渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

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ドモっ!渋谷の零細中古レコード店 ネクストレコードです。
当店では、中古の12インチシングル盤をメインに販売しているレコード屋なのですが、レコードと一緒に中古のターンテーブルとカートリッジ(レコード針)の販売もやっています。
そんなコトもあってトーゼン、レコードに関するお問い合わせは多いのですが、オーディオに関する質問やお問い合わせが最近メチャ、増えてきました。
ま〜昨今のアナログレコードの人気もカンケーしているだと思うのですが、レコードに関しては自分の好きなアーティストや曲のレコードを探して見つけて買って家で聴くという比較的わかり易いのですが、オーディオに関しては、多種多様な機種・機材・接続の方法が混在しているっていうコトもあり、「どうしたらイイんだろう・・・?」って思われる人が比較的多いですね。
オーディオの接続に関しては、ホントにアリとあらゆるパターンが考えられるのでアタマを悩ます人も多いようです。

アナログレコードを再生するにあたっての基本的に必要な機材というのは・・・
レコードプレーヤー
カートリッジ(レコード針)
アンプ
スピーカー
ってカンジなのですが、最近だとアンプとスピーカーが一体となったパワードスピーカーでレコードを聴く人も多いようです。
というか、アンプ自体がフツーに家電量販店に行っても売ってませんしね。
あと、すでに持っているミニコンポにレコードプレーヤーを接続してアナログレコードの再生を可能するパターンもあります。
このパターンは、ナニゲに多いですね・・・出来るだけ、費用をかけずに今の環境を利用してレコードが聴ければイイな・・・って思う人も多いですし。
その時に必ず確認するのは、すでに持っているミニコンポにAUX入力もしくはLINE入力が付いているのか、もしくはPHONO入力が付いているのか、AUX・LINE入力がなければレコードプレーヤーは接続不可となり、PHONO入力がなければフォノ・アンプをレコードプレーヤーとミニコンポのAUX・LINE入力の間に接続すれば、OKとなります。
ちなみにAUX・LINE・PHONO入力の解説はコチラ。
要するに外部の機器をミニコンポへ接続して音を鳴らすコトが出来る入力端子のコトです。
PHONO入力は、レコードプレーヤー専用の入力端子のコトです。

ってそんなコトを店頭でしかも口頭で説明されてもそもそもそんなにオーディオに詳しくない人は、「えっ?AUX・LINE入力?PHONO入力?わかりません・・・」ってなりますよね。
ご自身の今のオーデイオ環境がどういったカンジなのか判れば「こうすれば、レコードが再生できますよ」ってアドバイスも出来るのですが、コレが解らないと店頭ではナニもアドバイスが出来ない・・・。

オイラ自身、店頭に立っていてお問い合わせいただく内容で比較的多いのが、
「どうやったらイイ音になりますか?」って質問です。
「イイ音」の概念自体がちょっとムズいので、ココでは「イイ音 = 自分好みの音」としますね。
最近、レコードで音楽を楽しむようになったお客さんからこんなコトを質問されました。
「先日、コチラのお店で試聴させてもらってレコードを買ったのですが、家で聴いたらお店で聴いたカンジと違ったんですよね。」
で、「どうしたらコチラのお店のような音になりますか?」って訊かれました。
要するに自宅でイイ音でレコードを鳴らすにはどうすれば、イイのか・・・ってコトです。
当店で使用しているオーデイオ・システムとそのまま同じモノを揃えれば、同じ音質になるかもしれませんが、ソレは現実的ではナイですよね。

レコードの音の鳴り方を変えるのは、イロイロな手段があります。
例えば、カートリッジ(レコード針)を変えてみるとか、スピーカーを変えてみるとか、導通の良いケーブルへグレードアップするとか・・・やり方はイロイロあるのですが、オイラがオススメすのは、ズバリ「グラフィックイコライザーを導入するっ!」ってコトです。
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グラフィックイコライザーとは・・・
トーンコントロールの一種で、卓上型アンプのような高音、低音だけでなく、可聴周波数帯域 (20Hz ~20kHz) を 5〜33 分割した中心周波数のレベルを独立してブースト、カットできるものです。レベルの変化量は dB で直読できるものが多く、きめ細かな調整が可能な装置です。
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カンタンに説明すると、音の成分である各周波数帯を変化させるコトで自分好みの音質に調整するコトが出来る機材となります。
大抵のアンプにもTONEコントロールとしてBASS(低音) と TREBLE(高音) の2つのツマミは付いていると思います。
このツマミをイジると低音が増幅したり高音が低減したりと音質に変化を加えるコトが出来ると思いますが、この機能をもっと細かい周波数帯で調整できる装置です。
音の成分は、Hz(ヘルツ)という単位で表すコトが出来るのですが、60Hz帯辺りを増幅させるとバスドラやベースが迫力ある音になったり500Hz帯を増幅させると曲の中でヴォーカルが際立たせるコトができます。
要するに自分好みのサウンドにして音楽を聴くコトが出来るワケです。
スピーカーを変えたり、カートリッジ(レコード針)を変えたりするコトでも音質の変化は得られますが、その音質が気に入らなかったらまた別のモノへ交換となりますよね。
しかし、グラフィックイコライザーは、ボタン&スライダーで、実際に音楽を聴きながらリアルタイムで様々な音質の変化を試せるという利点があります。
しかもその変化たるや・・・劇的っ!です。

最近は、グラフィックイコライザーって単体ではもう手に入らないオーデイオ機材なのですが、中古だと比較的安価で手に入りやすいオーディオ機材です。
ヤフオクやハードオフなんかでは、3000円から1万円くらいで購入できますので比較的導入しやすい機材でもあります。
オススメのグラフィックイコライザーは、自分好みの設定をプリセットして保存出来る機能が付いたものがイイですよ。
例えば、迫力のある音で聴きたい時の設定とか、ヴォーカルをメインで聴きたい時の設定とかってボタンひとつで切り替えが出来る機能です。
そして更にオススメなのがスペアナ機能が付いていたら尚良しっ!スペアナってスペクトラムアナライザーの略で今どの成分の周波数帯がどれくらい出ているのかが目で見て解る機能でコレがカッコいいんですよ〜(笑)

ちょっとバブリーな雰囲気がしますケドね(笑)
あとグラフィックイコライザーの各周波数帯のバンド数って5〜8バンドくらいで十分ですよ〜たくさんあっても設定に悩むだけですから。

PETE SHELLEY / I DON'T KNOW WHAT IT IS
PETE SHELLEY / I DON'T KNOW WHAT IT IS の試聴
next recordsのサイトでPETE SHELLEYのレコードを探してみる

最近レコードを聴きはじめた人だけでなく、意外とず〜っと前からレコードを聴いていた人でもグラフィックイコライザーを知らない人って結構、多いようです。
80年代のオーディオにはフツーに組み込まれている機材だったのですが、オーディオ自体の人気が下火、そしてコンパクト化するコトで自然と淘汰されていったのかもしれません。
ちなみにグラフィックイコライザーは、グライコと略されるコトもあります。
そしてそのグラフィックイコライザーの設定にもナンダカ、流行りがあるようでオイラは知らなかったのですが「Eargasm Explosion」 とか「Perfect」とかいわれる設定があるんですね。
わかり易いグラフィックイコライザーの設定の解説がコチラを参考にしてください
これで完璧! おすすめのイコライザー設定を伝授します。

今までに何人かのお客さんにグラフィックイコライザーをオススメして実際にグラフィックイコライザーを追加導入した人の感想は、概ね「スゴいっ!今まで聴いていたレコードの音と全然違うっ!」って感動していましたよ。
コレを機会にゼヒ、グラフィックイコライザーの導入を検討してみてください。
比較的安価な割に効果は絶大なので試しやすいと思いますよ。
もし気に入らなくても前の状態にもスグに戻せますしね・・・。
オススメですっ!グラフィックイコライザー。

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ginuwine_whendovescry_eu
ん〜イイですね・・・9月っ!
時々、メチャ暑い日もありますが、日中の気温も比較的下がってきて過ごしやすくなってきました。
大好きっ!セプテンバーっ!

レコードに於ける関係や話題・ニュース等を時々綴っているのですが、前回は、6月に取り上げたのですがココ最近も様々な動きがあったのでそんなハナシを書いてみたいと思います。

クラウドファンディングでレコード店を復活したいっ!
前回、こんなブログ記事を書きました。
レコード回帰の動きの中で・・・
渋谷でも老舗のHouse/Technoを取り扱うレコード店、Techniqueさんが、破産したというニュースを読んで同じレコード店を営む立場のオイラがイロイロと思うトコロを書いた記事です。
テクニークさんが、破産したというニュースは、2022年7月の中頃に報道されたのですが、その後にちょっとしたポジティヴなニュースがありました。
というのが、コレっ!
「倒産した渋谷の老舗レコード店『テクニーク』の元スタッフ、独立して新ショップ設立のためクラファンを実施」
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運営会社の倒産のため閉店したテクノミュージック専門の老舗レコードショップ「テクニーク」の元スタッフが、新たなウェブショップを立ち上げるため、CAMPFIREでクラウドファンディングを開始している。目標金額は500万円で、「テクニークを復活させたい」という思いのもと、スピリットを継承した店を目指すという。
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スゴいっ!!!!最悪の状態の中でも一筋の光明を見出そうというその気持ち・・・素晴らしいです。
「倒産したテクノミュージックショップ【テクニーク】を引き継ぎ復活させたい。」という案件を紹介しているクラファンのページでは、当事者だけ知るコト内情やスタッフの複雑な心情が吐露されています。
「今日も仕事、頑張るぞっ!」と会社に出社したら経営者に突然、「会社の倒産とスタッフの全員解雇を告げられた」という生々しいハナシなど、その時の状況が、綴られています。
前回の記事にも書きましたが、「レコード店の閉店」のコトを考えると同じショップを営んでいる経営者的な立場から身につまされる思いになります。
しかし、そんな最悪の状況の中でも出来るだけ前向きな状況に向かおうとする2人のスタッフの心意気・・・ホント、アタマが下がる思いです。
クラウドファンディングの目標額は、500万円に対して締切まで残すトコロ、3週間で現在、340万円ホドの支援が集まっていますね。
しかもスケージュルから鑑みると目標金額に達しなくても、「新生 テクニーク」は、絶対に立ち上げるコトが決まっている様です。
コレまでのノウハウやコネクションを使って新規のウェブサイトを立ち上げて、新たな事業を開始するというコトは、まるっきりゼロ・ベースでスタートをするよりも多少アドバンテージはあるとは、思いますが前途多難なコトは、間違いないハズです。
だけどホント、頑張って欲しいな・・・ってココロより思う次第であります。

ディスクユニオンがオンラインショップのサービス再開
2022年6月に脆弱なセキュリティ管理のために、70万人の顧客情報を漏えいしてしまい長らくサービスを停止していたディスクユニオンのオンライサイトがリニューアルして再びサービスを再開するようです。
ディスクユニオンがオンラインショップのサービス再開、個人情報漏えい以来約2カ月半ぶり
ちなみにオイラの個人情報も漏えいしていまいました・・・(泣)
そのコトについて書いた記事はコチラ
((要注意))ディスクユニオンの個人情報漏えい問題
ディスクユニオンがやらかしてしまった事件って6月末頃だったので、2ヶ月ホド、サービスを停止していたんですね。
大規模なレコード店のオンラインショップなので2ヶ月の以上のサービス停止は、営業的に見てもかなりの機会損失があったと思われます。
ま〜しかし、漏えいさせてしまった根本の原因は、サイト自体の脆弱なセキュリティからなので、身から出たサビ的な要因があったので仕方ないですね・・・コレは。
で、再開したディスクユニオンさんのオンラインショップをマジマジを見てみたのですが・・・中古レコードをお目当てでイイなってレコードを探すのにはちょっと解りにくいですね・・・。
ん〜なんだろう、直感的にササッとレコードを見るコトが出来ないっていうか・・・しかもレコードやレーベルのジャケット写真もなかったりして・・・前からこんなカンジでしたっけ?
大量の在庫を扱うために「どんなレコードがあるのかな・・・」ってリストから俯瞰で見るコトよりも、探しているレコードを検索窓に入れて検索結果で探すっていうコトに特化した探し方になっているようなカンジですね。
コレ、最寄りの店舗の在庫が一覧で見るコトが出来て、尚且オンラインでポチって店頭受取もしくは、通販出来るようにしたほうがイイんじゃないかな・・・それとも全店舗の在庫が一覧で閲覧できて「そのレコードは、〇〇店に在庫」みたいな方がイイのかな・・・。
アレ?もしかしてすでにそうなっているのかな?20分くらいサイトを触ってみたんだケド、ちょっとクセがあるような気がしました。
なんか、コレだったら直接お店に出向いたほうが収穫あるかも・・・って思っちゃいますね・・・。
ま〜ナンにせよ、情報漏えいだけは、気をつけてもらいたいですね。

円安が更に進行中っ!
時々、このブログでも「円安がヤバいっ!」ってコトを書いています。
前回、書いた時の記事はコチラ。
アナログレコードの徒然なハナシ(2022初夏)
上記の記事は、6月24日のモノなのですが、その時に「$1が135円になった!ヤバいっ!」ってコトを書いています。
ソレが、2022年9月には、一時期$1が144円になっというニュースを見ました。
しかも、今ってUS$1=€1なんですね・・・ドルとユーロが同じという・・・US$の一人勝ち状態っ!
そんな中、日本円は、$にも€に対しても下落していてカンゼンに一人負け・・・。
為替は、まったく予想が出来ないのですが、先日のニュースでは急激な円安に対応できなかった企業の「円安倒産」が報じられていましたね。
先日、N.Y.に在住していお客さん(日本人)がご来店したのですが、日本の物価の異常な安さに驚いていましたね。
私達は、日本に住んでいるからモノの値段は、コレが当たり前だと思っているのですが、そのお客さんからするとラーメン1杯がUS$6〜7くらいで食べられるって驚いていましたね。
ちなみにN.Y.では、ラーメンはチップ・税金込みでUS$23~25くらいなので日本円だと3300円から3500円くらいだそうです・・・高っ!
前々からオイラは、「もっと多くの外国人観光客を入れろ〜!」ってこのブログで書いていますが、ホント今の円安のチャンスを活かすべきですよっ!
9月7日からコレまでの2万人という制限から5万人へ引き上げとなったのですが、いまだにビザが必要だったり、面倒な制限を設けたりって、もう制限は不要だと思うんですよね。
多くの外国人旅行者がくれば円安にも多少、イイ影響があるかもしれませんしね。
もうホント、何ヤッているんだか・・・。

GINUWINE / WHEN DOVES CRY
GINUWINE / WHEN DOVES CRY の試聴
next recordsのサイトでGINUWINEのレコードを探してみる

ハナシを戻しますが、テクニークの元スタッフさん達が立ち上げた「新生 テクニーク復活プロジェクト」コレ・・・是非とも上手くいって欲しいな〜って思います。
コレまでのレコード店のスタッフからレコード店経営者という立場に変わるコトによって今までとは見えてくるモノが変わるとは思うのですが、苦難を乗り越えてオンラインサイトを軌道に乗せてイケたらイイですね。
そして、ある程度資金に余裕が出来たらゼヒとも再びリアル店舗を復活させてもらいたいモノです。
その時は、ゼヒまた再び渋谷でねっ!(笑)

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loislane_itsthefirsttime
こんな記事を読みました。
リンクは、記事を書いた産経新聞ですが、日本でもっとも閲覧されているYahoo!トピックとしても紹介されていましたので相当な数の人に読まれたと思います。
「渋谷の有名店破産も…レコード回帰の動き」

既にご存知の人もいるとは思いますが、渋谷でも20年以上営業を営んできた老舗のレコード店、テクニークが破産したというニュースと現在進行系のレコード・ブームを絡めた記事です。
渋谷では、新譜のHouse / TechnoのCLUB系レコードを販売しているレコード店としては、既に閉店した大手のレコード店が亡き後、最も多くのHouse / Techno系レコードを扱っていたレコード店です。
レコード店 テクニークを運営している会社って株式会社エナジー・フラッシュっていうんですね。
会社名のエナジー・フラッシュってもしかしたら、Technoの名曲、Joey Beltram / Energy Flashから社名をつけたのかな?
ん〜もしそうだとしたらかなりのテクノ愛をカンジますね。


店舗・会社が閉店する理由には、イロイロな事情があると思いますが、「自主廃業」と「破産」の2つのケースが多いですね。
自主廃業は、経営者の判断で今後事情を継続できる見込みが立たないから、会社を清算しますというコトで、コチラは、会社の資金に余力がある時に行われる場合が多いですね。
一方、破産は、債務超過で会社の資産を全部手放したとしても債務を返済出来ない状態なので財産や事業を全て清算する代わりに、会社が負っていた債務の全てを免除してもらう裁判上の手続きのコトをいいます。
今回の場合だと、会社の財産すべて債権者へ分配する代わりに会社の債務の全てを免除してください・・・ってコトになります。
タブン、レコード店の破産だと、銀行からの借入金をもう払うコトが出来ないので会社を清算します・・・って状態になったのでしょう。

他のレコード店のコトをオイラがどうこう言うコトは、ナイのですがこういうコトがあるとオイラの気持ちが「ざわ・・・ざわ・・・ざわ・・・」とカイジの心境になるんですよ。
下記の2014年の記事では、Techniqueさんは、20周年を迎えたって書いています。
20周年を迎えたTechniqueが2014年に活躍したアーティストともにシーンを切り取った3枚組みのスペシャルEPをリリース
というコトは、2022年の今年はショップの開店から28年目に当たるワケです。
ナン十年も長い間お店を営業していると「安泰ですよね〜」ナンてコトをよく言われるのですが、オイラ自身まったく全然そんなコトは思えないんですよ。
もういつナニが起きてどうなるのか・・・って。
テクニークさんのコトについては、内情とかは、全く知らないのですがオイラの印象では、「結構、売れているレコード店」ってイメージだったので7月後半にテクニーク破産のニュースを知った時に「えっ?マジかっ!?」って正直とても驚いたんですよね。
テクニークさんは、コロナ問題が顕在化する2020年の春の前年の2019年の11月頃にソレまであったセンター街の奥の実店舗からリニューアルオープンして間もない渋谷Parcoのへ急に移転したのですが、その時も「渋谷Parcoへ移転するなんてスゴいな・・・」って思っていたんですよね。
ソレまで長い間営業していた馴染みの場所からお店を移転するっていうコトには、ソレナリの事情があったのだと思います。
フツーに考えたら渋谷の雑然とした古い雑居ビルの店舗から集客力ハンパない超メジャーなテナントビルへの移転って或るイミ「栄転」だと思うんですよね。
雑居ビルとパルコの家賃を比べると明らかに後者のほうが高額だと思いますし、同じショップを営んでいる立場からすると、家賃は高くなっても、もっと今以上に商売が繁盛できる場所へ移転しようっ!って或るイミ「攻め」の経営判断だと思うのです。
だけど、後から知ったのですが渋谷Parcoのショップは、1年間の期間限定ってコトだったんですね。
1年後には、実店舗の見通しが立たない状態での移転は、フツーちょっと考えられません。
タブン、ナンらかの条件や事情があって渋谷Parcoへ移転したのかもしれません。

テクニークさんが渋谷Parcoへ移転してから解ったのですが、ウチとテクニークさんが利用している通販の宅配業者が同じだったんですよね。
で、オイラがその宅配業者のトラックへ通販で売れた荷物を持っていくとウチの何十倍の量のレコードが入ったダンボールがトラックの中に積み上がっていたんですよね。
ソレを見てオイラは「うわ〜メチャ、売れてるな・・・スゲーーーっ!!」って思ったのですケドね。
2020年の春頃から世界的にコロナ問題が顕在化してショップの営業が出来たり出来なかったりという状態がダラダラと続くワケですが、大規模商業施設であるパルコは、オープンして半年経たずしてかなり長期間営業できないという状態になっていましたからね。
しかし、コロナ禍の中で急遽起こった巣篭もり需要でレコード店界隈は、苦難の中でも結構しぶとくヤッていけたと思うのですよね。
オイラは、コロナ禍の直前からインスタをはじめるのですが、テクニークさんの1万を超えるハンパないレコード紹介の投稿記事や3万オーバーのフォロワー数を見て「スゴいな・・・」って大いに参考にさせてもらいました。
まさかアレから2年で破産してしまうとは、思っても見ませんでした。

イロイロと思うトコロは、アルのですが今回の件で新譜のレコードの販売における難しさをとてもカンジました。
2000年の前半頃までは新譜の価格って12インチシングルだと1枚、1000円〜1200円くらいのイメージなのですが、今って12インチシングルって1枚2300〜2500円くらいなんですよね。
つまり全盛期の倍の値段まで価格が高騰しているワケです。
ま〜コレ、レコードを購入する側からすると、ソレまで1枚1000円でお手軽に変えたモノが、2000円以上となると購入するレコードのセレクトもキビシくなりますよね。
また、新譜の仕入れの難しいトコロなのですが、実際にどれくらい売れるか解らない状態で仕入れする枚数を決めなければイケないという状態も絡んできます。
新譜の仕入れ値って利益率があまりよくないので「コレは、売れるっ!」って判断したタイトルで、もし売れ残りが数枚でたらもうすべての利益をフっ飛ばすくらいになりますからね。
だからといって仕入れるレコードのタイトルを絞ったりすると、お客さんから「イイのが入荷していない」「欲しいタイトルがナイ」って判断されるのでソレもなかなか出来ない。
結局、売れても売れなくても毎週アル程度のタイトル数を必ず入荷させないとお客さんに見てもらえない、購入してもらえないってなるのでお店的には身をつまされるキビシイ判断の中で仕入れを迫られるワケです。
ま〜中古レコードも似たような部分は、ありますが利益率が新譜と違ってますからね。
しかし、逆に新譜はヒットすれば1タイトル、何千枚も販売する事が出来る大当たりがあるのですが、中古レコードはソレは皆無です。

海外からのレコードの仕入れに関しては基本的に掛売りが出来ないので、仕入れ資金や運転資金は金融機関からの借り入れからとなるのですが、破産になるというのは、会社としてもうその支払いが出来ないという状態に陥ったってコトになったと思われます。
28年間も営業していたテクニークさんですから相当な在庫のレコードを持っていると思うのですが、それら会社の資産はすべて差し押さえられて現金化されて債権者へ分配というコトになりますね。
テクニークさんのインスタがまだ見るコトが出来るのですが、7月の後半にあった破産のニュースの2週間前まで「新譜の予約受付中」って記事が投稿されていたので急転直下で事情が大きく変わったように思われます。
レコード店の閉店って世間的には、珍しいコトではナイのですが、個人的には扱っているレコードこそ違いますが同じ場所でかなり近いジャンルのレコードを扱っていたというトコロから、今回の件は気持ち的にフクザツな心境であります。

LOIS LANE / IT'S THE FIRST TIME
LOIS LANE / IT'S THE FIRST TIME の試聴
next recordsのサイトでLOIS LANEのレコードを探してみる

で、ハナシを戻しますが、結局先に紹介したニュース記事って一体、ナニを伝えたかったんだろう・・・って思うんですよね。
レコード店の破産というネガティヴなニュースを発端に、「しかし、レコードの売上は伸びている」ってポジティブなニュースを絡めているイミがちょっと分からないんですよね。
世間的には、アナログレコードの人気っていうのは、確実にアルと思うのですが、そんな中でのレコード店の破産は深読みすると、ナニを意味しているか、ナニを示唆しているのか・・・終わりの始まりがはじまったってコトを伝えたいのか・・・よくわからないんですよね、
確かに熱狂的なブームやムーブメントって事象には、必ず終焉が訪れるというコトは、歴史的に必ず起こり得るコトです。
そのコトを示唆するニュースなのかな・・・?
でもそんなコト、書いていませんしね・・・イッタイ、ナニをイイたいのかよくわかりませんでした。
解る人、教えてくださいっ!

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このブログでも時々書いていますが、「最近、レコードを聴き始めました〜」とか「はじめてレコードを買うんですケド・・・」といったカンジで当店へご来店いただけるお客さんが結構増えてきました。
特に週末の土日は、必ずと言っていいホド、数組のレコードビキナーさんにご来店していただいています。
そんなレコードビキナーさんと店頭でおハナシをしていると、「コレって〇〇なんですか?」とか「アレってどうなんですか?」なんてオイラからすると不思議な疑問を持っているんだな〜って思うコトが結構あります。
例えば、レコードを最近、聴きだしてDJプレイにも興味が出てきた人が、今持っているプレーヤー(非ダイレクトドライブ)をもう1台買えば、DJ出来るんでしょうか?とか・・・。
「小さいレコード(7インチシングルのコト)を聴きたい時は、小さいレコード専用のプレーヤーがいるのですか?」などなど、なかなかオイラからすると新鮮な目線で疑問も持っているんだな〜なんて思ったりします。
前にこのブログでも紹介しましたが、ターンテーブルから出ているアースケーブルをドコに接続して良いのか解らず、この線が「アース線」だとわかったので洗濯機が接続されているコンセントの横にターンテーブルを持っていってソコに接続した・・・っていう人もいたりしますからね。
ん〜笑い話みたいなケースなのですがご本人は、いたって真剣だったようです。

で先日、ご来店いただいたお客さんからこんな質問をされました。
「レコードって何回も聴くと音が出なくなるのですか?」
一瞬ソレを聴いて「えっ?どういうコト?」って詳しくおハナシを訊いてみると・・・。
最近、アナログレコードに興味を持って実際にレコードプレーヤーを手に入れて自宅でレコード・ライフを楽しんでいた20代の若いお客さんなのですが、そんな最近お気に入りの趣味のハナシを勤めている会社の上司に
「最近、レコードにハマっていてよく聴いているんですよね〜」って雑談をしていたら
「あ〜オレも若い頃は、〇〇のレコードを溝が擦り切れるまで聴いたな〜」ナンてコトを言われたそうです。
「へ〜そうなんですかぁ〜スゴイですね!」ってハナシはソコで終わったのですが、それからそのお客さんは、レコードは何回も聴いていると音溝が擦り切れて聴けなくなるのか・・・ってちょっと疑問を持ったようです。
大好きなお気に入りのレコードが聴けなくなるのは、ちょっと嫌だな・・・って思いつつも溝が擦り切れて聴けなくなるのを我慢してレコードを聴かないっていうのも本末転倒だし・・・しかし、お気に入りのレコードはもう何回も聴いているケド、今のトコロはフツーに再生出来て聴けているしな、一体レコードって何回くらい聴けるんだろう・・・なんてモヤモヤとした疑問が浮かんだそうです。
「レコードは、何回も聴くと音溝が擦り切れて聴けなるなるのか?」とか「レコードは何回くらい聴くコト、再生するコトが出来るのか?」とオイラからすると
「え?そんなコト、思うの?」ってちょっと目からウロコというか新鮮な視点なんですケドね・・・というか、「ブログのネタを提供していただいて、ありがとうございますっ!」ってカンジなんですケドね〜(笑)

では、本題です。「レコードは、何回も聴くと音溝が擦り切れるのか?」
当店では、今年で営業22年目なのですが、今までにもう何十万枚ものレコードを販売してきました・・・販売したレコードだけでン十万枚なので買い付けや査定とかで必ず検盤をするのですが、そのレコードの盤のチェックした枚数までも含めると販売したレコードの数十倍の膨大な枚数のレコードを手にとって見てきました。
中古レコード店経営という職業柄、フツーの人が見たコトのない枚数のレコードを今までチェックしてきましたが・・・
「ナンだ?このレコード、聴かれまくって音溝がナイじゃんっ!」ってレコード・・・実際に見たコトがありません。
タブン、聴かれまくってすべての音溝が擦り切れたレコードなんて存在しないですよ。
でも、質問していただいたお客さんの上司は、「レコードの溝が擦り切れるまで聴いたな〜」って言ってるワケですが、それはウソなのか・・・ってコトですね。
コレ、言葉尻だけ読むと、そのまま「好きなレコードを何回も再生したら聴きすぎて音溝がなくなった」ってコトになるのですが、実際はレコード盤にはそんなコトは絶対に起きていなくてタブン、今でもフツーに再生出来る状態だと思います。
要するにコレ、古くからレコードを聴いている人が頻繁に使う「比喩表現」なのです。
レコードならば、「溝が擦り切れるまで聴いた」だしカセットテープなら「テープが伸びまで聴いた」っていう比喩がよく使われています。
実際にはそんな状態には、全然なっていないケド、そんな状態になるんじゃないか・・・って思うくらいそのレコードを何回も聴いたっていう喩えの表現なワケです。

ま〜70〜80年代からレコードを聴いていた人からすると、レコード好きな人がよく使うアルアル表現なのですが、レコード世代でナイ今の若い人からするとそのままストレートに受け取っちゃうんですね・・・レコード世代のオッサンからするとちょっと面白いカンジがします。
では、ナンでこんな比喩表現がいわれるようになったのか・・・ですよね。
コレは、あくまでも仮説ですが、レコードは音溝をレコード針がトレースするという物理的なコトで曲を再生しているワケですが、レコードは塩化ビニール出できていて決して固い物質ではないワケです。
言い換えればちょっとしたコトでカンタンにキズが入ってしまうくらい柔らかくて脆い材質で出来ています。
一方、音溝をトレースして再生するレコード針は、人工ダイヤモンドで出来ています。
コチラの方は、まぁまぁ固い成分で出来ています。
レコード世代の人達は、レコードを再生する時に誤ってレコード針を「ギャーーーーっ!」ってレコード盤上に滑らしてしまってレコードにキズを付けてしまった経験がある人が多いんです。
レコード針をレコード盤に滑らせるとキズが付くというコトは、経験的に知っているトコロからレコードを再生する度にレコード針がレコードの音溝を傷つけているのではないのか?って思ったんではないでしょうかね・・・。
2つの異なる物質をコスリ合わせると、柔らかい方は削れますよね・・・そういったコトからレコードを何回も聴くと音溝がいずれなくなる・・・=音溝がなくなるくらいになるまでレコードを聴いた という表現になったのではないでしょうかね。

では、実際はどうなのかっていうと、正しくレコードを再生している分に関してはレコードの音溝よりも先にレコード針の先端についている人工ダイヤモンドで出来たスタイラスチップの方が先に削れて摩耗していくんですよね。
問題なのはその摩耗したレコード針をそのまま使うコトの方で、ヘタったレコード針をそのまま交換せずに使い続けているとレコードの音溝の方を傷めてしまうしまうコトになります。
ま〜そうなってもレコードの音溝がなくなるワケではありませんが、再生した時に音飛びが起きやすくなったり、摩耗したレコード針が音溝にキズを付けてしまいノイズが出たりします。
なので、気をつけなければイケないのは、レコードの方よりもドチラかというとレコード針の方ナンですね。
ちなみにレコード針の寿命は一般的におよそ150〜200時間といわれています。
毎日1時間レコードを聴いていたとしたら半年ホドがレコード針の交換時期というコトになりますね。
一方、レコードの方は、古くなったからと言っても音が出なくなることはありません。
キチンとクリーニングされていてイイ環境で保管されていたレコードであれば、50年前に作られたレコードでもメチャいいサウンドを奏でてくれますよ。
やはり、レコードは、ドレだけお手入れをしてあげるかによって音質が大きく変わりますね。
手についた指紋や油脂、ホコリやチリなんかがレコード盤についたまま放置するとカビが発生したりホコリでノイズが起きたりしてレコード盤にダメージを与えてしまうのでお手入れは必須ですね。

結論
レコードの音溝は擦り切れるコトは、ナイっ!
しかし、いつまでもイイ音質でレコードを聴きたいのであれば、レコードのお手入れと定期的なレコードの針の交換は、必要です。

WHAM / CLUB TROPICANA
WHAM / CLUB TROPICANA の試聴
next recordsのサイトでWHAMのレコードを探してみる

当店には、常駐の元ディスコDJだったスタッフがいるのですが彼曰く、「お決まりのCheryl LynnやEW&Fの定番ディスコ・ナンバーは、今まで5000回くらいプレイしたっ!」て言っているのですが、「ディスコでそれだけ何回も再生されたレコードでも音はちゃんと出てたよ。」といっています。
ソレよりもDJプレイのつなぐポイントの部分の音溝は、みんなが同じ箇所でキューイングするものだから音溝が擦れまくってビートがガサガサに荒れてアタマ出ししにくかった・・・って言っていました。
「だけど、曲中の音溝は、まったく問題なかったよっ!」って、ま〜ソレくらいハードな使い方されていても音溝がなくなるくらいには、ならなかったのでタブン、レコードは保管状態が良ければ、50年くらいは余裕で聴けるんではないでしょうかね〜。
レコードがダメになるコトよりも、レコードを所有しているニンゲンの方が先に亡くなっちゃうってレベルですね〜(笑)

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antonioocasio_blessed
こんな記事を読みました。
若者よ“ジャケ買い”って知っているか? 『レコード』ブーム再燃、神戸で堪能できるイベント開催
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以下引用
平成になってから生産数が減少し、消滅の危機もあったアナログレコード。現在は増加傾向にあるという。最近では、SNSで見たレコードのジャケットに興味を持ち、“ジャケ買い”をする若者もいる。
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「若者よ“ジャケ買い”って知っているか?」というインパクトのある見出しにつられて上記の記事を読んだのですが、内容的にはイベントの告知という超薄い内容の記事でした。
ま〜カンゼンに見出しに釣られたってカンジですね〜 (´・ω・`)ショボーン

最近、レコードに興味を持つようになった人も増えてきたし実際にレコードプレーヤーとレコードを買って自宅で楽しむ人も増えてきたと思います。
そんなレコードを聴きはじめた人がレコードを購入するキッカケのヒトツとして「ジャケット買い」略して「ジャケ買い」という購入の仕方があります。
ま〜コトバの通りでレコード店でどんなアーティストかどんな曲なのか、全くわからないんだケド、妙にレコードジャケットに惹かれてそのレコードを買っちゃうという行為のコトを指すコトバであります。
Wikipedia では「ジャケ買い」のコトをこのように説明していますね。
-------------------
ジャケ買い(ジャケがい)とは、レコード、CD、VHS、LD、DVD、本などのメディア商品を内容を全く知らない状態で、店頭などで見かけたパッケージデザインから好印象を受けたということを動機として購入すること。ジャケット買いとも言われる。
(中略)音楽や映像について内容確認が難しかった1990年代までは頻繁に行われた。

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Wikipediaでも書いていますが・・・
「音楽や映像について内容確認が難しかった1990年代までは頻繁に行われた。」
上記に書いてある通りジャケ買いって、そのレコードがどんな内容の楽曲なのか確認が出来なかった時代の名残で行われた買い方だと思うんですよ。
まだ街中のいたるところにレコード店が存在していたアナログレコードの全盛期であった1980年代って今では考えられないコトなのですが、レコード店で気になるレコードがあっても試聴するコトが出来なかったんですよ。
というか、そもそもお客さんもレコード店で店頭販売しているレコードを聴かせてもらえるとは思っていないし、レコード店も販売用のレコードをお客さんに聴かせる必要なんて全く思っていないという今ではありえない概念の時代でした。
そんな中で音楽好きな人がレコード店に並んでいるジャケットの良し悪しで「このレコードジャケット、メチャカッコいいのでタブン、曲もイイんじゃないかな・・・」って一度も聴いたコトもないアーティスト名&曲名を自分勝手に「イイかもしれない・・・いや、タブン良いハズっ!」って自己評価して「よしっ!決めたっ!コレ買うっ!」って購入に至っちゃうケースです。
コレは、今で言うトコロのカンゼンに「ガチャ」ですよ(笑)
その曲の善し悪しを決める判断基準は、「ジャケットがカッコいい」という視覚的情報だけでレコードを買っちゃう行為・・・イヤイヤ、音楽は耳で聴くモノですからね。

ん〜カッコいい&美しいジャケットが「もしかしたら良い曲かもしれない」っていう感覚になるのも解るんですよ。
でも、今は「ジャケ買い」でしかレコードの良し悪しが判断できなかった80年代とは違って2022年です。
イイな〜っ思ったジャケットのアーティストと曲名をスマホで調べれば瞬時に聴くコトができる時代です。
ナニが楽しくて聴いたコトも知らないアーティストの曲を買うのか・・・って思うんですよね。
オイラ的には、ジャケ買いという行為は、購入者側に全く情報が与えられない状態で購入しなければならなかった時代の行為だと思うんですよね〜。

アナログレコードの最盛期でもある80年代って音楽好きな人達は、音楽に対してカンゼンに飢餓状態だったと思うのです。
とにかく大好きな音楽の情報を得るために音楽雑誌を買ったり、ラジオを聴いたり、MTVを見たりしてとにかく新しい音楽を発掘するのに時間と手間と費用をかけまくっていたのでした。
オイラも毎月音楽雑誌を何冊も買ってたし、気になる曲がエアプレイされるラジオを毎週聴いてカセットテープに録音したりしていました。
そして、週に何回もお気に入りのレコード店へ足繁く通っていました。
レコード店の店員さんとも音楽のハナシを出来るくらいの良好な関係になりました・・・しかしっ!店頭に並んでいるレコードは、一切聴かせてはもらえませんでした。
というかそもそも、試聴という概念自体がお客もお店側もなかった時代ですからね。
で、レコード店の新入荷のコーナーにメチャカッコいいレコードが並んでるじゃないですか・・・
「あ、なんかこのジャケット、雰囲気があって結構気になるな・・・」と思ってどんな曲なんだろう・・・って好奇心が湧くじゃないですか。
そして顔なじみのレコード店員さんに「このレコード、どんなカンジですか?」って訊くと「あ〜イイ曲ですよっ!」って言われて、「そうですか・・・買いますっ!」ってもうそんなカンジでレコードを買っていましたから。
店員さんも決して「イマイチですよ」とは当たり前だけど言わないですよね〜(笑)
で、家に帰ってシュリンクを破いてレコードに針を乗せて聴いてみると「ん〜????」って今までに何回思ったコトか・・・。
でも自分が大枚をはたいて買ったレコードが間違いだったって思いたくナイんですよ。
なので出来るだけそのレコードの良い部分を見つけようと頑張るというちょっと本来のレコードの聴き方とは違った聴き方をしたりして出来るだけそのレコードを買ったという自分の行いを肯定的にしたいって思いに駆られていました。
だけど、ホントに数十枚のジャケ買いしたレコードの中に偶然、「アタリ」もあったんですよ。
その時に「おぉぉぉぉっ!オレの判断は、間違いなかったっ!」というドーパミンがドバドバ出る感覚があるのは事実です(笑)
でも振り返って見るとそのジャケ買いでアタリのレコードをひくのに何十枚のハズレのジャケ買いレコードをひいたことか・・・・。
死屍累累のハズレレコードの上に1枚だけのアタリレコードが存在しているという状況・・・コレって、ホントに良かったのか・・・って思うんですよね。
ま〜タブン、このジャケ買いした時のアタリレコードの存在がレア過ぎて「ジャケ買い」というワードがレコードを購入する手段の存在としてクローズアップされているというコトになっているんじゃなかな〜ってカンジたりします。
大量のハズレレコードを見て、「あ〜こんなんだったら、はじめから買わなければイケないレコードを先に買っておくベキだった・・・」って思うのでした。

世の中には、「名盤」と呼ばれるレコードを数多く存在しています。
で、そんな名盤のレコードのジャケットってドレもカッコいいんですよね〜。
ソコでヘンな錯覚が起きるんでよ・・・「名盤といわれるレコードのジャケットはドレもカッコいい・・・というコトは、カッコいいジャケットは、良い曲なんじゃないか・・・」って。
コレ、大きな間違いですからねっ!
レコードの内容がメチャ評価されてその曲のビジュアルイメージとしてレコードジャケットがアイコン化されているからジャケットがカッコよくカンジるというコトですからね。
実際に高評価されているレコードでジャケットは、ダメダメってケースはあまりナイと思います。
逆を言えば、ジャケだけカッコいいケド、曲はカスってレコードはそもそも取り上げられるコトすらありませんからね。
あくまでも音楽は、曲が優先されて評価されているワケです。

ま〜しかし、音楽の好みは人それぞれだし、レコードの買い方もそれぞれですからね。
そしてたまたまジャケ買いしたレコードが良かったというケースもあるのは、事実ですしね。
だけど、先にも書いたようにジャケ買いしたレコードって自分の判断を肯定的にしたいという気持ちがどうしても働いてしまうので甘い評価になりガチなトコロも大いにあると思いますしね〜(笑)
お客さんに「ジャケ買いってどう思います?」って訊かれたらオイラは、「絶対にナイですね〜」って断言しますね。
「ジャケット買いする余裕があるならソレよりも先に手に入れておきたいレコードがあるんじゃないですか?」思います。

ANTONIO OCASIO / BLESSED
ANTONIO OCASIO / BLESSED の試聴
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レコードのジャケ買いについて他の人はどんなコトを書いているんだろうってググって調べてみたのですが、この「渋谷レコード店日記」ブログでも既に過去に言及していましたね。
ジャケット買い
2007年に書いた記事なので今から15年も前に書かれたものですが〜書いたオイラ自身もカンゼンに忘れていました(笑)
やはり似たような内容の記事になっていますね〜
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ジャケットの良さというの認めているのだけど「ジャケットが良いからその曲を買う」っていうのは今だとちょっと考えられないんですよ。個人的にはね・・・
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そして15年前もオイラは、ジャケ買いに関してはかなり懐疑的な思いで書いていますね。
ちなみに海外でも「ジャケ買い」っていう買い方は、あるのかなってちょっと気になって調べてみました。
確かにジャケットだけ見てレコードを買うという行為自体は、存在するようですが日本の「ジャケ買い」というようなその行為を端的に短いフレーズで言い表すワードは、どうやら存在しないようですね。
海外の人がよく使うredditでは、ジャケ買いのコトをこんな風に書いていました。
Bought a record only bacause of the jacket.
Buy record based in the cover art.
ん〜ちょっと長ったらしい言い方になるようですね・・・。
そう思うと日本語の「ジャケ買い」「ジャケット買い」ってかなり言い得て妙な説得力のある言い方だと思います。
もしかしたらレコードの帯を「Obi」みたいなカンジで言うように、ジャケ買いを「Jacket-Gai」みたいに通用するようになるかも・・・?(笑)

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