渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

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MySpaceというソーシャルネットワークサービス(以下SNS)のサイトが
あるんですがしってますか?
まぁ、解りやすく言えば、mixiみたいなモノなんですが
そのMySpaceが、日本でも本格的にサービスをはじめるようですね。
http://myspace.com/

オイラは、お店の宣伝を兼ねて2006年4月からMySpaceのアカウントを
作ってその中でブログを公開したり何人かの人と情報交換していたのですが
つい先日、ログインしたら表示がすべて日本語になってて
「お~遂に日本にもサービスはじまったか????」とちょっと
コーフンしたのですがまだ、日本語はベータ版で
かなり制限があるようで使えない機能が多数ありましたけどね。

日本ではSNSと言えばmixiが人気で、かなりのシェアを占めていますが
世界ではMySpaceが圧倒的なシェアを占めています。
今現在(2006/11)1億3000万人の人がアカウントを作っているようです。
今でも毎日30万人以上のペースで会員を増やしているみたいですね。
以前まで英語でしかメッセージのやりとりが出来なかったのですが、
MySpaceがソフトバンクと提携する事によって日本語にも対応したんですね。

ソフトバンクのYahoo!も独自でSNS運営しているのですが、
イマイチ盛り上がってないですしね。
実際、mixi以外は盛り上がってないんですけどね。
Webの世界ではよくあるコトで始めにある一定の人気のシェアを確保した
サービス提供しているサイトには、後発で出てきた類似のサイトは
かなりの努力をしなければそのシェアをとることは困難なんですよね。
GoogleがYouTubeを買収したのがイイ例ですね。
結局、「イチから自分たちで努力するよりそのサイトを買収したほうが早い」
という事ですね。

ソフトバンクにしたら「Yahoo!のSNSがイマイチ」、
MySpaceにしたら「mixiの牙城を切り崩したい」
という利害関係が一致して協力に至ったんでしょうか。

ところで、海外のSNSが日本でサービス展開するのにレコード屋のオイラが
なんで語り入っているのかというと、このMySpaceってSNSは、
プロ/アマ 問わずミュージシャン達、表現者のプロモーションの場に
なっている一面があるんですよ。
mixiの中でも一部のミュージシャンが、プロモーションに使ったりしているかも
しれませんが(メジャーな人で、実際にいるかどうかはオイラは聴いたコトないけど)
MySpaceではMICHAEL JACKSONもMADONNAも、はたまた、BUSTA RHYMESもDJ PREMIERも
MySpaceで自分のアカウントを公開してます。
実際、本人がアカウントを管理しているかどうかは定かではないんですが、
こういった人達ともマイスペフレになるのも可能です。
(勝手につけちゃいましたが、マイミクに該当するモノです。)
つまりフレンド登録出来るって事です。

mixiでは、人気のアーティストのコミュが活発だけど
MySpaceでは直接本人とフレンド登録ですからね。
意味が大きいです。 そのアーティストからダイレクトに情報が届くわけです。

mixiでは、出来ない自分のページのカスタマイズも
かなり自由度が高く出来るし、お気に入りのYouTube動画もエンベット出来ます。
フラッシュのサウンドプレイヤーもつけることが出来るし音楽好きには
たまらない内容だと思います。

アーティストもまだリリースしてない曲とかを自分のページで
聴かせてコメントもらったりしてアーティストとリスナーがダイレクトに
繋がっているカンジがスゴくします。
またメジャーでないあまり知られていないアーティストなんかも自分の曲を
たくさんアップしていて、CDショップやラジオや雑誌なんかが取り上げる前に
曲を聴いたり出来るしね。
DJなら自分のMIXを公開して世界的にアピールもやり方によっては出来るしね。
mixiとはまたひと味違ったミュージックリスナーらしい利用の仕方が
出来るような気がしますね。

オイラのMySpaceでの友達のDJはMySpace内で自分のMIXを公開していて
かなり多方面から
「オレの曲も君のMIXに収録してくれ!」なんてオファーが来るって
言ってました。

また、レコード会社の人もこのサイトは「新人発掘」の為に
かなりCHECKされている様ですね。

オイラはレコードを世界のレコード好きに向けて売るために
プロモーションをせっせとやっていきますYO!

今回紹介するのは
LIL' LOUIS & THE WORLD / DO U LUV ME


いや~マジでカッコイイです。
これはアルバムなんですが全曲OKなとても良いアルバムです。
オイラはその中でもあえて言えば"DO U LUV ME"がBESTかな。

今回このブログを書くにあたってMySpaceのLIL' LOUISさんに
「フレンド登録したいよ~」ってメール送ったのですが
さて、OKしてくれるでしょうかw

もしかしたら本人がこのBLOG読んでくれるかも知れませんね。
大体フレンド登録をお願いしたら
「コイツどんなヤツだ?」って依頼元のプロフィールを見に来ますからね。

さて、LIL' LOUISさんのFRIEND SPACEにnext recordsの名前があればOKって事でしょうねw

ちょっとドキドキですね。
ちなみに上記のLIL' LOUIS のMySpaceでは今回オイラが紹介している
DO U LUV ME や CLUB LONELY / FRENCH KISS
その他にもLIL' LOUISの曲が聴きまくれますよ。
しかもかなりの長さで聴けます!ほとんどフル!
さらに、LIL' LOUIS本人公認!
サイコーです!

このブログは、サイトで試聴できる渋谷のUSED レコードショップ
渋谷next recordsが、運営しています。





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ナプスターって言うタワーレコードが運営するミュージックダウンロードサービスが
始まりましたね。


nextがある渋谷でもサービスが開始された、その週の週末は
キャンペーンをやっていてナプスターのキャラクターの猫?の風船が
渋谷中あふれてました。
以前、タワーレコードの社長のインタビューを読んでて、
「CDの売上は右肩下がりだ」ってことを言ってて、
「ユーザーのニーズに合わせた販売を行う」ってコメントしていたんですが
それがこのナプスターのサービスだったんですね。
まぁ目玉は、「定額制でダウンロードしまくり!」というサービスなんでしょう。

オイラは、MP3プレイヤーを持ってないのであまりこういったサービスは
オイラ個人の音楽の聴き方には全然カンケーないんですけど、
巷の一般的な、ミュージックリスナーは、音楽を聴くのは
最近だとMP3(AAC/WMAも含む)だったりするんでしょうね。
まぁそうは言っても今はCDの方が幅をきかせているとは思いますが、
2~3年後には確実にCDとMP3のシェアは入れ替わるような気がします。

ところで基本的なコトなんですが

MP3ってイイ音してますか?

オイラが聴いたカンジでは、MP3って音がワルいとはカンジないんですけど
イイ音とは思わないんですよね。
決してオイラの耳が人より秀でているとかはではないですよ。
ごく普通だと自覚しています。

お店では、古いiMacが1台あって中にダウンロードしたモノや
CDからエンコードしたMP3ファイルが多数入っています。
それらのファイルをUSB経由で、アナログ-デジタルコンバーターに繋いで
DJミキサーのLINEに接続してスピーカーからサウンドを流しているのですが、
そのMP3ファイルだけを聴いていると、まぁ~そんなに音の質の良し悪しは
気にはならないのですが、12インチシングルにフェーダーを切り替えると
一目瞭然で音質の違いが解るんですよ。
当たり前と言えば当たり前なんだけどね。

別にMP3にケチをつける気は毛頭ありませんよ。
MP3はある部分では、優れたメディアだと思います。
あの圧縮率の優れたところなんてMP3があったからiPodのような
携帯プレイヤーが生まれたようなものですしね。
だけどレコードと聴き比べるとやはりデータならではの荒削りなところが
気になるんですよ。
いや、比べるコト自体おかしいし間違っていることはわかってますよ。
だけど・・・ホントニソウカンジルンダモン・・・

まぁ、一般のミュージックリスナーは、たぶんMP3の音質で
十分満足なんでしょうね。
そこそこ音質が悪くなくても、ハンドリングが良くてコピーとかカンタンで
聴き方がスタイリッシュならそれはそれで満足出来て良いんでしょうね。
それに一般のリスナーは、レコードのサウンドを聴く機会というのも
かなり少ないと思うしそのままレコードの音質を知らなくても支障はないしね。

だけど、世間が「iPodだ、音楽のダウンロードサイトだ」なんて
テレビのニュースになったり、個人のブログでチョ~話題になったりするのですが、
これもオモシロイ現象なんだとオイラは思っているのですが、
ハードが小さいとか、新製品がカッコイいとか、ダウンロードサイトが便利だとか
カンタンだとか、本来一番語られなければならない本質のサウンドの話が
全然出て来ないんですよ。

これって変じゃないですか?

別に、「音がいいからレコードを聴けぇ!」ってコトにはならないけど
あまりにもサウンドについて語らなさすぎなカンジがシマス。
それとも語るに値しないくらいなのかな?

映像の方は、より画質がイイものを求めるのに音はそうではないのか?
現状ではデジタルな音楽メディアの最高峰はDVD AUDIO や SUPER AUDIO CDだと
思うけど全然普及してないしね。
普通 世間一般的では、より良質なモノを求めるのにコト音楽だけに限っては、

レコードより音がスカスカなCDに・・・
そして、CDよりさらにデータを間引いて軽い音にしたMP3に・・・
って具合に悪質なモノとまでは言わないけど、
良くないモノに退化しているような気がするんですよ。
スゴいって思えるのは音を悪くするための
新しい技術だけの様な気がするんだよな~。

こんなコトがニュースになってました。SURE社の5~6万円するチョ~豪華な
ヘッドホンがスゴく売れているそうです。
何でも、
「iPodに入っているフェバリットな音楽をよりイイ音で聴きたいから・・・」
という理由です。

オイラ的には・・・

「はぁ~????」

音の出口にはこだわるけど入り口には全然無頓着なんですね。


今回紹介するのは、
ALFREDO DE LA FE / HOT TO TROT


1978年にリリースされたブラジルのストリングス奏者のアルバムです。
全曲かなりイイアルバムです。
DAVID MANCUSO は、その内容の良さかアルバム全曲そのままPLAYした
という伝説もあります。

収録されている曲の中でも HOT TO TROT がマジで秀逸です。
もうHOUSE MUSICのお手本の様な曲です。

今回、MP3データの事をテーマにするにあたりイロイロなサイトを見たんですが
幾つかのサイトで同じような内容のデジタルデータの弱点で

「バイオリンのようなストリングス系の音の再生が弱い」

ってコトが書いてありました。
ストリングス特有の小さい音で鳴る微妙な弦の響きが、
ウマく再生出来ないそうです。

「へ~そうなんだ・・・」
ってオイラは「マンヘ~」でしたね。
実際、この曲をMP3で聴いたコトないのでなんともいえませんが、
聴き比べてみたいですね。

だけどまだ、音楽メディアのメインはCDなんだけど、上のコメントで、
自分で言っておきながら、「MP3が音楽を聴くメインの音源」になったりしたら
曲を作っているアーティスト達のモチベーション下がったりしないのかな。
だって、せっかくイイ音で録音したモノでもMP3になった時点で
「ある一定の音域」は、カットされちゃうワケでしょ。
耳に聴こえないからカンケーないって考えもあるけど、
そのビミョーな音域が人の耳に心地良く聴こえてくるんじゃないかなと
オイラは、思うんですけどね。

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久しぶりにブート関係の話です。

以前は、ブート盤を専門で作る業者をかなり目障りな存在だと感じていたんだけど
最近はですね、以前のその頃に比べて目障りな存在度が下がってきました。
多分、レコードを買う側のお客さんの意識が変わってきたというのを実感として
感じるようになったからかもしれません。

以前まで と言っても一年程前ですが オリジナル盤、ブート盤、再発盤と
どれもお客さんの中では差別化されてなくて

「全部、同じでしょ。」

みたいなお客さん側の意識でしかなかったのですが、
近頃はハッキリとその区別を意識してレコードを買っている人が増えてきた様な
カンジがします。
それまでにもレコードに思慮深いちゃんと知識のある人、いわゆるハードリスナーな人達は
オリジナル盤・ブートレッグ盤をキチンと区別をしていたのですが、
そうでない、ミドルからライトリスナーのレコードを買う人には
なかなか区別してもらえなかったんですよ。

「え?中古レコードが2800円?高っ!●●●(新譜レコード店名)に行けば1000円で売ってるよ」
っプライスだけ見て判断して終わりでした。
だけどそう言った極端な人が少なくなって、なんで2800円なのか解っている人が
以前より増えたと言う印象です。

今現在、スゴいタイトル数のブート盤が出ています。
特にR&Bがヒドい。 マジでひどすぎる・・・
今までブート盤(海賊盤、つまり違法にレコード業者が勝手にコピーしたレコード)を
「再発盤」という曖昧な言い方でブート盤を売ってきたけど、さすがにレコードを買う人も
「なんかおかしいかも・・・」
気が付いて来たようなカンジです。

今までは、オリジナル盤の中に紛れてブート盤が売られていたのが、
お店の在庫レコード全てブート盤というお店もありますからね。
今みたいに多数のブート盤のタイトルが毎週の様にリリースされているのを見ると
「ブート盤」というヒトツのジャンルとして確立しているのかなとも思います。
オイラ的には
「ナンじゃソリャ?」 てなカンジですけど。

ブート盤/オリジナル盤カンケーなしに買う人は買う。
オリジナル盤にこだわってにブート盤は絶対買わない。
という風に線引きが一年程前に比べてされてるな~って思ったりします。

next recordsに来てくれているお客さんのほとんどの人は,
オリジナル盤にこだわった買い方をしているヒトですね。
逆に在庫のレコードのほとんどがブート盤に一部中古のオリジナルを置いているレコード店には、
オリジナル盤にこだわった買い方をしているお客さんは訪れないようです。
ある再発、ブート盤をメインに売っているお店の人に
「オリジナルの中古盤って売れてますか?」
ってマジメに尋ねられました。
なんでもそこのお店では、ブート盤や再発は結構売れているそうですが
オリジナルの中古レコード盤はホントーに全然売れないって言ってました。
だから、「オリジナル盤は売るの厳しいんだろうなぁ・・・」と思ってたようです。
というか、next recordsは在庫レコード100%がオリジナルの中古レコード盤なので
全然売れてなければお店やっていけないんですけど・・・ってカンジです。
それよりか、オイラにしてみれば、ブートのレコード盤を1枚売って仕入れ値(原価)から
300-400円の利益しか出ないレコードを次の仕入れ代と粗利益を出すのに
とんでもない枚数売らなきゃダメだという方がタイヘンなんじゃないかなってカンジました。

これまでは、オリジナルと同じ内容のレコードを単純にコピーしたブート盤を
売っていたレコードが最近では、そのブート盤オリジナルのREMIXや
そのアーティストの人気の高い曲複数を美味しいカップリングにしたりしないと
なかなか売るのタイヘンみたいですね。
ある意味ブート盤を制作している業者間同士の
「ウチのブート盤の方が内容がイイよ~」って
カンジの競争になってるような気がします。
そういった意味では、それはそれでオモシロイですけどね。

こんなエピソードがあります。
あるお客さんが、nextに
「レコードを買取して欲しいんですけど。」って数枚のレコードを持ってきたんですよ。
見れば、持って来たレコード全てブート盤でした。
「こちらのレコードは、当店では買取り出来ません。」
ってブート盤だからと理由は特に言わなかったんですね。

「これスゴくヤバいレコードなのにどうして買い取り出来ないのですか?」

「ブート盤は当店では扱わないんですよ。」

「このレコード、ヤフオクでは、オリジナルの盤に入ってないこの盤オンリーのREMIXが
収録されていて高値取引されて人気盤なんですよ。」

「イヤ~だけどブート盤なんでウチでは買取り出来ないですよ。」

「価値のわからない店だなっ!」

って捨てセリフを言われて帰っちゃいました。
ブート盤、つまりフェイク(偽物)のレコードに価値があるなんてオイラには理解出来ませんね。

今回紹介するのは
AALIYAH / AT YOUR BEST (YOU ARE LOVE)
AALIYAH/AT YOUR BESTの試聴

AALIYAH嬢の1994年リリースの12インチシングルです。
この曲は、カバーソングで原曲は、ISLAY BROTHERS です。

多分この曲を歌ってた頃は、AALIYAHは14-15歳だったと思います。
個人的には、R. KELLYとつるんでいた初期の楽曲が好きなんですけどね。
彼女は、ビートの聴いたダンサブルな曲も多いんだけど
こういった、まったりした曲の方が声に合ってると思うんですよ。
しかし、若いのにホント艶というか良い声しています。
このレコードのレヴューを書くにあたりヘッドフォンで聴いてるとマジでそう聞こえマス。

結局、R. KELLYのセクハラについていけなかったのか定かではないけど
仲違いして 以降は TIMBALAND PRODUCEになったんですよね。
これまた個人的には、TIMBALANDサウンドはちょっとタイプではないんですよね。
ホント、個人的なんだけど・・・

気になってる事があるんですよ。
AALIYAH ってなんて読んでます?
アリーヤですか?
もう、ほとんど日本では「アリーヤ」って読んでますけど
このシングルのジャケにも書いているんだけど
ah-lee-yah って読むんですよね
カタカナにわかりやすく書くと
「アァリィヤァ」って読むんですよ。
実はオイラはこのレコードを買った時、なんて読むのか解らなくて
レコードジャケットに小さく書いている「ah-lee-yah 」って言うのを見て
「アーリーヤー」ってカタカナ発音で読んでたんだけど、ある日音楽雑誌のインタヴューに
「アリーヤ」って書いているのをはじめて見て
「へ~ アリーヤって読むんだ・・・」って知ったんですよね。
でも、「ジャケには、アァリィヤァ(ah-lee-yah )って書いてるのに変だな~」
ってずっと違和感持ってたんですよね。
「ま~みんな(日本では)アリーヤって言ってるので、そうなんだろな・・・」って
そういう言い方に変えたんですよね。
で、2002年ころだと思うんだけどFMラジオで、
もう英語バリバリしゃべれるMCのRYUって人が
「日本ではみんなアリーヤって読んでるけどホントは、アァリィヤァって呼ぶんだよね~」
って言ってたんですよね。
それからオイラも「アァリィヤァ」って言い方に変えようって思いましたね。

YouTubeでAALIYAHのインタビュー(AALIYAH INTERVIEW ON ROSIE SHOW)が
見れるんだけどそこでもAALIYAH本人が「アァリィヤァ」って自分の事を紹介してますよ。

ま~確かに日本人には発音しにくいんでしょうね。
また、英語の発音はカタカナでの表記も書き方が何通りもあるみたいだし。

それでも、まだ「アリーヤ」って呼びます?


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今回レコードのプレスされている枚数についての話しです。
現在はまだ、アメリカでもヨーロッパ諸国でもアナログレコード盤は
日々プレスされています。
だけど全盛期に比べたら確実に減っているのも事実だと思います。
このブログを読んでくれている人は、レコードをある程度の枚数を
持っていたり、DJをやっていたり、クラブ行って身近にレコードと
接していると思います。

でも、レコード盤がプレスされている音楽ジャンルっていうのは
かなりのウエイトでクラブミュージックが多いんだと思います。
いくらビルボードで全米1位になったからって必ずアナログレコードが
作られるってワケはではありませんからね。
90年代前半くらいの時期であればチャートに入っている
ダンス系以外の曲、例えばPOPSやROCKなんかも決して多くはないですが
チラホラとヴァイナルが作られてましたけど、年々そういったDJや
クラブサウンドに距離がある曲のレコードは作られなくなっています。

当たり前なんだけどレコード会社もヴァイナルを作っても
ある程度まとまった枚数が売れなければ採算がとれないので
アナログレコードを作らなくなるんじゃないでしょうか。
かと言って、では、クラブミュージックは充分な枚数が作られているのか
と言うとそう言うワケではありませんからね。

2000年以降位から感じていることなんだけど、新譜がリリースされて
しばらくは、レコード店にそのタイトルは売られているんだけど
半年位経つとそのレコードが「スッ~」とお店から無くなるんですよ。
人気が持続しいている曲でも例に漏れず同様です。
なんで無くなるかと言うとリリース当時レコード店がその盤の人気に応じて
まとまった数を仕入れているんだけど、そのレコードが売り切れた場合は
レコード店はディストリビューターに追加オーダーします。

ディストリビューターも在庫があればモチロン、レコード店に
送るのですが、在庫がなくなれば送ることが出来ません。
日本のレコード店も仕入れ先が、何社かあって売れるレコードは
欲しいのでアチラコチラのディストリビューターに
オーダーするんだけど、そこに在庫のストックがあれば良いけど
なければそれで終わりです。
いわゆる廃盤ってヤツです。

その廃盤になるペースが発売されてからそんなに期間がないっているのが
最近の傾向だと思うんですよ。
多分、レコード会社は、何回もプレスをしていないんじゃないかなと
感じるワケです。 
それにアナログ盤のシェアなんて全体のマーケットにしてみたら
1%以下だと思いますしどうしても1回コッキリのプレスで
終わらせてしまうんでしょうね。
ましてやスモールなレコードレーベルがリリースする
12"シングルなんて予算というシビアな事情が絡んできますしね。

また、新譜のレコードショップも限られたスペースにいかにして
回転が早い商品にスペースを割るかというある意味、コンビニの
在庫管理のようなコトを考えてますからね。
新譜のレコードショップに勤めている友人も回転が鈍い在庫を
いかにして掃くかというのに日々苦心してますからね。
SOLDOUTによる購入の機会損失よりも目に見える不良在庫の方を
恐れているようです。

オイラは、よくこんな事を考えます。
ある1枚のレコードを手にとって
「一体、このレコードは、世界に何枚存在しているのだろう?」
nextでは、オリジナル盤を扱っているので、世界に今現在、
存在しているレコードの数がなくなれば、探して仕入れることが出来なくなります。
それってリリース当時にどれだけそのレコードがプレスされているか
という事に大きく左右されます。
シングルの事を考えれば、日本ではよく売れたレコードを
「ミリオンセラー」っていいますよね。ミリオンって言うくらいだから
100万枚のレコードが売れたということです。
日本の人口って1億2千万人くらいだから人口の約0.08%の人が
そのレコードを買ったらスゴく売れた曲って事になるんですよね。
これは、ミリオンセラーという最高にHITした曲の話で、大多数の曲は
それよりかなり少ない枚数しか売れてないワケです。
ホント単純なんだけど音楽産業が盛んな
アメリカ(人口約3億人)
イギリス(人口約6000万人)
の事を考えると、そんなに多くのレコードのプレスがされていないのが
なんとなく解ります。
多分、「レアだ!」と言われるレコードはUSA盤よりもUK盤の方が
プレスの枚数は遥かに少ないんだなと思います。

レコードマニアから見て
「このレコード、マジヤベ~!!」っていうレア盤にしても
当時にそのレコードを買った一般リスナーな人にしてみれば
「もう聴かないただの場所を取るジャマモノ」扱いですからね。
実際、レコードの価値を解ってくれている人の家にあるレコードは
大事にされるけど、そうでない普通に音楽を聴いている人にしてみれば
10-20年前に買ったレコードなんて価値解らないですからね。
多分、当時リリースされたレコードの枚数のもう殆どがゴミとして
捨てられているんだなと思います。

今回紹介するするレコードは

BLONDIE / RAPTURE


HIPHOPを主に聴いている人もサンプリングソースとして
有名なので耳にしたことがあると思います。

リリースは1981年です。
1980-1981年にかけてはBLONDIEは超HIT連発してました。
サイトでHITチャート調べていたら、BLONDIE は
1980年は、CALL ME
1981年は、THE TIDE IS HIGH
が2年続けて年間チャートBEST1になっていました。

で、この曲は1981年の年間チャートでは7位ですね。
こんなにHITしているにも関わらずこのレコードは
アメリカでは12"シングルはお決まりの様に
「PROMO ONLY」でした。
今よりも、80年代は、音楽産業って盛んだったと思うんですよ。
なのに、「なんでPROMOだけで終わらすんだ!」って思いますね。
レコード会社的には12"シングルってラジオやDISCOでだけで
PLAYされてる営業用のみのレコードっていう扱いだったんでしょうね。
その言葉通り「PROMOTION ONLY」ですね・・・

だけど、USではPROMO ONLYの曲も意外とヨーロッパでは
正規盤として12"シングルがリリースされています。
この、BLONDIE / RAPTURE もUKやFRANCE,GERMANY,HOLLAND
なんかでは正規盤がリリースされていました。
ちなみに日本盤も出ています。

ふと、思ったんだけど
THE TIDE IS HIGH は、その歌詞でも
"Number One"って歌ってその通り1位になってますが
US盤は存在しているのかな?見たことないな~・・・
オイラが持っているのはGERMANY盤だぞ。
アメリカは年間チャート1位でもPROMO すらプレスしないのか?
理解に苦しみます。orz.....

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以前、
「レコードコレクターは、一生かけても全て自分のレコードコレクションを
聴くことが出来ないのは解っているのに買うのを辞めるコトが出来ない・・・」
という類のコトをこのブログで書いたんですよ。

なんか、この事が結構オイラのアタマに残っていて思っているコトの続きを
書いてみたいと思います。

オイラの中ではレコードって純粋に音楽を楽しむ以外にも別の意味を
持っているんじゃないかなと思うワケです。

例えば、何年か前に買ったレコードを久しぶりに見ると
買った当時の出来事を思い出したり、よくそのレコードをかけてた頃の時代を
感じていたりしませんか?
こういうのは、レコードを聴いている人にはよくある事だと思います。
そのレコードが過去を回想するキッカケみたいなカンジですね。
もしかしたらそのレコードを見なかったら過去の事を
顧みるコトはなかったりするのかもしれません。
意外と、「一枚のレコードを見て当時を語ってください。」
なんて言われたらスラスラと言えたりなんかしませんか?
なんかレコード一枚が、過去と現在の自分を繋いでるモノのような気がするんですよ。
ベタな例えだと自分の生き様がレコードになっていると言う感じかな。

オイラは、過去に何回かレコードを処分したことがあるんですけど
「お金に困って・・・」とかの理由で、思い出深い大事にしているレコードは
一枚も売ったコトがないんですよね。
売ったレコードというのは、そのレコードを見ても
何の感情と言うか思い入れが感じられないモノばかりだったですね。
こういうレコードは、もうタダの黒いビニールでしかないですね。
だから、アッサリ売るコトが決めれました。

部屋の整理する為や、事情があってお金が必要な時にやむを得ず
レコード買い取りや売りに出す人が、
その「売るレコード、売らないで取って置くレコード」の選別をする時に
それらのレコードを聴きながら始めると、
なかなか、処分するレコードを選ぶコトが出来なかったってよく聴きますね。

オイラの知人で、レコードを大量に処分した人がいます。
その知人は、2万枚近いレコードコレクションを全て一斉に売ったんですよ。
その彼に、「なんで全部売ったの?」って聞いたら、
実は一斉にレコードを売る5年ほど前に事情があって数百枚のレコードを
手放したのが、多分キッカケかな~と言ってました。
その彼が、レコードにキョーレツに愛を感じているのは、
100%オイラには解っているんですよ。
だから余計に「なぜ?」って思ったんですよ。

彼曰く
「オレのレコードコレクションは、全て揃っていなくてはならないんだよ。
やむを得ず手放したのは仕方ないが、コレクションが歯抜けになるのが許せなかった。
それに、いつまでオレはこのコレクションを持ち続けるのか?
という気持ちがあったのが理由かな。」

ということです。
その知人ってホント、レコードに対してスゴい知識もあるしまた、
どうやったら探しているレコードを見つけるコトが出来るかと言う術も
十分知っているんですよ。
「もったいないなぁ・・・」と言う気持ちが、オイラにはありましたが
本人がそう決めたコトだから仕方ないんですよね。

オイラは、50年後位には確実に棺桶の中に入るでしょう。
でもレコードはオイラが棺桶に入った後、更に何十年も残るんですよね。
オイラが死んだあと残ったレコードがどうなるか解らないけど、
今は、大好きなレコードに囲まれてすごしていたいと思ってます。

こういったコトを考えると、
「このレコードは、今は自分のモノ」って思っているけど
実は、後生のレコード好きの為にレコードを保管している
「ただの一時的なレコード管理人」って役割にすぎないんだよな~って
感じちゃいました。


今回紹介するのは
LUTHER VANDROSS / NEVER TOO MUCH
NEVER TOO MUCHの試聴


今回のテーマを書くにあたりタイトルだけ見て選んでみました。
ちょっとリリックを見て

感じたんですけど、この彼女に対する愛情をレコードに変えて見ると
意外とハマっているな~と感じてしまいました。

以前、買い付けに行ったとき、あるレコード屋のオヤジが
ESTHER WILLIAMS / LAST NIGHT CHANGED IT ALL (I REALLY HAD A BALL)
を持ってたんですよ。
LAST NIGHT CHANGED IT ALLの試聴

それを見たオイラは、当然「売ってくれ~頼む!」となったんですが
なかなか売ってくれないんですよ。
何回もしつこくオイラが「売ってくださいよ~」って言うもんだから
レコード屋のオヤジも根負けして
「いいよ。売ってやるよ。」って言って売ってくれました。
で、代金を払ってレコードを手渡しで受け取るとき、なかなかそのオヤジが
ESTHER WILLIAMS / LAST NIGHT CHANGED IT ALLを持ってる手を離さないんですよ。
冗談で笑いながらそのレコードを押したり引いたりして、
最後には受け取ったんですけど、帰る間際に「もう一度見せてくれ」って
言ってオヤジがせがむので見せてやるとオヤジはレコードを手に取って
「もう、最後だ。GOOD BYE」って言って、キスしたんですよね~
LAST NIGHT CHANGED IT ALLに。
それを見て、「オイラも相当レコード好きだけど、レコードにキスはしないな~」って
感じたのをLUTHER VANDROSS / NEVER TOO MUCHのリリックの、
Oh, my love
A thousand kisses from you is never too much
I just don't wanna stop
って部分を読んで思い出しました。
レコードにキスするなんて、日本人には、ちょっと合わないかもしれませんが、
「あ~このレコード好きだったんだな・・・」って感じました。


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