息子に大破されたnextmanです。
ま~なんとか修復は可能なのですが、帰宅してデスクの上にバラバラになった
ザクを見てボーゼンとしてしまいました。
部屋にあるレコードとかは全然興味は示さないけど、ガンプラは
手が届かないところに、箱に入れて置いてあったにもかかわらず
台に乗って箱を開けて触っていた様子。
しかも「さわってないよ~」とのたまって、挙げ句の果てに
「ぷーちゃん(猫のこと)がさわっていたョ」とシラを切られてガックリでした。
今回はレコード掘りについてです。
別に「イモ掘り」みたいにレコードが地面に埋まっている訳じゃないのですが
レコードを探すことを「掘る」って言うんですよ。
これは英語でも「 dig 」(ディグ)って言います。日本語が先か英語が先かは
分かりませんが、英語圏のレコードコレクターと日本のレコードコレクターの
あいだでは、レコードは「掘る」という共通の認識のようですね。
レコードって普通にお店で買える物と、なかなかお目にかかれない、いわゆる
レア盤があって、そのレア盤を探すのもレコードマニアの楽しみのひとつなんですよね。
一概に「レア盤」って言っても人それぞれなんで、「My レア盤」的なモノから
多くのレコードコレクターが認める「チョ~レア盤」まで色々ありますけどね。
ま、そういった「自分だけの探し物」みたいなレコードをレコード好きは
日々のレコード屋廻りでせっせと探すのです。
それでもってそれが、出てきたアカツキにはメチャ嬉しくなってきたりします。
その喜びも何種類かあって・・・・
(1)「アレないかな~」位の軽く探していたレコードが、レコ屋の壁に貼られていた---「おっ!」
値段はそれなりなんで・・・「ま~買ってくか~」
(2)軽く探していたレコードが、レコ屋のエサ箱に入っていた---「ん~!?げっとぉ~!」
値段は思ってたより安いので・・・「このレコードがこの値段とは、俺が救出してやる!」
(3)長年探していたレコードがレコ屋の壁に貼られていた---「お~っ!」
値段は、やはりレアなだけあって、そこそこ付いてる・・・「買いだっ!(ちょっと気合い)」
(4)長年探していたレコードが大衆店のエサ箱にこっそり入っていた---「うぉ~~~!!」
しかもメチャ安いっ!---「キターーーーーッ!!!」
ってな具合じゃないかな。
(3)は、持ち合わせがなくて銀行にお金を引き出しに行って戻ってくると、
売り切れて無くなっていたなんてオチはよくあることです。
(4)は、舞い上がって「うひょひょひょひょ~~~っ!!」って家に帰ってよく見ると
ブート盤だったなんて事もあるね~。
ま~そうそうレコードの神様は、微笑んでくれませんけどね。
オイラも過去に何度かレコ屋で、レコードの神様の降臨(大げさw)を体験したことあるけど、
マジ、その時の快感ってたまらないんですよ。 多分、その快感が中毒になるんでしょうね。
「どっかに必ずある!!」なんて勝手に思って日々、レコード掘りに専念するわけです。
で~それがきっかけでレコード屋を始めてしまったりしたワケです。
簡単に言えば「人生をレコードに賭けちゃった」ってことですね。逆に言えば
「レコードにハメられた」ってことですか~w
我々レコードの買い付け業者は、海外に行ってレコードを掘ってくるのですが
ほんと~に、たま~に数年に1回位、
「うぉ~~~~~!!!!マジ、ヤベ~~~~!!!」
って感じで宝の山を発掘する時があるんだけど、そう言うときは
「当たった!!」って言ってますね。
ホント、この当たった時はマジで、時差ボケでアタマがクラクラしてても、
筋肉痛で関節がキリキリなってても、目が覚めますね。
持ち金が無いモノだから、ニコニコしながらお金を引き出したりして、
取引が終わってクルマに乗り込んだら「おっしゃ~~~っ!!」って
独りでクルマの中で叫んだりして「超ハイ」な状態にしばらくなってたりしますね。
確実な「レコード堀り中毒」ですね。多分脳内麻薬がドバドバ出ているんでしょうねw
週末なんかで仕事が休みの時は、「どっかに良いレコードが出ているんじゃないかな?」
って気になって休日の度に、レコ屋巡りをコレクターはしてしまうのです。
「次の買い付けには久しぶりに、当たって欲しいね~」って相棒の買付け人N に
軽くプレッシャー入れときマス。
今回紹介するのは
JUDY ROBERTS / SWEET STICKY THING
これはアルバムなんですが、その中の1曲でOHAIO PLAYERSのカバーでもある
"SWEET STICKY THING"が収録されています。マジ、良い曲です。
原曲もいいけどそれに見合うくらいの出来のカバーです。
今回は「レコードを掘る」というテーマで色々書いたんだけど
こういうアルバムとかの1曲とか何かのB面にこっそり収録されている曲とか
「めちゃいい~」って思える曲を探し当てるのもある意味「掘る」っていうことに
なるんじゃないでしょうか。
普段、レコード屋でレコードを見るときは 「パラパラ~」ってジャケのタイトルや
A面のレーベルとかしか見なかったりが多いと思うんだけど、たまにジャケ裏の
クレジットとか見て、聞いた様なタイトルがついていたりするのはカバーかもしれないので
一応CHECKするのが賢明かもしれませんね。
結構、アルバムのみ収録とかB面にこっそり収録とかの良い曲ってのは、
他の人が知らなかったりするので「狙い目」かもしれませんよ~。
http://www.nextrecordsjapan.net/soundfile/classic/j/judyroberts_sweetsticky.ram
このブログは、渋谷のnext. recordsが運営しています。
http://www.nextrecordsjapan.com