっていた家具調のステレオでしたね。
ソレを我が家ではナゼか、テレビの上においてました。
その頃のブラウン管テレビは、上にレコードプレーヤーを置けるほどデカかった・・・ってコトですね。
テレビもモチロン家具調・・・(笑)
だけどレコードは、自宅に10枚くらいしかなかった・・・(笑)
しかし月賦で買わなきゃイケないくらいなので、当時のステレオってイッタイいくらくらいしたんでしょう・・・ちょっと想像が付きませんが、そういえばご近所の幼馴染が、最新式のTechnicsのステレオを月賦で50万とかで買ったってコトを思い出しました。
当時では、珍しい家具調ではなくって銀色のメタリックボディのコンポーネントステレオって当時は呼ばれていた、ヤツです。
アンプに搭載されていたVUメーターが曲に合わせてビンビン動いてるのを「カッコいいい・・・」って羨望の眼差しで見ていましたね。
我が家のステレオには、VUメーターはついていませんでした。
vumeter

コラムの冒頭でも書いているようにホント、今思うと音楽を聴く目的のためだけによくもまぁ、あんなデカいものをリビングに置いていたもんだなぁ・・・って思います。
だけどタブン、当時は、ソレくらい好きな時に好きな曲を自宅で聴くってコトって贅沢なコトだったのかもしれませんね。

その後、ついにCDが出てくるワケですが、CDってその成り立ちからして開発元であるソニーとフィリップスの企業としての思惑が、かな〜り盛り込まれていますね。
確かに、CDが発売されるコトによって音楽が誰でもカンタンに手に入れて楽しめるようになったというイミでは、結果的には良かったのかもしれませんが、音楽の陳腐化や大量消費に向かったのは確実なんじゃないかな〜って思う部分もあります。
コラムにも書いていますがCDラジカセの普及っていうのは、相当音楽市場の拡大に影響したとオイラも思います。
ラジカセって1980年代からありましたが、その名の通りラジオとカセットテープの再生だけでしたからね。
サスガにレコード・プレーヤーがラジカセに搭載されるコトはなかった・・・。
ちなみに、日本ではじめて商用のCDとして売られたのってビリー・ジョエル『ニューヨーク52番街』なんですね。
billyjoel

そういえば、ソニーが2018年に自社でアナログレコードのカッティング・マシンを導入して29年ぶりにレコードを作るって以前にニュースになりましたがその時の、初めて作られたレコードっていうのもビリー・ジョエル『ニューヨーク52番街』でしたね。
cuttingmachine
カッティングマシン

平成の時代になると世の中的には、音楽を聴くのはCDで・・・ていうのが、フツーになるワケです。
CDの一般化と安価なラジカセの普及で音楽産業が大躍進した・・・って時代ですね。
だけどCDが普及して、もはや化石となるであろうと思われていたレコードですが、そういった一般的な認識とは別に、実はレコードが復権していた・・・っていうくだりは、個人的には「そうそうっ!」って思っちゃいますね。
コラムでは・・・
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以下引用
ところが、1990年代後半になるとレコードの復権が始まります。
『東京新聞』1997年7月23日付朝刊では「CD全盛なのに 今中古レコードが人気」として、レコードの人気が再燃していることを報じています。
 記事によれば、後楽園ホールで開催された中古レコード市は高校生も行列に並ぶほどの盛況
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って書いていますが、この真っ只中にレコードを買いまくっていたオイラからすると1988年くらいにはもうDJニーズによるアナログ需要が、始まっていたのような気がします。
マニアがブームの兆しを感じる時期とメディアがソレ等を取り上げる時期とかなりタイムラグがあるようなカンジですね。
「復権の裏にDJブームあり」の章は、こう書いています。
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以下引用
ブームのなか、DJがスクラッチをする姿をまねてみたくなった若者がレコードプレーヤーを購入し、アナログな音質に目覚めるという流れが大きかったようです。
かつてCDが流行した背景には、針音などのノイズは雑音であり不要なものだと考えられていました。ところがCD全盛になると、逆にノイズが「新しい、心地よい」ものとして歓迎されるようになったのです。
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ん〜スクラッチがどうこうっていうより、オイラが思うには、タブン音楽を聴くという受容的な目的よりも、音楽をプレイするっていう目的のためにレコードが必要だったんじゃないかな〜って。
ナンていうか楽器的なニーズに近いかも・・・。
ディスコは、70年代から存在していてDJもその頃からいたワケですが、DJプレイが個人のホビーとして一般化するために必要だった機材や情報などのピースが90年代のあの時期にすべて揃った・・・みたいなカンジだったんじゃないのかなって思います。
DJプレイをするためには、レコードが必須だった・・・世間一般的なリスニング目的のためだとCDの時代だったが、プレイ目的では、アナログレコードが必須だった・・・ってコトですね。
だけど、DJプレイに必須だったレコードですが、CDJやDVSの進化と共に、必ずしも必須でなくなったコトによるブームの終焉はちょっとザンネンでした。

BLADE / LOOK 4 THA NAME
BLADE / LOOK 4 THA NAME の試聴
next recordsのサイトでBLADEのレコードを探してみる

オイラは、あのDJブームにアナログレコード自体の価値の認識したクチなのですが、そうでなかった人、DJプレイに重きをおいてレコードに価値を見いだせなかった人は、レコードからCD、DVS、デジタルデータにサ〜っと移行しちゃったってカンジなのかな・・・。
そういったイミでは、今のアナログレコード人気は、純粋に「レコードの価値」を認めた上でリスニング目的でレコードを購入しているといったコトを考えると、他にレコードと競合するアイテムが出てきてもあまり影響がないような気がしますね。
個人的には、そんなレコードの中でも12インチシングルの価値を認めてくれる人が増えてくれればイイのに〜っ!って思うんですが、なかなかムズいっスね〜(笑)

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