渋谷レコード店日記 - アナログレコードコレクションのススメ

東京 渋谷の12インチシングル専門の中古レコード屋next. recordsで日々思ったコトやレコードについて書いてます

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当店を頻繁にご利用いただいたいる女性のお客さんがいるのですが、その女性のお客さんからこんなコトを訊かれました。
「レコード店のお客さんってナンでオジサンばかりなんでしょうね?」

ん〜確かにっ!当店は、日本でもトップクラスの繁華街である渋谷に中古レコード店を営んで20年以上になるのですが、この延べ20年間にご来店いただいたお客さんの性別をすべて統計をとっているのですが、99%以上が男性のお客さんで女性のお客さんは1%未満という結果でした。
実際にオイラが店頭に立っていてもご来店頂けるホトンドが男性客であるコトは、明らかです。
ま〜ホント、稀にですが女性のお客さんもいらっしゃいますが、やはり比率では、圧倒的にオトコ率が高いです。
このコトに関しては、イロイロと思うトコロがあるのですが、「音楽を聴いて楽しむ」っていうコト自体に男女の差はナイと思うのです。
というコトは、この男女差って「レコード」という音楽を収録しているメディアに関しての特性であるコトがうかがえます。

昨今は、ホトンド衰退しかかっていたアナログレコードが再び見直されてレコードがアル種のブームになっている様相です。
合理的に考えると、レコードで音楽を楽しむというコトは、一般的にはかなり非合理的なコトであるように思えますよね。
だけど、人はレコードを買っちゃうのです(笑)
レコードを聴くために相応のオーディオを用意して、音楽メディアとしてはイチバン高額であるアナログレコードを購入して、自宅という極めて限定された場所でしか聴けないという状況でレコードを再生して音楽を楽しむっていう行為は、コレ単純に好きな音楽を楽しみたいからレコードを聴きたいっていうコトよりもレコードを所有したい為にレコードを買うというコトになっています。
好きな音楽を聴きたいというコト自体は、第一目的のように思われるのですが、オイラが思うには「聴きたい」よりも「所有したい」の方が優先されている部分がデカいと思うのです。

レコード店のオジサン率が高いというのは、同じ音楽が収録されたCDに例えるとどうでしょうか?
CDショップでは、男性客の比率が高い?ん〜タブン、そうではナイと思うのです、やはり先に書いたように音楽を聴いて楽しむってコト自体に男女の差はナイと思われます。
コレは、アナログレコードに限っての事情のように思うのです。
だけど、コレをレコードだけでなく「モノを所有したい、蒐集したい・・・」というより広い分野にフォーカスすると途端に男性率がググっと上がってくるような気がします。
コレは、もうレコード店にオッサンが多いと言うよりも、もっと大きなテーマである「コレクターに男性が多いのか」というハナシになります。
女性にもコレクターは、いますよ・・・しかし、その比率は圧倒的に男性の方が多いのではないでしょうか。
理由については、イロイロと思うトコロはあるのですが、明確な回答を挙げている研究結果や論文とかはナイようです。
ニンゲンの行動様式という研究においては、男性の方がモノに対するコダワリが強い傾向があるというコトは解っているようです。
その「モノ」に対してのコダワリにそのコダワリのアイテムを揃えたいという心理が作用して「好きなアイテムをコレクションしたいっ!」っていう欲求に繋がっていくようですね。

「達成動機」というコトバがあるのですが、カンタンに書くとナン等かの目標に対してソレを成し遂げたいって思う動機のようです。
レコードに例えると、「好きな曲のレコードは持っておきたいっ!」という気持ちになって実際に手に入れるという動機となります。
さらにこの達成動機は、目標が困難であればアルほど、目的を達成できた時により強い優越感が得られるという気持ちになります。
ん〜コレは、解るっ!解りスギるっ!
長年探しているレコードを手に入れるコトが出来た時の喜び・・・コレは、もうたまりませんよね〜。

「同調心理」という気持ちも起きるようです。
今、レコードだとシティ・ポップとか流行っているじゃないですか・・・コレって、アナログ・レコード界隈にとっては超デカいトレンドなんですよ。
薄っぺらい言い方だと「流行」なワケです。
ヒトの行動様式に流行っている事象に対して自分もソコに入りたいっていう同調心理が自然と作用するようです。
イヤ〜「オレは、そうじゃナイっ!」って思われるかもしれませんが、同調心理が働くのって仕方ナイんですよ。
無関心を装っていてもヒトは、世間で流行っているモノに対して無意識下でも反応してしまうようです。
コレも、解るっ!オイラなんて90年代に起きたDJブームにノっかりまくってレコード店を営むまでになりましたからね。
あのDJブームがなかったらNext Recordsは、存在しなかったワケです。

また「同一化」という心理も起こるようです。
レコードに例えると、著名なDJがプレイしたあのレコードを持っていれば、オレもあのDJのようになれるかも・・・っていう気持ちが起きて同じレコードを所有したいって気持ちになるってコトです。
ん〜コレも解るっ!メチャ心当たりがアリまくるっ!(笑)
オイラ自身もDJ〇〇のプレイリストに書かれているレコードをアタマから終わりまで全部揃えたいって気持ちに何度もなりましたからね。

ツァイガルニック効果というのもコレクションにおいては大きく作用しています。
ヒトは、未完成のモノを完成させたい、未遂行のモノを完遂させたいという心理になるコトを言うそうです。
先に書いた、DJ〇〇のプレイリストをレコードをすべて揃えたいっ!コンプリートしたいっ!って気持ちになるのは、まさにこのツァイガルニック効果ですよね。

ツラツラと書き綴ってみましたが、男性の方がアイテムに対するコダワリが強い傾向があるというヒトツの傾向がアナログレコードのコレクションに当てはめると・・・もうわかりみスギる様々なコトが心理的に起きるコトが原因で「好きな曲が収録されたレコードが欲しいっ!もっともっとレコードを蒐集したいっ!」っていう気持ちになるんでしょうね。
男性は小さい子供の頃からカードとかフィギュア、ミニカー等ナンらかのアイテムを揃えて集めるというコトが自然な習慣として身についているような気がするんですよね・・・コレってもうすでにDNAに刻まれている部分があるようなカンジなのかもしれませんね。

PETE HELLER / BIG LOVE
PETE HELLER / BIG LOVE の試聴
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で、レコード店にオッサンが多いのは、やはり時代的にレコードがフツーに手に入れるコトが出来た過去の文化的背景があると思われます。
つまり、音楽メディアがレコードからCDへ置き換わる時期にレコードに触れるコトが出来た世代が今のアナログレコードを買い支えている世代だというコトなんでしょう。
なので80年代に多感な中学生だった男の子が2022年になって40〜50代になって未だレコードを買っている→レコード店にオッサンが多いというコトになるのでは、ないでしょうか。
最近のニュースでは、「若者がアナログレコードを購入している」ってコトが報じられていますが、「お父さん世代がレコードを買っている」というコトよりもレコード世代でないデジタル・ネイティブな若い世代が古い過去のメディアであるアナログレコードの価値を見出して買って聴いているって方がニュースとして話題席が高いからじゃないでしょうか?
オイラも新しくオープンした大型の中古レコード店を実際に訪れた時に、エサ箱を一心不乱で掘っているお客さんを見て「オッサンばかりだなぁ〜」ってやはり思うのですが、その様子を報じたニュースサイトの見出しには「若者にアナログレコードが人気」ってなっているのを見て、実際の現状よりも話題性優先なのね・・・って思いますからね。
そう言っているオイラもカンゼンにそのオッサン率を高めているのですケドね・・・(笑)

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shinehead_jamaicaninnewyork
「レコードってどうやって収納するのがイイんですか?」という質問をご来店いただいたお客さんから受けました。
昨今のアナログレコード人気の影響もあって最近、レコードを聴きはじめたって人が増えてきたってコトは、このブログでも度々取り上げたコトがあります。
・・・と言うかですねビギナーさんアルアルなのかもしれませんが質問の内容がオイラからすると「えっ!?ソコですか・・・」って思う超基本なコトが多いんですよね。
イヤ、全然イイんですよ〜解らないコトや疑問に思うコトは、訊いてもらっても、だけどその内容というのが、レコードを長年聞いている側のニンゲンからすると当たり前スギて「えっ!?ソコ?」ってカンジちゃうコトが意外と多いんです。
やっぱりレコードが全盛期の70〜80年代にレコードで音楽を聴いた世代っていうのは、今40代とか50代の年齢になっているので、レコードを聴くという文化って90年代に入って一旦途切れてしまっているのでそうなっちゃうのも仕方ナイですよね。
先日もレコードの針・カートリッジを購入したいってお客さんがご来店いただいたのですが、どのカートリッジにするか複数ある種類で実際の聴き比べを店頭で実演していたんですよね。
で、聴き比べのたびにカートリッジの針圧調整をしていると「ソレって。ナニやっているんですか?」って訊かれて「あ〜適正な針圧に調整しているんですよ」って説明すると、「えっ?レコードって聴くたびに毎回、そうやって調整しなければイケないんですか?」って。
一瞬、ナニを言っているのか「はっ?」ってなったんですが、要するにカートリッジの針圧調整って概念自体がなくって、オイラが聴き比べのためにカートリッジを交換する度に調整しているのを見て、毎回こういった調整をするんだと、カン違いしたようです。
そもそもカートリッジの購入を検討しているお客さんがレコードに対してどれくらいの知見があるのかってコトは、コチラ側からは判断出来ないので当方としてはフツーにヤッているコトが、ビギナーのお客さんからすると「ナニをヤっているんだろう・・・?」ってなるようです。
ま〜だけど、ご質問頂いて幸いでした・・・カートリッジを変えたら針圧調整が必ず必要であるコトが解ってもらえて・・・(笑)

で、本題に戻ります。
最近、レコードを聴きはじめた人は、はじめは数枚だったレコードコレクションが、半年もすると数十枚に増加しているって状態になって
「あ〜レコード増えてキタ・・・」って思うワケです。
この自分の好きな音楽だけが収録されたレコードコレクションが目に見えて増えていくコトってナントモ言えない所有感・満足感をカンジる時であります。
大好きなレコードコレクションが増えていくコトがメチャ、ウレシイのですが困るのはその収納・保管です。
はじめはレコード・プレーヤーの横にちょっと置いていたダケでよかった程度の枚数だったのが、気がつけば結構なボリュームに・・・。
コレ、レコードにハマった側の経験から言うと・・・かなりの高確率で今後、時間の経過ともにますます増加するコト、間違いナシっ!なのです。
はじめにご質問いただいたお客さんも当初は、数十枚だったレコードコレクションが、今ではダンボールに2つ以上になって長い目で見て「コレ、レコードが増える度にダンボールに入れるのはちょっと・・・」って思うようになったみたいです。
そもそもレコードってどうやって保管・収納するのがイイのか・・・ってコト自体、レコード屋さんに訊いてみようって思ったそうです。
ま〜レコードの保管は、基本的にレコード棚に立てて保管がフツーですよね。
ソコでその立てて保管するには、ドコに収納するのかですケド、フツーにホームセンターとか行ってレコードの収納にピッタリのサイズの収納棚って売ってないんですよね。
ホームセンターでよく見かける組み立て式の棚ってレコードを入れると奥行きがたらないので5cmくらいジャケットがハミだすんですよ。
あと、強度です・・・レコードって1枚だとそんなに重さは気にならないんだけど、枚数が増えてくるとメチャ重いんですよ。
ちなみにレコード100枚くらいで約20kgにもなります。
ダンボールでもイイんですケド、自分の部屋にダンボールが転がっているのも見栄えとしては、全然映えませんしね・・・。
大好きなレコードだし、出来れば見栄えもよくキレイに収納したいって思うのが心情ですよね。

レコードの収納に関しては、もうハッキリと言えるのが素直にレコード専用の収納棚を買うのがオススメです。
LEXBOX
コレ、ヒトツの枠の中におよそ90枚〜100枚くらいのレコードを入れるコトが出来るので1台買えば200枚くらいのレコードを収納するコトができます。
標準的なレコードが入るダンボールだと2箱分くらいです。
はじめは、このLEX BOXを1台買えば充分だと思うのですが、このLEX BOXが満タンになる日が来るのは、実は結構早かったりします。
レコードが増える度に1台ずつ買い足せるのはイイのですが、LEX BOX 1台が4000円ホド・・・結構コレが、お財布にイタイんですよ・・・個人的な感想ですが、LEX BOXはお手軽で買い足しも出来るし使い勝手がイイんですが、コスパは正直あまりよくないんですよね。

ダンボールでは、なくお洒落にレコードを収納するならこういうのも使えます。
無印良品 硬質パルプボックス・フタ式・ストッカー
musi000
キャスター付きで移動出来るし枚数があまり多くなければ、コレもイイですね。
ま〜でもタブン・・・すぐに2台、3台と増えるコトになると思いますが、コレは強度的にあ積み重ねが出来ないので増えると部屋の面積が狭くなるという難点がありますね。

レコードのジャケットを飾れるこんなタイプのレコード収納棚もあります。
レコード・ディスプレイ・ラック
flap-record-box
ジャケットも飾れるしレコードもたくさん収納出来るし、価格も4枠で8800円とお手頃なカンジがします。
一見、「コレ、良さげ・・・」に見えるのですが、このディスプレイができるフラップ(蓋)が付いたタイプの収納棚って結構な確率でフラップ部分が破損するんですよ。
商品ページには、重ねるコトが出来ると書いていますが、強度的にはちょっと不安がありますね。

IKEAのオープンラックKALLAXもオススメです。
最近、お客さんにオススメした中では、かなり高評価でしたよ。
ikea-kakkax000
IKEAの製品では、コレまでEXPEDITというのがレコード収納に適していましたがモデルチェンジしてKALLAXに変わりました。
少しバージョンアップしたんですよね。
で、オススメなのがこのKALLAXの下部フレーム付きです。
レコード棚を使ってみれば解るのですが、棚を床に設置した時に、下の段のレコードって意外と取り出しにくいんですよ。
このKALLAXもフレームなしのモデルは、底辺が床に接しているのですが下部フレーム付きのモデルだと下段の棚が床から少し上がることによってレコードが取り出しやすくなるんですよね。
特にオススメなのが2段X4枠のモデルで、合計8つの枠で13,990円でひと枠あたりの価格ではコスパがメチャイイんです。
このKALLAX 1台だけで800枚ホドのレコードが収納可能です。
特に使って見て好評だったのが、天板部分にTechnics SL-1200のターンテーブル2台とDJミキサーがちゃんと横置きに設置出来て、なおかつ立ってプレイする時にちょうどイイ高さになるってコトです。
小さなスピーカーなら横に置くコトもできます。
とても使い勝手がイイIKEAのKALLAXなのですが、難点をあえて上げるとすれば基本オープンシェルフなので背板がナイってコトですね。
部屋の壁にピッタリと設置するか、ホームセンターでベニヤ板を買って背板に利用するかってカンジですね。

SHINEHEAD / JAMAICAN IN NEW YORK
SHINEHEAD / JAMAICAN IN NEW YORK の試聴
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レコードを収納棚にいれて保管する時の注意事項としては、棚に入れた時に出来るだけレコードが斜めにならないようにしてください。
レコード棚の枠に対して収納する枚数が少ないとレコードが斜めになってレコードが寄りかかっているレコードの重みで反ってしまうんですよね。
コレ、ホントよくあるので気をつけてください。
最近レコードを聴きはじめた人にこのコトを指摘すると「レコードって反るんですか?」って知らない人も多いようです。
なのでレコードの収納棚にスペースに余裕があれば空いた部分に本なのを詰めて出来るだけレコードが縦に直立するようして保管してください。
あと、お気に入りのレコードジャケットは、飾りたいって欲望があると思います。
短期間ならレコードジャケットをディスプレイして飾るのは、問題ないのですが、長期間ジャケット面を飾っていると窓から差し込む太陽光や部屋の蛍光灯の光によってジャケットの印刷が色あせて褪色するコトがあります。
コレ、光に含まれている紫外線が原因でジャケットのインクが褪せてしまうので、ジャケットを飾りたのであれば、定期的に飾るレコードの入れ替えを行うようにしてくださいね〜。

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dilatedpeoples_worst_reg

こんな記事を読みました。
山下達郎の偽物まで!空前のレコードブームで「総額500万円の買取も」
昨今のアナログレコード人気についての記事です。
記事の内容は、今のレコード人気についての起源やシティ・ポップがこのブームを牽引しているコト、レコード買取に関するエピソードなどが書かれています。
というか、記事の見出し・・・「偽物」というワードに個人的には、かなり釣られてしまいました〜(笑)
記事の本文には・・・
-------
(山下達郎の)『FOR YOU』(1982年のスタジオアルバム)は中国で偽物が作られているなんて噂も聴きます。
-------
偽物について書かれた文章っていうのは、上記の1行だけなのですが、この部分を大見出しに取り上げるって・・・ちょっと、釣り要素高スギですよね〜って、見事に釣られてしまったワケですが(笑)
上記の記事で取材に応えているレコード店の買い取り担当さんは、
「中国で偽物が作られているなんて噂も聴きます。」
ってカンジで、『FOR YOU』の偽物(ブートレッグ盤)があるって噂を聴きましたって憶測レベルで言っていますが・・・出てますね・・・ホントにニセモノ盤(ブートレッグ盤)がっ!

どうやらヤフオク等のフリマアプリで売買されているようですね〜山下達郎 / FOR YOU のニセモノ盤(ブートレッグ盤)。
ヤフオクでは、FOR YOUのオリジナル盤(1982年リリース)の平均的な落札価格は、コンディションにもよりますが、だいたい8000円から10000円くらいです。
日本のレコード店でも1万円前後で販売されています。
ところが、その山下達郎 / FOR YOU が中国最大規模のECサイト、タオバオで300元(日本円で6000円)ほどで販売されていますね。
ジャケットもレーベルもライナーノートも付属してもうホント、オリジナル盤と見た目はソックリっ!
コレは、ちょっと真贋を見極めるのは、困難ですね〜。

2022年7月現在では、正式なレコード会社から山下達郎 / FOR YOUのアナログレコード盤での再発盤は、リリースされていません。
タブン、世界的なシティ・ポップ人気で山下達郎 / FOR YOUのアナログレコード盤がプレミア化してニーズが高いという理由で狙われてニセモノ盤(ブートレッグ盤)が中国で作られて販売されたようです。
『FOR YOU』のオリジナル盤がリリースされたのは、1982年なので今から40年前のレコードです。
トーゼン、40年の歳月を経ているのでジャケットやレーベル、ライナーノートにはそれなりの経年経過によるヘタリや傷み、ヤレがあるのがフツーです。
しかし、いくらニセモノ盤(ブートレッグ盤)が精巧に作られていてもこの40年間の自然に起きるであろう経年劣化を再現するのは不可能です。
なので、ヤフオクで「美品」と謳われていたらちょっと注意が必要かもしれませんね〜。
上記の中国のタオバオでは「正版现货」日本語で「正規盤」と堂々と書かれていますね〜(笑)
山下達郎 / FOR YOU が、一番流通しているハズの日本で1万円ほどで中古の正規盤販売されているのものが、ナンで中国のECサイトで約半額の価格で販売されているのか、しかもソレが美品で何枚も・・・って、もうその時点でヘンでしょっ!
現在ヤフオクでも、相当数の枚数の山下達郎 / FOR YOU のアナログレコードが販売されていますが、中にはこの中国のタオバオで仕入れたニセモノ盤(ブートレッグ盤)が混ざって売られているようなカンジですね。
日本でも中国から輸入した商品を日本で販売するのってちょっとした副業みたいなカンジで流行っていますからね。

今までは、US盤やEU盤、いわゆる日本からしたら人気の輸入盤のレコードのニセモノ盤(ブートレッグ盤)がプレスされるコトが多かったのですが、ついに日本盤のニセモノ盤(ブートレッグ盤)が出てくるとは・・・レコード人気がついにココまで来たってカンジなのかもしれません。
シティ・ポップ人気で最近レコードを買うようになった人も多いと思うのですが、そんな中でも山下達郎 / FOR YOU は、ゼッタイに持っておきたい象徴的なマスト盤だと思うのです。
そのニーズに見合うようにこの時期にニセモノ盤(ブートレッグ盤)を投入するとは、中国のニセモノレコード業者もマーケティングを研究していますね〜。

ココまで書いたので山下達郎 / FOR YOU のオリジナル盤とニセモノ盤(ブートレッグ盤)の真贋ポイントをとりあえず紹介しておきます。
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コレがオリジナル盤

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コレがニセモノ盤
解ります?この違い・・・。

見極めのポイントはセンターレーベル(レコード盤の穴の周りにの紙部分)と実際に曲が刻まれている音溝との間の無音部分の幅が微妙に違うでしょ・・・。
この無音部分の幅の違いで見極めるようです。
ちなみにニセモノ盤(ブートレッグ盤)は、オリジナル盤に比べて少し無音部分が広くなっています。
また、ニセモノ盤(ブートレッグ盤)は、通常のレコード盤よりも重量感のあるヘビーウェイト盤(重量盤)でプレスされています。
レコードを持った瞬間に「アレ?ちょっと重いな・・・」ってカンジですね。
1980年代当時にリリースされた日本盤では、重量盤はかなり珍しいので盤が重いと思ったらニセモノ盤(ブートレッグ盤)確定でしょう。
あと、もう一点、センターレーベルと音溝の間の無音部分に通常レコードの製造番号が刻まれているのですが、オリジナル盤は、この部分がマシンエッチング(機械による刻印)なのに対してニセモノ盤(ブートレッグ盤)は、手書きで製造番号が刻まれています。
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マシンエッチングの写真

今現在(2022年7月)でのオリジナル盤とニセモノ盤(ブートレッグ盤)の見極めのポイントは、上記のようなカンジなのですが、もしかして今後より精巧な限りなくオリジナル盤に似せたニセモノ盤(ブートレッグ盤)がバージョンアップされて販売されるかもしれませんので、上記に書かれたコトが確定だと思わないほうがイイですね。
しかし・・・日本人アーティストのニセモノ盤(ブートレッグ盤)が出てくるってちょっとヤバいですね。
もし、山下達郎 / FOR YOU を所有していて、40年前のレコードにしたらありえないくらいメチャキレイ・・・しかも、ヤフオクやメルカリで買った・・・ってココロ当たりがある人は、自分のレコードがオリジナル盤かニセモノ盤(ブートレッグ盤)か確認してみるのもイイかもしれませんね。

DILATED PEOPLES / WORST COMES TO WORST
DILATED PEOPLES / WORST COMES TO WORST の試聴
next recordsのサイトでDILATED PEOPLESのレコードを探してみる

ちなみに竹内まりや/ バラエティ(Variety) もタオバオでニセモノ盤(ブートレッグ盤)が売られていたのですが、コチラは昨年2021年にオフィシャルな再発盤がリリースされた影響でニセモノ盤(ブートレッグ盤)は、どうやら駆逐された模様ですね。
タブン、山下達郎 / FOR YOU も正式な再発盤がリリースされたら中国産のニセモノ盤(ブートレッグ盤)は、竹内まりやのケースと同様になくなると思われます。
当店では、シティ・ポップのレコードは全く取り扱いがナイのでココで書いたコトに関しては、個人的には全く興味の対象外ではあるのですが、ブートレッグ盤撲滅委員会の会長としては由々しき事態なので記事にしてみました。
いや・・冗談ですよ、ブートレッグ盤撲滅委員会なんて、ナイですよ〜(笑)

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円安・・・相変わらず、進行していますね。
このブログでもココ最近、円安のコトを度々話題にしていますが、先日は「24年ぶりに139円を突破した!」ってニュースになっていました。
$1が139円ってオイラがレコード店をはじめてからココまで円安になったのは初ですね・・・。
というか、もしレコードの仕入れを直接海外は出向いて仕入れる買い付けメインでやっていたらと思うと、ちょっとオソロシイです。
エアチケットも高いし、現地での滞在費も高い、レコードも高い、日本への輸送費も高い・・・ちょっとコレ、どうやってコストを吸収できるのか解らないくらいのレベルではあります。
8月のお盆の連休は、日本からの海外旅行は大幅に落ち込みそうな予感がします。

一方、逆の見方で海外の人からすると日本が円安でとメチャお得感アリアリの状態です。
当店も海外からのお客さんからのご注文が5〜7月にかけて過去最大に増えています。
タブン、世界的にみて「レコード人気」っていうのも大きくカンケーしていると思うのですが、更に円安が拍車をかけているようで海外のレコードマニアからすると日本のレコード市場は、絶好の狩場になっているようなカンジですね〜。
しかし、当店で販売しているHipHopのレコードをアメリカの西海岸とか東海岸に在住しているお客さんが買っていくというのは、なかなかちょっとフクザツな心境でもありますね〜。
ま〜やっぱり現地では、それくらいナイんでしょうね、レコードが。
このあたりのコトは、以前にも話題にしました。
レコードの価格問題について想う

先日、ご来店いただいたお客さんとこんなハナシをしました。
以前から欲しいって思っているレコードがあったトコロ、当店でそれが入荷したコトを知ったのでカートに入れて他に一緒に購入するレコードを物色していて、数分後に購入確定しようとしたら「在庫がありません」と表示されたようです。
要するに、そのお客さんが、購入しようと思っていたお目当てのレコードが、他のレコードを見ている間に別のお客さんが先に購入してしまって買うコトが出来なった・・・というコトでした。
オンラインショッピングを運営している側の中の人的には、「ホント、すいません・・・」ってカンジなのですが、コレばかりはもう先着順なのでお店側ではどうにも対応ができません。
購入したかったレコードは、まぁまぁのレア盤でしたし、他のお客さんとニーズがカチ合ったんでしょうね。
結局、当店ではお目当てのレコードを購入できなかったお客さんは、海外の某大手マーケットプレイスでそのレコードを購入したそうです。
で、後日、訊いたおハナシでは、レコードは、無事届いたのですが、その購入金額が思いの外、高かった・・・とちょっとお嘆きでした。
レコード自体の価格は、納得できる価格だったので購入を決めたようですが、送料がハンパなく高額だったようです。
ん〜コレ「海外からの通販の送料が高い問題」ですね。
レコードの価格に関しては、結構気になるんだけど送料ってその発送される国によって大きく価格差がありますからね。
しかも売り手の送料設定や利用する配送業者によってまた差があったりするという・・・結局、欲しいレコードは見つかっても実際に購入する時に総額いくらになるのかってコトを相当、気にしないとイケないというコトですね。

このブログでも以前、言及したコトがあるのですが、日本からレコードを1枚送る送料と海外からレコードを1枚送る送料とのその国の経済事情や物価事情が大きくカンケーしていて、その価格差が2倍とか3倍とかになる場合が結構、あったりするんですよね。
レコード自体の価格は、数$で「結構、安いな・・・」って思ってもその送料が$30とかってコレもよくアリガチなんですよ。
で、そのお客さんが欲しかったレコードは、まぁまぁのレア盤だったコトもあり海外での販売価格は、ホトンド日本の販売価格と変わらなかったとのコトでした。
しかも、届いたレコードのコンディションは、「ちょっとビミョー」だったようです。
だけど、レコードを受け取った後日、配送業者から封書が届いたそうです。
で、封書を開封してみると「関税の立替費用のご請求書」が入っていました。
要するにまぁまぁの価格のレコードを購入したのでその購入金額に応じた関税が課せられたようです。
で、配送業者が税関での通関をする際に、購入者の関税を立て替えて払ったので「その税金と立替手数料を併せてお支払いください」という内容のコンビニでの支払いが出来る請求書が届いたようです。
その金額、2000円・・・

コレ、ちょっとショックですよね〜。
決してお得に購入できたレコードでもナイのにレコードを受け取った後に追加で費用を払うように・・・という追い打ちがかけられるって・・・。
オイラの想像ですがタブン、税金が1000円で配送業者の立て替え手数料が1000円って内訳でしょうね。
でお客さん曰く「今まで何度か、海外からレコードを買ったのに税金はかからなかったのにナンで今回は、課税されたんでしょうかね〜?」ってコトを言っていました。
フダン、海外からの輸入や輸出をしたコトない人は、あまり知られていませんが、レコードを送った配送業者で 課税がされる or 課税されないか ってコトが大きくカンケーしています。
コレは、某大手海外輸送業者さんから訊いたコトなのですが、売り手が「郵便」を利用して配送した場合は、税関でランダムで選ばれた荷物に対して課税されるコトに対して、売り手が「民間の配送業者」を利用して配送した場合は、申告金額に対してホボすべての荷物に課税されるのです。
売り手が郵便を利用した場合も時々、課税されるコトがありますが、コレはもうランダムで選ばれてしまったので仕方がナイとしか言いようがありませんね〜。
だけど、郵便の場合は、課税された関税徴収に関する取扱手数料が200円と比較的安いんですよ。
なので、今回の場合だともし売り手が郵便を利用して荷物を送っていれば関税1000円+取扱手数料200円の1200円だったのです。
もしくは、運が良ければ、0円になっていたかもしれません。
そのお客さんが、今まで海外からレコードを買った時に、売り手が郵便を利用して配送、そして購入価格がそれホド、高額ではなかったので課税対象にはならなかったのかもしれません。
しかし、今回の場合は、まぁまぁの購入金額で売り手が民間の配送業者を利用して出荷したので課税されたんでしょうね。

日本でレコードを購入する時って消費税くらいしか意識するコトないのですが、海外からの買い物をして輸入する場合は、フダン意識するコトなんてない関税がかかるとは・・・しかも先に書いたように円安のコトや配送料高い問題もありますし、・・・なかなか安くレコードを手に入れるのはムズいですね。
前記した某大手海外輸送業者さんのハナシでは、コロナ禍になってから海外通販を利用する人がメチャ増えたって言っていました。
だけど、コレまで海外通販を利用したコトがない人まで利用するようになってそういった関税絡みのトラブルがとても増えたって言ってましたね。
商品を受け取った後になって高額な税金の請求がされて「税金を払いたくない!」とか「こんなに税金がかかるのを知っていたら買わなかった!」とかって荷物を受けった後にゴネル的なコトがよくあるそうです。
ソレを配送業者に訴えてもね・・・(笑)
最近だど、海外の通販サイトも多言語されていて日本からアクセスしたら海外サイトであってもフツーに日本語表示されて日本からでも国内のネット通販と変わらない様なカンジでクレジットカードを使ってあっけなくカンタンに買い物が出来ますしね。
レコードに関しては、関税はまだ、安い方ですが、やはり高額なレア盤を購入する時は、税金のコトまで考えて購入した方がイイですね・・・って、オイラは、思うのですがフツーに一般にレコードを買っている人からしたら、海外でレコード買った場合は、どれくらいの価格でいくらの税金がかかるのかナンて解りませんよね〜。

JAY-Z / DEAD PRESIDENTS
JAY-Z / DEAD PRESIDENTS の試聴
next recordsのサイトでJAY-Zのレコードを探してみる

そのお客さんから、「ネクストさんで売ってるレコードの値段と海外通販で買ったレコードの値段って総額だと海外から買ったほうが割高だったんですが、やはり業者さんって一般の人が買うよりも割安で購入出来るルートってあるのですか?」って訊かれました。
イヤイヤ、そんな特別なルートなんて存在しませんっ!
タイトルによっては、全く利益が出せない仕入れもする場合がありますよ。
だけど、そういった「ナンだコレーーーっ!」って思ってもらえるようなタイトルも入荷しないとお客さんに見てもらえないですからね。
そういったイミでは、宣伝効果的な部分もありますね。
ん〜しかし、今の円安・・・早く、海外からの渡航制限がなくならないものかな〜だけど、コロナの感染者数も過去最大に増えてるみたいだし、また、入国制限が厳しくなる方へ向かいそうな予感がしますね。

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イヤ〜ホント、「レコードを最近、聴きはじめました〜」って人が増えてきたなぁ〜ってコトを実感している渋谷の零細中古レコード店主であります。
特に、週末の土日は、そういった「最近レコード聴きはじめた組」のお客さんの来店が多いですね。
楽しいんでしょうね〜レコードを聴く環境が揃って、好きな曲のレコードを探すためにレコード店巡りをしてお目当てのレコードを見つけてソレ等のコレクションが増えていくってコトが。
先日、当店でレコードをご購入いただいたお客さんから
「買ったレコードを家で聴くと針飛びがするんですケド・・・」ってご連絡がありました。
別に「オイっ!オタクで買ったレコードが、針飛びするやんけっ!不良品を掴ませやがてっ!どないなっとんねんっ!」って調子では全然ナイんですケドね〜(笑)
関西弁なのは、あくまでイメージです。

ご連絡いただいたお客さん、その音飛びするレコードを店頭で購入前に試聴しているんですよ。
その時、一通り試聴していただいて「イイ曲ですね〜」ってご購入してただいたのです。
お客さん的には「お店で聴いた時は、ナンの問題もなかったのに・・・ナンで?」って思ったんでしょうね。
オイラには、お客さんの自宅で針飛びが起きる状況というか原因ってナンとなく想像がつくのですケドね。
電話でそのコトを説明してもなかなかお客さんへ要領を得るようにお伝えしにくいので次にご来店時にその針飛びが起きるレコードを持ってきてもらうようにお願いしました。
で、先日ご来店いただいた時に、店頭のターンテーブルでその針飛びが起きるレコードをプレイしてみると・・・トーゼン、針飛びは起きません。
その時に、お客さんへレコードの針飛びが起きる現象について説明したのですが、意外にも「へぇ〜そうなんですか・・・ソレは、知りませんでいた!」ってカンジだったので、今回はレコードの針飛びに関するハナシをしてみます。

主にレコードの針飛びには、その原因がレコード自体にある場合とレコードプレイヤーに原因がある場合の2つのパターンが想定されます。
レコードに原因がある場合は、レコードをキレイにクリーニングするコトで、針飛びが改善出来る時と、物理的にレコード盤に刻まれている音溝が破損していて針飛びが治らない場合があります。
レコード盤が著しくヨゴレていたり、時々あるのですが大きなホコリやゴミが音溝に付着していて再生時にその部分にレコード針がさしかかった時に、ゴミがレコード針がトレースする音溝を塞いでしまっているコトでレコード針がジャンプしちゃって再生時の音が飛ぶワケです。
ま〜コレは、よくあるケースで、レコードをキレイにしてあげるコトで針飛びが起きなくなります。
このブログでも今までにレコードのクリーニング方法は、何度も紹介していますのでソチラを読んでください。
極めろっ!レコード磨き道!

で、レコードの音溝に物理的に破損している場合、いわゆるレコードに致命的なキズが入っていて音飛びが起きる状況・・・コレは、もうダメです、ザンネンですが諦めてください。
買った直後のレコードでこういったキズによる針飛びが起きる場合は、もしかしたらレコード店に問い合わせる親切なショップであればナンらかの対応をしてくれるかもしれませんが、キズの入ったレコードは、基本的に治すコトは出来ないと思ってください。
注意すべきは、中古レコードは、店頭で購入する時には、出来るだけ自分でコンディションチェックをするコトをオススメします。

で、今回のお客さんからのお問い合わせがあったケース・・・コレは、お客さんが使っているレコードプレーヤーに問題があったケースです。
この記事の冒頭でも書きましたが、最近レコードを聴きはじめた人にアリガチなのですが、レコードプレーヤーのセッティングがキチンとされていない場合がとても多いような気がします。
イヤ、実は、もうナン年もレコードを聴いている人でも正しくレコードプレーヤーのセッティングを理解できている人は、あまり多くナイのではないかな・・・って思うフシもあります。
レコードプレーヤーのセッティングって決して難しいコトではナイのですが、或るイミ適当にセッティングしてもそれなりにレコードの再生が出来ちゃう部分もあるので「ちゃんと再生出来ているので、コレでイイんだろう・・・」ってカンジでダメダメなセッティングのまま、使用されている場合も多いようなカンジなのでしょう。
今回のお客さんの針飛びが起きたケースは、レコード針が特定の箇所にさしかかった時に「プッっ!」とレコード針がレコードの内側に進んでしまうとのコトでした。
コレね・・・時々あるのですが、要するにカートリッジの針圧・トーンアームの高さ・アンチスケーティングの設定が正しく出来ていないようでした。
針圧とトーンアーム高さの設定は、結構目でみて解るコトなのですが、アンチスケーティングは、「コレは、一体どんな働きがあるの?」ってコトを理解していない人も多いようです。
ちょっと解りにくいですよね・・・アンチスケーティングって、ダイヤルをひねってもナニが変わっているのか目で見てわかりませんしね。

カンタンですが、アンチスケーティングとは一体どんな設定なのかというコトを説明します。
ターンテーブル上でいつも右回りに回転しているレコードの上にレコード針の載せるとレコード針は、内側つまり音溝の進行方向へ常に進もうとするチカラが働いているんですよね。
コレをサイドフォースっていうのですが、その状況ではレコードはいつも針飛びが起こりやすい状況になります。
ま〜そうですよね、常に横側にチカラがかかっているワケだからレコードの音溝の振幅の状況によっては、レコード針がサイドフォースのチカラに負けて本来トレースしなければイケない音溝を1本飛ばして再生しちゃうコトで音が飛んじゃうワケです。
で、常に内側へ進もうとするレコード針を外側へ引き戻そうとするチカラを加えるのが、アンチスケーティングなのです。
文章で書いても解りにくいのでテスト動画を見てください。
下記のレコードプレーヤーは、アンチスケーティングの数値を0、針圧も0gにした時にレコード針は、フワッとバランスよく浮いて停止した状態ですが、アンチスケーティングの数値を増やすとトーンアームが外側に引っ張られて手前に戻ってきているのが解ります。

このようにレコード針が内側に進もうとするチカラ、つまり針飛びがしやすい状況をアンチスケーティングによって引き戻すチカラを加えて打ち消して相殺させるという機能なのです。

鉢飛びが起きたお客さんのレコードプレーヤーは、アンチスケーティングの数値が0になっていた様で、常に内側に進もうとするチカラがかかっていて針飛びが起こりやすい状況だったようです。
ん〜コレね・・・アンチスケーティングの数値が0でも意外と針飛びとか全然起きない場合も多いので問題なく再生できているからコレでOKなんだろう・・・って思い込みやすいんですよね。
そして、普段問題なくレコードの再生出来ている状況で、新しく買ったレコードで針飛びが起きるものだから「不良品のレコードだっ!」って思っちゃうようです。
最近レコードを聴きはじめた人ってやはりトーゼンですが、最近レコードプレーヤーを購入した人でもあるワケです。
特にレコードプレーヤーの定番機種であるTechnics SL-1200を手に入れた人の多くは、中古で買った人も多いんですよね。
そういうコトもあって、サスガにレコード針は中古では問題ありスギなので新品を用意して説明とかを読んだりYouTubeで見たりして見よう見まねで設定するようですね。
だけど、アンチスケーティングがどういった機能・働きをしているのかってコトは、あんまり詳しく解説されていないんですよね。
中古で買ったTechnics SL-1200ってホトンド、取扱説明書も付いていませんしね。
コチラでTechnics SL-1200の取扱説明書をダウンロード出来るので今まで一度も読んだコトがなければ、一通り目を通してみるのも良いかもしれませんね。

というか、上記の説明書でもアンチスケーティング機能のコトは、全然解説されていませんね〜。
Technicsの取説では、針圧の同じ数値のアンチスケーティングにするよう推奨していますね。

この記事を読んで「アレ?俺ってターンテーブルのセッティングってちゃんと出来ているのかな?」って思ったら一度、SL-1200の取扱説明書を読んで正しいセッティングをもう一度見直してみるのもイイかもしれませんね〜。

ALEPH / FIRE ON THE MOON
ALEPH / FIRE ON THE MOON の試聴
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当たり前ですが中古レコードって同じ曲であってもコンディションは、ソレこそ千差万別なんですよね。
しかも、中古レコードを販売しているレコード店もキチンとクリーニングしているお店もあれば、盤面にホコリや指紋が付いたまま販売されているレコード店もあったりして、オイラ的には「コレは、ナイでしょう〜」って思うようなコンディションもフツーに店頭に並んでいる場合も多いんですよね。
最近レコードを聴きはじめた人もそうった中古レコードのフクザツな状況のコトをよく解らないまま、新品のレコードと同じ様な感覚で購入しているフシもあるようで、イヤイヤそんな買い方で大丈夫?って心配になったりします。
特に中古レコードやレコードプレーヤーに関しては、ヤフオクとかメルカリでの購入が盛んですからね・・・一般の人が知識のない売り手が、知識のない買い手に千差万別の中古アイテムを販売するという状況ですね。
衣料とか書籍ならイイと思うのですが、レコードとかプレーヤーは、そのアイテム独特の状況や背景をちゃんと理解できていればイイのですが、既に販売されて20年とか30年のある種、アンティークなアイテムですからね。
ん〜なかなかのカオスな状態です・・・(笑)
当店では、中古のTechnics SL-1200の販売もしているのですが、買い取り査定の時にコンディションのチェックをするのですが、「コレは、ちょっとダメだな・・・」って思うSL-1200も多いですよ。

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