渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

aaliyah_tryagain

いまだ緊急事態宣言中の東京ですが、2021年9月23日の秋分の日に渋谷に大型アナログレコード店がオープンするそうです。
ソレが、コレ。
アナログ専門店 TOWER VINYL SHIBUYAがタワーレコード渋谷店6Fにオープン

ニュースを読んでみると、タワーレコード新宿店のアナログレコード専門のフロアがそのままゴッソリ、渋谷店に移転するみたいなカンジのようです。
というか・・・タワーレコード新宿店のアナログレコード専門のフロアって、少し前にアナログレコード界隈で話題になったTOWER VINYLですよね。
オイラもオープン当初、実際に店舗へ訪れてその時の様子をこのブログで記事にしました。
タワーレコードのレコード専門フロアに行ってきた。

新宿駅の直ぐそばのメチャ、アクセスの良いビルの10階に170坪もの広いスペースでゆったりとレコードを置いた店舗は、なかなか壮観で得てしてゴチャゴチャしがちな中古レコード店ですが、新譜のレコード店のようなスッキリとしたディスプレイでイイ雰囲気のお店でした。
上記の記事にも書いていますが、80年代のアナログレコード全盛期の昔のタワーレコードを思わせるようなカンジでした。
だけど、上記のオイラが書いた記事を読むと新宿のTOWER VINYLのオープンしたのが2019年03月21日ですね。
当時のメディアで報道された様子では、鳴り物入りオープンしたっていう印象だったのですが、2年半で移転・・・。
2019年の時も新宿店のリニューアルに伴い、タワーレコードで中古&新譜のアナログレコードを扱うってコトだったと思うのですが、まさかこの時から2021年に移転するなんてすでに計画がされていたってコトはナイと思うので、どうやら会社的にイロイロな見直しが入ったのかもしれませんね。

既存の新宿のTOWER VINYLは、渋谷のタワーレコードのビルへ移転ということは、タワーレコードは新宿でのアナログレコード展開をヤメて以前のようなCDやグッズの販売になるっていうコトなのかな。
いずれにせよ、新宿のタワーレコードは、10月前に他のフロアも順次リニューアルされるようです。
そして、TOWER VINYLは、渋谷タワーレコードの6階フロアの約半分のスペースにて新譜&中古レコードを約7万枚の在庫で展開する・・・ってカンジですね。
新宿でのTOWER VINYLは、ワンフロア全部がアナログレコードで埋め尽くされるという店舗展開でしたが、渋谷ではフロアの半分でアナログレコード販売になるようです。
まぁ〜確かに、渋谷店は新宿店よりフロア面積広いですからね・・・。
どんなカンジのレコード店になるんだろう・・・オープンしたらとりあえず近いし見てきます。

渋谷では、昨年からレコード店周辺ではちょっとした動きがありますね。
超大型店だったレコファン渋谷店が2020年10月に閉店したり、ディスクユニオンがロック専門店をオープンしたり・・・。
ちなみにレコファン渋谷店があったビルの4階は、いまだナニもお店が入っていない様です。
で、井の頭通りの交番横のディスクユニオンが入っていたビルもいまだにナニもテナントが入ってませんね。
まぁ〜なかなか今の御時世、新規でショップをオープンさせてやるぜっ!っていかないですよね〜サスガに。
一方、もう1つの大型アナログレコード店のHMV record shop 渋谷は、今年7月で7周年を迎えたそうです。
HMVは、この7年間の間に都内でアナログレコード専門店を新宿と吉祥寺で展開していますね。

タワーレコードとかHMVとか果敢にアナログレコードの販売攻勢に打って出てきていますが、実際にイケてるんでしょうかね・・・。
オイラもお店の規模こそ違いますが、中古レコード店の店主なのでショップの運営のコトについてはある程度、解るのですが、都内の繁華街でアナログレコードの大規模店舗を展開するっていうのは、フツーに考えるとかなりキツいんじゃないかなぁ〜って思うんですよ。
中古だけを販売していると利益率は高いと思いますが、そもそもそんなに人気のあるタイトルの在庫の確保が出来ないのですべてのお客さんのニーズに応えるコトが出来ませんしね。
なので、中古レコードを並べつつ新譜のレコードを併売するというやり方になると思うのですが、新譜のアナログレコードの利益率は、高くないですからね。
だからといってワンタイトルで、イチ店舗で数千枚も売れるかっていうとタブン、そんなに売れないと思うし・・・。
最近のシティ・ポップ人気の高まりで過去の名作の再発盤がバンバン作られてリリースされていますが、ソレもいずれ「もう再発盤、出せるタイトルないよ・・・」っていう状態になると思うんですよね。
再発盤のリリースは、「このタイトルを出したらコレぐらいは売れるでしょ」ってある程度の販売数が読めるタイトルしか作れないですしね。
どうなんだろ・・・今だとアナログレコードの生産って数百枚規模の小ロットでもプレスしてくれるのかなぁ。
ソレに再発盤の価格も4000〜5000円ですからね・・・中古レコードで1000円位でカンタンに手に入るタイトルも多い中で、再発盤で4000〜5000円という価格帯でも欲しいって思うタイトルは、そんなに多くないと思うんですよね。
アナログレコードが人気だっ!って言ってもそのそもマーケット自体がそんなに大きくないですからね。
更に、実店舗販売とネット販売とで競合するとなると、ますます実店舗販売の分が悪いんじゃないかな・・・って思うんですよね。
海外への販売のコトまで考えたら、もしかして活路はあるのかもしれませんケドね。
にしても・・・大規模な実店舗でのレコード販売は、想像するだけでもなかなかカンタンではナイことが解ります。
だけど・・・ヤっちゃう・・・という心意気は、もしかしてオイラが読み切れないスゴい裏事情があるのかなぁ〜(笑)
毎日、HMV record shop 渋谷の前を行き来していますが、週末でもあの広いスペースでお客さんがワチャワチャしているカンジはあまりしないんですケドね。
まぁ〜だけど、今年で7年間も営業できているトコロから鑑みると、調子イイってコトなんでしょうね。

オイラは、97年頃らか中古のアナログレコードの販売に携わってきて2000年に渋谷に12インチシングル専門の中古レコード店をオープンしたワケですが、その間にもそれこそジェットコースター級の山あり谷あり紆余曲折を経験しました。
サスガに「もうダメかもしれない・・・」っていう絶体絶命の窮地に陥るコトは、幸いにもありませんでしたが周辺のレコード店は、ソレこそバンバン潰れちゃいましたからね〜。
渋谷では御三家とも言われたCISCO・DMR・マンハッタンレコードも今でも現存しているのは、マンハッタンレコードだけですからね。
マンハッタンレコードも多い時には、渋谷だけでもかなりの6〜7店の支店があったのですが、それも今では、1つだけですしね。
ま〜今は、ブームの中心がクラブミュージックではナイってコトなのだけかもしれませんケドね。

AALIYAH / TRY AGAIN
AALIYAH / TRY AGAIN の試聴
next recordsのサイトでAALIYAHのレコードを探してみる

渋谷にTOWER VINYLがオープンするに伴い、HMVとディスクユニオンとで新たなアナログレコード御三家が出来る・・・ってコトになるのかもしれませんね〜。
TOWER VINYL 渋谷は、オープンに伴いバイヤーが買い付けた1万枚の新入荷を大量放出するみたいですよっ!
もしかしたら「ナンだっ!コレーーーーっ!」なタイトルがあるかもしれませんね。
オイラもゼヒ、行ってみたいと思います。
というか・・・買い付け行けたのか・・・。
というか、あのタワーレコードのビルに入るの21年間の渋谷生活で人生2回目です・・・(笑)

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当店には、日々海外のディラーから仕入れたレコードが届くのですが先日イギリスより届いたレコードの1枚のジャケットの中にこんなのが入っていました。
それがコレ・・・。
IMG-8775

まぁ〜パッと見では、ナニか解りませんが、実はコレ、インナースリーブつまりレコードの内袋ですね。
最近は、幅広い層にこのブログが読まれているようなので出来るだけわかり易いコトバで書こうと思います・・・ハイ。

本来であれば、新品購入時には無地の紙製インナースリーブがついていたり、ポリエチレン製のモノがついていたり・・・UK盤ならアウタージャケットにそのままハダカのレコードが、入っていたりするワケですが、このインナースリーブは、販売された中古レコード店のロゴマークがプリントされたオリジナルのモノになります。
オイラは、このインナースリーブを見た瞬間
「うわぁ〜懐かしい・・・」って思わず声を出しちゃいました。
ご存知な人もいるとは思いますが、コレ、イギリス ロンドンで多店舗展開していた大手中古レコード店「MUSIC & VIDEO EXCHANGE」のインナースリーブなのです。
イメージとしては、ロンドンのディスク・ユニオンみたいな存在の中古レコード店です。
オイラもnext recordsを創業当時(2000〜2005年頃)のロンドンへの買い付け時は、相当このMUSIC & VIDEO EXCHANGEへ通い、レコードを仕入れしまくっていました。
日本からUKを訪れる買い付け人は、ゼッタイに通う中古レコード店であります。
もう15年くらい前を最後にロンドンヘは、買い付けに訪れなくなりましたが、その当時はロンドン市内だけでも7〜8店舗の支店があって精力的に営業していました。

オイラのいつものパターンでは、成田からロンドン・ヒースロー空港に到着したら電車に乗ってそのままロンドン市内のMUSIC & VIDEO EXCHANGEへ直行ってカンジでした。
特に、お気に入りはNOTTING HILL GATEのMUSIC & VIDEO EXCHANGEで、駅から少し歩いたストリートに3〜4件の支店が集まっていて効率よくレコード店を回りたいオイラには、かなりお気に入りのエリアでした。
だけど、1店舗に相当な枚数の在庫があるのでレコードを見るだけでメチャ時間がかかるんですよね。
どの支店も同じ様な構成で1階にはレギュラー品や新入荷したタイトルが揃っていて、地階には、バーゲン品が在庫しているっていうスタイルです。
1階の新着コーナーのレコードは、万引き防止のためかレコード・ジャケットだけがエサ箱に入って中身のレコードは、カウンターの中に別保管されていて購入希望のジャケットをカウンターへ持っていくと店員さんが中身のレコードを出してくれる・・・というちょっと面倒くさい手続きが必要となります。
だって、コッチは仕入れに来ているんだから、メチャ買うワケです、なので、それこそ50枚以上のジャケットをカウンターに持っていくとその同じレコードの枚数を揃えるというコトになります。
このインナースリーブの右上に番号がスタンプされていいるでしょ?この番号と同じ数字がジャケットに貼られているプライスシールにも書かれているワケです。
IMG-8776

で、ジャケットと中身のレコードが揃ったら購入希望のレコードすべてのコンディションチェックをオイラがする・・・当然、時間がかかるんですよ。
ジャケットと中身がはじめから揃っていたらこんな工程すっ飛ばして、仕入れ希望のレコードをエサ箱から抜くと同時にコンディションチェックしてOK or NO の判断が出来るんですけどね〜。
で、購入希望のレコードを選別して、バーゲン品を見たい旨を伝えて、地下へ潜入です。
ココが、マジでヤバイんです・・・MUSIC & VIDEO EXCHANGの真髄は、このベースメントのバーゲン品にあると言ってもイイくらいなのです。
とにかく何千枚という大量のレコードが、エサ箱に収まっていて全部見ようとするとマジで、半日かかるレベルなのです。
だけど、買い付けに出向いているオイラにはとにかく時間がありません・・・しかし、出来るだけ見たいっ!
この地下のバーゲン品は、イギリスの中古レコード基準でいうトコロのゴミレコードが寄せ集められたモノなのですがイギリスと日本との人気のタイトルの違いもあって、日本では、数千円〜ン万円でソッコー売れちゃうような人気のタイトルが、イギリスではゴミレコ扱いになっているワケです。
しかもっ!バーゲン品っ!だいたい価格は、50ペンス、日本円だと70円とか80円です。
今までにもこの地下のバーゲン品コーナーから多数のレア・タイトルをピックアップしたイイ経験があるのでココは、買い付け人として気合いの見せドコロ・・・となるワケです。
この、MUSIC & VIDEO EXCHANGEのプライスの付け方っていうのが、ちょっと特徴があってプライス・シールに何個も価格を手書きで記入する枠が書いてあって、入荷してから日にちが経つに連れて価格がドンドン安くなるという値付けになっています。
EXCHANG-PRICE
ん〜Depche ModeのStrange Loveが14ポンドですか・・・結構、しますね。
で、それでも売れなかったら、「見切り品」扱いとなって地下のバーゲン品コーナーに放り込まれるというカンジですね。
ま〜在庫管理も大雑把なようで、1階の新入荷コーナーで5ポンドで売られているタイトルと同じモノが、地下だと50ペンスという場合もよくあります。
結局、両方共仕入れるんですケドね〜(笑)

複数のレコード店が存在していたNOTTING HILL GATEエリアのレコード店を廻るだけでも2日間くらい予定を取っていました。
で、他の日は、CAMDENエリアを回ったり、SOHOエリアを回ったり・・・もう〜とにかくロンドン中のMUSIC & VIDEO EXCHANGEへ訪れていましたね。
そして一通りのロンドン市内のレコード店を巡り終えると、レンタカーに乗って地方のレコード屋へ移動して買い付けを行います。
だいたい10日間くらい各地方のレコード店を廻って帰国日も迫っているので再び、ロンドンへ戻ってきます。
そして、2周目のMUSIC & VIDEO EXCHANGE巡りをするワケです。
10日前に訪れたのに再び巡るのにもワケがあってオイラが地方でレコードを漁っている間にも結構、入荷の動きがアルんですよね。
2度目にも変わらず結構、買えちゃったり出来るワケです。

まぁ〜このたまたま今回仕入れた時に入っていたMUSIC & VIDEO EXCHANGEのインナースリーブだけで、これだけのコトが思い出されるとは・・・相当思い入れがあったのかもしれませんね〜。
画像のインナースリーブには、ロンドンの支店がズラ〜っと記載されているのですが、「2021年現在どうなっているのかな?」て思い調べてみました。
とりあえず、MUSIC & VIDEO EXCHANGE は、まだ営業中のようですが・・・オイラのお気に入りのNOTTING HILL GATEエリアのお店は、1店舗だけの営業になっています。
他には、GREENWICHに1店舗とロンドン市内では2店舗のみの営業となっているようですね。
ロンドン市内だけでも最大勢力を誇ってアレだけ多くの支店を構えていたMUSIC & VIDEO EXCHANGEだったのですが、今じゃ2店舗だけってちょっと時代をカンジますね〜。
現在のMUSIC & VIDEO EXCHANGE はこんなカンジ・・・。
カンバンが相当、ボロくなっていますね。
mthumb.php
NOTTING HILL GATE店
musicandvideoexchange-61-(600px)
GREENWICH店

CLASH / LONDON CALLING
CLASH / LONDON CALLING の試聴
next recordsのサイトでCLASHのレコードを探してみる

「世界中でアナログレコードの人気が復活しているっ!」というニュースをよく見聞きしますが、ヨーロッパでは最大規模の音楽市場であるロンドンの中古レコード店、MUSIC & VIDEO EXCHANGEの店舗数が激減している・・・というのは、ちょっと話題のニュースとナンか辻褄があいませんね。
ロンドンでは、Reckless Records にもよく訪れていました。
RECKLESS

オイラが頻繁にUKへ買い付けに訪れていた時には、Reckless Recordsも2〜3店舗支店があったのですが、とりあえずSOHOのお店だけで現在も営業中ですね。
ん〜コチラも規模縮小ですね〜。
まぁ〜オイラのお膝元である渋谷も2000年代初期に比べると営業しているレコード店は数えるホドですからね。
海外の人から見ると「あんなにたくさんのレコード店があって賑わっていたSHIBUYAだったのにサビれたなぁ・・・」って思われるかもしれませんね〜(笑)

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steelydan_doitagain

前回、中古のターンテーブルを購入するコトについての記事を書いたのですが、意外にも多くの人に読んでもらえたようです。
ヤバイっ!中古ターンテーブルの買い方

まぁ〜タブン、「ターンテーブルを買おうと思ってるんだけど、ちょっと不安があるよなぁ〜」って思う人が結構多かったのかもしれません。
中古のターンテーブルの状態ってそれこそ千差万別で、ラッキーだったら完璧なコンディションの状態のモノが手に入るかもしれないケド、ココはイイけどココがダメってカンジのモノがホトンドですからね。
ましてや、その目利きが、昨日今日レコードに興味を持った人に出来るのか・・・っていうとかなりムツカシイかも・・・って思います。
まぁ〜しかし、ナンにせよ、手に入れましたっ!ターンテーブルをっ!次に必要なのは・・・そう、今回のタイトルでもあるレコード針&カートリッジですよ。

で、こんな記事を読みました。
知識ゼロからのカートリッジ選び。“カートリッジ交換”でレコード再生をさらにグレードアップ
-少しの工夫で音が変わるのもレコードの面白さ-
オーディオ関係の紹介記事が多数掲載されている、ファイルウェブの記事です。
出版社が運営しているWEBサイトなのでかなりタイアップ要素強めですが、記事では初心者にもわかりやすくレコード針・カートリッジの解説がされています。

レコード歴、40年以上のオイラですが、そんなオイラもレコード針・カートリッジにおいてはホント、「難しい・・・」ってカンジています。
上記の記事でも解説していますが、ビニール盤に音溝が刻まれているレコードから録音された状態の音が再生される原理って知ってはいますが、音溝という物理的なものから電気信号に変換するっていうレコード針・カートリッジの原理ってコレ、改めて読むとあの小さな針とカートリッジの中でもの凄いコトが起きているだな・・・ってコトがわかりますね。

オイラが、はじめて自分でレコード針を買ったのは、中学生の頃でした。
当時、お年玉を貯めて手に入れたプレーヤーでレコードを聴いていたのですが、聴いている最中に突然、レコード針が盤面をありえないコトに真横にざ〜っと横切ったんですよ。
初めて見る現象に一体、ナニが起こっているのか解りませんでしたね。
「アレ?どうなったんだコレ・・・」ってシェルを持ち上げて再び、レコード盤の端に置くと、再びざ〜っと横切る・・・。
今ならレコード針が消耗してダメになったって解りますが、レコード針がダメになったらどうなるかってコトなんて、はじめて見た時は、解りませんでした。
「プレーヤーが壊れた〜!」って思いましたからね〜(笑)
で、レコードプレーヤーに付属の取扱説明書を見て製造メーカーに電話しましたよ、たしかビクターのレコードプレーヤーでした。
すると、「それは、レコードプレーヤーが壊れているんではなく、レコードの針が消耗してしまったんで、レコード針を交換してください」ってアドバイスをもらいました。
オイラの認識では、「レコード針は交換するものだ」というコトは、知ってはいましたが、それは今より良い音・好きな音にグレードアップする目的でレコード針を交換するモノだって思っていたんですよね。
レコード針が消耗すると、まさかレコードが聴けなくなるとは、思ってもみませんでした・・・(笑)

せっかくレコード針を買い換えるんなら今よりも良い音がするレコード針に変えようって思い当時、愛読していたオーディオ雑誌やFM雑誌を引っ張り出してレコード針・カートリッジのレビュー記事を読み返して「コレだっ!」っていうのを選んで購入しました。
それが、上記の記事でも紹介しているMC型カートリッジでした。奇しくも偶然、オーディオテクニカ製・・・。
たしか、MC型カートリッジが一般に出始めだった頃だと思うんですよね、そりゃ〜最新技術を採用したカートリッジというコトで、どの記事でも「MC型カートリッジの音は、イイっ!」って絶賛されていましたから。
中学生からするとかなり高額な買い物でしたが、「イイ音で聴きたいっ!」って欲求が勝りました。
でお目当てのMC型カートリッジ(ヘッドシェル付)を購入して早速、付け替えて、一番のお気に入りのレコードを盤の上に載せて初試聴っ!
「アレ・・・音が出ない・・・?」
しかし、スピーカーからホンの微かですが、シャカシャカ音がなっています。
で、アンプのボリュームを最大にするレコードの音は、鳴ってはいるのは解りますが、とても聴ける状態ではありません。
新品で買ったカートリッジですが、「不良品を掴まされたっ!」って思い、自転車に乗って再び電気屋に・・・。
「このカートリッジ、昨日、買ったんだけど、音鳴らならないんですケド・・・」って事情を話すと、電気屋の店頭では、フツーにナンの問題もなく再生出来て不良品ではナイって言われました。
で、その時に電気屋の店員さんに、「アンプは、MC型カートリッジに対応していますか?」って訊かれました。
詳しく説明を訊くと、MC型カートリッジは、アンプがMC型カートリッジに対応していないと再生が出来ない・・・とのコト・・・。
ガーーーーーンっ!!全く知りませんでした(泣)
モチロン、オイラのアンプは古いモデルなのでMC型カートリッジには、非対応・・・。
せっかく、大枚をはたいて手に入れたカートリッジでは、レコードを聴くコトが出来ないというコトが判明しました〜。
トーゼン、一回開封して使っているカートリッジなので返品も出来ず、このMC型カートリッジで、レコードを聴くにはアンプを買い替えなきゃ再生不可というコトに。
上記のファイルウェブの記事を読んで40年前の苦い出来事を思い出しちゃいましたよ。

結局、レコードを聴くには、MC型カートリッジに対応したアンプを買い換えるか、別のMM型カートリッジを新たに買い直すか・・・って選択を迫られ、トーゼンそんなお金のない中学生は、MM型カートリッジを買うコトになりました。
MM型のカートリッジを買ったのはイイのですが、今度はその接続に苦労しました・・・。
もう手持ちのお金がなかったので、お手頃価格でソコソコ良い音だと電気屋の店員さんに説明されたShure製のカートリッジを買ったのですが、カートリッジをヘッドシェルに取り付けるのにかなり難航しました。

ヘッドシェルとカートリッジを取るつけたコトがある人には解ると思いますが、カートリッジとヘッドシェルの接続に使われるシェルリード線の接続・・・コレがなかなか難しいんです。
構造は至って単純で4本のリード線を指定の色のトコロに接続するだけなのですが・・・コレ、とにかくスペースがナイんですよ・・・指で差し込みが出来るレベルではないくらいに・・・。
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(ファイルウェブより引用)
カートリッジがヘッドシェルと接続されている状態で販売されている理由がよく解ります。
とにかくこの時の「シェルリード線をつなぐのはとにかく面倒っ!」っていうコトがトラウマになるくらいのレベルで「2度とやりたくないっ!」って思うホドでした。
都合、40年以上のレコード人生の中で、このヘッドシェルとカートリッジをつなぐ作業は今まで3回しかやったコトがありません。

タブン、アナログレコードビキナーな人がこのヘッドシェルとカートリッジをつなぐ作業がスムーズに出来るコトはムリなんじゃないかな・・・って思います。
で、そんなオイラがオススメなのは、やはりヘッドシェルとカートリッジが一体型になったモデルがオススメですね。
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カートリッジ本体をトーンアームに指して手でネジを締めるだけというこのカンタンさ・・・。
一度使えば、もう余程のコトがない限り、ヘッドシェルとカートリッジ分離型には戻れませんっ!
あと、それ以上の利点は、レコードをプレイする時にターンテーブルを真上に見た時に、ヘッドシェル一体型モデルはレコード針の先端が見えるので、プレイしたい曲の音溝の箇所へピンポイントでレコードの針を置くコトが出来るんですよね。
画像を見てください。
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IMG-8709

ヘッドシェルとカートリッジ分離型モデルは、針先が見えにくいんですよね。
カートリッジ本体のカタチには、好みもあると思いますが、この針先が見えるという利便性はレコードをプレイする上でかなりイイと思います。
なので、もしカートリッジの買い替えを考えているんでしたら、ムズイ接続もいらなくって、レコード盤の狙ったトコロにカンタンにレコード針を落とすコトが出来るヘッドシェルとカートリッジがイイですよ。

STEELY DAN / DO IT AGAIN
STEELY DAN / DO IT AGAIN の試聴
next recordsのサイトでSTEELY DANのレコードを探してみる

ファイルウェブの記事に書いてあるとおり、音の入口であるレコード針・カートリッジは、交換するだけで音質がガラッと変わってグレートアップ出来ると思います。
だけど、入り口だけでなくプレーヤーやアンプ、スピーカーなどトータルのバランスでその音質は、かなり変わります。
そんなコトを考え出すと、信号の通り道であるケーブルはドレがイイとか、イヤ待てよ・・・そもそもイイ音質のレコードは、ドレだ・・・ってズブズブとオーディオ&レコード沼にハマり込んじゃいますからね。
自分なりのある程度の妥協と折り合いを見つけてレコードを愉しめれば、イイんじゃないかなぁ〜って思う次第であります。

ところで、今回紹介している上記のファイルウェブの記事を読んでいて気がついたのですが、この記事を書いた飯田有抄さんってライター、以前オイラがレコードのクリーニングに関して書いた記事に紹介したYouTuberさんですね。
「極めろっ!レコード磨き道!」
フツーにレコード好きな素人の女性だと思っていたのですが、ウィキペディアに紹介記事があるくらい著名なプロフェッショナルな人だったんですね。
失礼しましたぁ〜 m(_ _)m

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先日、常連のお客さんより
「愛用しているターンテーブルが壊れたぁ〜!」って連絡がありました。
ナンでもプレイしようと思ってSL-1200のスイッチをONにしたら、ポロッとスイッチのダイヤルが取れちゃったそうです。
このトラブル、よくあるんですよ・・・特に古いSL-1200 MK2とかMK3で。
MK3Dでは、このスイッチ部分が弱いってコトをPanasonicも解ったらしくモデルチェンジの時に改良されています。
SL-1200 MK2とかMK3とかって製造から30年とか40年経っていますのでそりゃ〜壊れるトコロも出てきますよ。
特にこのスイッチ部分は、使用する度にON/OFFを切り替えるトコロだから、使っているとスイッチ部分がユルくなってちょっとした、拍子に「ポロッ」と取れちゃうんですよね。
ちなみに、このスイッチ部分が取れちゃうと自力ではゼッタイに修復不可能で、修理行きとなります。
実は、オイラも今から20年以上前に同じコトをやっちゃってます・・・しかも2台同時に・・・(泣)
で、常連のお客さんのハナシに戻りますが、「どうしたらイイでしょうか?」って・・・。
スイッチ部分の修理には、タブン15000〜20000円ホド費用がかかるというコトをお伝えしました。
30年近く使い込んだターンテーブルの修理に結構な費用がかかるっていうのも、ちょっと判断に困るカンジですよね〜。
イッソのコト、別のターンテーブルを手に入れたほうが今後のコトを考えるとイイかもしれないっている選択肢もあります。
当店でも中古のターンテーブルを販売していますが現在、良好なコンディションのターンテーブルの在庫がありません・・・。
かと言って現行モデルのSL-1200 MK7を新品で買うと10万円ですからね〜かなり度胸のいる買い物です。
新品以外での購入となると中古になるのですが、今だと中古品を手に入れる時には、ヤフオク!やメルカリが真っ先に思いつくと思うのですが、今まで多くの古いターンテーブルを見てきたオイラからするとあまりオススメ出来ないんですよ。

ヤフオク!とかメルカリでの購入を完全否定しているワケではなくって、場合によってはとても良好なコンディションのSL-1200を購入できる場合もあると思います。
だけど、ソレはその良好なコンディションのターンテーブルを入手できる目利きがあれば・・・ってトコロなんですよね。
ヤフオク!・メルカリで出品している人にもイロイロな人がいます、個人の所有物を出品したりとか専門の業者だったりとか・・・。
はたして出品されているターンテーブル、ナンの問題のないモノであれば、イイのですが・・・残念ながら画像や商品説明だけではなかなか判断が難しい解りづらいトコロがあります。
購入する人側からすると見た目のキレイさばかりに注目されガチですが、そりゃ〜見た目はキレイに越したコトありませんが実際は見た目よりキチンと機能しているのか・・・って方が重要ですからね。
例えば、ちゃんとプラッターの回転が安定しているか、ピッチコントローラーのスライドはなめらかに動作するか、start・stopボタンを押した時、勢いよくスタートして止めた時スグに止まるか、トーンアーム・リフト・アジャスターはちゃんと回るのか、アンチスケーティングは正しく動作するのか・・・などなどかなり細かなチェック項目があったりするのですが、コレ・・・出品されている画像や説明だけで判断できます?
特にTechnics SL-1200シリーズは、DJプレイでの使用が多いので、かなりぞんざいな扱いがされている場合が多いんですよね。
頻繁にピッチコントローラーを動かしたりするのでスライド部分がヘタって引っかかったり、ニードルランプの電球が切れていたり・・・もう書き出したらキリがないくらい。

アナログレコード人気の勢いもあって最近、ターンテーブルを購入したというアナログビギナーなお客さんが時々ご来店します。
で、「ドコでターンテーブル買ったんですか?」って訊くと結構な確率でヤフオク!・メルカリの名前があげられますが、ソレを訊いて「今までターンテーブルを使ったコトがナイ人が、状態の不明な中古のターンテーブルをよくわからないまま買っているのか・・・」って思うとちょっとフクザツな気持ちになります。
当店でも中古のSL-1200を販売しているのですが、一応一通りのメンテナンスをして各部のチェックを行ってカクジツに問題のないターンテーブルだけを店頭販売しています。
実際に来店して購入検討していただけるお客さんには、実機に電源を入れてレコードをプレイして問題なく動作するコトを見ていただいて購入していただいています。
やはりお店というカンバンを掲げていますから、もし購入後にナニかトラブルがあった場合には、相応の対応しますしね。
先日もオーディオ機材の修理やメンテナンスを専門に行なっている業者さんのブログを読んでいたら「最近、ヤフオク等で買ったジャンク状態のタンテがよく持ち込まれる・・・」って嘆いていました。
結局、状態を確認して修理メンテナンス費用に数万円がかかるという見積り金額を提示すると、「修理キャンセル」になるコトも多く、そのままお返しというコトになります。
で、その問題を抱えたターンテーブルが再び、出品される・・・。
商品説明に「現状品」って書いているモノって、ナンにチェックしていません & 電源が入ることだけ確認しました・・・って、言う状態ですからね。
ソレって、ジャンク品とホボ、一緒ってコトだと思うんですが、そういった状態のターンテーブルが、現状では2〜3万円で購入されています。
コレ、ホント解って買っているのかな・・・って思います。
「通電確認済み」「音出し確認済み」って書いてあって実際届いたプレーヤーですがレコードを数時間かけていたた回転が不安定になった・・・とかってよくありますからね。
トラブルを抱えたターンテーブルの修理って修理箇所の確認チェックだけでも最低1万円ホドかかりますからね。
そこでパーツ交換などが加わるとパーツ費用に技術料も加わって2万円オーバーは確実でしょう。
知識のある人なら届いたターンテーブルを事細かに動作チェックするコトが出来ますが、今日はじめてターンテーブルを触った人には、ストロボライトでの回転ムラのチェックですら難しいんじゃないでしょうか。

なので、そのアタリの事情をすべて解っている人でトラブルがあっても自分で問題解決出来る人であれば、ヤフオク!・メルカリは全然利用する価値があるとは思いますケドね。
結論
はじめてターンテーブルを買う時は、できるだけ実機を触れる実店舗での購入をオススメします。
買う時は、できれば詳しい人と一緒に行ってもらうとイイと思いますよ。

MATEO & MATOS / THE NO PROPS (EP)
MATEO & MATOS / THE NO PROPS (EP) の試聴
next recordsのサイトでMATEO & MATOSのレコードを探してみる


結局、愛機SL-1200のスイッチが壊れちゃった常連のお客さんには、実店舗に出向いて中古品をキレイという見た目だけで買わないように、ゼッタイにチェックするべき箇所をお伝えして実際に確認して問題のないターンテーブルを買ったほうがイイですよ!ってアドバイスさせていただきました。
ハードオフとか行ったら数台のターンテーブルが並んでいるじゃないですか、もしオイラなら全てのターンテーブルの電源をつなげて各部の項目をチェックしてイチバン状態のイイモノを選ばせてもらいますね。
ターンテーブルって一度買うと一生使うモノでもあると思うんですよ。
なので、ちょっと値段が安いから・・・っていう理由で、妥協しない方がイイと思うんですよね〜。

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今から2019年にこんな記事を書きました。
中古レコード買い付けの回想

2000年から渋谷の片隅で開店した小さな中古レコード店の「海外への買い付けへの想い」を回想した内容の記事です。
上記を書いた時から、レコード仕入れに関して、相変わらず海外への買い付けは行っていません・・・。
海外への買い付けに最後に出向いたのは、2010年の6月なので、もう11年以上行ってない・・・ってコトですね。
もうホトンドのレコードが「国内での買取 & 海外ディーラーからの仕入れ」で調達しているってカンジです。

上記の中古レコードの買い付け回想記事を読んで、オイラとスタッフとで「海外へ買い付けとか今後行くことあるのかな・・・」なんてハナシていました。
渡航費や滞在費、輸送コスト、物価の上昇、コロナ問題等の諸事情に加えてホントに納得できるの買い付けが出来るのか・・・ってコトまで考えると、現実問題としてなかなか難しいのでは・・・って結論になりましたケド。
個人的には、海外買い付けのナニが起こるか予測不明なエキサイティングな体験が味わえないっていうのはちょっとザンネンですケドね〜。
って、得意げに書いていますが実際は「ホントにちゃんと仕入れできるのか・・・ドキドキ」って不安だらけなんですが(笑)

で、そんなハナシの流れで「今までイチバン記憶に残っている国内での買取ってドレだった?」ってスタッフに訊いてみました。
「◯◯さんの買取の時は、ホントにヤバかったなぁ〜」ってソッコーで返答されました。
ソレの返答を聞いてオイラも「あ〜あの時か・・・アレは、なかなかの買取だったんぁ〜」ってその時のエピソードには共感しちゃいました。
上記で書いたようにnext recordsは、2000年に渋谷で12インチシングル専門の中古レコード店をオープンさせたのですが、当時は折からのDJブームの真っ最中で仕入れても、仕入れても常にレコードがぜんぜん足らないという万年枯渇状態でした。
しかも実店舗がある渋谷の宇田川町界隈は、狭いエリアに競合他店が何十店舗も存在してシノギを削っている状態でしたし、この激戦エリア内で競合他店よりも如何に人気のレコードを店頭に並べるコトができるか・・・ってコトが大命題でした。
そのために、多い時は年に10回くらいアメリカやヨーロッパに買い付けに行ってましたからね。
買い付けのペース的には、2週間ホド海外に出向いて帰国後、また2〜3週間後に再び出向くという今考えたらカラダを壊すくらいになるくらいのハイペースで買い付けしている状態でした。
店頭でもレコードの買取は行っていましたが、レコードを処分する人よりも買う人のがはるかに多い状態で買取なんかでは全然賄われませんでした。
しかも人気の売れ筋タイトルなんて、ダレも売ってくれません・・・(笑)
今のようにインターネットも未発達だったので「レコードの仕入れ = 海外買い付け」という選択しかなかったんですよね。

お店もある程度軌道に乗りつつあった開業から2年後の2002年にのある日に
「レコードを買取して欲しいので、家に来てほしいんですケド・・・」って突然電話がかかってきました。
買取希望のレコードの内容を訊くと、人気どころのHipHop / R&B のオリジナル盤12インチシングルがたくさんあるとのコト。
電話を受けたオイラは内心「キターーーーっ!」ってカンジでした。
「いつ、お伺いすればイイですか?」と自宅へ伺うスケジュールを訊くと「今スグ、来てほしいんですケド・・・」って時計を見るともう午後7時過ぎです。
とにかくナニやら事情がありそうなカンジで、急いで来て欲しい・・・っていうコトでした。
場所はクルマで2時間くらいの近郊の都市でしたが、レコードの内容があまりにも良さそうだったので2つ返事で「ソッコーで伺いますっ!」ってオイラとスタッフとでクルマに乗り込んで高速道路をブッ飛ばして出向きました。
ご自宅に訪れると8畳くらいの部屋の壁一面に天井までレコードがビッシリっ!しかもDJ機材にサンプラーやレコーディング用の卓が設置されていたりと「スタジオか?」って思うような部屋でした。
しかもレコードは・・・というと、HipHop / R&Bの主要なタイトルが、AからZまでホトンド完璧に揃っている状態っ!
さらにタイトルによっては、同タイトルが2枚あったりという・・・。
しかし・・・査定作業は、難関を極めました・・・。

ナゼか買取に伺った〇〇さん、本当はレコードを売りたくない・・・っていうお気持ちのようで、しかしナニやらワケありでスグにまとまったお金が必要・・・という相反する心情の葛藤があるようなカンジで、オイラがタイトルごとに提示した査定を1枚ずつご本人の了承の確認を取らなくてはイケないという・・・とても交渉が大変な査定でした。
例えば、Aというタイトルのレコードを「コレは、査定が1000円になります」とお伝えすると「1500円になりませんか?」って具合です。
「ちょっとソレばムリですね〜では、1200円では、どうですか?」と訊くと「じゃあ1300円でお願いします・・・お願いします・・・お願いします・・・」ってカンジでとにかく1枚ごとにこういった査定交渉になっていました。
その必死さがちょっと尋常ではナイ雰囲気で、「急にナニかまとまったお金が必要な事情があったんですか?」って査定に合間に訊いてみると「ちょっとイロイロありまして・・・」ってカンジでその部分は、濁されました・・・。
いや〜まぁ〜全然交渉はイイんですよ・・できるだけ高額査定を希望するというのも解りますし・・・しかし、このペースで1000枚以上の査定交渉となると・・・時間がドレだけかかるのか・・・って。
オイラもある程度見切りをつけるっていうコトも出来なくはナイのですが、とにかく内容がヤバスギで、アメリカに1回買い付けに行ってもコレだけの内容のタイトルを揃えるコトは、かなり難しい・・・っていうゼッタイにハズせないっていうコチラ側の気持ちもあって、かなり難航を極めました。
イヤ〜もう、この時はタイヘンでした・・・お互いのゼッタイに譲れないラインの攻防をレコード1枚毎に確認し合うという・・・(笑)
結局、すべての査定が終わったのは、早朝6時頃でした・・・(笑)
最後はもうお互いに眠くなって意識が朦朧とした状態で査定の判断をするとカンジでしたケドね。

内容も一級品ばかりで枚数も大量になった結果、かなり高額な査定金額になりました。
オイラもまさか、買い付け1回分以上の内容の買取になるとは、思わなかったのである程度の買取資金は持っていきましたが、まさかそんなになるとも思っていなかったので持ち合わせていなかったので、「持ち合わせが足りないので振り込みます」とお伝えすると、「じゃあ、お店に取りに伺います」って・・・。
まぁ〜とにかく今スグ、まとまったお金が必要っていうのが、もう切実に伝わっています・・・。
結局、ナンでそんなに切羽詰った状況になったのかってコトは、解らずじまいでしたケドね。
長丁場になった査定の帰り道に相棒のスタッフと「ナンであんなに切羽詰まってたんだろうね〜」って、ハナシしていると「多分、ヤ◯ザのクルマにでもオカマでも掘って追い込みかけられてたんじゃないの?」って・・・(笑)

NOTORIOUS B.I.G. / SKY'S THE LIMIT
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上記のエピソードは、今から20年くらい前の出来事なのですが、1回の買取で現在に至るまで最高額の査定額になりました。
2021年現在の今、あの時に買取の内容のレコードだと、タブン、1/3〜1/5くらいの査定になっているでしょうね〜。
もう、DJブームも収まって、ソレに伴い高騰していた人気のタイトルの販売価格も下降してモノよっては当時、1万円でもソッコーで売れるホド、人気のタイトルが今だと1980円でも全然売れない・・・っていうのが、山程ありますからね。
やっぱり、HipHop系のアナログレコードの人気が絶好調だった時期ならではのエピソードでしょうね〜。


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